日刊IWJガイド・非会員版「ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その2)『プーチンは「ゼレンスキーを殺すつもりはない」と言いました』」2023.2.11号~No.3803号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その2)「あなたはゼレンスキーを殺すのかと。プーチンは『ゼレンスキーを殺すつもりはない』と言いました」。

■IWJは最大の経済的危機です! 第13期6ヶ月間の累積の不足額は、1月末時点で1117万円にまで増えてしまいました! 岩上安身からのIWJの借り入れ総額は、現時点で1600万円になります! 岩上安身の私財には限界があります! このままでは、皆さまのご支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動が立ち行かなくなります。米国が自らの覇権維持のために世界の緊張を高める「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

■「本当に、今、警鐘を鳴らさなくてはならないと思っています」IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! 岩上安身がご回答させていただきます!

■【中継番組表】

■新型コロナワクチン接種と致死率について、厚労省は2021年7月分しか公表していなかった! 全データの開示を求めて京都大学名誉教授の福島雅典氏が提訴!「ワクチンが本当に効いているのか、致死率が下がっているのか、今のワクチン戦略で本当にいいのか、科学的検証のためにもデータの検証が必要」と訴え!!

■<IWJ取材報告>「『核の冬』で日本人ほぼすべてが餓死との予測。ウクライナへの武器支援をやめさせ、停戦を強く求めるべきでは?」IWJ記者の質問に「対露制裁とウクライナ支援を強力に推進」と林大臣!~2.10 林芳正 外務大臣 定例会見

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その34)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part6)
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■はじめに~ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が爆弾発言!(その2)「あなたはゼレンスキーを殺すのかと。プーチンは『ゼレンスキーを殺すつもりはない』と言いました」

 おはようございます。IWJ編集部です。

 仲裁のため、昨年3月にモスクワに行き、戦争中のウラジーミル・プーチン大統領に会った数少ない西側指導者の一人、ナフタリ・ベネット元イスラエル首相が、プーチン大統領と会合等で話した貴重な内容をインタビューに応じて、赤裸々に語っています。

 今回は、その2です。

 ベネット元首相は、作家でコメディアンのハノク・ダウム氏との対談し、インタビューの全文を公開することを条件に、土曜日の夜(2月4日)、ベネット氏自身のYouTubeチャンネルに、数時間に及ぶ対談の全文を英語字幕付きで掲載しました。

※ナフタリ・ベネット元イスラエル首相のYouTubeチャンネル(2023年2月5日)
https://www.youtube.com/watch?v=qK9tLDeWBzs

ベネット元首相「プーチンはこう言いました。『我々は停戦できる』と。ですから会話は2人に間で行ったり来たりしました。プーチン、ゼレンスキー、ゼレンスキー、プーチンというふうに」

インタビュアー「同じ電話で?」

ベネット元首相「そうです。でも私は…」

インタビュアー「この電話でどうなりましたか」

ベネット元首相「この電話で…」

インタビュアー「あなたの助言はどういうものでしたか」

ベネット元首相「この電話で、ドラフト(停戦草案)が交換されました。我々を介してだけでなく直接的にも。彼ら(ロシアとウクライナ)は、ベラルーシのゴメリ(ホメリとも)という都市にいました。2つの交渉チームがいました。

 ロシアとウクライナのチームです。世界は小馬鹿にしていました。でも、私は両者が話し合うのはいいことだと思っていました。そして(ドラフトを)交換したのです。私は解決を見出そうとしました。私は交渉については経験が豊富です。企業生活や政治生活の経験がありますから。

 私は、ディールをまとめることができます。それだけではなく、我々には時間がないこともわかっていました。我々は第二の『カフール・カナ』(※)になりかかっていると私は述べました。何が言いたいか、お話ししましょう」

(※)カフール・カナ(Kafr Kanna)は、イスラエル北部のガリラヤ地区にあるアラブ人の町。

インタビュアー「意図せざる安全保障上のエスカレーション」

ベネット元首相「極端な状況が起きます。多くの市民が殺されて停戦に至るのが困難になります。このままでは大変なことになるのです」

インタビュアー「はい」

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■IWJは最大の経済的危機です! 第13期6ヶ月間の累積の不足額は、1月末時点で1117万円にまで増えてしまいました! 岩上安身からのIWJの借り入れ総額は、現時点で1600万円になります! 岩上安身の私財には限界があります! このままでは、皆さまのご支持・応援、会費、そしてご寄付・カンパによるご支援がなければ、活動が立ち行かなくなります。米国が自らの覇権維持のために世界の緊張を高める「新たな戦争前夜」にあって、偏向メディアにかわって、正確な情報をお届けすべく、IWJは精いっぱい頑張りますので、緊急のご支援のほど、よろしくお願いします!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJの第13期も半期の折り返しを過ぎ、この2月で7ヶ月目に入りました。

