ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!


 ご寄付者様からメッセージをいただきました。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身がご返信を書かせていただきます! ぜひ嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、お寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます。

 2024年6月13日までの日刊IWJガイドに掲載されたメッセージです。みなさま、どうもありがとうございました。

 なおご寄付をいただいたみなさまのご芳名はこちらに掲載しています。心より御礼申し上げます。

https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

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 IWJの継続を希望します。(K.A. 様)

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 K.A.様

 ご寄付と励ましのメッセージ、ありがとうございます。

 皆さまのご支援のある限り、力をふりしぼって頑張ります!

 今後とも、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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 寄付が目標額に全然追いついていないようですね。心配です。些少ですがお役立てください。(M.K. 様)

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 M.K.様

 ご心配をおかけして、すみません。また、ご寄付とメッセージをありがとうございます!

 皆さまのご支援に加えて、あとはなんとか、支出をぎりぎりまで絞って、赤字幅を圧縮したいと思います。

 今期も期末の7月末まで、あと1ヶ月半となりました。どうぞ最後まで、ご支援をよろしくお願いいたします!

 岩上安身拝

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 些少ですが、今月もカンパさせて頂きました。

 24日配信の一水会代表木村三浩氏のインタビューを拝見しましたが、岩上氏の故・中村太全愛会議情宣局長の物まねには思わず笑ってしまいました。

 お笑い芸人松本ヒロ氏とコンビを組めば、さぞかし面白いコントが出来るのではないでしょうか?。

※日本最大の課題「対米自立」に向き合う! 来年で敗戦から80年、「占領後遺症」を脱し、主権を回復しなければいけない!~岩上安身によるインタビュー第1160回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏 2024.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/523106

 そして、プーチン氏が、日本への原爆投下の映像が流れた際に、拍手で湧き上がっていた西側の首脳達と違って、一人十字を切っていたエピソードを木村氏が紹介してくれた事も、印象的でした。

 如何に西側の指導者と呼ばれる人たちが、道徳的に堕落しているのかをあらためて思い知らされるエピソードでした。いつも、長時間にわたり、真面目で難しい問題を取り上げているインタビューですが、このような登場人物の人となりも紹介して頂ければ、疲れも忘れて視聴することが出来るのですが。(M.T.様)

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 M.T.様

 木村氏との久々のインタビューは、懐かしい思い出が色々とよみがえってきてしまって、脱線続きとなってしまいました。「本線」の話は、木村氏のご都合をうかがって、次回、引き締めて行いたいと思っております。脱線の話が、思いがけず、楽しんでもらえたなら、幸甚です。

 原爆が投下されたシーンに拍手をした欧州の政治指導者達の中には、ファシズム・軍国主義を打ち倒した欧米のリベラル・デモクラシーの勝利を誇る感情だけでなく、黄色人種をやっつけてやった、というレイシズムも入り混じっていたことでしょう。核兵器が自分達欧米人の頭の上に落とされることは、未来永劫ないだろうという、根拠のない、幼稚な思い上がりもあったかもしれません。

 拍手をした瞬間、彼らの頭の中には、「人類」という普遍的な概念は消し去られ、支配的な欧米人対その他の支配されるべき劣等人種という、ナチスさながらの図式が占めていたことでしょう。

 その中で、戦勝国であり、核保有国でもあるロシアの指導者が、十字を切り、痛みを覚えていたことは、忘れてしまっていいことではありません。特にプーチンという政治指導者、そして彼に率いられるロシアという主権国家を論じる際には。

 一水会の木村氏は、そのことを改めて思い出させてくれました。

 もちろん、明治維新から1945年までの「大日本帝国」は、東アジアにおいて、優越した人種・国家足らんとして、侵略と暴力をふるい続けてきました。その歴史的事実を忘れたり、操作したり、改竄することは許されません。

 加害者が被害者となり、被害者が加害者となりうるのが現実の歴史です。

 ホロコーストの苦しみを味わったユダヤ人がパレスチナ人を、今、現在、殺し続けていることが、何よりも人間の無惨な現実の一面を物語っています。

 日本に核が投下された際、拍手していた者達は、自分達が今度は核の犠牲者となることを想像すべきですし、シオニスト・イスラエルは、自分達の行為への報いがあることを、今後恐れ続けなければならないでしょう。

 現実の歴史において、「因果応報」という理は、リンゴが重力の法則で地面に落ちるほど、単純な法則ではありませんが、それでも一面の真理を表現しているように感じられます。これからの歴史の中で、日本人が被害者にも、加害者にもならずにすむ方途を、真剣に考え、模索すべき時ではないかと思います。

 今後とも、可能な限り、ご支援をよろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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 素晴らしい、メドベージェフ発言の翻訳、本当によく書いてくれました! おっしゃる通り、今、欧州は恐ろしく危険な状況になっており、日々胃が痛い思いでいます。この翻訳を読んで、皆、目を覚ましてほしいです。

※はじめに~ウクライナ対ロシアという2ヶ国間の「紛争」の枠組みを大きく踏み越える軍事的エスカレート! 西側諸国は、ウクライナに長距離攻撃可能な兵器を供与し、ロシア領内を直接、攻撃することを認める! 前ロシア大統領のメドベージェフ・ロシア安全保障会議副議長が、このエスカレーションに深刻かつ真剣な警告!「西側諸国との現在の軍事紛争は、最悪のシナリオ通りに発展している。NATOが使用する兵器の威力は絶えずエスカレートしており、紛争が最終段階に移行する可能性を誰も排除できない」! この警告を、日本のマスメディアはことごとく真剣に受け止めず、スルー!! またもや見通しを誤る可能性大!!
(日刊IWJガイド、2024年6月6日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240606#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53562#idx-1

 プーチン氏は、ウズベキスタン訪問の後の記者会見ですでに明言していましたし、今日も経済フォーラムの中で具体的な対応策を提示、そして「なぜロシアが核兵器を使わないとあなた方は決めつけているのか? ロシア連邦には核兵器ドクトリンがあり、誰かの行為が我が国の主権と領土保全を脅かすのであれば我が国はもてる手段のすべてを利用する権利があるとみなす」ということを言っています。

 余りにも頭がお花畑な日本のマスメディアは「正義の味方ごっこ」を継続するばかりで、お粗末を通り越し、もはや背任罪ではないかと言いたくなりますね。

 小泉悠氏のこれまでの言動、ご指摘のとおりですね!

 しかも、不勉強甚だしいことが明白になりますね、自分の都合よいときにだけ「神風が吹く」から大丈夫、みたいな理論をとくとくと語り、それをありがたがる聞き手も… まあ、現代の日本の「知的」レベルが劣化というか、なんか薬でも打たれているのか?というくらいひどいことのあかしでしょうね…

 いや、長々失礼、頑張れ、IWJ! 宣伝します!

(匿名希望 様)

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 匿名希望 様

 ご寄付とともに、熱いメッセージをいただき、ありがとうございます!

 日本をはじめ、西側のメディアが総スルーしているロシアの情報で、我々IWJがこれまで伝えられることができたのは、これでもごく一部にしか過ぎません。マスメディアが、政府ともども、真実から目をそらし、プロパガンダのスクラムを組み、連日連夜、米国の奴隷的な提灯持ちに徹していれば、嘘の毒は国民全体にいきわたり、しまいに、政治家も、官僚も、メディア作業に従事するサラリーマンも、一般の市民も、真実がわからなくなってしまいます。

 これは、ガザやヨルダン川西岸で蛮行を働き続けるシオニスト・イスラエルと、その「共犯」である米国についても、まったく同じことです。

 日米欧と、いわゆる「先進諸国」のマスメディアが超国家的規模で、「大本営発表」を続けるというのは、空前の出来事です。「G7」に迎合しない、グローバル・サウスの国々からの情報発信にも目配りしていかないと、到底、真実にはたどり着くことができません。

 IWJは、誰に命じられることも、強いられることもなく、自らの良心と、真実を嗅ぎ分ける嗅覚と、ありのままの事実を直視することによって、これらプロパガンダメディアの「共犯」となる不名誉を回避し続けてきました。

 その結果、大多数のメディアの発信する情報を信じる人々から、敬遠され、会員数も、ご寄付も減り、活動資金が細る事態となってきました。

 それでも、日米欧にまたがる「大本営発表」の嘘は次々とほころび続け、真実に目を向けてくださり、IWJの報道姿勢を再認識・再評価してくださる人々も増え始めていることを感じています。皆さまの日々の励まし、会員となって支えてくださること、ご寄付・カンパによるご支援が、我々の支えとなっております。

 これからも皆さまのご支援さえあれば、魂を売り渡すことなく、真実をお伝えし続けることが可能となります。

 どうぞ、今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 岩上安身拝

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 2022年2月23日(※ロシア軍がウクライナへ軍事介入した日)のゼレンスキーオンライン演説は、IWJのスタジオから所謂リベラルを張っていた人達を遁走させてしまい、マスメディアは知らず格別政治家たちの此れほどの底の浅い存在に、岩上氏の落胆の程は如何ばかりかと存じます。

 でも、孤立無援ではありません、孫崎氏、羽場氏、田代氏など歴史を研鑽し現場を踏んで現在を見ることのできる人と状況を共有でき、グローバルサウスの勃興など歴史の歯車は回り始めています。

 番組への希望としては、ドル体勢の崩壊とロ・中の決済体勢の展望を主題として、エコノミスト田代秀敏氏のお話をうかがいたいと思います。

 少額ですみません。

(H.H. 様)

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H.H様

 ありがとうございます!

 ロシア軍の軍事介入をもって、ウクライナ紛争は始まった、というプロパガンダに騙された人々の数は、当時、国民の大多数に及んだと思います。

 ロシアの侵攻を非難した政府も、大新聞、テレビ、ネットもことごとく、2022年2月23日以前には、何も起きていなかったかのように沈黙し続けました。

 今でも、岸田政権は、この見解を崩していませんし、マスメディアの大半も変わりはありません。ですので、この洗脳から、国民の大多数は自由になっていないと思われます。

 ただ、同時に彼らが流していた、戦場におけるウクライナ軍の優勢、という嘘は、さすがに化けの皮が剥がれ、ロシア軍の優勢を伝えざるを得なくなりました。

 しかし、それならばなぜ、ロシア軍は優勢なのか、米国を筆頭に、西側諸国が全面的にバックアップしているウクライナ軍は劣勢なのか、真剣な分析を、NATOや日本政府を含めた西側各国の政府はなぜやらないのか、不思議でなりません。戦さに勝てない理由を考えないバカが、戦を続行することほど、愚かなことはありません。

 今、性懲りなく各国政府とマスメディアが、新たなキャンペーンを張っているのは、西側の最新兵器をウクライナ軍に供与するだけではロシア軍に勝てないので、今度は、長距離兵器を供与して、ロシア領内を直接、攻撃しようというものです。

 すでに、ウクライナ軍は、ドローンでロシア領内を攻撃し続けていますが、これがミサイルとなると破壊力が違います。

 ロシア側から見れば、この攻撃は、ウクライナ領内から発射された、実質、西側諸国による攻撃、ということになり、対抗手段として、ウクライナ以外の、NATO加盟諸国のNATO軍基地や兵器製造工場を狙うでしょう。

 その先のエスカレート段階は、もう見えています。本日の日刊IWJガイドでも取り上げましたが、ロシア側だけでなく、NATO側も、戦術核兵器の使用の前段階に入っているのです。

 その次の段階が、戦略核兵器の使用であることはいうまでもありません。

 こうしたことを真剣に論じ、今すぐにでも、停戦や和平の交渉に入らないと、いったん核の使用とそのエスカレーションの段階に入ったら、あっという間にハルマゲドンまで突っ走って、誰も止められなくなります。

 岸田政権は、こうした核戦争のリスクが現実のものとなり、自国が当事者として巻き込まれるリスクがある、ということに、あまりにも無自覚です。

 与野党、御用記者クラブメディア、以下、知識人からフリーランスに至るまで、同じくです。

 保守か、リベラル・左翼か、といった区分は、2022年2月23日以降、無効となりました。

 ガザのジェノサイドを非難しながら、2014年のユーロマイダン・クーデター以降の、ウクライナにおけるマイノリティであるロシア語話者への凄まじい差別、弾圧、殺戮、民族浄化を非難しないで、あたかもそのような出来事がなかったかのように装う者と、そうではなく、どちらも事実であり、あってはならないことだと非難する者との間に、線が引き直されたのです。

 我々は、後者に属します。2022年からそうだったのではなく、2014年のユーロマイダン・クーデターの時期から、そうした立場を取り続けています。

 戦争は、ウクライナ側により多大な犠牲者を出してしまいました。ウクライナの兵士や一般民衆ももちろん被害者です。戦争はすぐにでもやめるべきです。

 しかし、それと同時に、ウクライナ政府の、公用語としてのロシア語の禁止や、ロシア文化の禁止、ロシア語話者への年金支払い停止、その他の差別政策をすべて取払い、彼らの生命財産という、基本的人権の保証を約束しなければ、恒久的な停戦は成り立たず、ロシア側に、ウクライナの分割の理由を与えるだけでしょう。

 ソ連邦から独立した時点で、すでに、ウクライナ共和国は、単一民族、単一言語の国家ではありませんでした。ロシア人だけでなく、タタール人などのマイノリティを抱える、多民族国家、多言語国家でした。

 近代的な国民国家は、全てが単一民族、単一言語国家であるわけではありません。この多重性を受け入れられない時点で、ウクライナの排他的民族主義は、破綻しています。

 ジェノサイドや民族浄化は必至となります。ネオナチの暴力を放置した時点で、ユーロマイダン・クーデターは、民衆革命などと称揚される資格を失っているのです。

 ウクライナ紛争の戦禍は、今はまだ、限られた領域に収まっていますが、次のステップにNATOが踏み出してしまうと、米国の従属国である日本は、無関係ではいられなくなります。エスカレートすれば、戦域も、参戦国も拡大して、第三次世界大戦となり、核を使用してからは、1ヶ月もかからずに、地球が廃墟となります。他人事ではないのです。

 IWJは、こうしたリスクを、真剣に直視し、直言するメディアでありたいと思っています。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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岩上さま IWJのみなさま

 連日大事な報道を送ってくださりありがとうございます。

 今回は日本では珍しいインドについての詳しい報道ありがとうございます。

 日本のマスコミばかりか、欧米のマスコミにも、インドについての今回のような5回にわたる報道はほとんどなく、とても参考になりました。

 IWJが述べているように若者の高失業率が、インド社会の弱者に暴力が向かう主要な原因(一つではないが)ではないかという分析には説得性があります。

 一般的には中国との比較が発展途上国同士で適当だと考えるでしょうが、小生はアメリカ社会がよく似ていると考えています。

 なぜか。

 米国経済が好調だと日本のマスコミは報道していますが本当でしょうか?

 景気が良いのなら、今年の第1四半期のGDPが23年第4四半期から2%近くも減少したのはどう説明するのでしょう?

 次に、昨年末から失業率は低いように報道されていますが、高給のフルタイムの仕事は、大企業のレイオフが続き、大きく減少しています。

 不正規雇用の労働者が増加しても、GDPの所得を増やすことはありません。

 その次に問題なのは、不動産業界の問題です。特に商業用不動産の不振が大きい。前回のインタビューで田代さんも指摘していた通りです。

 政策金利が5%近辺なのにインフレが収まりません。それどころか、じわじわ上昇しています。

 この結果、24年中に行われると期待していた政策金利の下方調整は現段階では1回ぐらいかと言われています(下手をすると今年中はないかもしれません)。

 そうなると、米国の各分野の債務が大問題となります。

 連邦政府債務は、半年で0.5兆ドル近く膨らんでいます。

 商業用不動産業の債務も大きくかさみ、彼らに70%近く貸し出している地銀はかなり危機的な状況に陥る可能性があります。

 家計の債務も増加、学生ローンは言うに及ばず。

 こうした状況が続いている結果が、米国での毎年、3万件の銃による殺人、10万人に上る麻薬による中毒死、自殺者の増加(特に男性に多いとか)、200万人を大きく超える収監者数、出生率の継続的低下、平均余命の継続的現象を起こしていると考えています。

 マイノリティに対するヘイト犯罪も増加しており、まさにインド社会の青少年問題と、結構類似していると思います。

 日本の円安も、前回の田代さんが指摘した通りの進行になっています。日経を含むマスコミは、どのように今回の160円近い円安について説明を続けるのでしょうか?

 今後も健康に気をつけ、重要な各種情報を提供してくれることを願っています。

(K.S. 様)

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K.S.様

 ありがとうございます!

 米国の状況に、大変おくわしく、お仕事などで、米国の政治経済社会に対して、通暁された方ではないかと拝察いたします。

 ここでお書きになられた論点は、まさにどれもその通りで、もし付け加えることがあるとするならば、「不法移民」の問題です。

 殺人、自殺、収監者(終身刑による奴隷労働力)、出生率の低下が進めば、労働力が不足します。今、米国を二分している「不法移民」問題ですが、「不法」とはいっても、全員が麻薬の運び人のような刑事犯罪者ではなく、中南米の、食いつめた底辺労働者とその家族です。

 彼らは、バイデン政権によって国境で一時的な保護を受けた後、どこへ行くのでしょうか?

 タッカー・カールソンのような著名ジャーナリストも、国境で保護されている様子を描写しても、その行く先については言及も取材もしていません。

※トランプ寄りと見られ、影響力の大きい独立キャスターのタッカー・カールソン氏が、不法移民を「不法エイリアン」と呼び、「今まさに、アメリカ合衆国は(不法移民によって)侵略されている」「アメリカは『終わりつつある』」と煽る! 2023年8月、不法移民がアメリカ人の出生数を上回った! 昨年の不法入国者数は300万人以上!「政治家も行政も警察も、不法入国したエイリアン(の保護)に米国民の税金を投入している」と憤るが、この問題が米国では最大の政治問題に!(日刊IWJガイド、2024年1月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240126#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53147#idx-4

 彼に限らず、他のメディアも同じです。「不法移民」に賛成でも反対でも、人権問題として論じているばかりで、彼らが、実のところ、労働のブラックマーケットで、最低賃金以下の報酬と、最低限の人権保護を受けることもなく、奴隷労働に従事している実態は、ほとんど報道されず、描写もされません。

 バイデン政権とは、こうした「不法移民」を、短期間に一千万人近く受け入れ、奴隷労働に就かせている政権であると考えてみると、彼の政策の核が見えてきます。

 他方、「不法移民」受け入れ政策に断固反対して、一部から喝采を浴びているトランプ前大統領は、差別と人権に敏感だから、反対しているのではありません。

 すでにこの国の国民として定着している底辺労働者の職を、新参の大量の「不法移民」らが、より安価な労働力として奪ってしまい、そうした下層労働者、あるいは下層に追いやられた、かつての中間層の労働者の反発をすくい上げて、票に替えているのだと思います。

 それが、これほどの関心を呼ぶということは、米国において、下層労働の奪い合いと失業が極めて深刻である、ということです。

 インドと米国における失業の共通点は、くわしく調べないとわからない点もありますが、人種差別にもとづく階級制度を前提として、常に奴隷労働者を必要としてきた、という点は、似通っているかもしれません。

 インドの現在の憲法は、不可触賎民(ダリット)の家に生まれながら、米国、英国への留学を果たし、上級法廷弁護士の資格を取得して、インド独立運動とともに、カースト制度廃止運動に関わり、カースト廃止を憲法に書き込んだ、アンベードガル博士の功績によるところが大です。

 アンベードガル博士は、カーストを生み出すヒンドゥー教のマヌ法典を批判して、公衆の面前で焼き払い、イスラム教にも汲みせず、カースト批判が甘いとしてガンジーにも批判的でした。

 その彼が、死の直前に改宗したのは、平等を問いた仏教でした。

 平等の追求という点では、当時の競争相手はマルクス主義でした。そのマルクス主義に対しても批判的だったアンベードガルは、仏教の再興が、インドのみならず、東洋の再興につながると考えていました。

 現在のインドでは、ほとんど仏教は失われて、再ヒンドゥー化し、現在のモディ政権のもとで、さらにカースト強化が進みつつあると言われています。

 インドの歴史とは、北方から侵略してきた印欧語族の白人(アーリア人)が、肌の黒い先住民を虐げ、通婚も禁じた徹底した身分差別制度を作り、宗教で正当化し、奴隷化したという、人類史のカルマを凝縮したような歴史です。

 ブッダの説いた、「人は生まれながらにして貴賤の差はない。人はその行為によって、貴賤の差が生じる」という平等思想は、当時としては革命的な思想であり、今でも革命的な思想であり続けています。

 新仏教に改宗したアンベードガルが書いた普遍的人権の書き込まれたインド独立時の憲法が、今、ヒンドゥー教の強化によって脅かされつつあらと言われています。

 インドに新自由主義が持ち込まれて、経済成長をとげているのは、米国のように、新たな奴隷階級を常に輸入し続けなくても、三千年近く前から、先住民を奴隷化し、君臨し続けたインドの支配階級に、この古くからの支配方法への新たな自信を与えているからではないでしょうか。

 同時に、アーリア人の優越を説いたヒットラーが、この国の一部で堂々と英雄視されているのも、ウクライナを起点として世界に広がった、ネオナチや白人至上主義者の増殖と無関係ではないかもしれません。

 本日の田代さんへのインタビュー時に、米国の現実のお話について取り上げさせていただき、感想をお聞きしてみたいと思います。

 ご寄付とともに、有益な投稿を、ありがとうございました。

 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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窮状をみかねて(白根 直人 様)

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白根 直人 様

 ありがとうございます!

 窮状は事実ですし、現実ですが、IWJが独立メディアとして果たす役割を、縮小しながらも継続する道はある! このピンチは必ず打開できる! と私は信じています。

 しかし、それには、支援してくださる皆さまのご支援がどうしても必要ですし、頼りとなります!

 どうぞ、今後もご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身 拝

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いつもまともな報道、ありがとうございます。(新城 靖 様)

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新城 靖 様

 ありがとうございます!

 これからも、皆さまから「まともな報道」と言われるような、筋の通った報道を続けていくよう、頑張り続けます!

 プロパガンダだらけ、あるいは毒にも薬にもならない暇つぶし情報でお茶を濁す、そのような趨勢には、最後の最後まで抗い続け、最も重要な問題に果敢に挑み、真実を追求していきたいと思います!

 今後とも、どうぞご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身 拝

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客観性のある貴重な情報源であり、まともな報道機関なのでこのまま活動を継続してほしいから。(朝倉 輝一 様)

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朝倉 輝一 様

 ありがとうございます!

 IWJは、エビデンスを必ず明らかにした上で、事実、あるいは真実を報じ続けていきたいと思います!

 「報じない自由」という名目で、報じなければならない重要な事実、たとえば2014年のユーロマイダン・クーデター以降、ウクライナ政府・軍とネオナチによる、人口の3分の1を占めるロシア系住民(ロシア語話者)への、差別や迫害やジェノサイドが続いてきましたし、今も続いていますが、そんな重要なことを伝えない、日本のほぼすべての既存メディア、エセ知識人、エセジャーナリストらの報道姿勢は、「報じない無責任」あるいは「報じるべき使命・義務・責任からの逃避」と呼ぶべきものです。

 自らの卑劣を、このように言いかえ、正当化する者達とは、私とIWJは、どこまでも一線を画し、妥協せず、まっすぐに、事実を伝えることに集中していきたいと思います!

 そうしたことが、これまで、曲がりなりにもできたのは、市民の皆さまからの直接のご支援、ご協力があったからです。心から感謝いたします!

 そして、今月もご寄付が足らず、ピンチの月末を迎えていますが、何とぞ、皆さまのお力で、目標額に到達できますよう、心からお支えをよろしくお願い申し上げます!

岩上安身 拝

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岩上さま IWJのみなさま

 連日大事な報道を送ってくださりありがとうございます。

 今回は日本では珍しいインドについての詳しい報道ありがとうございます。日本のマスコミばかりか、欧米のマスコミにも、インドについての今回のような5回にわたる報道はほとんどなく、とても参考になりました。

 IWJが述べているように、若者の高失業率がインド社会の弱者に暴力が向かう主要な原因(一つではないが)ではないかという分析には、説得性があります。

 一般的には中国との比較が発展途上国同士で適当だと考えるでしょうが、小生はアメリカ社会がよく似ていると考えています。

 なぜか。米国経済が好調だと日本のマスコミは報道していますが本当でしょうか? 景気が良いのなら、今年の第1四半期のGDPが23年第4四半期から2%近くも減少したのは、どう説明するのでしょう。

 次に、昨年末から失業率は低いように報道されていますが、高給のフルタイムの仕事は大企業のレイオフが続き、大きく減少しています。不正規雇用の労働者が増加しても、GDPの所得を増やすことはありません。

 その次に問題なのは、不動産業界の問題です。特に商業用不動産の不振が大きい。前回のインタビューで、田代さんも指摘していた通りです。政策金利が5%近辺なのに、インフレが収まりません。それどころか、じわじわ上昇しています。

 この結果、24年中に行われると期待していた政策金利の下方調整は、現段階では1回ぐらいかと言われています(下手をすると今年中はないかもしれません)。

 そうなると、米国の各分野の債務が、大問題となります。連邦政府債務は、半年で0.5兆ドル近く膨らんでいます。

 商業用不動産業の債務も大きくかさみ、彼らに70%近く貸し出している地銀は、かなり危機的な状況に陥る可能性があります。

 家計の債務も増加、学生ローンは言うに及ばず。

 こうした状況が続いている結果が、米国での毎年、3万件の銃による殺人、10万人に上る麻薬による中毒死、自殺者の増加(特に男性に多いとか)、200万人を大きく超える収監者数、出生率の継続的低下、平均余命の継続的短縮現象を起こしていると考えています。マイノリティに対するヘイト犯罪も増加しており、まさにインド社会の青少年問題と結構類似していると思います。

 日本の円安も、前回の田代さんが指摘した通りの進行になっています。日経を含むマスコミは、どのように今回の160円近い円安について説明を続けるのでしょうか?

 今後も健康に気をつけ、重要な各種情報を提供してくれることを願っています。

(K.S. 様)

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 K.S. 様

 ありがとうございます。

 熱心に、日刊IWJガイドをお読みいただき、こうして米国の現状との比較、共通性について教えていただきまして、ありがとうございました。

 インドは、白人のアーリア人こそ人類の中で最も優越している、という人種差別主義を、ヒンドゥー教という宗教によって正当化し、固定化してきた国です。

 ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)による、四姓平等という教え、男女平等という仏教の教えが、当時でも革命的であり、現代においてもなお、色あせないのは、インドにおいてこの北方からのアーリア人の南進、侵略、戦争、征服、先住民の奴隷化、肌の色(ヴァルナ)による差別が、人類の業(カルマ)とも言うべきほど、どれだけ歴史的に根深いものであるか、ということの裏返しの証左であると思います。

 欧州人に「見出された」インドは、強い白人優越の人種差別主義への確信をもたらしたのではないかと思われます。

 それは、白色人種が人類の中で支配的人種であると位置付けたフランスのジョゼフ・アルテュール・ド・ゴビノーを経て、ヒットラー率いるナチス・ドイツにアーリア人種の優越思想は、政治的実践として結実していきました。

 現代のインドでは、再びヒンドゥー化(階級差別の強化)が進み、同時にナチスとヒットラーが公然と学校の教科書などで賞賛されているのは不気味です。

 インドをひたすらに対中国包囲網の同盟国(クアッド)として位置付けておきたいがために、日本を含む西側のメディアが、こうしたヒンドゥー至上主義の人種差別、そしてナチスやヒットラーの英雄視と受容を、見て見ぬふりをしているのは、重大な問題です。

 昨夜、エコノミストの田代秀俊氏へのインタビューの最後で、インドの話にそれましたが、その中で米国でもネオナチがディズニーのアニメ「人魚姫」に黒人の女性の姿を用いたために、フロリダのディズニー・ワールドに、ハーケンクロイツの入れ墨を入れたネオナチの白人至上主義者が集まって抗議の声を上げたエピソードを話されていました。

 今後、プアホワイトの増加とともに、白人至上主義のネオナチは過激化し、ディズニーでテロ事件を起こすのではないか、という懸念まで口にされていました。

 世界一、過激なネオナチの国となってしまったのはウクライナですが、潜在的に世界最大のネオナチ国家となる可能性を秘めているのはインドであり、米国とインドが将来的にどのような関係を築くのか、非常に難しい問題であると思います。

 日本は、明治期に大切な仏教文化を破壊された上で、一神教を模した国家神道を作り上げました。

 今こそ、本当の仏教の姿を掘り起こし、同時に現代で最も先鋭的な問題である、人種差別問題に対し、脱ナチス、脱ファシズム、真の平等、民主主義への道を、日本人自身も歩めるか、自らに問われていると思います。

 IWJは小さな独立メディアではありますが、こうした巨大な問題にも意識的に立ち向かい続けたいと存じます。

 今後とも微力ながら頑張りますので、どうぞ、応援のほど、よろしくお願いします。

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 分析素晴らしいです!!! 感動しました、青山先生はいつもいいなと思っていましたが、IWJの解説で読み解くと実にわかりよかったです。

※はじめに~ISとウクライナと米国は三位一体だった!? ISの中に西側の諜報機関と通じる人物や、西側の特殊部隊の元メンバーが活動していた!? ウクライナとISも友軍の関係だった!?(日刊IWJガイド、2024.3.28号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240328#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53346#idx-2

 先回のリッター氏の分析翻訳も嬉しかったです、ロシア側が言っていたことを噛んで含めるような分析をしてくれていて、そういうことかと合点がいきました。

(ちなみに国共サービス、というのは、おそらくリッター氏がロシア語をそのまま英語に置き換えているのでしょうね、要は日本語だと「国境警備隊」の事かと)

 再度知り合いに、有料会員になってくれるよう宣伝してみます。

 頑張れIWJ!

(匿名希望様)

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 中近東というのは、一言でくくられてしまいがちですが、実に多種多様です。中近東の専門家の先生方も、それぞれ、違う言語、違うエリアの勉強をされていて、すべて総覧して、細部までわかる、という方はなかなかおられません。

 そういう中でも、シリアに関しては、米国が、ISを使って手の込んだ介入の仕方をしているので、実態がわかりづらい、という問題があります。青山弘之先生は、IWJにご登場いただき、私のインタビューにも応じていただいたこともありますが、事実ベースで、シリアのことを確実におさえている方で、説得力があり、信頼ができる方です。

※英米仏によるシリア軍事介入「合理性ない」 一般市民に多数の死者が出る可能性指摘 ~岩上安身によるインタビュー 第336回 ゲスト青山弘之氏 2013.8.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/98635

 同じ中近東の専門家でも、分野違いでシリアの専門家ではない方が、青山先生に対して失礼な批判の仕方をされていて、それが米国の筋書き通りなので、ちょっとなぁ、と思ったことがあります。

 中近東のことで、米国やイスラエルのオポジションのような立場をとるとか、発言をされるのは、大変勇気がいることで、米国の描くラインに沿って解説していけば無難にすむ、と思っている方も少なくないと思います。

 しかし、今、イスラエルがシオニストとしての本性をむき出しにし、米国も、国際社会すべての反対を押し切ってでも、イスラエルによるパレスチナ人のジェノサイドを最後まで、後押ししようとしています。

 そうした姿勢を露わにしたからには、米国やイスラエルのプロパガンダを、そのままオーソライズするような「専門家」は、信頼に値する、自立した知識人とは言えません。

 いくら「専門知」をたくさんもっていようとも、それは道具に過ぎません。要は使い方です。その使い方を誤れば、ジェノサイドの後押しをする「凶器」にもなりえます。

 ですので、インタビューゲストを探す際には、「専門知」の量だけでなく、その使い方を誤らない、心ある方を探すように心がける必要があります。信頼できる方々を皆さまにご紹介できるように、頑張りたいと思います。

 茨の道のりが続きますが、力を尽くしていきたいと思います。

 今後ともご支援のほど、よろしくお願いします!

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 孫崎さんとのインタビュー動画を見てiwjの困窮度に身をつまされました。

(足立 安晧 様)

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 足立 安晧 様

 ありがとうございます!

 本当に厳しいです! これまで経験したことのない、厳しさです。

 創業して以来、ここまで追い詰められたことは1度もありません!

 当たり前のことですが、私自身の力不足が一番大きな原因かもしれません。体力が衰え、気力やアイディアに追いつかなくなっています。

 頑張らなければ、と思いますが、無理をすると、体調を崩したり、疲労で半日寝込んだりします。

 まさか64歳となった自分(今年の8月で65歳)が、こんなに体力不足になるとは思いませんでした。

 ただし、まだ、アタマは生きています。ウクライナ紛争勃発後の読み解き方でも、その時々の判断も間違えなかったと自負しています。

 アタマがダメになったら、素直に皆さまに申し上げ、会社をたたみますが、まだできる以上は、頑張らせてください! ぜひ活動費の支援を、お願いします。

 岩上安身拝

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 岩上様、ご家族の闘病を知り、胸を痛めています。

 そうした苦難と財政的な危機の中であっても、果敢にIWJを運営している岩上様に畏敬の念さえ抱きます。

 堕落したマスメディアばかりの日本でIWJの報道は救いです。なんとかこの危機を乗り切ってほしいと思います。

(M.K. 様)

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 M.K. 様

 ありがとうございます!

 何とか乗り切っていきましょう! それも応援してくださる皆さまとご一緒に!

 「我関せず」という方もいます。「岩上や、IWJの言っていることは勘違いなんじゃねーの!?」という方もいます。

 でも、そういうアンチも無関心の方も、同じ「日本」という名の泥船に乗っているのです!

 皆が救われなければいけません。

 皆が、日本は「第2のウクライナ」になってはいけない、と思わなければいけません!

 ウクライナを「代理戦争」の道具に仕立てた、今回の戦略は、ウクライナの人々には申し訳ないですが、一刻も早く停戦に至り、「失敗」に終わってもらわなければいけません。

 ウクライナがボロボロになりながら、「代理戦争」に勝利した(まず、ありえないことですが)となれば、この「先行モデル」を少々アレンジした上で、日本に当てはめてくるでしょう。

 しかも、その時には、対中「代理戦争」だけではすまないかもしれません。北朝鮮も火を吹く可能性があります。相手は韓国だけではなく、必ず在日米軍も相手となります。

 そして、今回の退路制裁で決定的に悪化してしまった日露関係から、最悪の場合、対露「代理戦争」も同時勃発するかもしれません。

 通常戦力でももちろん、核戦力の使用となったら、廃墟になるしかありません。北朝鮮は、韓国のインフラすべてを破壊したいとは思わないでしょう。併合する際、できるだけ温存しておきたいはずです。

 中国もまた、台湾を破壊し尽くしたいとは思わないはずです。同胞ですし、お互いに深い経済的・テクノロジー的な関係性もあります。

 しかし、日本は、どこの国とも、血縁、言語・文化、何をおいても「同胞」としての共通項がありません。

 ロシアにとっても、中国にとっても、北朝鮮・韓国にとっても、米国にとっても、です。

 目ざわりな在日米軍ごと焼け野原にしてしまおう、と思っても、少しも不思議ではありません。ロシアは別として、北朝鮮、韓国、中国には日本に侵略された、という怨みも種火のように残っているはずです。そこに戦いの風を吹き込めば、一気に火は燃え上がります。

 しょせん、独自で核開発に成功した核保有国には、非核保有国は、最終局面では、勝てないのです。

 その前に海上封鎖されてしまえば、日本のエネルギー備蓄は6ヶ月で底を尽きます。食料不足で餓死してしまいます。

 自国は、日米安保に頼らず、米国から自立して、自国自ら守るべきです。と同時に、すべての隣国と、「八方美人」と言われようとも、「作り笑い顔」で握手し続け、戦い、争う火種を消してゆくべきです。日本の「独立記念日」がいつになるのか、その日まで生きて、この目で見たいと思います。

 なんとかIWJも生き延びさせてください! 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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 大変な状況の中、いつも貴重な情報をありがとうございます。

 少しでもお役に立てればと思いお振り込みしました。岩上様、スタッフの皆さまお体を大切にしてください。

(Y.A. 様)

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Y.A.様

 ありがとうございます!

 皆さまの、ご支援が、我々の支えです!

 私とスタッフの体調まで、気遣ってくださり、感謝いたします。

 私が、8年ほど前に狭心症の発作に見舞われて以降、たびたび、体調を崩して、皆さまにご心配をおかけしていること、申し訳なく思っています。

 色々、病名が重なって、治るのではなく、増えていくばかりだなと、いささか、うんざりしつつも、健康維持に関しては、自分だけの問題ではないので、治療等には、真剣に取り組んでいます。

 最近、わかったことは、一つの病気の克服のために処方された薬の副作用が、別の病気を招く、ということです。

 それと同時に、どうしてもおかしいなと思ったら、それこそ、信頼できる情報を求めて、メディアを選択していくのと同じく、セカンドオピニオンを求めて、いくことの大切さです。

 最近、体重がかなり落ちてきました。単なるダイエットの話のようですが、これには薬の副作用が関係していたことがわかって、改善を図れたからです。

 また、血液検査などで、異常値が出ても、その項目の専門医でないと、その異常値に対して、どうすべきなのか、わからないということも、患者として、わかってきました。

 このあたり、詳しく書くと長くなり過ぎるので、複数の疾病を抱えつつも、前向きに取り組み、じりじりと匍匐前進するように、よくなっている部分もあります、とだけ、本日は報告させてください。

 ご心配を皆さまにおかけしないように、病気ならばその克服にしっかり取り組み、体調の不良ならば療養しつつ、それでもやるべき仕事をやり抜くコツを、日々、工夫しながら、やっています。

 まだまだ、頑張りますので、どうぞ、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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 日本のジャーナリズムに危機感を持っているため。

(匿名希望 様)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 日本のジャーナリズムに危機感をもっているのは、私も、IWJの仲間達も、同じです。それが、私達の駆動力でもあります。

 私は、もはや、平穏な引退ライフを考えられなくなりました。最後まで、ジャーナリストとしての使命を、果たそうと覚悟しています。

 しかしながら、皆さんのご支援がないと、活動は継続できません。どうしても活動費は必要です。スタッフの生活もあります。難病の娘がいるという、私の個人的な事情もあります。

 どうか、末長く、ご支援をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

 岩上安身拝

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 IWJは権力に忖度しない報道を堅持しており、商業報道が伏せている事を暴露する貴重な情報源となっているから。

(M.M. 様)

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M.M.様

ありがとうございます!

 第1の権力である政治権力から、第4の権力であるマスメディアまで、国内の権力が、姑息にも国民の不利益になることを隠している、というのは、おっしゃる通りです。

 ただ、こうした報道の活動を続けていると、色々なことがわかってきます。

 日本で、もっとも実質的な権力を持っているのは、霞ヶ関の官僚と言われていますが、彼らの中には、我々の書いている記事などを、よく読んでいる人がかなりの数いることがわかっています。

 中には、権力として、我々を監視している者もいるでしょうし、猛烈なアンチもいます。

 私は、10年あまり、参加し続けてきた官邸での総理会見を、岸田政権になってから、締め出されました。これは岸田内閣、あるいは今回暴露された岸田総理自身の側近による、官僚への圧力もあるかもしれません。

 それ以外の省庁でも、大臣会見からIWJを締め出そうと言っている官僚がいることもわかっています。

 しかし、その一方で、熱心な読者で、ひそかにシンパシーを感じてくれている、という官僚も確かにいます。

 もちろん、そうした官僚は、決して表に出てきませんが、自分達でも、知らないこと、つまりは日々のマスメディアのデタラメな報道、特にウクライナ紛争などの嘘に、眉に唾をつけている官僚の中には、私達の発信している情報で、事実を知る、という方もいます。

 私自身、オフレコを前提に、実情を知りたいと、質問を受けたこともあります。

 皆さまの目につかないようなところでも、様々な、ピンチはありますが、万事休す、ということにならないよう、しぶとく頑張っています。

 IWJにとっての最大の問題は、政治的な「弾圧」を心配しておびえることではなく、何よりも経済的なピンチです。こればかりは、市民の皆さま方のご支援を仰ぐ以外にありません。

 どうぞ、会員の方は、継続していただき、非会員の方は、有料の会員登録を、よろしくお願いいたします。

 また、ご寄付・カンパによるご支援も、ぜひよろしくお願いいたします! 今月2月は、本当にピンチです! よろしくお願いいたします!

 岩上安身拝

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 世の中は国内外ともに益々酷い状況になり、戦争への足音さえ聞こえ始めて来たように感じ非常に危機感を募らせる毎日です。

 数々の醜聞が明らかになっても彼らが居直り退場もままならないのは、ひとえに大手メディアの加担によるものです。

 彼らの態度を改められるのは主権者たる国民しかなく、もっと賢くなる必要かある。その為にも、草の根の市民ジャーナルが辛抱強く民主主義を育てていかねばと強く思う次第です。

 少しでも手助けになればと僅かですが寄付させていただきます。

(匿名希望 様)

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匿名希望様

ありがとうございます!

 先のメッセージへのお返事の中で、官僚の中にも、IWJが、事実にもとづく真実を伝えていることに気づいている人がいる、ということをお伝えしました。誰も彼もが、保身と愚かさの塊、というわけではない、ということは大事なことであり、心強いことでもあります。

 今は芽吹いていなくても、地中に確かな種がまかれてあれば、冬が去り、春になれば芽が出てきます。我々は、その種まきをしている、シード・ジャーナリズム(そんな言葉があるとすれば、ですが)だと、最近は考えるようにしています。今すぐ、ウケたり、収穫を得られなくても、必ず、生きている種=真実は、芽を吹くものだ、という希望です。

 そうでないと、孤立に耐えられない人もいますので。私自身が一人で確信を持っていたとしても、ついてきてくれるスタッフとか、支持者の方とか、会員の方とかが、孤立を怖がると、何もできなくなってしまいますので。

 最近は、ウクライナ紛争に関する論調が、マスメディアは相変わらず鈍重でも、メルマガの世界などでは、180度変わった景色が見られるようにしました。

 2年前、我々は孤立していましたが、(そんな時でも、もちろん、孫崎享さんのように、何も示し合わすことがなくても見解が同じという貴重な有識者もいました。もちろんごくごく少数です)随分と様変わりしています。いずれ、その様子もご紹介します。

 結局のところ、現実、真実は、どんなにプロパガンダを行なっても、ごまかせません。種をまいておけば、必ずや、芽吹きます。

 もちろん、プロパガンダを行う側は、一つの嘘が発覚したら、また次の嘘をでっち上げる、それを我々のような者達が暴く。そうしたイタチごっこではありますが。

 だからこそ、真実を伝えるジャーナリズムは、今現在のテーマに取り組むべく、歩みを止められないのです。

 マスメディア、あるいはネットを媒介とした様々な発信者にしても、最初から真実を知っていて、国民を確信犯的に騙そうとしていた、とばかりは言えません(中には、そうした連中も存在します)。

 マスメディアや、中小の出版やネットメディアの人間達も、多くの場合、真実を知っている上で、国民を騙しているというより、欧米の発信しているガセ情報を何ひとつ疑わずに、信じ込んだ上で、愚かにも、自分自身が洗脳されていることにも気づかず、読者や視聴者を洗脳する情報を撒き散らしてきた、というのが、大方のところだと思います。

 カルトの先輩信者が、後輩信者を洗脳しているのと一緒です。

 だから、ウクライナが優勢などと伝えてきたのに、急に劣勢になった、と報じられても、自分達自身で、これまで発信してきたデタラメ報道との落差の説明ができないのです。

 ネットやSNSに、私やIWJについて誹謗中傷していた者達が、静かになり、さらにその投稿等をそっと削除している例もあります。いちいち取り上げて、あげつらっている暇も手間もありませんが。

 知識人にも、同じことが言えます。

 まともな現実認識をしている数少ない知識人と思って、コンタクトを取ると、結果、根本のところで、欧米の、実際にはレイシストの知識人に洗脳されていたりするのです。

 インタビューイー探しが、困難を極めている理由の一つです。

 パレスチナ問題に関しては、さすがにまともな認識を持つ人は少なくありませんが、ウクライナとロシアの問題となると、本当にインタビューイー探しが困難です。ただ、今後、若い新進気鋭の研究者に登場してもらいますので、ご期待ください。

 まず今月28日インタビューを録画収録するのは、新進気鋭の若手の財や研究者の嶋崎史崇氏です。『ウクライナ・コロナワクチン報道にみるメディア危機』の著者です。ボリュームが多いので、数回に分けてインタビューを配信する形になると思います。

 ウクライナ問題以上に、始末に追えないのは、新型コロナワクチン問題です。このテーマに至っては、YouTubeなどで記者会見を中継しているそばから、バンされていってしまいます。

 我々は、会員向けの全データはYouTubeに頼っていませんし、多重のバックアップもしていますので、万が一バンされても、データが全てなくなったということのないように昔から備えています。こうしたことにも、もちろん、コストがかさみます。

 どうか、今後とも、市民の皆さまの支えによって、活動を継続していきたいと思いますので、会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援なほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身拝

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 多極化が進み、世界の構造転換を目の当たりにしているこのようなときに、これまで、貴重な情報の数々をを伝えてくれていたIWJが存続の危機にあるというのは、なんともやるせない気持ちです。3.11のあの大惨事をきっかけにしてIWJを知り、以来、それまで気付かなかった様々な事柄について教えてもらった者としては、たとえ規模が縮小されようとも、なんとか継続して欲しいと願うばかりです。岩上氏の事情も含め、現在のIWJの苦境を解消するにはとうてい及ばない額ですが今回もカンパいたしました。

(M.T. 様)

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M.T.様

 ありがとうございます!

 私が、IWJを会社登記したのが、2010年12月です。それからわずか3ヶ月後に、東日本大震災が起きて、福島第一原発事故が起こりました。IWJは、まさにこの原発震災と津波とともにスタートしました。

 あの頃から、応援してくださっていること、感謝しています。

 あの頃は、様々な記者会見や取材現場をライブストリーミングで、中継してしまう、ということ自体、ラディカルで、あらゆる現場で、「入れてくれ」「入れない」の押し問答をしたものでした。

 今では、スマホさえあれば、誰でもどこでも中継も録画収録もできてしまい、それを乗せて世界中に運ぶSNSも、多様に発達しています。

 現場を取り巻く状況は、劇的に変わりましたが、原発震災を取り巻く現状はまったく変わっていません。時が止まっているかのようです。

 それどころか、私が2011年の「3.11」以降に、すぐに気がついて、警告を発してきた「原発の戦争リスク」は、13年が経過して、いよいよ本当に、日本の安全保障上の重大なリスク要因となってきたのにも関わらず、相変わらずこの重大なテーマを、真剣に考えようとする人々が、ほとんどいない状態です。

 今、東アジアで、戦争をあえて起こそうとするプロパガンダが止まりません。ウクライナでの行き詰まりを、東アジアで取り返そうという思惑がひしひしと伝わってきます。

 中国を敵国とした戦争が勃発すれば、日本が集団的自衛権によって、否応なく巻き込まれて参戦することになります。そうなれば、日本は米国の「代理戦争」を戦わなければなりません。

 まさしく、「日本のウクライナ化」です。

 南西諸島だけでなく、日本列島全体が戦場と化すわけです。

 そして、その時、日本の沿岸に無防備に立つ54基の原発は、ミサイル防衛網による防御もなく、攻撃の標的になりうることとなります。

 日本の国内のパワーエリートは、誰も、この問題を真剣に考えません。もちろん、メディアも、知識人もです。

 考えれば、この問題の結論は、簡単なことで、すぐに原発は廃炉にできない以上、少なくともそれまでは絶対に、戦争をしないことです。

 どんなに隣国と険悪になっても、戦争以外の、平和的な手段で、解決に臨むということです。

 それでも、米国が日本を「戦争の道具」にしたがるようであれば、その米国の腹の底を日本人が全員直視し、日米関係を変えていかなければなりません。

 日米安保を、現在のような占領軍の延長のような形態から、大きく改定して、日本は日本自身が守る、自立し、主権のある日本を取り戻し、同時に、近隣国と平和条約を結んで、敵対的な緊張感を取り除くことです。

 どのみち、日本はエネルギー資源がまったくなく、食料自給率も恐ろしく低い水準です。仮に食料自給率を上げても、エネルギー資源がない状態は、解消されません。しかも島国であり、海上輸送が必至なのです。

 戦争をせずに、海上封鎖などされないようにして、特に、資源をもち、これから成長をしてゆく、グローバル・マジョリティの各国と関係を深めて、エネルギー資源の輸入先を広げていくことが必要であり、重要です。

 白人でも、欧米人でも、キリスト教徒でもないのに、G7のメンバーであることで、日本は、欧米の白人のもつレイシズムからの、見下される対象から外れていると思い込み、はしゃいで嬉しがったり、空疎なプライドをもったり、お調子に乗ったりしています。

 あげく、何も考えずに付和雷同を続けていくうちに、思考が奴隷的なレベルにまで落ちてしまいます。その手本が、岸田総理の、何があっても「G7で結束していく」というワンパターンのフレーズです。

 世界の4分の3は、グローバル・マジョリティなのです。この多様性と、多極性を認め合う国と国の関係作りは、始まったばかりであり、そこにスターターの一員として、日本がそこに加わらないのはもったいありません。

 古い歴史、古い世界は行き詰まりつつありますが、あたらしい世界は、開かれ、伸びて行きつつあります。

 そういう世界へ、日本は古い友人たちとの付き合いもそこそこ大事にしながらも、戦争ばかり起こす、悪友との悪縁は断ち切って、参画していくべきだと思います。

 若者の未来が、開けた、輝けるものになるかもしれないと思えることは、いささか歳をとった世代にとっても、夢をシェアしてもらえる、素晴らしいことです。

 明るいフレンドリーな米国のカルチャーには魅力を感じても、戦争狂国の米帝国とは、一線を隠したいと願うのは当然のことです。

 若者を、国の政策で、愚劣な戦争には向かわせずに、グローバル・マジョリティと共存共栄する方向へ、向かっていきましょう。

 高齢者にとって、それは、自己防衛ともなります。若者が飢えない社会を作ることが、高齢者を狙った特殊詐欺のような犯罪を減らし、老人の寿命が縮む政策を考え出すのを防ぐことにつながります。

 これからも、IWJは、世代を超え、同時に世代をつなぐ、大切な情報をお届けしていきますので、どうぞ、これまで通り、末長いご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身拝

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 貴重な情報に感謝しています。

(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 今後も、マスマディアが伝えない、貴重な情報をお伝えしていきます。

 私の心の中には、マスメディアの正常化、という思いも長いことありまして、「ウチはマスコミが伝えない情報を伝える媒体なんだ」という自己規定は、慎重に避けてきました。

 そんなふうに自分達を決めつけてしまうと、マスメディアが正常化したら、自分の役割はなくなり、無理してでもやろうとしたら、不必要に裏社会とか、裏のスキャンダルとかを狙っていくブラックな専門メディアのようになっていってしまうからです。

 もちろん、社会の裏を知ることは重要であり、何も裏を知らなかったら、表に出ていることがわからなくなります。なので、裏を暴き続けるメディアとかジャーナリストがいたら、それは尊敬に値いします。

 しかし、本題に戻すと、マスメディアに正常化を求める、ということは、到底、無駄な努力だな、と心から思うようになりました。

 一例をあげると、「ナチ隠し、みんなで通せば怖くない」とばかりに、「アゾフはネオナチではない」という、ウクライナが、世界中のマスコミを接待して、アゾフとの会見を行わせて、プロパガンダを行った、そのキャンペーンに乗っかった日本のマスメディアをいくら批判しても、何もこたえていないのです。何も変わりません。右も左も、どうしようもありません。

 ですので、彼らの過ちを指摘はしていくし、批判も非難もしますけれども、彼らが自主的に変わる時は、決して来ない、と思うようになりました。

 彼らが変わらない、期待するのもやめた、では自分達は、どうするかと言えば、やはり、何も変わらずに、事実を曲げずに伝えるべきことを伝えていきたいと思います。その結果については、我々が投じた情報のほんの一石が、受け取り手次第で、何かが変わるかもしれない。そう思って、未来に向かって、情報のボールを、投げ込み続けていきたいと思います。

 どうぞ、IWJが必要と感じていただけましたならば、今月のご寄付・カンパも非常に厳しい状態ですので、どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身拝

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 このままではいけないという思いからです。皆様の活動が砦だと思います。

(O.Y. 様)

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O.Y.様

 ありがとうございます!

