┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~西側のメディアながら『ニューズウィーク』がロシア軍のヘルソン撤退を、一転して見事な戦略と高く評価!「ウクライナ軍がヘルソン奪還」と祝祭ムード一辺倒だった西側メディアの風向きが変わってきた? 米中間選挙で共和党が下院過半数を獲得、困難な政権運営を強いられるバイデン政権は、ポーランドのロシア製ミサイルが着弾した事件で、「ロシアの攻撃」と主張するゼレンスキー大統領と明確に対立、欧米諸国とウクライナの間に秋風が吹き始めた可能性が!? フランスのマクロン大統領は停戦と終戦に向けて動くと明言!
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┠■8月から始まったIWJ第13期は、10月までの第1四半期の3ヶ月間で累積の不足金額が682万4870円に達してしまいました! 目標額の約半分です! 累積の不足額と今月の月間目標額390万円とを合計すると、今月末までに1072万4870円が必要ですが、11月16日現在、ご寄付・カンパは50万3100円と目標額の5%にとどまっています! また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理業者からの見積もりが出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!
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┠■【中継番組表】
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┠■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」
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┠■<今週の新記事振り返り>
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┠■<今週の日刊IWJガイド振り返り>
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┠■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません! IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
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┠■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方を募集します。時給は1500円から、能力・実績に応じて昇給します。
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┠■【スタッフ募集・動画班】岩上安身によるインタビューを撮影・編集したり、大臣会見やビデオカメラによる現場取材と中継、撮影した動画の編集を行うスタッフを募集します。PCによる動画の編集作業の基本ができる方、特にYouTubeの撮影・編集などの経験のある方を特に優遇し、最優先で募集します! 経験が少なくとも、意欲ある若い方、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です! 時給は1300円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
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┠■【スタッフ募集・事務班】中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションである事務班のスタッフを募集します。PC操作のスキルがあり、スケジュール調整のためにアポ取りのコミュニケーションスキルのある方、歓迎です! これまでの社会経験も生かせます! 時給は1200円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
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■はじめに~西側のメディアながら『ニューズウィーク』がロシア軍のヘルソン撤退を、一転して見事な戦略と高く評価!「ウクライナ軍がヘルソン奪還」と祝祭ムード一辺倒だった西側メディアの風向きが変わってきた? 米中間選挙で共和党が下院過半数を獲得、困難な政権運営を強いられるバイデン政権は、ポーランドのロシア製ミサイルが着弾した事件で、「ロシアの攻撃」と主張するゼレンスキー大統領と明確に対立、欧米諸国とウクライナの間に秋風が吹き始めた可能性が!? フランスのマクロン大統領は停戦と終戦に向けて動くと明言!
おはようございます。IWJ編集部です。朝夕だけではなく、日中も風が冷たい日が多くなり、人々の服装も冬めいてきました。
冬を目前にして、ウクライナ紛争をめぐる風向きが変わってきたようです。
『ニューズウィーク』は、16日、アンナ・スキナー氏の論考「専門家:プーチンのへルソン撤退は、ロシアが失敗から学んでいる可能性を示す(Putin’s Kherson Retreat Signals Russia May Be Learning From Slips:Experts)」を掲載しました。
こちらはすでに日本語版でも「へルソン撤退は『敗走』ではなく、ロシアの珍しく見事な『作戦成功』と軍事専門家」と題して、18日に公開されました。
『ニューズウィーク(日本版)』は、2名の軍事専門家の分析を紹介しています。
・米海軍分析センター(CNA)でロシア研究プログラムの軍事アナリストを務めるマイケル・コフマン氏「(今回は)組織だった撤退であり、イジュームで見られたような多くの死傷者や装備品の放棄を伴う『敗走』ではない。ロシアは残る兵力と装備の大部分を撤退させることに成功したようだ」
・米戦略国際問題研究所(CSIS)のマーク・カンシアン上級顧問「ロシア軍はドニプロ川の西岸で壊滅するリスクを避け、東岸地域の守りを固めるために兵力を再配分することが可能になった」「軍事的には退却は賢明な選択であり、うまく実行された」
