IWJ代表の岩上安身です。
2025年も、大晦日となりました。
本年は、IWJを支えていただき、誠にありがとうございました。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
12月は1日から29日までの29日間で、月間目標額の35%に相当する120万2500円のご寄付・カンパをいただいています。
ご支援くださった方々、誠に、ありがとうございます!
しかし、月間目標額の350万円に到達するには、あと65%、229万7500円も不足しています!
第16期がスタートして以降、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円に対し、8月は16%、9月は14%、10月は33%、11月は55%にとどまりました。これで1年の3分の1、4ヶ月連続、目標未達となってしまいます!
安定的な活動のための資金が、IWJは不足しています。財政的には厳しい状況が続いており、真実を伝えていく活動の困難を、痛感しています!
12月31日ギリギリまで、、有料会員登録と、ご寄付・カンパによる皆様のご支援をお待ちしています!
2010年12月1日にIWJを設立してから、15年が経過いたしました。
この15年の間に、インタビュー用の撮影機材や、取材用の撮影機材、動画編集用のPCやソフトなどは、大きく進化し、IWJ設立当初に揃えた機器類は、すっかり時代遅れになってしまいました。
特に問題なのは、マイクロソフト社が、今年10月をもってウィンドウズ10のサポートを終了すると発表したことです。
現行のウィンドウズ11では、現在「岩上安身インタビュー」で使用している動画カメラの記録フォーマット(映像や音声データの記録の規格)が対応していないため、音声が再生されないことがわかっています。
今年10月以降、社内のPCはすべて、セキュリティ面でのリスクを避けるために、ウィンドウズ11への移行を済ませました。
動画班が動画編集に使っているも、ウィンドウズ11へ移行した上で、いくつかの裏技的な方法を使い、何とかインタビューの編集を続けているのですが、現実として、複数台のカメラを使って収録したインタビューのデータのうち、何台かの音声が再生されない、映像と音声で、まったく違うところが再生される、動画編集ソフトがフリーズし、動かなくなってしまう、などの現象が多発しています。
インタビューでは3台のカメラを同時に使っていますが、これらの撮影機材を、現在主流の記録フォーマットを使うカメラに買い替えるには、およそ180万円ほどがかかるという見積もりが出ています。
さらに加えて、15年が経過した社内では、電話機やパソコンなどが一斉に耐用年数の限界を迎え、電話の不通やメールの不達が起きたり、排水管の老朽化で、2つある社内のトイレの一つが使えなくなるなど、2025年はトラブル続きの1年でもありました。
16年目を迎えたIWJは、こうしたハード面、設備面でも、新たな設備投資の必要性を痛感しています。
どうぞ皆様、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)
(新規会員登録の方)
年会費をまとめてお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
■2025年年末年始特別フルオープン記事のご案内
2025年も最後となりました。今年も、年末年始限定で特別にIWJコンテンツをフルオープン化して、お届けします。
例年のように、今年の岩上安身のインタビューを中心としたコンテンツはもちろんですが、今年は2014年のコンテンツを振り返ります。
ウクライナ紛争は、戦場でのロシア軍優勢が確定的となり、和平合意まで時間がかかればかかるほど、ウクライナ側が領土を失っていく状況に陥っています。
米国はトランプ政権が、和平交渉を推し進めながら、ウクライナ国内の汚職捜査機関を操ってゼレンスキー政権に汚職捜査でプレッシャーをかけています。
欧州は、ロシアの凍結資産をウクライナ支援に流用する計画で頓挫し、欧州自身の共同債でウクライナ支援を行うことになりました。
もうすぐ4年になろうとするウクライナ紛争がこのまま停戦へ向かい、恒久的な平和を維持する体制を構築できるのか、まだ見通せません。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ国民向けのクリスマス・メッセージ動画で、「彼が野垂れ死すればいい(とウクライナ国民は皆願っているだろう)」と、とても祝祭の日とは思えないメッセージを出し、物議を醸しました。「彼」は明示されていませんが、プーチン大統領を指すとの見方がほとんどです。
ゼレンスキー氏が使った「シュチョブ・ヴィン・スコナフ」というウクライナ語は、「くたばればいい」「のたれ死ぬ」「(苦しんで)最期を迎える」という強い意味を持ち、「惨めな死」や「報復としての死」を願う攻撃的な言葉です。
要人暗殺に対するきわだった執着は、イスラエルとウクライナに共通する要素です。
呪詛の言葉を吐く時に、相手の名前を直接出さないで、聞いた者に確実にその相手を連想させるレトリックは、一種のマインドコントロールの手法です。「ロシア」とは言わずに、ロシア側を示す言葉としては「悪」を繰り返し用いています。
※Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський@ZelenskyyUa(1:19 AM・Dec 25, 2025)
※”Чтобы он умер”. В поздравлении с Рождеством Зеленский заявил о мечте украинцев(「彼が死ぬこと」ゼレンスキー大統領はクリスマスの挨拶で、ウクライナ国民の夢について語った、ストラーナ、2025年12月24日)
また、24日、モスクワで、爆発物によって、交通警察官2人ともう1人が死亡しています。
『RT』によると、この爆発現場は、今週初めに将軍が暗殺された現場からそう遠くない、ということです。犯人は特定されていません。
将軍の爆殺テロは、人物を特定して行なったものでしょうが、警察官らが巻き添えをくらった街頭での爆発テロは、標的は誰でもいい、無差別テロだったろうと思います。
このようなテロ事件が連続しているときに、「彼がくたばればいい」などというメッセージを、大統領(法的には任期切れであり、選挙も行っていないので、正式な大統領とはいえない)とみなされているゼレンスキー氏自身が、発しているのですから、彼には、戦時法規を守った上で、正規戦を戦っているという自覚は、ないのかもしれません。
あるのは、ただただ、憎悪だけです。
※Russian officials say army general killed in explosion(DW、2025年12月22日)
また、24日、モスクワで、爆発物によって、交通警察官2人ともう1人が死亡しています。『RT』によると、この爆発現場は、今週初めに将軍が暗殺された現場からそう遠くない、ということです。犯人は特定されていません。
※Two traffic cops killed in Moscow bomb blast(RT、2025年12月24日)
29日には、ロシアのノヴゴロド州にあるプーチン大統領のヴァルダイ公邸が91機のドローンで攻撃されました。ロシア国防省は、ウクライナによる攻撃と断定しています。91機のドローンはすべて撃墜されたと発表されています。
このヴァルダイ公邸攻撃事件の詳細は、新年にお届けします。
※Минобороны РФ подтверждает, что Киев атаковал дронами резиденцию Путина(ロシア国防省は、キエフがドローンでプーチン大統領官邸を攻撃したことを確認した、ストラーナ、2025年12月29日)
※Trump ‘very angry’ about Ukrainian attack on Putin’s residence(RT、2025年12月29日)
軍事的にも、政治的にも、経済的にも、外交的にも追い詰められているゼレンスキー氏が、プーチン大統領への呪詛の言葉を吐き、実際に、ウクライナ軍にテロ攻撃を命じて、邸宅を襲わせているのを見ると、信頼できる和平合意は、おそらくは成立しないだろうと想像がつきます。