 砦を、守りきります!

 ただ、兵糧が尽きてきました(笑)!

 いえ、冗談ではなく、本当にヤバいです!

 どうぞ、ご支援のほど、皆さま、よろしくお願いいたします!

 岩上安身拝

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 プロパガンダ情報ばかりでIWJだけが頼りです。

 苦しいとは思いますが規模は縮小しても継続お願いします。今日5万円郵便局に寄付しました。

(K.T. 様)

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K.T.様

 ありがとうございます!

 最近つくづく、大事な情報を届ける、という、このシンプルな仕事で、いい仕事ができるかどうかは、知的能力の問題でも、キャリアの問題でもなく、胆力とか、覚悟とかの問題だと思うようになりました。

 私より、知的に優れていても、学識があっても、いざという時に、腹を括れなければ何もなりません。

 例えば、2022年のロシアによるウクライナ侵攻があった時、その前まで8年間も、ウクライナ政府とウクライナ軍が東部ドンバスでロシア系住民を差別し、殺戮し続けていた、ということは、ロシア・ウクライナ情勢を知る者であれば、誰でも知っていたことです。

 それを、「いわれなき侵略」などと、言って、なかったことにする、異常なプロパガンダが米国主導で始まり、欧州も日本も、今も、その虚偽のプロパガンダに覆われて、多くの政治家、メディア、有識者、ジャーナリストらが、嘘に呑み込まれてか、単なる保身か、真実を伝えようとしません。

 私たちは、2014年のユーロマイダンクーデターから、何が起きてきているのかウォッチしていましたので、迷わずに真実を伝えてきましたが、そのため、大変、孤立することにもなりました。

 しかし、私達には、理解して、応援してくださる方々がいます。その応援のある限り、腹を括って、真実をお伝えしていきます。

 今後とも、ご支援のほど、どうぞ、よろしくお願いします。

岩上安身拝

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 IWJのような独立メディアがなくなることに、非常に危機感を感じています。ぜひ、活動を続けていただきたいです!

(H.K. 様)

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H.K.様

 ありがとうございます!

 独立したメディア、独立したジャーナリストでないと、まともに事実にもとづく真実を伝えることは、困難です。以前から困難でしたが、今はより一層、困難になっています。

 米国の覇権のもとで、従属国として、ぬくぬくとしていられた、戦後の一時代があった、というだけで、そんな時代が続いていく保証などありません。

 右も左も中道も、そんな戦後の時代の夢にまだ浸っています。目を覚ましません。

 世代も交代した米国が、過去と同じように鷹揚であると薄ぼんやり考えて、これまで通りに、自分の頭で考えずに、米国に従属していくのは、とても危険であり、現実逃避でもあります。

 ロシアを目の敵にして、ウクライナをロシアにぶつける「捨て駒」にし、犠牲にしてゆく、G7や欧米日の息苦しさに比べて、かつての発展途上国、今やグローバル・マジョリティである国々の、伸びやかさをよく見るべきです。

 インスタグラマーのような若い世代が、パリでも、ロンドンでも、ニューヨークでもなく、こぞって中東のドバイに向かうには、それなりに理由があります。

 そこが最先端の、ファッショナブルな都市であることはもちろん、高い税金も取られない、何よりも、白人至上主義のレイシズムが感じられない都市であるからです。多くの若いインスタグラマーのコメントを見てみてください。そうした感想が溢れています。

 我々、アジア人である日本人を含めた有色人種にとって、これは青天の霹靂であり、今や、欧米に行くよりも、居心地のいいことです。

 国際政治や地政学的な話は難しいという若い人々にも、このような居心地のいい世界が開かれつつあるアジア、中東、南米、アフリカの方が、これからは魅力的になっていく、おしゃれに思う、新たな出会いや、ビジネスチャスもあると感じる、その感性は間違ってはいないと思います。

 ドバイは、UAEですが、中東の最大の産油国であり、イスラム教の聖地を2つ抱えるお堅いサウジアラビアが、長年の半鎖国政策を解いて、今まで入国を認めなかった観光客の受け入れを始めました。

 それと同時に、米国のラスベガスが「聖地」とされ、同地で開催されるのが当たり前だったプロボクシングの超ビッグマッチ興行が、観光の目玉として、次々、サウジアラビアで開かれるようになりました。

 ラスベガスのリゾートホテルで行われる世界一のショービジネスやエンターテイメントを、サウジアラビアに持ってこようとしているのです。かつて、あり得なかったことです。ラスベガスが、空洞化し始めた、ということです。

 世界一の軍事力というハードパワーだけではなく、世界一のエンタメ王国という米国のソフトパワーも、徐々にその地位を削られていくことでしょう。

 ドバイと張り合うサウジアラビアは、今後、規模において、ドバイをはるかに上回るような最先端の巨大都市を、砂漠の中に作る計画もあります。

 サウジアラビアは、長年対立していたイランと和解し、対米従属国から脱皮して、グローバル・マジョリティの側に引き寄せられています。

 対露制裁に参加させられた欧州と日本は、ロシアを弱体化させるどころか、自ら自滅するかのように、深刻なインフレと、景気後退とが重なるスタグフレーションに陥りつつあります。

 しかし、サウジアラビアのような中東の産油国も、中国やインドのような巨大な人口を擁する国々も、対露制裁に参加せず、中印などは、ロシアからの格安のエネルギー資源を大量に受け入れて、その点では潤っています。

 米国は、素晴らしい文化もありますし、フレンドリーな国民もいますが、福音派的シオニズムの病理に冒され、さらには金融界と軍産複合体が主導する、その卑劣な単独覇権維持戦略は、同盟国を不幸にし、さらに自らの首をも絞めてゆく、実に愚かなものです。

 米国の戦略、軍略にただただ付きあわされていては、次は東アジアで、日本が「第2のウクライナ」にされてしまいます。

 そうならないように、現実に目を見開くように、日本社会の中で、私達IWJは、今後も、真実を伝えて、訴えていきたいと思います。

 白人至上主義のレイシズムや、福音派的シオニズムの中で、その植民地主義的なレイシズムに同調し、エセ白人扱いされることに喜んでいる、愚かで醜い真似は、ぜひ、やめにしたいものです。

 IWJは、一歩先の世界を見通しつつ、目の前の現実を、歪めることなく、皆さまにお届けしていこうと思います。妥協することなく、これからも厳しい道を歩んでいきます。

 どうぞ、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身拝

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 先ほど少額ですが、カンパしました。

 難病を患うお嬢さんの痛みや苦しみ、そして岩上さんのご心配、いかばかりかと思うと、本当に何とお声をおかけしたらいいのか、言葉が見つかりません。

※【岩上安身より最後になるかもしれないご支援のお願い!】私には難病の娘がいて、この子を私の死後も守るため、我が身ひとつで自己破産して散ることはできません。IWJの経営再建に向け、ご支援のお願いをします!
https://youtu.be/jZv9X2ojES8

 早く良い治療法が見つかりますよう心から祈っています。それと同時に、病気や障害があっても困らない、誰もが生きやすい社会にしていかなければ、とも思います。そのためにもIWJが必要です。

 高校で教員をしていますが、食事が十分に取れず病気がちな生徒、難病を患っていても病院に行くことができない生徒がいます。社会保障をもっと手厚くしてほしい、それなのに、政府と大手メディアは「ウクライナ」で国民を煽り、防衛費ばかり増やすことに苛立ちを覚えます。私たち市民がだまされないために、判断を間違わないために、IWJには今後ともがんばって生き残ってほしいです。よろしくお願いします。

(N.H. 様)

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N.H. 様

 ありがとうございます!

 難病になってしまった次女がいる、というのは、私事ではありますが、その私事を通じて、難病患者、障害者、高齢者など、社会的弱者への攻撃や切り捨てが強まりつつある社会的風潮に対し、父親としてだけでなく、ジャーナリストとしても強い危惧の念を抱いているので、あえて私事を公開し、警鐘を鳴らしました。

 ナチスの狂気は、最終的にはユダヤ人を殲滅させるべく、アウシュビッツのような強制収容所で毒ガスで殺害してゆくまで更新していきましたが、初期に彼らが行ったのは、障害者に対する福祉のコストの高さを訴え、さらには病院に収容して、ひそかに殺してゆく「T4作戦」でした。

※最悪の「ヘイトクライム」発生!相模原の知的障害者施設で19人殺害――容疑者は衆院議長公邸に「障害者は安楽死」求める手紙を持参した過去も 2016.7.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/321304

※ナチスドイツの「T4作戦」を連想させる、相模原障害者施設殺傷事件! 安倍総理はこの事件を強く批判して、障害者と家族を安心させるメッセージを出すべきでは? 2016.8.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/324764

※「『特異な事件』では片づけられない」相模原殺傷事件の「温床」となった現代日本とナチス・ドイツの不穏な共通点とは ~日本障害者協議会代表・藤井克徳氏インタビュー(聞き手・IWJ佐々木隼也記者) 2016.8.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/326842

※聖火リレーを発案したナチスはT4作戦で7万人以上の障害者を殺戮! 津久井やまゆり園でのパラリンピック採火は撤回、中止を!~4.21「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」による相模原市長への申し入れと囲み取材 2021.4.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491241

 それを見ても、難病患者や障害者への圧力の高まりは、このようなファシズムの集団狂気の前兆現象として、警戒を怠ってはならない、と感じます。

 また、ファシズムの被害者であったはずのユダヤ人のシオニズムも、自分達が「罰せられない」とわかっていると、集団狂気がどんどんと悪化していって、「笑いながらのジェノサイド」を自ら公開し、全世界に向けて発信してゆくという、人類史上類例を見ない狂気の沙汰を繰り広げるに至っています。

※【IWJ号外】元『ニューヨーク・タイムズ』記者、クリス・ヘッジズ氏が、イスラエルによるガザの民族浄化とパレスチナ人のガザ永久追放計画、人類初のAIによるジェノサイドに警鐘! 2023.12.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520182

※【IWJ号外】ブラッディ・クリスマス!「ハマスはナチス」と主張して、大量虐殺を続けるネタニヤフ政権と、その蛮行を支援する米バイデン政権に対し、ホロコーストと反ユダヤ主義の研究者ら16人が「誤りだ」と指摘! 2023.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520703

※【IWJ号外】米国の独立ジャーナリスト、エヴァン・リーフ氏が、「シオニストが『最終的解決』へと突進している」「ファシストに人間性があると思い込むことは、多くの人々が犯す最後の過ち」だと警告! 2024.1.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520920

※【IWJ号外】ミアシャイマー教授、南アフリカが国際司法裁判所に提出したイスラエルのパレスチナ人に対するジェノサイドを告発する申請書を「真に重要な文書」として解題! 2024.1.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521023

※【IWJ号外】元『ニューヨーク・タイムズ』記者クリス・ヘッジズ氏、南アフリカがICJに提訴したイスラエルによるジェノサイドの審理を詳報!「正義を要求し、バイデンの責任を問わねばならない」と訴え! 2024.1.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521043

※【IWJ号外】ミアシャイマー教授が、国際司法裁判所がガザにおける虐殺をめぐる南アフリカとイスラエルの裁判について下した暫定判決に『ICJの命令は、イスラエルの評判に深く永続的な汚点を残すだろう』! 2024.1.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521291

※【IWJ号外】ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト、クリス・ヘッジズ氏が「ガザにおけるイスラエルのジェノサイド、組織的な大規模飢餓の最終段階が始まった」「飢餓ジェノサイドはナチスを超える」と警鐘! 2024.2.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521612

 ナチスすら、「ホロコースト」は隠して行っていたのですから、いかにシオニストの異常さがケタ違いのものであるかわかりますし、これを見せつけられて、立ちすくんで、受容してしまうことがないように、ジェノサイドを止めるべく、イスラエルへの圧力はもちろんのこと、米国がイスラエルへ軍事支援することを止めないといけません。

 ハマスの悪だけを並べてシオニスト・イスラエルの悪をまったく糾弾しない飯山陽氏のような「知識人」がいて、その論考を堂々と紙面に掲載する『産経新聞』のような新聞すら、存在します。

 日本においても、こうした狂いっぷりを目の当たりにすると、どれだけ声を大にしてジェノサイドをやめろ! と言わなければいけないのか、痛感します。

 シオニズムはレイシズムであり、植民地主義であり、ファシズムです。パレスチナ人との共存を拒み、徹底的な殺害を行うシオニスト・イスラエルの行状には、一切妥協することはできません。

 IWJは、微力であっても、その社会的影響力に限界はあっても、人々が理不尽な殺され方をしている時に、黙って見過ごすことは絶対にしません。

 以下の緊急インタビューも、ぜひ多くの方々に見てもらいたいと思います。

※対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

※イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

※ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

※「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

 IWJがこれからも活動していけるよう、今後とも皆さま、ご寄付・カンパによるご支援と、有料会員登録のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 少額ですがカンパしました。経営環境は厳しくなるばかりの中、維持していくのは大変だと思います。規模の縮小は当然です。予算内でできる形で、IWJのフアンとしては継続を願うばかりです。世界の変化が激しすぎて、IWJの記事をいきなり読んでも理解できない、って事もあると思います。今までに積み上げてきた、知、の財産としての、IWJ、を、何とか継続していただきたいと思います。ダメなときは、撤退、体制を立て直して、反転攻勢、って、ウクライナみたいな話、、、じゃなく、岩上さんや、スタッフさんの、ジャーナリスト、としての活動を支援したいと思います。

(落合 正明 様)

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落合正明様

 ありがとうございます!

 日常の支出カットは、できることはほぼほぼやったので、あとは、スペースを縮小することですが、資料となる書籍などが、私が長年溜めてきたものを含めて大量にあるので、それをどうにかしないと、より小さいスペースへの移動ができません。

 かなり、処分もしたのですが、知的財産というものは、我々にとっては、「製品」を生み出すための「仕入れ材料」のようなものです。どうしても、不可欠です。

 ひとつ考えているのは、今は全国的に空き家物件が増えたいると言われているので、首都圏の外れにでも、そうした格安物件を見つけて、開架式の図書館状態にして、本の多くを移せないだろうか、ということです。

 また、首都圏直下地震や、本当に戦争突入して、都心に空爆やミサイルでも撃ち込まれたら、都心にあるオフィスはひとたまりもありません。

 特に、これまでの動画データは、自社と、別の会社のデータ保存サービスに預けてありますが、物理的にサーバーが破壊されたり、大規模なサイバー戦争にでもなったら、クラウドでは、対処できません。

 安全なところに、ハードでバックアップデータを残して、早めに都心から疎開させておく必要性も感じています。

 探しているのは、地震や水に強い地盤の良い台地の物件。都心から最も遠くても、車で2時間くらいまで。

 本の出し入れは、車を使うので、人気のある駅近くの物件である必要はなく、むしろ駅から遠いため、不人気ゆえに価格が安く、きちんとスペースのある空き家があれば、と思っています。

 そうすれば、今すぐ必要な資料、書籍だけ手元に置いておかばいいので、スペースを省けて、今よりも狭いオフィスでも、稼働可能だと思います。

 どなたか、良い物件に心当たりがある方、ぜひ、情報をお寄せください。

 何としても、IWJは、サバイバルして、米国の目論む東アジアでの戦争実現に向かって、嘘ばかり書き続けるマスメディアに対抗する、真実の情報を世に出し続けたいと思っています。

 どうぞ、皆さま、ご助力、ご支援を本当によろしくお願いいたします。

岩上安身拝

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 貴社の借金の額の埋め合わせにはほど遠いでしょうが、足しになればと送ります。

(水野 博 様)

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水野博様

 ありがとうございます!

 本当に、金額はいくらであっても、多くの人が、広く、薄くでも、応援していただけることが、一番、ありがたいと思っています。

 今後とも、どうぞ、IWJをご贔屓に、よろしくご支援のほど、お願いいたします!

岩上安身拝

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 ウクライナ、ロシア戦争で優れた報道をしている

(K.H. 様)

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K.H.様

 ありがとうございます!

 他のマスメディアが、ことごとく、プロパガンダの道具に成り下がっているので、我々としては、少しも手を抜けない、という思いです。本日、取り上げた『朝日』の記事などは、論外ですが、その論外がまかり通ってしまっているのです。

 今のところ、IWJが受けた直接的な圧力は、これまで10年以上も、私が参加できていた、総理会見に、岸田政権になってから、ウクライナ問題やノルドストリーム爆破事件について質問してから、急に、参加できなくなったことです。

 この問題で、政府と与野党とマスメディアが、全て結託して、世論の方向性を誘導しているのに、そこにたてつくような人間は入れさせない、ということなのでしょう。

 安倍政権ですら、やらなかったことを、岸田政権は、あのツルッとした優等生顔をして、やってしまいます。恐るべきことです。

 しかし、ごんな程度の圧力に屈してたまるか、という思いも、もちろんあります。

 日本滅亡の回避と、ハルマゲドンに取り憑かれた連中の思惑が外れますように、ご支援くださる皆様とともに、頑張りたいと思います。

 どうぞ、今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします!

岩上安身拝

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 IWJの代表を務める岩上氏が新型コロナの苦痛から解放され、職場復帰されたとのこと。長年、IWJの情報を頼りにしてきた者として少し安心いたしました。経営上の苦しさはまだまだ続くとは思いますが、何よりも体が健康でなければ何事も始まらない訳ですから、スタッフの皆様も含め、くれぐれも体をいたわってこの仕事に打ち込んで貰いたいと思います。

 これまでの数々の貴重な情報を発信してこられたIWJの存続を願うと共に、岩上氏の職場復帰と新しい期の始まりを祝って、微力ですが今回もカンパいたしました。

(M.T. 様)

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 M.T.様

 ありがとうございます!

 新型コロナは、後遺症として全身の痛みが1ヶ月以上も残りました。痛みは徐々にとれていきましたが、右肩の痛みだけは残り、数ヶ月経たつい最近、やはり医者にかかる必要があると思い、整形外科にかかり、MRIまで撮りました。

 結果、激痛を伴う強い関節炎のあとのなごりとして、石灰があるとのこと。こうした症例は珍しくはないけれども、原因は特定できず、2度、ステロイド注射をして、それで治りました。

 今年に入ってからは、インフルエンザにかかり、陰性になっても、微熱が長引くなど、全身の抵抗力が落ちているように感じます。

 この8月で65歳となり、同級生達はのきなみ定年退職します。今年の年賀状の中には、今回を最後に、年賀状のやり取りは終わりにします、という高校の同級生からのリタイアのあいさつのような賀状もあり、少しさびしい思いもしました。

 とはいえ、私の場合は、自分が掲げて取り組んできたテーマが、次々と現実になり、リタイアどころではありません。

 何の因果か、と思いますが、まだまだ余力はありますので、力尽きるまで、デタラメなプロパガンダの洪水に抗って、仲間であるスタッフと共に、真実を封じ続けてまいりたいと思います。

 1番のピンチは、真実を伝えることによる孤立ではなく、財政難です。プロパガンダの海における孤立もバッシングも恐れませんが、活動費が尽きてしまうことは真剣に恐れます。

 頑張ってまいりますので、どうぞ、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします!

岩上安身

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 IWJの活動方針と岩上安身さんの人間性に共感するから

(平林 啓一 様)

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平林 啓一 様

 ありがとうございます!

 素の私は、がさつ人間でして、身近な人から「人間性に共感する」とおほめいただいたことは記憶にはなく、こそばく感じますが、ご寄付とともに、おほめの言葉もありがたく拝受したいと存じます。

 IWJの活動方針への共感は、本当に嬉しく思います。今後も、共感していただけるよう精進してまいります。

 どうぞ、変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 インフルエンザによる自宅療養からやっと職場復帰された岩上様、先ずはおめでとうございます。

 ここ数年、日本も含めた世界中で暗い話が続いている中で原発がある能登半島での大地震が、日本の今年の幕開け(年明け)になるとは本当に驚きました。IWJにもたびたび出ている植草一秀氏が昨年の暮れに自身のブログ「植草一秀の『知られざる真実』」の中で「甲辰(コウボクのタツ)の甲はよろいで、よろいをつけた草木の芽が殻を破って頭を少し出した象形文字。……

 他方、辰は理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろの抵抗や妨害と闘いながら歩を進めてゆく意味」と書いておりましたが、2011年の東日本大震災と、それに続く福島原発事故に匹敵するほどの今回の大地震にもかかわらず、政府は志賀原発の廃炉を検討するどころか、原発推進の姿勢を崩さず、岸田首相にいたっては2週間もたってからやっと現地に入るなど、危機感の欠如があまりにもはなはだしい姿しか私たちの目には入ってきません。

 IWJも標的にされているように、体制に批判的な言論人やメディアは排除されることが益々酷くなってきています。

 以前、岩上氏のインタビューに何度か出たことのある田中宇氏は、自身のブログで「EUの大統領にあたる欧州委員長のフォンデアライエンが、先日行われたダボス会議の講演で今後の2年間の最大の懸念事項は、戦争でも気候変動でもなく、ニセ情報についてだ」と
述べた事を紹介していました。

 彼(田中氏)によれば、EU政府が「ニセ情報」と呼んできたものの多くは、実のところニセ情報でなく、それと正反対の「正しい情報」であり、それは体制側に都合の良い方向への「言論統制」に他ならないと述べていました。

 植草氏が言うように「いろいろの抵抗や妨害と闘いながら歩を進めてゆく意味」との言葉が重く感じられます。故人となった安倍元首相ではないが、「このような人たちに負けるわけにはいきません」との言葉を、彼らに返してやりたいと思う、年の始まりでした。

 今までも様々な病気で苦しんできた岩上氏ですが、負けることなくスタッフの皆様と共にこれからも頑張って頂きたいと切に願います。

(M.T. 様)

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M.T. 様

 ありがとうございます!

 いろいろ体調面で皆さまにご心配をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした。

 年明け早々、まさかのインフルエンザ(私は徹底して人混みを避ける生活をして気を付けてきたつもりだったので)、その直後にも風邪をひき、その後は、風邪の症状が消えても、原因が不明の微熱が毎晩出て、1月はあっという間に過ぎてしまいました。

 日刊IWJガイドは、病床にあっても、書き続けましたが、インタビューが、1月中に1回しかできなかったことは、痛恨の極みです。

 一昨日、昨日と、科の違う病院へ行って、血液検査、尿検査をしてもらい、1ヶ月前との数値を比較しましたが、幸いなことに、糖尿、痛風、肝機能、体内の炎症反応などの値が改善され、安静にしつつ、薬を指定どおりに飲み、睡眠をできるだけ取り、食事療法もしてきたことで、体重も7kg近く減り、体質は少しずつ改善されつつあります。

 微熱はまったく消えたわけではありませんが、無理しすぎないように用心しつつ、2月は巻き返しをはかるべく、どんどん、インタビューも行っていきたいと思います!

 なにとぞ、IWJをご支援ください。IWJの経営難が、言論統制や圧力よりも、私の最大のストレス原因なので、IWJとともに、私も倒れてしまわないように、私自身、健康に気を付けて頑張りますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 大手マスメディアが政治と一体化し、事態は益々深刻を極めてます。第二次安倍政権以降、いくらスキャンダルが噴出しても誰も辞めず責任も取らない事が常態化していますが、これも大マスコミのアシストあってこそです。徹底的に社会が壊れる前に何とかしたい。このままでは子孫に顔向け出来ません。後悔するような選択をしない為にも何とかしたい、そんな思いから僅かばかりですが寄付をさせていただきます。

(M.H. 様)

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 M.H. 様

 ありがとうございます!

 IWJの会員の方々、この日刊IWJガイドにお目を通されている方々は、お気づきだと思いますが、IWJでは国際関係、外交安全保障、3.11のような原発震災など、大きなテーマを扱いながら、吉本興業のダウンタウンの松本人志氏のスキャンダルについては、『週刊文春』の後追いながらも、しつこく追いかけています。

 「IWJは芸人の性加害スキャンダルなんて扱わなくていい」とお考えの方もいるかもしれません。

 しかし、これは松本人志氏一人の問題ではなく、吉本興業全体の問題であり、さらに言えば、ジャニーズや吉本のような、有力な芸能プロダクションとテレビ界が深く結びつき、こうしたスキャンダルを助長させ、同時に、見て見ぬふりをして、やり過ごしてきた、芸能界・テレビ界の構造的な汚染土壌の問題であると私たちは考えています。

 まして、民放テレビ各局と電通は、吉本興業の持ち株会社の主要株主であり、非上場のため、外部からの声が反映されることはありません。

 『週刊文春』の報道が事実であるとするなら、「性的モンスター」とも言える松本人志氏を「育て上げた」のは、吉本興業だけでなく、民放テレビ各局なのです。

 しかも、この倫理観を著しく書いた民放テレビ局が、エンタメだけでなく、報道の分野においても、ネットの興隆によって、一時より衰えたとはいえ、新聞やネット、出版以上の影響力を今も持っていることが大問題なのです!

 テレビは、報道や情報番組を通じて、社会に大きな影響を与えているのです。「性的スキャンダル」ひとつまともに、取材しないし、報じないどころか、株主としての責任も各テレビ局は果たさないままです。

 こんなことがあっていいわけがありません。テレビの腐敗・堕落は、局所的なものでも、一時的なものでもなく、構造的なものです。

 ここを変えない限り、テレビがまともな報道メディアに生まれ変わることは絶対にありません。

 繰り返しますが、吉本興業と民放と電通は一体です。民放各社が吉本興業の全株を手放し、芸人を育成するプロダクションと緊張感をもって一線を画さない限り、ズブズブの癒着は続きます。

 芸能界に希望を持っている若い女性タレントが性加害の犠牲にあうことも、今後も続いてしまうでしょう!!

 岩上安身

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 わずかで恐縮ですが、それでもやはり支える一人でいたかったので。

(T.A. 様)

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 T.A. 様

 「わずかで恐縮」だなんて、とんでもないです!

 ありがとうございます!

 何百円でも何千円でも構いません。

 皆さまからのご支援を浅くてもいいので、広くお待ちしています!

 岩上安身

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 いつも貴重な情報を有難うございます。

 今この瞬間も、何の罪もないガザの人たちに弾丸が雨あられと振っているかと思うと、胸が痛みます。

 なのに、日本の大メディア・テレビはウクライナの「ブチャの虐殺(大茶番)」には狂ったように大騒ぎして、ロシアをショッカー軍団みたいにたたいていたのに、ガザは基本、まる無視です。

 たまに報道しているかと思うと、「ハマスはテロリストだから仕方ない」みたいな。

 は? イスラエルはアメリカと同じく、人の国を勝手にのっとった土地泥棒&人殺し集団ですけど。

 仲間が8年も虐殺されているのをみて助太刀に行ったロシアは悪の帝国で、イスラエルは被害者って、頭がおかしくないですかね。

 ウクライナの時も毎日吐きそうでしたが、ガザでメディアの狂気が加速してきました。

 日本は国際問題に関しては、完全に狂っています。旧日本陸軍もびっくりレベルです。

 IWJさんは正しい情報を伝えてくれる数少ないメディアです。

 先日、些少ながら寄付しました。これからも頑張ってください。

(N.T. 様)

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N.T.様

 ありがとうございます!

 私と、IWJが、日々、多くの言葉を費やして、今の日本の状況と、米国が主導する世界の状況のおかしさを、端的かつ歯切れ良くまとめていただき、感謝いたします!

 まさにその通りなのです。米国とイスラエル、そして欧州の同盟国らがパレスチナで行っていることは、過去の欧州の植民地主義の正当化です。イスラエルとは、欧州最後の植民地国家なのです。

 欧州からパレスチナに入植していった欧州のユダヤ人達が、先住民虐殺とその土地の略奪をもって、自らの国を建国するという、まさに米国自身の建国史をなぞるような、グロテスクなドラマを一刻も早く完遂してしまおうと、シオニスト達は、急いでいます。

 これは、究極の悪のひとつだと思います。

 それを何とか正当化するために、イスラエルのシオニスト達は、パレスチナの先住民であるアラブ人に対する激しい差別意識と、自己の選民意識と、聖書を持ち出した上で、パレスチナは、ユダヤ人に対して神が与えると約束した土地である、などという都合の良いフィクションを強化してきました。

 その応援団たるキリスト教のシオニストらは、米国内で急激に繁殖していますが、彼らは、新約聖書を持ち出して、イスラエルの建国は、最後の審判の時がもうすぐ来る、その予兆であると興奮し、同時に、先住民を虐殺して広大な土地を奪った米国人の原罪意識をも、希薄化させているのだと思います。

 この両者の結託に、ユダヤ教とも、キリスト教とも、深いご縁のなかった日本が、何も深く考えることなく、追随していくことは、あまりに愚かです。

 終末論を唱えるカルトは数限りなく存在しますが、ユダヤ=キリスト教の終末論に影響を受けているものが大半です。世の終わりを迎えることは、メシアの再臨であると喜ぶメンタリティに引っ張られてはならないと思います。

 日本政府も、与野党各党も、マスメディアも、ヨーロッパを手本としてきた有識者らも、おかしいものはおかしい、植民地主義とジェノサイドは、絶対悪である、と断言する勇気に欠けています。

 私とIWJは、愚直に、おかしいものはおかしい、と、指摘し続けていく覚悟です。どうぞ、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 貴重な、しかも内容たっぷりの記事をありがとうございます。

※「ガザに関するエルドアン大統領の発言は、世界のメディアで取り上げられた」
とのこと。ということは、忖度優先の日本のメディアは、そうではないということ。

 バイデン+イスラエルが、これからガザでやること(もうやっている)ことを考えると、助けようがなく、せめて子どもたちには手を出すな!と叫びたくなります。病院にも手を出すな!

(M.O. 様)

※【IWJ号外】トルコのエルドアン大統領がイスラエルのテロ組織のような非人道的行動を「決して認めない」と批判! ハマスを「テロ組織ではなく、領土と国民を守る解放派戦士のグループ」だと擁護! 2023.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519357

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M.O. 様

 ありがとうございます!

 日本のマスメディアが、ろくに報じていない重要な事実は、世界に山のようにあります。

 逆に、そこは、両論併記ではないのか、と思うところで、思い切り米国政府の方針、ひいては、そのスポンサーたる米国の軍産複合体やウォール街に従属し、忖度し、媚びへつらって偏向報道を繰り返しています。

 近現代の日本の問題の根幹には、このアングロサクソンへの従属と、その反発によるクレージーな国粋主義の両方があります。

 後者が戦前の日本を滅亡に導いたのは、誰もが知るところですが、前者は、意識されていません。意識することがないように、常に、メディアによって、情報操作されています。

 以前は、そのようなことを指摘しても、耳を傾けてくれる人はごく少数でしたが、米国の覇権の凋落とともに、米国の横暴さと日本の卑屈な隷従が露骨になって、以前よりもはるかに多くの人が理解してくれるようになりました。

 あとは、次世代が、どのように、国粋主義に陥らずに、また、ウクライナのような米国の覇権維持の犠牲にもされずに、主権国家として自立していくか、そして、エネルギー資源のない日本がグローバル・マジョリティとの友好関係を築いていけるか、その困難な道のりを進むための、できる限りの地ならしをしてゆくことが、先行世代としての責任ではないか、と思います。

 IWJとして、できる限りのことを行っていきます。

 IWJは、市民の皆さんと歩む独立メディアです。どうか、今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 世界中が歪曲された煽動報道でおおわれる中、バッシングに会いながらIWJは筋を通してジャーナリスト精神を貫いて、本当に健闘しています! 生活がかなり厳しくなっていますが、できる限りは応援したいです。

(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 本当に、「歪曲された煽動報道」は、一向に改まりませんね。

 ウクライナ紛争を考える際には、善悪という判断と、勝敗の判断と、二軸ありますが、日本の政府とマスメディアは、善悪に関しては、「ウクライナ=善、ロシア=悪」と単純化して決めつけ、ウクライナ紛争があたかも2022年2月のロシア軍侵攻から始まったかのように日本国民を戦争してきました。

 実際には、2014年から、ウクライナ政府は、自国内のロシア系住民に対して、制度的で組織的な差別、迫害、殺戮を続けてきました。

 その結果、ロシア系住民が集住する東部のドンバス地方が、最初は高度な自治を求め、ウクライナ政府にまったく相手にされないとなると、独立とロシアの介入を求めました。

 このドンバス地方に対するウクライナ政府とウクライナ軍の攻撃は、どこからどう見ても民族浄化であり、違法であり、人道から外れるものであり、犯罪です。

 プーチン政権は、ドンバスから介入を求められながら、8年間、足踏みをしました。話し合いで解決できないか、という甘い期待があったものと思われます。

 プーチン大統領は最近、自分は西側に対して、ずっと幻想を持っていた、ということを、自己批判しています。

 プーチンの決断が遅く、介入が遅すぎて、あまりにも多くのロシア系住民が犠牲になってしまった、という角度から、ロシア国内では批判されてもきました。

 そうしたことは、日本のマスメディア各社各局は、モスクワ支局も出していて、事情を全部知っているはずなのに、何も記事にしようとしません。本当に、愚劣だと思います。

 ウクライナ国内における、ロシア系住民に対するジェノサイドは、日本を含めて、西側は無視し続けました。これは恐るべきことです。

 善悪の軸で見るならば、明らかに悪は、そもそも単一民族国家ではなく、多民族国家でありながら、突然、ウクライナ民族至上主義を掲げて、ロシア系住民という、ウクライナ国内ではマイノリティである民族への差別と、大量殺戮を始めたウクライナのポロシェンコ政権とゼレンスキー政権が悪であり、その後押しをしてきた米国が悪です。

 なお、戦争の勝敗の判断は、また別の軸で見るべきです。善が常に勝つとは限りません。リアリズムの観点から、判断する必要があります。

 しかし、冷静にリアリズムの観点から見て、ロシアとウクライナが戦争をして、軍事力も、国力も、工業力も、人口も、核戦略の有無も、何もかもが劣るウクライナが、ロシアに勝てる見込みがあるはずがありません。

 この点も、日本のマスメディアは、頭がおかしくなったのかと思うほどに、ウクライナに入れ込みました。西側からの軍事支援を受けたウクライナ軍が、あたかも優勢であるかのようなデマ報道を延々と、流し続けました。これは、結局のところ、ウクライナの国民に必要以上の犠牲を強いることにつながっています。

 日本のマスメディアが、この2年間、どう報じてきたか、思い返してください。あたかもウクライナ軍がロシア軍に勝てるとか、2022年の侵攻以前のラインまで、ロシア軍を押し返すべきであり、それは可能だなどと主張し続けてきたことを、お忘れではないと思います。

 勝てない戦争を、外野から、「勝てるぞ! 頑張れ! ウクライナ!」などと無責任に「応援」し、軍資金まで出して、結局、米国の軍事産業を儲けさせるだけに終始してきたのは、ひたすら愚か、としか言いようがありません。

 ロシア軍を侵攻以前の線まで押し戻すべきだ、と主張するならば(現実的には見込みはありませんが)、ウクライナ政府に対して、東部のロシア系住民に対する人権擁護を、同時に西側は、最低限、主張するべきでした。

 今に至るまで、日本の政府も、政党も、マスメディアも、そもそもロシア系住民に対する大量虐殺の事実を直視していませんし、彼らの人権擁護については、言及もしていません。

 先日、お届けしたように、EUは莫大なウクライナへの支援予算を決めました。米国は金を出さず、欧州に出させることに成功したわけです。

 これで、停戦の線は消えました。無残なウクライナ戦争は続きます。いたずらにウクライナ国民とロシア国民が、ともに犠牲になり続けるわけです。

 その陰で、EUを専制支配する米英の脅迫の告発も、明るみに出てきました。

※米英によるEU恐怖支配の実態告発! EUによる500億ユーロ(約7.8兆円)のウクライナ支援に反対するハンガリーのオルバン首相が「EUに恐喝された」と表明! 英『フィナンシャル・タイムズ』が「ハンガリーの通貨暴落と資金調達コストの高騰」を目的とする「極秘恐喝マニュアル」をスクープ! さらにチェコのクラウス元大統領は、ダボス会議の演説で「2008年のNATO首脳会議で、米英の圧力でウクライナとジョージアの加盟支持に賛成した。悲劇的な間違いだった」と表明!(日刊IWJガイド、2024.2.2号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240202#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53171#idx-1

 欧州は、ロシアとの関係を悪化させ、ロシアからの格安なエネルギー資源の供給をほぼ失い、経済は産業面でも、家計でも、悪化しています。

 欧露が友好関係を築き、繁栄することは、米英にとって好ましくない、その仲を引き裂き、血を流させて、双方の国力を衰退させ、米英の利己的な支配を長引かそうとする、実にグロテスクな策略の結果が、ウクライナ紛争の「正体」です。

 善悪、勝敗、どちらの軸で見ても、間違った判断をしてきた欧州や日本などの、米国の従属国は、米英の支配に従属しないグローバル・サウスならぬグローバル・マジョリティにも、置き去りにされていってしまうでしょう。

 独立の気概がない、というのは、本当に、嘆かわしいことです。

 IWJというメディアを立ち上げるにあたり、なぜ、インディペンデント、と名付けたかというと、独立メディアであること、そして、日本が独立した主権国家となるべきであること、その双方の思いを込めたからです。

 その国家としての独立の重要性は、ますます高まっていると思います。同時に、独立した市民メディアの重要性もです。

 IWJは、どんなスポンサーの紐付きにもならず、その中身に関して、メディアとしての独立性を保ち続けられていると自負していますが、他方で、経済的には窮地に立たされています。

 どうぞ、この機会に、ご寄付・カンパでのご支援と、有料会員登録を、皆さまによろしくお願いしたいと存じます。

岩上安身

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特にウクライナ戦争のとらえ方が、日本政府とマスメディアは「プーチン悪者ゼレンスキー正義」と一方的にみていることに怒っています。

IWJの真実を追求する姿勢に賛同しています。

(オカダ トモコ 様)

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オカダトモコ様

 ありがとうございます!

 まさか、まさか、こんな世の中がやってくるなんて、誰も想像していなかったことでしょう。

 とはいえ、嘘が、フェイクが、プロパガンダが、圧倒的な質量で、私たちの頭上を覆っている状況は拭えません。

 しかも、2011年の原発事故の時の当局と東電のごまかしかたと、それに対する多くの人々の反発、そして、集団的自衛権反対に関しての、知識人と学生を中心とした反発の時にも、何がおかしくて、何が論理的に正しいのか、何が我々にとって危険で、何が安全か、多くの人々が、わかっていたはずです。

 今回は、それが全く違います。知識人であっても、マスメディアに踊らされている人々が少なくない状況です。

 ウクライナで、特に東部のロシア系住民の集住地帯で、2014年から8年かけて行われた(そして今も行われている)ウクライナ政府とウクライナ軍とネオナチによる、ロシア系住民に対する、大規模な差別、迫害、虐殺に目をつぶり、沈黙しておいて、2022年2月のロシア軍の介入のみ武力侵攻だとして指弾する人には、この問題を論じる資格がないと思います。あまりに、現実を無視し過ぎです。

 まだまだ、プロパガンダは続いているので、嘘の皮を剥ぐピーリングは必要だろうなと思います。

 毎日、毎日、よくまあ、情報操作を滴ることができるなと、呆れ果てながら、それらの皮をはいでいきますので、どうか、厳しい財政状況にあるIWJを、今後ともお支えください。

 真実を知りたいと願い、平和を求める市民の皆さんのお力で、IWJの活動を続けさせてもらいたいと、心から願います。

 どうぞ、よろしくお願いします。

 岩上安身

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 いつも貴重な分析記事を提供していただき、ありがとうございます。

 「IWJ号外」ミアシャイマー教授のウクライナ紛争の分析記事、「日刊IWJガイド」のスコット・リッター氏の分析記事、どちらも興味深く、しっかり読ませてもらいました。

※【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の9月3日付最新論文『負けるべくして負ける~2023年のウクライナの反転攻勢』全文仮訳! 第3回「反転攻勢」の幻想を打ち砕き悲惨な戦後まで予言! 2023.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518364

※はじめに~ガザ地上侵攻の陰で、報道量が激減したウクライナ紛争は今どうなっている?「参加した兵員と装備の100%近くが死傷し、破壊された」!「ロシアはウクライナでの戦争に勝利し、総合的な軍事力ではアメリカとNATOを圧倒している」! ウクライナ軍が健闘しているとタレ流し続けてきた日本のマスメディアの嘘! スコット・リッター氏が暴くウクライナ軍の悲惨な実態と、ウクライナで代理戦争を繰り広げてきた米国・NATOの弱体化した軍事力の現実! 米独立メディアは「世界で最も強力な軍隊を持つのはアメリカではなくロシアである」!(日刊IWJガイド、2023.11.4日号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231104#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52909#idx-1

 両者の分析記事とともにすぐ思い浮かぶのは、最近行われたウクライナ国防相の更迭、ゼレンスキーを大統領に押し上げたコロモイスキーとの決裂、更にウクライナ全国の徴兵事務所責任者の大量解雇。

 こうしたことを踏まえるとキエフ政権には、第一に、国家としての機能が残っているのか? 第二に戦闘を遂行する能力が残っているのか? 本当に疑問です。

 本当の戦争推進者である米国、NATO、EUも、ロシア・中国・イラン等への敵視を極端すぎるくらい推し進め、サプライチェーン・バリューチェーンを破壊し、自らが経済的に困難に直面しています。

 更に国際的に認められていないはずの戦争当事者ではない米国、EU、その他の西側諸国によるロシア資産の凍結。

 そればかりか当事者でない彼らはそれらをウクライナ戦争の戦費に当てようと画策している。こうなると国際法や過去の国際慣例などはどこへ行ってしまったのでしょうか?

 日本の核汚染水の太平洋投棄の問題も同様です。

 日本人の多くは忘れてしまったかもしれませんが、80年代に日本が核廃棄物を太平洋の深海に投棄しようと目論見、太平洋諸国から大反対をされました。

 今回も太平洋諸島フォーラム(PIF)は事務局長談話を発表し、各汚染水の太平洋投棄に反対しています。

 また北マリアナ諸島では、今回の件は80年代の海洋投棄の再来とみなし、議会で満場一致で、日本の核汚染水太平洋投機に反対しています。

 日本は海洋法条約及びロンドン条約の批准国(米国は批准していません)です。法を守ることを自慢する岸田政権は、核汚染水の太平洋投棄を速やかに停止すべきです。

(K.S.様)

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K.S.様

 ありがとうございます!

 ゼレンスキー政権は、ボダノフのような情報機関のボスと手を組んで、国内を粛清することに忙しいようですね。

 彼らは、汚職まみれの官僚(軍人を含む)を基盤としているので、汚職マフィアによって、国家の機能が簒奪された状態にある、と考えて間違いないと思います。

 もちろん、それは国家としてまともに機能しませんし、彼ら自身で申し訳程度に汚職摘発のために尽力しているぞ、というアピールでも、氷山の一角に過ぎないその摘発内容を見ても、国家の私物化が至るところで起こっていることは確かです。

※はじめに~ウクライナのゼレンスキー大統領の支援者、コロモイスキー氏が、自身が影響力を持つ銀行から資金を不正に引き出させ、自身の管理する企業の社債を買い取らせて資本持ち分を増やした横領の罪で、ウクライナ国家汚職防止局(NABU)に逮捕・起訴される! ゼレンスキー大統領は、同じユダヤ人であるコロモイスキー氏のパペット(操り人形)と見られていた!「ご主人」を逮捕したゼレンスキー氏には、新しい「ご主人」がついたのか!?(日刊IWJガイド、2023.9.12号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230912#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52737#idx-1

 戦争を遂行して、ロシアに勝てる能力があるのか、という点では、100%あり得ない、という他はありません。

 子供でもわかる話だと思うのですが、ウクライナは、自国で武器も弾薬も何も生産できないのですから、西側からの軍事支援が途絶えたら、そこでおしまいです。

 絶えず、西側から、兵器と弾薬を注入しても、それらは破損と、消費をしてゆくだけですから、キリがありません。兵士の数も、絶対的に不足しています。

 西側は、ボランティアでこんなことをしているわけではなく、兵器を提供しつつ、ウクライナに借金をさせ、肥沃な大地での農業の権利を押さえたり、ウクライナの一角を、化学廃棄物や放射性物質のゴミ捨て場にしようという計画も抱いていると言われます。

 ウクライナは、いつまでも、このくだらない戦争を続ければ、人がいなくなり、農業の権利も奪われ、あとは核廃棄物のゴミ捨て場にされるだけ、という顛末になります。

 なぜ、日本の与野党の政治家や、日本のマスメディアや、自称ジャーナリストや、自称知識人や、自称社会活動家らは、最初からこんな結論になることは、国力の差から言って、わかりきっていたはずなのに、ドンバスまでウクライナが取り返すまで、ウクライナが勝つように戦争を支援するのだ、などと言った、その口を拭わないのでしょうか?

 誰か、2年前のロシア侵攻時に、ウクライナ国内の人権侵害には文句をつけることなく、ウクライナを支持する、ロシア軍は国境線まで戻れと言っておいて、その後に、認識を改めた人や組織がありますか? あれば、ぜひ、教えてください。

 ちなみに、ゼレンスキー政権を支持した日本共産党には、認識を改めたか、1月19日に、小池晃書記局長にIWJ記者が質問しました。回答は、「党大会で決まった決定だから、変えられない」というものでした。ぜひ、質疑の様子と記事をご覧ください。

※「共産党は現在もロシアが一方的な侵略者、ウクライナは支援すべきと考えるか?」IWJ記者の質問に「『ロシアの侵略は許さない』『国際社会の団結』は党大会の決定。立場は変わらない」と小池書記局長~1.19 日本共産党 小池晃書記局長 記者会見 2024.1.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521122

 なぜ、彼らは、東部ドンバスで、8年間も、ウクライナ国家と国軍とネオナチによる組織的殺人、武力行使による無差別殺戮が行われて、1万数千人のロシア系住民が、殺害された歴史的事実を無視するのでしょうか?

 ウクライナのゼレンスキー政権、そしてその前任者のポロシェンコ前大統領がやってきたことは、ポグロムというには、あまりに大規模な、今のイスラエル軍によるガザの民間人の公開処刑、ジェノサイドと何も変わらない、国軍を動員したマイノリティの虐殺です。

 ロシア軍の介入は、同胞を殺されていた状態が、8年間経っても、ウクライナが変わらず、西側中心の「国際社会」なるものが、この差別、迫害、虐殺に関しては、ひたすら無視と沈黙を決め込んでいたため、軍事的挑発であるとは十二分に知りながらも、やむなく武力介入を行ったわけです。

 国際法を破ったとか、力による現行秩序の変更を試みた、などと、岸田総理はなんとかの一つ覚えで繰り返し言いますが、それでは、西側は、これまで武力を持って人道的介入をしたことがなかったというのでしょうか?

 同胞が、殺されている時、介入することは国際法上認められています。なぜ、こんな簡単な法理すら、学者らも声を上げないのでしょうか。

 この2年間で、米欧日の政府とマスメディアと知識人らの信頼性は地に堕ちたと思います。

 一国単位で、大本営発表体制が敷かれて、プロパガンダばかりになってしまった、というのではありません。米欧日に共通して、これほど分厚く、広域に渡る、ひどいプロパガンダの暗雲が覆ってしまっているのです。

 我々は、市民の支え以外には、スポンサーの紐付きではない、独立メディアとして、そしてこのプロパガンダの暗雲が、紛い物であることを知るものとして、この暗雲を破り、光が差し込むように、死力を尽くしたいと思います。

 残念ながら、IWJの活動資金は、あまりに不足していて、先月1月も、ご寄付の月間目標額の4割しか集まりませんでした。

 IWJへ、ご期待くださる皆様、どうぞ、今月こそは、月間目標額をオーバーして、累積する赤字を補填できるほどに、ご支援のほど、よろしくお願いいたします! 会員登録も、ぜひ、よろしくお願いいたします!

岩上安身
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 ウクライナ問題に続いて「IWJは、新型コロナワクチン問題への追及を続けています!」と力強い宣言。IWJはこれからも力強く活動を続けてほしい。

(M.K. 様)

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M.K.様

 ありがとうございます!

 ウクライナ紛争は、膠着戦が続いたため、一時は、停戦交渉の絶好の機会が訪れた、と思われました。

 ですが、まだ、この「代理戦争」を継続しようとする勢力が米国には根強く、ウクライナという国や、民族としてのウクライナが消滅したとしても、対ロシア戦争を継続しようとしているかのようです。

 次の展開として、噂されているように、本当にロシア軍の相手として、NATO軍が出てくるとするならば、それが欧州戦線にとどまっても、準世界大戦となることは避けられません。この問題から、目が離すことはできません。

 ぜひ、メルマガの会員となるか、サポート会員となって、お読みください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

※サポート会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 この単独インタビューの後、ワクチン問題研究会の記者会見があり、IWJはYouTubeで配信しましたが、なんとYouTube側から削除され、1週間の配信停止のペナルティを受けてしまいました。

 どう考えても、この措置は、おかしい、と言わざるを得ません。納得がいきませんが、動画データは、残っており、会員制の動画サービスは、IWJでは、Vimeoを用いているので、そちらでアップしています。

 YouTubeは、言論の自由、学問の自由を侵害していると言わざるを得ませんが、その抗議よりも、まずは、1人でも多くの方々に、福島先生らのメッセージを届けることが大事です。ぜひ、会員になって、以下の記者会見も御覧になってください!

※ワクチン問題研究会が新型コロナワクチン接種による健康被害について、見て見ぬふりをされている「驚愕する事実」を報告!!~1.9「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立後6ヵ月の成果報告に関する記者会見 ―登壇:福島雅典氏(代表理事・京都大学名誉教授)ほか 2024.1.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520969

 なお、多忙ゆえに、単独インタビューを受けることがほとんどないと言われる福島雅典医師の動画インタビューも、会員制サイトにて、全編、御覧になることができます。ぜひ、会員登録して、そちらも御覧になってください。

※「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機~岩上安身によるインタビュー第1142回 ゲスト 京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏 2023.12.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519765

 今後も、IWJは、この問題を追及していきます。

 また、ウクライナ紛争とは別に、パレスチナでは、狭いガザ地区に押し込められているパレスチナ人に対する、イスラエル軍による無慈悲な無差別殺戮が、行われています。

 この問題も、非武装の特定民族に対する命を一方的に奪う、ジェノサイドの問題です。本当に深刻です。

 ウクライナ紛争も、マスメディアが流すプロパガンダとはまったく違って、ウクライナ国内ではマイノリティに当たるロシア系住民に対する差別と迫害と殺戮から、始まった紛争です。

 ロシアだけが一方的に悪者扱いされていますが、構造としてはイスラエルが、ハマスを悪者扱いして、ジェノサイドを正当化しているのと似通っています。

 大きな違いがあるとすれば、パレスチナの民間人を守ろうとする外部の勢力が脆弱で、それに対して、ウクライナにおけるロシア系住民の場合、地つづきのロシア軍が強力であり、米国を筆頭とする西側諸国がウクライナにいくらテコ入れしようとも、寄せ付けなかったという点です。

 この問題も、正確に伝えようとすると、さまざまな障害が生じます。IWJが一時は孤立しているように見えたのもそのためですが、日本のマスメディアはともかくとして、世界の知性は、騙されません。ミアシャイマー教授ら、鋭利な知性の目には、いくら西側が武器を送り込んでも、腐敗したゼレンスキー政権の側が敗退する未来は見えていました。IWJでは、こうした、マスメディアが伝えない、あるいは歪曲して伝えるプロパガンダとは、はっきりと一線を画し、事実にもとづく真実を、この2年間、伝えて続けてきました。

 孤立を恐れず、真実を伝え続けてきた代償は、小さなものではなかったかもしれません。

 会員数が減ったり、ご寄付・カンパが減ったりして、経営難に陥ったのは、マスメディアの作り出す世界像と、IWJが伝える真実が、あまりにも違って、受け入れられなかった方々も多くいらっしゃったからかもしれません。

 それでも、真実を曲げるわけにはいきません。妥協して、虚偽を報じたら、独立メディアとして、なにものにも左右されないメディアをスタートさせ、ここまで続けてきた意味がありません。

 今後も、苦闘が続きます。それでも、IWJは、真実を伝え続けていきます。

 1月も残り1日となりましたが、今月のご寄付の月間目標はまったく届いていません。

 どうぞ、ご支援のほど、皆さま、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 「目先の金(かね)が第一」という、資本主義社会の行き着くところまで来てしまったかの感がある、私たちの社会において、私たち人類が少しでも長く、繁栄を続けられる世の中を目指した活動を続けてください。

(K.A.様)

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K.A.様

 ありがとうございます!

