2023年2月10日午前11時より、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催された。
質疑応答で、IWJ記者は、ウクライナ問題について、次のように質問した。
「昨年8月、米ラトガース大学が発表した論文で、仮に米露間の全面核戦争が起き、急速に寒冷化する『核の冬』が訪れれば、50億人が飢餓状態に陥ると予測されています。なかでも、島国で食料自給率が低い日本は人口のほぼすべてが餓死するとされています。
ウクライナ紛争が米露全面核戦争へとエスカレートしないよう、武器支援をやめさせ、停戦を強く求める外交こそ、日本の国民の生存を守る外交ではないでしょうか。お考えを聞かせてください」
- 米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に発表した論文で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 最も影響を受けるのは北半球の高緯度地域、かつ食料を輸入に依存する国、つまり日本!! 東京大学大学院の鈴木宣弘教授は「日本は台湾有事で中国と戦争をする前に飢える」と、食料自給率の低さを放置したまま軍備増強に向かう政治を批判!!(前編)
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- はじめに~米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争が起きた場合の「核の冬」で地球全体が寒冷化し2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(中編)
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- 米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その3)
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- 米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その4)
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- 米ラトガース大が学術誌『Nature Food』に掲載した研究発表で、米露全面核戦争の「核の冬」で2年以内に世界の50億人が飢餓に直面と分析! 日本では1億2000万人以上、ほぼすべての人口が餓死!! IWJはこの研究発表「核戦争の煤煙噴出による気候変動で、作物、海洋漁業、家畜の生産が減少し、世界の食糧難と飢饉が発生する」を全文仮訳!!(その5・最終回)
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この質問に対し、林大臣は以下のように答えた。
「ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州にとどまらず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であります。
また、この侵略は、ウクライナの主権と領土一体性を侵害する明白な国際法違反であり、強く非難をいたします。侵略が長期化する中、一刻も早くロシアの侵略を止めるため、対露制裁とウクライナ支援を強力に推進してまいります。
また、日本は唯一の戦争被爆国として、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられないと考えています。ましてや、その使用はあってはならないと考えます。
G7長野県軽井沢外相会合やG7広島サミットでは、こうした強い意志を、力強く世界に示してまいりたいと考えております」
その他、他社記者からの質問は、「オリンピック」、「ウクライナ支援」、「性的少数者に対する差別の解消」、「G7広島サミット」、「同性婚またはパートナーシップのための法令・制度」など、多岐にわたった。
また、冒頭、林大臣より、トルコ南東部を震源とする大規模な地震に対して、日本政府の対応について、説明があった。
- トルコ共和国における地震被害に対する国際緊急援助隊・医療チームの派遣(外務省、2023年2月10日)
- シリア・アラブ共和国における地震被害に対する緊急援助(外務省、2023年2月10日)
詳細については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。