 第13期が始まった8月から1月末まで、月間目標を下回る月が続き、この6ヶ月間の累積の不足額は、現時点で1117万1000円と、1000万円を超えてしまいました!

 2月1日から6日までの6日間でいただいたご寄付は、21件、31万9000円です。これは、単独月間目標額390万円の8%に相当します。

 厳しい経済状況の中、IWJにご寄付をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの内部留保も底を尽き、12月は、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、500万円をIWJにつなぎ融資することでしのぎました。そして、今年に入り、1月も私が、さらに500万円をIWJにつなぎ融資することを決めました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けてまだ未返済の残高は約600万円。この2ヶ月間のつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 このままではどうにも立ち行きません。インフレと不況による変化が急激すぎて、なかなかオフィスの縮小などの対応が追いつけないのが現実です。

 加えて今年に入って年頭からスタッフの中にコロナ感染者が出て、1月末まで6人の感染者を出しており、予定されていたインタビューを2件延期せざるをえなくなりました。また、新たなインタビューの予定も入れることもできなくなり、1月はインタビューが1本もない月となってしまいました。岩上安身によるインタビューにご期待いただいていた会員や応援・支援くださっているIWJファンの皆さまには、大変申し訳なく思っています。

 幸い、1月27日を最後に、体調を崩す者や、検査で陽性になった者も出ていないため、社内での感染の拡がりはストップしたものと思われます。2月からは巻き直す勢いでインタビューを入れていきたいと存じます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 2023年「新たな戦争前夜」を迎えて、私、岩上安身とIWJは、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるように、その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために全力で頑張ってゆきたいと思います。

 今、日本は、戦後最大級の危機に見舞われています。

 岸田文雄総理は、昨年末閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて岸田総理は鼻高々でした。

 しかし国会での議論と承認がなされなくても、閣議決定し、米国からの承認があれば軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が代わりに犠牲となり、日本は米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 バイデン大統領は、「これほど日米関係が緊密になった時はなかった」などと全面的に支持を表明、岸田総理は「トマホーク」の購入まで約束してしまいました。

 たしかに、これほど緊密に自衛隊が米軍の支配下に組み込まれたことはなく、日本が米国の対中「代理戦争」のコマとして米国の戦略に組み込まれたことはかつてなかったことでしょう。日本国民として、決して喜ぶべきことではありません。

 中国メディア『環球時報』は15日、「日本が米国の戦略方針に従えば『アジアのウクライナ』になる危険性がある」とする論説を出しました。

 これは脅しとして、聞き流すべきではありません。ロシアとウクライナの紛争は、実のところ米露戦争の「代理戦争」であるように、東アジアで起こる米中の戦いは、台湾や日本を戦場とする「代理戦争」となり、日本の国土は、焦土となって、陸続きのウクライナと違って国民は難民にもなれず、石油も手に入らず、燃料もなく、兵器も動かせず、食糧もなくなって、国民の大多数が餓死せざるをえなくなります。

 「地域を見渡せば、米国の戦略を忠実に踏襲し、地域情勢を危機の淵に追いやっているのは日本である。東京の動きには、大いに警戒に値する。もし、日本がアジア太平洋地域で米国の手先となり、ここで問題を巻き起こし続けるのであれば、日本自身が米国の犠牲になるか、あるいは東アジアのウクライナになることを覚悟しなければならない」(環球時報、15日)

 『環球時報』は、「改定版安保3文書」の内容が中国に対していかに敵対的であるかを述べ、7月に中国外交部の趙立堅報道官(当時)が述べた言葉を引用しています。

 「日本が本当に平和で安定した東アジアを望むのであれば、軍国主義の侵略の歴史を真剣に反省し、そこから教訓を引き出すべきであり、問題をあおったり炎をあおったりしてはならない」