 まさに、目先の金が、すべてになりつつあります。「今だけ、金だけ、自分だけ」の世界です。

 しかし、これは、自滅への道です。

 どんな人も、どんなコミュニティも、より広い社会の中で、生きています。その社会を滅ぼすまでに、自分だけ甘い汁を吸えば、結局、社会の中で生きていくことができなくなります。

 これは、ウイルスのように宿主に寄生する存在が、その毒性があまりにも強い場合、宿主を殺してしまって、結局、自分も生き残れないのと同じです。

 ウイルスであれば、感染力が強ければ、次から次へと宿主を乗り換えていけばいい話かもしれませんが、これが、社会の中では、そうはいきません。

 社会を滅ぼすと、元には戻れません。ある社会の中で異質な存在も、共生が必要になります。

 イスラエルのシオニスト達は、自分たちユダヤ人だけの国家を作り出したくて、パレスチナ国家との2国家共存を峻拒し、パレスチナ国家の自治領の土地であるガザとヨルダン川西岸地区を更地にして手に入れるため、パレスチナ人の無差別大量虐殺にいそしんでいます。

 彼らを支えるのは、在米ユダヤ人たちの米国政府に与える政治的影響力であり、彼ら在米ユダヤ人たちの意向に従わないと政治家は当選できないため、政治家は全力で米国を動かして、武器と資金をイスラエルに送り続けています。

 このことが、米国の対外的な信頼や威信を損ない、国際社会で米国を孤立させ、米国の財政を悪化させています。

 妥協を知らないシオニストの言いなりになってしまった米国は、不正義の塊のような国になってしまいました。

 この道は、パレスチナ人の絶滅への道であると同時に、米国の亡国の道であり、結果として、イスラエルも滅びの道を辿ることになるであろう、と思います。真剣にそのことを憂いている在米ユダヤ人たちの中には、米国にいながら、イスラエルによるジェノサイドに抗議している者も少なくありません。

 IWJも、私も、ちっぽけ過ぎて、とても人類の命運を背負いきることなど、できませんが、亡国の運命に流されるまま、流されて行こうとは思いません。

 私たちは、誰もが、社会的存在です。そのことを自覚して、私たちの社会が滅びないようにすること、社会のどこかが痛みを覚えていたら、共苦する感受性を忘れず、勇気を持って現実を直視して、伝え続けることを、できる限りにおいて、続けていきたいと思います。

 厳しい財政状態が続きますが、IWJが存続できるよう、ご支援を引き続き賜れば幸いです。

 どうぞ、皆さま、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 二児の育児と仕事に追われていた私の耳に突如飛び込んできた岸田首相の原発新増設。

 正に寝耳に水とはこの事。あれ程の事故を起こし、今なお故郷に帰れず苦しんでいる人が大勢いるという現実がありながら、それを差し置いて…怒りを通り越し唖然としました。

 特に3.11以降、この国のおかしさを暮しの至る所で感じてきながらも、きちんと向き合って来なかった自分にも怒りが沸きました。この国は完全に民主主義が崩壊している。その時に初めて自分事として実感したのです。

 それからまったくご縁のなかったネット配信の報道番組を観るようになり、色々自分なりに勉強しました。民主主義の事、憲法の事など、ほとんど何も理解していないまま40半ばまで生きてきた自分に改めて愕然としたりもしました。

 IWJさんの事はその流れの中で知りました。岩上さんの事は『とくダネ!』に出演されている時から知っていて、聡明な方だなぁ、という印象を持っていました。

 IWJさんの発信する情報は、今のこの国になくてはならないと思っています。岩上さん始めゲストの先生方には尊敬の念を抱きます。そのような理由から本当に微力で申し訳ないですが、寄付させていただきました。

 これからもどうかお身体を大切にしながら末永く活動していっていただきたいと切に願います。

 これからもできる範囲でIWJさんを継続的に支援していきたいと思うと共に、私も一市民として勉強しながら諦めず声をあげていきたいと思っております。

(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 IWJは2010年12月に会社として立ち上げました。それから14年間経過しているわけですが、長いようで短い日々だったと思います。

 14年間もやっていると、当事者としては、以前、報じたり論じたりしたことを繰り返しても仕方ない、とか、できるだけ新しい事実に取り組まないといけない、と考えがちになります。私も、スタッフも、です。

 しかし、毎年のように、新たな視聴者、読者の方々が現れ、「世の中、そんなカラクリとは知らなかった!」という方々が出てこられるのです。

 そうした方々に対して、米国・米軍の「上から」の支配下にあって、従順に従属しているため、「下から」の民意が通らない、という現実があることは、日本という国で起こる不可解な出来事の原理原則のようなものであるとして、繰り返しお伝えしなければいけないと思っています。

 特に、米国の覇権がぐらついてきて、そのために見下していた新興国と仲良く共存しようと考えるのではなく、悪あがきをして、たとえば欧州とロシアの、長い時間をかけて築いてきた良好な関係を引き裂き、分断し、ロシアに対してだけでなく、日本と同じ「従属国」である欧州の不利益になることも平然とおこなっています。当然、日本に対する扱いも、それと同等以下でしょう。

 日本は残念ながら、独立した主権を持つ国家ではありません。このことを、できるだけ多くの日本国民が自覚し、単独覇権を失いつつある米国の「悪あがき」の犠牲にならないようにすべきだろうと思うのです。

 こうした視点を、ブレずに持ち続けるメディアは、大小問わず、ほとんどないのが現実です。私達は、活動をやめるわけにはいかない、という強い危機感を持っています。

 どうぞ、よろしければ、今後もご支援のほど、よろしくお願いいたします!

岩上安身拝

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いつもありがとうございます。

1.20 会員版で地震関連で3つの取材先への取材結果、貴重な情報だと感謝しています。

(もちろん、いつも海外の情報はじめどれも他では得難い情報だと思っていますが)

本当に国民を守るなら、自然災害こそまず第一に真剣な対策が立てられなければいけませんよね。

放射能の航空機モニタリングの話が出ていると知り、大切なことだと思いました。

スピーディを福島原発事故でうまく活用できなかったから今後は発表しないとかと、さっさと決めてしまったのもふざけた話だと思います。(どこが決めたのか忘れてしまいましたが、そんなニュースが事故後あったように思います)

また、自衛隊の持っている道具は自然災害の救助にむかないものも多くて、隊員が苦労する程の成果があがらないという話も自衛隊取材のジャーナリストに以前聞いたことがありますが、こちらが第一任務になったらどんなにいいだろうと思います。

どうぞお体大切になさってください。

(匿名希望 様)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 本当に、自衛隊は、その場しのぎで使われて、現場の隊員は気の毒です。

 僕は3.11後の現場を、一度ならず、広いエリアに渡り、歩き回りましたが、津波が襲ったあとの汚泥は、広域に渡り、物凄い匂いで、目も喉も腫れ上がりました。

 海底に沈んでいたヘドロが、かき回されて陸に上げられて、一帯の空気を汚染していたのです。

 マスメディアは、機動的にヘリコプターを飛ばして、津波が沿岸の街並みに襲いかかるシーンを空撮して映し出しましたが、その後の、後始末の物凄い労苦は、伝えようとしても伝え切れるものではありません。

 自衛隊の精鋭部隊が、流された船や家や瓦礫や自動車などを汚泥と共に、掻き出して始末していったのですが、マスクをしても、その汚染した空気からは逃れようがありません。

 現場で、何人もの隊員たちに話を聞きましたが、「任務ですから」と、愚痴をこぼさず、その場にいるだけで健康を損ねそうな空気の中で、汚泥と格闘していました。

 さらには、放射性物質の降下については、直後から、安全神話が現地で流され、マスコミも取り上げるのを組織的に控えて、一番危険に時期に、危険な場所で、汚泥を取り除く作業にあたっていたことを、後で知った隊員にも、話を聞きました。

 彼は、僕のトークカフェに参加してくれて、「自分達がどれだけ被曝したのか、まったくわからない。その話を自衛隊内ですることはタブーだ」と言っていました。

 制服を脱いだその自衛隊員は、結婚したばかりの普通の若者で、自分達の健康にこの先どんな影響が出てくるのか、放射能の被曝の恐ろしさを知るほどに、愕然としていました。

 自衛隊員に、災害救助隊として活躍してもらいたいと、国民もマスメディアも政治家も、都合よく期待を寄せるのですが、そのための準備や、何よりも当人達の危険防止や安全確保ができていない現状を憂います。

 自衛隊は、ずっと「臨時」の災害救助隊扱いされていますが、いつまでも「臨時」扱いではなく、法的根拠と予算をつけて、装備と訓練とを施し、隊員の安全配慮を図った上で、巨大地震や台風や線状降水帯の被害が予想される地帯に戦略的に配備する、という政策が必要だと思います。

 どうぞ、今後とも、IWJにも、応援とご支援を、よろしくお願いします!

岩上安身

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たむともさんの就任にあたって、フォンデアライエンの例を引いて、女性だからよいというものではない、とズバッと言ってくれて頼もしい!

高市早苗も小池百合子だって女性ですし、本当にたむともさん、頑張れ、って感じですね。そのほかも充実、楽しみにしてますよ、頑張れ!

(匿名希望様)

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匿名希望様

 ありがとうございます!

 党首や代表が女性というならば、福島みずほさんが先例としてあげられると思います。

 社会党は、多くが民主党として脱皮してしまい、社会党の看板を背負う人々は、わずかになってしまいました。

 その中で、福島さんは、性別と関わりなく、例えば女性にとっては関心のなさそうな政治課題を避けることもなく、奮闘してきた政治家ではないかと思います。

 ただ、小さな組織であっても、独裁者ではないので、代表が一人で組織を動かせるものではありません。

 日本共産党となると、組織も大きく、積み重ねた歴史も長く、良い意味でも、悪い意味でも、柔軟性にも欠けています。

 さらに、ウクライナ紛争問題に関しては、もともと、ソ連共産党とは仲が悪かったにせよ(ソ連自体に、モスクワで、日本共産党の悪口を聞きました。彼らは愛国者政党だと、当時のソ連の共産党官僚らは言っていました。その話を小池さんに話したところ、その通り、「我々は愛国者の政党です!」と胸を張っていたものでした)、それにしても、ロシアとウクライナとの関係の歴史的事実を、上っ面だけの昨今のマスコミのプロパガンダと同じレベルでとらえているのは、不勉強にも度が過ぎる、と思います。

 2年経っても、なお、ゼレンスキー政権や、その前のポロシェンコ政権が行ったロシア系住民へのポグロムから、内戦が始まったことすら言及しない、この歴史的な過ちを認めないのは、致命的です。

 日本共産党に、投資ファンドを作って要領よく運用するような政策など求めません。

 しかし、このような旧共産圏で行った出来事に対して、事実認識すら、できないとか、事の次第がわかってきた過程で、柔軟に、事実にもとづいて認識を改める帰納法的思考が、政治家個人としても、政党としてもできないのであれば、それはもう、痛いとしか、言いようがありません。

 共産党が、対米追従し、戦争継続を事実上支持するならば、政党としてのアイデンティティの放棄に等しいと思います。

 本当に残念ですが、本日の日刊IWJガイドの、ラブロフ外相の発言と、小池書記局長の記者会見での発言とをお比べになってください。

 日本国民、日本の有権者自身が成長し、建設的な批判を政党や政治家に投げかけながら、政党と政治家を成長させないと、日本の政治はいつまでも幼稚なレベルにとどまってしまいます。

 批判のための批判、存在否定のための批判をしたいのではありません。

 日本では真剣に、かつて欧州列強に植民地化されたグローバル・サウスへ向き合おう、そちらに日本の未来があるはずだ、と志向している政党、政治家が、少な過ぎます。

 歴史的経緯も含めて、侵略戦争に反対し、投獄され、命を落とした先輩方もいる共産党が、こんにち、この体たらくでは、困ります。

 叱咤激励を込めて、批判的記事を掲載しました。共産党支持者にも耳を傾けてもらいたいと真剣に思います。

 今後も、米国の「代理戦争」の構造への批判は、IWJとして、貫くつもりです。ウクライナに次いで、東アジアでその捨て駒の役割を担わされるのは、他ならぬ我が日本ですから。

 厳しい財政事情が、IWJは続いています。報じていること、論じていることが、理解されていないことも多いためかもしれませんが、この2年間だけを見てもらっても、我々が取り続けたスタンスは間違ったものではなかったと言えると思っています。

 どうぞ、IWJの存続のため、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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IWJのイスラエルとハマスの報道もすごい! 窮状をわかってサポーターが増えているようでよかったです。何とか持ちこたえてほしいです。
(匿名希望 様)

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IWJの報道は世界のプロパガンダ圧力に負けず実に素晴らしい、ウクライナ報道もそうだがパレスチナについて板垣先生を招いてじっくり講義を聞かせてくれるという番組など、なかなかできるものではないです。こういう報道をこれからも続けてください。(匿名希望様)

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ドイツについての報道もありがとうございます。一方的にイスラエルにばかり肩入れするドイツの政治家の発言や報道を見ていると、おっしゃるように「知的怠惰」「事なかれ主義」というのはまさにその通りだと思います。ナチスの犯罪はユダヤ人だけでなく、人間そのものへの犯罪だったはずです。「過去に向き合って反省する」ドイツの姿勢がどれほど本物だったのか、非常に疑問に思うようになりました。(M.K.様)

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 2014年のウクライナでのクーデターの最中に起きた、イスラエルによるガザ地区への空爆と同じように、またぞろガザへの空爆が始まってしまいました。

 IWJも報じているように、今回の空爆は、ハマスへの攻撃に留まらず、水も食糧も電気も燃料まで供給を止めたうえで、イスラエルが指示した南部へ避難する子供達をも含めた一般人への無差別攻撃です。

 ナチによって虐殺された過去を持つユダヤ人自身が、今度はパレスチナ人の土地を奪い、塀で囲って閉じ込め、天井のない監獄にミサイルを撃ち込んでいるのを見てなんともいえない怒りがこみあげてきます。

 今回の攻撃は、4月5日に、アル・アクサ・モスクへイスラエルの警官隊が突入し、10月3日にはイスラエル軍の保護の下、800人以上のイスラエル人が侵入してイスラムの聖地を蹂躙した事が発端で、ハマスを意図的に挑発したように思います。イスラエル軍は、60歳未満のイスラム教徒がモスクへ入ることまで禁じていると云います。

 思い出してみれば2014年の時も、今回もイスラエルの首相はネタニヤフでした。彼は「約束の地」全域への領土拡大を求める修正シオニズムの流れを組むリクード党の党首でもあります。

 そのシオニズム運動については岩上氏のインタビュー第一部(2015.1.25)で、板垣雄三氏が「シオニズムの運動というのはユダヤの理屈から派生したものではなく、ナチスの後押しによって成立したものだ」と述べています。

 つまり、シオニズムとナチスとが共犯関係にあり、シオニストはナチズムの影響も受けているという事なのでしょう。

 自分たちが強いられたホロコーストを、今は、パレスチナの人たちに強いている事に何の躊躇も抱かないのは、そのような背景があるからなのでしょうか。

 3月1日のIWJは、米国のジャーナリスト、エヴァン・ライフ氏が、戦後、バルバロッサ作戦を立案、実行したドイツ軍最高司令部参謀長だったフランツ・ハルダー陸軍上級大将などのファシストを米国の庇護の下におき、ナチズムを温存、利用していたとする記事を掲載していました。

※戦後の米国は「ナチス再生工場」だった! フランツ・ハルダードイツ軍参謀総長とアドルフ・ホイジンガードイツ軍作戦課長が、ナチス幹部でありながら免責され、戦後、対ソ戦のために米国に利用され、ナチス思想をドイツ国民やドイツ軍から切り離して、再活用した! ハルダーは700人の元ドイツ国防軍将校のチームを監督し、意図的に歴史を書き換えた! エヴァン・ライフ氏の驚愕の記事「ナチスのプロパガンディストのネットワークがウクライナ戦争の土台を築いた方法」その1(日刊IWJガイド、2023年3月1日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230301#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51942#idx-4

 そのエヴァン・ライフ氏が2月19日に「ウルスラ・フォン・デア・ライエンのナチスの家系図」という記事を「INTERNATIONALIST360°」というウェブサイトに書いておりました。

 それによると、彼女を溺愛していた父親であるエルンスト・アルブレヒトは貴族階級に属し、キリスト教民主同盟(CDU)の指導者でもありましたが、戦後、「ドイツのニーダーザクセン州政府の指導者としての任期中、エルンストは新ナチス党であるドイツ帝国党の党員をCDUの上層部に引き入れ」たと書いています。

 そのドイツでは今、右傾化が進み、カナダでは連邦議会でゼレンスキー大統領の演説直後本物のウクライナ人ナチス退役軍人を「英雄」と賞賛していることをIWJは報じています。

※はじめに~驚愕! カナダ連邦議会でゼレンスキー大統領の演説直後、ロタ下院議長が招待した本物のウクライナ人ナチス退役軍人を「英雄」と賞賛! ゼレンスキー大統領、トルドー首相、議員らがスタンディングオベーションで熱狂!! 反ユダヤ監視団体の抗議声明にロタ議長は辞任を表明するも、トルドー首相は「我関せず」!! ウクライナ移民の多いカナダでは、以前から逃げ込んだウクライナ人ナチスが問題になっていた!! さらに現在のウクライナが、ゼレンスキー大統領下、ナチスのシンパであることも世界の前で明らかに!!(日刊IWJガイド、2023年9月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230929#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52786#idx-1

 パレスチナでは、エジプトからギリシャにかけての海域には相当な量の油田とガス田が、イスラエル北部でもガス田の存在が分かっており、パレスチナにユダヤ人の国を作ることを約束した、100年以上前のバルフォア宣言の当事者で、ユダヤ系のロスチャイルド家が顧問を務める会社がシリア領のゴラン高原での石油開発を目論んでいるとも言われているようです。

 そして、ウクライナでは投資家で大富豪のハンガリー系ユダヤ人のジョージソロスが、ウクライナ支援を呼び掛けると共にロシアの崩壊を望む発言を繰り返しています。

 このように見ていくと、ウクライナとパレスチナで起きている戦いとは、西側に温存された暴力と人種差別で世界支配を目論んだナチスの暗い影との戦いでもあるように見えます。

 孤軍奮闘されているIWJの粘り強さに、期待しております。

(M.T. 様)

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 M.T. 様

 ありがとうございます!

 IWJのコンテンツを、読み、視聴し、しかも過去のコンテンツにもあたっていただき、立体的にご理解をいただいて、まことに感謝いたします。また、貴重な情報の提供も、ありがとうございました。ドイツの中に、ナチスが残存し、代を継いで、それがウルスラ・フォン・デア・ライエンのような、きゃしゃな女性の姿をした戦争狂として結実していることに合点がいきました。

 最初から、彼女の発言にはきわめて強い不快感と猜疑心を抱いていましたので、ぜひ、この情報は役立てたいと存じます。情報空間自体が戦場と化しているなかで、本当にやるべき戦いは、いくつもあることが自分自身では見えているつもりです。ただ、そのための兵力と何より軍資金が足りないのが、IWJの現状です。

 このまま尻すぼみで、終わって、この窒息しそうな日本の嘘ばかりの情報報道空間に押しつぶされたくない、何とか真実の情報を、送り続けるような活動を、続けさせてもらいたいと思います。それには皆さまの、ご支援がどうしても必要です!

 岩上安身とIWJを必要としてくださる方に、ぜひ、IWJを存続させるべく、この経営危機を乗り越えさせてください!

 ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 ウクライナ紛争、ガザ軍事侵攻など、他の日本メディアでは得られない情報・知見を識ることができるため。ワクチン問題、食糧問題、南西諸島軍事要塞化、核廃棄物問題等についても引き続き事実にもとづいた所見を期待しています。

(久保薫 様)

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久保薫 様

 ありがとうございます!

 すべての問題を手がけることができればいいのですが、現状の赤字状態ではままなりません。

 当面、重要なニュースが続きます。しかも、プロパガンダと、情報操作で歪められた報道が、これまで通り続くと思われます。これを正しながら、前へ進まなければいけないので、毎日、真実の情報を届けるために、デマの瓦礫を押しのけていかなければいけないブルドーザーのような労苦を味わっています。

 どうぞ、この赤字のピンチから脱出できるよう、応援、ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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IWJ・岩上安身様
皆様

 いつもお世話様になっております。

 さきほど、少しですが、寄付をしました。ところで、シオニズムに関して(IWJで)重要なインタビューがあったのは、もう10年前になるのですね。毎日、イスラエルのパレスチナ、ガザへの非人道的な攻撃と惨状を見ていて、心が痛みます。

 さて、岸田首相は、「増税メガネ」と言われるのが嫌だそうですが、私の実感としてはかなりな「冷血漢」で、ふさわしいのは「改憲メガネ」、「好戦メガネ」じゃないかと思います。

 国会で、自民、公明の与党に加え、維新、国民民主という野党が、改憲を進めようとして一生懸命になっているのを見て、気が気ではありません。この国会の最大のテーマは、経済ではなく、憲法改正阻止ではないかと思います。

 まさに『前夜』が、当夜になる寸前です。

 どうぞ、よろしくお願い致します!

(みなとかおる 様)

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みなとかおる 様

 ありがとうございます!

 そうですね、2014年は非常に重要な年でした。この年は、シオニズムについて、集中的に考えた年でした。

 ユーロマイダン・クーデターが起きて、米国がウクライナという国を自由に操るようになり、ネオナチの暴力が、世界で初めて罰を受けることなく解放され、多数のロシア系市民が殺された年でした。

 この頃から、ロシアのプーチンへの挑発が始まり、西側のすべてのマスコミが、ウクライナにおける新米政権の暴力に目をつぶって、プーチンの悪魔化キャンペーンに全力を注ぎ、東南部のドンバスは、ちょうどガザのように、自国の軍隊から、少数民族のロシア系市民が、食料を途絶えさせられ、年金も払われず、空爆と砲撃を浴び続けるというジェノサイド、民族浄化が始まり、それは結局、ロシアが軍を介入させた2022年2月まで続きました。ふり返ってみれば、欧州も米国も狂っていた、としか言いようがありません。

 同様に、イスラエルでも同じことが起こり、まったく同じように狂ったジェノサイドが展開され、米国も欧州も、この大殺戮を支援しています。少なくとも非難も阻止しようともしていません。

 ウクライナと、イスラエルのガザでの最終絶滅・追放計画は連動していたのだなと、今となってはよく分かります。

 10年前にここまで見通していたわけではありませんでしたが、目前に起こっている事態、特に政府やマスメディアが歪めて伝えている事態、必ず裏があり、続きがあります。10年前の時点で正直、シオニズムや、それ以前の歴史にまで深掘りしていくのは、日々の新たなニュースを追うジャーナリズムの仕事としては、深掘りしすぎかも、と思いましたが、やはりあの時点でシオニズムを深掘りし、皆さまに情報をお届けしておいた判断は間違っていなかったな、と思います。

 マスメディアの報道の歪みもはなはだしく、ネット民もそれに引きずられ続けていますが、ウクライナ紛争の時ほど、西側世界全体が、騙されている、という状況ではありません。これから先、どのような展開になるかはわかりませんが、視野を広く保ち、ポイントごとに深掘りを行い、このデタラメな日本の情報言論空間に風穴を開けていきたいと思います!

 厳しい経営環境が続いていますが、どうぞご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 昨秋、二児の育児と仕事に追われていた私の耳に、突如飛び込んできた岸田首相の原発新増設。

 正に寝耳に水とはこの事。あれ程の事故を起こし、今なお故郷に帰れず苦しんでいる人が大勢いるという現実がありながら、それを差し置いて…怒りを通り越し唖然としました。

 特に3.11以降、この国のおかしさを暮しの至る所で感じてきながらも、きちんと向き合って来なかった自分にも怒りが沸きました。この国は、完全に民主主義が崩壊している。その時に初めて、自分事として実感したのです。

 それからまったくご縁のなかったネット配信の報道番組を観るようになり、民主主義の事、憲法の事など、ほとんど何も理解していないまま40半ばまで生きてきた自分に改めて愕然としたりもしました。

 IWJさんの事は、その流れの中で知りました。

 岩上さんの事は『とくダネ!』に出演されている時から知っていて、聡明な方だなぁ、という印象を持っていました。

 IWJさんの発信する情報は、今のこの国になくてはならないと思っています。岩上さん始め、ゲストの先生方には、尊敬の念を抱きます。そのような理由から、本当に微力で申し訳ないですが、寄付させて頂きました。

 これからもどうかお身体を大切にしながら、末永く活動していって頂きたいと切に願います。

 これからもできる範囲でIWJさんを継続的に支援していきたいと思うと共に、私も一市民として勉強しながら諦めず、声をあげていきたいと思っております。

(匿名希望)

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 匿名希望 様

 ありがとうございます!

 私の名前や顔は、テレビでご記憶されていても(とはいえもう、約20数年前に始まり、約10年間レギュラーコメンテーターをつとめて、10数年前に降板した番組です! ずい分、前の話になります。この時代の地上波の影響力が大きかったことを痛感します)、最近、IWJにたどりついて、私が10数年前から、ネットを通じた報道・言論活動をしてきたことを知らなかった方が、いらっしゃることに、私やIWJのネット上の知名度はまだまだなのだな、と思いました。

 これは言いかえれば、まだまだ我々は「伸びしろ」があるということです。嬉しい話です。私とIWJを知らない大勢の人たちに、出会っていきたい、大切な情報を届けていきたい、という思いを新たにしました。

 ぜひ、この日刊IWJガイドを読んでくださっている皆さまも、身のまわりの方々への話しかけでも、ご自身のSNSの発信でも構いませんので、2010年から粘り強く続けている、IWJというインターネット報道メディアがあり、大手のマスメディアとは一線を画して、プロパガンダや情報操作には与せず、真実を探しながら、コツコツ伝え続けていることを、ご紹介ください! 私たちも、まだ出会っていない、未知の方々と出会いたいと思います。

 今後とも、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 大手マスメディアが政治と一体化し、事態は益々深刻を極めてます。第二次安倍政権以降、いくらスキャンダルが噴出しても誰も辞めず責任も取らない事が常態化していますが、これも大マスコミのアシストあってこそです。

 徹底的に社会が壊れる前に何とかしたい。このままでは子孫に顔向け出来ません。後悔するような選択をしない為にも何とかしたい、そんな思いから僅かばかりですが寄付をさせていただきます。

(M.H. 様)

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 M.H. 様

 ありがとうございます!

 「子孫に顔向けできない」という思い、本当によくわかります。

 私自身のモチベーションも、今は「自分の名前をあげるために頑張る」などというものはまったくなく、子どもや孫の世代、後続世代のことを考えたとき、自分にもやるべきことがまだあるのではないか、という思いがあるからこそ、誰に頼まれたわけでもないのに、ジャーナリストとしての活動、インターネット報道メディアを運営する活動を、こうして続けてきました。

 若い時は、誰でも、自分自身が自立し、家族を養うために仕事をし、その過程では名をあげようとか、何者かになろうとか、経済的に成功しよう等々と、気負うわけですが、子どもが一人立ちし、親のみとりが終われば、その気負いはひと段落します。あとは「自分のため」という「私欲」だけでは、なかなかモチベーションを保つことができません。

 このIWJは、私が親をみとったあと、初めてHPを立ち上げて、さしたるゴールも想定せず、つらつらと商業メディア未発表の記事を書き連ねたところ、「カンパをするから、これは続けてほしい」というメールを送ってくださった方々が複数名いたために、「カンパ? 自分が『文章』を読むために『買う』のではなくて、カンパをする? 自分以外の多くの人に読んでほしいから? そんな『利他』的な考え方があるのか?」と、驚き、新鮮さを感じて、いろいろに考えたあげく、ご寄付主体で運営する市民メディアを作ってみようと考えたのが、きっかけです。

 その時に、人は、自分が読むため、自分が情報を得るため、という「利己」的な動機だけでなく、「利他」的な動機から、人(私)の背中を押して、その応援のために、ご寄付・カンパ、あるいは会費を出してくださるということがありえるのだと、思い知りました。基本は、あの時から、何も変わりません。

 マスコミが伝えない、真実の情報を、自分が探索して知るだけでなく、他の多くの方々にも知ってもらいたい、それで少しでも世の中が変わるのではないか、という思いです。

 IWJは今は、大変な財政難ですが、私は皆さまに背中を押される限り、そして命の尽きる限り、頑張り抜こうと思っています。

 どうぞ、皆さま、よろしければご一緒に、後続世代のためにも、もうひと頑張りしましょう!

 私とIWJにお力をお貸しください! ご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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ぜひ継続していただきたく、少額ですが寄付をしました。がんばってください。

(H.R. 様)

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 H.R. 様

 ありがとうございます!

 少額であっても、市民の皆様が、こうしてご寄付や、会費によって支えてくださることで、IWJは存在し、活動を続けることができます。市民の皆さまの支援なくして、存在することも、活動することもできません。

 今月10月は、3分の2が終わった時点で、月間目標額400万円の7割ほどの状況で、再び、焦っています! どうか10月の残りの約1週間強で、目標のあと3割(120万円)が集まることを期待しています!

 皆さま、どうぞ、今月も、よろしくお願いします!

岩上安身

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 どうかお身体に気をつけて、これからも精度の高い情報を届けて下さい。微力ですが、応援しております。

(とと 様)

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 とと 様

 ありがとうございます!

 ご寄付だけでなく、私の体調へのお気づかいにも、感謝いたします!

 経営が苦しくなるのと、世の中の不況の深刻化が比例するのは、経営者としては理由がわかるのですが、経営の悪化とともに、私の持病の数が増え、病院通いの回数が増えていることは、難儀です。因果関係が直接的にあるとはいえませんが、やはりストレスは肉体にもこたえるのかなと思ったりします。

 50代までの若さがあれば、持ち前のバイタリティではね返す、パワープレイで苦しい時を乗り越える! と自分自身に言い聞かせて、ハードワークに拍車をかける方向で突破しようとするのですが、この歳になると、なかなかそうはいきません。

 64歳となった、今年の春から夏にかけてかかった病気だけで、4月末に肺気胸で入院、人間ドックで初めて糖尿病になったことを宣告され、肝機能も悪化(アルコールは一切飲まないのに)、湿疹(実は糖尿病の初期の症状であると判明)、とうとう8月には新型コロナに感染し、陰性になっても後遺症(全身の倦怠感、痛み、体力・筋力の低下等々)に今も悩まされ、さらに9月から10月にかけては足の痛みから、痛風になったことが発覚と、満身創痍です。

 特に糖尿や痛風は、もともと、高血圧と心臓の狭心症があるため、悪化した時のことを心配されており、ドクターからは、医療的なダイエットのために、最低2週間以上の入院をすすめられています。シャバにいて、仕事をして、いくら食事制限といっても、限界がある、というのです。

 しかし、IWJのやるべき報道の使命を考え、さらに経営の悪化に対して、ジャーナリスト・IWJの編集長として、そして経営者として、戦線離脱して入院し、闘病に専念というのは、現実的には困難です。

 これも人生の試練なのでしょう。

 嘆いていても仕方ありませんので、可能な限り、力を尽くそうと思います。報道も、経営再建も、闘病も、頑張ります!

 どうぞIWJへの応援を、よろしくお願いします!

岩上安身

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 岩上様、スタッフの皆様。この10年余り、IWJを知り、多くの貴重な情報を受けました。

 テレビやラジオ、新聞記事の内容に大変な捻じ曲げや誘導があり、それらを信じていては、わたし自身の人生の展望を誤ると感じています。

 IWJは、わたしの最も重要な情報源です。

(T.K. 様)

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T.K. 様

 ありがとうございます!

 おっしゃる通り、マスコミの報道内容には、「大変な捻じ曲げや誘導」があると、多くの人が違和感を感じられていることと思います。「それらを信じていては、わたし自身の人生の展望を誤る」と感じるのも、ごもっともだと思います。

 かつては、米国がイラク戦争のようなおかしなことをしでかし始めた時、日本の親米勢力が追随しても、欧州の左派知識人が、鋭い警告の声をあげたり、日本国内のリベラル左派が反対したりしたものでした。

 しかし、ウクライナ紛争を見て、その前のドンバス紛争(というよりもウクライナ政府によるドンバス地方のロシア語話者への虐殺、民族浄化)をまったく見ず、ロシアだけを責めて、ウクライナ政府をあたかも正義や善の体現者であるかのように歪めて伝える、メディアや知識人だらけとなってしまっています。

 リベラル左派が、もののみごとに米国のプロパガンダに丸め込まれてしまったのです! これは日本国内だけでなく、欧州も状況は同じです。

 フランスのエチエンヌ・バリバールのような、影響力のある左派知識人が、2014年のユーロマイダンクーデターを「民衆革命」であると全面肯定していると聞いて、腰が抜けそうになりました。

 どうしてそこまで、目がくもらされてしまったのか!?

 欧州でももちろん、真実に気づいている人々はたくさんいます。ウクライナ紛争にも、西側からの武器支援にも反対し、「反NATO」を掲げるデモも、欧州各国で行われていますが、これらを一切、欧米日のマスメディアは報じません。日本のメディアで、そんなデモを報じたところがあるでしょうか?

 西側諸国全体に暗雲がかかっているような、こんな大規模なプロパガンダと言論統制は、60年あまり生きてきて、ジャーナリズム経験が40年以上ある私も、初めての体験です。これは西側全体を包むファシズムです!

 この暗雲を破り、外部からの光を呼び込まなければなりません! 微力ながら独立メディアとして、IWJはその使命を果たしていきたいと思っています!

 どうぞ、皆さまのお力で、IWJを生き残らせてください!

 ご支援を今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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岩上さま、IWJの皆さま

 日頃の奮闘心から応援しています。

 岩上さんの号外に紹介されているように、普通のロジックを持っている人からすればウクライナ軍が紛争地域で優位に立っているとはとても思えません。

※【IWJ号外】「ヴォロディミル・ゼレンスキーのボロボロの軍隊にもはや勝利の可能性はないというのが現実だ」! 2023.9.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518700

 6月から始まったウクライナ軍の反攻はもう4か月になります。4か月もかかっている状況を考えれば優位な立場どころか、ほとんど劣勢なのではないかと推論できます。しかも米欧が提供する兵器がどんどん攻撃的なものになっている事実もそのことを物語っています。

 昨年の最初のころはスティンガーとかベンジャミンなどの兵器だったのに、今では独、英、米の重戦車まで送りつけています。

 ハーマスでも足りなく、長距離ミサイルまで提供。更に国際条約で禁止されているクラスター弾や、世界から非難されている劣化ウラン弾まで提供。これって優勢な軍に対して行うことではありませんね。私は軍事専門家ではないので、細かい戦況についてはわかりませんが、マクロの流れなら専門家でなくてもわかります。

 誰もが推論できることを、恣意的に誤情報に近いものを流して、一般の人の判断を狂わせるやり方は、戦前の大本営発表のと同じです(あれだけ勝利、勝利と言っていたのに、なぜ負けたのでしょう)。

 更に、今の上級自衛官に、本当の戦争経験者がいないのに、戦場の状況の話をするのは笑止千万です。机上演習や通常の演習と実際の戦闘は似て非なるものです。

 話は変わりますが、岩上さんの苦境察して余りあります。個人の問題もそうですが、ニセ情報が飛び交う日本の報道空間に、少しでもまともな報道を目指している岩上さんの姿に共感する人がたくさん出てこないことが本当に残念です。私ができることはサポート会員を続けることと、可能な時には昨年同様前倒しで会費を続けて払うことです。

 最後に、田代さんの録画番組可能な限り早めに放送をお願いします。米欧日メディアが報道している情勢を超えて世界の変化が起き続けています。特に今年の国連総会でのグローバルサウスの演説を聞いていると、米欧への厳しい指摘がかつてないほど多く述べられました。

 皆さん、健康に気をつけてください。

(K.S. 様)

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K.S.様

 ありがとうございます!

 K.S.様は、軍事については専門家ではない、とおっしゃられていますが、現在のマスメディアの戦況報道が、嘘だらけであり、戦争末期の日本の「大本営発表」報道と、まったく同じであることを、鋭く見抜かれております。

 ウクライナ軍の、6月4日からの「反転攻勢」が、日本のマスメディアのデタラメ報道や、それらの番組に出ている自衛隊の元幹部らのデマだらけの解説の通り、めざましい戦果をウクライナ軍があげているのであれば、ウクライナ軍はとっくにロシア軍の多重防御陣地を破り、黒海へ到達して、クリミア半島へ進撃する道も切り開いているはずだろうと思います。しかし、そんな話は、ひとつも出てきません。

 これは、政府と、自衛隊と、記者クラブメディアが一体となって、米軍の顔色をうかがいながら、国民を欺く、詐欺的な「虚報」を流し続けている、ということです。

 これは国家の権力犯罪である、と同時に、報道犯罪と呼ぶべきものだと思います。

 政治家も、官僚も、自衛隊幹部も、マスコミ関係者と、知識人・専門家らも、深く物事を考えず、真実に忠実であろうとは思わず、その場、その場で、自分の保身のみ考えて、大勢にあわせて行動した結果、巨大な嘘が白昼まかり通るようになってしまった、というわけです。

 「ファシズムの正体見たり自己保身」というところでしょうか。

 しかし、入口はあっても出口はない迷路のような欧米日のファシズムの城の、「外部」には、この馬鹿気た対露制裁に参加せず、自らの首をしめて不況に陥るようなマネはしていない、BRICS諸国をはじめとするグローバルサウスの国々がひろがっています!

 本日から、連続して配信してゆく田代秀敏氏へのインタビューでは、そうした欧米日の「外部」からの情報をもとに、この愚かしい情報操作の網を食い破っていこうと思います。

 どうぞ、ご期待ください!

 今後とも、IWJへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 8月19日の日刊ガイド、拝読しました。岩上さん、8月18日お誕生日おめでとうございます! これからも健康にご留意されて、ますますのご活躍をお祈りいたします。

 講談社ノンフィクション受賞作『あらかじめ裏切られた革命』が、日刊ガイド2022年11月20日号から掲載されてまもなく、地元の公立図書館にあることがわかりました。

 手に取り、すごいスケールに圧倒されました。当時、身の危険があるなか、6年間、現場で取材され、まとめられた渾身の著作です。日刊ニュースでの掲載では、説明も加えられることがあるので有難いです。複雑に絡み合った人間関係や暗躍社会の動きに、私の想像力は、なかなか追いつきませんが、ソ連解体当時から今に至る紛争が地続きであることは、理解できました。

 私は2015年頃から一般会員になり、後にサポート会員になりましたが、その頃から、すでにウクライナ危機の記事や特集もありました。ウクライナといえば、穀倉地帯というレベルで、あまり関心がありませんでした。学びなおしていきたいです。もっと多くの人に伝えられて知っていたら、流れは変えられ、危機を回避できたのでしょうか。メディアの責任も大きいと思います。

 地道に真実の報道を続けるIWJ、これからも頑張ってください!

(匿名希望 様)

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 気がつけば、64歳になっていました。本当に、その日になるまで、64歳になるって、どういうことなんだろうと、ゆっくり考えるいとまもありませんでした。

 なってみて、はじめて気づいたことがあります。ポール・マッカートニーが、ビートルズ時代に作った、「When I’m Sixty‐Four(僕が64歳になったら)」という名曲がありました。ビートルズの最高傑作と呼ばれる「サージェント・ペパーズ・ロンリ―・ハーツ・クラブバンド」に収録されていた作品です。

 実際に64歳の誕生日を迎えてから数日した頃、ふと、1967年にリリースされたこの往年の名曲を無意識に口ずさんでいる自分に気づきました。ああ、若い頃には、自分が歳を取って「老境」を迎える時のイメージは、「僕が64歳になっても、僕を愛してくれるかい?」と妻に問いかける、このロマンティックな名曲の歌詞をイメージしていたりしたんだったなぁ、と懐かしく思い出しました。

 少年の頃、この曲を聴いた時には、遠い日、穏やかな老境を迎えるには、長いこと仲良く連れ添った伴侶の存在と、子どもたち、そして孫たちにも恵まれている必要があるんだろうな、とぼんやり思い浮かべたことを思い出します。

 人生のハッピーエンドに、そのような「傷ひとつない」愛のある家族は欠かせないのだろう、と漠然と思えたのです。

 学校を卒業し、社会に出て、働き始めると、同じビートルズでも「ア・ハード・デイズ・ナイト」が、毎日のテーマソングのようになりました。

 「64歳になる頃」は遠い未来で、まず自分の目の前にある仕事を片付けていかなければなりませんでした。誰よりもずっと仕事をし続けた、という自負はありました。

 無意識に、「ハード・デイズ・ナイト」に働き続け、そしていずれ64歳になった時には、終のすみ家となる家も買え、そして、早く授かった長女、次女、その子たちが将来結婚して、孫たちにも恵まれる、そういう人生のハッピーエンドを、本当に無意識に期待していたかもしれません。

 ところが、80年代の初め、まだ20代になったばかりの頃に、『ガープの世界』に、僕は出会うことになります。僕はその時すでに、学生時代に結婚しており、「できちゃった結婚」ではなく、「子どもをつくろう」と「意志」をもって子作りをし、生まれた娘がいました。

 人生は、大きな悲しみや深い傷を負うことなく、時を積み重ねて老いることができる場合も、きっとあることでしょう。しかし、そうでないことも実は珍しくありません。僕の場合、後者だった、ということを、20代の早い時期に思い知らされることになりました。

 ジョン・アーヴィングの小説で読んだ『ガープの世界』より、ジョージ・ロイ・ヒル監督の映画の方の『ガープの世界』の方が、僕の気持ちには刺さりました。オープニングで流れた『僕が64歳になったら』の軽快さ、温かさが、痛む胸にさらにしみました。歌のような、こんな温かい、人生のハッピーエンドを、僕にはもう迎えられないだろう、と若いながらに切なく思ったのです。

 『ガープの世界』のストーリーも、そのように傷ひとつなく老境を迎えることはできない、苦い物語でした。オープニング、そしてエンディングの「僕が64歳になったら」は、甘い人生のロマンティシズムへの皮肉なのか、と思えるほど、痛々しく響きました。

 それからの僕は、単に犬のように働く、だけでなく、自らリスクをとり、27歳で完全なフリーランスとなり、危険が伴う取材であっても首を突っ込んでゆく野犬のように、ジャーナリズムの獣道へと分け入って行きました。

 いくつかの偶然や、時代のめぐりあわせがあり、僕は29歳の年にベルリンの壁崩壊の現場へたどり着き、それから、ソ連崩壊と、民主ロシア誕生の裏面という、まったくもって「ロマンティック」ではない濁流のごとき世界に飛び込み、6年間も取材することになります。

 ロシアへ出かけている時は、戦地にも足を踏み入れ、民兵に撃たれそうになったり、マフィアにも刺されそうになったり、信じていた人にも裏切られるなど、「ダイ・ハード」な場面と次々に出くわし、くぐり抜け、命が助かると、苦笑いして、まずいロシア産ビールを飲みました。

 様々な、命にかかわるような危険に直面してきましたが、結果としてはどれもクリアして、傷ひとつ負わずに「生還」してきました。僕のロシアのジャーナリスト仲間には、命を落とした者もいました。僕が今生きているのは、ただただ運がよかっただけであると、断言することができます。

 家族と離れている間、愚かなことに、僕は家族へのケアを怠っていました。

 日本に戻ってきて、それから、いろいろとあり、離婚をし、2人の娘のシングルファーザーとなりました。

 この日刊ガイド紙上でも打ち明けましたが、次女は、卒業後、就職して、一生懸命働いて、青春を謳歌する年頃まで迎えていたのに、そのあと難病になってしまって、動けなくなってしまいました。これは、僕の人生の中でも、特筆すべき悲しみとなりました。

 同時に、2人の娘が、今も生きていてくれていて、好き勝手に仕事をして、家族を十分にはかえりみれなかった父親に、たくさんの文句を言ってくれながらも、つきあってくれていることに心から感謝しています。娘が生きていてくれること、それ自体が特筆すべき僕の喜びです。少しも大袈裟ではなく、命の杭です。

 きっと誰にも悲しい傷があり、そしてかけがえのない喜び、があることでしょう。悲しみの知らない人など、まずほとんどない、と思います。

 「64歳になっても、好きでいてくれるかい」という歌は、僕の人生では実現しませんでした。だいたい、僕は64歳になっても、落ち着いて心穏やかに隠居をすることもできません。

 64年の人生で今、一番、権力と癒着したマスメディアの腐敗を痛感しており、政治家や官僚や知識人の、背骨が溶けてしまったかのような、米国へのだらしない依存と隷従も、かつてないほどのものだと思います。馬鹿気た、何の意味も価値もない米国の代理戦争としての「対中戦争」の接近も、黙って見過ごすわけにはいきません。

 64歳にはなりましたが、僕は現役であることを降りることができません。誕生日を迎えたことに、お祝いの言葉を述べてくださる方々には、心から御礼申し上げます。そうした人は皆、優しいから僕の無事や健康や幸福を祈ってくれるのだろうと思います。

 しかし、現実の僕はハッピーエンドがまだ見えないまま、「今、そこにある危機」と、死にものぐるいの格闘をし続ける運命にあるのだなと、腹をくくっています。日本を戦争させない。第2のウクライナにしない。そして、そのためにも、最大の経営危機にあるIWJをつぶさない。皆さまのご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。

 米国の奴隷のような国のあり方を改め、近隣の剣呑な国々との間で平和条約を結び、危ういながらも平和共存する道を選択する。その方向へ、国や社会が進んでゆく、そのための、ほんのほんの一助となる働きが、自分なりにできればと思っています。

 皆さまには、御心配をおかけしますが、これも性分ですので、どうかお許し願いたいと思います。

 さて、64歳となって、今は僕は何の歌を口ずさめばいいのでしょうか。

 誰か教えていただければと思います。

岩上安身

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先ほど些少ながら寄付いたしました。

 岩上さん、お嬢さんのご病気、原因不明の難病のようで岩上さんもお嬢さんもお辛いことと存じます。

 少しでも痛みが和らぐよう、快方に向かうことを念じます。

 IWJの赤字の件、テレビで大嘘垂れ流している小泉悠(どういう精神構造をしているのか理解不能)、東野敦子(この人と廣瀬陽子は本物の馬〇だと思います)がしれっと出世しているのに、真実を伝えているIWJが赤字という厳しい現実。

 これが30年間落ち目の国、日本の知的水準の偽らざる姿なのでしょう。

 ただ、IWJさんがなくなると、本当に困ります。

 ご自分のご病気もあり、毎日何かと大変かと思います。

 ご無理なさらないようご自愛ください。

(N.T.様)

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N.T.様

 ありがとうございます!

 8月生まれの私は、今年、本当に大変な、64歳の夏を超えることとなりました。

 若い頃から、自分が64歳になったら、きっと第一線は退いて、のんびりと余生を過ごしているんだろうなあと、自分の祖母や、両親を見て、漠然と思っていました。

 父と母が、実家の庭に華や緑を植えて、土いじりに勤しむようになったのも、60代になってからだったように思います。当時の自分はまだまだ若く、とにかく、働きづめで尋常ではないほど忙しく、そののどかな両親の姿がうらやましく、ねたましくさえあったように思います。

 縁側で、「ほら、〇〇の花が咲いたよ、見てごらん」という母の方に、「あー、そうか」と気のない、曖昧な返事をするだけで、ろくに花を愛でようともしなかった自分のボンクラぶりを、今も忘れることができません。

 タイムマシンでさかのぼって、頭をこづいてやりたくなります。

 もっと温かく、優しい言葉を母にかけ、父と母と2人で一緒になって咲かせた花を愛でてあげる、そんなリアクションがなぜできないのか、お前は、この馬鹿者! と自分をこづいて叱ってやりたくなるのです。

 記憶は、何もかもぼんやりと日々の流れに消えて、季節は今頃だったか、花の名前は何だったか、ただ、あざやかな赤い色をしていたな、としか覚えていません。

 仏教で、やさしい、温かい言葉を愛語(あいご)とか、そうした言葉をかけることを言辞施(ごんじせ)というそうです。やさしいまなざしをする、それだけでも眼施(げんせ)となり、笑顔を見せれば、和顔悦色施(わがんえつじきせ)という善行をしたことになるそうです。

 お金が手元にない者は、お金を出せなくても、言葉、まなざし、笑顔、心づかいなどでも、十分に、お布施をする、つまり、誰かに施し、励まし、giftし、贈与をすることができると言います。ありがたい教えであると思います。

 こんなことを学んだ時には、母はもうこの世にいませんでした。親孝行は、あるいは善行一般は、常にその時に行うのでなければ間に合いません。もっと早く知っておくべきだったと、そうした一念を起こし、行動に移すべきだったと痛感します。

 日々、皆様から、ご寄付をいただき、心から感謝しております。これは皆様からの尊い布施、喜捨であると思って、手をあわせて、活き金にしようと思っています。メディアとしての報道と善行が一致するように心がけ、そのために一円でも無駄にせず、活動資金として役立てよう、と思っています。

 しかし、ご寄付を送りたくても、年金生活の身で、送ることができない、ごめんなさいね、というメールもいただきます。謝ることなど何もありません。皆様のお気持ち、励ましは、すべて、私と私のスタッフが、帆を張って前進してゆく風となり、力となります。

 N.T.様がかけてくださるような、優しい、温かい言葉も、どれも心にしみ入ります。励ましも、私たちが前へ進む力に変わります。

 きっと、皆様から贈られた愛や慈悲や力を形となして、この危機を乗り越え、サバイバルし、そしてIWJとしてのベルーフ(使命)をまっとうしようと思います。

 贈与は、そのままの形で、贈ってくださった皆様へ「返済」することができません。そのかわり、それらは、来たるべき、より良き未来へ向けて、より良き社会への創造のために寄与することで、多くの人々、そして次の世代の幸福へと還元していきたいと願っています。

 皆様、いつもありがとうございます。本当に、背中を押してくださり、心から感謝いたします。

 ゆけるところまで歩んでまいります。皆様も、ご無理のない範囲で、ご支援していただきつつ、ともにゆけるところまで歩んでまいりましょう。

 私も、皆様も、誰一人、孤独ではなく、孤立もしていません。皆、目に見えない形でつながって、知らず、助けあって生きているのだと思います。

岩上安身

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 岩上さん及びIWJの皆さん 毎日主要メディアがほとんど伝えない重要なニュースと関連記事・コメントをありがとうございます。

 ハワイの森林火災のニュースとその後どうなるかに関する記事よく分析していると思います。特にハワイの開発問題が深刻であることを伝えているのは秀逸でした。

 火災で大惨事との情報をもとに、米国のテレビ記者が海岸で休暇中のバイデン大統領に何か言うことがないかと尋ねたら、「No comment」と返事をしていました。膨大な金をウクライナの軍事援助に対してはすぐサインするのに、自国の悲惨な災害にはノーコメントとは。

 同じ光景を、今年米国の東パレスチナという地方都市でも見ました。この地方都市で起きた毒物貨物列車脱線事故による火災と毒物蔓延に対してもおざなりの調査のみ。

 この事故直前だったと記憶しますが、バイデン大統領は鉄道労働者の鉄道運航の安全性や労働環境条件の改善を訴えたストを実力で抑え込みました。米国大統領とは、米国民の生命・安全を無視する職務なのかと驚くばかりです。

 上記のことに驚いていたら、日本政府も同じようで、自国で今年立て続けに起きた大洪水(九州、東北、近畿)よりもハワイにお金を援助するとか。放射能汚染水をたれ流そうとし、洪水被害もまだまだ片付かないのに米国へ援助とは?!