仮に和平合意が形式的に結ばれても、いつでも、テロ攻撃によって破られうる気がします。そうなると、結局、決着は、「文明」的な話し合いではなく、戦場で相手が降伏するまで続く、ということになります。
明るい見通しは、なかなかもてません。
大きな転換点を迎えているウクライナ紛争ですが、繰り返し岩上安身が指摘してきたように、このウクライナ紛争は、2022年2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻に始まったのではありません。
少なくとも2014年のユーロマイダン・クーデターの時から遡って振り返らないと、その時から事実上始まっていた流血のウクライナ紛争について、理解することはできません。
この紛争は、ロシアとウクライナとの単純な紛争ではなく、外部からこの紛争に様々な主体が絡んできました。
ウクライナ内部でも、クーデターによって裂け目ができて、内戦(一方的な政府軍による攻撃という、非対称なものですが)が勃発してきたこと。
外国も関与して、停戦交渉が締結されたのに、早々にウクライナ軍によって破られたこと。
挑発されていると重々分かっていて、武力介入を8年間も、自重していたロシア軍も、結局、ウクライナに軍事介入せざるを得なくなったことなど、理解できなければ、なぜ、そう簡単には和平に辿り着けないのか、理解できません。
さらに遡れば、1989年のマルタ会談での、米ソ冷戦の終結。その翌年の1990年の東西ドイツ統一とNATOの東方への拡大は行わないという約束。そしてその翌1991年のウクライナ独立とソ連の崩壊まで、遡って理解する必要があります。
ソ連以前のロシア帝国の時代から、ひとつの帝国だった国が、一気に15の構成共和国単位で独立を宣言したわけです。当然、独立した国に、支配的民族ではあったロシア人が大量に取り残されてしまったのです。
独立を宣言したウクライナにも、総人口の約4分の1から3分の1に相当するロシア人が、取り残されました。
彼らの多くは、その場所が、自分が生まれ、育った故郷でしたし、家族も友人もいて、学校や職場もありました。
ソ連全体の公用語はロシア語でしたし、独立したウクライナ共和国になっても、公用語に新たにウクライナ語が加えられて、複数民族、複数言語国家になっただけでした。ロシア人は、それまで共生してきたウクライナ人と、平和共存できると思っていたのだと思います。
したがって多くのロシア人達は、慣れ親しんだその場に残り、ウクライナ国籍を取得して、ロシア語話者として生活することに、独立当初は、問題を感じませんでした。
本国のロシア人にも、独立した各共和国にいるロシア人にも、このときには、「油断」があったのだろうと思います。
冷戦の終結と、ソ連崩壊直後、東西冷戦が、血の流れる本物の戦争にならずに終わって、これからは平和で自由になれるんだ、西側のようになれるんだ、という期待感があったのだろうと思います。
最後のソ連最高指導者となったゴルバチョフ氏の、理想主義的な「ヨーロッパ共通の家」構想がどこか頭の片隅にあったのかもしれません。
自分達が、東に拡大されたヨーロッパの一部に迎え入れられる、という希望があったのだろうと思います。
しかし、現実はそんな甘い期待に応えてくれませんでした。西側の国々の「善意」を、旧ソ連人、なかんづく、ロシア人達は、素朴にも信じ過ぎてしまったのだと思います。
本当に、西側に、ロシアを包摂しようという思いがあれば、EUにも迎え入れていたでしょうし、NATOにも入れていたでしょう。
実際、ロシアは、NATOに加盟したいという希望を持っており、プーチン大統領からクリントン大統領に直接、その希望を伝えたこともあります。返事はその場では濁され、翌日、「難しい」という回答が寄せられました。米国には、ロシアを「仲間に入れる」気など、さらさらなかったのです。
そもそもNATOの本質は、ロシアを仮想敵とするものです。それは東西冷戦が終わっても、解体も再編もされずに、続きました。
東西ドイツ統一のソ連による承認は、「1インチもNATOを東方へは動かさない」という約束とバーターだったのに、ドイツ統一を果たした後は、西側は、信義則などなんなその、知らぬ存ぜぬで、NATOの拡大を続けました。
そして、2008年のブカレスト首脳会議で、ロシアにとって直接、国境を接する、ウクライナとジョージアを将来の加盟国とするところまで迫ってきて、西側の二枚舌外交の真の目的は、ロシアを「共通の家」に迎え入れるどころか、弱体化して、バラバラにしてしまうことにあることが明らかになりました。
しかし、その結果、火をつけた米国はひと足先に火中から抜け出し、ウクライナは敗退し続け、対露制裁によって安価なエネルギーを失った欧州は経済的にガタガタに崩れてしまいました。
しかもなお、ウクライナを降伏させてしまっては、次は欧州がロシアに侵略される、などとという、倒錯した、非現実的なパラノイア的なプロパガンダのもと、軍拡に突き進む、というクレージーな状態に至っています。
2025年までは、ロシア・ウクライナ戦争(紛争)でしたが、2026年からは、欧州が大きく変質してゆく可能性があります。同時に米国も、EUやNATOをこれまでのように存続を認めるのか疑問です。
トランプ政権下で発表された新たな米国国家安全保障戦略は、EUのような超国家組織に対して、すこぶる否定的であり、今もなお、国際社会における唯一のプレイヤーは各々の国家であると、言い切っているからです。
4年前に、バイデン政権下で、ロシア軍のウクライナへの軍事介入として始まった事態は、途中で、バイデン政権からトランプ政権へと政権交代をはさみ、すべてが思いがけない方向へと進みつつあります。
この間、真実は常に、情報操作やプロパガンダで歪曲され続けてきており、多くの人々が混乱をきたしていますが、根本の誤謬を正していけば、カオスの中で、本当は何が起きているのか、必ず見えてくるはずです。
岩上安身は、1989年のペレストロイカ末期、冷戦の終焉の時点から、IWJとしては、2014年のユーロマイダン・クーデターから、ウクライナ紛争、そして2026年にも続くと見られる、世界危機というべき一連の事態をウォッチし続けてきました。
ウクライナ紛争が大きな転換点を迎える今、2014年の関連コンテンツを、年末年始限定で、特別にフルオープン化します。この機会にぜひ御覧になってください。
【2025-2026、年末年始限定フルオープン!】
<2014年ユーロマイダン・クーデターに始まるウクライナ動乱関連コンテンツから>
[岩上安身によるインタビュー]
※ウクライナ政変 なぜオバマはソチ五輪開会式を欠席したのか~岩上安身によるインタビュー 第406回 ゲスト 孫崎享氏(2014.3.13)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/129234
※ウクライナで何が起こっているのか ~岩上安身によるインタビュー 第409回 ゲスト ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所 服部倫卓氏(2014.3.20)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130176
※ウクライナ極右と反ユダヤ主義 ~岩上安身によるインタビュー 第411回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第1夜(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/130775
※「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ ~岩上安身によるインタビュー 第412回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第2夜(中編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134351
※動乱のウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第413回 ゲスト 大阪大学助教・赤尾光春氏 第3夜(後編) 2014.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/134763