※Japan risks turning itself into ‘Ukraine of Asia’ if it follows US’ strategic line(Global Times、2023年1月15日)

 残念ながら、今の日本は、趙報道官の言葉とはまったく逆の方向へ、つまり、「東アジアのウクライナ」への道をまっしぐらに突き進んでいます。

 日本がこのまま米国追従を続け、米国の一極覇権を支えるのか。そもそもその米国は、信頼に値する国家なのか!? 独立した主権国として中立を確立し、地域の勢力均衡をめざす多極的な外交姿勢をめざすのか。日本がどの道を進むかで、米中覇権争いの捨てゴマにされるかどうか、決まってしまいます。

 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

■「本当に、今、警鐘を鳴らさなくてはならないと思っています」IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! 岩上安身がご回答させていただきます!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます!

 ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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IWJ
岩上安身様

 いつもありがとうございます。

 1月20日に僅かですが、5,000円寄付致しました。

 国会は開かれましたが、それを報道するマスメディアが全く公平でも中立でもなく、憲法改悪と日本の本土を戦場とする戦争への道が開かれようとしています。

 本当に、今、警鐘を鳴らさなくてはならないと思っています。

 私は、おかげ様で2017年12月末にIWJのイベントで関良基先生の講演をお聴きし、サイン入りの『赤松小三郎ともう一つの明治維新』という著書を購入し、それを元に幕末から明治維新を題材に歴史漫才を書き、その後、他の著作を参考に脚本4作を書き、日本史別天地というシリーズで音声ドラマを配信しています。今年は、怪談朗読劇にも発展しました。
https://www.devision-division.com/

 音声ドラマの内容は、まさに安倍政権が企図した憲法改悪を阻止するための材料ともなっています。

 関先生には、歴史考証をお願いし、2022年10月10日は、日本史別天地『合情記』脚本集をオンライン出版することができました。

 ところで、私の住んでいる地域は自衛隊の基地があるため、航空機が訓練の爆音を響かせ、墜落するのでないかと恐怖に耐える毎日です。

 幕末の歴史資料を読み直すと、徳川政権が独立国として堂々たる外交を展開し、今よりもずっと平等な条約を結び、対外戦争を回避したことがわかります。

 アメリカの戦略に奴隷のように従い、「台湾有事が起きたら、自衛隊はどうするか」などと、勇ましいことを言っている経済評論家などには、「自分や自分の親族が戦場で生命を危険にさらしてもよいという契約書に署名をしてから言ってくれ」と言いたいです。

 日本で最初に近代兵学を研究し、憲法を提案した赤松小三郎を知ってから私は、「戦場のリアリスト」になりつつあります。

 寒さは厳しく、コロナ感染症はまだまだ収束を見せません。

 どうぞ、皆様、お体を大切になさってください。

 そして、数年前からIWJが警告していた危機を回避できますように。

(みなとかおる 様)

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みなとかおる 様

 ありがとうございます。

 戦争は、急に、偶発的に始まることなどありませんと、私は、折からたずねられるたびに、お答えしてきました。戦争には十分な物質的・経済的な準備が必要であり、計画、組織化、人の動員、そして訓練がなければ、何ひとつ武力行動を起こすことはできません。

 もちろん、メディアのキャンペーンも必要であり、メディアを飼い慣らす必要があります。ご存知の通り、日本のマスメディアはすっかり来たるべき戦争のために飼い慣らされ、あげく「リベラル」を称する独立メディアやフリーランスまで、ウクライナ紛争勃発後、紛争の表面しか見えず、大局と本質を見抜けないまま、「侵攻したロシアは許せない」「かわいそうなウクライナを助けよ」と、プロパガンダ通りのスローガンを唱える始末で、大いに落胆させられています。

 彼らはあまりにも、不勉強で、歴史について知りません。上辺だけを見て、プロパガンダにあっさりと騙されてしまいます。非常に残念ですが、しかし、妥協はできません。日々、真実の欠片を掘り起こし、拾い上げて、真実を愛する人々へと、私たちは届けています。

 ウクライナ紛争から11ヶ月が経ちました。我々の姿勢は当初から少しもブレていませんし、もっと言うならば、2014年のユーロマイダン・クーデターの時点から、視点は変わっていない、と言いきることができます。この紛争は長い時間をかけて、組織的に準備されたものであり、それゆえに展開もある程度までは、想定されていた紛争でした。