 ウクライナ紛争に関する報道が、今に至るまで日本では偏向し続けていることに驚くばかりです。文科省は日本語をおざなりにしてまで英語教育に力を入れてきているはずなのに、どうして日本のメディアはこうまで世間知らずというより世界知らずなのでしょう。英語くらい翻訳ソフトを利用すればかなり読めるでしょうに。いつになったらIWJの水準にたどり着くのでしょう。

 麻薬に関して言えば、国連で麻薬関連の仕事をしていた藤野彰氏が、2019年に雑誌『世界』に麻薬犯罪と世界の取組みについて連載記事を書いていました。彼によれば、中国はアヘン戦争でひどい目にあってきたので、こと麻薬に関しては人一倍敏感だということがわかります。

 他方、米国は麻薬に対して厳格に対応するどころか、黄金の三角地帯をはじめアフガニスタンでも秘密資金を稼ぐためにケシ栽培を奨励し、販売していました。

 コロンビアの現大統領も述べているように、コロンビアの麻薬組織は米国とつるんでおり、米国は麻薬をコロンビアの内政に干渉する道具にしています。この図式はアフリカ、中東でイスラム過激派を口実にアフリカ、中東諸国に内戦干渉する図式と同じです。

 今後も主要メディアが意識的に取り扱わない、世界的に重要な情報を伝え続けてください。また、コロナも下火とはいえ、インフルエンザ同様に油断は禁物です。健康にはくれぐれも気をつけてください。

(K.S. 様)

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K.S. 様

 ありがとうございます!

 新型コロナは、たしかに後遺症が残りますね。体調がおかしいな、と思う日々が続いています。だるさと眠気にとりつかれているような症状です。ナルコレプシーに似ています。

 本来、私は睡眠障害の重症患者で、眠れないで働いてきたのに、眠くて困ることになるとは、思いもよりませんでした。今後、真剣に対策を立てていきたいと思います。

 K.S.さんは、とても視野が広く、国内外を見渡し、その上でIWJを評価してくださっているので、とても晴れがましい気持ちにさせられます。

 実際には、まだまだ我々は、何もよく知らず、毎日が発見の日々です。驚き、嘆き、怒り、悲しみ、そして希望。

 私たち自身、この独立メディアを続けながら、成長を続けているといっても過言ではありません。

 読者、視聴者、支持者、ご寄付で支援してくださる方々とともに、成長させていただいているメディアです。本当にありがとうございます。第14期も厳しいスタートとなりました! しかし、ここでくじけず、前へ向かって、進んで行きたいと思います! どうぞ、今後とも、ご教示、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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岩上さま みなさま

 いつも貴重な情報をありがとうございます、ウクライナの臓器売買、中国を非難できた義理ではありません。

 ロシアが子どもを誘拐しているようなニュースも、一時プロパガンダでウクライナが主張していましたが、その少し前に、ウクライナの避難民の子弟が、ロンドンなどで無理やり取り上げられ、LGBTの夫婦の里子に出されるというようなニュースも読んだことがあります。しかし、IWJのこのニュースの方が、具体的で説得力がありますね。

 プーチンの言ではないが、本当に悪魔主義が跋扈しているのではと思う世の中、大メディアの偏向ですね。

 ワクチン、四回も打ったのですね、もうやめたほうがいいですよ。

 被害者の会の集会など、じっくりチェックしてみてください。あれは、打つほどに自己免疫力がだめになります、そして変なところにスパイクタンパクによって血栓ができて、思いもかけない(整形外科的なものも含めて)病気になっていきます。IWJのみなさんは本当に大切な人たち、これからますます一緒に頑張ってもらわないといけない市民の味方です、大切にしてください!

 コロナは、風邪薬、葛根湯とかきくようです。私はルルゴールドがきき、その後PL処方されました。

 亜鉛とビタミンDはすごくいいといい、ネットに出てきますが、ぜひ、とってください。普通のビタミンBとかCとかも、よいです。

 味覚の変なのも、亜鉛で結構素早く回復しました。

 スタッフのみなさん、岩上さんの仕事をよく知っている皆さんなら、自信をもって、できます! いつも大変、読み応えありますよ。ボスの留守にも、どうぞ、がんばって!

(匿名希望)

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 私も、4回まではワクチンは打ってしまいましたが、それから先はご遠慮しています。

 ワクチンについては、しまった、打ち過ぎた、という気持ちが、ないではありません。私よりひどい症状に見舞われている人がいるので、自分のことはさておき、新型コロナと、特にワクチン問題は、追及していく必要があると痛感しています。

 ただ、IWJには財政的・人的資源に限りがあり、ウクライナ紛争や、それにつれて化けの皮がはがれてきたバイデン政権のウクライナをカモにした腐敗ぶりなど、追うべきテーマが多くて、手が回らずにいます。

 それにしても、ウクライナは「反転攻勢」に失敗して、もう2ヶ月も戦果を上げられずにいるのに、日本のマスメディアはこの間、膠着戦ながら、少しずつウクライナ軍は前進している、などという虚しい嘘をつき続けてきました! 私はこの国の新聞・テレビは、本当に性根から腐りきってしまった、百害あって一利なしだと、断じざるをえなくなりました。

 自国の軍隊がはりつけにされているのなら、百歩譲って「善戦」している、というプロパガンダを展開したくなる気持ちも必死の物言もわかります。しかし、赤の他人同士の紛争で、こんなに無意味な肩入れをして、嘘までつきますか!? 米国の顔色をうかがってのことでしょうが、日本のマスメディアを信じていたら、情勢判断を完全に誤ります!「洗脳」以外、何ひとつ長けたところのない、こんなメディアは解体して、再建すべきです!

 憤慨していると、体によくないのはわかっているのですが…。憤慨せざるをえません。まずは体を直して、それからまた頑張ります!

 どうぞ、皆さまのお力をお貸しください! ワクチン問題にも必ず、切り込みます!

 私自身は、まだベッドに横たわって、これを書いています。回復まで時間がかかっていますが、必ず復帰して、第一線に立ちますので、どうぞ応援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 岩上さん、ご体調はいかがでしょうか。

 コロナにり患されたとのこと、お見舞い申し上げます。

 くれぐれも無理なさらないでください。

 それにしてもワクチンは効果ないですね。

 私は3回も打ってしまいましたが、どう考えてもファイザーやモデルナの詐欺…。

 また、折を見て寄付いたします。

 お大事になさってください。

(N.T. 様)

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N.T. 様

 お見舞いのお言葉、ありがとうございます!

 私は、4回も打ってしまいました。無理はしようにも、不思議なほど、異様な倦怠感と眠気におそわれ、酔生夢死の状態が続いています。

 私は頑固な睡眠障害があるのですが、眠くて眠くて、この日刊のリライトが終わらないうちから眠気に負けてしまいそうになります。

 夜中に仕事が終わると、すぐ気を失うように眠ってしまいます。朝、一回起きて犬にエサをやると、また昏睡し、夜、この日刊の草稿が届くまで、こんこんと眠っていました。

 もっとも、これでもずい分、症状はやわらいだ、と言えます。当初の全身の筋肉痛、発熱は本当につらいものでした。狭心症のある私は、左胸の骨と骨の肉の下が痛むのがすごく気がかりでした。

 インタビューを延期してしまった松村先生には申し訳なく思っておりますが、焦らず、人にうつさないためにも、もう一度、どこかでPCR検査を受けてから、復帰しようと思います。

 IWJは、本当にピンチ続きで、応援してくださっている皆さまには、ご心配ばかりおかけして、本当に申し訳ありません。頑張りますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 連日のウクライナをはじめとした多彩な報道、ご苦労さまです。

 昨日、些少ですがカンパいたしました。先日の孫崎氏へのインタビューの中で、ウクライナでの戦争はアメリカに「勝ち目はない」と『フォーリンアフェアーズ』の記事を紹介していましたが、まったくその通りだと思います。

 しかし、今回のプリゴジンの反乱で垣間見られたように、ロシア軍内部の対立や、数千人規模ともいわれるベラルーシに送られるワグネル戦闘員の処遇、NATO側が今後、どのように対応してくるのか目を離せない状況である事は確かな事のように思います。

 いずれにしても、IWJからの今後の詳細な情報を注視していきたいと思います。

(T.M. 様)

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T.M. 様

 ありがとうございます!

 孫崎さんとのインタビューでは、『フォーリン・アフェアーズ』の記事や、ランド研究所の報告書について、お話をしました。そのうちの一部は、8月2日の日刊IWJガイドの巻頭記事でご紹介しています。

※はじめに~ウクライナを使って失敗した「代理戦争」の「後始末」をめぐって、米国のネオコンはすでに内部分裂!「クールなネオコン」(NATOとロシアの直接対決を回避し「出口戦略」を模索する)VS「ホットなネオコン」(ウクライナと感情的にも利権的にも一体化し、ウクライナ支援を続けて「出口」はなし)! ゼレンスキー大統領は反攻がうまくいかないと弱気発言の一方、ロシアへのドローン攻撃を激化! 岸田政権は「クールなネオコン」の方向転換に倣って、実利重視で、停戦を求める方向へと、バイデン政権に働きかけるべき! 自身も方向転換できず、バイデン政権を翻意させられないなら、総辞職して、次の内閣にバトンタッチを!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230802#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52594#idx-1

 8月2日の日刊IWJガイドの巻頭記事で紹介したものが、米国内の停戦を求める声のすべてではありません。米国政府内からは、「ウクライナに勝ち目なし」「ゼレンスキーは何を考えているのかわからない」「ここまで来たら、ロシアの主張(領土問題)を認めた上で和平交渉するしかない」といった声が上がり始めています。

 8月2日の巻頭記事で取り上げた、ランド研究所の報告書を書き、『フォーリン・アフェアーズ』にも寄稿したサミュエル・チャラップ氏などは、そうした政府内部の声を表立って代弁しているわけです。

 なお、「プリゴジンの乱」を、ロシア軍内部の対立とお考えのようですが、これは西側の流したプロパガンダだと思われます。ワグネルは、プーチンとロシア軍にとっては、軍の外の「便利屋」的な業者に過ぎず、ロシアの正規軍が割れたわけではありません。

 西側メディアは、たった2日で収束した「プリゴジンの乱」を、これでもかというほど、大きく扱っていますが、これは、こうしたドタバタ劇を、なんとかロシア軍内部の分裂として扱い、ことさらに大きく見せて伝えたいという、西側諸国の願望の投影であろうと思います。

 およそ、どの国であっても、軍隊の内部で意見の食い違いから、内部分裂が起こり、勝敗を左右する要因となる、ということは起こりえますが、勝ち戦の時には、そうした分裂や謀反は起きにくいものです。

 ブリンケン国務長官が、「ロシアは負けている!」としきりにアピールしていますが、これはウクライナはおろか、旧ワルシャワ条約機構の東欧、そして西欧まで、侵略するのがモスクワの狙いで、それなのにウクライナの東南部どまりで進撃がストップしているから、「ロシアは負けた」という理屈になるのだそうです。屁理屈もいいところです。

 ブリンケン国務長官は、7月23日、コロラド州アスペンで開かれたアスペン安全保障フォーラムで、CNNのファリード・ザカリア記者の質問に次のように答えているのです。

ザカリア記者「ウクライナがロシアとの間で試みている反攻作戦について、あなたが感じていることを教えてください。これまでのところ、非常に時間がかかり、非常に厳しい状況だと報じられていますが」。

ブリンケン国務長官「まず、ファリード、このことを理解してください。ロシアが達成しようとしたもの、プーチンが達成しようとしたものという点では、彼らはすでに失敗し、敗北しているのです。

 その目的は、ウクライナを地図から消し去り、独立と主権をなくしてロシアに取り込むことでした。それは、とっくの昔に失敗しています。

 今、ウクライナは、ロシアが奪った土地を取り戻す戦いに挑んでいます。ウクライナはすでに、最初に接収された土地の約50%を取り戻しています。現在、ウクライナはさらに多くの土地を取り戻すために、非常に厳しい戦いを強いられています。

 まだ反攻は比較的初期の段階です。厳しい状況です。ロシア側は強力な防御を敷いています。しかし、私は、ウクライナ軍が50カ国以上から受けている装備や支援、ウクライナ軍が受けている訓練(訓練を受けた部隊の多くは、まだこの戦いに完全に投入されていない)、そして何よりも、ロシア軍とは異なり、ウクライナ人は自分たちの土地のため、自分たちの未来のため、自分たちの国のため、自分たちの自由のために戦っているという事実が、決定的な要素であり、それが展開されると確信しています。しかし、それは1週間や2週間で決着がつくものではありません」。

※Secretary Antony J. Blinken With Fareed Zakaria of GPS, CNN
INTERVIEW(ホワイトハウス、2023年8月2日閲覧)
https://www.state.gov/secretary-antony-j-blinken-with-fareed-zakaria-of-gps-cnn/

 つまり、ロシアが「欧州侵略の野望」を抱いている前提があるからこそ、ロシアは挫折し、「負けている」などという話になるのです。言うまでもなく、ロシアが「欧州侵略の野望」を抱いている、というのは、さすがに「誇大妄想」です。NATOを拡大しないという約束を破って、東方拡大をすすめ、ロシアを挑発してきたのは米国であり、NATOです。米国の方こそ、冷戦後に、貪欲に勢力圏を拡大してきたのです。

 ロシアを弱体化させ、プーチン政権の転覆をはかろうとしてウクライナを利用したものの、うまくいかなくなってしまい、これからウクライナ、特にゼレンスキーをどう排除するかの算段となっていくでしょう。

 しかし、事はそう簡単ではありません。

 バイデン大統領とその息子のハンター・バイデンの汚職が、下院で追及されており、IWJでも報じていますが(日本のマスメディアは、ほとんどまともに報じません)、これはウクライナ紛争と無関係ではありません。ウクライナでの汚職の露見を恐れ、ごまかすためにも、バイデン・ファミリーにとって、この戦争は必要だったのです。

 ゼレンスキー政権が刷新されたら、バイデン大統領の弾劾のために役立つ証拠がウクライナから山ほど出てくるでしょう。

 言いかえると、バイデン大統領は、自分の汚職の発覚を防ぐためにも、ゼレンスキー政権に次々と武器を送り続けなければならないわけです。

 この1年半のウクライナ紛争をめぐる嘘とプロパガンダは、これから次々とめくれていきます。IWJも、めくり続けていきます。

 第14期、頑張りますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

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 大変でしょうが、どうか続け行ってくださいますようお願いします。

(N.R. 様)

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N.R. 様

 ありがとうございます!

 確かに、大変ではありますが、日本という国の置かれた状況もまた、大変なものです。さらには、それを問題視するべきメディアの状況は、もっとおかしくて、大問題であり、国民にとっては大変な問題です。

 それを考えると、奮い立たなければという思いがこみ上げてきます。

 第14期も、頑張って続けていきますので、どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

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岩上安身様、御一同様

 何時も貴重な情報をお送り下さり、ありがとうございます。

 誠に世界は大本営発表の操作された情報から議論していることが、貴社の真実の情報から理解できます。ご健勝を祈念しつつ。御礼まで。

(S.H. 様)

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S.H. 様

 ありがとうございます!

 「大本営発表」状態であることは、明らかです。明らかなことを、記者クラブメディアは明らかにしないようにして懸命であり、それに世間につきあい過ぎであろうと思います。

 今後とも、頑張ります。そのためにも、自身の健康にも留意して、孫崎享先生のように、運動し続け、コンディションをアップし続けながら、頑張りたいと思います。

 どうぞ、これからもご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身

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 少しでも活動を支援したいので

(フジオ カツノリ 様)

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フジオ カツノリ 様

 ありがとうございます!

 第13期は、2200万円を超える赤字ということが、ほぼほぼ決定しています。残念ですし、重い現実ですが、後ろをふり返っている時間はありません。前を向いて、第14期の仕事を始めていきたいと思います。

 応援には本当に感謝しています!

 今期も、どうぞご支援を、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 政府や団体等のどこにも忖度しない真の報道機関を守るため。応援しています。

(アオキ カナメ 様)

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アオキ カナメ 様

 ありがとうございます!

 忖度し続けて、真実から目をそむけて生きることは、自分の生きているこの社会を滅ぼすことであり、同時に我が身を滅ぼすことであると痛感します!

 権力に忖度せずに、真実をつかみ、お伝えしてゆくことは、経済的には苦しいですけれども、精神的には後ろめたさもなく、認知的不協和音にも陥らず、晴れやかでいられる生き方であると思っています。

 どうぞ、今期第14期も、ご支援のほど、よろしくお願いします!

岩上安身

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 ミアシャイマー論文、ハーシュの情報など、IWJは本当に幅広く報道してくれている、岸田政権のおかげで様々な経費は上がり福祉が切られて仕事はなくなり苦しい限りですが、わずかでも応援したいと思ったので。

(匿名希望)

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 本当に、岸田政権は米国の言いなりで、税金の使われ方が間違っています。この上、ウクライナ・モデルを日本にあてはめられたら、たまったものではありません。

 ウクライナ紛争をどう見て、どう論評するかは、今後、日本人全国民にふりかかる大問題となります。

 政治家も、マスメディアも、ゼレンスキー政権とバイデン政権に全面的に賛成する者は、自国がウクライナと同様に、米国の「代理戦争」のための「鉄砲玉」にされても構わないのか、という問いに答えるべきだと思います。

 今期、第14期も、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身

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 日本の情報空間が余りにも閉鎖的で真実を伝えないことにいら立って。

(日笠 修宏 様)

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日笠 修宏 様

 ありがとうございます!

 日本だけでなく、おそらく欧州も同様であろうと思います。気づけば、西側諸国は、米国に依存するとともに、隷従させられるようになってしまいました!

 今や、真実を伝えることが、本当に困難になっています。甘い見通しと、嘘でぬり固めた、単純なプロパガンダに、社会全体が侵食されてしまっているからだと思います。

 情報空間を形作っているメディア関係者や知識人層が、プロパガンダを本気で(あるいは半ば自分で自分を騙して)鵜呑みにしていることが、この閉塞感の原因です。

 こうしたプロパガンダだらけの情報空間に穴を開けていくことは、楽なことではありませんが、やってやれないことではありません。

 その「いら立ち」を、IWJを支えてくださるポジティブなエネルギーに転化されてくださったこと、感謝しています!

 今期第14期も、どうぞ、ご支援ください! よろしくお願いします!

岩上安身

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 頑張ってるもんね

(匿名希望)

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 頑張ってるもんね、と、今期も認めてもらえるように、そしてご支援いただけるように、頑張ってまいりたいと思います!

 第14期も、どうぞご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 ドイツに住んでいますが、特にウクライナ情勢についていつも質の高い報道をありがとうございます。

 先日ドイツ人の集まりに同席したのですが、カホフカ・ダムが破壊されたことについて、まだ誰がやったのかこちらの大手メディアさえも断定していないうちから、ロシアがやったに決まっていると異口同音に当然の前提のように話していることに非常な違和感を覚えました。

 戦争勃発以来の、積み重なったプロパガンダの成果なのでしょうか。それを信じてしまう善良な人々は、洋の東西を問わずたくさんいるのだなと感じました。

 IWJの報道は、大手メディアを明らかに質で凌駕していますので、周りにも勧めたいと思います。

 焼石に水でしょうが、些少の寄付を少しでもお役に立てていただければ幸いです。

(M.K. 様)

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M.K. 様

 ありがとうございます!

 ドイツの会員の皆さんから、ドイツ国内においてはロシア発の情報が直接入らないように検閲されていると聞き、実状を調べて、情報統制が徹底していることを知り、非常に憂慮しています。

※はじめに~ドイツ主要8メディア4000記事の分析で、ウクライナ偏向大本営報道が明らかに! 戦争終結に軍事支援より外交的解決策を提示したのは『シュピーゲル』だけ!! ほぼすべての記事が、戦争の唯一の責任をロシアまたはプーチンに押しつけ!! 検証のなき日本の主要メディアの報道も同様の偏向報道ではないのか!?(日刊IWJガイド、2022年12月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221226#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51693#idx-1

 米国が同じような「代理戦争」を本格的に中国に仕掛け、日本を「鉄砲玉」にする時には、日本も今以上の情報統制が敷かれてしまうことでしょう。そうしたことをさせないために、何をすべきなのか、現時点から勝負は始まっていると思っています。

 「善良な人々」が、たくさんいることはご指摘の通りです。と同時に、「地獄への道は善意で敷きつめられている」という格言も真実だと思います。皮肉なことにこの格言は、ドイツとイングランドで用いられている格言だそうです。

 ウクライナ紛争についても、2022年2月24日のロシア軍の侵攻にハイライトし、そこから「善意」を爆発させて、ウクライナに同情と共感を寄せ、米国やNATOを頼りに思い、ロシアを憎悪する、という心理は、その侵攻の直前、ウクライナ軍によるドンバス地方への無差別砲撃が通常の30倍にも膨れ上がっていた事実を無視しています。

 そうした事実を知らず、砲撃による挑発で、ロシア軍が誘い出されてくることを「予見」したかのようにバイデン大統領が、「もうすぐロシア軍が侵攻してくる」と繰り返していたことを忘れ、何よりも2014年のキエフでのクーデターを米国が支持し、それ以降、ウクライナではネオナチとウクライナ民族主義者による、血なまぐさいロシア系住民への差別と虐殺が、8年間も続いてきたおぞましい現実を、全部見て見ぬふりをしてしまっているのです。

 「地獄に続く」ような「善意」は、「短慮」と抱きあわせであると、思われます。

 カホフカ・ダムの事件については、ロシアの犯行だと決めつける『ニューヨーク・タイムズ』の記事が出て以来、確信している人も少なくありませんが、それをまともに検証しているメディアもほとんどない、と断言できます。

 この事件も、次々に起こる出来事に振り回されて忘れがちですが、IWJでは検証記事を準備しており、近日中に必ず出します。

 今期もスタートを切る早々で、すでにやるべきことがいっぱいです。

 微力ですが、頑張り続けますので、今期第14期も、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!

岩上安身

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 いつもまともな報道、ありがとうございます。(新城 靖 様)

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 新城 靖 様

 ありがとうございます!

 今後とも、「まともな報道」といわれる報道姿勢を貫いてまいりたいと思いますので、どうぞ今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 信頼できる情報源として頼りにしているから。(朝倉 輝一 様)

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 朝倉 輝一 様

 ありがとうございます!

 「信頼できる情報源」といわれることは、我々にとっては最高のほめ言葉のひとつだと思います。恐縮し、感謝申し上げます。

 今後とも、ご期待を裏切らないように私を含め、スタッフ全員、精進してまいりますので、どうぞこれからも応援、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 微力だが、IWJの役に立ちたい。

 人の世の為、WJは、是非、存続していてほしい。(N 様)

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 N 様

 ありがとうございます!

 N様もそうですし、N様以外の方でも同じお気持ちをお持ちの方々が少なからずいらっしゃいます。

 IWJを支えてくださっている方々のお気持ちというのは、必ずしも利己的な動機だけではなく、利他的な気持ちがあるのを感じます。IWJを通じて、「人の世の為」に何かしら尽くしたい、というお気持ちがあるのだろうと感じます。

 そうしたお気持ちに触れるたびに、自分の丸まっていた背がしゅんと伸び、下を向いていた顔が上がり、胸も自然に張って、目線が高く保たれます。

 そうやって、目前の課題に、がっぷり四つで取り組む気力がわいてきます。

 自分の利益のためでもあるでしょうが、自分のためだけではない。他者の利益、社会の利益、公益というものに貢献したいという気持ちがある、ということは、尊いことです。

 どうぞ、今後も、来期も、その次も、IWJをお支えいただければと存じます! よろしくお願いします!

 もう少しで第13期は終わりますが、間髪入れず、第14期が始まります。同じ気持ちの「同志」がいる、という思いに勇気づけられます。

 これからも、日本が直面してゆく課題は大きなものだろうと思います。それらに立ち向かい、皆さまに事実と真実をお届けしていきたいと思います。

 岩上安身

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 今国会は、戦後最低の酷さを極め、かつてない程酷い状況である事を痛感させられました。

 しかし、自分の出来る事を少しでもやらないと、後悔まで残す事になります。

 市民メディアを護らないといけないという思いで、僅かではありますが寄付をさせていただきます。(M.H.様)

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 M.H.様

 ありがとうございます!

 野党ではない、与党に近い「ゆ」党は、維新だけではなくなりました。国民民主党も、すっかり「ゆ」党化してしまいました。

 大政翼賛勢力の一角と化した連合に牛耳られている立憲民主党も、野党としての使命を十全に果たせているのか、疑問に思うこと、しばしばです。

 ウクライナ戦争報道を御覧になればおわかりの通り、政党や政治家だけでなく、マスメディアなどは、すべて横並びで、大政翼賛報道に終始しています。

 ウクライナ紛争勃発から1年半が経ち、当初からの「ウクライナ=善」、「ロシア=悪」とする単純なプロパガンダがほころびだらけとなっているのに、いまだにこのマニ教的な二元論に立ち、「独善」かつ「偽善」の旗をふり続けるメディア、ジャーナリスト、SNS発信者が絶えません。

 しかし、国内外によくよく目を向けてみると、真実を見抜く知性があらわれていること、その支持者も増えつつあることを感じています!

 IWJでは、この1年半、ウクライナ紛争勃発の早期から、この事態の本質を見抜いた上で、海外の例外的な識者の視点をお伝えしてきました。ミアシャイマー氏、ケネディJr氏、ジャック・ボー氏、マクレガー氏、スコット・リッター氏等々です。

 今期第13期は、本当にIWJを立ち上げて以来、経済的に最大のピンチでした。しかし、自分たちが貫いてきた真実を伝える姿勢は、間違ってはいなかったと、日々、確信を深めています。プロパガンダの旗は、1年半前と比べてみればボロボロです。

 苦しい時、試練の時があって、それを踏み越えてはじめて、道は開けるのだと思います。

 楽な道、多数に迎合する道を歩まず、世の大勢に流されることなく、ただ真実のみを追って、険しい道を突き進むことができたのは、M.H.様はじめ、皆さまの、ご支持、ご理解、そしてご支援があったからです。心から感謝いたします!

 どうぞ今後あと数日、そして来期から始まる第14期も、ご支援をよろしくお願いします!

 岩上安身

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 いつも貴重な情報ありがとうございます。今回のミアシャイマー氏の分析も大変勉強になりました。

 対して、小泉悠、恥というものを知らないと、人間ここまで強く?なれるのですね。全裸中年というアカウント名といい、取り巻きの軽さといい、顔を見るのも嫌ですよ。学者界の安倍晋三。

 暑い中、ご自愛ください。

(N.T. 様)

(7月18日発行の号外へのご感想)
※【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』全文仮訳! 第2回「ロシアの勝利は核戦争の脅威を大幅に減らす」! 「消耗戦の勝利は、覚悟、人口、減損数比で決まる」! 2023.7.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517393

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 N.T. 様

 ありがとうございます!

 ミアシャイマー教授の論文仮訳は、3回目、最終回を昨日(7月26日)に出しました! 御覧になっていただけたでしょうか?

 ウクライナ紛争に至る経緯、そしてこれから先への見通しについて、見はるかすと、米国が地球上で唯一のスーパーパワーであったとしても、そのスーパーパワーの覇権を、全世界におよぼそうと、筋の通らない、無理や無茶を押し通そうとすると、大きな反動が返ってきて、逆に自らの足場を揺るがしてしまう、ということがよくわかります。

 「驕れるもの久しからず」「諸行無常の響き」「盛者必衰の理(ことわり)」といった、「平家物語」の書き出しを想起させるなりゆきです。

 米合衆国は、世俗的な近代立憲国家であると同時に、ユダヤ=キリスト教的伝統を受け継いだ、宗教的熱情や理念を駆動力としている宗教的な国家の一面があります。

 自らを神によって「選ばれし者」と自尊し、米国は、神が「ハイツ=丘の上の町」として選んだ国であるとする、米国例外主義、あるいは「マニュフェスト・デステニー」というドグマを「国体」として信奉している国なのです。

 米国は世界の諸国家と比べて卓越しており、模範でもあり、他の諸国家はすべて米国にひれ伏し、見習わなければならないと考えるのです。

 従って米国は国際法を作り、他国にそれを守らせ、破る国に対しては、今日のロシアのように激しく糾弾し、制裁を加えます。

 しかし、米国自身は「例外主義」的な国家なので、米国の利益にならない場合、国際法に縛られなくてもよい、とするのです。

 これは途方もない「独善」です。「独善」とは、「偽善」と等しく、本質的には「邪悪」です。

 「例外主義」の米国とは、米国自らが、敵対視する国に対して使う「evil(邪悪)」な国家である、ということです。もちろん「例外主義」が「邪悪」なのであり、米国のすべてが「邪悪」なのではありません。そこは誤解なきよう、願いたいと思います。

 米国には愛すべき要素、尊敬すべき要素がたくさんあります。米国の映画、音楽、スポーツなどのポップカルチャーに影響を受けていない人々、まったく関心も意味もない、という人は少ないでしょう。

 しかし、仏教的無常観に立てば、そのような「驕れる国」も久しからず、必ず衰退の時を迎える、ということになります。

 こうした無常観は東洋の仏教思想だけではなく、西洋思想においても、ヘラクレイトスのように「万物は流転する」という考えは存在しました。「無常観」は、普遍的な思想であり、真理であると思われます。

 いずれにしても、米国の覇権の終わりの始まりは、間違いなく始まっていると思われます。しかし、その道行きは、どうなるか、あらかじめ未来が定まっているわけではありません。米国がおとなしく、老いて、成熟してゆく、という可能性もありえなくもないのですが、現状を見ていると、悪あがきをしながら、世界に爪を立てていきそうな気配もします。

 今後の成りゆきを、注意深く見つめていきたいと思います。

 岩上安身

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 現政権のタガのが外れ方が酷く、大手メディアも機能不全に陥っており、ネットメディアをチェックせねばまともに情報が入らなくなってきてしまいました。いよいよもって危機的な状況に感じます。市民ジャーナルが最後の砦、守り抜きたい思いで、少額ですが寄付をさせていただきます。

(M.H. 様)

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M.H. 様

 ありがとうございます!

 今月は、今期第13期の最後の月です。大幅な赤字に終わるのか、少しでも赤字幅を小さくできるかの二択で、黒字になることは奇跡でも起こらない限り、望めそうもありません。ですが、赤字が大幅なものか、小幅ですむかでも、末期以降、大変な影響が出ます。立て直せる赤字か、立て直せないのかで、相当な違いとなります。

 ぜひ、このラストスパートに、皆様のお力添えをよろしくお願いいたします!

 ご支援のご恩は、日々のコンテンツの中身で、恩返ししたいと思います!

 どうぞ、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 こんにちは。

 お世話になります。

 他の多くのマスコミが官報化しているなか、何時も貴重な情報をありがとうございます。

 5月はなにかとバタバタしていましたので、カンパを失念していました。

 今月は、先月分を併せましてカンパさせて頂きました。

 IWJには絶対生き残って欲しいです。

 失業中ではありますが、出来る限りご支援していきたいと思います。

 これからも、圧力に負けず情報発信をお願い致します。

 ご自愛ください。

(石井 ひろみつ 様)

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石井 ひろみつ 様

 ありがとうございます!

 ご自身も厳しい状況なのに、ご支援いただき、本当に感謝しています!

 おっしゃる通り、IWJを絶対につぶさず、生き残って皆様のお役に立つ、真の事実をお伝えし続けたいと存じます!

 どうぞ石井様も、よいお仕事が見つかりますように、心より祈っています!

 今後とも、おつきあいいただけますように、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 いつも有益な情報ありがとうございます。

 世の中の情勢がどんどん恐ろしい方向に進んでいるように思える中、テレビや新聞などの情報が最近いよいよ真実から乖離しているように思います。

 一体国民をどこに誘導しようとしているのかと怒りが込み上げてくるので、テレビは見なくなってしまいました。

 そんな中で私にとってはIWJは正確な情報を知ることのできる貴重なメディアです。経営が苦しいとのことですがなんとか存続してほしいと切に願っています。

 岩上さんが体調を崩されたとのこと、心配しました。どうかご無理のない範囲で、これからも真実の情報を発信し続けてください。

(Y.Y. 様)

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Y.Y. 様

 ありがとうございます!

 テレビ・新聞が、無責任に、米NATOとウクライナのプロパガンダをたれ流し、現実とつじつまがあわなくなっても、構わず、ウクライナ萬歳! ロシアはもうすぐ滅びる悪魔だ、といった単純化されたプロパガンダを続けているのは、本当に怖いことです。

 ぜひ、テレビ・新聞とIWJの情報を突き合わせてください。どれだけの矛盾が浮かび上がることか。

 現実をみれば、自分が扱うプロパガンダ記事や情報と齟齬がある、ということは、サラリーマン記者たちだってわかるはずです。しかし、それを指摘したり、プロパガンダをひっくり返して事実を伝えようと、社内で頑張れば、たちまち叱責され、左遷されることでしょう。

 そういう目にあってもなお、退社してでも、真実を伝え続けようとする記者が、この「デマの壁」に包囲された1年半の中で、日本の高給取りのサラリーマン記者の中から、1人でも反旗を翻した者があらわれたでしょうか!?

 米国では、タッカー・カールソン氏のように、FOXニュースという大組織の中にいて、現実を報じようとすべく、FOXニュース側と衝突して、降板させられ、社会的地位や報酬など、すべてを失ったかに見えたものの、YouTubeでメインストリームメディアの嘘やプロパガンダと一線を画す番組を立ち上げて、西側諸国全体を包囲する「デマの壁」に体当たりする奮闘を見せています。

 元軍人たちも同様です。日本の防衛省の制服組関係者や元関係者に、スコット・リッター氏やダグラス・マクレガー元大佐のような人物は1人でもいるでしょうか? 1人も出てきていません。

 日本は、1人のタッカー・カールソン氏も、1人のダグラス・マクレガー元大佐も、輩出していません。もちろん、政界から、ロバート・ケネディJr氏のような人物も出てきていません。

 エリートたちは、誰も彼も、真実を見極められないのか、あるいは臆病で、勇気がないのか、惰性とともに、自らがたれ流すプロパガンダの潮流に自らも流されて、モノを自分の頭で考えないようにしているのか、そのどれかでしょう。

 政治家、官僚、自衛官、マスコミ、有識者の中には、こんなに知的に不誠実で、事実も真実も直視できない臆病者しかいないのであれば、そうした国が滅びてしまうのは、必定であると思われます!

 「ウクライナ・モデル」を米帝国が、東アジアでも再現しようとしているのは、米帝国自身が何度も繰り返し、言い続けているので、間違いないことです。それをストップしなければ、日本国民の一人残らず、破滅的な影響にされされます。紛争は地域が限定された、低強度のものになるとは限りません。

 ウクライナ紛争も、紛争の強度はエスカレートし続けています。ウクライナ国内からは、ゼレンスキーの声だけが響き、ウクライナ国民の声はもう何も聞こえなくなっています。これこそは、典型的な独裁国家に違いありませんが、「民主主義国家」対「専制主義国家」の対決などという、いかれた頭が考えた大ざっぱな図式の中では、ウクライナが「民主主義国家」の中に入れられていて、「欧米や日本のために、防波堤として戦ってやっているのだ、武器をもっとよこせ」などと要求され続けています。

 こんな「王様は裸」的なウソが、1年半にわたり、全世界にたれ流され続けている異常な状況は、世界史上初めてではないかと思います。

 まじめでまともな人間ならば、このようなプロパガンダを浴びせられている状態に抵抗しないでいると、認知的不協和を起こします。ゼレンスキーが民主主義の英雄だというのは、ウソなのだ! ゼレンスキーは裸の王様だ! と言いきらなければ、正気を保てるはずがありません。

 気が狂わないために、あるいは妥協してウソの池の中に沈んでしまわないために、我々IWJは、自らと多くの方々の精神と理性の維持のためにも、戦い続けたいと思います!

 本当に経済的には今期1年、厳しい戦いとなりました。経済的には、本当に沈没寸前です。

 しかし、嘘はつけないですし、嘘にのみこまれたくはありません。また、平和を脅かされたくもありません!

 私とIWJがこのあとも戦い続けることができるように、どうか、今期の赤字でつぶれてしまわないように、切実なお願いです!

 どうぞ、ご支援を、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 先日のアイゼンハワーメディアネットワークの翻訳(※)、どうもありがとうございました!この重要な声明の存在を、日本のメディアは全く伝えていません。IWJは本当に頑張っている。

 些少ですが、できる限りで応援します。(匿名希望)

(※)【IWJ号外】「米国は世界の平和のための力となるべきだ」とする「アイゼンハワー・メディア・ネットワーク(EMN)」に掲載された公開書簡をIWJが全文仮訳! 米国の「良心」が立ち上がった!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516143

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 先週の土曜日から、「プリゴジンの乱」のため、休日を返上して働くはめとなりました。昨日の金曜日あたりで、情報の散弾の嵐の中をかいくぐって、情報の真偽を判別しながら「乱」の終わりを見届けてお伝えしていたような次第です。

 その間、新コーナーの「ニュースの連撃」で、★印以降に我々の分析や論評を記しているのですが、やはり、というべきか、ロシア政府と、ワグネルを率いるプリゴジン氏との「縁の切れ目」は、「金の切れ目」であったことが明らかとなってきました。「本日のニュースの連撃」の第3弾!をお読みください。

 金の問題がからんでいるのだろう、という予測は、一昨日の6月30日発行の「日刊IWJガイド」の「ニュースの連撃」の第6弾の論評で書いています。ぜひ、そちらも御覧になってください!

※【本日のニュースの16連撃! 第6弾! RT、27日】プーチン大統領、「民間軍事会社」のワグネル戦闘員への賃金として、国が年間862億6000万ルーブル(約1500億円)支払っていたと明らかに!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230630#idx-8
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52466#idx-8

 また、昨日、シーモア・ハーシュ氏の新記事の仮訳を号外で出しました! ハーシュ氏のレポートの定期購読もおすすめです!

 毎月、ご寄付・カンパは、目標額の半分に届くのがやっと、という日々が続いていますが、今日から7月! 第13期の期末の最後の月になりますので、精いっぱい頑張って、皆さまの評価を得て、ご支援を得られればと思っています!

 どうぞ、今月こそ、皆さまからのご支援をお待ちしています! よろしくお願いします!

 岩上安身

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 日刊IWJガイド6月15日号の「IWJは、ロシア軍もすでに英米に先んじて劣化ウラン弾をウクライナで使用している証拠を発見!」と題した記事に大いに違和感を感じます。

※はじめに~英国に続いて米国も劣化ウラン弾をウクライナへ供給! 米国ではクラスター弾の供与も検討中! 他方、IWJは、ロシア軍もすでに英米に先んじて劣化ウラン弾をウクライナで使用している証拠を発見! もはやウクライナは、劣化ウラン弾による放射能汚染は避けられない!? しかもNATOは史上最大の演習を開始! その中に自衛隊も参加! 日本国民のあずかり知らないところで第3次世界大戦に参戦など、許されない!
会員https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230615#idx-1
非会員https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52400#idx-1

 日刊IWJガイドでは、「ウクライナ向け英国の劣化ウラン弾に関するICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)声明」のなかで、ロシアに関して触れられた「ロシア軍による劣化ウラン弾の使用は、GICHD(ジュネーブ国際人道地雷除去センター)より確認されている。(3BM-32「Vant」弾はウクライナの現地で発見された)」との記事を根拠に「ロシア軍もすでに英米に先んじて劣化ウラン弾をウクライナで使用している証拠を発見」と結論付けています。

 しかし、3月23日のICBUW声明については、文中に「更新」と題する5月4日付けで、「ウクライナ向け爆発物ガイドでGICHDが提供した情報が不確実であるため、ICBUW は劣化ウラン弾がウクライナのロシア軍によって使用されているという主張を検証できません。私たち(ICBUW)は説明のためにGICHDに連絡し、3BM-32の発見を確認しましたが、場所と量に関するデータは入手できません。ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在は、親ロシア派(例)と親ウクライナ派(例)の両方のメディアによっても確認された。」との一文が挿入されています。

 英国がウクライナに劣化ウラン弾を供給する事を発表したのが3月21日、ICBWの声明が23日で、そこでロシアの劣化ウラン弾がウクライナで見つかったとの2022年9月22日のGICHD報告が引用され、5月4日付けの訂正文が3月21日の声明文の中に挿入されています。

 ロシアも3月21日にプーチン大統領が「もしこのようなことが起きれば、ロシアもそれに応じた対応をせざるを得なくなる」と警告を発し、以降ロシアの高官やメディアが、再三にわたって劣化ウラン弾の危険性について指摘していました。この事は、少なくとも3月21日以前には、ロシアは劣化ウラン弾を使用していないという事を意味しているのではないでしょうか。

 2022年9月22日の報告は、ウクライナ戦争が始まって間もなく、ロシアが核使用に言及し、世界の緊張が高まっている中で出されたもので、意図的にロシアを悪者に仕立て上げようとしたか、又は、ウクライナでの緊張に引きずられて発表したフライングぎみの報告なのではないかと思います。

 GICHDが証拠として載せている3BM-32の写真も、確信はないのですが、周りの木や草から判断して、少し大きいように見えますし、尾翼の形もネットにあがっている写真と少し違うようにも見えます。

 米国が、英国に次いで、劣化ウラン弾を供与することが伝えられ、ロシアも対抗処置として劣化ウラン弾を使うことも示唆し、ベラルーシには戦術核の配備を進めるなど、緊張が高まるばかりの現在、劣化ウラン弾を含む「汚い爆弾も核兵器」と位置付けているロシアが、GICHDが言うところの、2022年9月22日以前にロシアがすでにウクライナで使っていたとすれば、ロシアによる核の先制使用ということになるのでしょう。

 ロシアが善玉だとは少しも思いませんが、劣化ウラン弾をウクライナより先に使っていたとすれば、英国や米国のウクライナへの劣化ウラン弾供与も正当化され、このウクライナ戦争への評価も大いに変わってくるのだろうと思います。

 先程のICBUW声明の訂正文に対する見解や、時系列的な流れから抱く疑問、写真に対する私の疑問について、IWJのご見解を窺いたいと思います。

(M.M様)

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M.M様

 ご質問ありがとうございます。

 結論から先に申し上げると、ロシアはソ連時代から劣化ウラン弾を保有していますし、新しい徹甲弾も生産しています。しかし、ウクライナ紛争において、使用した実績は、現時点では確認できませんでした。

 他方、ウクライナ軍に関しては、新たな発見がありました。英国から供与された劣化ウラン弾が話題となりましたが、それ以前に、ウクライナ軍は、旧ソ連製の劣化ウラン弾と、ロシア製の徹甲弾を所有しており、開戦当初から、使用しています。

 それを親ウクライナメディア自ら写真入りで報じ、アピールしていました。この事実は西側メディアでは、これまでほとんど報じられてきませんでした。IWJにとっても、見のがしていた新しい発見になります。

 M.M様の質問のご趣旨は、以下の3点だと思います。

 1.ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)声明の訂正文に対するIWJの見解

 「更新(2023.04.05):ICBUWは、GICHD(ジュネーブ国際人道地雷除去センター)がウクライナの爆発物ガイドで提供した情報が不確かであるため、劣化ウラン弾が、ウクライナ領内でロシア軍によって使用されているという主張は、検証することができません。GICHDに問い合わせたところ、3BM-32を発見したことを確認しましたが、場所と量に関するデータはありませんでした。ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在は、親ロシア派と親ウクライナ派の両方のメディアでも確認されています」

 ICBUW声明の「更新」からわかるのは、以下の3点です。

 1)ICBUWが、GICHDに連絡し、劣化ウラン弾と目される「3BM-32」の発見を確認していること。ただし、3BM-32の発見場所とその量に関するデータがないこと。

 2)ICBUWは、GICHDがウクライナの爆発物ガイドで提供した情報が不確かであるため、劣化ウラン弾が、ウクライナ領内でロシア軍によって使用されているという主張は、検証することができないこと。

 3)ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在は、親ロシア派と親ウクライナ派の両方のメディアでも確認されていること。

 どれも大事な論点ですが、3)の記述は、少し曖昧です。「ウクライナの劣化ウラン弾」とは、ロシア軍の保持する劣化ウラン弾なのか、ウクライナ軍の保持する劣化ウラン弾なのか、特定がありません。

 また、「親ロシア派と親ウクライナ派の両方のメディアでも確認されている」という一文も、「何が」「どちら」によって確認されたのか、記述されていません。

 繰り返しになりますが、ロシア軍の劣化ウラン弾なのか、ウクライナ軍の劣化ウラン弾なのか、その両方が、親ロシア派、親ウクライナ派の両方のメディアによって報じられたのか、この一文からは判然としません。

 通常の考えからすると、親ウクライナ派のメディアは、ロシア軍の劣化ウラン弾の使用を取り上げて非難し、親ロシア派のメディアは、ウクライナ軍の劣化ウラン弾の使用を取り上げて非難しそうに思われます。

 しかし、そうした我々の思い込みは脇に置いて、ここでは、何が何を確認したのか、明確でないという指摘にとどめ、先に話を進めます。

 このご質問の核になるのは、GICHDの2022年9月22日の報告書が、「ウクライナ戦争が始まって間もなく、ロシアが核使用に言及し、世界の緊張が高まっている中で出されたもので、意図的にロシアを悪者に仕立て上げようとしたか、又は、ウクライナでの緊張に引きずられて発表したフライングぎみの報告なのではないか」という点だと思います。

 2. これに関連して、GICHDの2022年9月22日の報告書の劣化ウラン弾「3BM-32」の画像が不自然であるという点も加わります。

https://steelbeasts.com/sbwiki/index.php?title=3BM32

 3.さらに、M.M様は、質問の中で、プーチン大統領の発言を時系列的に位置づけたときに抱く疑問をあげておられます。つまり、プーチン大統領の発言から考えて、ロシア軍は少なくとも2023年3月21日以前には劣化ウラン弾を使用していないのではないかという疑問です。

 まず、この問題の大きなポイントは、ウクライナの戦場で劣化ウラン弾が発見されたかどうか、劣化ウラン弾の砲弾(通常は戦車に装填される)が発見されたとしたら、誰が使用したのか、ということだと思います。

 3のプーチン大統領の言葉の時系列の問題は、もちろん、重要なことですが、実際に、劣化ウラン弾がウクライナの戦場に存在したかどうかという事実を、物的証拠によって確認することは重要度が高いと考えられます。

 したがって、以下では、主に、物証の問題を中心に検証します。

 ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在を検証する方法は、現在のところ、GICHDの報告書しかありません。

 GICHDのドナー国、組織を見ると、NATO諸国を中心にした30の国と組織です。

※DONORS(GICHD、2023年6月19日)
https://www.gichd.org/the-gichd/donors/

 ドナー国と組織から考えて、2022年9月22日の報告書が、ロシアに不利な情報を意図的に捏造した可能性はゼロではありませんが、このGICHDの報告書の目的は、ウクライナで発見された爆発物を正しく認識することであるとされています。このため、ウクライナ軍で使用されている地雷や砲弾などについても、その撤去ガイダンスの目的から詳しく記述されています。

 「GICHDウクライナ兵器ガイドの第2版は、ウクライナでEOD(爆発物除去)を実施する有資格者のための基本的な爆発物認識ガイドを提供することを目的としています」

 たとえば、その記述には、以下のようなものがあります。

 「9N24は、誘導弾による運搬を目的とした高爆発の破片弾です。ミサイルに搭載されます。9N24は、ウクライナで9M79トーチカ(NATO SS-21スカラベ)短距離弾道ミサイルに採用されています。9N24は、長い白いリボンを使って飛行を安定させ衝撃フューズを機能させるために最適な位置に弾薬を配置します(後略)」

※EXPLOSIVE ORDNANCE GUIDE FOR UKRAINE SECOND EDITION(35頁、GICHD、2022年)
https://www.gichd.org/fileadmin/uploads/gichd/Publications/GICHD_Ukraine_Guide_2022_Second_Edition_web.pdf

 「T-7は、超クイックインパクト機能を備えたPTTF(Powder Train Time Fuze)です。使用するのは122mm径のS-463照明弾などのキャリア弾に使用します。またA1 122mmベース射出弾のような旧来のビラ配り手段にも使用可能です。これは、ウクライナで目撃されたことがあります」

※EXPLOSIVE ORDNANCE GUIDE FOR UKRAINE SECOND EDITION(57頁、GICHD、2022年)
https://www.gichd.org/fileadmin/uploads/gichd/Publications/GICHD_Ukraine_Guide_2022_Second_Edition_web.pdf

 必ずしも、西側諸国の政府発表や、一般向けの西側のマスメディアの偏向した記事・番組のように、「ロシア=悪、ウクライナ=善」という、極端に単純化されたマニ教的二元論の図式で、この報告書が書かれているわけではないように思えます。

 爆発物の生産国は、ほとんどがロシアですから、ロシアへの言及は非常に多く(206ヶ所)なりますが、ウクライナの爆発物への言及も29ヶ所に及びます。

 この報告書の目的に沿って、同報告書の109頁でGICHDは劣化ウラン弾「3BM-32」の解説を載せています。

 このページの画像は、出典が「Image C(◯にC) Open source」となっており、オープンソースです。周囲の草木は写っていません。現物で見つかった、確認されたというならば、その現物で撮った写真を掲載すべきでしょうし、なぜここに現物ではなく、「このタイプの劣化ウラン弾がウクライナで見つかった」という例示としてイメージ写真を掲載したのか不可解に思われます。

 とはいえ、現場における現物の写真が報告書にないから、ただちに、この報告書は間違いで、ウクライナで劣化ウラン弾「3BM-32」が見つかったというのは偽りだとまで結論するのは、飛躍しすぎに思われます。

 GICHDは、実は確たる証拠となる現場における現物の写真をもっていないのかもしれません。しかし、所有していて、たまたま今回は何らかの理由で報告書内に使用しなかったのかもしれません。

 現段階では決定的なことは言えないので、「不可解」であるというのに、とどめる必要があります。ただし、なぜ、その現物の証拠写真がないのか、という疑問は誰もが抱いて当然だと思います。

 また、メディアは、こうした報告書の細部の不信な点も確認して指摘してゆくべきであろうと思います。

 さらに、調べてみると、「3BM32」は、改良型も存在します。「尾翼の形もネットにあがっている写真と少し違う」というM.M様のご指摘について、そうしたズレは現実にありえると考えられます。

※3BM32(SB Wiki、2023年6月19日閲覧)
https://steelbeasts.com/sbwiki/index.php?title=3BM32

 日刊IWJガイド6月15日号では、我々は、次のように記述しています。

 「ここで言及されているロシア軍の劣化ウラン弾3BM-32『Vant』弾は、GICHDの報告書『ウクライナ向け爆発物ガイド 第2版』の中で、写真とともに次のように、記載されています。

 『3BM-32弾は、ロシアのスムースボア戦車砲で使用される125mmAPFSDS弾と共通です。戦車砲に使用される一般的な125mm APFSDS弾です。弾芯は劣化ウランでできています。二重推進薬カートリッジで使用する場合、この弾は3VBM-13と呼ばれます。1980年代に作られたこの弾はソ連初のDU(劣化ウラン)APFSDS弾です。開発した研究プロジェクトにちなんでバント(Вант)と呼ばれることもあります。

 これらの弾丸を正しく識別し、他のAPFSDSモデルと間違えないようにすることが重要です。これらの弾丸は、シンター(焼結)が発生するため、爆発的な手段で破壊してはいけません。これらの弾丸は、特殊産業的処理を用いて取り除かれるべきです』