※「日露エネルギー同盟を締結せよ!」シェールガス革命の幻想と日本のエネルギー戦略のこれから~岩上安身によるインタビュー 第425回 ゲスト 現役の経産省官僚・藤和彦氏 2014.5.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/141351
※【ガザ侵攻】誰からも罰せられることのない者がいる、不均衡な世界~岩上安身によるインタビュー 第440回 ゲスト モントリオール大学教授・ヤコブ・M・ラブキン氏 2014.7.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/156099
※世界の「いま」は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第443回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏(2014.8.1)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297
※米国の新世界戦略を読み解く ウクライナとガザ侵攻における「ダブルスタンダード」を厳しく批判~岩上安身によるインタビュー 第445回 ゲスト アメリカン大学教授ピーター・カズニック氏・乗松聡子氏(2014.8.8)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/160561
※ウクライナ危機は「米国によるユーラシア不安定化のステップ」 イングドール氏が警告、東に舵を切れ! 「ワシントンの奴隷国である限り破壊と低迷があるだけ」~岩上安身によるインタビュー 第480回 ゲスト F・ウィリアム・イングドール氏(2014.9.12)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/204610
※ウクライナ危機は「平和的解決」が必要 社会正義の実現と「富の再配分」をめざすドイツ左翼党オリバー・シュレーダー氏が訴える 岩上安身のドイツ取材で~岩上安身によるインタビュー 第481回 ゲスト ドイツ左翼党 オリバー・シュレーダー氏(2014.9.15)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/204079
※「ロシア=プーチン、プーチン=悪魔」?単純化された「西側」の構図に異論~岩上安身によるインタビュー 第459回 ゲスト ライプチヒ大学リヒター・シュテフィ教授(2014.9.16)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169482
※シリア・イラク情勢とウクライナ危機を結ぶ線 中東の要衝・シリアをめぐり展開されるエネルギー地政学~岩上安身によるインタビュー 第479回 ゲスト 元シリア大使・国枝昌樹氏(2014.11.6)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/203941
※ウクライナ危機、イスラム国、TPP…アメリカ帝国主義の世界戦略を読み解く~ 岩上安身によるインタビュー 第503回 ゲスト 『日本に巣喰う4つの“怪物”』著者 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏(2014.12.18)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/214711
※米国に”依存し過ぎている”日本の現実~ウクライナ危機、辺野古新基地建設、北方領土、TPP…クリミアを電撃訪問した鳩山由紀夫元総理に岩上安身が聞く~岩上安身によるインタビュー 第519回 ゲスト 鳩山由紀夫氏 2015.3.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/240251
※「国家として、メルトダウンしかかっている」混乱が続くウクライナ、プーチン大統領の次なる戦略とは~岩上安身によるインタビュー 第536回 ゲスト 法政大学教授・下斗米伸夫氏(2015.5.7)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/244787
[2014年、岩上安身によるドイツ取材]
※カタストロフィ、デジタル公共空間、デモクラシーの未来(Catastrophes, Digital Public Spheres and the Future of Democracy) ー岩上安身講演部分 2014.9.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/171418
※「今さら従軍慰安婦を否定するなら、日本は戦後築いてきた信用をまったく失うことになる」 ~ 岩上安身によるインタビュー 第465回 ゲスト 梶村太一郎氏 2014.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169047
※メルケル首相「ホロコーストを忘れてはいけない」 ドイツ政府をあげて「二度と反ユダヤ主義を許さない」ベルリン大規模集会で 2014.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/169062
※「親愛なる襲撃者へ」~自分を襲った男に「一緒に働こう」と呼びかけた山内斉氏~岩上安身によるインタビュー 第456回 ゲスト 山内斉氏 2014.9.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/170633
[2014年~2015年初のIWJコンテンツ]
※【IWJブログ】「クーデター」か「高潔な革命」なのか~ウクライナ政変にロシアの軍事介入が及ぼす影響(2014.3.6)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128137
※【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民(2014.3.6)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/128095
※【IWJブログ】ウクライナ政変第2幕 クリミアの独立・ロシア編入までのドキュメント ~コソボ独立を承認した米国のダブルスタンダード(2014.3.27)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/131570
※【IWJブログ】検証 クリミア独立・ロシア編入住民投票~選挙結果は「捏造」だったのか?ウクライナ憲法違反か?(2014.3.28)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/131618
※【IWJブログ】ウクライナ政変~第3幕の始まり(2014.4.4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/132598
※【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】オデッサの「惨劇」、緊迫続くウクライナ東部 米国はウクライナを「戦場」にするのか(IWJウィークリー48号より) 2024.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/138337
※「地図上の親ロシア派、親欧米派という分け方は無意味」 ~ピスクノーワ・オクサーナ氏、ウクライナを語る(2014.6.7)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/145527
※第三次世界大戦前夜!? もはや「プーチン悪玉論」は通じない! ウクライナ危機の解決へ向け、「最後の協議」が始まる 元バイエルン州行政裁判所裁判官・フォンナーメ氏特別寄稿!(2015.2.12)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/232350
<2025年コンテンツから>
[岩上安身によるインタビュー]