邦題は「ロシアの珍しく見事な『作戦成功』」となっていますが、「西側メディアの珍しくまともな軍事評論報道」というべきでしょう。このような報道が西側メディアからようやく出てくるようになりました。これは、ウクライナ紛争をめぐる風向きが変わってきたことの現れでしょうか。
※Putin’s Kherson Retreat Signals Russia May Be Learning From Slips: Experts(Newsweek、2022年11月16日)
https://www.newsweek.com/putins-kherson-retreat-signals-russia-may-learning-slips-experts-1760205
※へルソン撤退は「敗走」ではなく、ロシアの珍しく見事な「作戦成功」と軍事専門家(ニューズウィーク日本版、2022年11月18日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/post-100150.php
これまで、ロシア軍のヘルソン撤退に関して、西側メディア、特に『BBC』と『CNN』は、際立って積極的に、ウクライナの勝利を印象付ける記事を出してきました。
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■8月から始まったIWJ第13期は、10月までの第1四半期の3ヶ月間で累積の不足金額が682万4870円に達してしまいました! 目標額の約半分です! 累積の不足額と今月の月間目標額390万円とを合計すると、今月末までに1072万4870円が必要ですが、11月16日現在、ご寄付・カンパは50万3100円と目標額の5%にとどまっています! また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理業者からの見積もりが出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。今後とも精いっぱい頑張ってまいりますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いします!
おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
11月になり、8月から始まったIWJの第13期も、4ヶ月目を迎え、第2四半期に入りました。
8月から10月までの第1四半期の3ヶ月間は、ご寄付・カンパが月間目標額に達成する月がないまま、累積の不足分は682万4870円と、大きく積み上がってしまいました。
今月11月のご寄付・カンパの目標額390万円に、累積の不足額682万4870円を加えると、11月のご寄付・カンパの目標額は、1072万4870円となります。
11月は16日までの16日間で54件、50万3100円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。この金額は月額目標額1072万4870円の5%にあたります。11月の前半時点で、月間の目標額の5%ということは、あと95%分、1022万1770円が必要となる、ということです。
皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、ご寄付が急減してしまうと、IWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。
IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことと、ご寄付・カンパをいただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画した、独立市民メディアとしての活動を貫いてきました!
権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、市民の皆さまのお支えがあってのことです。
また、大新聞、大手テレビが、足並みをそろえてウクライナ紛争において情報操作を行っている現状を御覧になればわかるように、権力と大資本から距離を置く独立メディアが存在しないと、真実はまったくわからなくなってしまいます。それは結局のところ、めぐりめぐって、私たち自身の生存や生活を、脅かすことになります。
10月17日の日刊IWJガイドを読んでいただければわかる通り、ウクライナ紛争と対露制裁によって、米国の同盟国は、欧州も日本も「巻き添え被害」にあっています。欧州の市民はその真実に気づき、ドイツやチェコのプラハだけではなく、パリにおいても市民が立ち上がって反NATOの抗議の声をあげていますが、欧州のマスメディアも日本のマスメディアも、そうした動きを意図的に報じようとしません。
我々のような独立メディアが存在しなければ、この事態を人々が知るすべもないのです。独自の視点で真実の報道を続けるIWJの存在価値を、ご理解いただき、お支払いいただければと思います。
※日本のマスメディアが伝えない欧州の現実! インドメディア『WION』が、フランスの「反NATO」デモをレポート!「NATOから離脱しよう!」、「Let’s get out of NATO!」「NATOのためにフランスはウクライナの『巻き添え被害』を受けている」! フランスの高級紙『ル・モンド』は、石油会社従業員による賃上げデモを報じるも、「反NATO」デモはスルー!? 米英NATOウクライナのために、『巻き添え被害』を恐れているのは日本も同じ!! メディアの情報操作によって、その事実にすら気づかない日本国民!(日刊IWJガイド、2022年10月17日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51419#idx-6
改憲による緊急事態条項の創設は、統一教会が自民党の背中を押して、実現に向けて推進してきた政策です。統一教会という「反日・反社会的カルト」を、日本社会から追放し、政治への介入をやめさせるとともに、この危険な緊急事態条項の憲法への導入を阻止するために、私と、IWJのスタッフは、全力で立ち向かいたいと思います!
