2022年9月9日、午前10時40分頃より、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催された。
IWJ記者は指名されず、質問することはかなわなかった。
林外務大臣は冒頭、英国のエリザベス2世女王の訃報に対し、英国王室、英国政府、英国民への哀悼の意を表明した。
林外務大臣は「日英関係は、皇室・王室の伝統的な友好関係に支えられて発展してきた」と述べ、1975年の来日を振り返った。
林外務大臣は「激動の世界情勢において、英国を導いたエリザベス2世女王陛下のご崩御は、英国民のみならず、国際社会にとっての大きな損失」だと語った。
また、林外務大臣は、日本の開発協力政策の基本方針である「開発協力大綱」を改定することを発表した。
質疑応答で受けた質問は2問のみ。共同通信記者は、「尖閣国有化10年(9月11日)への受け止めと、中国船への対応」を質問した。
『パンオリエントニュース』の記者は、故・安倍晋三元総理の国葬における弔問外交について、「二国間首脳会談や三国間会談を行うのか?」と質問した。
この質問に対して、林外務大臣は、「国葬儀の前日から翌日にかけまして、首脳レベル、また外相レベルで、可能な限り、集中的に、バイ会談(二国間会談)を行うことを予定しています」と述べ、「まだ具体的な議題などについてはお話しする段階にはございませんけれども、安倍元総理が培われた『外交的遺産』を、我が国としてしっかりと受け継ぎ、発展させるという意志を内外に示していく、そうした機会にしたい」と、弔問外交への意欲を見せた。
会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。