※西側政府とメディアはなぜ、マイノリティーのウクライナ国民であるロシア語話者への差別、殺戮に「沈黙」し、 ロシアの介入を「いわれなき侵略」と言い続けたのか!? 2015年から2022年までドンバス戦争を現場でその目で見てきた元OSCE監視員が、 ウクライナ戦争の「真実」を明らかにする!岩上安身によるインタビュー第1209回 ゲスト 元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員 ブノワ・パレ氏(その1) 2025.12.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529868
※西側政府とメディアはなぜ、マイノリティーのウクライナ国民であるロシア語話者への差別、殺戮に「沈黙」し、 ロシアの介入を「いわれなき侵略」と言い続けたのか!? 2015年から2022年までドンバス戦争を現場でその目で見てきた元OSCE監視員が、 ウクライナ戦争の「真実」を明らかにする!岩上安身によるインタビュー第1209回 ゲスト 元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員 ブノワ・パレ氏(その2) 2025.12.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529875
※「『ガザ』は、欧米世界にとって不都合なもの、役に立たないものを、『テロリスト』『不穏分子』などとレッテルを貼って、振り分けて処分する、非常に先鋭的なモデルだ」!! 欧米諸国政府の対中東政策を批判的に論じる思想家ハミッド・ダバシの新著『イスラエル=アメリカの新植民地主義:ガザ〈10.7〉以後の世界』を読む! 岩上安身によるインタビュー第1202回ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 第1回(後編) 2025.8.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528735
※日本で持ち上げられている哲学者、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルクス・ガブリエル、ユルゲン・ハーバーマスの共通点は、「そろいもそろって無意識の西洋中心主義者のグループ、植民地主義者、そしてレイシストだということ」! イスラエルの自衛権は認めても、ハマスやイランの自衛権は決して認めない!! 欧米諸国政府の対中東政策を批判的に論じる思想家ハミッド・ダバシの新著『イスラエル=アメリカの新植民地主義:ガザ〈10.7〉以後の世界』を読む! 岩上安身によるインタビュー第1202回ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 第1回(前編) 2025.8.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528676
※ユルゲン・ハーバーマスらドイツ哲学者に一貫したヨーロッパ中心主義とレイシズム!「ドイツは100年以上にわたって、イスラエル(シオニスト)がパレスチナ人を虐殺するのを我が事のように楽しんできた」!! 欧米諸国政府の対中東政策を批判的に論じる思想家ハミッド・ダバシの新著『イスラエル=アメリカの新植民地主義: ガザ〈10.7〉以後の世界』を読む! 岩上安身によるインタビュー第1208回ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 第3回(その4) 2025.11.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529674
※上海協力機構(SCO)首脳会議が開催された天津は、列強が中国を植民地化した「天津条約」の締結地! プーチン大統領は、SCOが「真の多国間主義」を体現し、「時代遅れの欧州中心モデル、欧州大西洋モデルに取って代わるものだ」と訴え!「親米国」のはずのインドのモディ首相は、プーチン大統領と手をつなぎ、「米国に中指を立てた」! 岩上安身によるインタビュー第1206回ゲスト エコノミスト田代秀敏氏 第4弾 前編1 2025.9.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529046
※大阪・関西万博の真の目的は、税金によるIRのためのインフラ整備! しかし10兆円規模のインフラ整備事業費は、日本国内に経済波及効果がまったくなし! カジノの存在価値は、実はアングラマネーのマネーロンダリング! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)前編 2025.8.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528910
※万博とカジノ問題のインタビュー中に、2人の話が大脱線! 日本を含む西側諸国で報じられるウクライナ紛争のプロパガンダの裏面を、岩上安身が問われるがままに話す大雑談へ! 岩上安身の解説に、森山高至氏が「この話は伝えたほうがいい。(もっと多くの人に)知ってほしい」と感激! 岩上安身によるインタビュー第1205回ゲスト 一級建築士・建築エコノミスト森山高至氏(第3回)大雑談編 2025.8.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529051
※「トランプ関税」の15%への引き下げの見返りである約86兆円の対米投資は、「今後、米国依存を徐々に減らして、リスクを回避していこうという戦略的な考えを持てるなら、高い勉強にはなるが、対米自立のロードマップになる」!! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編) 2025.7.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528478
※「米国の現状は、大国(中国やロシア)を相手に、戦争ができるという状態じゃない! 債務の年間の利払いだけで、あの巨大な米軍を支えている年間の軍事費を超える!」「米国債がデフォルトする可能性が、もう現実の脅威になってきている!!」岩上安身によるインタビュー第1203回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第3弾(後編) 2025.8.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528826
※「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367
※40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
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※フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
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※東西ドイツを統合するために、ゴルバチョフソ連大統領(当時)に「NATOを1インチも東方拡大しない」と表明したベイカー米国務長官(当時)の約束を、「条約ではないから無効」だと主張する米国に、ロッタ博士が重要な指摘!「ハーグ国際司法裁判所(ICJ)の1974年の判決で、条約がなくても、口頭での約束にも法的に拘束力があると明言されている」! 岩上安身によるインタビュー第1200回ゲスト neutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士(前編) 2025.7.16
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※ロシアはインドに最新兵器を輸出する一方、ウクライナ紛争でロシアにドローンを輸出したイランには、最新兵器を渡さず、イランはロシアに不信感を持っている!? イスラエルはイランの体制転覆を望んでいるが、そんなことができるのか!? 倒した後、民主的な指導者が出てくるのか!? 岩上安身によるインタビュー第1199回ゲスト 放送大学名誉教授・高橋和夫氏(前編) 2025.7.8