 ウクライナ紛争の日々の戦況と背後事情をお伝えすると同時に、私たちは米国が東アジアで仕掛けようとする覇権を賭けたもうひとつの戦争の準備について、日々お伝えしています。しかし、正直なことを申せば、多くの人々がこの東アジアでの近い将来の戦争に、真剣な関心を寄せていないことに焦りを覚えています。

 日本に期待されている役割は、まさに東アジアにおける「ウクライナ」です。米国に唯唯諾諾と従っていけば、日本は戦後に着々と築いてきたすべてを失うことになります。

 私も今年64歳となります。戦争準備にしばらく時間がかかると仮定すると、私が現役でいられるあと10年弱程度の時間がぴったり重なりあってしまいます。

 楽隠居できる日々はこない、ということに、深くため息をしつつ、破滅的戦争を日本が回避すること、その一点においては、決してゆずるわけにはいかないので、力を尽くしたいと思います。どうぞ、お力をお貸しください。

 ご支援を、今後ともよろしくお願いします。

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.2.11 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「津久井やまゆり園『優生テロ』事件~戦争と福祉と優生思想~ 佐藤幹夫氏出版記念講演+トークセッション」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」主催の講演とトークセッションを中継します。これまでIWJが報じてきた津久井やまゆり園関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b4%a5%e4%b9%85%e4%ba%95%e3%82%84%e3%81%be%e3%82%86%e3%82%8a%e5%9c%92
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【IWJ・エリアCh1・滋賀】14:00~「第18回 平和・靖国・憲法・教育・人権そして貧困を考える『これでいいのか日本!2023 滋賀集会』―講演会『映画監督・森達也が語る~世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい』」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「これでいいのか日本!滋賀集会実行委員会」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた森達也氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a3%ae%e9%81%94%e4%b9%9f

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◆中継番組表◆

**2023.2.12 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【追悼・再配信 1093・IWJ_YouTube Live】19:00~「岩上安身によるインタビュー 第159回 ゲスト 鈴木邦男氏『一水会』名誉顧問」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年9月に収録した、岩上安身による鈴木邦男氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた鈴木邦男氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%88%b4%e6%9c%a8%e9%82%a6%e7%94%b7

[記事URL]https://iwj.co.jp/wj/open/archives/578

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514010

「『核の冬』で日本人ほぼすべてが餓死との予測。ウクライナへの武器支援をやめさせ、停戦を強く求めるべきでは?」IWJ記者の質問に「対露制裁とウクライナ支援を強力に推進」と林大臣!~2.10 林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514003

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■新型コロナワクチン接種と致死率について、厚労省は2021年7月分しか公表していなかった! 全データの開示を求めて京都大学名誉教授の福島雅典氏が提訴!「ワクチンが本当に効いているのか、致死率が下がっているのか、今のワクチン戦略で本当にいいのか、科学的検証のためにもデータの検証が必要」と訴え!!

 新型コロナウイルスワクチンの効果や安全性について、世界中で疑問の声が上がり始めている中、厚生労働省が新型コロナウイルス感染症について、致死率の開示請求に対する不開示決定を通知したことの取り消しを求めて、京都大学名誉教授の福島雅典氏らが2月2日、東京司法記者クラブで記者会見を行いました。

 この記者会見は、会見に登壇した大阪市立大学名誉教授の井上正康氏が『ニコニコ動画』に全編動画をアップしています。

※【完全版】2023.2.2福島雅典教授、厚労省に対する訴訟記者会見(井上正康 LIVE適塾 世相解剖学、2023年2月4日)
https://www.nicovideo.jp/watch/so41745726

 がん専門医で、京都大学で薬害防止の研究などをおこなってきた福島氏は、現在LHS(Learning Health Society)研究所という財団法人を主宰し、「データサイエンスに立脚した健康政策」を訴えています。

 2日に会見を行った福島氏らによると、厚生労働省が公表している「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等」で、2021年(令和3年)9月1日の資料では、「2021年7月」分として、「年齢別コロナ感染陽性者数、死亡者数、致死率」が発表されていますが、これ以降、致死率は発表されていません。