また、インタビュー用のカメラが故障した件ですが、修理の見積もりが修理業者から出まして、修理費は合計で約7万円強ですむことになりました! 一時は、買い替えの可能性もありうるとお伝えし、ご心配をおかけしました。
なお、IWJのスタジオでの岩上安身によるインタビューは、今週もまだできませんが、出張してのインタビュー、Zoomを使ってのインタビューは可能だと思われますので、3台のカメラが修理工場に行っている間も工夫を重ねてインタビューを行いたいと存じます。
皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。
どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。
また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。
※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
岩上安身
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◆中継番組表◆
**2022.11.20 Sun.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2022.11.21 Mon.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【反日カルトの統一教会の問題はただの霊感商法問題だけではない!! 「(日本の)国会議員は、全員統一教会信者となり、日本の国家予算を全部献金せよ」などと本気で「万物復帰」「国家復帰」を唱え、日本を乗っ取ろうとしている!! シリーズ特集 5・IWJ_YouTube Live】19:00~「『特定のカルト教団に与党政権が乗っ取られて、国民を守るための制度を使えないようにしていたなんて、他の先進国では例がない!』~岩上安身によるインタビュー第1105回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 <前半>」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
11月3日に収録した、岩上安身による小西洋之参議院議員インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた小西洋之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b0%8f%e8%a5%bf%e6%b4%8b%e4%b9%8b
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512157
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「コロナ禍で文化庁の『継続支援事業』に申請したフリーは8万人! アンケートではインボイス導入で2割が『廃業を考える』と答えている!」~11.16「STOP!インボイス」漫画・アニメ・声優・演劇4団体の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512333
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■<岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』復刻連載(その1)>序文「ゴーリキーパークの世界精神」
ポーランド領内に落ちたミサイルが、ウクライナ軍のミサイルであったことが明らかになってきました。これまで、ウクライナ側のあらゆる主張を飲み込んできた欧米諸国の対応に変化がみられます。ウクライナ紛争を2022年2月24日のロシア軍の侵攻を起点として見ていては、その実相が見えない、とIWJは繰り返し訴えてきました。少なくとも、2014年のユーロマイダン・クーデターから8年以上にわたって継続している紛争であることは事実として認めるべきです。
米露の代理戦争としてみれば、少なくとも冷戦構造の解体・ソ連の解体から見なければなりません。ソ連・ゴルバチョフ政権に冷戦の終結を訴えた、米ジョージ・H・W・ブッシュ(ブッシュ父)政権とNATOは、繰り返し、NATOの東方拡大はしないと約束しました。しかし、1993年に発足した米クリントン政権は、その約束を裏切り、NATOを拡大するとともに、「民主化・民営化」の名の下にロシアの国富を過酷に簒奪したため、ロシアのGDPは7年間で半減し、男性の平均寿命は10年で10歳縮みました。国際政治評論家の伊藤貫氏は、それは「歴史に残る大惨事」であり、多くのロシア国民に「鋭い嫌米感情と反ユダヤ主義を植え付けた」と評しています。
※伊藤貫「三十年間、ロシアを弄んできたアメリカ」『クライテリオン』2022年7月号(通巻103号)
https://the-criterion.jp/backnumber/103_202207/
※ウクライナ紛争は2022年に始まったのか? 少なくとも米オバマ政権が深く関与した2014年のユーロマイダン・クーデター、さらに遡って1991年のソ連崩壊時に、米国が民主化・民営化の名の下に行ったロシアの国富簒奪、さらにはウクライナ民族主義者のルーツにまでつながる視点で、ウクライナ紛争を捉えるべき。伊藤貫、岩上安身、ソルジェニーツィンのテキストをあわせ読み解く。
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51535#idx-4
ロシアを徹底的に弱体化することをめざしてきた米国の対露政策、1991年のソ連解体後にロシアが舐めてきた辛酸を理解するための日本における資料は、それほど多くはありません。岩上安身は、1989年から1994年まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材しました。現地取材をまとめた著書『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)は、当時のソ連・ロシアの実態を記録した貴重な資料ですが、残念ながら絶版となっており、入手困難な状況となっております。