※EXPLOSIVE ORDNANCE GUIDE FOR UKRAINE SECOND EDITION(109頁、GICHD、2022年)
https://www.gichd.org/fileadmin/uploads/gichd/Publications/GICHD_Ukraine_Guide_2022_Second_Edition_web.pdf

 つまり、1980年代にソ連で初めて作られた劣化ウラン弾、3BM-32弾が、すでにウクライナで見つかっていたのです」

 ここで、このGICHD報告書にある3BM-32弾が、ウクライナで見つかったことに同意した根拠は、次の2つの記述です。

(1)ICBUWの3月23日の声明の「更新」の中にある「GICHDに問い合わせたところ、3BM-32を発見したことを確認しましたが、場所と量に関するデータはありませんでした。ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在は、親ロシア派と親ウクライナ派の両方のメディアでも確認されています」という記述。

(2)ICBUWのspecial newsletter issueの中の「ロシア軍による劣化ウラン弾の使用は、GICHD(Geneva International Center for Humanitarian Demining)により確認されている(3BM-32「Vant」弾はウクライナの現地で発見された)。ここで紹介した3種類の戦車はすべてウクライナで使用されていることが確認されている。ただし、いずれの戦車も、劣化ウラン弾を使用しない別の弾薬も保有している」という記述。

 論理的に考えれば、 3BM-32弾の使用主体はロシア軍とウクライナ軍の両軍に可能性があります。どちらか一方、あるいは両軍とも使用した可能性を否定できません。

 この3つの可能性のうち、どれが正しいのか、本来ならば、比較し、先述したような慎重さをもって、「ウクライナにおける劣化ウラン弾の存在は親ロシア派と親ウクライナ派の両方のメディアでも確認されている」という曖昧で多義的な読み方を許してしまうセンテンスについて、前回、IWJガイドを執筆したライターも、チーフライターである岩上安身も、子細な検討を行わず漫然と読み流してしまいました。

 この点で、日刊IWJガイド6月15日号の見出しの中にある「他方、IWJは、ロシア軍もすでに英米に先んじて劣化ウラン弾をウクライナで使用している証拠を発見!」という断定的な文言はミスリードでした。この点は、我々に迂闊さがあったことを認め、お詫びして、M.M様ご指摘の通り、訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。

 6月15日号でつけたタイトルをあえて直すとすれば、「他方、ロシア軍もすでに英米に先んじて劣化ウラン弾をウクライナで使用している証拠が発見された!?」という疑問形のリードの方が適切だったと思われます。

 ただ、日刊IWJガイド6月15日号を御覧になればわかるように、本文中で、このウクライナ領内における劣化ウラン弾について言及した個所では、ロシア軍が劣化ウラン弾をウクライナ領域で使用したと断定する記述はありません。したがって、本文につきましては訂正は必要ないと考えています。

 しかし、この問題は、これで終わりではありません。

 ここで、問題の焦点は2つあります、

1.「GICHDが、3BM-32を発見したことを確認した」は、真実かどうか。

2.親ロシア派メディアと親ウクライナ派メディアの両方のメディアでも、劣化ウラン弾の存在が、ロシア軍の使用として、確認されている点は、本当かどうか。

 1については、「場所と量に関するデータはありませんでした」という不自然なコメントがあります。

 この点も含めて、IWJから、GICHDに直接確認中です。

 この発見の場所と数量が明らかになれば、使用主体の3つの可能性を絞り込むこともできるかもしれません。

 なぜ、場所と量に関するデータがないのか、これに対する回答で、「GICHDが、3BM-32を発見したことを確認した」ことの真実性が、ある程度、推し量ることができるのではないかと思われるからです。

2.親ロシア派と親ウクライナ派のメディアの報じ方については、前述したように、親ウクライナ派がロシア軍が劣化ウラン弾を使用したと非難し、親ロシア側がウクライナ軍が劣化ウラン弾を使用したと非難するだろうと予想していましたが、改めて実際に調べ直してみると、真逆でした。

 親ロシア派の記事では、ロシア軍が、親ウクライナ派の記事では、ウクライナ軍が、劣化ウラン弾3BM60「Svinets-2」を使用する可能性がある、あるいはすでに使用したというものでした。

 親ロシアメディアは、以下のような記事の中で伝えています。

 「ロシアの戦車キットに新型『Lead-2』弾丸が登場。

 ロシアの戦車キットに125mmの新しい徹甲弾サブキャリバー3BM60『Svinets-2』砲弾が登場し、ロシアの戦車兵装に最新の弾丸が登場したことで、供与された戦車をより遠くからどんな投射でも命中させることができるため、西側兵装に勝ち目はない。

 3BM60『Svinets-2』BOPSはタングステンのコアを持ち、3VBM23弾の一部として4Zh96『Ozon-T』投擲チャージと共に使用され、直角2キロメートルから約700mmの均質鋼の推定浸透力を提供します。740mmの弾丸長は、事実上ロシアの自動装填装置の限界であり、したがってT-90A、T-90M、T-72B3、T-80BVMなどの新型戦車にしか使用することができない。

(中略)

 したがって、西側の軍備がロシアの設計に対抗できる可能性は低く、たとえ納入されたとしても、ウクライナ軍を助ける効果はほとんどないだろう」

※В боекомплекстах российских танков появились новые снаряды 「Свинец-2」(radiovolna、2023年2月15日)
https://radiovolna.fm/news/federalnye-novosti/v-boekomplekstah-rossiyskih-tankov-poyavilis-novye-35126.html

 この記事は、3BM60『Svinets-2』砲弾が、ロシア軍の戦車に装備される、あるいはすでに装備されていると述べています。

 記事を読むと、御覧の通り、親ロシア派メディアはロシアの新型の3BM60『Svinets-2』砲弾を用いることが可能であると「誇っている」のです。

 他方、親ウクライナ側のメディアの情報はどうなのか。調べてみますと、ロシア製の3BM60『Svinets-2』砲弾を、ウクライナ軍が使い、保有しているだけでなく、実際に着弾させたことを、こちらも「誇って」います。

 「ウクライナ軍がロシア独自の『Svinets-2』弾を着弾させた:判明していること(写真)

 早くもロシアの侵攻開始時に、ウクライナ軍は3BM60『Svinets-2』弾薬に触れていたことを、軍事コラムニストのアレクサンドル・コバレンコ(Aleksandr Kovalenko)が防衛者(ウクライナ軍)の写真を引用して確認しました。

 ロステック国家公社のTechmash Concernは、2019年にEra Military Innovation Technopolisで『Svinets-2』サブキャリバー戦車砲を初めて公開したとコバレンコは指摘した。

 『この砲弾の装甲貫通力は20%以上向上しており、標準的なショットが230mmの装甲貫通力であるのに対し、「Svinets-2」のショットは300mm(角度60°)です。しかし、「Svinets-2」は大量生産できる砲弾ではなく、今でもロシア軍では非常に珍しい、ユニークなショットです』とこの専門家は説明する。

 コバレンコは、ウクライナ軍がこの砲弾をすでに研究している一方で、ロシアの戦車乗組員は 『この砲弾を手に入れるために祈っている』と付け加えた。

 『その(「Svinets-2」)すべての利点と欠点は、すべての結果とともに、以前から知られている 』とコバレンコは結論付けた」

※ВСУ затрофеили уникальные российские снаряды “Свинец-2”: что известно (фото)(unian.net、2023年2月11日)
https://www.unian.net/weapons/vsu-zatrofeili-unikalnye-rossiyskie-snaryady-svinec-2-chto-izvestno-foto-poslednie-novosti-amp-12140736.html

 この記事の内容を確認するため、引用元の軍事専門家のコバレンコ氏のテレグラムを、以下に仮訳してみました。

 「昨日、AFU(ウクライナ軍)が最も精度の高い152mm砲弾とされるロシアのトロフィー砲弾3OF39『クラスノポル』を使用したことが話題になったばかりだが、今日は侵攻開始時にAFU(ウクライナ軍)がトロフィー砲弾3BM60『Svinets-2』を使用していたことが判明した。

 3VBM23砲弾と3BM60『Svinets-2』弾は、ロシア軍で使用されている最も高度な砲弾である。

 ロステック国営企業のコンツェルン・テーマシュは、2019年の軍事革新テクノポリス・エラでSvinets-2サブキャリバー戦車砲を初めて発表した。

 この砲弾の装甲貫通力は20%以上向上しており、標準的なショットが230mmの装甲貫通力であるのに対し、『Lead-2』のショットは300mm(角度60°)である。しかし、『Svinets-2』は量産弾になれず、今でもロシア軍では非常に珍しいユニークなショットである。

 一方、AFU(ウクライナ軍)はこの砲弾に触れ、明らかに研究し、適切な結論とマーキングを行った。ロシアの戦車乗組員がこの砲弾のために祈っている間、そのメリットとデメリットはすべて、その意味するところとともに、長い間知られていた」

※アレクサンドル・コバレンコ氏のテレグラム(2023年2月11日)
https://t.me/zloyodessit/18308

 このウクライナ側の軍事専門家の紹介した情報は、重要です。驚いたことに、3BM60「Svinets-2」が、2022年2月24日のロシア軍の侵攻開始当初から、ウクライナ軍によって使用されていたと写真付きで述べているのです。

 このコバレンコ氏のテレグラムでは、着弾した3BM60「Svinets-2」を、ウクライナ兵の足と大きさを比較できるように、ウクライナ兵の足元で写真に撮っています。

 ここまでの情報からわかることは、ウクライナで見つかったとされる劣化ウラン弾は、ソ連時代に製造された3BM-32「Vant」弾と、冷戦後のロシアで製造された3BM60「Svinets-2」の2種類あることになります。

 ソ連で作られた3BM-32「Vant」弾は、明らかな劣化ウラン弾です。

 問題は、3BM60「Svinets-2」弾です。

 冷戦後のロシアで製造された砲弾3BM60「Svinets-2」を、果たして劣化ウラン弾と呼べるのかどうかという問題があると、調査の過程でわかってきました。この砲弾について、説明が3種類あり、情報が混乱しています。

 1つは、コアにタングステンが使用されているとするもの。タングステンという金属は、金属の中でもっとも硬いとされています。ダイヤの硬度「10」に次ぐ「9」に位置付けられ、徹甲弾としても採用されています。劣化ウラン弾のような放射性物質ではありません。

※В боекомплекстах российских танков появились новые снаряды 「Свинец-2」(radiovolna、2023年2月15日)
https://radiovolna.fm/news/federalnye-novosti/v-boekomplekstah-rossiyskih-tankov-poyavilis-novye-35126.html

※В зоне СВО появились новые бронебойные снаряды 3БМ60 “Свинец-2″(Политика、2023年2月10日)
https://dixinews.ru/news/armiya-i-oruzhie/v-zone-svo-poyavilis-novye-broneboynye-snaryady-3bm60-svinets-2/

 2つ目は、コアに劣化ウランが使用されていると説明しているもの。

※Russia is mass producing the improved Svinets-1 and Svinets-2 ammunition(Below The Turret Ring、2016年10月16日)
https://below-the-turret-ring.blogspot.com/2016/10/russia-is-mass-producing-improved.html

※Russia Is Arming Its Tanks with a Controversial New ‘Bullet’(THE NATIONAL INTEREST、2018年12月 24日)
https://nationalinterest.org/blog/buzz/russia-arming-its-tanks-controversial-new-bullet-39682

※ICBUWのspecial newsletter issue.
https://www.icbuw.eu/icbuw-statement-on-british-du-ammunition-for-ukraine/

 3つ目は、コアに劣化ウランを用いながら、硬度を強化するためにタングステンが加えられた合金とするものです。

※Russia’s upgraded T-80BV tank to feature capability of firing depleted uranium shells(タス通信、2018年12月20日)
https://tass.com/defense/1036958

※Т-80БВ: 「Реактивный」танк получил урановые снаряды(Свободная Пресса、2018年12月23日)
https://svpressa.ru/war21/article/219941/

 多くの記事でソースとされている2018年12月20日付『タス通信』の記事は、次のように、「ロシアの主力戦車T-80BVが改良され、劣化ウラン弾の発射機能を備えた」と記述しており、3BM60「Svinets-2」を装填する機能を持つこと、同弾が劣化ウラン弾であることも併記しています。

 「ロシアの主力戦車T-80BVが改良され、劣化ウラン弾の発射機能を備えたと、国防省が木曜日に発行した機関誌『比較のロシア軍』で発表した。

 T-80BVM(Mは「近代化」を意味する)は、『改良された武器安定装置と3BM59「Svinets-1」および3BM60「Svinets-2」弾の装填機構』を特徴とする、と同報道は述べている。

 公開情報によると、「Svinets-1」の徹甲弾フィン安定化サブキャリバー弾はコアが炭化タングステン製で、「Svinets-2」はウラン合金製のコアを備えている。

 各種データによると、「Svinets-1」は2kmの距離で均質な装甲を700-740mm貫通することができ、「Svinets-2」は同じ距離で800-830mmを貫通することができる。

 砲弾のひとつに劣化ウランのコアがあるという情報は、軍事専門家で『祖国の工廠』誌の編集長であるヴィクトル・ムラホフスキーがタスに確認した。彼は、『劣化ウランとタングステンの合金が使われている』と述べ、公開されている情報では『材料B』として言及されていると付け加えた。

 劣化ウラン弾の使用は、いかなる国際条約にも違反していない、と専門家は述べた。

 このような砲弾は、ロシア軍の軍事ユニットの兵器庫の外に保管されており、特別な備蓄品というカテゴリーに分類されると彼は付け加えた。

 米軍も、劣化ウランのコアを持つ戦車砲を保有しているという。

 特に、米国のエイブラムス戦車の砲弾装填には、各種データによると、2kmの距離で650mmから700mmの均質な装甲を貫通できるM829A1弾を装填できる。タングステンと劣化ウラン合金を使用した徹甲弾は、密度が高いため鋼鉄よりも効率的である。(後略)」

※Russia’s upgraded T-80BV tank to feature capability of firing depleted uranium shells(タス通信、2018年12月20日)
https://tass.com/defense/1036958

 以上のようなわけで、3BM60「Svinets-2」を、劣化ウラン弾と考えるべきかどうかは、現時点で判断できません。今後、防衛省やロシア大使館、あるいは、その他の専門機関に3BM60「Svinets-2」について、取材する予定です。

 しかし、これを準備したという情報は、上記のようにありましたが、これを今回のウクライナ紛争で、ロシア軍が戦場において実戦使用したという情報は、今のところ見つかっていません。

 逆に、ウクライナ軍の方は、先述したように、ウクライナの軍事専門家、コバレンコ氏のテレグラムの中の写真で、このロシア製砲弾の使用が確認できています。

 Wikipediaによると、3BM60「Svinets-2」は、2005年からロシアで使用開始されています。

※3VBM23/3BM60 (3BM60 “Svinets-2”)(Wikipedia、2023年6月20日閲覧)
https://en.wikipedia.org/wiki/125_mm_smoothbore_ammunition

 仮に、3BM60「Svinets-2」が劣化ウラン弾であると確実に確認できれば、ウクライナ軍は2022年2月24日のロシアの侵攻直後から、劣化ウラン弾を使用していたことになります。

 ここで、指摘しておかなければならないのは、劣化ウラン弾は、英国からウクライナへ「チャレンジャー2」戦車とともに供与されることが決まった3月20日に大きなニュースとなったため、あたかも、この時期からウクライナ軍が劣化ウラン弾を用い始めるようになったと思い込まされてきましたが、3BM60「Svinets-2」が劣化ウラン弾であると確認できれば、開戦当初からウクライナ軍が用いてきたことになります。

 さらに、旧ソ連製の劣化ウラン弾「3BM-32」の使用についても、ウクライナ軍にも、その使用可能性があります。

 以上ですが、取材や調査に、引き続き時間を要すると考えられます。

 新事実が判明次第、お知らせします。

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 現政権のタガの外れ方が酷く、大手メディアも機能不全に陥っており、ネットメディアをチェックせねばまともに情報が入らなくなってきてしまいました。いよいよもって危機的な状況に感じます。市民ジャーナルが最後の砦、守り抜きたい思いで、少額ですが寄付をさせていただきます。

(M.H. 様)

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 M.H. 様

 ありがとうございます!

 大手メディアは、日本政府、特にその上位権力である米国・米軍の意思を忖度して、記者クラブ・ムラの中で足並みをそろえるので、金太郎飴のように似たような「報道」となります。

 しかし、では記者クラブ外の、ネットの情報はどうかというと、これは規制も制約もほとんどなく、そのため玉石混交のカオス的な状況にあります。ネットは自由な空間だから、全ての情報が信じられる、などということはありません。ひとつのメルマガスタンドの中に、同時にまったく反対のテクストが掲載されていることもしばしばです。

 本日の「ニュースの連撃」では、そうした方向性の違うメルマガを、同時に取り扱って、論評してみました。

 リテラシーが絶えず必要とされるネットの世界において、ウクライナ紛争は今、どう報じられたり、論評されたりしているのか、検証する試みにもなったかと思います。

 ぜひ御覧になってください!

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身
 
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 毎日とくダネ(※)を飛ばしているIWJを応援したいから。毎朝の日課がIWJを読むことです。

(Y.T. 様)

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 Y.T. 様から、スタッフが「とくダネ」と感じたのは、具体的にどの記事でしょうか、とお問い合わせをさせていただいたところ、以下のようなご返信をいただきました。(IWJ)

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 小生の拙いメッセージを気に留めていただき、恐縮です。

 ほどんどすべて岩上安身氏の「号外」が「とくダネ」ですが、あえて極々直近で言えば、「カホフカ・ダム爆破」事件でしょうか(※)。「今回が初めてではなく」昨年12月の時点でウクライナ軍のアンドレイ・コバルチュク少将によって行われていたことを報じてますね。よくこんな情報を見つけたな~と、驚きました。

 これに対して、今や「ウクラナ問題の専門家」として米御用メディアの寵児となっている小泉悠が、「どちらがやったかは別として」(まるで、安保闘争のときの「7社共同宣言」!)「ロシアの侵攻がなければ起こらなかったこと」などと「論点逸らし」をやっていました。林外務大臣も同様のレトリックを使ってました。極右ポピュリズム「維新」の得意技である「論点逸らし」論法です。

 この輩には全く腹が立ちますが、IWJさんの「とくダネ」報道がなければわからなかったことです。我々一般読者には「語学の壁」のせいで知ることのできない貴重な情報を毎日、毎日伝えてくれているIWJを続けて欲しいと、切に願っております。(Y.T.様)

※カホフカ・ダム爆破! ウクライナとロシアで、互いに相手方が犯行に及んだと非難の応酬! カホフカ・ダムはロシア軍が侵攻初日にクリミア半島への水の供給源として重要なので、いの一番に占領していた! 犯人はロシアではなくウクライナ!!(日刊IWJガイド、2023年6月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230608#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52371#idx-5

※はじめに~カホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける「情報操作」が進行中! IWJは、カホフカ・ダム破壊を、その犯人も含めて、ウクライナ軍の反転攻勢との関連で検証!(日刊IWJガイド、2023年6月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230610#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52377#idx-1

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 Y.T.様

 ありがとうございます!

 この「カホフカ・ダム破壊事件」についての記事は、他の会員・読者の方々からもおほめの言葉をいただきました。ありがたいことです。

 大きな事件が起きた時に、速やかに対処してゆくには、私ひとりの力では十分ではありません。表立ってどの記事を、誰が取材や調査をし、誰がどの記事のドラフトを書いたか、といったことは掲げていません。ある時期から、1人1人のスタッフが批判や、法的責任を問われる立場に追い込まれないように、私が関わり、私の手を入れた原稿は(すべての原稿に手を入れていますが)、「文責・岩上安身」としており、批判の矢面に立つことや、文章の法的責任を取ることは、私が一身で引き受けることにしています。

 その号を書いたり、取材したり、編集したりしたスタッフの名前は毎号巻末に記しています。彼らの中に、既存のジャーナリズム出身の人はいませんが、優秀な人たちが多く、私と日々仕事をする中で、多角的な物の見方をすることや、目の前の事件の奥行きまで見通すことを身につけて、実行してくれています。即座に、重要なポイントをつかみ出す力も日々、磨き上げています。

 彼らが活躍しているからこそ、IWJのクオリティーは保たれているといっても過言ではありません。

 少数であるとはいえ、そうしたスタッフを抱え、育成し、その能力を存分に発揮してもらうためには、彼らの生活の土台を支える報酬を、遅払いや未払いなどがないよう、きちんと支払ってゆくことが大事になります。そのため、キャッシュフローが途切れることのないように、IWJの口座に、必要があれば、私個人の銀行口座から、会社が「借り入れ」をする形で、途切れさせないようにしています。

 人材は宝です。しかし、その人材も、無償のボランティアでは、なかなか長続きはしません(地方の中継市民の中には、10年以上もボランティアを続けてくださっている方もいます。この場を借りて御礼申し上げます)。

 コロナ禍、そしてウクライナ紛争に伴う対露制裁によって、世界中に経済的影響が出ていることは、皆さま、周知のことだと思います。小資本の経営する企業や店舗は体力がもたず、倒産したり、消えてゆきました。IWJも本当に小資本でまかなっているため、毎月、赤字を出しながら、踏ん張っている状態です。

 私自身の老後の貯えまで削って、なぜこの小さいメディアを運営し続けるのかと言えば、いつも申し上げている通り、米国の強引な覇権維持政策に、日本が抱え込まれてしまい、米国の対中政策、対露政策次第では、日本にとって、到底、受け入れがたい、過酷な戦争への参戦が避けられなくなりそうだからです。

 既存のマスメディアがしっかりと真実を報じ、反戦の論陣を張っているなら、そのメディアまかせにして、IWJは人に任せ、私自身は隠居してもいいのかもしれませんが、あいにく、大きな組織力を持つマスメディアの中で、そんなメディアはひとつもありません。私も、メディアの世界に入って40年余りになりますが、こんな経験は初めてです。

 今年の8月18日で、満64歳となりますが、同級生達のように、悠々と定年退職し、年金生活を送るなどということは、不可能だなと諦め、この危機的事態を受け入れて、命と貯金のどちらかが尽きるまで、真実を伝え続けていきたいと思っています。

 もちろん、スタッフへのペイはおろそかにできませんので、皆さまには、今のIWJの活動規模を維持できますよう、会員となって、あるいはご寄付・カンパによって、お支えいただければと思います。お支えいただいている方々には、本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

 今後とも、IWJのご支援をよろしくお願いします。

 岩上安身

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 米欧の主要マスコミ、その従属的日本のマスコミの虚偽に近い報道に対し、一生懸命より客観的報道をしようと毎日努力していることに感謝しています。

 岩上さんが指摘しているように、米・NATOによる「ウクライナの一部勢力」を使用した代理戦争の構図は、時間がたつとともにはっきりしてきました。但し、欧米と日本の報道しか見たり読んだりしていない人々は、リベラルといわれる人も主要マスコミの見方と同じようです。

 バイデンが昨日の演説中に何の脈絡もなく”God save the Queen”といった動画を見て、米国という国の行く末にも大いなる不安を感じたのは小生一人だけでしょうか? 本当に来年大統領選挙に立候補して問題ないのでしょうか。米国民が決めることなのですが…。

 『RT』のSPIEFの報道は、ニュースの中でしか報道がないので全般の姿がよくわかりませんが、参加国は130以上、参加者は17千人以上であることはわかりましたが、IWJが記事にしているノルウェーの学者の発言は知りませんでした。

 ほぼ同時期にあったアフリカの代表団がポーランド経由でキエフに行ったニュースで、ポーランド政府がアフリカ代表団を10時間近くも拘束したことを知り、所謂西側のいう「ルール」がいかに胡散臭いものであるかを知りました。

 しかもキエフでは、飛んでも来ないロシアのミサイルに対するサイレンも鳴らしたとか。キエフ政権だけでなく、それを支えているCollective Westがなりふり構わずでたらめなことを行っているのにあきれてものが言えません。

 同時に、日本で起きている様々な問題にも対応していることに感謝しています。残念ながら、まともな政治勢力は弱小のため、日本政府の暴挙を何一つ止められなかったのが実情です。でもIWJは、日本のマスコミとは違う切り口で頑張ってくれています。

 最後に、先日約束した通り、今日18日サポート会員の前払いを行います。

 毎日暑い日が続いています。健康に気を付けてください。

(K.S.様)

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 K.S.様

 ありがとうございます。

 ウクライナ紛争に関しては、偏向報道が続き、ほとんどヘイトスピーチに等しいロシアとプーチン大統領に対する「悪魔化」キャンペーンが続いているので、自分自身で、日々、一方的に押しつけられてくる情報をうのみにせず、検証をしたり、マスコミが報じていない事実を探しに海外の情報を自ら積極的に探索しにいかないと、真実をつかむことができなくなっています。

 他の仕事をもっている、あるいは家事や育児や介護に追われている、一般の市民の方々に、そこまで、日々の情報の真贋を見極める作業は、負担が大きすぎて、不可能だと思います。

 とはいえ、情報化社会の中で、情報に耳を閉ざして生きていくのも現実的ではありません。我々IWJのような、独立メディアは、そうした一般市民のために、情報の真贋を見極め、選別し、事実・真実を提示してゆく「代行業者」あるいは「情報の浄水器」のような役割を担っているのだと思います。

 怖いことは、新聞・テレビなどのマスコミで働くサラリーマン記者自身が、この欺瞞のキャンペーンを担うことに慣れてしまうことです。ウクライナ紛争だけでなく、違うジャンルにおいても、自分から国家権力と、その上位にある米国・米軍の意向を忖度して、同様の偏向キャンペーンを、誰に指示されなくてもやりだしかねないことです。

 犯罪は、手を染めた期間が長ければ長いほど、自分の加害性の認識が弱くなり、自分の行為を正当化するために、自分自身を騙していくようになります。こうなると更生は難しくなります。

 高い競争率を勝ち上がって、せっかく入社した大新聞・大手テレビ局。給料も高く、安全性もあり、自分の特権意識も満たされるエリートサラリーマン記者の高い自意識が邪魔して、米国の「代理戦争」の使い走りになるように、自分達で自分達を、洗脳している現実を、まともには受けとめられないでしょう。

 私がその立場だったら異議申し立てを組織内で行うし、その結果ホサれることだろうと思います。そしておとなしくホサれている状態に納得がいかず、組織を飛び出して、フリーランスとなっただろうと思います。

 結局、人生のどの時点であろうと、私はこの日本の「洗脳」記者クラブ内で仕事をし続けることにはなじめず、組織を飛び出しただろうと思います。

 何度生まれ変わっても、何度ジャーナリズムの仕事についても、答えは同じです。

 欺瞞の中に、身を浸すこと、サラリーのために魂をあけわたすこと、「帝国」からの「洗脳」情報を真に受けて、あろうことかその情報を増幅拡大して国民を「洗脳」してゆくようなダーティーワークに手を染めることは絶対にできなかっただろうと思います。

 それができる人間は、そういう、業をもっているのだろう、としか思えません。

 世の中のどこにおられるか、目にはつきにくいかもしれませんが、真実を見抜こう、真実を語ろう、真実に立脚した生き方をしようとする方々は、少なからず、いらっしゃるだろうと思います。そうした方々のお役に立つ「情報の浄水」の営みを続けつつ、汚染された情報の海の中に、清水を注ぎ続けたいと思います。

 微力ですし、経済力もありませんし、いつもご寄付・カンパに頼っていて、頼りないと我ながら思いますが、気概においては衰えはないと自負しています。

 どうぞ、これからも、ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 ウクライナ軍の分析レポート(※)本当に凄い!

 こんなに詳細に分析を紹介して説得力ある論説をしているところは、いわゆる日本の「専門家」の中にも、大メディアにもいません。米国では、タッカー・カールソンをはじめとしてどんどん歯に衣着せぬ論評も表に出てきているというのに。日本はまっとうな軍事分析、評論ができる人すらいないのか、もしくはすでに「大本営」の発表以外できない世界で封殺されているのか、いずれにせよ大変な危機感を覚えます。世界が変化していることを見逃して、本当に米国覇権が崩壊した後には、この国はどうやって生きていくつもりなのだろうと本当に不安です。

 本当に微々たる応援しかできませんが、できる限り続けたいと思います。IWJのすばらしさを、また人に伝えたり、もっとたくさんの人が会員になったりしてくれるようにも、応援したいです。

 頑張れIWJ!

(匿名希望)

(※)はじめに~カホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける「情報操作」が進行中! IWJは、カホフカ・ダム破壊を、その犯人も含めて、ウクライナ軍の反転攻勢との関連で検証!(日刊IWJガイド、2023年6月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230610#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52377#idx-1

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 匿名希望 様

 ありがとうございます!

 カホフカ・ダムの爆破について、ロシア語での怪しい会話の録音という「証拠」にもとづいて、ウクライナ側は、ロシアの犯行だと非難しました。このウクライナ側が流したロシア犯行説を、そのまま報じる日本のテレビ報道番組もありました。真相は何か、まだ明らかになっていないことが多いので、断定はできませんが、しかしこのロシア語の会話、という「証拠」は、かなり突っ込みどころがあります。

 まず、どういうポジションにいる誰と誰が会話したものなのかがわかりません。狙いすまして盗聴したものではなく、無線を偶然、傍受したのだとしても、あまりにも曖昧です。「正体」が「不明」すぎます。

 そして、これがロシア軍兵士だとか、ロシア人同士で会話したもの、という根拠もありません。ロシア語はロシア帝国の時代からソ連時代まで「公用語」として用いられてきたので、ウクライナ語を自由に喋れないロシア人はたくさんいますが、ロシア語を話せるウクライナ人は、山ほどいます。ロシア語を話せないウクライナ人の方が少ないといえるかもしれません。

 ですので、ウクライナ人がロシア人を装って、ロシア語であたかもテロの犯人のごとく、それらしく会話したものを「傍受」した形にした、という疑いはぬぐえません。ロシア語で話している=ロシア人の会話ということに直結しないからです。

 こうした点を踏まえると、ロシア犯行説を裏づける決定的な証拠とはとても言えない「会話の録音」を、あたかも重要な証拠のようにして取り扱う日本のメディアは、何を考えているのか、と言いたくなります。真面目に、本気で、番組制作をした結果、そんな番組ができあがったというのだとしたら、知的に途方もなく劣化しているといわなければなりません。

 そうではなく、ウクライナは「善玉」であり「被害者」、ロシアは「悪役」であり「加害者」と、固定的な図式で報じることが決められていて、もしくは自分たちで決めていて、そのコードに従って、通常運転のごとく、「情報操作」を行っているのだとしたら、もはや報道機関としての最低限のモラルを、打ち捨てたも同然です。

 このような番組を毎日のように見せられる日本国民は、「洗脳」され続けているようなものです。毎日のことなので、感覚がマヒしてしまいそうになりますが、マヒしてしまうこと自体、恐ろしいことだと思います。

 IWJは、こうした流れに棹さして、真実を伝え続けてまいりたいと思います。

 どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 先日、少しですが、寄付しました。

 IWJがなくなると、かなり困ります。

 最近は、ロシア応援団のようにもなっていますが、気持ちはよく分かります。

 とにかく、まともな報道を続けてください。

(I.D. 様)

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I.D. 様

 ありがとうございます!

 まともな報道を、忖度せず、私とIWJは今後も続けていきます。

 少し誤解があるようですので、説明させて頂きます。

 我々は「ロシア応援団」ではありません。世の中の多く(米国政府、欧州諸国の政府、西側メディア、そして日本政府と御用メディア)が、極端なウソをバラまき、ウクライナ側に偏っているため、中立の立場で真実を伝えれば、我々が突出して孤立しているように見え、ロシアびいきに見えてしまうのでしょう。

 しかし、真実は次第に人々に伝わり、理解されてゆくはずだと、私は確信し、どこかで楽観もしています。

 「パックス・アメリカーナ」を無理やり維持しようとする米国と、その従属国の政府、および御用メディアは、「米国中心の国際秩序」に何がなんでも、従わせようとします。

 しかし、時代は確実に動いています。ロシアを制裁している国の中で、利益を得たのは米国だけで、従属国の欧州や日本は不利益しかありません。さらに、G7以外の国は、人口の4分の3を占める中露を含めたグローバルサウスの国々は、制裁に参加せず、格安のロシアのエネルギー資源を手に入れ、「ドル離れ」して、それ以外の通貨で貿易を行うようになっています。

 G7の見解が国際社会を代弁するものである、というG7中心主義の考え方は、前世紀の遺物のような考え方です。

 G7だけを見ても低成長のG7は、衰退し、高度成長をとげるグローバルサウスは、まさに今、交点にあり、これから先は、G7はグローバルサウスに抜かれて引き離され、毎年、GDPに開きが出ていきます。

 実力を備えたグローバルサウスの国々は、一方的に米国にとって都合よい国際秩序を、いつまでも甘んじて受け入れる気はありません。

 ロシアの侵攻を国際法違反だと責めながら、米国自身は国際法を守らない、守らなくても罰を受けず、米国だけは許されるとする「米国例外主義」を、公然と掲げ、横紙破りを押し通してきた米国の横暴に、グローバルサウスの国々がこれまで通り、この先も組み敷かれたままでいるとは思われません。

 G7がウクライナへの無駄な武器支援に夢中になっている間に、グローバルサウスの国々は、「ドル離れ」だけでなく、「米国離れ」を鮮明にしつつあるのです。

※はじめに~ウクライナ紛争に欧米日の対露制裁連合諸国が釘づけになっている間に、世界はパックス・アメリカーナ峻拒の方向へ動き出した!! G20の輪番議長国であるインドがゼレンスキー大統領の招待を拒否! さらにインドはNATOプラスへの加盟の誘いも一蹴! サウジアラビアのサルマン皇太子は米政権とは今後つきあわないと語ったことが明らかに! 米国覇権の2大源泉である軍事支配とドル基軸通貨制度から離れる動きが急加速!(日刊IWJガイド、2023年6月13日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230613#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52387#idx-1

 我々は、こうした巨視的な視点に立って、米国の単独覇権が、この先、もたないであろうことを予期しつつ、単独覇権崩壊期に、「トゥキディデスの罠」のように、新興国と古い覇権国が、激しい戦争に陥る可能性について深刻に懸念しています。

 日本が、その米中覇権戦争の「代理戦争」における「駒」として使われて、「第2のウクライナ」とならないよう、賢明にサバイバルすることが必要であると考えています。事実にもとづいた報道とともに、日本のサバイバルに少しでも資する論評を心がけていきたいと思います。

 我々にとって、特別にロシアを擁護する目的や、メリットは、何もありません。ロシアに野蛮さがあれば、非難されて当然です。しかし、現在のウクライナは、ロシアと同等、それ以上に腐敗した国家となっています。ゼレンスキーは英雄ではなく、ウクライナは天使の国ではありません。

 昨日、出した「号外」を、ぜひ、御一読下さい。ウクライナはネオナチや白人至上主義者などのテロリストの揺籃の地となっています。

 これは、即ち、アフガニスタンに侵攻したソ連軍に対し、イスラム過激派に武器を与え、戦闘訓練を施し、ムジャヒディンを育て上げ、それがのちのアルカイダのようなジハーディスト(イスラム聖戦士)になっていったのと同じプロセスが、ウクライナで行われつつあります。

 何よりも、事実を曲げているのは、米国の方です。そのあげく、米国は目先の利益は得ながらも、肝心の覇権を危うくしています。策に溺れ過ぎなのです。

 その点は今後も、書き続けていきます。

 今後とも、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身

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 以下は、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が大統領予備選立候補発表後に行ったボストン・スピーチをIWJが全文を仮訳し、お届けしている【IWJ号外】へのご返信です。このスピーチの全文仮訳は、今後も続きます。

※【IWJ号外】ロバート・ケネディ・ジュニア氏が大統領予備選立候補発表後に行った、歴史的なボストン・スピーチをIWJが全文仮訳!(第1回)米国最良の精神は、アメリカ独立戦争の精神だった! 2023.5.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516183

※【IWJ号外】ロバート・ケネディ・ジュニア氏が大統領予備選立候補発表後に行った、歴史的なボストン・スピーチをIWJが全文仮訳!(第2回)企業権力と国家権力の癒着が「分断」を生む! 2023.6.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516354

「岩上 様

 こんにちは。毎日毎日のニュース配信は、さぞ大変なことと拝察致します。ありがとうございます。

 岩上様のご努力の結果であるニュースを、私なりに最大限広めたく、京都、滋賀県の平和の運動をしている人たちに拡散しているのですが、一度許可をいただいた方が良いのかなと思いますので、添付させていただきます。

 お目通しを、お願い致します。

(京都 島津 様)」

 以下は、島津様が拡散していらっしゃるという、メール文面です。ご許可を得て、掲載いたします。

 「皆さま

 こんにちは。

 アメリカが、やっとやっと…変わりつつあります。

 この80年間、世界中で戦争の原因をつくり、紛争の種火に油を注ぎ大火事にし、そして世界の警察と称して介入する!

 この悪どさ極まりないアメリカの所業に、やっとやっと! 声を上げる連邦議会議員が現れました(IWJ注・ケネディ氏は民主党員ですが、議員ではありません)。

 「ロバート・ケネディ・ジュニア」氏が大統領予備選立候補発表後に行った、歴史的なボストン・スピーチをIWJが全文仮訳!「企業権力と国家権力の癒着が「分断」を生む!」

 アメリカが起こすほとんど全ての戦争は「企業権力と国家権力の癒着」が原因かと思います。

 この悪の枢軸の構図にメスを入れることができるのか?

 まだ、これからどうなるか? 未知数です。彼の勇気を世界中の人々が応援しなければならないと思います。

 これは、アメリカだけの話ではなく、G7先進国の…そして日本の現在進行形の話です。

 人間とは闘争の動物だ! と言われますが、「人間界」からでき得る限り「戦争」を無くしたい!

 これからの数年間の趨勢が、大きな分かれ道となりますね。

 ゴルバチョフ大統領が10年前に「このまま世界が、パックス・アメリカーナ」だとしたら世界そのものが存在しなくなる」と警告しています。ウクライナ戦争には、裏の裏があるようです。

 政治の裏は闇です。世界を牛耳るグローバル企業権力と国家権力の癒着!がつくる暴力に抗するには、78億の圧倒的多数の民衆が戦争の真実を知らなければなりません。それこそが、戦争を止める力になると信じます。

 権力に怯まず、真実を見抜き報道する貴重なジャーナリストIWJ岩上安身さん、政治塾主宰田中良紹さん、末浪靖司さん(5.3憲法集会講師)などへの応援をよろしくお願い致します。

 私たちにできることは、共有し、拡散し、声を上げること。

 どうか、共有、拡散をお願い致します」

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島津 様

 ありがとうございます!

 こうして、IWJを身近な人たちに、紹介してくださり、とてもありがたく思っています。

 ウクライナ紛争は、とても大きな姿見の鏡のように、私たちの姿を映し出しています。米国に隷従している者は、まるで何も考えない奴隷のように映し出され、紛争までに至る歴史を踏まえ、時代の流れを読んで動く者は、賢明な姿に映し出されています。

 かつてG7から見て、愚鈍で、貧しくて、ウスノロ扱いをされ、見下されてきたグローバルサウスの国々が、今、まったく別の姿を見せて成長を遂げつつあります。

 日本のマスメディアは、そうした21世紀の現実も、その未来も映し出そうとしていません。日本のマスメディアの基底にあるものは、G7は相変わらず「先進国」であり、国際社会の中心にあって、リーダーシップをとる。グローバルサウスの国々は、G7のリーダーシップに、これまで通り、従わざるをえないのだ、といううぬぼれです。岸田政権も、そうした古くさい思い込みの塊です。

 これは、明らかな見当違いです。

 日本はエネルギー資源に恵まれず、食料自給もできない島国です。海上封鎖で海路を絶たれたら、戦争どころか、日常の経済活動もストップし、多くの人々が餓死してしまう国です。

 海で他国と隔てられているので、ウクライナ人が陸路でポーランドへ逃げたようなマネは、日本人にはできません。こうした条件を、嫌だと言って駄々をこねてもどうにもなりません。

 これが、日本という国の「宿命」なのです。しかし、そのような「宿命」を背負っていても、日本の行動次第で破滅に陥ることなく、「運命」を切り開くことができるはず、と私は信じています。島国で、貿易を継続的に必要とする日本は、近隣の他国と争うのではなく、自国のためにこそ、近隣との平和を積極的に求め、ロシアとウクライナがいがみあっているなら、一方に肩入れすることなく、間に入って停戦するよう両国を説得するべきなのです。

 米国の顔色をうかがい、へつらう従属国から、殻を破って、米国に対しても、そんな暴力的な介入はやめよう、平和を求めようと訴えかけ、説得するべきなのです。

 日本にとって米国は真の友人である、というなら、へつらうべきではありません。米国の中に残された「理性」に訴えるべきです。地上のジャイアンであり続けたいという、米国のエゴイスティックな欲望に、スネ夫のごとくつきあってはいけないと思うのです。

 私とIWJは、日本が自立し、同時に米国が、地上で唯一の「帝国」であり続けようとするのを諦め、「小米国主義」に落ち着いて、グローバルサウスの国々とも平和共存することを望んでいます。そうした希望を捨てずに、険しい現実を見すえ続け、日々の報道と論評にあたりたいと思います。

 どうぞ今後とも、ご支援をよろしくお願いします。

岩上安身

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 いつも貴重な情報をありがとうございます。大手メディアがロシアが悪でウクライナが善という、一方的な報道で戦争を煽り続けている中、IWJが私の心の支えになっています。今後ともよろしくお願いします。
(N.H. 様)

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N.H. 様

 ありがとうございます!

 「IWJが心の支え」とまで言っていただき、恐縮しつつ、感謝いたします。

 一般的に戦争に関して、善と悪、あるいは正義と邪悪という、極端なまでに単純化された対立構図で語ることは危険です。特に政治家やマスコミや御用学者らが、しきりと一方の肩だけをもち、他方を悪と決めつけ、熱心に喧伝して回る場合は、私たち一般庶民を騙そうとする詐欺師の口上なのではないかと、疑ってかかった方がよいと思います。

 特に今回のウクライナ紛争においては、そうしたプロパガンダが、とりわけ激しく、洗脳も一国の枠を越えてグローバルに拡散していますが、それが浸透しているのは、欧米と日本などに限られます。

 グローバルサウスの国々は、ウクライナ紛争の本質は、米国がロシアに対して仕掛けた「代理戦争」であることも、米国の一極覇権の維持が限界にきており、だからこそ米国が焦りを覚えて同盟国をも動員して、中露を叩こうとしていることもお見通しで、対露制裁にも参加していない国々が全体的に多いことを、日本を含む西側の大手メディアは伝えません。

 大手メディアが伝えないならば、我々、IWJのような独立市民メディアが、伝えていきます。経済的に厳しい現状が続きますが、ご支援してくださる方々がいる限り、IWJは真実をお伝えしてゆきます。

 どうぞこれからも、応援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 IWJ存続を願って、少しでもお役に立てて頂ければと思い寄付をさせて頂きました。

 日々のIWJのがんばりに感謝しています。(T.T.様)

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 T.T.様

 ありがとうございます!

 5月のご寄付も、月間の目標額の半分に終わりました。厳しくなる一方の経済状況ですが、できるだけの支出削減をして、この危機を乗り越えたいと存じます。

 6月も始まりました。また、月間目標額の390万に向けて再スタートです! 積もり積もったマイナスも、日々少しずつでも削減していかなくてはなりません。

 IWJを続けていくためには、皆さんのお力が必要です!

 どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 岩上さまの貴重な記事は、大変参考になります。

 私は末浪靖司(※)さんとメール交換する機会を得られましたが、『日米指揮権密約の研究』自衛隊はなぜ海外派兵されるのかで明らかにされた自衛隊の指揮権は米軍司令官が握っている(有事で運用するには平時の訓練からしていないとできませんし)ということを、岩上さんが今日の記事で書いていらっしゃることを心強く思いました。

 自衛隊とはnearly米軍であると思います。

 そんな自衛隊を日本国憲法に書き込んでいいはずはないと考えます。

 ジャーナリストでオピニオンリーダーである岩上さま、末浪靖司さんに、そのことをどんどん突いていただきたくお願い致します。(京都 島津 様)

※末浪靖司氏へのIWJの記事は以下から御覧いただけます。

※「日本の政権はアメリカに認められないと存続できない。そのために岸田政権はアメリカを守るためにアメリカ製武器を買いあさる」末浪氏~5.3生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会 in 京都 ―講演:「アメリカの世界戦略を担う岸田大軍拡―いま輝く憲法9条―」末浪靖司氏(ジャーナリスト) 2023.5.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515833

※【広告連動企画!!】 新刊『「日米指揮権密約」の研究』自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか~岩上安身によるインタビュー 第802回 ゲスト ジャーナリスト末浪靖司氏 2017.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/400203

また、日米関係に関するIWJの記事は次のURLから御覧いただけます。

※日米関係
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E9%96%A2%E4%BF%82

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島津 様

 新規の会員登録、ありがとうございます!

 末浪さんには、単独インタビューもさせていただいています。

 日米関係は、主権国家同士の平等で、水平的な関係ではありません。現在の日米安保条約、そして日米地位協定は、幕末に結んだ不平等条約の比ではない、支配―服従の関係になっていることを、私たち日本人は、全国民が知る必要があります。

 末浪さんは、そうしたテーマについての調査や取材、研究に取り組んできたジャーナリスト、研究者のうちのお一人であり、貴重な研究をされています。私も大変勉強になりました。

 日本が経済成長を果たし、その富の再分配も国内に行き渡っていた時代、米国に安全保障を任せ、日本は経済だけ、専念していればいいという、「商人国家」論が支配的であり、実際、政治もそうした「軽武装・経済優先」路線を歩みました。

 しかし、日本は米国の不当な介入もあって、国力を落とし、また自ら次世代を生み育てることへの真摯な関心を忘れて、今日の少子高齢化を招いてしまいました。

 財政規律もゆるみ、空前の財政危機にも直面しています。

 さらに「寄らば大樹」で依存してきた米国が、すっかりもはや「頼れない国」となってしまっていること、そしてその事実を日本人自身が直視しようとしない、という問題があります。ネオコンと、行き過ぎた新自由主義に支配されてしまった米国は、覇権国としての責任感を失い、世界中で絶えず紛争の火種を煽って、「代理戦争」ビジネスによって、国内の軍産複合体ばかりが儲ける国となっています。

 そのような米国国内の「見当違いな権力」である軍産複合体は、表向きの米国のリベラル・デモクラシーの理念や倫理などに縛られず、同盟国を犠牲にする「代理戦争」を次々と繰り出していきます。

 そのひとつが「ウクライナ紛争」という「代理戦争」です。それと同時並行で準備を進めてきた、東アジアでの「台湾有事」というキーワードでの「代理戦争」です。

 「ウクライナ・モデル」が成功すれば、米国の「見当違いな権力」は確実に、東アジアで「ウクライナモデル・東アジア版」を現実に実行するでしょう。

 ウクライナの惨状の責任は、ロシアにすべて責任を負わせるべきであるとは思いません。一番の責任は、米国の「見当違いな権力」です。

 「ウクライナモデル」には、失敗してもらわなければなりません。そうでないと、その成功体験をもとに、東アジアで「代理戦争」が繰り返されてしまいます。台湾や日本が「第2のウクライナ」になってしまう可能性が十分あります。

 親ウクライナ・反ロシアに偏向し、米国政府の見込み通りに動く、日本のマスメディアの「情報操作」は、ですから二重の意味で本当に危険です。ウクライナ紛争の本質を見誤り、次に東アジアの「代理戦争」を招いてしまうからです。

 そうしたことが現実にならないよう我々IWJは、ウクライナ紛争、その背後の米国の「見当違いな権力」の思惑や動きについて真実をお伝えしていくと同時に、「情報操作」を行っているマスメディアの不誠実さや、悪質な操作について、指摘し続けていきたいと思います。

 どうぞ、今後とも末長くご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身拝

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 国際司法裁判所のうさん臭さとジョージ・クルーニー夫妻が関係していた(※1)とは、そしてバイデン政権が人身売買にまで手を染めているという米国の報道(※2)、日本のメディアでこれほど迅速にこのような情報を流してくれるところはありません!

 メディアに出ている評論家たちの「知的なおぼこさ」(※3)、本当によく言ってくれました。IWJの報道をあちこちに広めています。会員が増えるといいのですが。がんばれIWJ!

※1 はじめに~「独立・公平・誠実」を標榜する国際刑事裁判所(ICC)は2021年以降、著しく変質していた! ハリウッドスターのジョージ・クルーニーとアマル・クルーニー夫妻もその変質に深く関与! プーチン大統領を「容疑者」呼ばわり可能にする逮捕状を発行したICC主任検察官カーン氏は、NATOと癒着! ICCは親米国・親イスラエル・親NATOに大きく偏向!(日刊IWJガイド、2023年4月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230425#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52171#idx-1

※2 はじめに~バイデン政権は子ども人身売買の斡旋をしていた! ICC(国際刑事裁判所)が子どもの連れ去りの戦争犯罪の容疑でロシアのプーチン大統領に逮捕状を発行したのは何なのか!?(日刊IWJガイド、2023年4月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230429#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52184#idx-1

※3 はじめに~東京大学先端科学技術研究所の軍事評論家・小泉悠氏が、米国がノルドストリームを爆破したという「スクープ」を放ったシーモア・ハーシュ氏に対し、「(シーモア・)ハーシュが言っていることは極めて陰謀論的な話が多い」と断言! その根拠は「ウクライナ紛争に対するハーシュ氏の姿勢」と、「アメリカがそんなに汚いことをやるとは思えない」という盲目的で幼稚な米国への信頼!! どれだけおぼこいのか!?(日刊IWJガイド、2023年4月21日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230421#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52155#idx-1

(匿名希望)

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 真実を伝える報道姿勢を、いつも応援しています

(藤田 利光 様)

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 IWJ 存続してくれないと困りますので。

(匿名希望)

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 本日(5月29日)の日刊IWJガイド「イエレン米財務長官が『早ければ6月1日にも米政府は債務不履行(デフォルト)に陥る』と表明は衝撃的でした。アメリカの覇権の終わりが見えてきたように思えます。私は「自分の頭で考えて行動する」必要があると思います。今後とも有益な情報をお願いします。昨日カンパのお金をゆうちょ銀行に振り込みました。

(匿名希望)

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 匿名希望様(3人)、藤田 利光様、

 ありがとうございます!