 日本国内では、2021年2月に医療従事者を対象に初めてワクチンの先行接種が行われ、3月に医療従事者、4月に高齢者や基礎疾患のある人、高齢者施設の従事者などに接種が開始されました。2021年7月は、約8割の高齢者が2回接種を終えたという状況でした。

 政府の発表によると、2021年8月下旬に、国民の4割が2回接種を終え、11月末に全人口比で76.9%が2回接種を終えています。

※新型コロナワクチンの接種スケジュールについて(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine_supply.html

 この2021年9月発表のアドバイザリーボードの資料によると、7月1日から7月31日までのワクチン接種の有無による致死率は、以下の通りです。

 全年齢では、未接種者が0.12%に対して、1回目接種が0.41%、2回目接種が0.58%。

 65歳以上では、未接種者が2.83%であるのに対して、1回目接種者が2.35%、2回目接種者が1.22%。

 この時点でのデータを見る限りでは、高齢者ではワクチン接種によって致死率が下がっているのに対し、全年齢ではワクチン接種で致死率が上がっていることになります。

※資料2-6 年齢区分別の新型コロナウイルス感染陽性者数と死亡者数(2021年7月)第50回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年9月1日)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00294.html

 福島氏は会見で、「ワクチン接種によって、感染は防げないが、重症化は防げる、死亡率は下がるという説明のもとに奨励されてきた。しかし、全年齢にワクチンを打つという根拠は、すでに、2021年9月のアドバイザリーボードでなくなっているはず」だと主張しています。

 福島氏によると、2022年7月に公表されたアドバイザリーボードの資料に、致死率のデータがないことに対し、2022年8月1日付けで厚生労働省に行政文書開示請求を行ったところ、11月29日付けで「文書については事務処理上作成または取得した事実はなく、実際に保有していないため、不開示」との決定通知が届いたとのこと。

 これに対して福島氏は、2021年9月には、この年の7月分の致死率のデータが作成・公表されていることを根拠に、「作成、保有していない」という理由での、この不開示の行政処分に対し、東京地裁に取り消し請求を行ったということです。

 臨席した藤井成俊弁護士によると、平成26年の最高裁判決で、「開示請求の対象とされた行政文書を行政機関が保有していないことを理由とする不開示決定の取消訴訟においては、その取消しを求める者が、当該不開示決定時に当該行政機関が当該行政文書を保有していたことについて主張立証責任を負う」という判決が出されている。そして、過去に同様の行政文書が作成されていたことが立証された場合には、「それは開示の要件を満たしているんで、開示請求が認められると。そういう判例がございます。そういうことがありまして、訴え提起をした」とのことです。

※最高裁判例集 平成24(行ヒ)33(裁判所)
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=84334

 会見で福島氏は、「国はワクチン接種に、一説には95兆円とも言われる金を使ったわけですから、ワクチンが本当に効いているのか、それによって重症化率が下がっているのか、死亡率は下がったのか、これは検証しないといけない」と訴え、すべての期間の全データを公表すべきだと、強く訴えました。

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■<IWJ取材報告>「『核の冬』で日本人ほぼすべてが餓死との予測。ウクライナへの武器支援をやめさせ、停戦を強く求めるべきでは?」IWJ記者の質問に「対露制裁とウクライナ支援を強力に推進」と林大臣!~2.10 林芳正 外務大臣 定例会見

 2月10日午前11時より、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催されました。

 質疑応答で、IWJ記者は、ウクライナ問題について、次のように質問しました。

 「昨年8月、米ラトガース大学が発表した論文で、仮に米露間の全面核戦争が起き、急速に寒冷化する『核の冬』が訪れれば、50億人が飢餓状態に陥ると予測されています。なかでも、島国で食料自給率が低い日本は人口のほぼすべてが餓死するとされています。

 ウクライナ紛争が米露全面核戦争へとエスカレートしないよう、武器支援をやめさせ、停戦を強く求める外交こそ、日本の国民の生存を守る外交ではないでしょうか。お考えを聞かせてください」

※米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に発表した論文で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 最も影響を受けるのは北半球の高緯度地域、かつ食料を輸入に依存する国、つまり日本!! 東京大学大学院の鈴木宣弘教授は「日本は台湾有事で中国と戦争をする前に飢える」と、食料自給率の低さを放置したまま軍備増強に向かう政治を批判!!(前編)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51815#idx-5