ウクライナ紛争の長期化、そして西欧諸国が世界を支配してきた構造、米国による一極支配構造に揺らぎが見え始めた今こそ、改めて1991年のソ連崩壊前後に戻って、歴史を振り返る必要があると思われます。日刊IWJガイドで、『あらかじめ裏切られた革命』の復刻連載を進めていきますので、ぜひお読みください。
—————————
岩上安身『あらかじめ裏切られた革命』(1996年、講談社、講談社ノンフィクション賞受賞作)
目次
ゴーリキーパークの世界精神
第一部 ―ロシア零年
第一章 書記長のいない八月
第二章 母なる、されど病める大地
第三章 マルクスの国の遺産相統
I 初雪。ありふれた日曜日の午後
II なし崩しに売られる帝国
III 〈みなしごの冬〉のモスクワ
第四章 マフィアのために人道援助を
第二部 ―蒼ざめた異族
第五章 グルジア―血と蜜の流れる土地
第六章 ロシアの〈他者〉なるチェチェン
第七章 シェワルナゼかく語りき
第三部 ―権力のはらわた
第八章 塗りかえられたレーニンの肖像
I 封印されてきた 「秘密虐殺指令」
II 二十世紀の 「偶像の黄昏
第九章 ロシアは独裁者を待っている
第十章 ゴルバチョフの嘘?
I 獄中からの告発
II 「民主革命」なる幻影
第十一章 不和の林檎は投げられた
第四部 ―自由という災厄
第十二章 「ジリノフスキー現象」を読み解く
I ファシズムという名の 「希望」
II 道化と超能力者のデモクラシー
第十三章 「文明の樹突」の虚実
I ヒトラーとジリノフスキー
II 咆時する欧州極右の群像
第十四章 偉大なる犯罪革命
I 「首領」が撃たれた夜
II マフィア資本主義のビッグ・バン
第十五章 怪物を生んだ権力のラビリンス
第五部 ―すべては許される
第十六章 戦車とミサイルの錬金術
第十七章 エリツィンが「雷帝」と呼ばれる日
終わりなき終章―あとがきに代えて
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天使のなかではすべてが清純で悪魔のなかではすべてが邪悪
ただひたすらに人間のなかでだけ
神聖なものと罪深いものとが出会うことができるのだ
―ミハイル・ユーリエヴィチ・レールモントフ
「一八三一年六月一一日に」(村井隆之訳)より
—————————
ゴーリキーパークの世界精神 ―一九九一年五月九日―
さしだされた右手が、目の前にあった。
手をのばせば、彼の右手を握りかえせる、そういう距離と位置にいた。
一瞬、躊躇した。私は、ファインダーから目をはずし、彼の目を正面から見た。とまどいが、彼の目にあらわれていた。
おや、お前は俺と握手したくないのか。お前は、ああ…ジャーナリストか。ならば用はない…。
彼の目がそう言っていたように見えた。ほんの刹那のことだ。
次の瞬間、彼は別の人間に手をさしだしていた。
生身のエリツィンが、手をのばせば届く距離にいた。ということはつまり、私は彼を殺せる距離にいたということだ。私がテロリストで、手にしていたのが一眼レフではなく拳銃だったなら、確実に彼の胸板を撃ち抜いていたことだろう。エリツィンはそういう可能性に対して、自分の生身の身体をさらしていたのだ。
「エリツィン! エリツィン!」
数万人が声をあげ、彼の名を呼んでいる。津波のようにそのコールが打ち寄せるなか、エリツィンは人の海をずんずんと、おそろしく早い足取りで突っ切ってゆく。エリツィン流の〈人民(ヴ・ナロード)の中へ 〉―。
一九九一年五月九日。モスクワのゴーリキーパーク。対ナチス・ドイツ戦の勝利を祝う四十六度目の戦勝記念日の集会。
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■<今週の新記事振り返り>
「家の側に基地ができ、毎日飛行機が飛んで、反対するのが当たり前。それをバカにしてみんなで笑っていた、アベマプライムを、絶対に許しません」~11.04 ひろゆき氏による辺野古座り込み闘争への侮辱に抗議する座り込み 2022.11.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512179
『フィナンシャル・タイムズ』が報じた「台湾有事に備えた日英軍事協力強化の協定」について、IWJ記者の質問に「特定の事態を念頭に置いたものではない」と林大臣!~11.15 林芳正 外務大臣 定例会見 2022.11.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512320
「防衛費倍増や改憲の整備は、東アジアで(米国の代理)戦争準備を日本そのものが始めていくということ!」~11.10「東アジアの平和のため、何をなすべきか?」―講演:羽場久美子氏(国際政治学者・神奈川大学教授) 2022.11.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512246
「電力不足を理由に原発再稼働、新設に舵を切る国は間違っている!」参加者より~11.11 原発反対八王子行動 2022.11.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512283
「コロナ禍で文化庁の『継続支援事業』に申請したフリーは8万人! アンケートではインボイス導入で2割が『廃業を考える』と答えている!」~11.16「STOP!インボイス」漫画・アニメ・声優・演劇4団体の記者会見 2022.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512333
■<今週の日刊IWJガイド振り返り>