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※農水省の「財務省経済産業局農業課」化で、日本政府には、「日本の食料・農業・農村を守る」という気概は消滅! 小泉進次郎農水大臣の政府備蓄米の随意契約での放出は、農協を悪玉に仕立て、大手の利害関係者を儲けさせるだけの「小泉劇場」だった! 岩上安身によるインタビュー第1198回ゲスト 東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘特任教授(前編) 2025.7.1
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※「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
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※ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回(前編) 2025.5.30
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※イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回(後編) 2025.5.30
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※米国はNATO5条も、日米安保5条も適用しない!「トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい」! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回 2025.5.25
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※世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回! 2025.5.8
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※世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回! 2025.5.21
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※【注目! ドンバスの真実についての出版】米国から訓練・支援を受けていた「ウクロナチ」勢力が、暴力革命によって成立させた親米欧政権は、何をしたか? ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録を振り返る! 岩上安身によるインタビュー第1178回ゲスト 黒龍會・アジア新聞社会長 田中健之氏 第1回
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※「財務省解体デモ」現場近くの路上で襲撃され深手を負った立花孝志氏に、岩上安身が事件後、最初の独占単独インタビュー!! 立花氏は「原因を作ったのは、『報道特集』では!?」とメディアの偏向報道が「テロリスト」を生む恐怖を激白!~岩上安身によるインタビュー第1186回ゲスト 立花孝志氏(NHK党党首) 2025.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526915
※「ウクライナ軍が第2戦線(防衛戦)を作れないのは、資材や資金を横流ししているから!」「今、大事なことは、領土の問題は棚上げにして、とにかく現時点の境界線で、戦闘をやめること。これ以上人が死ぬのを止めること!!」~岩上安身によるインタビュー第1173回ゲスト 東京大学法学部・松里公孝教授 第1部・第1回
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※塩原俊彦氏「ポクロフスクの近郊にあるウクライナ最大の無煙炭炭鉱がロシア軍の支配下に」! 西側メディアがまったく報じていない最新戦況!『ウクライナ3.0』をはじめとする塩原俊彦氏のウクライナ関連著書が2024年度「岡倉天心記念賞」を受賞! 塩原氏に、「米国・NATOの代理戦争の裏側」と「ウクライナ和平」について訊く!~岩上安身によるインタビュー第1177回 ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者・塩原俊彦氏 第2回
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[2025 岩上安身取材とIWJ号外ほか]
※中居正広氏と女性(X子さん)が示談していても、それは終わりではない! 女性が翻意して刑事告訴も可能!「強姦罪」から「不同意性交罪」に法改正され、親告罪から非親告罪となったので、第三者が刑事告発することも可能! 捜査機関が独自に捜査に乗り出すこともありえる! そうすれば、フジテレビが隠している『密室で2人の間に起こったことは何だったのか』が明らかにされる可能性がある!「刑事事件化も考慮に入れる必要があるのではないか?」岩上安身の質問に、その日に辞任表明した港浩一社長は「そういうお話は、今、初めて聞きました。真相解明、再発防止に、しっかり力を尽くしたい」と回答!~1.27 フジテレビ「記者会見」
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※【IWJ号外】SBI北尾吉孝会長記者会見! フジをかつて助けた恩人もフジの腐敗にキレた!~
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※【IWJ号外】自民党総裁選直前スペシャル!(その1)〜
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※【IWJ号外】東京地裁が、厚労省の「新型コロナウイルスワクチン購入契約書」不開示決定を取り消す画期的な判決を下す! 福島雅典教授が率いるLHS研究所の全面勝訴!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529447
※【IWJ号外】米トランプ政権が日本に対して一方的に通知してきた25%以上の「相互関税」が日本経済に与える影響と対策、日米関係への影響などについて、IWJは、与野党10党にアンケートを実施!~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528412
※【IWJ号外】米国が日本に25%の関税! IWJは、日本経済への影響と対策などについて、与野党10党にアンケート! 遅れて回答のあった参政党の公式見解を発表します!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528437
※【IWJ号外】訪米中の赤沢経済再生担当相が、日本政府が合意したとしている軽減措置が適用されなかったのは「米側の事務処理ミス」と会見! 誤った大統領令は「適時」修正される見込み!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528801
※【寄稿】投票用紙の鉛筆書きは消える!? 投票所で実験した驚きの結果!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528655
※【IWJ号外】れいわ新選組代表山本太郎氏のカジノ反対論がわかりやすいと評判!!「『カジノのために万博をやる』と言っても過言ではない」! 一番のカモは日本人、「そんなバカな話があるか」!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527260
※【IWJ速報】とうとう恐れていたことが! 大阪・関西万博、開幕から2週間も経たないうちに来場していた女性が倒れ、死亡!~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527302