※はじめに~米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争が起きた場合の「核の冬」で地球全体が寒冷化し2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(中編)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51818#idx-1

※米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その3)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51821#idx-4

※米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その4)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51836#idx-4

※米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その5・最終回)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51839#idx-5

 この質問に対し、林大臣は以下のように答えました。

 「ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州にとどまらず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であります。

 また、この侵略は、ウクライナの主権と領土一体性を侵害する明白な国際法違反であり、強く非難をいたします。侵略が長期化する中、一刻も早くロシアの侵略を止めるため、対露制裁とウクライナ支援を強力に推進してまいります。

 また、日本は唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられないと考えています。ましてや、その使用はあってはならないと考えます。

 G7長野県軽井沢外相会合やG7広島サミットでは、こうした強い意志を、力強く世界に示してまいりたいと考えております」

 その他、他社記者からの質問は、「オリンピック」、「ウクライナ支援」、「性的少数者に対する差別の解消」、「G7広島サミット」、「同性婚またはパートナーシップのための法令・制度」など、多岐にわたりました。

 また、冒頭、林大臣より、トルコ南東部を震源とする大規模な地震に対して、日本政府の対応について、説明がありました。

※トルコ共和国における地震被害に対する国際緊急援助隊・医療チームの派遣(外務省、2023年2月10日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_001064.html

※シリア・アラブ共和国における地震被害に対する緊急援助
(外務省、2023年2月10日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009608.html

 詳細については、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「『核の冬』で日本人ほぼすべてが餓死との予測。ウクライナへの武器支援をやめさせ、停戦を強く求めるべきでは?」IWJ記者の質問に「対露制裁とウクライナ支援を強力に推進」と林大臣!~2.10 林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514003

■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その34)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part6)

 岩上安身は、1989年から1994年まで、29歳から35歳まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。

 現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。

 ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきます。ぜひお読みください。

 下記URLから、初回の復刻連載(その1)をお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」(日刊IWJガイド、2022年11月20日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51557#idx-4

 直近の復刻連載は、下記URLからお読みいただけます。

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その32)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part4)(日刊IWJガイド、2023年2月5日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51842#idx-5

※<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その33)>第二部 蒼ざめた異族「第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン ―一九九一年十一月―」(part5)(日刊IWJガイド、2023年2月9日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51856#idx-6

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◆越境し続けるチェチェン・マフィア(前半)

 十一月二十一日――。カラシニコフ自動小銃を肩から掛け、あるいはマカーロフ軍用拳銃を腰にぶら下げた、服装もばらばらな髭づらのチェチェン人民兵達がうろうろする大統領官邸に、再び出向いた。前日にガリーエフ補佐官を通じて申請しておいたドゥダーエフ大統領との単独会見のためである。

 しかし、大統領は昨日に引き続き、今日も官邸に姿をみせていないという。あきれたことに、補佐官達も大統領が今どこにいて、何をしているかまったくわからないというのだ。体制が確立していない混乱期ではあるにせよ、この混乱ぶりはグルジアを上回る。そもそも、何者かわからない人物が雑然とこの建物に出入りしていて、無秩序きわまりない。

 さまざまな人間達が、それぞれの思惑を胸に秘めてここへやってきている。ヨルダンから来た議員にも出会った。同じイスラム教スンニ派が大勢を占めるヨルダン国内には、約二万人のチェチェン人が住んでいる。ロシアの圧力によって経済的に苦境に陥り、食糧不足をきたしているチエチェンに支援を表明しに来たのだ、という。食糧援助だけではおそらくはすまないだろう。いずれはこうした関係は、次のステップ、すなわち石油や武器の取引にまで発展していくはずである。それはロシアとチェチェンとの関係緊迫化に、一役買うに違いない。

 グルジアのトビリシと同様、米国の影もあった。米国大使館員であるという三人のアメリカ人と出会ったのである。私が近づいて日本のジャーナリストだと名乗り、右手を差し出すと、彼らは少し困惑した顔で手を握り返した。トラッドなテイラード・スーツにステンカラー・コート。いかにも毛並みのいいエリート官僚といった風情の彼らは、私の質問を慇懃にはぐらかして、名前も役職もチェチェン訪問の目的についても、答えようとはしなかった。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、城石裕幸、尾内達也、浜本信貴、前田啓、中村尚貴)

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