 今月5月は、4月末に明らかになった肺の気胸のため、緊急入院し、その後も自宅安静が続き、インタビューなどの仕事が、十分にできませんでした。

※<岩上安身からのご報告>「気胸にかかっていました」
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230526#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52325#idx-2

 会費やご寄付でお支えいただき、応援してくださっている皆様には、5月中、私の活動が鈍ってしまい、大変、申し訳なく思っています。

 自然気胸というものは、何が原因で起こるのか、わからないことも多いそうです。私の場合も、これといったきっかけが思いあたらず、医師の診断としても「原因は不明」となりました。

 ただ、気胸というものは、ストレスや緊張でもなるそうです。気胸は男性に多く、それも青年期と、高齢期によくみられるそうです。たとえば、若者が受験などの大一番を前に、そのストレスや緊張で、肺に穴があき、気胸になってしまうこともあるとか。

 若い人の場合、気胸になる人は、長身の、やせ型が多いそうですが、今の私はおせじにも「やせ型」ではなく(若い時はやせていましたが、その頃は気胸になったことはありません)、年齢も、高齢者のカテゴリーに入ります。

 結局のところ、60代に入って、体に衰えがきて、肺も含め、肉体の至るところ、ストレスに対する耐性が低くなってきているのかもしれません。

 要するに月並みではありますが、自分の年齢を自覚し、年を取ったら、取ったなりに、体を適度にいたわりつつ、大怪我や大病を患わないよう、体調を管理しながら、つまずかずに仕事を長く続けることが、大事なのだろうと思います。今後は、よくよく気をつけてまいりたいと思います。

 ウクライナ紛争の報道については、我々と、一般の大手マスメディアと、どちらが事実を伝えているか、もうだいぶ明らかになったのではないか、と思います。ウクライナとその背後にいる米国に対して過剰かつ無批判に肩入れをし、ウクライナ政府の虚構の発表でも、目をつぶって、無批判に報じ、反対にロシアに対しては「悪魔化」して過剰に叩き続け、戦争の継続を煽ってきたのが、一般のマスメディアの報道姿勢です。

 それが正しかったかどうか、本日の号で明らかにしたように、ロシア領内に攻撃をかけた部隊の正体についても、ウクライナ政府は、反ロシアのロシア人部隊であり、自分たちウクライナ政府は無関係で、どこにいて、何をしているのか、わからないが、支援はしているなどと支離滅裂な説明をしてきました(※)。

※5月22日にウクライナがロシアへ越境攻撃! ロシア側は住民1人死亡12人負傷、ウクライナ人テロリスト70人を殲滅と発表! ウクライナ政府は関与を否定、反プーチンの2つのロシア人準軍事組織が関与と表明! 他方、『ニューヨーク・タイムズ』は、5月3日のモスクワでのドローンによるクレムリン攻撃を「ウクライナ軍または情報機関の特殊部隊のいずれかが『関与している可能性が高い』」との政府関係者の発言を報道! 米政府は22日のロシア領内への攻撃もウクライナが関与したと見ている!!(日刊IWJガイド、2023年5月26日号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230526#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52325#idx-5

 日本のマスメディアで、ウクライナ政府の、このような不誠実で、信用に値しない説明態度を批判し続けたマスメディアがあったでしょうか!? 私の知る限り、ほぼ皆無だと思います。

 また、ウクライナ政府、即ちゼレンスキー政権のいかがわしさは、急に目につくようになったわけではありません。ゼレンスキー政権誕生の時から、いかがわしさは全開でした。なのに、そうしたことは、不当なまでに日本のメディアは何も報じず、ゼレンスキー政権の「味方」として報じることが「正義」であるかのように、ふるまってきました。言語道断だと思います。

 日本のマスメディアに、何も反省の素振りはありません。ということは、この偏向報道スタイルで、東アジアでの「代理戦争」が起きた時も、彼らはゆがめて報じることになるでしょう。今から、日本中の国民が眉に唾をつけておかなくてはなりません。

 こうした悪質な「情報操作」に警鐘を鳴らし続けるのも、非常にストレスフルなことではありますが、日本にとって絶対に必要なことです。我々は、根気よくやり通し続けたいと思っています。

 経済的に厳しい状態の続くIWJですが、こんなメディアがひとつは必要だとお考えになりましたら、ぜひ、つぶれてしまう前に、ご寄付・カンパして、ご支援いただきたいと存じます。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 重要なnewsの連絡ありがとうございます。

 劣化ウラン弾の誘爆の可能性は極めて高いと思います。

 起こるべくして起こったというところですね。

 G7では、「台湾有事は日本の有事」と他の国から言われているとききますが、この事件を他人事にしてはいけませんね。

(喜多巧 様)

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他のメディアが書かない重要な問題に関して情報がいただけるので、心強いです。

(N.S. 様)

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 第二次安倍政権以降、投票率が下がり続け、政権交代のチャンスを何度も逃しました。岸田政権はやりたい放題です。大手マスコミが彼らに加担している、本当に酷い有様です。そんな状況だからこそ、真実を報じ続ける忖度のないメディアの役割は重要で守っていかねばという思いに駆られます。僅かばかりですが、寄付させていただきます。

(M.H. 様)

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 喜多巧 様、N.S. 様、M.H. 様

 ありがとうございます!

 喜多巧様のお便りの中の、この爆破事件の話は、5月19日の号外で取り上げた、ウクライナ西部フメリニツキー市での、大爆発の記事ですね。

※【IWJ号外】ウクライナ西部フメリニツキー市の弾薬庫がロシアの直撃弾を受け、劣化ウラン弾が誘爆したのではないかとの情報がウクライナのSNSで拡散! 西側メディアは黙殺または否定! 2023.5.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516077

 その後、この爆破がどうなったのか、続報が入ってきていません。私たちも、より注意深く、続きの情報を探していくようにします。

 米国とその「同盟国」という名の従属国は、ウクライナへの武器支援をやめず、兵器のレベルを上げ、さらに続けようとしています。

 財政破綻に直面している米国が、このような愚行を続けられるのは、本日の巻頭に掲載したジェフリー・サックス氏の論文中に出てくるアイゼンハワー大統領の、米国で「見当違いな権力」となりつつある軍産複合体への警告が的中し、米国とその「同盟国」だけではなく、今や全世界が、モンスターと化したその「見当違いな権力」にふり回され続けているからです。

 よく、陰謀論者や、その界隈などが、「ディープ・ステート」などという言葉を用いますが、そんな不確かな言葉を用いることなく、アイゼンハワー大統領が用いた、「見当違いの権力」である「米国の軍産複合体」という言葉を用いればいいのに、と思います。

 米国という、見かけだけは「民主主義国家」の内側に胚胎して、アイゼンハワーの時代には、すでに「見当違いの権力」として成長し、国家の内部にあって、リベラル・デモクラシーとは別の原理とロジックで独自に肥大し続け、動き回り、表に出ている「民主国家」の装いをコントロールし、世界に自由も、民主主義も、法の支配ももたらさず、死と、破壊と、憎悪と、無法と、兵器と弾薬の無限の消耗をもたらすのが、米国の軍産複合体なのです。

 地球上の悲劇の大半は、この史上空前の大きさにまで巨大化した戦争機械である米軍産複合体によってもたらされている、という事実を、日本人はもちろん、全世界の人々に理解してもらう必要があります。

 IWJは、蟷螂の斧ではありますが、独立メディアとして、この「見当違いの権力」に影響を受けない独立メディアとして(このジェフリー・サックス氏の論文を掲載したのも、米国の独立メディア『コモン・ドリームス』でした)、「見当違いの権力」に対し、「的を射た批判の矢」を放ち続けていきます!

 そのための活動費が今、本当に不足しています。どうぞ、皆さま、ご支援をよろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 政府や団体等のどこにも忖度しない、真の報道機関を守るため。

(アオキ カナメ 様)

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 アオキ カナメ 様

 ありがとうございます!

 ご寄付いただいた理由が、とても嬉しいです。

 経済的には大変苦しい道のりですが、皆さまからのご支援のある限り、この道を貫きますので、今後とも、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 非常に微力でありますが、IWJの存続を応援しています。

(檜垣 順子 様)

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檜垣 順子 様

 ありがとうございます!

 私たちもまた、微力な存在です。

 しかし、事実・真実を伝えることと、政治や社会のあるべき姿について物申すことは、非力な存在にとってこそ重要です。私たちは非力であるからこそ、政府権力や、巨大なメディアの情報操作にふり回されやすいからです。

 事実・真実だけが、私たちの身を守るのだと、私たちは信じています。

 どうぞ、これからもご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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 収入が、不安定から少し上昇したので。

(K.A. 様)

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K.A. 様

 ありがとうございます!

 収入が安定し、上昇したとのこと、よかったですね。おめでとうございます。

 その貴重な上昇分の中から、IWJの活動支援にまわしていただけたこと、本当にありがたく思います。

 今後とも、お仕事がうまくいきますように祈っています。また、余裕が出ましたら、IWJへのご支援もご検討ください。

 このたびは、ありがとうございました。

岩上安身

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 IWJへのカンパのあと、帰りの途中にある小さな団子屋さんに寄りました。昔からある家族経営のお店で、とても美味しく良心的な団子屋さんです。

 スーパーなどで売っている団子と比べてとてもて大きく、3種類を取り交ぜて7本買ったのですが、年配の私ども夫婦にとっては夕ご飯の代わりにもなるほどのボリュームです。値段はと言うと500円でお釣りがくる安さです。

 しかし、美味しさは変わらないのですが以前と比べて、あんこの量が少なくなっていることに、食べ終わってから気がつきました。

 気になって調べてみると、小豆も胡麻も外国からの輸入です。一日の売り上げが一月分の家賃でなければ成り立たないといわれる小売り業で、このお店は持ち家で、年老いた親と、そこそこのお年になられた娘さんだけでやっているからこそ成り立っているのでしょう。

 しかし、それでもこの物価高の中、値段を維持するためにあんこの量を減らさざるをえないのでしょう。

 経済不安や戦争と緊張の拡大。多極化に進む世界の構造変化。これらの事柄が、今後どのように展開していくのでしょうか?

 この団子屋さんや、私たちの様な年金に頼っている者の生活は? 子供を抱え、必死で働いている甥や姪たちの将来は?

 考えれば考えるほど、夫婦揃って今をどう生き、何に備えなければ成らないのか。いや、どのような覚悟を持って生きなければならないのかを考えてしまいます。

 IWJのスタッフの皆様、岩上様、これからもまともな意見の収集、フェイクへの反証、大勢に流されない正しい情報をお願いします。

(M.T. 様)

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M.T. 様

 ありがとうございます!

 お団子を食べたくなるような、おいしそうなお便り、ありがとうございました。

 値段は変えないが、あんこを少し減らす。そんな工夫で何とかインフレ下の不況を乗り切ろうとしている様子がひしひしと伝わってきます。

 IWJもまた、日々、涙ぐましい支出の削減に取り組み続けています。お団子屋さんの気持ちも、お客さんの気持ちも、非常によくわかる気がします。

 今後、何に備えるかといえば、この国にとって、マイナスの影響しかもたらさない戦争を、何としても止めることです。

 もうひとつは、エネルギー資源と食料の確保ですね。

 政府はすでに、有事の際の食料の統制を考えつつあります。実際には、配給される食料だけでは足りないでしょう。といっても、闇市場で食べるものを調達すれば、違法行為扱いされてしまいます。戦後直後の状況と一緒、いや、あの時より食料自給率はさがり、高齢化率は格段に高まっているので、より大変です。

 大変な時代がやってきます。いや、そんな時代がこないように、今のうちに食い止めることが肝要です。

 戦争という愚行を止めるべく、私もIWJも微力ながら、力を発揮したいと思います。

 どうぞ、今後とも、応援、ご支援をよろしくお願いします。

岩上安身

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 広島に「ネコババ王」ゼレンスキーを呼んでG7とは、悪い冗談としか思えませんね。

 紛争当事者の片方だけ呼んで持ち上げるとは、「落ち目のジジイ(おばさん1人、婆さん1人もいたな)の茶飲み話の会」G7も落ちるところまで落ちた感があります。

 この件に関してまともな発言をしている松山千春&鈴木宗男がぼこぼこにされているのも、いと悲し。この両名を褒める日が来るとは思っていませんでしたが。

 とにかく、先日の劣化ウラン弾の件といい、まともな報道をしているのがIWJさんくらいなので頼りにしています。

 私も金欠ですが、折を見てまた寄付します。

(N.T. 様)

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 N.T. 様

 ありがとうございます!

 自国の一角に、そこに自国の国民が住んでいるのに、砲弾の雨あられを降らせてきて、ついにロシアの介入を招き入れたゼレンスキー大統領が広島にやって来て、原爆投下直後の広島の廃墟と、自国の軍隊がまず最初に破壊を始めたウクライナ東部ドンバスの廃墟を同列に並べたのには、本当に驚き、また、不快感を覚えました。悪質なプロパガンダの、究極の見本を見せつけられた気がします。

 救われる思いがするのは、米国の「良心」とも言うべき、有識者たちが立ち上がり、『ニューヨーク・タイムズ』に意見広告を出し、ゼレンスキーを利用して、米国内の兵器製造企業が利益を得るために、ネオコンとタッグを組んで多額のロビイングを行い、NATOの東方拡大と、このウクライナ紛争を誘発してきた事実を告発したこと、ゼレンスキー大統領の「もっと武器をよこせ!」という要求をはねのけて、即時の和平を求めていること、そして同様の主張を掲げてきたロバート・F・ケネディ・Jrが、この書簡を支持するツイートをしていることです。

 昨日配信した号外「『米国は世界の平和のための力となるべきだ』とする『アイゼンハワー・メディア・ネットワーク(EMN)』に掲載された公開書簡をIWJが全文仮訳! 米国の『良心』が立ち上がった!」を御覧いただければ、その書簡の全文仮訳を読み、その内容を理解することができます。日本の他のマスメディアは、この意義ある書簡について一切、取り上げていません。

 IWJは、2014年に起きたウクライナにおける米国とNATOの工作とクーデターを報じて以来、この問題の裏面を常ににらみすえてきました。

 その結果、ウクライナにおけるドンバス紛争が激化し、ついに挑発に耐えかねてプーチン大統領がロシア軍を送り込んだ時も、事態の本質を見誤らず、これが米国とNATOによる、NATO東方拡大のもたらした結果であると、指摘し忘れることはありませんでした。

 米民主党は、クリントン政権時代も、50人の有識者達による公開書簡を無視して、NATOの東方拡大を行なってきた歴史があります。

 今回のウクライナ紛争においても、政権の過ちをいさめる米国の「良心」が生きていたことを率直に喜びつつ、米民主党のバイデン政権が、同じく米民主党のクリントン政権の姿勢を踏襲し、こうした賢人達の助言を聞き入れず、ウクライナへの過剰な武器支援を続けて、破滅的事態を招き寄せるのではないかと懸念も捨てられずにいます。

 あとは、ロバート・F・ケネディ・Jrの、大統領選における奮闘に期待をしつつ、彼が父親や叔父のように志半ばで暗殺されないか、心配をしています。

 日本では、ロバート・F・ケネディ・Jrが何を主張しているか、ろくろく報道せず、彼を単なる「泡沫候補」として粗略に扱うか、単に無視してスルーするメディアばかりですが、IWJでは、彼の発言と行動を注視し続けていきます。

 どうぞ、権力に忖度しない独立メディアであるIWJを、今後ともご支援いただければと存じます。

 岩上安身

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 今日の日刊記事(※IWJ注:5月18日号)は、ローマ法王とゼレンスキー大統領の面会について、地元イタリアの新聞から報じてくださって、より真実に迫る内容だったかと思います。5/15朝日デジタル版公開記事と写真を見ても、法王の立場が今一つわからずモヤモヤが残っていました。人道支援の協力は言うまでもありません。

 ただ、この面会に至るまでバチカンとはギクシャクした関係にあったこと。戦争開始から数か月後に教皇がインタビューでロシアの侵攻は『もしかすると何らかの形で挑発されたのかもしれない』と発言していたという別の記事も目にしました。

 プロパガンダ新聞からは、真実が隠されていて教皇の言動が報じられていないのか、私の情報不足なのかという思いがずっとありましたので、今日の記事は大変貴重でした。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

(匿名希望)

(※IWJ注)はじめに~日本の大手メディアはどこまでも米国に隷属した、米国の政策とプロパガンダとして流す、アメポチのチンドン屋! ローマ法王による仲裁申し出をゼレンスキー大統領が「拒否した」ことをまったく伝えず! ゼレンスキー大統領のバチカン訪問をイタリアの日刊紙が辛辣に批判!(日刊IWJガイド、2023.5.18号~No.3899号)
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52289#idx-1
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230518#idx-1

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 (匿名希望様)

 日刊IWJガイドの記事をご評価いただき、ありがとうございます!

 逆に我々の方としては、「戦争開始から数ヶ月後に教皇がインタビューでロシアの侵攻は『もしかしたら何らかの形で挑発されたのかもしれない』と発言していた」という別の記事の存在をお教えいただき、ありがとうございました。

 我々の方でも、この記事を探してみたいと思いますが、もしご記憶にあれば、何という媒体の、いつの記事なのか、おわかりでしたら、お教え願いたいと思います。バチカンが、国際政治や紛争の真相について、深い洞察力をもっていることの、またとないエビデンスになると思います。

 今後とも、米国政府の意向を忖度するような大手マスコミとは一線を画した報道を、IWJは貫いていきます。

 どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身

追記
*我々のスタッフがリサーチしたところ、昨年5月の『ウォール・ストリート・ジャーナル』、そして6月の『ガーディアン』の記事がみつかりました。これも改めてお伝えしたいと思います。

※Pope Says NATO Might Have Provoked Russian Invasion of Ukraine(The Wall Street Journal、2022年5月4日)
https://www.wsj.com/livecoverage/russia-ukraine-latest-news-2022-05-03/card/pope-says-nato-may-have-provoked-russian-invasion-of-ukraine-E7VAcqXGK8xNoHxJPQFs

※Pope Francis says Ukraine war was ‘perhaps somehow provoked’(Guardian、2022年6月14日)
https://www.theguardian.com/world/2022/jun/14/pope-francis-ukraine-war-provoked-russian-troops

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 高市早苗元総務大臣らによるメディア圧力への事実が明らかにされても尚、シラを切り続けるのを当事者であるはずの大マスコミはまるで他人事の様に報じます。あたかも既に権力に屈したかの様に。

 我々はまだ屈するわけにはいかないので、僅かばかりですが支援させていただきます。

(M.H. 様)

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M.H. 様

 ありがとうございます!

 総務大臣時代の高市早苗氏が、「停波」まで口に出して脅し、テレビ報道に対して圧力をかけてきたのは間違いありません。それなのに、シラを切る高市氏と、そのシラの切り方を、淡々とまさに「他人事」のように報じるテレビ・新聞の報じ方には、初見というのに寒気すら覚えます。

 他方、現在は経済安全保障担当大臣の高市早苗氏は、原発の推進の要として「暗躍中」のようです。なぜ「活躍」ではなく、「暗躍」なのかと言いますと、本日の日刊ガイドの「IWJ取材報告」における、たんぽぽ舎・山崎久隆氏の指摘によれば、原子力基本法の改定について、野党議員が国会で、「高市大臣を呼べ」と言っても、高市大臣本人は出てこないでいつも副大臣が答弁している、というのです。表舞台に出てこないので「暗躍」と表現するのが妥当でしょう。

 総務大臣のときは、タカのように鋭い恫喝、経済安全保障大臣のときは、おトボケ上手なタヌキと、高市氏の七変化には驚かされ、同時に嘆息させられます。

 高市氏ご自身は、メディアをコントロールし、原発を推進し、そして米国の思惑通りに軍拡して中国と鋭く対立することが、日本に何をもたらすのか、最終的な帰結について、自分の頭の中で描くことができているのでしょうか?

 彼女の頭の中で描かれているのは、日本の栄光が取り戻される日? あるいは日本が再び繁栄する日? でしょうか? そんなおめでたい結末にはならないと、誠に残念ながら、断言せざるをえません。

 高市氏の足跡をたどると、日本が米国に都合よく中国に対する鉄砲玉に仕立てられてゆく道のりが、くっきりと浮かび上がります。

 こうした権力者(あるいは米国・米軍という権力に隷属してその代理人として権力をふるうもの)に対して、日本が道を誤らないために、理にかなった批判を加えてゆくのが、メディアの、ジャーナリズムの使命のはずです。それが放棄されてしまっている事態を目の当たりにするとき、苦々しさを覚えずにはいられません。

 私とIWJは、今後も大手メディアが投げ捨てていった「ジャーナリズムの使命」を拾い上げて旗として掲げ、前へ進んでゆく所存です。どうぞ、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

岩上安身

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 (5月5日発行の号外【※】に対して)ありがとうございます。

 短期間にこれだけ情報を集めしっかりと分析されているのはすばらしいと思いました。

 きわめて説得力のある内容です。

(喜多巧 様)

※【IWJ号外】ウクライナが、ロシア大統領府内のプーチン大統領を狙ってドローン攻撃!? ウクライナは「ロシアによる偽旗作戦」と強弁!ウクライナ紛争は、第3次世界大戦への非常に大きな分岐点へ!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515882

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 喜多巧 様

 ありがとうございます!

 ロシア大統領府へのドローン攻撃は、第1にウクライナ犯行説、第2にロシアによる自作自演の偽旗作戦説、第3にその他の犯行説(ロシア国内の反プーチン派によるもの、ロシア・ウクライナ以外の第3国によるものという説など)に分けられると思いますが、一番可能性が高いのは第1のウクライナ犯行説です。素直に起きた出来事を見て、こねくり回すことなく考えれば、第1の説が最有力だと誰しも思うことでしょう。

 しかし、日本のマスメディアでは(西側各国のマスメディアでも)、本命である第1の説より、第2のロシアによる自作自演説や、第3の説を同程度に、あるいはそれ以上に有力な説であるかのように唱える論者や、論評であふれています。こうしたこねくり回し方こそ、本号のタッカー氏の記事内で、彼が、「米国のニュースはことごとく操作されている」という指摘がぴったり当てはまる「操作」の一例です。

 米国同様、日本の主要メディアは、常に人々を操作する情報を送り出しています。

 5月5日付の号外でも書きましたが、ロシアが起こした偽旗作戦であれば、ロシア軍はこのドローン攻撃前に、新たな侵攻作戦を準備しておき、ドローン爆破事件が起きた直後、間髪入れずにこのドローン事件を口実として、新たな軍事作戦を開始しているはずです。しかし、ロシア軍にそのような動きは見られず、日が立つにつれて、第2の説は、根拠を失いつつあります。

 また、本日の日刊で、ウクライナによるドローン攻撃が日増しに増えつつある状況について言及しましたが、誰が衛星情報を送っているのだろう? という疑問を、人々が考え始めないように、撹乱する効果もあるでしょう。

 もし、ウクライナのドローン攻撃増加の背景に、米軍・NATOの軍事衛星情報が使われていたとしたら、ロシアは、米軍・NATOからの武力攻撃だと見なすことでしょう。それから先は悪夢でしかありません。

 「台湾有事の際には、我々日本もウクライナの人々の勇敢さを見ならおう!」などというかけ声が、メディア上でも、ネット上でも頻繁に見られます。

 こんな自滅的なシュプレヒコールは、ありません! 日本全体が狂気の炎に包まれる前に、情報操作に乗せられない冷静さと明晰さを身につけ、そしてカウンターとなる「真実」の情報を突きつけ続けてゆく必要があります。

 IWJも、タッカー・カールソン氏やロバート・ケネディ・Jr氏に遅れをとらないように、真実を求めて頑張り続けますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 反吐が出そうな話ですね。

 ウクライナ軍はとうの昔に崩壊して、西側の送る武器・傭兵という人工心肺装置で、脳死状態ながら一応「生きている」状態なのでしょう。

 それなのに、これ以上要らんことするな。核戦争になったらどうするのでしょう。

 話は変わりますが、最近、ニューヨークタイムズから来るメルマガがひどい。

 FOXの降板させられたキャスター、タッカー・カールソンに対する個人攻撃です。

 カールソンは、ウクライナ報道で、相当に精度の高い報道を行い、ゼレのことを「そこの変なTシャツ着た男」と呼んでいました。

 彼の番組のゲストには、これまたウクライナ騒動を非常に正確に分析しているコメディアンが登場(名前は失念)、ゼレとウクライナとバイデンを罵倒していました。

 カールソンは、変な力が働いて降板させられたのではないでしょうか。

 ニューヨークタイムズはおかしな連中に買収されて、産業界や軍産複合体の小間使いになっていると小耳にはさみましたが、カールソンの中傷なんかしている場合じゃないだろ!

 次から次に銀行がつぶれているのに、よその国に戦争を仕掛けている場合なのか? を問わずにまともなジャーナリストを攻撃してるところに、今の(まあ、昔からか)アメリカの退廃を見ます。

 長々と失礼しました。また寄付します。

(N.T. 様)

※【IWJ号外】ウクライナが、ロシア大統領府内のプーチン大統領を狙ってドローン攻撃!? ウクライナは「ロシアによる偽旗作戦」と強弁!ウクライナ紛争は、第3次世界大戦への非常に大きな分岐点へ!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515882

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N.T. 様

 ありがとうございます!

 タッカー氏は、明らかに圧力がかかって降板させられたものと思われます。彼のその後の言動も、圧力がかかった事実を裏づけているように思われます。

 日本で著名なニュースキャスターの降板といえば、2016年3月17日に「クローズアップ現代」を降板させられたNHKの国谷裕子氏と、2016年3月31日をもって、テレ朝の「報道ステーション」のキャスターの座から降りた、古舘伊知郎氏のケースを思い出します。

 国谷氏は、その後、NHKにとどまり、表立った言動は聞こえてきません。タッカー氏のように「戦う姿勢」は取る気がないのだろうと思われます。

 他方、古舘氏はフリーだったので、降板後、この裏側にあった出来事を赤裸々にぶちまけると思いきや、本来は軽妙なはずの古舘節の舌鋒は著しく鈍く、最近になってYouTubeでの発信を始めましたが、このウクライナ紛争に関しては、テレビの地上波のニュース以上に、反ロシア、親ウクライナで、「中立」という姿勢すら見せません。サムネに「プーチン容疑者」と書くことすらあります。戦争犯罪人扱いを率先して行っているわけです。

 報道ステーションのキャスター時代は、リベラルなスタンスを保っていたかに見えましたが、下野させられて、一介のフリーアナウンサーという身になると、「志」よりも、現状追認が一番無難、この国の中で、ロシアを非難して、ウクライナを擁護している限り、権力に圧力を加えられるリスクは皆無ですから、処世術としては、完璧でしょうが、ジャーナリストの姿であるとは思えません。一度、いじめられて、よほど懲りたのかもしれません。古舘氏のプロレス実況のファンだった者としては、実に残念です。

 『ニューヨーク・タイムズ』も、随分変質しました。「ペンタゴンペーパーズ」と呼ばれる米軍のベトナム戦争に関する機密文書を、ダニエル・エルズバーグ氏が、『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』にリークすると、国家権力からの弾圧も恐れず、この文書を公開した気骨は、もはや現代では残っていないのでしょうか。

 シーモア・ハーシュ氏は、かつては『ニューヨーク・タイムズ』の記者でしたが、今、ハーシュ氏の、ノルドストリーム爆破は米国の犯行であるとのスクープ記事を、必死になってうやむやにしようとしているのは、『ニューヨーク・タイムズ』です。本当に残念なことですが、媒体の名前は同じでも、働いている記者や編集者は、次々、入れ替わっていきます。

 日本のメディアも同じことで、同じ紙名であっても、同じ新聞であり続ける、ということはないのだと、読者は肝に銘じる必要があります。看板やブランドが大きなものではなくて、何を今、伝えているか、伝えていないのか、が常に問われるべきです。

 IWJは、小さな独立メディアに過ぎませんが、今後とも、「真実」をお伝えし続けてゆく方針にブレは一切ありません。どうぞ今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします!

岩上安身

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 IWJさま

 毎日すごい情報ありがとうございます! やはりそうだったんですね、これは重要な話です(※1)。

 ウクライナの生物研究所の生物兵器の研究開発(※2)についてもロシアが証拠書類などを押収して、国際機関に提出していたようですが、世界はそのことをほぼまったく報道していませんでした。旧ソ連圏中央アジア各所に生物兵器研究所を展開しようとしているような話も読んだことがあります。劣化ウラン弾を出す英国といい、米国といい、本当に厳しく客観的に指弾すべきことが多々あります。

 先日のIWJのスーダンの記事(※3)もよく読んでみないと、と思いました。あそこにも生物研究所があって、はしかやらなんやらの病原菌やウイルスを作っていて、それがどちら側だかの手に渡った恐れあり、とか聞いており、気にはなっていました。

 タッカー・カールソンはえらかったですね、この話も英語わかる人がこんなにたくさんいる日本で誰も取り上げず、Foxを見ようともしない、本当に終わっています。

 今月も何とか仕事があったので些少の寄付をしました。多くの人が会員になってくれるようにじわじわ宣伝していますよ、頑張れIWJ!

(匿名希望)

※1 はじめに~ウクライナのザポリージャ原発に「米国の機密性の高い核技術」が存在した! これは核兵器開発の技術なのか? Foxニュース元キャスターのタッカー・カールソン氏も言及した疑惑にIWJが独自検証!(日刊IWJガイド、2023年5月2日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230502#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52194#idx-1

※2 【号外第3弾】<IWJ検証レポート! その3>ビクトリア・ヌーランド氏「ウクライナに生物学研究施設がある」と告白! ウクライナの生物兵器研究所についてThe Intercept創立編者の記事を仮翻訳! 2022.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503566

※3 はじめに~内戦の渦中にあるスーダンでバイオハザード危機! 世界保健機関(WHO)のスーダン代表が、コレラ、ポリオ、麻疹の病原体を保管している研究所が戦闘員に占拠された、「これは極めて危険だ」と警鐘! しかし、占拠した一団が、スーダン国軍か、「即応支援部隊(RSF)」なのか、まだ不明! 背景に米中露の思惑が!?
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230428#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52179#more-52179

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 細部まで、この日刊IWJガイドをお読みいただき、感謝しています!

 毎日、ネタを掘り出し、リサーチや取材をして、執筆し、校正や編集をしていると、本当に驚くほど、この国の情報空間が劣化していることに嫌でも気づかされます。

 IWJでは、記事と記事との間に、関連性があることを常に意識しています。現実の世界は新聞の紙面のように都合よく「政治面」「経済面」「国際面」「社会面」などに分割されて存在するわけではありません。本日の日刊ガイドで記事として掲載しましたが、ウクライナ紛争のEUにおける反ロシア強硬派トップが、同時に新型コロナで大儲けしたワクチン製薬メーカーの利益擁護者の疑いをかけられているのです。

 物事は網の目状につながり、しかも過去の歴史と重層的に重なりあっています。流動する世界を読み解くには、ジャンル分類にとらわれない、複眼的なまなざしと思考が、必要であると、日々痛感しています。

 IWJは、フリーなフォーマットで、ジャンルの壁を超えて、現代の問題と向き合っていきたいと思います。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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 ウクライナ問題などをはじめ、大手マスコミでは得られない貴重な情報があるから。

(木下 潤一朗 様)

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 ウクライナ情勢について非常に鋭く、かつ抑制の効いた報道をありがとうございます。ここヨーロッパでも最近はメジャーの報道姿勢が微妙に変わってきているように感じます。また食料安保についての鈴木宣弘教授のインタビューは大変興味深く見せていただきました。IWJのような気骨あるジャーナリズムの灯を何としてでも消してはならないと思います。

(M.K. 様)

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 報道機関として当然すべき事を継続していただきたいので。

(金 盛起 様)

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木下 潤一朗 様、

M.K. 様、

金 盛起 様

 ありがとうございます!

 ウクライナ問題に、特段の注意を払い、通俗的な報道と一線を画して、真実を伝える報道をIWJがし続けてきたのはなぜなのか。

 9年前の2014年のユーロマイダン・クーデターや、無政府状態のウクライナでネオナチが荒れ狂い、ウクライナ国内のロシア語話者の住民に対してあらゆる暴力を振るい出し、さらにはそれを日本のマスメディアを含め西側各国の政府もマスメディアも、あたかも何も起きていないかのように、無視しきって、非難しなかったことに、当時、心底、驚かされました。

 私は、IWJとしてこの全世界が「沈黙」する中での民族浄化をできる限り、報じ続けよう、「孤立」しても取り上げようと決断し、可能な限り、報じ続けてきました。

 「知っていながら、事実を語らない、伝えない」ことは、「誤報」を流しておいて、「訂正」しないのと同じくらい悪質な情報操作です。ウクライナ東部、特にドンバス地方においては、地元住民が結束して立ち上がり、ウクライナ政府とネオナチの暴力に対抗しようとしました。しかしウクライナ政府と軍は、砲撃に空爆まで行うわけですから、当然、小火器程度で武装しても、歯が立ちません。

 ドネツク・ルガンスクの分離派の勢力(多くは迫害されたロシア系住民です)は、それぞれロシア政府、なかんづくプーチン大統領に実力をもって介入し、保護して欲しいと要請します。しかし、2014年-15年時点では、プーチン大統領は、武力介入を決断せず、2022年までドンバス地方へ絶え間なく食糧などの人道援助を送り込み、難民を受け入れるにとどめてきました。

 ロシア側の人道援助がなければ、東部ドンバスの住民は、餓死していたでしょう。ウクライナ政府は、物流を遮断し、住民へ支払うべき年金もストップし、徹底した民族浄化を8年間も続けたのですから。

 その間、外交努力もなされましたが、ウクライナ政府はもとより、西側は知らぬ顔をし続けました。こうした経緯を一切、省略した上で、2022年2月24日、ロシアがウクライナへ侵略したところから、現在の西側メディアの語るウクライナ紛争のストーリーは始まっています。

 ロシアとウクライナのどちらかに味方する、などという幼稚な話ではなく、これは米国を筆頭とし、日本政府を含む西側政府すべてと、西側の主要メディアすべてが足並みをそろえている、壮大な欺瞞です。もし、ウクライナ紛争を見る立場によって違いがあるとしたら、欺瞞を許容するか、欺瞞を許せず、欺瞞に加担せず、事実と真実を伝えてゆく立場か、その2つに分かれます。私たちは、当たり前ですが、後者に立っています。9年前から立ち続けています。

 驚いたのは、日本のリベラル派や左派の底の浅さでした。リベラル派も、左派もことごとく、「ロシアの侵攻許すまじ」「ウクライナ、頑張れ」の大合唱に加わっていました。ロシア軍の侵攻前から始まっていたドンバス紛争も含め、「即時、停戦」「紛争のエスカレートを防ぐため、西側の武器支援をやめよ」「ウクライナ国内における、少なくないマイノリティーであるロシア語話者の人権を守れ」という声は、我々以外にはほとんど見当たらなくなりました(ウクライナ紛争開始後、IWJにご登場いただいた一部の有識者は別として)。

 会員も減り、ご寄付も減りましたが、我々はここで屈するわけにはいきません。このウクライナ紛争モデルを、米国が「成功した」と受け止めたら、確実にそのモデルを東アジアで展開することになります。日本がウクライナのように、戦場となり、鉄砲玉となってしまいます。それは絶対に避けなければなりません。

 メディアは、一度、大誤報をやらかしたら、訂正しようとしません。ましてや、すべてのメディアが足並みをそろえているのですから、どこからもおとがめがありません。これは、東アジア戦争の際には、大変おそろしい洗脳報道をする経験を積んでしまったようなものです。

 私は、この「トレーニング」の効果を非常に危惧します。

 特に、理想主義なところがある、リベラル派、左派が、自らの過ちに気づき、方向転換できるのか、大いに疑問です。彼らのプライドの高さが邪魔をする可能性があるからです。厳しい経済状態は続きますが、私たちはジャーナリズムとして、当たり前のことをやり抜いていきます。

 共感していただけましたら、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 米国にも、ケネディ氏のような人物があらわれました。2014年以来、IWJが報じてきたことと、ロバート・ケネディ・Jr.氏の言葉には、少なくともウクライナ紛争に関しては、ほとんど違いがありません。

 それも当然のことです。誰が語るにせよ、事実・真実は、ひとつなのです。

 ぜひ、本日のケネディ氏に関する記事も、読んで頂けたらと思います。

岩上安身

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 エヴァン・ライフ氏の「ナチスのプロパガンディストのネットワークがウクライナ戦争の土台を築いた方法」を興味深く読ませて貰いました。現在のウクライナで戦われている米国による代理戦争の起源が、80年以上前の1941年6月22日のドイツによるソ連侵攻にあったというエヴァン・ライフ氏の鋭い指摘(※1)には感心させられました。

 このソ連侵攻作戦(バルバロッサ作戦…ソ連の植民地化とスラブ民族の絶滅、奴隷化、等々によってドイツのためのより安全な生存圏を作り出すことを目的とした作戦)を立案、実行したドイツ軍最高司令部参謀長だったフランツ・ハルダー陸軍上級大将等のファシストが戦後、米国の庇護の下で「新しいパトロンである米国のために、ナチズムを更生させる」仕事に就き、今や、バルバロッサ作戦が(少なくともその核心的考え方が)米国の戦略となって、今日のウクライナ戦争に繋がっていると言う事でしょうか。

 それにしても、長期に渡ってのアメリカ例外主義という優越感(差別思想)や、執拗な憎悪に取りつかれている米国という国のおぞましさを見せられたようで、本当に嫌気がさしてきます。米国がこの呪縛から解放されない限り、世界に平和は来ないとさえ思ってしまいます。

 これからも、私たちが普段気がつかないような記事が有りましたなら紹介して欲しいと思います。少しでも活動の役に立てばという思いでカンパいたしました。

(M.T. 様)

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 M.T. 様

 ありがとうございます!

 欧米の主要メディアを見ていても、権力にコントロールされた上で、読者・視聴者をコントロールしようとするメディアが珍しくありません。とりわけ、ウクライナ紛争の報道・論評はひどいものです。ウクライナ国内にいるロシア語話者(ロシア系住民)への迫害、人権侵害はまったく問いません。そうした事実がまったく存在しないかのように無視を決め込みます。それでは、ロシアの侵攻をいくら非難したところで、根本の問題に触れていないのので、問題を解決することになりません。

 しかし、米国には活発な活動をする、シーモア・ハーシュのようなフリーランスや、独立メディアが存在します。彼らの出す記事全てが正しいとか、共感や信頼できるものであるとは断言しませんが、メインストリーム・メディアが、白々しく無視をしている現実にコミットし、真実を伝えようと、まっとうなジャーナリズム活動を行なっています。

 残念なことに、日本でも、そうした傾向はかわりません。日本ではより残念なことに、メインストリーム・メディアだけではなく、「リベラル」を気取っていたフリーランスや独立メディアまで、米国主導のプロパガンダにのみこまれてしまっています。なぜ彼らはうさんくさいものを見たときに、立ち止まって自分の頭で「考える」ことができないのでしょうか?

 どんなに赤字を出しても、本当につぶれてしまうまでは、IWJをやめられないと思うのは、こうした「1億総洗脳状態」(1億2千万と言わないのは、声はあげなくても、おかしいと勘づかれている方々がいるだろうと思うからです)を解くべく、真実をカウンター情報として届け、多くの人に自分の頭で考え、判断してもらって、おかしいものはおかしいと気づいてもらいたいからです。

 そうすることによって、「日米安保」という迷妄の中で、米国に鉄砲玉として、対中「代理戦争」に利用されてしまう危機を回避して、この国を、この日本列島上での暮らしを、存続させていきたいと思うからです。

 今後も、頑張り続けていきますので、どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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皆さま

 お働きに感謝しております。

 いつも焼け石に水の状態でしかお送りできず、申し訳ありません。

 「停戦」が実現しますよう心底、願っています。「殺し合い」に「幸せ」はありません。できることは何でもやらなければ、未来の方たちに笑われます。

 笑われるのは、アホな政治屋だけで充分です。

 お体ご自愛を!!

(M. Ogasawara 様)

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M. Ogasawara 様

 ありがとうございます!

 「停戦」の可能性が、わずかながら、見えてきました。

 昨日4月27日の未明、号外を出し、G7では対露全面制裁案がEUと日本が反対する見込みであること、中国の習近平国家主席とウクライナのゼレンスキー大統領が、紛争勃発後、初の電話会談を行ったことをお伝えしました。

 米国による、ロシア弱体化のために、制裁をさらに強化し、ウクライナへの武器支援を行い、紛争を長期化させようというもくろみは、G7においては「孤立」しているかのようにみえます。このあと、5月19日から21日まで、日本の広島において行なわれるG7サミットの本番が終わるまで、米国の巻き直しによって、日本とEUがぐらつかなければ、米国は「ロシア攻略」を諦めるかもしれませんし、その手前で、停戦に同意するかもしれません。

 米国が、単独覇権の維持を断念し、多極化を受け入れるようなことがあれば、中国と台湾の仲を引き裂き、「台湾有事」を口実にして東アジアを戦場にする戦争計画も諦めるかもしれません。そうなれば、日本が米国に引きずられて対中戦争に巻き込まれる可能性は遠のきます。それは日本にとって、救いの一歩となるでしょう。

 おっしゃる通り、「『殺し合い』に『幸せ』はありません」。また、「できることは何でもやらなければ」というのも、本当に、その通りだと思います。

 IWJも微力ながら、前へ、前へと進んで行きたいと思います。

 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。

  岩上安身

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 今後も継続して、マスメディアが真実を伝えない問題を追及し、報道してほしい。
(K.K. 様)

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 K.K. 様

 ありがとうございます!

 日本だけでなく、西側の大手主要メディアは、どこもおかしな報道をずっと続けています。

 本日、「はじめに」で取り上げた『ワシントン・ポスト』紙の記事は、その一例です。

 「我々米国は悪事を働いているが、中国は近々同じような悪事を働くと確信している。彼らがやらないとは思わない。まだやっていないだけだ」というような、おかしなことを口走っているバイデン大統領をはじめ、バイデン政権の閣僚の面々の言動に対し、「彼らの言っていることは少しおかしくないか?」という批判がまったくなく、バイデン政権に同調・同化してしまっているような報じ方です。

 天下の『ワシントン・ポスト』であったはずなのに、これでは日本政府とその上位に位置する米国・米軍に迎合する、日本のテレビ・新聞などの記者クラブメディアと何も変わりません。

 『ワシントン・ポスト』と並ぶ、米国の二大高級紙とされてきた『ニューヨーク・タイムズ』も、シーモア・ハーシュ氏のスクープが出たあと、そのスクープを打ち消すためだけとしか思えない、根拠不明な記事を出して、ハーシュ氏のスクープのインパクトを希釈しています。

 岩上安身は、藤和彦氏、JOGMECの原田大輔氏へのインタビューで、『ニューヨーク・タイムズ』の記事について検証を行っています。

※「海外にエネルギー資源を依存している日本は『絶対に戦争のできない国』」~岩上安身によるインタビュー第1115回 ゲスト 現役経産官僚・経済産業研究所コンサルティングフェロー 藤和彦氏 2023.3.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515038

※「パイプラインはお互いの経済を潤すもの。それを破壊するのは第三者」~岩上安身によるインタビュー第1120回 ゲスト 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 調査課長 原田大輔氏 第5回 2023.4.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515533

※Intelligence Suggests Pro-Ukrainian Group Sabotaged Pipelines, U.S. Officials Say(The NewYork Times、2023年3月7日)
https://www.nytimes.com/2023/03/07/us/politics/nord-stream-pipeline-sabotage-ukraine.html

 中国は、ウクライナ紛争開始から1年を過ぎたのに、ロシアへの武器支援は行っていません。これまでこのウクライナ紛争に関連して、中国の態度は、身じろぎもせず、といったものです。

 理由はいろいろあるのでしょうが、ひとつには、中国はロシアと友好関係にありますが、ウクライナとも友好関係にありました。

 たとえば、中国初の空母である遼寧は、ウクライナから未完成のアドミナル・クズネツォフ級空母「ヴァリャーグ」を購入して、中国国内で完成させたものです。

 ウクライナ紛争前から、中国企業はウクライナ国内に投資をして、活発にビジネスを展開していました。ロシアの侵攻後も、すぐにウクライナ国内から退却せず、最も遅くまで残っていたのは中国から来たビジネスマンでした。

 ロシアとウクライナのどちらにも、和平を呼びかけ、平時に戻ったら、どちらとも貿易や友好関係を再開したいというのは中国の本音でしょう。

 こうした複合的な事実を伝えず、一方のサイドを「善」、一方のサイドを「悪」としてのみ描き、対立を煽る報道をする、さらには戦争扇動を行うというのは、メディアとして、ジャーナリズムとして、最低のあり方でしょう。

 残念ながら、特に日本のメディアは、その最低の方向へ突っ走っています。自国でも、「台湾有事」を理由として、米軍と一緒に自衛隊が出動し、対中戦争を戦うことになるだろう、今からその時に向けて、準備をしておかなくては、という「大本営発表」記事で埋め尽くす用意万端、という様子には、本当にうんざりさせられます。

 とりわけ、リベラルを称していた勢力が、即時和平に反対し、「今、停戦したら、ロシアがウクライナの領土を奪ってしまう。ウクライナの領土を取り返し、ロシアをウクライナから叩き出すまで停戦はおあずけだ!」と、平和勢力という看板を投げ捨てるような主張を繰り返していることには、本当に辟易します。彼らは、東アジアで、何か事があれば、あっという間に好戦派となりうるでしょう。今回のウクライナ紛争で馬脚を表しました。

 IWJは、リアリズムにもとづいて、「孤立」を恐れず、勇気をもって、馬鹿げた戦争に反対します。東欧においても、東アジアにおいても同じです。我々は、左右を問わず、資源のない島国である日本という国が、戦争を遂行しうる、という幻想は、脳内の「お花畑」の妄想である、と断言しておきます。

 この妄想の最もダメなところは、その根っこにある、米国の子分として、米国の単独覇権維持への執着のために、米国が犯す「不正義」をいくらでも見逃し、許す、という「弱さ」を抱えていることです。

 米国は、「超帝国」の座から階段をひとつ降りて、謙虚になり、多極化された世界を支えるひとつの極として、世界の平和的発展に貢献すべきです。そして日本は、何も自分の頭で考えず、自分で胸を痛めることもせずに、米国の顔色をうかがい、忖度ばかりする「属国」から自立し、国として、国民も含めて成長すべきです。

 その日が来るまで、IWJは頑張ります!

 今後とも、ご支援をよろしくお願いします!

 岩上安身

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 IWJのウクライナ紛争関連報道は日本に住む私たちにとって極めて重要であり貴重です。IWJの活動が停滞することなく安定的な運営ができるよう願っています。
(M.K. 様)

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 M.K. 様

 ありがとうございます!

 IWJは、スタートしてから13年になりますが、今、巨大な地球的・世界史的な転換期に際して、これまでになかったほど、重要で希少な情報をお届けしている、という手応えがあります。口はばったいながら、いささかの自負もあります。

 しかしながら、コロナ禍、止まらない少子高齢化、ウクライナ紛争以降の政治とメディアの「翼賛体制」化と極端な情報操作による世論の硬直化、長引く不況の上にインフレも重なり、会員数の減少や、毎月のご寄付・カンパでのご支援に翳りが見られるなど、経済的にはかんばしくありません。ネット上に情報があふれ、SNSも多様化し、人々の「時間」を奪う競争が激化していることも一因でしょう。

 しかし、外部環境が厳しくなったと嘆くばかりではなく、数年間は安定して均衡していたIWJの収支があわなくなったのは、IWJの運営の仕方にも理由があり、我々の活動の仕方にも時代とともに変化させていかなければならない時が来ているのだ、と私は思います。

 IWJでは現在、これまでであれば、カメラを片手に駆けつけていた選挙、デモ、集会、その他の「公共コンテンツ」の取材・配信を縮小しています。今回の統一選も、各候補の街宣などをほとんど取り上げませんでした。支出の削減が急務だからでもありますが、こうした公開の現場では、あらゆる人々がスマホをもって撮影し、編集までしてYouTubeにアップすることが当たり前になってきたからです。

 私は市民1人1人がメディアとなること、情報の発信者となることを、もともと予見していました。それによって、情報の発信をマスメディアが独占していた状態から、脱中心化された、多様な視点をもつ社会が実現するとも発言してきました。

※独立系ジャーナリズムの可能性~IWJの社会的役割(札幌学院大学総合研究所ブックレット『震災を乗り越える社会情報学』より)2011.12.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/251578

 ある意味で、その予想は実現したのだと思います。統一地方選では、各候補者や陣営や支援者らが、YouTubeなどで自身の主張をアップしています。どこの誰でも、集会などでも、スマホひとつで中継や録画配信が可能となりました。

 かつては、それらすべてを、IWJが何人ものカメラマン兼記者を手分けして現地へ行かせて、「報じられないものは、存在しないものとされてしまう」という危機感から、躍起になって多元中継を行ってきました。約10年くらい前、ツイキャスすらなく、ライブ・ストリーミングといえばユーストリームだけで、スマホではそのサービスが使えなかった頃の「大昔」の話です。

 そうした日々が懐かしくもありますが、もうIWJが行わなくても、誰もが中継を行うことは可能になったのですから、我々は「多元中継」の旗をおろして、「情報発信の多極化」の「実験的な先駆者」という役割から、もうおりていいのだろうと思います。

 今後は、IWJがこれまでも行ってきた、米国の従属国の「奴隷」として日本国民が思考し、行動するように、常時、情報操作が行われ、管理されていることすらわからなくなってしまったこの情報空間に風穴をあけ、日本が米国への隷属から自ら立ち、「独立」して、なお国際社会で生存できるよう、そして米国だけでなく、グローバルサウスを含めた全世界の人々と平和的に共生できるよう、必要な情報を届け続けるメディアとして、活動を続けたいと思っています。

 皆さまのご支援・ご支持がある限り、IWJは自らの使命を果たすべく、苦難を乗り越えて、活動し続けてまいります。

 どうぞ、これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 岩上安身

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 なんと! ゼレンスキーがアメリカからもらった金でロシアから安値でディーゼルを買い、差額をネコババしていた!

 事実は小説より奇なりですね。ゼレは見るからに詐欺師ですが、ロシアからディーゼルを買うとは。想像の斜め上を行く悪党だわ。

 こんな男を日本人の大半は「英雄」だと言って崇め奉っているのですよ。

 自称リベラルや学者も、己のアホさを認めるのが嫌なのか、時流に乗って金を稼ぎたいのか、ノルドストリームが吹っ飛ばされようがゼレがネコババしようが「ハーシュはボケている」でおしまいです。

 「ニューズウィーク(日本版)」で小泉悠がハーシュのレポートを「陰謀論」で片づけていました。国賊は小泉、あんただよ、そんなに金と地位が欲しいのか、アメリカの手先で恥ずかしくないのかと言いたい。

 世も末です。

 IWJさんの情報には本当に目を開かされています。ありがとうございます。

(N.T. 様)

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N.T.様

 ありがとうございます。

 シーモア・ハーシュの記事に、賛否は当然あるだろうと思います。ハーシュの書いた記事が真実である、という確認は、まだできてはいません。他方、そこで書かれた情報が、まったくの偽物である、という断定も現時点ではできません。

 小泉悠氏が、米国犯行説を「陰謀論」と軽々しく決めつけるのであれば、それを証拠立てて論証しなければなりません。その手続きを欠いたまま、「陰謀論」という便利なレッテルを貼って、ハーシュの記事を否定しようとするのであれば、学者としてあるべき姿からは相当外れていると申し上げざるをえません。

 ノルドストリームが、人為的に爆破されたことだけは、確実な事実です。これは偶然の事故ではありません。

 この点だけは、すでに国際的に合意が形成されています。

 ですから、必ず爆破という犯行を行なった「犯人」が存在するわけです。その有力な候補のひとつが、米国です。ノルドストリームというプロジェクトに対し、複数の制裁法案まで議会で可決して、開通しないように、何年間もかけて国をあげて圧力をかけてきたのは間違いなく米国ですから、動機は十分にあり、疑いをかけられても不自然ではありません。

 ハーシュの記事以降、ハーシュ説の代替となるような説が『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ、いくつか出されています。しかし、そのほとんどは、爆破当時、怪しい船が近海にいた、といった話ばかりで、リスクを冒してノルドストリームを破壊する動機や利益、ウクライナ紛争勃発以前の、2005年から始まったノルドストリームの建設の過程と、ウクライナおよび米国の反対の歴史的経緯を考察に入れたものは見当たりません。歴史的経緯をすべて忘れたかのような、安手のミステリー話ばかりです。

 この点については、ハーシュ以降に出てきた話は、どれも「説得力がない」と言わざるを得ません。

 最終的に、爆破の犯人が特定できなくても、ダミーの犯人を仕立てられて、それで納得してしまうよりマシですし、ノルドストリームに最も反対してきたのが米国とウクライナだったという事実については、今後も忘れるわけにはいきません。

 実際、ノルドストリームが使えなくなり、さらにウクライナ戦争によって、ロシア産の石油の輸入を対露制裁によって、欧州諸国にやめさせた米国は、そのかわりに米国産の高値のシェールガス・オイルを欧州に輸出しています。それで米国の業界は、利益を得ているのです。これはごまかしようのない事実です。

 爆破があろうがなかろうが、ウクライナをそそのかして、国内のロシア系住民への迫害をやらせ、対立を煽り、ロシアの侵攻を呼び込んだのは、米国とNATOです。

 小泉悠氏は『「帝国」ロシアの地政学』という書物を著わしていますが、ロシアを地域的な「帝国」と呼び、米国をグローバルな「帝国」とは呼ばないのなら、公正さを著しく欠くでしょう。そうした知的に不確実な態度では、日本もまた、米帝国の一部に組み込まれてしまっているという、我が身の置かれた状況も理解することができません。

 そこまでくると、「自分が奴隷であることに気づかない奴隷」のようなものでしょう。痛々しいという他はありません。

 私たちが、日本にいて、日本人として、サバイバルするには、まずはこの「魂の奴隷」状態から、解放されなくてはなりません。その先に、米帝国からの政治的軍事的自立と、各国との平和的共存の道が開けてくると、私は思います。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 フランスと米国が中国に停戦を要請!! って、何なのそれ? 聞いてないよ~。(※1)

 日経もNHKも死んでも報道しませんね。NHKは、今日もどうでもいいビバウクライナ話で朝を汚しておりました。目が腐るのですぐ消しました。

 頼りになるのはIWJさんだけです。先日の藤和彦さんのインタビューも大変勉強になりました。(※2)

 些少ですが、寄付いたしました。これからも期待しています。

(N.T.様)

(※1)はじめに~中国が今、世界史を動かしている! 習近平国家主席はフランスのマクロン大統領、欧州連合(EU)のフォン・デア・ライエン欧州委員長と3者会談を行う。李強総理は欧州を米国と切り離して一つの「文明圏」と見なし、中国という文明圏と手を結ぼう、と大胆な提案! 同時に、イランとサウジアラビアの外相が、この同日、中国の北京において会談し、それぞれの国の大使館と領事館を再開することに合意!(日刊IWJガイド、2023.4.8号)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230408#idx-1

(※2)「海外にエネルギー資源を依存している日本は『絶対に戦争のできない国』」~岩上安身によるインタビュー第1115回 ゲスト 現役経産官僚・経済産業研究所コンサルティングフェロー 藤和彦氏 2023.3.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515038

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 N.T.様

 ありがとうございます!

