2022年2月22日午前11時頃より、東京都千代田区の外務省庁舎にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催された。
冒頭、林大臣より、前日2月21日、ロシアのプーチン大統領が「ドネツク人民共和国」、および「ルガンスク人民共和国」の独立を承認する大統領令に署名をするとともに、ロシア軍に軍事基地等の建設・使用の権利を与える「友好協力相互支援協定」に署名をしたことについての報告があった。
林大臣は、「こうした行為は、ウクライナの主権および『領土一体性』を侵害し、国際法に違反するものであり、決して、認められるものではなく、非難を致します。
我が国として、あらためて、この事態の進展を深刻な懸念をもって注視していくとともに、G7をはじめとする国際社会と連携して、制裁を含む厳しい対応につき、調整を行ってまいります」と述べ、ロシアの動き強く非難した。
また、22日、林大臣がフランスとEU共催の「インド太平洋閣僚会合」に出席すると報告があった。
- 林外務大臣のフランス・EU共催「インド太平洋閣僚会合」への出席(オンライン形式)(外務省、2022年2月22日)
続く質疑応答では、林大臣のスケジュールのため短時間で切り上げられ、IWJ記者は質問をすることができなかった。他社からの質問は「ウクライナ危機」に集中した。
他社記者から、ロシアへの制裁についての質問があったが、林大臣は「我が国としては、あらためて、事態の進展について、深刻な懸念をもって注視していくとともに、G7をはじめとする国際社会と連携致しまして、制裁を含む厳しい対応について調整を行っていく」と述べるにとどめた。
林大臣の会見の詳細については、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。