2022年12月20日、午後12時25分頃より、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が行われた。
冒頭、林外務大臣から、1月の中南米、米国歴訪の予定と、22日にオンラインで行われたG7外相会合について報告があった。
- 林外務大臣の中南米及び米国訪問(外務省、2022年12月23日)
- G7外相会合(結果概要)(外務省、2022年12月22日)
林大臣からの報告に続き、各社記者との質疑応答となった。
IWJ記者は、山口県の米軍岩国基地の海兵隊員が12月上旬に岩国市内で乗用車を盗み、その車で事故を起こし、事故車を放置したまま逃走した事件についての質問を準備し、会見に臨んだ。
- 米軍岩国基地の海兵隊員 “盗んだ車”で事故か…事件解決に障壁「日米地位協定」(テレ朝ニュース、2022年12月13日)
この問題をめぐり、米軍基地の集中する沖縄のみでなく、本州においても繰り返されている米軍兵士の不祥事、および、それを罰することができないという不条理について、「日本は本当に主権国家なのか」、「日米地位協定の抜本的見直しが必要ではないか」と質す予定であった。
しかし、残念ながら、指名されず、質問をすることはできなかった。
各社からは、冒頭の大臣からの報告に関するもの、2023年に開催予定のG7広島サミット、大臣の中国訪問の予定、そして、中央アジア5か国との外相会合などについて、質問がなされた。
会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。