※グレン・ディーセン教授の番組に、元欧州安全保障協力機構(OSCE)職員のフランス人で、ドンバス地域で監視員を務めたブノワ・パレ氏が登壇! ウクライナ紛争の始まりについての現場の見聞を初めて証言!! ~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529612
※【注目! ドンバスの真実についての論文】【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(前半)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527086
※【注目! ドンバスの真実についての論文】【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(後半)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527143
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第7回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526237
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第8回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526288
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第9回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526535
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第10回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526662
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第11回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526811
※【IWJ号外】タッカー・カールソン氏によるプーチン大統領インタビューの翻訳!(第12回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527069
※【IWJ号外】『ニューヨーク・タイムズ』の「ウクライナ戦争における米国関与の秘史」(第1回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529182
※【IWJ号外】『ニューヨーク・タイムズ』の「ウクライナ戦争における米国関与の秘史」(第2回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529230
※【IWJ号外】『ニューヨーク・タイムズ』の「ウクライナ戦争における米国関与の秘史」(第3回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529247
※【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526942
※【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967
※ジェフリー・サックス教授「中国、日本、韓国が協力すれば、世界でも最も強力な経済圏を形成し、北東アジアの人々だけでなく、全世界に解決策を提供することができるでしょう」~5.23 Ceasefire Now! 今こそ停戦をCease All Fire Now!8th ウクライナ戦争停戦に関する最近の動き
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527517
※【IWJ号外】ジェフリー・サックス教授が、イラン・イスラエル戦争について、「イスラエルによる狂気じみた攻撃が、世界を破滅に導く」と指摘!~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527919
※【IWJ号外】ロシア・ウクライナ紛争からロシア・欧州戦争へ!? ~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528707
※【IWJ号外】パレスチナのマンスール大使が国連安保理で涙の演説!~
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528896
※【IWJ号外】<速報>イスラエルがイランの軍事施設と核施設に大規模攻撃を開始!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527837
■<岩上安身によるインタビュー撮りおろし初配信!!>西側政府とメディアは、なぜ、マイノリティーのウクライナ国民であるロシア語話者を差別し、ウクライナ政府・軍をあげての殺戮に対し、「沈黙」し続けたのか!? 挑発されたロシアの8年間耐えて、介入に踏み切ったことを、「いわれなき侵略」などと嘘を言い続けてきたのか!? 2015年から2022年までドンバス戦争を現場でその目で見てきた元OSCE監視員が、ウクライナ戦争の「真実」を明らかにする! 岩上安身によるインタビュー第1209回ゲスト 元フランス陸軍予備役将校(大尉)元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員ブノワ・パレ氏 第1回
2025年12月某日、岩上安身は、元フランス陸軍予備役将校(大尉)であり、元フランス国防省のアナリスト、2015年から2022年まで、ウクライナのドンバス地域で欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視員を務めた経験を持つ、ブノワ・パレ氏にインタビューしました。
ブノワ・パレ氏は、2025年8月31日に、ノルウェー南東大学のグレン・ディーセン教授のYouTube番組に出演し、ドンバス紛争の和平合意であるミンスク合意の履行を監視する、欧州安全保障協力機構(OSCE)の監視員でなければ知り得ない、重要な情報や経験をもとに、見聞録を著し、その本にもとづいて、2014年の「ユーロ・マイダン革命」から、現在のウクライナ紛争まで続く、西側諸国が作り上げた「ロシアによるウクライナ侵略」の「物語」とは、まったく異なる真実を示し、大きな波紋を広げました。
IWJは、このグレン・ディーセン教授によるインタビューの詳細を『日刊IWJガイド』で連載し、記事としてIWJのサイトに掲載しています。ぜひご一読ください。
※グレン・ディーセン教授の番組に、元欧州安全保障協力機構(OSCE)職員のフランス人で、ドンバス地域で監視員を務めたブノワ・パレ氏が登壇! ウクライナ紛争の始まりについての現場の見聞を初めて証言!! 「この戦争は偶発的ではなく、明確に準備され、意図的に挑発されたものであり、ウクライナ側はあらゆる手段でロシアを挑発し、ロシアに先に攻撃させることに成功した」! 2025.11.8
パレ氏が上梓した書籍は、『What I Saw in Ukraine 2015-2022 Diary of an International Observer(私がウクライナで見たこと2015~2022年 国際監視員の日記)』と題され、自ら取材したウクライナの人々の証言や、自身の見聞をもとに、ウクライナ戦争での嘘や隠蔽を告発しており、貴重な歴史的な記録となっています。
岩上安身によるインタビューは、このパレ氏の著書をもとに、訪日中のパレ氏の協力を得て、連続シリーズで進めていきます。
第1回では、「ウクライナを理解するための最低限の基礎知識」と題して、ウクライナ国内のロシア語話者とウクライナ語話者の言語分布から、クリミアやドンバス地方の住民が、2014年のユーロ・マイダン・クーデターでの虐殺事件以降、自治から分離・独立、さらにロシアへの編入を求めるようになっていった経緯を紐解きます。