 急激に、基軸通貨ドルの絶対的だったはずの地位が揺らいでいます。世界各地で、貿易決済通貨をドルから自国の通貨や貿易相手国の通貨、そして中国の人民弊に変える動きが始まっています。

 中国の停戦提案を支持するかのように、マクロン仏大統領とフォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が訪中しました。中国は明確に、「欧米」とひとくくりにされるEUと米国の結びつきに対し、くさびを入れ、「欧州と中国は、2大文明圏。2つの文明圏同士、手を結ぼう」と呼びかけ、米国が固執するウクライナ紛争の継続に対しても、停戦・和平の側に欧州がつくように働きかけました。

 中国は同時に、長年対立していたシーア派の盟主イランと、スンニ派の盟主サウジを和解させ、それを中国の北京で発表しました。経済力だけではなく、外交力も中国が米国を上回ったことを見せつけた出来事でした。

 中東産油国が中国へとなびくことの、日本への影響の大きさをなぜ、日本のマスメディアは真剣に報じようとしないのでしょう!? 日本は石油などの化石燃料のエネルギー資源をほぼ100%輸入に頼っており、そのうち石油は9割以上を中東からの輸入が占めています。

 「台湾有事は日本有事」などと、軽率な旗を振り、台湾の独立をめぐって中国と米国が戦争するなら、日本もただちに参戦する、といった非現実的な妄想が充満している我が国ですが、中国と中東が手を結んだ時、日中が戦うならば、中東からの日本への石油輸入が途絶する可能性が出てきた、ということを微塵も考えようとはしません。本当に腐りきっています。

 IWJは、このよどんだ情報空間に風穴を開けるべく、今後も、これまで通り、蟷螂(とうろう)の斧をふり回していきたいと思います!

 ご支援、ありがとうございます!

 皆さまのエールとご支援のおかげで、我々も活動し続けることができています。今後とも、どうぞよろしくお願いします!

岩上安身

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IWJさま

 いつも本当にご苦労様です! 楽しみなインタビューが続々ですね。そして米国の異常さ、英国が劣化ウラン弾を、すでにチェルノブイリで苦しんできたウクライナで使おうということに対して怒りの声が欧州で巻き起こらない、私も英国大使館へ文句言いに行きたいところです。イラク戦争20年の日と前後してこの行動、本当に許せません。日本メディアは20日、イラクでの劣化ウラン弾による被害を報道したところがあったとききますが、その後出てきた英国のこの行動に対して一切批判糾弾しないところは、もう絶望的な状況だと視聴者は気づいてほしいです。

 ところで、ロシア語で字幕がないものもあるかもしれず、申し訳ないのですが、ウクライナでミンスク合意を支持、政権批判をしてきたチャンネルワンの名物記者、ディアナ・パンチェンコをご存じですか?

 チャンネルはゼレンスキー内閣に弾圧されて閉鎖に追い込まれましたが、彼女はキエフに暮らし、憎しみだけが増強されるこのウクライナの将来は、これでいいのか、と軍人でも政治家でも映画スターでもない、普通の人たちの声を拾いにドンバスへ向かいます。

 そこで見聞きしたことを誠実にレポ、その勇気に感動します。彼女はさらに、投稿を続け、ロシアをつぶせ、憎め、だけで破滅的な行動を続けるウクライナは、戦争が終わったら、西側が永遠にお金を出してくれると思っているのだろうか、私たちはどういう国をつくっていくのか、という至極まっとうな疑問を投げかけています。

 英語字幕がついているものも(スマホだとみられるとか)あるようです、ぜひ。ご参考まで。ジョンソンとゼレンスキー政権のずぶずぶの話が出て来たり、見ごたえありです。

 がんばれ、IWJ! 将来必ずIWJのまっとうな報道姿勢が評価され、残っていくことを確信しています。世界中に仲間はいるのです:

・アイルランドのEU議員 戦争のチアリーダーたちをぶった切る
※’Ukraine is burning through a generation of men’ – MEP Clare Daly- speech from 15 Mar 2023(ウクライナは男性の世代を焼き尽くしている」-クレア・ダリー欧州議会議員-2023年3月15日のスピーチ VideoParliament Ireland、2023年3月21日)
https://www.youtube.com/watch?v=IhS_7tVv_XQ

:::以下パンチェンコ

・オリジナル―120万回再生 ゼレンスキー体制に閉鎖されたニュースワンの名物記者、ディアナ・パンチェンコ「平和を訴えることは、我が国では突然裏切り行為になった」
※Из Киева на Донбасс | Панченко под обстрелом в Донецке | Как живет Мариуполь.(キエフからドンバスへ|ドネツクで銃撃を受けるパンチェンコ|マリウポルの生き方。ПАНЧЕНКО、2022年12月16日)
https://www.youtube.com/watch?v=-fuy_QbjdKs

・ゼレンスキーは戦争を阻止することができたか?
※ЗЕЛЕНСКИЙ МОГ ПРЕДОТВРАТИТЬ ВОЙНУ? Россия и Украина: что дальше? | Взгляд Панченко(ゼレンスキーは戦争を防ぐことができたのか?ロシアとウクライナ:次に何が起こるか|パンチェンコの視点 ПАНЧЕНКО、2023年3月3日)
https://www.youtube.com/watch?v=vm6IcQDQFww

・パンチェンコ ウクライナは平和を望まず、勝利しか考えず交渉をしないつもり・・・しかし戦後はどうなる? どんなウクライナになるのか? 核兵器使用で得するのはゼレンスキーとアメリカではないか
※ПРОГНОЗЫ О ВОЙНЕ. Что такое ≪Победа≫ для Украины и России? | Взгляд Панченко(戦争に関する予測 ウクライナとロシアにとっての「勝利」とは|パンチェンコの視点 ПАНЧЕНКО、2023年3月10日)
https://www.youtube.com/watch?v=5xcoxG9pgbc

(匿名希望)

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匿名希望 様

 ありがとうございます。

 貴重な情報の提供も、ありがとうございます。

 ロシアからではなく、ウクライナから、このようなゼレンスキーの専制権力から知的・精神的に独立し、真実を求め、ウクライナ国内外に発信すべく、ドンバスへ向かうジャーナリストがいることに、まず、こうした活動をしている人がいても大きく取り上げなければ日本の国内、そして世界中の人々に広がっていきません。さっそく翻訳して読んでみたいと思います。

 毎日のようにこの日刊で、皆さまにはくどくて申し訳ないですが、活動の継続のためにご支援をお願いしております。

 しかし、ご寄付をしてくださることだけがご支援ではなく、こうして、情報をお寄せいただけることも、大変、助かります。

 今後とも、どうぞIWJへのご指摘ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

岩上安身

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 政府や団体等のどこにも忖度しない真の報道機関を守るため。

(アオキ カナメ 様)

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 アオキ カナメ 様

 ご寄付、ありがとうございます!

 忖度すること、特に上位の権力者へ忖度することができることが、日本社会の中で、つつがなく生きる、あるいは要領よく出世するための必要条件でした。今も、それは変わっていない、もしかするとより悪化しているように思います。

 しかし、「真実を追求」することが使命で、その過程で「筋を通す」ために、あえて「角を立てる」こともいとわないのがジャーナリズムのあるべき姿だとしたら、何ものかにいちいち忖度していたら、使命を果たすことはできません。

 IWJはこれからも、権力に忖度しない姿勢を貫きます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

 岩上安身

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 IWJは市民のための大切な報道機関であると考えるためです。大変な状況とは思いますが、頑張ってください。

(kamutan 様)

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 ありがとうございます!

 IWJは、今後とも、真実を追求し、同時に、それが我々日本人がサバイバルすることに資するように、頑張りたいと存じます。

 厳しい経済状況が続きますが、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身

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 日本で数少ない有益な情報を発信してくれるメディアだからです。微力ながら協力します

(日野 啓介 様)

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 日野 啓介 様

 ありがとうございます!

 私は、常に少数者でありたい、とは願ってるわけではなくて、できれば、自分たちの発する報道や情報に共感してくれる方々が、何万、何十万、何百万、何千万にも増えてくださって、全然、構わないのですが、なぜかなかなかそうはなりません(苦笑)。

 会員数も、何を遠慮なさっているのか、なかなか増えませんが、皆さま、遠慮をせずに、ぜひぜひ、どんどん会員になっていただき、ご寄付・カンパのご支援の方も、どしどしとお寄せいただければと思います。

 3月も残りわずかとなりました。今月のドネーションの月額目標は、まだまだ目標額に達していません。

 東京の桜は全国で最も早く開花し、満開だというのに、この週末は雨が続いて、花見はまったくできませんでした。二重の涙雨です。

 3月27日月曜日から始まる3月最終週は、ご寄付も集まり、雨もやんで桜咲く、ということになるでしょうか。

 どうか、市民の皆さまのお力で、IWJを盛り立てていただけますよう、よろしくお願いします。

 岩上安身

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 日経もNHKもゴミですね。ゴミは臭いだけですが、事情を知らない半可通の国民をだまして「ロシア=悪、ウクライナ=善」という水戸黄門ばりの単純化を刷り込んでいるだけ、日経とNHKの方が罪が重い。

 昔のNHKは給料安かったんですよ(伯父が勤めていましたが、給料は小遣い程度、生活費は貸家からの賃貸料などで賄っているとよく言っていました)。それがみるみるうちに給料が上がって、今や高給取り。安倍の家来になって言いなりになる代わりに、餌もらっているようにしか見えません。

 組織全体で、地球から消えてほしいです。

 有害といえば、ツイッターで見た動画で、廣瀬という慶応の教授を名乗るおばさんが「ロシア兵は動物園の動物を殺す(キエフの動物園を指しているらしい)。殺すのが目的の愉快犯だ」とほざいていました(※)。

 これが教授ですよ。呼ぶテレビも基地外ですし、信じる国民は馬鹿です。

 だから、30年間、貧乏になり続けるんだよ。

 長々とすみません。いつもIWJさんの情報には感謝しています。

 今日はちと忙しいので、週末に寄付します。

 これからも頼りにしています。

(N.T. 様)

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 N.T. 様

 ありがとうございます!

 「ツイッターで見た廣瀬(陽子)の動画」(※)は、こちらではないかと思います。
https://twitter.com/commcomm_r02/status/1633978122071846912

 また、上記ツイートが引用している『日テレNEWS』のYouTubeは、以下のものだと思われます。
【ウクライナ“居場所失った”動物たち】軍事侵攻でペット3割が置き去りに…最前線で動物保護する団体を独自取材【深層NEWS】(日テレニュース、2023年3月7日)
https://youtu.be/nDZRaXAU1e4

 上記の日テレなどのニュースは、意図的かどうかはともかく、誤報ではないか、と思われます。動物が保護され、ヘルソン動物園からクリミアの動物園に移送されたことは、秘密でも何でもありません。以下の報道を御覧ください。日本のテレビ、新聞、政府べったりの文化人のSNSだけを見ていては、簡単な事実をも見誤ります。

※Животных из зоопарка в Херсоне перевезли в крымский парк “Тайган”(ケルソン動物園の動物がクリミアのタイガン公園に移送されました)(RIAノーボスチ、2022年11月5日)
https://ria.ru/20221105/zhivotnye-1829401569.html

 「シムフェロポル、11月5日 – RIA Novosti. ケルソン動物園の住人であるオオカミ、ラマ、ロバ、アライグマ、キジ、クジャクは、クリミアのベロゴルスク地区のタイガン公園に移されたと、公園のオーナー兼ディレクターのオレグ・ズブコフが言った。

 ズブコフはRIA Novostiに、『そうです、私たちはケルソン動物園から動物を運び出しました。彼らはすでにタイガンにいます』と語った。

 動物たちは降ろされ、獣医の立ち会いのもと、檻に入れられる予定です。動物には、オオカミ、ラマ、ロバ、アライグマ、キジ、クジャクが含まれています。ズブコフ氏によると、動物たちの世話は公園が行い、公園内に動物を収容する能力もあるとのことです」

 IWJは、今後も広い視野をもって、事実、真実を皆さまにお伝えし続けていきます。

 週末にご寄付していただけるとのこと、本当に感謝あるのみです。ありがとうございます!

 今後とも、どうぞ、ご支援をよろしくお願い致します!

岩上安身

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「諦めたらそこで試合終了」漫画スラムダンクの安西先生のこの言葉を座右の銘に、あまりにも酷くなっていく現状に落胆することも多いですが、僕自身諦めない事を続けていく為に、寄付させていただきます。(M.H.様)

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 M.H.様

 ありがとうございます!

 「諦めたら、そこで漫画の連載も終了」ならば、諦める選択肢もありうるでしょう。現実世界に引き戻していえば、我々が抵抗を諦めたところで、世界はそこで終わらないのです。

 我々が諦めようとも、日々のあらゆる資源が、米国の国益のための戦争に動員される動きは止まらないのです。

 「諦めたら終わり!!」なのではなく、「諦めても、地獄への道が続く」というべきなのです。

 グローバル・サウスの国々、国民は、諦めてはいません。先進国といっても、格差の激しい米国や日本の「下流国民」は、実は「グローバル・サウス」の一員なのです。

 「先進国」の内部においても、苛烈な搾取によって没落させられ、望まない戦争にまで動員させられる「南」の人々が増え続けています。日本も、戦争に動員される危険性が迫りつつあります。

 恐慌と貧困と戦争は、常に結びついています。注意深く見守り、かつ果断に声をあげて、破滅の道筋にストップをかけていかなければなりません。

 IWJは、これからも、真実をお届けし続けていきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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岩上安身さま

 NHK BS 油井秀樹キャスターのいい加減な解説ぶり(※)は、ここで分析されている通り「いかに視聴者を誤った理解に導く意図した報道姿勢」かを如実に示したものですね。呆れますが、これまでの報道姿勢の延長で「変われない NHK」報道という見出しにピッタリです。

(匿名希望)

(※)ハーシュ氏のスクープについてはじめて触れたNHKの報道の、茶坊主ぶりについては、3月10日にお送りした以下の記事を御覧ください。
・【IWJ号外】驚くべき偏向ぶり! NHKが発表以来1ヶ月無視し続けたシーモア・ハーシュ氏のスクープ記事を、「中国が連日報じる、ロシアと連携した情報戦」という文脈で紹介! 2023.3.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514673

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 NHKの、米国という、日本を支配する権力に媚を売る茶坊主ぶりは、醜悪そのものでしたね。このような姿勢を、事実上の「国営放送」が朝から晩まで続けていれば、日本国民を「洗脳」することは、それは、容易であろうと思います。

 真実は、苦味を伴うことがしばしばです。その苦さを避けようとする大衆の無意識に迎合しながら、情報操作を行うNHKは、戦前・戦中においてはラジオ放送によって、国民の意識を無謀で無益な戦争に動員してきました。

 その反省もなく、今また、戦争扇動に近づき、真実から遠ざかろうとしています。その姿は浅ましいとしか言いようがありません。NHKは「公共放送」と自称しますが、「上からの押し付けの公共」でしかなく、我々のような、市民の自発的なドネーションによって運営されている「草の根の公共」メディアとは、真逆です。

 我々、IWJは、最後の最後まで「草の根の公共」メディアであることに誇りをもって、時には苦しくても真実のみをお伝えします。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いします。

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岩上安身さま

 IWJが財政的に苦しい中にも関わらず、主要メディアがスルーしたり、または偏向もここまでという形で報道したりということに真っ向から向かい合っていることを応援します。

 本日のIWJの田代さんの論評(※)まさに同感です。

 NHKが今朝なんと報道したかご存じですか? 中国がサウジとイランを仲介したことを悪意を持って報道しました。しかもほんの短時間で。普通の人は意味が全く分からないでしょうね、あれでは。

 田代さんが述べているように習近平さんの国家主席三選は別に驚くことでも何もありません。しかも国家主席は指摘されているように実質的な政治権力を持っていません。

 しかしサウジとイランの件は全く次元が異なります。反目していた中東地域の二大大国です。習さんのサウジ訪問時の歓迎式典の最大級の規模、また先日のライシイラン大統領の習近平さんとの首脳会談および共同声明。これらが伏線だったのですね。

 更に、先日行われた、ロシアからイランを通じてインドへの石油を輸送する南北陸路の初出荷。一帯一路は今年10周年です。ロシアのユーラシア経済連携構想も大きな一歩を踏み出しました。

 今後孫崎さんや田代さんの出番がますます期待されるでしょう。可能であれば元外務省の浅井基文さんもと思っています。

 苦しいなかでしょうが、IWJの皆さんを応援しています。

(K.S. 様)

※田代秀敏氏が習近平国家主席三選と、中国がサウジとイランを仲介した件について書き下ろしたコメントは以下でお読みになれます。

・エコノミスト田代秀敏氏が緊急寄稿!「習近平氏が国家主席に三選されたことは少しも事件ではない。しかし、サウジとイランの和解を、米国ではなく中国が仲介したことは歴史的な事件である。これはパックス・アメリカーナの終焉の始まりである」(日刊IWJガイド、2023.3.11号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51986#idx-2

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 K.S. 様

 応援、ありがとうございます!

 中国の仲介によるサウジとイランの歴史的和解は、文字通り、世界の外交史に刻まれる出来事です。

 米国の支配的な影響力が、中東にはおよばなくなっていること、G7を中心とする、いわゆる「先進国」より、人口も、経済力も大きな「グローバル・サウス」において、中国の影響力が、経済分野だけでなく、このような複雑な歴史的背景をもつ外交問題についても、仲裁能力をもち、米国よりも信頼を得ていることが明らかになりました。

 このニュースが北京から発信されるとともに、習近平氏は国家主席として3選を果たし、さらにロシアとウクライナの停戦のために仲介者として名乗りをあげたことは、特筆すべきことです。

 戦争を続けたがっているのが米国であるため、中国の停戦提案が実るかどうかは不明ですが、もし仮に停戦提案が実れば、米国が火をつけた山火事の炎を消火してしまう能力が中国には備わっていることを、世界に向けて証明することになるでしょう。

 東アジアで米国が中国を相手に「代理戦争」を仕掛けても、米国の仕掛けが成功しない、あるいは、中国が戦争の炎を消火してしまうことが現実的にありえるかもしれません。戦争による勝利の前に、外交による勝利をあげてしまう可能性です。

 そもそも、中国が台湾に武力侵攻し、併合しようと本当に目論んでいるのでしょうか。そのプロパガンダを、一度は疑ってかかる必要があります。中国は台湾を併合すると公言していませんし、台湾も独立を公言していません。両者が望んでいるのは「現状維持」です。日本の国益を考えたときにも、メリットがあるのは「現状維持」であり、決して戦争を起こすことや、参戦することではありません。戦争が起こり、巻き込まれれば、日本にはダメージしか残りません。

 日本はいつまでも米国の爪にとらわれたままではなく、独立国として国家を再建し、東アジアの隣国との間で、戦争の起こらない関係を再構築すべきです。

 IWJは、独立したメディアである、と同時に、「日本の独立」を悲願とし、Independent(独立)の旗を掲げて、2000年12月に立ち上げました。その志は、いささかも変わりはありません。

 市民の皆様からのご支援によって、IWJの「独立」した活動・報道は維持することができます。

 どうぞ、IWJへのご支援を、今後ともよろしくお願いします!

 岩上安身

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 いつも有益な情報をありがとうございます。この一年で、CNNやBBCといったアメリカやイギリスの主流メディアに対する信頼が無くなり、IWJのような独立メディアがますます重要になってきました。

 今後もまたカンパさせていただきます。

 シーモア・ハーシュ記者のノルドストリーム・パイプライン爆破に関する記事と同じく、オハイオ州の列車脱線事故による化学薬品の爆発事故も、中国の国務院の記者会見で再三言及されてましたが、あまり関心がないように見えます。

 気球が、ノルドストリームの報道とオハイオ州の事故の目くらましに使われているように思います。

(匿名希望)

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 おっしゃる通り、オハイオ州における列車脱線事故については、日本のマスメディアも、大きく報じていませんでした。かくいう我々IWJも取り上げ損ねています。

 今日では、世界を正確に知るためには、日本と欧米の大手メディアだけでなく、中国やロシアやインドや中東や南米など「グローバル・サウス」のメディアにも目を配る必要があると思います。G7の諸国の経済力、軍事力が圧倒的に卓越していた、というのが昔日の話であるように、情報についてもG7の国々の発信を見ていれば十分、という時代は終わりを告げたようです。我々自身も、気をつけてまいりたいと思います。

 ハーシュ氏の記事、第2弾は、この3月17日、18日に号外で出しました。御覧いただけましたでしょうか?

※【IWJ号外】シーモア・ハーシュ氏がノルドストリーム爆破事件の「続報」を公開! ロシアとドイツの天然ガスパイプライン建設への米国の妨害の始まりはあのケネディ政権にあった!<前編>2023.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514777

※【IWJ号外】シーモア・ハーシュ氏がノルドストリーム爆破事件の「続報」を公開!「一部の関係者が大きく離反しない限り、バイデンとその側近はおそらく真実を認めることはないだろう」!<後編>2023.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514804

 今後も、大メディア(特に日本の記者クラブメディア)が触れることすらしない、しかし、死活的に重要な情報を、取りこぼすことなく、IWJはお伝えしていきたいと思います!

 3月も厳しい経営状態が続きますが、今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 メディアの劣化が叫ばれて久しいですが、このところの大政翼賛会的な報道には、本当に辟易させられてしまいます。新聞にしろテレビにしろラジオにしろ、益々信頼出来る内容の報道が少なくなり、今ではネットでの自動翻訳に頼りながら、他国の報道から情報を得ていることの方が多くなりました。

 そのような中、日本にあってはIWJが、私が現状を認識する上で最も頼りになる貴重なメディアだと思っています。世界が、大変難しい所に来ている今日、岩上様、スタッフの皆様の頑張りに期待したいと思います。

(M.T.様)

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 M.T.様

 ありがとうございます!

 人工知能のめざましい発達は、どんな言語でも、日本語で読めることをほぼほぼ可能にしてしまいました。日本発信の情報も、世界各地で翻訳して読まれるようになっていることでしょう。その中に、どれだけ日本という国の政府や、日本のメディアや、日本の国民は賢明なのだ、とリスペクトをもって受け止められるようなものがあるでしょうか。はなはだ疑問に思います。

 そんな中、IWJが「現状を認識する上で、もっとも頼りになる貴重なメディアだと思っています」というありがたいご評価をいただき、恐縮です。本当にありがとうございます。

 これからも変わらずに精進してまいります。3月になっても厳しい経営状態が続いておりますので、どうぞ今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 正直かなりショックでした。日本は10年前から全く変わっていない、というかさらに悪くなっています。しかし現在の状況は、遡れば戦後から始まっていました。しかしこの真実を、マスコミは報道しようとしません。そればかりか、それを訴えようとする知識人をテレビから排除し、国民の眼から真実を遠ざけています。

 日本がなぜ変わらないのか?

 一つには多くの日本人が何も知らない、というのがあると思います。事実、私は小泉純一郎の郵政民営化を支持していました。マスコミの報道を単純に信じてしまいました。しかしそれが誤りであったことが、後になってわかりました。IWJのおかげです。

 しかし、郵政民営化をいまだに支持している人は、私の周りにたくさんいます。多くの人は、マスコミのいうことを信じています。残念なことにテレビ以外から情報をとろうとしないのです。

 日本人の生活はますます酷くなっています。給料は上がらないばかりか物価が上昇しています。

 なぜ生活が苦しくなるのか?働かない老人が増えたから、中国・ロシア・北朝鮮から日本を守るため軍事費が増えたから…周りから聞こえてくるのはこんな声ばかりです。米軍は日本から出ていくべきだなどと言ったら、即、日本は中国に占領されるぞ、といわれるでしょう。実は私も、少し前までそう思っていました。

 岸田さんも最初は「過去20年間の自民党の政策を転換し、新自由主義から脱し(勤労)所得を倍増する」と言っていたのに「金融所得倍増」と言い始め、「防衛費を増額する」と、初めと大きく変わってしまいました。

 なぜ変わったのか?深く追求する人はあまりいません。敵基地攻撃能力の保有など、これまでの専守防衛の考え方から大転換しようとしているにもかかわらず、国民の間に大きな議論が起きていません。

 今後10年、日本人の生活はさらに悪くなるでしょうか。ウクライナ情勢など、テレビの報道はますます(あいかわらず?)悪くなっています。しかし、真実を報道するYouTubeやブログも、少しずつ増えているように思えます。岩上さんとは主張が違うようですが、令和新撰組や参政党など独立志向の政党も出てきました。

 ただ重要なことは、より多くの日本人が真実を知ることです。IWJには引き続きがんばって欲しいと思います。

 森田実氏のインタビュー(※)を観ました。ありがとうございました。

(※)2月10日の再配信でした。再配信のお知らせと元のインタビュー記事は以下の通りです。
・「政治評論の森田実さんがご逝去! 本日午後7時より、2012年7月26日収録『岩上安身によるインタビュー 第227回 ゲスト 森田実氏(政治評論家)』をフルオープンで再配信します!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51859#idx-5
・岩上安身によるインタビュー 第227回 ゲスト 森田実氏(政治評論家) 2012.7.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/24206

(喜多巧 様)

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 喜多巧 様

 ありがとうございます!

 森田実さんを私が初めて知ったのは、テレビ番組のスタジオで政治評論家として、「御意見番」然とされていた姿を、10代の頃に見たのが初めてでした。その貫禄のよさから、てっきり保守の論客なのだろうと、思い込んでおりました。まさか60年安保を担った全学連のブントの幹部だったとは、ついぞ知りませんでした。

 IWJをスタートさせて様々な方にインタビューすることがかなうようになりましたが、漠然と思い込んでいたイメージと、ご本人はずい分違った人だった、ということはしばしばあります。森田さんは、まさにそのパターンにあてはまる方でした。

 森田さんは、日本が、米国の言いなりとなっている状況を深刻に憂えている方でした。

 森田実さんの訃報に触れて、追悼番組として、過去のインタビューを流したわけですが、その10年前のインタビューを御覧になって、日本は変われていないこと、そして10年前から、現在まで続く問題を見通していた方がいたのだ、という2点に感銘を受けて、メールをくださった喜多さんには、改めて感謝を申し上げたいと存じます。他の会員の皆さまにとっても、すぐれた示唆を与えてくださる文章だと思います。

 喜多さんが、ここで投げかけられている疑問を、私がここで「回答」らしきものを書くよりも、IWJ全体への問いかけと受け止め、今後この日刊ガイドや記事、検証レポート、インタビュー動画などを通して、お答えしていきたいと思います。

 たとえば、岸田総理が、政権発足当初は、いきすぎた新自由主義を是正して、再分配を行うようなことを言いながら、「労働の所得の保障」から、「金融所得保障」を言い出すようになったことなど、非常に鋭いご指摘だと思います。

 日経は、48年ぶりに、インフレのため、銀行にカネを預けていたらどんどん目減りする、という記事を3月12日に掲載しました。

※インフレが問う貯金神話 実質目減り、48年ぶり規模
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB053HZ0V00C23A3000000/

 これは、銀行に金を預けていても、低金利だから、利子がついてもインフレで価値が目減りし、損をするだけだぞ、今こそ、高利回りの金融商品に投資すべき時代だぞ(元本保証はないけどな)、とカッコ内は小声で、あとは大声で言っているような記事です。

 まさに低金利政策と、インフレではさみうちになっている国民に対して、元本保証のない投資の世界に、全員、飛び立て、と煽っているようなもので、こうした財界や日経の思惑を背景に、岸田政権は、「金融所得倍増計画」などと称しているのでしょう。

 こうした点についても、近々、掘り下げ、考えるコンテンツを用意していきたいと思います。

 戦争の危機、人口動態、財政危機だけでなく、自然災害、原発の事故、メディアも問題だらけですが、米国の言いなりとなってしまっている日本政府も、自民党も、問題です。その問題点を、的確に指摘できない知識人の劣化も問題です。

 このままでは、日本は21世紀から22世紀にかけて、本当に国家的なレベルで、サバイバルできなくなるかもしれません。

 サバイバルするために、やるべきことは数々ありますが、残念なことに、現在のIWJには人手も財政も足りません。しばらくは少数精鋭で、頑張り続ける所存です。

 どんなに経済状態が悪化しても、私とIWJは、ブレることなく、日本の真の問題点に取り組み続けていきたいと思います。

 今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 素晴らしい! 本当にますます冴えてきた感じがあります、IWJのウクライナ報道! 何か報道関係の賞をもらうべきではないかと思います。

 IWJの不屈の報道、佐藤優さんたちも激賞していましたね。

 ウクライナ、皆さんの尽力が実ってきてついに欧州も目覚めだしたようです。欧州各国で武器援助やめろ、アメリカ帰れ、を訴えてすごい抗議活動が始まっているようですね。

※Crazy growth! Germany, France and Britain protest by the millions! America is losing Europe!(Deepin Moments、2023年3月5日)
https://www.youtube.com/watch?v=fkV_CORq_Fg

※‘Europe is Waking Up’: Protests in Europe Call For Peace in Ukraine(BreakThrough News、2023年3月4日)
https://www.youtube.com/watch?v=lsKTSwtsKyQ

※Withdraw from NATO! 30 cities protest at the same time! France erupts against the United States!(Deepin Moments、2023年3月3日)
https://www.youtube.com/watch?v=LgKbQKYAkXI

 庶民は同じように感じている! 世界の普通のひとたちは、平和を望んでいます、米国の市民だってそうです。16歳の子どもまで駆り出している・・・ウクライナとロシアのすごい数の人々が日々亡くなっていることを考えると涙が出ます。がんばろう世界の庶民、がんばれIWJ!

(少し仕事があったので、また些少ですがこれから寄付をさせていただきに行ってきます。のりきってください。インボイス制度で殺される前に、わずかにでもできる間は応援したいと思っています。)

(匿名希望)

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 匿名希望 様 

 ありがとうございます!

 高いご評価をいただき、恐縮いたしますが、でも素直に嬉しいです! ありがとうございます!

 米国に隷属している状態から、日本は自立をしなければいけません。特に、中国の仲介でイランとサウジの歴史的和解が成立したのを目の当たりにし、その思いを一層、強くしました。

 日本にはエネルギー資源がまったくありません。石油はすべて海上輸送での輸入、その9割は中東からです。原子力であろうと、再生可能エネルギーだろうと、急にすべて石油に取って替わることなどできません。

 石油はただの熱エネルギー源ではなく、合成繊維やプラスチックなどの合成樹脂等の石油化学製品のもとになります。

 戦時、海上封鎖されて、石油が一滴も入ってこない世界は、想像するだけでも、悪夢です。

 唯一、隣国で、石油や天然ガスを産出している国はロシアですが、ロシアは中国と絆を深め、日本はウクライナ紛争をきっかけにして積極的に米欧と並んで対露制裁を仕掛けてきましたから、関係は最悪です。

 米国のように、争いを拡大し、分断して統治しようとする覇権国家は、徳のある国とはいえません。やはり、平和を構築しようとすること、平和をもたらすようにすること、そこに力を割くべきです。特に日本は、エネルギーも食料も自給自足できないのですから、世界が平和で、対立をしない、ということが、自国の存立のための絶対的な条件となります。

 私は「非武装中立」のような、空想的な護憲論者ではありません。自衛隊は米衛隊ではなく、文字通り、自国を守る組織に改変すべきです。そのためには日米安保と日米地位協定の大幅な改正は避けられませんし、米国の、中国、ロシアへ行う制裁についても、正面から意見すべきです。

 日本はG7ではなく、G20を中心とした外交を展開すべきです。

 自立した日本の実現、というのは、不可能ではなくなってきた、と思います。そうでなければ生き残れませんから。

 IWJは、この国の「空気」に迎合せず、周囲から浮いているようにみえても、マスコミと社会の同調圧力を拒絶しながら、この国のサバイバルを考え続けていきたいと思います。皆が目を覚ますまで、ともに頑張りましょう!

 今後とも応援、ご支援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 ウクライナでの戦争とその背景についての報道には特に考えさせられるところが非常に多いです。

(M.K. 様)

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 M.K. 様

 ありがとうございます!

 昨日の原田大輔氏をお招きしてのインタビュー、御覧になっていただけたでしょうか? 過去2回、インタビューしていますが、今回は爆破されたノルドストリームの歴史と、なぜ、誰によって爆破されたのか? という話をしていますが、今回は爆破されたノルドストリームの歴史をたて糸にしてつぶさに見ていくと、誰がこのプロジェクトを煙たく思っていたか、はっきりわかります。

 昨日の2時間半では、終わりませんでしたが、できるだけ近いうちにインタビューの続編をやりますので、ぜひ、ご期待ください!

 IWJの経営は、かなり厳しいです。今後とも、ご支援をどうぞよろしくお願いします!

岩上安身

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 メール拝読させていただきました。

 IWJがマスメディアと異なり、ウクライナ紛争に関して客観的な情報を提供していることに感謝しています。

 セイモア・ハーシュの訳文も読ませていただきました。私も彼の言う通り米国主導の秘密作戦だと考えています。

 理由その一は動機、世界での覇権を維持するためには可能性のある同盟国(ドイツ)をも経済的にも社会的にも破壊する。日本も1980~90年代に同様の方法をとられました。

 次にあのような技術的に複雑で困難な破壊工作をできるのは米国ぐらいしかいないこと(海底パイプラインの構造はとても頑丈にできている)。第三番目はあの島周辺の地域はNATOの厳重な監視下にあり、NATO内部の国しかすきを見つけられないこと。

 今回の田代さんのインタビュー。最初音が悪いのでライブでの視聴はあきらめましたが、アップされてから全編を見させていただきました。

 やはり田代さんですね。様々なコメントが意表を突くものばかりでした。エコノミストの立場からみれば、今の日本政府および一般国民が軍備拡張を声高に述べても果たして実現可能性があるのかということを冷徹に見ていました。

 田代さんの言う通り、税金を大幅にあげれば、そのことはボディブローのように国債の値下げ=金利上昇につながります。国債発行で調達しようとすればそれも金利上昇につながり、日本国債の格付けが下がります。いずれにしても、どう資金を調達するのか、果たして市場に影響しない形で調達できるのでしょうか。

 今回あまり触れられませんでしたが、出生率の低下も大問題です。隣の韓国では特殊出生率が1を割ってから久しいようですが、その結果何が起きているのかを日本の人々は知るべきでしょう。

 まずは学校が統合されて次々に閉鎖されていく。徴兵該当者数も減るので軍営も減少。景気が回復している造船業で労働者を募集するも人が足りない。

 日本で勇ましいことを言っても、自衛隊の年齢制限は、今や32歳まで引き上げても定員割れです。そのような現実も機会を見て取り上げたらと思います。

 最期にサポート会員を続けながら寄付することはとてもできません。そのかわり、今年の7月ごろに再度サポート会員費を支払う予定です。

 皆様のご健闘を心から応援しています。

(K.S. 様)

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 K.S. 様

 ありがとうございます。

 田代秀敏さんが2月17日の私のインタビューに応じて、詳細に解説してくださったように、日本の財政は「ありえない」水準に至っています。

※「次の日銀総裁になるということは、火を噴いている船の船長になれということ」「今や日本は『衰退途上国』」~岩上安身によるインタビュー第1110回 ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 2023.2.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514129

 なのに、日本政府は国債を増発して、米国の兵器を購入する予算を組んでいる。身の丈にあっていない財政支出です。このように、中国といたずらに軍事的な緊張を高めていった先に、何が「ゴール」として見えているのか、さっぱりわからない政治が続いています。

 特に、3月10日のサウジとイランの歴史的和解を中国が仲介して、北京で発表したことは、中東に中国の影響力が強くおよび、代わりに米国の影響力が一気に衰退してしまったことを強く世界に印象づけました。今後、中国と中東諸国との間で同盟関係の構築も予想されます。

 石油輸入の9割を中東に依存しているという現実は、一朝一夕に変えられません。普通に考えれば、日本は中国とますます戦争ができない国になった、ということになります。

 この自覚が、日本政府、マスメディアや、一般国民の間に、生まれているかどうか、相当に怪しいと思いますし、そういう無自覚な日本は、相当に危なっかしい、とも思います。

 この上さらに、米国追従を続けていけば、「必敗」の対中戦争に突入して、滅びの道をたどるだけです。今こそ、政治を変えていく必要があります。IWJは、何ものにも忖度せず、かき、どこよりもシャープな視点で国内外の状況をお伝えしていきます。

 どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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 苦しい中本当に頑張っておられますね!第三次世界大戦が現実味を帯びてきているのに危機感なさすぎの我が国のメディアと国民。一般会員継続会費と、ほんの1000円ですがそれを足して振り込みました。頑張れ、IWJ!

(匿名希望)

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匿名希望 様

 ありがとうございます!

 「世界大戦規模の戦争が現実味を帯びてきている」と言われても、ぽかーんとしているのが、日本のメディアと日本国民であるとのご指摘、まったくその通りだと思います。

 これは国民が気づかないうちに、戦争準備を進めてしまえ、という日本政府と米国政府の思惑があることは間違いないと思いますし、御用メディアも、そのおとぼけに一役買って現実を伝えないため、世論がなかなか盛り上がらないのだと思います。

 と同時に、実際の問題として多くの日本人は、隣国の中国人を殺してやりたいと思うほど憎んでいませんし、多大な犠牲を払ってでも、中国と戦って、軍事的に打ちのめすのだ、という強迫観念にもとらわれていないのが実状だと思います。

 多くの国民が必要としていない戦争だからこそ、国民の多くが「え?? なんで中国と戦争? 誰も戦いたいなんて思っていないのに? 中国と日本は経済的に相互依存しているし、中国との戦争なんて、起こるわけないでしょ」と高を括っているのは、無理もないことだと言わざるをえません。それはそれで、自然で健全な感覚だと思います。

 ロシアとの間でノルドストリームの建設を進めてきたドイツにしても、エネルギーの供給の面で、資源輸出国のロシアと安定的な関係を築ければ、一般市民の暮らしにとっても、産業面での優位性を保つ上でも、歓迎すべきことだったはずです。

 米国がいらだちを覚えて、再三、ノルドストリーム建設の邪魔をする制裁決議を可決しても、建設を続けてきたのは、まさか、ロシアとの間で戦争が引き起こされるなんて、ドイツは想像もしていなかったからだと思います。

 ドイツとロシアが安定的な関係を築くのは許さない、という米国の国家意思がそれほどの強固なものだったとは、ドイツもロシアも思いもよらなかったでしょう。

 同じことは日本についてもいえます。日本が中国や隣国のロシアと平和条約を結び、政治的にも関係を深め、友好関係を築いたら、日米安保も在日米軍基地も必要なくなります。それは、米国にとって不都合なことであり、中国と日本、ロシアと日本が、平和的な関係を構築することは、米国は許さないでしょうし、現実にそのような動きがあれば、何としても阻もうとするでしょう。

 平和から、戦争への暗転は、このようにして、第3国である超大国の利害と結びつき、当事国の市民の感覚とはまったく違った展開を見せるのだと思います。

 日本人の多くが、今は戦争の心配をしていない、というのは健全な感覚のあらわれだともいえます。しかし、その無警戒な状況が、戦争によって大儲けを企む「戦争屋」にとっては、事を運ぶために好都合な状況を提供しているともいえるわけです。

 しかし、であるからこそ、多くの国民が油断している間に、戦争は自然現象とは違い、意図的に準備され、作りだされるのだ、ということを、我々は繰り返し強調して、国民に警戒を発しないといけないのだと思います。

 ジャーナリズムの使命のひとつは、「炭鉱のカナリア」であることにあります。危機をいち早く察知して、社会に警戒を呼びかけることは、IWJの使命です。

 IWJはこれからも、危険や危機を予見し、警鐘を鳴らしていきたいと存じます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いします。

岩上安身

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いつも他のメディアで得られない信頼できる情報を提供してくださるので。経済状況が悪いと聞いて。

(M.J. 様)

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M.J. 様

 ありがとうございます。

 「他のメディアで得られない情報」、つまり「オルタナティブな情報」というだけでなく、「信頼できる情報」をIWJが「提供」しているとご評価いただき、とても嬉しく、また誇らしく思います。

 ただ単に「オルタナティブ」であろうとするなら、単にメインストリームメディアの「逆張り」をしていればいいことになります。しかし、何でも「アンチ」というのは、ジャーナリズムとしては間違った態度であると思います。できるだけ客観的に公正に事実・真実を報じるという姿勢が大切で、その結果、メインストリームメディアの報道とは全然違ってしまった、というのは、あちら側に問題があるわけです。

 我々はあくまで、真実を追求し続けていきたいと思います。

 ご指摘の通り、IWJの経済状況はたいへん厳しいものがあります。試練を乗り切れるかどうか、この勝負は五分五分であり、厳しい状況が続けば我々は活動できなくなってしまうかもしれません。その状況を止めることができるのは、皆さまおひとりおひとりのご支援いかんにかかっております。どうぞ、我々IWJの活動を継続させていただきたくご支援を重ねてお願い申し上げます。

 岩上安身

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 貴重なウクライナ情勢報道を続けるIWJの運営が安定することを心から祈っています。消費税、コロナワクチン、ウクライナの3点が日本のリベラルの落とし穴だと思っています。大変だとは思いますが、今後は前記2点についても深堀りを期待しています。

(M.K. 様)

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 M.K. 様

 ありがとうございます!

 本日もウクライナ問題では、日刊のラインナップで2本、号外で2本、出します。いずれもノルドストリームの問題に関連しており、この問題抜きに、ウクライナ紛争が引き起こされた理由は解き明かすことはできない、と思われます。ぜひ、4本ともあわせて御覧ください。

 また、消費税については、直近ではインボイス制度を正面から問題視する動画と記事をアップしていますので、ぜひ、御覧ください。

 なお、コロナワクチンに関しては、副反応の犠牲者が相次ぎ、マスコミでさえ、問題視するようになりました。IWJとしては、注目すべき動きとして、新型コロナワクチン接種と致死率についての全データを厚労省に開示するよう求めた、京都大学名誉教授の福島雅典氏らによる訴訟(※)を取りあげています。ぜひ、御覧になってください

 今後とも、IWJをぜひともご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

岩上安身

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 近年ますます実感するのは、大手マスコミからしか情報を取らない人とそうでない人の温度差がどんどん開いている事です。

 分断が酷い。

 そんな状況を打破する為にも、市民ジャーナリズムが必要になっていると思います。厳しく長い道ですが、諦めない事が唯一の道と信じました。僅かではありますが、寄付をいたします。

(M.H. 様)

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 M.H. 様

 ありがとうございます!

 大手マスコミからしか情報をとらない人と、そうではない人との温度差がますます開いているという実感、間違っていないと思います。こうした温度差は、過去にも何度も生じたことがあります。

 たとえば、2011年3月11日の東日本大震災の発災後の報道。私は当時、IWJを立ち上げて3ヶ月目で、同時にフジテレビの朝の情報番組『とくダネ』のレギュラーコメンテーターも10年間続けていました。

 驚いたのは、フジに限らず、原発事故が起きてから1週間もすると、福島から離れた岩手と宮城の津波被害の報道が大半を占めるように切り替えられ、福島第一原発事故の報道が、テレビ画面の表面から姿をほとんど消してしまったことでした。もちろん、私はIWJを通じて、メルトダウンしかかっていた原発の情報を取材して配信していましたし、東電や経産省での、昼夜を分かたず行われる記者会見を24時間中継し、福島の被災地の現地からの情報を配信したりして、それらの取材した情報をテレビでも話し続けました。

 しかし、番組の構成そのものが、原発は後回しになっており、津波被害とその後、というテーマが圧倒的に優先されていました。津波被害ももちろん重大なテーマです。しかし原発の事故は、現在進行系のテーマで、当時、まだ再度の爆発はありえるのか、放射能はどの程度の量が、どこへ飛んで、どれほど危険なのか、まだ何もわかっていませんでした。

 私は合点がいかなかったので、当時のプロデューサーやディレクターに何度も「この番組の構成はおかしいのではないか?」と疑問を投げかけました。

 その時、返ってきた言葉は、「原発がまだ危ないとか、拡散した放射能が危ないのではないか、という報道は扱えない。また、福島の原発近くにはウチはクルーを差し向けていない。半径50km以内に入るな、というのが、社として上からおりてきたお達し。他のNHK、民放、新聞も、皆、横並びのはずだと思う」。

 半径50km以内には、当時、避難していない人々がまだたくさんいました。「その人たちが危険にさらされているのに、自分たちは危険に近づかない。それはメディアとして危険だとわかっているからでしょう。だったら、なぜ、『半径50km以内は危険ですよ、我々マスコミも自主的に取材の立ち入りを抑えていますが、皆さん、せめて半径50km以内からは危険ですから、すみやかに退避してください。

 原子炉の状況も落ち着いたわけではありません』というアナウンスをすべきではないか」、と言ったら、「そんなこと、できるわけないじゃないですか! 原発が危ないって、国民に伝えるようなものじゃないですか!」と、半ば逆ギレされて言われたことがありました。

 これが、事故直後から1週間くらいして、本格的に始まったメディアコントロールでした。

 あるいは、「うちではメルトダウンという言葉を使いません、『炉心溶融』という言葉に統一します」と、出演前日にディレクターから言われたこともありました。

 「これは言葉狩りではないか」と私が抗議すると、「そうではない」と言いつつも、「一度、引きとらせてください」と言って、いったん電話を切り、再びかかってきた時には、「岩上さんは、自由にしてください。我々から規制するようなことはしません。しかし、我々番組側としては、『メルトダウン』ではなく、『炉心溶融』という言葉を使わせてもらいます」と、言われました。

 翌日、番組に出ると、私は「メルトダウン」という言葉を用い、番組側のアナウンサーらは「炉心溶融」という言葉を使い、さらに、原発事故を扱うコーナーの終わりに、「メルトダウンと炉心溶融の違い」という説明のVTRまで用意されていて、私の言葉使いに対し、釘を刺すような「対策」までとられていました。

 結局、この言葉の規制は、政府と記者クラブレベルで決めていることらしく(どこがどうやって決めたことかは、当時、誰に聞いても真相は話してもらえませんでした。私は記者クラブから要注意人物としてマークまでされていました)、「とくダネ」だけの規制ではありませんでした。

 しかし、後日、当時の菅直人総理大臣の会見の際、私が「メルトダウン」という言葉を何度も用いて質問すると、菅総理も「メルトダウン」という言葉を何度も用いて回答し、結局、その日から「メルトダウン」という言葉は事実上、新聞でもテレビでも「解禁」となってしまいました。

 これらは、メディア・コントロールのほんの一部の話です。安倍政権が登場してから以降、メディアへの締め付けはさらに厳しくなり、既存メディア側は反発して戦うどころか、次々と「落城」していきました。

 メディアコントロールには、権力に忖度した自主的なものまで含めて、いつの時代にもありますが、民主党政権から、自民党の安倍政権が権力を奪い直してからは、そのレベル、質・量、悪質性が桁違いとなりました。

 そしてウクライナ紛争が勃発してから以降、今に至るまで、日本のメインストリームのメディアだけではなく、欧米のマスメディアさえもが同様にコントロールされています。大変な時代に入ったものです。我々はしかし、昔から変わらないポリシー、真実に迫り、真実を伝えるというポリシーを今後も貫き通します。

 誰が、どう、メディアコントロールしようとしても、私とIWJの姿勢は変わりません。ジャーナリズムのあるべき姿勢をまっとうするのみです。

 どうぞ今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

 岩上安身

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 西側メディアはNATOの宣伝をするちんどん屋に成り下がった。

 いいわねっ! その通り! あまりに気に入ったから、追加で寄付します。

 IWJさんの報道だけが頼りです。これからも頑張って下さい。

(N.T. 様)

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 N.T. 様

 ありがとうございます!

 日本のマスメディアはもちろんですが、欧米のマスメディアも、日本ほどひどくはないかもしれませんが、ウクライナ紛争に関しては、反ロシア、ロシア恐怖や憎悪という感情をベースに、きわめて偏った報道・論評を約1年間も続けていることは事実ですし、非常に残念なことです。

 IWJで何度か報じたように、NATOへの拒否、NATOは出ていけ、ロシアとウクライナは即時停戦を、といったプラカードを掲げたデモが、欧州各国のあちこちで、何度も行われています。しかし、IWJ以外の新聞・テレビなどのマスメディアで、こうした欧州市民のNATOへの反発や批判の声を上げる市民の姿や動きを伝えるメディアは、日本ではほぼ皆無です。

※日本のマスメディアが伝えない欧州の現実! インドメディア『WION』が、フランスの「反NATO」デモをレポート!「NATOから離脱しよう!」、「Let’s get out of NATO!」「NATOのためにフランスはウクライナの『巻き添え被害』を受けている」! フランスの高級紙『ル・モンド』は、石油会社従業員による賃上げデモを報じるも、「反NATO」デモはスルー!? 米英NATOウクライナのために、『巻き添え被害』を恐れているのは日本も同じ!! メディアの情報操作によって、その事実にすら気づかない日本国民!(日刊IWJガイド、2022年10月17日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221017#idx-6

 「誰も伝えなかったとしたら、事実は存在しなかったことになる」というのは、真理です。

 ウクライナの戦況報道を伝える地上波の報道番組を見ていると、ウクライナはもちろん、米国も、欧州も、もちろん日本も、どこの国のどんな市民も、1人残らず、何の迷いもなく、「戦い続けるウクライナ」を応援している、という建て付けで構成されています。まるで、ワールドカップにおける日本代表チームの応援番組のようです。

 これが当たり前、という感覚を醸成し続ける、というのは、戦争プロパガンダであって、報道ではありません。

 IWJは、こうした「米欧日その他」の国々のメディアの「北朝鮮化」に抗い続け、真実をお伝えし続けたいと思います。

 どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 暗い話に囲まれて迎えた年明けですが中でも、当時、ミンスク合意2に立ち会ったドイツのメルケル首相やフランスのオランド大統領が、ウクライナの首相だったポロシェンコと同じように「ミンスク合意はウクライナの軍備増強のための時間稼ぎだった」ことを認めたとのロシアの報道には本当に驚きました。

 特にメルケルは、3.11の福島原発事故を受けて真っ先に脱原発を表明し、辛い東ドイツでの体験から自由と正義を標榜していたクリーンな政治家と言う印象を抱いていたのですが、最初からロシアを騙すために打った猿芝居だったとは思いもしない事でした。

 しかし、プーチンもかなり早い段階でこの事に気が付き、相当な準備をした上で今回の戦争に臨んだのだろうと思います。どうやら、戦局はロシアがしかけた消耗戦によって、ウクライナ軍の旧ソ連製兵器が枯渇し、使い慣れていない西側の兵器に頼らざるを得ないところまで追い込まれているのだろうと思います。

 戦場での形勢だけでなく、中露がウクライナ紛争以前から仕掛けていたドル離れが他国にまで広がる一方で、アメリカが債務不履行(デフォルト)を回避するための特別措置の適用を開始したと報道されるなど、アメリカの経済も怪しくなってきました。ソ連崩壊後のアメリカによる一極支配体制もいよいよ終焉を迎えつつあるのでしょうか。

 先日、2015年12月17日の岩上氏による白井聡氏へのインタビューを再度、見ていたのですが、2015年と言えばロシアを騙すための猿芝居だったミンスク合意2が2月11日に結ばれ、日本では中国脅威論が喧伝されるなかで、9月19日の参議院本会議において安保法案が強行採決された年でした。白井氏へのインタビューの表題には「米国が戦前の天皇の位置を占めるものとして再構成された」、「戦後の国体は頂点にワシントンが乗っかっているに過ぎない」と記されていますが、さて、天皇に代って君臨してきたアメリカの衰退、一極支配の崩壊が現実のものとなった場合、日本は真に自立し、平和な国家を再構築できるのでしょうか。

 今年もIWJの健闘を祈るばかりです。

(M.T. 様)

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 M.T. 様

 ありがとうございます!

 過去のインタビューなどを振り返ってみると、今日の事態を見通していたようなインタビューが、いくつもあります。過去、何度も警鐘を鳴らしてきましたが、それでも現実が悪い方向に進行するのを食い止めることができず、私自身、歯がゆさや悔しさにさいなまれること、しばしばです。

 しかし、座り込んで愚痴をこぼしている暇はありません。現実は次々と進んでいきます。

 話は空想の領域にあるのではなく、私たち自身の身にふりかかってきます。これからの選択がひとつひとつ、重要なものとなります。私たちはまさに歴史の渦中にいます。

 米国に守護してもらう同盟の一員となりたい、そうすがりつくウクライナに対して、米国は、ウクライナ内部の暗部であるナチスに直結する西ウクライナ(ガリツィア)民族主義を「悪用」して、ロシアへ投げつける「鉄砲玉」として使い捨てようとしています。

 日本に多数いる米国びいきの人々が、米国のこの手口を目のあたりにして、なぜショックを受けないのか、私にはわけがわかりません。

 米国は、自国の覇権維持のために、中国とロシアを敵視し、その第一弾の「鉄砲玉」としてウクライナを使いました。米国は同盟国を「保護」するのではなく、武器をもたせ、自国民のかわりに戦う兵士としてウクライナ人を使い捨てるのです。

 同じように、中国に対する「鉄砲玉」として、台湾と沖縄を含む日本が使われることは火を見るより明らかです。

 2日の日刊IWJガイドの冒頭、「はじめに」で記したように、防衛費を増額した過去最大の国家予算が組まれました。この予算を報じるすべてのマスコミの記事や番組からは、戦争しても破滅、戦争に至る前に財政破綻で破滅、といった危機感はまったく伝わってきません。政治を変えるのは世論です。その世論を動かすのはメディアの報道・言論です。

 メディアがこんなに一律にコントロールされてしまうと、本当の危機がどこにあり、自分たちはこれから先、黙っていたらどのような目にあわされるのか、わからなくなります。従属国というよりも、まさしく知的にも精神的にも「奴隷」の国になっている、という事実は多くの人に気づいてもらわなければなりません。

 私と、IWJは、微力ではありますが、取り返しのつかない危機に陥る前に、日本が破滅を回避できるように、このメディアコントロールによる「洗脳」を解くべく、可能な限り、現実を対置させていきたいと思います。

 どうか、ご支援のほど、今後ともよろしくお願いします。

 岩上安身

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 現政権の暴走が止まりません。

 大手メディアは、まるで政府広報の如く、政府の御触れを垂れ流すだけという非常に不味い事態で、国民1人1人がこれに立ち向かわねばならない状況で、市民ジャーナルの力が必要とされています。

 色々と大変なご時世、僅かばかりですが、寄付をさせていただきます。

(M.H. 様)

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 M.H. 様

 ありがとうございます!

 大手メディアが政府広報に成り下がっている、というご指摘は、その通りだと思います。

 我々自身も、大手メディアの報道に対し、具体的に批判や反論をしながら、それだけに終わらず、同時に真実に迫る報道と論評を日々し続けていかなければいけません。

 言葉でいうのは簡単ですが、実際に毎日、行い続けるのは、大変なエネルギーと人手を必要とします。先立つもの、つまり活動資金なくして、こうした取材や調査の継続、積み重ねはできません。そして、そうした日々の努力がなければ、ただただメインストリーム・メディアの「御用報道」批判だけをしても、「空騒ぎ」「空論」となってしまいます。

 IWJが、マスメディアの「御用報道」の代替となるべく事実・真実をお伝えし続けられるのも、ご支援してくださる皆様の会費やご寄付・カンパあってのことです。

 ご支援に感謝いたします。そして、今後ともお支えいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 岩上安身

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岩上さま、

 さきほど、ゆうちょで、カンパ、少額ですがお送りしました。

 ご確認ください。

(K.F. 様)

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 K.F. 様

 ありがとうござます!

 本当に助かります!

 今後とも、応援・ご支援を、よろしくお願いいたします!

 岩上安身

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 活動支援

(野島 哲朗 様)

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 野島 哲朗 様

 ありがとうござます!

 「活動支援」として、ご寄付いただきましたこと、心より感謝いたします!

 岩上安身

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 IWJの活動の大切さ。

 少しですが役に立てたらと思いました。

(イチゴjam 様)

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 イチゴjam 様

 ありがとうございます!

 金額が「少し」であっても、大切なご支援であることにかわりはありません!

 本当にありがとうございます!

 岩上安身

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 IWJが窮地を脱出できますように少しでもお役に立てればと思います。実に厳しい状況ですが応援しています。

 昨日身内がコロナになりました。腹痛が激しいと言います。 岩上さん、スタッフの皆様もくれぐれもご自愛くださいませ。

(イトウ ヒロミ 様)

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 イトウ ヒロミ 様

 ありがとうございます!

 そして、コロナに感染された身内の方とそのまわりの方々も、くれぐれもお大事になさってください。

 すでにご報告してきたように、1月はスタート時から、スタッフの1人がコロナに感染し、そこからあっという間に6人感染してしまいました。そのため1月の1ヶ月間は、ゲストの方をお招きしてのインタビューが、1度もできませんでした。

 2月もフル回転することが難しかった状態でしたが、3月に入ってからは、しっかりと巻き直していきたいと思います。3月7日(火)には、『ルポ特殊詐欺』を昨年11月に出版された田崎基氏、3月13日(月)には、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長 原田大輔氏への岩上安身によるインタビューを予定しています。詳細が決まりましたら、日刊IWJガイドでご紹介しますので、ぜひ御覧ください。

 今後ともご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身

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IWJ様

 いつもお世話になっています。

 north streamの爆破がバイデンの仕業とのseymour hershの貴報記事はとても大切です。

 英文の元の記事をみたところ、彼(記者のシーモア・ハーシュ氏)が最も言いたいことは、米国民の生活がロシアに脅かされているとマスコミに踊らされて戦争に引きずり込まれたことです。特にロシアが先にアメリカに手を出す事が、国民が戦争を容認させる条件です。

 アメリカは歴史的に攻撃をでっち上げ、戦争を仕掛けています。ハバナ湾でのメイン号の自己爆破、真珠湾事件、トンキン湾事件、アラモ砦の攻防、9.11同時多発攻撃、マレーシア機のウクライナと上空での撃墜。この一連の流れを見ないとnorth stream爆破の本質を見失うと思う。この歴史事例提示が大切です。

 孫崎さんと副島さんの共著では負けるに決まっている戦争には加わらず、屈辱を我慢しようと言ってますが、そうかもしれません。

和田太郎 様

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 和田太郎 様

 ありがとうございます!

 負けると分かっているケンカ(戦争)は、口論止まりにして、決して自分から手を出すことなく、殴り合いのケンカ(戦争)にならないように自制すべきです。これは一般の社会人のふるまいとしても、国家の外交安全保障を考える上でも通じることであると思います。一時的な屈辱や一部の被害があったとしても、最小限にとどめて、冷静な正常な状態に戻すのが賢明です。

 第3者であれば、ケンカ(戦争)に加勢して、武器を渡すのではなく、ケンカを止めて、落ち着けと呼びかけるのが、当然ではないでしょうか。

 ウクライナ報道で見られるメインストリームメディアと我々とのスタンスの差は、必ずや東アジアでの米中対決の場面においても、同じような落差が見られることと思います。戦争を考える際には、軍事力とか、個々の兵器とかの優劣だけではなく、国力、即ち経済力とエネルギー資源と食料の供給、一般市民の避難先の確保が最低限必要ですが、日本は海の孤島であり、エネルギー資源もなく、食料の自給自足もできず、ウクライナのように陸路で他国へ難民として逃げることもできません。

 海峡が封鎖、海上交通も遮断され、輸送用のタンカーが撃沈されるようになったら、日本は終わりです。その事実を全国民が腹の底から実感して、戦争は無理だ、と思わなくては、東アジアでの戦争を止めることはできません。ウクライナ報道のあり方は、我々日本人にとっての試金石です。

 メインストリームメディアが、東アジアでの戦争に拍車をかけるような報道に我々はブレることなく、報道と論評を続けてまいりますので、どうぞ、活動の継続のためにも、ご支援をよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 ウクライナでの戦争をめぐるIWJの報道姿勢にはいつも敬服いたします。活動規模を縮小せざるを得ないと聞くと、本当に残念です。少しでもお役立てください。

(M.K. 様)

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 M.K. 様

 ありがとうございます!

 インフレでいろいろと厳しくなるばかりですが、我々の場合、会費などに価格転嫁することにためらいがあります。多くの人に知っていただきたい情報であり、単価はできるだけ抑えたいのが本音です。しかし、それでは、活動が立ちゆかないのが現実です。会費を値上げしても、会員の方々にお支払いいただけるか、会員をやめてしまう方々が多いのか、ぜひ、皆さまの、ご意見をお寄せください!

 M.K.様のおっしゃるように、本当にウクライナ報道はメディアが完璧にコントロールされていて、我々のような事実・真実を報じるメディアはごくごく少数となりました。

 ウクライナ報道のメディアコントロールの次は、東アジアで起こされるであろう戦争の際のメディアコントロールです。これは、一段も、二段も強化されるでしょう。真実を伝えるメディアはほぼ皆無となってしまうかもしれません。

 そもそも、東アジア戦争に日本が参戦したら、その時点で、今も財政危機に直面している日本は、国家財政が破綻し、重税でもって、ほころびをつくろおうとするでしょう。個々人の家計・生活は押しつぶされてしまいます。

 戦争に突入するその前の段階で、参戦を止めなくてはなりません。我々IWJの力は微力ですが、全力を尽くします! どうぞ皆さまのご協力とご支援を、よろしくお願いします!

岩上安身

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 応援しております。

(m s 様)

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m s 様

 ありがとうございます!

 応援してくださる方々、励ましのお言葉、そして金額の多い少ないにかかわらず、ご寄付、カンパで応援してくださる方々、会員をずっと続けてくださる方々。

 皆さまの支えがあるからこそ、我々IWJは、マスコミが伝えない真実の情報をお伝えするために、戦い続けることができるのです。心から感謝しています!

 今後とも頑張りますので、どうぞ応援をお続けいただけますよう、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 ウクライナ紛争報道でその本領を発揮したIWJの貴重な活動が安定的に継続することを願っています。

(M.K. 様)

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M.K. 様

 ありがとうございます!

 旧ソ連圏を20代最後の年から30代半ばまで、足かけ6年かけて取材し続けてきた身としては、毎日毎日、マスコミでも、ネットでも、一方的なデタラメなプロパンガンダがたれ流されていることに、非常に大きな違和感と、居心地の悪さを感じています。

 事実と嘘の区別がある程度つく人間として、保身のために沈黙することは無責任であると感じます。やはり、黙っているわけにはいかない、ささやかなことでも、自分がこの社会のためにできることがあれば、やはり力を尽くすべきだ、と思います。

 若い頃は、取材でもなんでもパワープレイに頼りがちでしたが、シニアとか、シルバーという「年頃」に片足を踏み入れている今は、バイタリティだけで仕事をやりきることは難しくなっていますが、とはいえ、まだまだ老け込む年齢でもありません。

 私より約20歳も年上の、ジャーナリストとして「大先輩」にあたるシーモア・ハーシュ氏が、まだ現役で、ヒットは打てるということを見せてくれました。

 しかも本人いわく、あのスクープはホームランではなく、ご本人はまだファーストにいるとのこと。このあとも、次のベースを狙っていく、という追撃宣言です。凄い、と思わざるをえません。畏敬の念をさらに、深くします。

 20年後、自分が新たな大仕事をできるだろうか、と考えると背筋がぴんと伸びる思いがします。

 末永く、私も頑張り続けたいと思いますので、皆さま、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします。

岩上安身

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IWJさま

 いつも本当にすごい情報をありがとうございます!

 西側メディアに洗脳されている「リベラルで良心的」な人たちは、こういうニュースを見ようとしないので、ぜひ、教えてあげたいと思います。

 一般会費と雀の涙の寄付でしたが、無事入ってよかったです。

 トルコとシリアの地震胸が痛みますね、ロシアの救援部隊はいち早く到着し、シリアとトルコの両方で活動してますが、今朝のニュースでは、西側は戦争地帯だからシリアに誰も援助に入っていないと言っていました。。。

 誰も、って、誰のことだろう?

 ところで、ノルドストリームの爆破の件で、シーモア・ハーシュが米国のダイバーの関与を糾弾しているようです。

https://russian.rt.com/world/article/1108536-potok-ssha-vodolazy-podryv

 英語サイトあたっていませんが、よろしかったらぜひ、また掘り返してみてください。いまだあの爆破はロシアの仕業と思っている人たちがいるのを知り、腰が抜けそうになっています。

 がんばれ、IWJ!

(匿名希望)

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匿名希望様

 ありがとうございます。

 ご支援だけでなく、貴重な情報の提供にも、感謝します! ありがとうございます! さっそく調べてみたいと思います。

 ご指摘の通り、今まで米国の主張を盲目的に支持し、ひたすらに追従しようとするのは、保守層が多かったのですが、今回は、欧米日と、西側諸国の政府とマスメディアがまるごと偏向報道キャンペーンを組んで1年近くにもなるため、日本はリベラルや左派まで、すっかり「洗脳」されてしまっていることに、私も危惧の念を強く抱いています。

 IWJの会員の方の中にも、大手メディアのウクライナ報道の偏向ぶりをおかしいと思い、中立的視点で我々が報じていることを評価してくださる方もいれば、「ロシア寄り過ぎる」と批判され、退会されてしまった方もいます。残念なことです。

 大勢にある程度迎合しないと、入り口のレベルで読んですらもらえなくなる、受けつけてももらえなくなる、というのは現実で、本当にメディアとして舵取りが難しいところです。とはいえ、ノルドストリームを爆破するような米国の手口を報じるのに、躊躇などしていられません。これを報じないメディアは、もはやメディアとはいえません。米国に忖度するプロパガンダ機関でしかありません。

 我々は、そうしたマスメディアとは一線を画し、どれほどひどい事実であっても、にわかには信じがたいことでも、事実にもとづき、真実に迫り続けていきたいと思います。

 今後とも、よろしくお願いいたします。

岩上安身

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 ほかのメディアがほぼ全部デタラメなので、IWJしか頼る先がない。倒産されると困ります。朝日新聞も気が狂っています。赤旗もネオコンよろしくウクライナ応援団と化しています。世も末です。それにしても、寄付がこれだけ集まらないとは、皆さん、よほど生活が苦しいのだろうか。自民党は他国の軍事費まで出すとか言い腐って、どこまでアメリカに脅かされているのだろうか。閣議決定で済むなら、選挙する意味ない。この国はウクライナを笑えない。

(N.T.様)

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N.T.様

 ありがとうございます。

 ご寄付がなかなか集まらないのは、もちろん我々の力不足もありますが、社会全体が高齢化していることも大きな要因だろうと思います。会費を払う人の中に、年金からカンパしていると書き添えてこられる方の割合が年々増えています。

 また、生活苦を訴える方の割合も以前に比べてずっと増えました。会員の方々からの日々のおたよりなどから、多くの方々が生活が厳しくなっている様子がうかがえ、胸が痛みます。

 日本全体が老いて、大勢の方々が貧しくなり、日本政府は国債を発行してその場しのぎを続け、財政規律をすっかり失っています。そこにもってきて、増税してまで軍拡を行うという。あまりにも馬鹿気ています。

 「悪いおじさん」についていってはいけない――子どもの頃、こう教えられたことのない人はいないと思います。日本は、お友だちの国(ドイツ)が出資しているノルドストリームを爆破してしまうような米国という「悪いおじさん」につき従っている「迷い子」のような状態ではないかと思えてなりません。

 国際社会は事実上、アナーキーであり、「法の支配」が貫徹されているわけではありません。「悪いおじさん」が力づくと、だましのテクニックを駆使して、身勝手なことをやっても、それを上から起訴し、裁き、罪を償わせる法執行機関はありません。

 だからといって、力が最も強いジャイアンの如き米国だけは、どんな無法も許される、それよりも力の弱い国々は、米国の言う通りに従い、へつらって生き残りをはかるべきだ、などとは思いません。

 特にジャイアンが「あいつら、中露はオレ中心の国際秩序を乱す悪い奴らだから、全員で袋叩きにしよう」と言い出した時、誰が正しいか、自分の目や耳、頭で判断しようとせず、たれ流されたプロパガンダをうのみにして、自分が「いじめ」の標的にならなかったことにひそかに安堵感を覚えながら、「いじめ」っ子側に嬉々として加わる。というのは、恥ずかしく、不正義であり、かつ、先々、我が身を守ることに役立つのか、大いに疑問です。

 「まだ一塁にいる」といっているシーモア・ハーシュ氏が、それでも、「もう、ウクライナ紛争は終わる」と言いきっていることは、興味深いことです。

 ウクライナ紛争を止め、その過ちを正すことができれば、このあとに仕掛けられるであろう東アジアでの戦争にも、ストップをかけることができるかもしれません。日本が壊滅的な痛手を負わずにすめば、日本の将来の展望も、明るく開けてくることでしょう。

 それを期待したいと思います。

岩上安身

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 どこにも忖度しないIWJを支持します。今後も是非継続して配信お願いします。

(アオキ カナメ 様)

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アオキ カナメ 様

 ありがとうごさいます!

 今、日刊IWJガイドに連載している、『あらかじめ裏切られた革命』を読んでいただけたら、私が決して偏った「ロシアびいき」などではなく、むしろロシアの暗部を徹底して凝視してきたことがご理解いただけると思いますし、ウクライナに対しても、中立的な視点から論じていることが理解してもらえると思います。

 おっしゃる通り、私とIWJは、どこにも忖度しません。今後も活動を続けていけるように、頑張ってまいりますので、これからも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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 少ない国民年金の中から限度があるので、10000円寄付しました。

(高橋 和男 様)

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高橋 和男 様

 国民年金から1ヶ月のご寄付、本当にありがとうございます! 大切に使わせていただきます!

 日本がこれ以上、危険な深みにはまって、取り返しのつかないことにならないように、我々も頑張ります!

 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

岩上安身

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 タイムリーな情報ありがとうございます。

 ハーシュ氏の記事、正直、「ああ、そうだろうな」という感想しかないですが、勇気をもって執筆されたことに敬意を表します。

 日本のご立派なメディアが、この情報に死んでも一言も触れないのも「ああ、そうだろな」です。

 大メディアの面々&毎日精魂込めて嘘垂れ流している廣瀬、東野、小泉、防衛研、この際、恥じて切腹していただきたい。恥の概念がないから、無理か。

 悪がはびこる世の中、何とかならないでしょうか。

(N.T.様)

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N.T.様

 ありがとうございます!

 ご指摘の通り、ジャーナリストに対し、仮に優劣の差をつけるのであれば、学歴でも、所属機関の名前や大きさでなく、年収でももちろんなく、真実に忠実であり、国家権力による圧力によって、その真実への忠誠がブレないこと、そして、知りえた事実を、発表する勇気があるか、どうか、です。米国とノルウェーの犯した、ノルドストリーム爆破というテロ犯罪について情報を入手していたのは、ハーシュ氏だけだとは思われません。ただ、彼だけが、このタイミングで真実を明らかにする勇気を備えていたのだ、と思います。

 これだけ大掛かりなテロ犯罪を行えば、関わった関係者数も多くなり、秘密を守るのは難しくなります。完全犯罪を行うならば、複数犯ではなく、単独で計画し、実行しなければ成功しない、とも言われています。現実には、テロ行為という以上の、戦争行為ともいうべきこの暴挙に、米国だけでなく、ノルウェーという第3国も「共犯」として組み入れていますし、負の影響を受けた被害国の数は、ロシアとドイツだけでなく、もっと多く膨大なものになりますので、表面下ではいずれ情報は広がっていくことでしょう。

 しかし、真実が浮上するタイミングというのは、ウクライナ紛争がどのような結果であれ、終結するとして、その前に出さなければ意味が薄れます。真実がわかっても、時間があまりに経ち過ぎていたら、過去の歴史の教科書に追加の一項を加えるだけに終わってしまいます。

 ハーシュ氏の勇気は、まだウクライナ紛争が、ウクライナ国内だけで争われている段階で、真実を浮上させることに成功しました。もちろん、ウクライナの人々にとっては、自国が戦場になっている段階で十分悲劇的ですが、ここまで悪化したのは、ユーロマイダン・クーデターを引き起こし、ロシア語話者への差別・弾圧を許してきてしまったウクライナ社会にも責任があります。

 まだ紛争がウクライナ国内にとどまっていて、戦争への参加国が、形式上はロシアとウクライナだけにとどまっているうちに、ハーシュ氏のスクープの発表によって、この紛争へのエスカレーションを食い止める可能性が出てきました。ドイツをはじめ、ノルドストリームに出資した国々は、米国によってノルドストリームが使えなくなっているのに、なぜ、ロシアと戦うための戦車を送らなければいけないのか、矛盾に気がつくはずです。EUの国々が、我に返る、正気に戻るきっかけとなる可能性があります。

 それはこのハーシュ氏のスクープが、「生きた時間」のうちに、我々のもとに届けられた、ということに尽きます。これを活かすか、活かさないで黙殺するかは、私たち自身にかかっています。「何とかならないでしょうか」というおたずねがありましたが、私たちは微力ですが、実は何でもできます。

 マスコミは今、総「既読スルー」状態ですが、ぜひ、スピンコントロールやプロパガンダ、情報操作に忙しいマスメディアや、それに登場する「有識者」たち、彼らへの批判や抗議を、SNS上で、ごく小さな声であっても、広げていってください。IWJを見ろ、といってURLを貼るだけでも結構です。さざ波でも必ず大きな津波となります。

 できることはたくさんあります。まだ、私たちは戦場に駆り立てられて戦死したわけではありません。信用ならない米国と組んでの戦争は御免だ! と声をあげるのに早過ぎることはありません。今からでも、日本を巻き込む戦争は止められます。

 少なくとも私はもう何年も前から、懸念し、そしてIWJを立ち上げて活動してきました。日本は独立すべきですし、必ず独立できる、という思いをもって、Independent(独立)という名前をこのメディアに冠しました。

 ぜひ、ともに頑張りましょう!

 そして、IWJへのご支援を、今後ともよろしくお願いします!

岩上安身

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IWJ 岩上安身様 編集部の皆様

 変わらぬご奮闘に敬意を表します。

 「ノルドストリーム爆破は米国だった!」のスクープ掲載は、ウクライナ戦争の本質を抉るもので非常に大きな意味があるかと思います。常ながら貴IWJの面目躍如たるものかと敬服致しております。

 かの「ランド研究所」が1月レポート「Avoiding a Long War」という長期戦回避提言を発表しているようです。(「21世紀の日本と国際社会」浅井基文1月30日版)

 この中で “This Perspective focuses on U.S. interests, which ofen aliign with but not synonymous with Ukrainian interests.” と言ってるようですが、
『米国の利益のために、米国が仕掛けて、米国がコントロールしている』というウクライナ戦争の本質を臆面もなく露わ にしているレポートかと思います。

 この「ランド研究所1月レポート」が貴Jに未掲載の場合は、是非IWJで取り上げて頂けたらと思います。

 なお、些少ながらカンパ(インターネットにて)させていただきました。

 貴ジャーナルには今後とも是非とも活躍してもらわないと困ります。

 皆様健康にもご留意のうえ、ご活躍を祈念致しております。

(YN 様)

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YN 様

 ありがとうございます!

 呆れたことに、週が明けて2月の第2週に入っても、日本のマスメディアも知識人たちも、このスクープの存在自体に何も言及せず、何も報じようとしません。ここまで「米国の大統領の命令であれば、すべて許される」といった米帝国の皇帝の無原罪の肯定と受容を無自覚になしとげてきたそのことに、驚きを覚えないといえば、嘘になります。

 自分が米帝国の完全なる臣民にいつからどうしてなったのか、日本の記者クラブメディアの人間の中で、自覚があり、正確に答えられる人間はほとんどいないでしょう。

 シーモア・ハーシュは、おそらくは米国政府高官であろう「情報源」の言葉を、こう伝えています。

 「ロシアが反応しなかった理由を聞かれ、彼は『米国と同じことをする能力が欲しいのかもしれない』と皮肉った」――。

 ロシアは決して黙ってはいません。プーチンもラブロフ外相も、名指しで、爆破は米国のやったことだと言いきっています。その証拠もある、とも。しかし米国を中心とする「国際社会」は、被害当事国であるロシアの調査団を、ノルドストリームの破壊現場から排除し、調査させません。

 ロシアは自国が巨費を投じて建設した、自国のパイプラインを破壊されて、強く抗議しているのですが、「反応しなかった」ことにされています。なぜか? プーチンやラブロフの反応が、言葉での抗議だけで、「法の支配」のうちにとどまっているからでしょう。

 米国の高官にとって、ロシアが「反応」するとは、米国と同じく、法と倫理を超えた次元で暴力を振るうことを意味しています。

 「ロシアもその能力を欲しがっているかもしれない」という言葉には、ロシアがいつかこの米国の罪深き暴力の行使に対し、自らも法と倫理の次元を超えたレベルの力で――おそらくは核攻撃という形で――報復を決断するのではないか、という予感がにじんでいます。

 それは、米国内の、誰にも止められない、違法で不正義な力を行使しうる権力者にとっては、想定内のこと、あるいは望むところ、なのでしょうか。

 映画かSFのような話ですが、こちらが現実であり、しかも現在進行中です。私たちは、力の続く限り、皆さまのご支援の続く限り、真実をお届けしてまいります。

 リクエストのあったランド研究所の新たなレポートについても、ただちにとりかかろうと思います。貴重な情報をありがとうございます。

 どうぞ皆さまも、心身の健康をしっかり保ち、あきらめることなく、この事態を見つめ、広く伝え、そして日本人にとっての破局を回避できるように、できることをすべてやり尽くしましょう。

 今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

岩上安身

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 毎朝欠かさず、メルマガを拝読しております。

 TVや大手新聞が偏見、忖度にまみれた報道ばかりのなか、事実を知り正気をたもっていくには、IWJの報道は自分にとって必要不可欠です。

 最近は政府のどのような動きを見ても戦争準備としか思えませんが、それに対し何の反応もしない国民の鈍感さ加減も、ある意味で政府と同罪かと思います。

 自分としてできる範囲で危機を訴えていますが、反応する人はわずかです。

 自分一人なら海外逃避もあり得ますが、子供や孫をおいては出ていくわけに行きません。

 諸々大変なことばかりですが、何とか生き延びていっていただきたく。心ばかりの寄付ですが、ご活用ください。

(徳山 匡 様)

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 徳山 匡様

 ありがとうございます!

 本当に、歴史の教科書で習ったような、「大本営発表」のただ中に、私たちは置かれていますね。しかも、ウクライナ紛争に関しては「グローバル(といってもG7・欧米中心)な情報操作」のシャワーを、毎日、浴びさせられている。嘘まみれにされて、毎日、気持ちが悪くて仕方がありません。

 少しずつ変化してゆくと、変化に気づかないまま、順応させられてしまう、というのは有名な「茹でガエル」の例えですが、現状、すでに多くの人が「茹で」あがってしまっているのかもしれません。

 それでも、これは「陰謀論」の「ファンタジー」の中の話ではありませんから、当然、激しい痛みを伴う実害がいずれもたらされます。今は、体を切り裂く手術の前の、予備の麻酔段階なのかもしれません。

 絶望的な気持ちに沈みかねない中、それでも、勇気ある「個人」の、揺るぎない働きは、私たちを勇気づけてくれます。

 先週、お届けしたように、60年代から2020年代まで7つのディケイード(10年間)に渡って、第一線で活躍し続ける「生ける伝説」のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が、独露間を直接に結ぶパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは米国である、と衝撃的なスクープを世界に向かって明らかにしました。

 ノルドストリームはロシアとドイツという、他国が74億ユーロ(1兆408億円、ノルドストリーム1)と95億ユーロ(約1兆3361億円、ノルドストリーム2)の予算を注ぎ込んで、完成させたパイプラインです。軍用施設ではありません。米国に爆破する権利などひとつもなく、これは純然たる犯罪、邪悪なテロ攻撃です。まさしく外道の所業です。

 これが事実であれば――私は事実である、という方にベットしますが――、米国という帝国は、国の中枢から腐り切っている「クソッタレ」帝国だった、ということです。

 自由、人権、民主主義、法の支配という、人類にとって宝物ともいえる徳目や理念を図々しくも掲げ、世界で一番それらの理念を体現している国家であるかのように装い、それらの理念を強引に他国に押しつけ、それを身にまとわないから、という難癖をつけては、戦争を仕掛けて、爆撃し、罪なき人々を殺してきた、その米国が、実は、それらの理念から最も遠い、「偽善」と「不正義」の「クソッタレ」テロ犯罪帝国であった、ということです。

 人でなしの外道帝国であり、世界史上、稀に見るほど、彼らは2つの顔を使い分けた、詐欺的な帝国です。

 こんな国に安全保障を全面的に依存しているなど、危険きわまりなく、まったく信用がなりません。日本人は自分たちが、きわめて信頼のならない、危険な人でなしの帝国に寄り添ってしまっている、という恐ろしい事実を知るべきです。

 このままでは日本は、本当に「ウクライナ」化させられるでしょう。独立したジャーナリスト、独立したメディアが存在しなければ、何も知らされず、何が起きているか理解しないまま、都合よく利用されて切り刻まれるだけです。

 私が、シーモア・ハーシュが有名になったベトナムのソンミ村の虐殺事件について知ったのは、9歳か10歳の時でした。父親が買ってきた米国の雑誌に、残酷に殺されたベトナム人の姿の写真が掲載されていました。ジャーナリストに畏敬の念を抱いたのは、おそらくその時が初めてだったかもしれません。

 そのハーシュが、今なお生きていて、現役で、世界の姿を正しくとらえた上で、邪悪な米国の作戦を暴いた、ということに、畏敬以上の、言葉にできないほどのリスペクトの感情を抱きました。同時に、私自身も奮い立たされました。万分の一であっても、ハーシュのような勇気ある仕事を貫きたい、と思います。

 ぜひ、明日以降発行する号外の続きにご期待ください。

 今後とも、皆さんからのご支援を得られる限り、私とIWJは、頑張り続けたいと思います。

 ご支援、よろしくお願いいたします。

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IWJ 岩上安身様

 いつもありがとうございます。

 1月20日に僅かですが、5,000円寄付致しました。

 国会は開かれましたが、それを報道するマスメディアが全く公平でも中立でもなく、憲法改悪と日本の本土を戦場とする戦争への道が開かれようとしています。

 本当に、今、警鐘を鳴らさなくてはならないと思っています。

 私は、おかげ様で2017年12月末にIWJのイベントで関良基先生の講演をお聴きし、サイン入りの『赤松小三郎ともう一つの明治維新』という著書を購入し、それを元に幕末から明治維新を題材に歴史漫才を書き、その後、他の著作を参考に脚本4作を書き、日本史別天地というシリーズで音声ドラマを配信しています。今年は、怪談朗読劇にも発展しました。
https://www.devision-division.com/

 音声ドラマの内容は、まさに安倍政権が企図した憲法改悪を阻止するための材料ともなっています。

 関先生には、歴史考証をお願いし、2022年10月10日は、日本史別天地『合情記』脚本集をオンライン出版することができました。

 ところで、私の住んでいる地域は自衛隊の基地があるため、航空機が訓練の爆音を響かせ、墜落するのでないかと恐怖に耐える毎日です。

 幕末の歴史資料を読み直すと、徳川政権が独立国として堂々たる外交を展開し、今よりもずっと平等な条約を結び、対外戦争を回避したことがわかります。

 アメリカの戦略に奴隷のように従い、「台湾有事が起きたら、自衛隊はどうするか」などと、勇ましいことを言っている経済評論家などには、「自分や自分の親族が戦場で生命を危険にさらしてもよいという契約書に署名をしてから言ってくれ」と言いたいです。

 日本で最初に近代兵学を研究し、憲法を提案した赤松小三郎を知ってから私は、「戦場のリアリスト」になりつつあります。

 寒さは厳しく、コロナ感染症はまだまだ収束を見せません。

 どうぞ、皆様、お体を大切になさってください。

 そして、数年前からIWJが警告していた危機を回避できますように。

(みなとかおる 様)

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みなとかおる 様

 ありがとうございます。

 戦争は、急に、偶発的に始まることなどありませんと、私は、折からたずねられるたびに、お答えしてきました。戦争には十分な物質的・経済的な準備が必要であり、計画、組織化、人の動員、そして訓練がなければ、何ひとつ武力行動を起こすことはできません。

 もちろん、メディアのキャンペーンも必要であり、メディアを飼い慣らす必要があります。ご存知の通り、日本のマスメディアはすっかり来たるべき戦争のために飼い慣らされ、あげく「リベラル」を称する独立メディアやフリーランスまで、ウクライナ紛争勃発後、紛争の表面しか見えず、大局と本質を見抜けないまま、「侵攻したロシアは許せない」「かわいそうなウクライナを助けよ」と、プロパガンダ通りのスローガンを唱える始末で、大いに落胆させられています。

 彼らはあまりにも、不勉強で、歴史について知りません。上辺だけを見て、プロパガンダにあっさりと騙されてしまいます。非常に残念ですが、しかし、妥協はできません。日々、真実の欠片を掘り起こし、拾い上げて、真実を愛する人々へと、私たちは届けています。

 ウクライナ紛争から11ヶ月が経ちました。我々の姿勢は当初から少しもブレていませんし、もっと言うならば、2014年のユーロマイダン・クーデターの時点から、視点は変わっていない、と言いきることができます。この紛争は長い時間をかけて、組織的に準備されたものであり、それゆえに展開もある程度までは、想定されていた紛争でした。

 ウクライナ紛争の日々の戦況と背後事情をお伝えすると同時に、私たちは米国が東アジアで仕掛けようとする覇権を賭けたもうひとつの戦争の準備について、日々お伝えしています。しかし、正直なことを申せば、多くの人々がこの東アジアでの近い将来の戦争に、真剣な関心を寄せていないことに焦りを覚えています。

 日本に期待されている役割は、まさに東アジアにおける「ウクライナ」です。米国に唯唯諾諾と従っていけば、日本は戦後に着々と築いてきたすべてを失うことになります。

 私も今年64歳となります。戦争準備にしばらく時間がかかると仮定すると、私が現役でいられるあと10年弱程度の時間がぴったり重なりあってしまいます。

 楽隠居できる日々はこない、ということに、深くため息をしつつ、破滅的戦争を日本が回避すること、その一点においては、決してゆずるわけにはいかないので、力を尽くしたいと思います。どうぞ、お力をお貸しください。

 ご支援を、今後ともよろしくお願いします。

岩上安身

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 虎の子渡しのカンパですが今日、振り込みました。激動の寅年もあと残りわずかになりましたが、来年は今年以上に不況と緊張が酷くなる年になるのではないでしょうか。IWJの苦しい財政状況も続くと思いますが、何とか来年も大手メデイアが報じない事柄を発信し続けて貰いたいと思います。

(M.T. 様)

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 M.T. 様

 ありがとうございます!

 おっしゃる通り、来年は今年以上に、「不況と緊張」がひどくなる年になるだろうと、私も思います。多くの人が、何が問題でこんなに自分たちが苦しめられているのか、問題の所在すらわからないうちに、足もとを掘り崩されてしまっているのが実状ではないでしょうか。

 「台湾有事」で日本が「対中戦争」に参戦する可能性があるので、ミサイル軍拡をしなくてはならない、という日本政府の強引な動きは、ウクライナ紛争とまったく無関係な話ではありません。対ロシア、対中国とも、どちらも、米国が単独覇権を強化していくために、叩きつぶし、屈服させたい、という米国の国家意志が存在するのです。実に、勝手な話ですが、この米国の「国家意志」に、欧州も、日本も、そして世界中がふり回され続けているのです。

 ロシアによるウクライナ侵攻は、米国と無関係に行なわれた、ロシアによる暴挙だ、という声が支配的であることは、十二分に承知しています。しかし、その見方は、ここに至るまでの歴史を踏まえていない見方です。

 米国は、冷戦崩壊時の約束を破り、NATOの東方拡大を進めました。

 米国は、ドイツとロシアの間で直接結ばれる天然ガスパイプライン・ノルドストリームの建設を妨害し続け、欧露間の経済が平和的に結びつき繁栄することを徹底的に嫌いました。

 米国は、ウクライナの大統領選に介入し、ユーロマイダン・クーデターを成功させ、その後、ウクライナ国内でロシア語話者が差別と暴力にさらされ続けるのを8年間放置し、結局、米国は、プーチンがウクライナ東部のロシア語話者を守るため、ロシア軍がウクライナの国境を超える決断を下すことに成功しました。

 その結果、完成したノルドストリームは使われず、何者かからのテロで爆破され、独露間を直接結ぶ夢は、文字通りの夢に終わりました。

 そして、長期化するウクライナ紛争は、事実上、NATOがウクライナ軍を直接支える形で、ロシア軍とのせめぎあいが続いています。ロシアもNATO将兵と戦っているのに、その事実を、公然と指摘し、問題視していません。NATO側も、ウクライナ軍の軍服を着てNATOの将兵が戦っている事実を認めていません。

 どちらかが認めた瞬間、この紛争は、ロシア対NATOの戦争となってしまい、ロシアと米国は直接の戦争当事国となってしまうからです。

 しかし、NATOの東方拡大は、ウクライナまで、そしてロシアの国境にまで迫り、ロシア領内に、長距離攻撃をかけるところまで到達しています。米国の戦略的目標は、結果として、すべてクリアしているのです。米国は、同盟国を使い、同盟国に犠牲を払わせながら、ロシア軍を屈服させる戦略を来年も展開してゆくでしょう。

 そして今年2022年、日本に自国を「ミサイルの島」とする第一歩を踏ませた米国は、東アジアでも戦略的計画通りに次のステップに「駒」を進めることでしょう。

 今のままでは、日本は、米国がゲームを進める上でのチェス盤上の「駒」に過ぎません。

 日本にとって、何の必要性もないのに、米国に操作されて「米中戦争」に投げ込まれ、「火ダルマの島」にさせられてしまうのを、指をくわえて黙って何もせずにはいられません。

 日本もインフレ下の不況という、スタグフレーションを思わせる状況にあります。一般の市民に支えられる零細企業であるIWJは、不況風が吹けば飛ぶような存在ではあります。

 しかし、真実を伝え、未来に向かって警告するという、自分たちが果たすべき、使命がある、という思いにかわりはありません。

 厳しい様ですが、ぜひ、皆さま、応援・ご支援のほど、よろしくお願いします!

 岩上安身

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 仕事がなくなり、こういう投げ銭的応援も厳しくなってきましたが、頑張るスタッフの給料の足しにしてください。そしてまぐまぐ大賞おめでとうございます! 何とか続けてください、特にウクライナ戦争に関してIWJの報道は素晴らしいのですから。

(匿名希望)

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 匿名希望 様

 ありがとうございます!

 ウクライナ報道についての私たちの姿勢や視座については、これまでも繰り返しお伝えしてきました。

 本日も、このメッセージへの回答欄のひとつ前で、また改めて述べています。

 繰り返しとなってしまいますが、日本の読者、視聴者の皆さまには、ウクライナ紛争を「他人事」としてながめるのではなく、日本が、ウクライナの立場に立たされる可能性が現実的にありえるのだ、ということをご理解いただきたいと思います。

 岸田政権の急ぐ、大増税を伴うミサイル軍拡、「安保3文書」の閣議決定などは、米国の戦略的要請に対して、「注文通り」の「回答」を与えたものでした。日本を「薪」として、「対中代理戦争」の炎の中にくべる算段が、日本国民が事態を深く理解しないうちに次々と進められています。何も隠されていません。私たちの目の前で、準備が進められています。

 目の前で起きていることを、目を見開いて見ているはずなのに、これを認識できないとするならば、見えてはいても、真実が見えない状態、脳が騙されている状態にある、ということです。

 今年、統一教会の信者たちへの洗脳やマインドコントロールが、いかに強力なものであるか、多くの国民が目にし、耳にしてきたはずです。

 中には、なぜあのような見えすいた嘘(地上天国の理想や先祖の因縁等)に騙され、自ら進んで自分の全財産を教団に差し出してしまうのか、理解できない、という人もいたはずです。いくらカルトに洗脳されかけても、自分ならば虎の子の財産を他人に差し出したりしないと。

 しかし、今の日本は、マインドコントロールされて、日本の国土をミサイル戦の戦場として差し出してしまう「カルト信者」のようなものです。日本人にとっては最大のドグマであり、最大の幻想である「日米安保」を、中身を検討せずに盲信し、言われるがままに、自衛隊の指揮権まで差し出してしまっているのですから。

 自分はカルトに騙されない、大事な権利や財産を捧げたりしない、という自信のある方は、こうやって日本の大事な権利が明け渡されていくことに、平気でいられるはずはない、と私は思います。

 あまりにも巨大な災厄は、自らの身にふりかかる時、「信じたくない」という思いが先行して、身がすくんでしまったり、頭がフリーズしてしまうことが、しばしば起きるものです。今、日本の政治家でも、官僚でも、大手メディアでの記者たちでも、事態が目に見えていても、脳がフリーズしてしまっている人たちがたくさんいることを、私は日々実感しています。

 「信じたくない」という思いから、脳がフリーズしてしまっている人々に、「ありもままを見よ! 日本を炎の中に投じるな!」と申し上げたい。日本全国の国民の「脱洗脳」が必要です。

 IWJは、来年も厳しい経済状況にさらされながら、生き残れるかどうかの戦いに挑みます。皆さまのご支援を得て、サバイバルを果たして、日本の国民の「脱洗脳」が進み、日本自体がサバイバルできるように、微力ながら死力を尽くす覚悟です。

 どうぞ皆さま、応援、ご支援のほど、よろしくお願いします。

 岩上安身

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岩上氏の切なる要請

(足立 安晧 様)

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 足立 安晧 様

 ありがとうございます!

 もはや余裕はまったくありません!皆さまのお力をお貸しいただきたいと存じます!

 岩上安身

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 いつも大変お疲れ様です! (12月8日の日刊IWJガイドの記事「日本はニュージーランドとともに新型コロナワクチンの初回接種後と比較して3回目の追加接種後(2021年12月1日以降)の超過死亡の増加が著しい! 日本における3回目の累積接種率と累積超過死亡数の間の相関係数は0.99(極めて強い正の相関)! 4回目接種後も超過死亡が顕著に増えている! ワクチン接種による死者が増えているのではないか!? IWJは厚労省予防接種担当参事官室へ直撃メール質問!」について)素晴らしい、ずいぶん前にこのワクチンについての海外で生じている様々な疑念とリサーチの必要をお知らせしたことがあった気がしますが、ようやくという感じです。ご覧になっているかと思いますが、

1)https://odysee.com/$/embed/@kazu_uracorona:8/20221125:e

 令和4年11月25日「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える」勉強会 全編公開版もとても見ごたえありでした。ショックが大きいですが、IWJがインタビューしてみたい人たちが増えるかも?

 そしてウクライナロビーがサウジの4倍!(日刊IWJガイド、2022年2月15日号)すごい情報もありがとうございます。まさに異常です。ワクチンもそうですし、自分の理解を超える話をただ「陰謀論」とひとくくりして処理してつぶしていく、まさしく「大陰謀」が繰り広げられてきた気がします。

 原田さんのインタビュー、楽しみにしています。

(1回目は、12月9日に、2回目は12月27日に行う予定です)

 ちなみに、パワポやフリップを作るのは大変なので、これからは、会員には資料としてダウンロードできるようにしてあげるといいのでは?

 ラジオで聞いてもわかるような対談にしていくと、流しながら聞けて視聴者も増えると思うし、経費も労力も減るのでは?

 ほかの人も画面でパワポとかが多すぎてついていけない、と言っていました。

 最低限ですませて、お話で理解できるように、そして要点のみの資料とか、もしくは記事でちゃんと紹介をやるといいのかなと思います。

がんばれ、IWJ!

(匿名希望)

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 匿名希望様

 ありがとうございます!

 パワポは文字コンテンツとして読みたい、別売りにしてほしい、という声も以前よりいただいています。他方で、不正流用も絶えないので、その点が頭の痛い点でもあります。

 しかし、IWJはもはや出し惜しみしている時間も猶予もありません。

 日本が誤った道を進み出し、戦禍に陥ってからでは、それがどれほど愚かな戦争か、事実や真実を示して、声を枯らして訴えても、間に合わなくなります。IWJが生き残り問題ではなく、日本の生き残りがかかっています。我々は文字通りサバイバルできなくなってしまうかもしれないのです。

 できるだけ、多くの人に情報を届けるように、パワポをダウンロードできるようにする方法など、検討してまいりたいと存じます。

 どうぞ、皆さまのお力添えに期待しています。

 よろしくお願いします。

 岩上安身

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 困窮の辛さをしっているから
(H.S. 様)

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 H.S.様

 ありがとうございます!

 私たちだけではありません。多くの人が困窮しています。

 そうした分配のあり方を変えなくてはならない。政治のあり方を根本から変えなくてはならない、そう訴えてきた人々、社会的弱者だけでなく、政治に関わる人々、知識人、市民の皆さんも、程度の差こそあれど、困窮していると思います。

 このままでは、いつか限界がやってくる、と思っていたところに、とどめを刺すように登場してきたのが「戦争」でした。

 「ウクライナ紛争」は、多くのものを変えました。困窮の解消よりも、重大なものがあるのだ、それは侵略者と戦うことだ、国防だ、という考えが、多くの人々の頭の中を支配しました。

 実際のストーリーは、「ある日突然ロシアがウクライナの領土を狙って侵攻してきた」などという単純なものではありません。

 それにも関わらず、「悪いのはロシアだ、プーチンだ」「気の毒なのはウクライナで、あの粘り強さに我々日本も見習わなくてはいけない」などという型通りの単純なメッセージで多くの人々が、「洗脳」され、多くの人々が現在の困窮が何によってもたらされているのか、どうしてロシアを制裁しなくてはならないのか、なぜ資源高になってしまって、日本は苦しんでいるのか、それなのにミサイルの購入が先なのか、国民は何も説明されていないままです。

 日本は「ロシア、中国、北朝鮮」を敵視している場合なのか? 通常兵器のミサイルを何兆円ものコストをかけて配備することで、核保有国3ヶ国に対して「抑止力」が備わるなんて本当なのか?

 どうして日本は独立主権国家のはずなのに、自衛隊は米軍の指揮下に入ってしまうのか? そもそも対ロシアとの戦争も、対中国との戦争も、米国の「代理戦争」なのではないのか? といった重要な問いが、すべて棚上げされて、国民は考える時間と正しい情報を与えられず、政府の「追認」を急き立てられてしまっているのです。

 僕らはたしかに困窮しています。活動費を捻出いたしたく、多くの人々にこうして日々、ご寄付・カンパのお願いをしています。

 しかし、多くの方々にとって本当に大切なことは、思考停止を解くことだと思います。私たちIWJの活動は、その思考停止を解くことを目指しています。

 本当に大変な、我々自身の困窮について考える、ということを後回しにされ、我々が最も貧しくなってしまうこと、即ち、戦争を、我々自身が選択もしていないのに押しつけられようとしているのです。思考停止は、まさにそのために私たちに強いられているものです。

 困窮について直視し、思考停止を解き、考えることは大切です。私たちも自らの困窮を率直に訴えて、ご支援をお願いしてまいりたいと思います。

※【ご寄付・カンパのお願い】岩上安身による 元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビューより
https://www.youtube.com/watch?v=7urN5JIisiM&t=71s

 岩上安身

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 いつも貴重な情報をお送りくださり、ありがとうございます。最近は、国民の意向を無視し、ひたすら戦争に向かおうとする岸田政治に、怒りの日々です。しかも閣議決定を利用して。

 最近、ND(新外交イニシアティブ)のオンライン集会に参加しましたが、撮影をIWJがやっていてくださり、とても嬉しかったです。

 岸田政治は、言葉と真心で行う「外交」が全くできない人たちの集団です。これからますます危険な方向に向かうであろうことは、目に見えています。

 何としても戦争を回避しなければなりません。まだまだ道はあります。岩上さんを始めとするIWJの方々の、「決して諦めない」活動に、共に参加できればと願っています。そんな意味での小さなカンパです。
(O.M. 様)

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 O.M. 様へ

 ありがとうございます!

 カンパしてくださる方のお気持ちの中に、「岩上さんを始めとするIWJの方々の、『決して諦めない活動に共に参加できれば』という願いが込められているのでしたら、こんなに嬉しく、心励まされることはありません。本当に、心から御礼申し上げます。ありがとうございます!

 岸田内閣が、「外交」など何もできず、米国の「忠実」な「駒」として、戦争へ向かおうとしていることは、おっしゃる通り、明らかです。何の大義もなく、何の戦略もなく、何の主体性も思慮もなく、何の国益・公益もなく、何の勝ち筋もなく、自らが米国に忠義を誓って、滅びるだけの戦争です。

 こんな、馬鹿気た戦争に、日本が片足だけでも突っ込んではいけません。そこからずるずると、全身を戦争の泥沼に引きずり込まれていくだけです。

 ウクライナを見ていればよくわかります。最初に、ウクライナ政府がウクライナ国内のロシア語話者を弾圧し始めた時は、こんな戦争になるとは思わなかったでしょう。

 今も、ロシア領内へ長距離兵器で攻撃をかけ始めたことが、どんな帰結を招くか、わかっていないに違いありません。

 ウクライナとロシアの全面戦争、そしてNATOとロシアの戦争にまで発展するかどうか、ウクライナとロシアは今、その岸っぷちに立たされています。核兵器を用いる第3次世界大戦が本当に現実のものとなった時、その中心となる戦場が、自国ウクライナであると想像していたウクライナの民族主義者やネオナチは、ほとんどいなかったのではないでしょうか。

 日本も、まったく同じことです。同じ立場に立たされています。

 諦めてはいけません。いや、諦めることなどできません。

 諦めることは、この「生」そのものを諦めるに等しいことです。

 私も微力ながら、ご支持してくださる方々とともに、このIWJの活動を続けていきたいと存じます。

 今後とも、何とぞご支援のほどよろしくお願いします。

 岩上安身

これより以前のお便りはこちら(その2) https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/53549