インタビューは、岩上安身が日本語で質問し、パレ氏には英語で答えていただきました。
4時間近くに及んだインタビューは、5回分に分割・編集し、まずは、岩上安身が日本語で、パレ氏が英語で話している動画を、「字幕版」として、YouTubeにアップいたします。
YouTubeの機能設定で、字幕を選択し、自動翻訳で日本語を選択すれば、パレ氏の発言部分には、日本語字幕が表示されます。ぜひご活用ください。
5分割したインタビューのうち、12月28日には(その1)を、29日には(その2)を公開いたしました。
※西側政府とメディアはなぜ、マイノリティーのウクライナ国民であるロシア語話者への差別、殺戮に「沈黙」し、 ロシアの介入を「いわれなき侵略」と言い続けたのか!? 2015年から2022年までドンバス戦争を現場でその目で見てきた元OSCE監視員が、 ウクライナ戦争の「真実」を明らかにする!岩上安身によるインタビュー第1209回 ゲスト 元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員 ブノワ・パレ氏(その1)
※西側政府とメディアはなぜ、マイノリティーのウクライナ国民であるロシア語話者への差別、殺戮に「沈黙」し、 ロシアの介入を「いわれなき侵略」と言い続けたのか!? 2015年から2022年までドンバス戦争を現場でその目で見てきた元OSCE監視員が、 ウクライナ戦争の「真実」を明らかにする!岩上安身によるインタビュー第1209回 ゲスト 元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員 ブノワ・パレ氏(その2)
自己紹介で「私はフランスで徴兵制があった最後の世代の一人でもあります」というパレ氏は、1995年に兵役についてから30年間、国際関係および安全保障の分野に携わってきたといいます。
パレ氏は、フランス軍の外人部隊、海兵隊、空挺部隊の精鋭からなる即応行動部隊(ラピッド・アクション・フォース)として、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦に派遣されました。
その後、軍人ではなく、民間人としてOSCE(欧州安全保障協力機構)の職員として働くことになったパレ氏は、OSCE職員として、5年間、ボスニアで働きました。
ボスニア勤務中の2011年に起きた、米同時多発テロ(9.11)をきっかけに、パレ氏は、フランス政府職員として、国防省で分析官として勤務し始めました。
「この経験を通じて、西側諸国の政府という立場から問題を見る視点を学んだ」というパレ氏は、この時期に、「ジャーナリスト以上に多くの、口にできない情報に接した」と明らかにしています。
次に、フランス陸軍予備役将校(大尉)に復帰したパレ氏は、2004年から2012年にかけて、フランス軍の一員として、コソボ、アフガニスタン、レバノンなどに、度々派遣されました。
こうした紛争地帯への派遣の間に、フランス国防省に何度も戻っていたパレ氏は、2007年に、在ロシア・フランス大使が署名した外交電報を目にします。
その外伝からは、当時ブッシュ政権だった米国政府が、「ウクライナとジョージアをNATOに加盟させるよう、ヨーロッパに圧力をかけていることをはっきりと感じ取ることができた」と、パレ氏は語っています。
これに対して当時の在ロシア・フランス大使は、「ロシアにとって、ウクライナのNATO加盟はレッドラインであり、到底受け入れられない」と、明確に回答していたと、パレ氏は述べ、以下のように語っています。
「ロシアにとって、それが受け入れ不可能である最大の理由は、クリミアにありました。クリミアにはセヴァストポリ海軍基地があり、そこはロシア海軍にとって、年間を通じて利用できる重要な『不凍港』だったからです。
ロシアは、厳しい冬の気候の影響で、海への安定した出口をほとんど持たない国である、という事情が、その電報では説明されていました。
そしてロシアは、もしウクライナがNATOに加盟すれば、いずれその海軍基地が、ウクライナからアメリカに引き渡されるのではないかと恐れていました。その点は、当時から明確に示されていました。
だからこそ、その後、2014年にウクライナで混乱が始まった際、ロシアが最初に取った行動は、セヴァストポリにある自国の海軍基地を確保することだったのです。(中略)
ですから、2014年にウクライナで事態が動き始めたとき、(ウクライナ)民族主義的な政権が、武力によって権力を握り、クリミアの人々を排除する形になったとき、クリミアの人々がロシアへの編入を望んだ、という流れも、私には理解できたのです」。
2014年にウクライナ危機(ユーロ・マイダン・クーデター)が始まると、パレ氏は、OSCE職員として、ウクライナへ行くことを希望しましたが、その年は、アフガニスタンとパキスタンへ派遣されました。
2015年にOSCE職員として、ウクライナへの派遣が認められたパレ氏は、7月にウクライナへ入り、ドネツク州で、ウクライナ軍に殺害された多くの民間人を目にします。
パレ氏は、次のように語っています。
「いわゆる分離派の兵士達と話をしましたが、西側メディアが言うように、『ウクライナの紛争は、単なるロシアによる対ウクライナ侵略だ』という説明とは、現地で私が接した現実は異なっていました。
私がそこで話をした人々は、ロシア人ではなく、ウクライナの人々だったのです。
彼らはウクライナの市民でしたが、自国の軍と戦っていたのです」。
パレ氏は、「私は最初の段階から、西側メディアが私達に伝えていた物語と、現地で私自身が体験した現実との間に、大きな隔たりがあることを感じていた」と証言しています。
この「岩上安身によるインタビュー第1209回ゲスト 元フランス陸軍予備役将校(大尉)元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員ブノワ・パレ氏 第1回」の(その3)から(その5)は、年明け1月2日以降に、順次アップしていきます。
また、今回のインタビューでは、IWJとしては初の試みである、「日本語吹き替え版」の作成も予定しています。こちらは、(その1)から(その5)まですべての「字幕版」を初配信したあと、順次作成・公開していきます。
ご期待ください。
■ドイツの政治エリートやメディアは、自分達が気に入らないロシアやイランを批判するために「ナチス」「ヒトラー」という自分達の過去の罪をレッテル貼りしている! そして、「過去から学んだ」と示すために、「ナチスと戦う」と、ヨーロッパ全体とロシアとの戦争を生み出そうとしている~12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、「岩上安身によるneutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士インタビュー(後編)」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! IWJサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひサポート会員にご登録を!!
IWJでは、メルマガサイト「まぐまぐ」で、毎月『岩上安身のIWJ特報!』を発行しています。
12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、10月の「前編」、11月の「中編」に引き続き、「岩上安身によるneutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士インタビュー(後編)」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました。
「後編」では、欧州のウクライナ戦争への対応について、インタビュアーの岩上安身との間で、さまざまな意見が交わされました。
YouTubeのチャンネル『ニュートラリティ・スタディーズ』で、各国の要人や専門家にインタビューしているロッタ氏は、マルタのエヴァリスト・バルトロ元外相が、EUを列車に例えたエピソードを紹介しました。
かつてイギリスの植民地だったマルタのバルトロ元外相は、「EUは3等級に分かれた列車のようなもの。ファースト、セカンド、サードクラスがあって、フランス人かドイツ人でなければファーストクラスに入れない。(行き先も)ファーストクラスが行くところにしか、行けないんだ」と語ったといいます。
ロッタ氏は、しかし、すべての国には団結することで利益があるとし、「政治学では、比較的小さな加盟国の政治家が、非常に力を持つという現象が時々見られます。大国が列車を引っ張るけれど、時には3等車の人達が前に出て、列車を導くこともあるんです」と続けました。
この例え話は、2025年12月18日、19日の欧州連合(EU)首脳会合で、ドイツの元国防大臣であるフォン・デア・ライエン欧州委員長らが進めてきた、ロシアの凍結資産を流用してウクライナ支援に充てる賠償融資案が、頓挫したニュースに重ね合わせることができます。
好戦派のショルツの後継者となったドイツのメルツ首相は、前任者以上の好戦派であり、凍結したロシアの国家資産2100億ユーロをウクライナ支援に使うよう、EUのフォン・デア・ライエン欧州委員長とタッグを組んで、EU首脳を説得して回っていました。
ところが、直前まで凍結資産の流用に賛同していたフランスのマクロン大統領が、反対に転じたのです。12月21日付のフィナンシャル・タイムズは、「マクロン氏はメルツ氏を裏切った」と報じています。
※Role reversal: how foot-dragging France blindsided newly assertive Berlin(FINANCIAL TIMES、2025年12月21日)
EUのコアであり、EUを主導する2大国、発足当初からEU列車のファーストクラスに乗ってきたフランスとドイツが、行き先をめぐって分裂したのです。
上記の賠償融資案には、ロシアの凍結資産の大部分を国内で保管するベルギーが、強く反対していました。首脳会合では、G7加盟国でもある、メローニ首相率いる有力国のイタリアをはじめ、多くの小国の国々が、ベルギーに同調したため、マクロン大統領も翻意するに至ったといわれています。まさに、「三等車の人達が前に出て、列車を導くこともある」出来事だったと言えます。
※<ウクライナ紛争の転換点(その11)>EU首脳会合で、フォン・デア・ライエン欧州委員長ら対露強硬派にして戦争継続派が進めてきた「ロシア凍結資産をウクライナ支援に流用する」融資案が潰れ、EU自身が資金を調達してウクライナ支援をすることで合意! しかし、EU27ヶ国の債務は、すでに約2400兆円、英国を入れれば約3000兆円! EUの共同債務残高は約130兆円、そこに追加のウクライナ支援で900兆円!? ハンガリーのオルバン首相は「ウクライナ人は決して返済できないだろう」と表明! さらにゼレンスキー氏が「日本の高市総理に感謝する」と日本が9000億円のウクライナ支援をするとXに投稿!!(日刊IWJガイド、2025年12月22日)
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10月、11月の『岩上安身のIWJ特報!』に続き、パスカル・ロッタ氏へのインタビューの最終回となる「後編」では、欧州が、一部の国を除いて、バイデン政権の米国にひたすら従属的であるという点から、検証を始めました。
「ノルドストリーム・パイプラインを、米国やノルウェーに破壊されたにもかかわらず、なぜ、ドイツをはじめとするヨーロッパ人は、自分達が米英の罠にはめられていることを直視しないのだろうか?」という岩上安身の疑問について、ロッタ氏は、次のように述べました。
「とても難しい質問ですが、ひとつ言えるのは、すべてはタイミングに関わっているということ。ノルドストリームに関しては、特にそうです」。
そして、シーモア・ハーシュ氏によるノルドストリーム爆破実行犯のスクープ報道のあと、スウェーデンやデンマークが調査をやめてしまい、「現在のヨーロッパの公式見解は、当時のウクライナの将軍が命じた作戦のもと、数人のウクライナ人が、私物のボートに乗ってパイプラインを爆破した」というシナリオであり、「ゼレンスキーも知らなかった」という、ウクライナも含めた、欧州の権力者達にとって、都合のいい「物語」になっていると、ロッタ氏は言います。
ノルドストリームがなくなったことは、実際に欧州の、欧露協調派より、欧露対立派の権力者達にとって、有利に働いており、そのタイミングが、ヨーロッパにおける権力構造について、多くのこと示しているというのです。
ロッタ氏は、「このタイミングは、ヨーロッパが米国の衛星国(サテライト)となり、ロシアに対抗するための武器として、戦略的インフラを犠牲にする覚悟があることを示した瞬間でもあります」と指摘しました。
このあと、インタビューは、日本の右派勢力による緊急事態条項への岩上安身の懸念について、ロッタ氏が、第2次世界大戦中の日本の政治状況、ドイツやイタリアとの比較などから、独自の見解を示しました。
また、欧州の中でも、特に反ロシア的な姿勢の強いバルト三国や、ポーランドの歴史的な背景、欧州連合が、それぞれ大きく異なる国家的利益を背景に持ちながらも、結局は経済的な結びつきによって維持され続けていることなどについても、詳しく語っていただきました。
以下は、12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。
(第709号の目次)
◆ノルドストリーム爆破事件の「タイミング」とウクライナが単独でやったという「物語」は、ヨーロッパの権力者達に好都合! だから、真相を明らかにする、真剣な調査は行わない!?
(第710号の目次)
◆米国のサテライト(衛星国)のようなヨーロッパで台頭する急進右派勢力! 日本では「にわか右派」が政権に接近、憲法改正、緊急事態条項の危機がリアルに迫る!
◆「装甲国家」宣言で軍備増強の英国。口だけ出すフランス。不満を募らせるバルト三国とポーランド。支配や抑圧の歴史を抱え、それぞれの利害が交差する!
(第711号の目次)
◆EUは一等車、二等車、三等車がある列車。一等車の乗客はフランスとドイツ、行き先も彼らが決める。だが、時には三等車の乗客が列車を導くこともある!
◆自分の敵に「ナチス」のレッテルを貼って攻撃し、負の歴史を自分達に都合の良い「物語」として利用する政治指導者たちがいる!
◆自らの手は決して汚さず、ウクライナ人を最後の1人まで戦わせる!「そうやってロシアを崩壊させることが、米国と欧州の汚い戦略なんです」
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※東西ドイツを統合するために、ゴルバチョフソ連大統領(当時)に「NATOを1インチも東方拡大しない」と表明したベイカー米国務長官(当時)の約束を、「条約ではないから無効」だと主張する米国に、ロッタ博士が重要な指摘!「ハーグ国際司法裁判所(ICJ)の1974年の判決で、条約がなくても、口頭での約束にも法的に拘束力があると明言されている」! 岩上安身によるインタビュー第1200回ゲスト neutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士(前編) 2025.7.16
※「トランプは完全に信頼を失っている。ロシアは西側をいかなる形でも信頼できない。西側のロシアに対する信頼は最低限の状態で、1990年代以前よりもはるかに低い水準にある」!「欧州は米国に、『自分達を利用して、ロシアと戦ってほしい』とさえ思っている」! 「ロシア、中国、イラン、北朝鮮は、協力を望みつつも、実際には独立を維持したいと考えている」!! 岩上安身によるインタビュー第1200回ゲスト neutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士(中編) 2025.7.16
※「ノルドストリーム・パイプラインの爆破は、メルケルからショルツへというドイツの政権交代のタイミングにおいて、対米従属的なショルツ新政権には大きな恩恵となった!」「このタイミングは、ヨーロッパが米国の衛星国(サテライト)となり、ロシアに対抗するための武器として、戦略的インフラを犠牲にする覚悟があることを示した瞬間でもあった」!! 岩上安身によるインタビュー第1200回ゲスト neutralitystudies.com主宰 京都大学大学院法学研究科・准教授パスカル・ロッタ博士(後編) 2025.7.16
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