日刊IWJガイド「ウクライナで死亡した日本人義勇兵の『義』はどこに? 米露代理戦争のためにウクライナ人が殺しあう実相をメディアは正確に伝えてきたのか」2022.11.13号~No.3713号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51535
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221113
日刊IWJガイド「『統一教会は政治家を信者にして、国家予算全額を献金させようとしていた』山際前大臣の秘書・統一教会信者のもとで働いていた元信者が証言」2022.11.14号~No.3714号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51537
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221114
日刊IWJガイド「対露制裁によるロシア製肥料の禁輸で農業大国の収穫量が落ちれば、途上国のみならず日本も含め先進諸国も食糧危機に!」2022.11.15号~No.3715号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51540
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221115
日刊IWJガイド「ヘルソン州でロシア軍の『悪魔化』が進行! ウクライナのネオナチ部隊もヘルソンに侵攻! ロシア軍に協力したヘルソン市民の粛清が懸念!」2022.11.16号~No.3716号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51542
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221116
日刊IWJガイド「ロケット弾がポーランド領内に着弾! NATO対ロシアの戦争になると大騒ぎになるも、ポーランド大統領がロシア軍による攻撃説を否定!」2022.11.17号~No.3717号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51546
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221117
ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/50402
日刊IWJガイド「統一教会が養子縁組を組織的に行っていたことが明らかに! 加藤厚労大臣は『養子縁組あっせん法違反で東京都と連名で質問状を送る』と明言」2022.11.18号~No.3718号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51551
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221118
日刊IWJガイド・非会員版「大谷翔平らが経営破綻したFTX社の広告塔として訴えられた! このニュースの裏側にはマスメディアが報じない大スキャンダルが!?」2022.11.19号~No.3719号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51554
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221119
■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません! IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。
雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。
入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。
※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform
■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方を募集します。時給は1500円から、能力・実績に応じて昇給します。
テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任をもって携わっていただける方を募集します。時給は1500円です。雇用形態はアルバイト又は契約社員からのスタートになります。正社員登用の途もあります。業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。
パワポ作成には、書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集します。
入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。
※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform
■【スタッフ募集・動画班】岩上安身によるインタビューを撮影・編集したり、大臣会見やビデオカメラによる現場取材と中継、撮影した動画の編集を行うスタッフを募集します。PCによる動画の編集作業の基本ができる方、特にYouTubeの撮影・編集などの経験のある方を特に優遇し、最優先で募集します! 経験が少なくとも、意欲ある若い方、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です! 時給は1300円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
動画班で、大臣会見やシンポジウムなどの中継・取材を行い、撮影した動画へのスーパー挿入やハイライトの作成等の動画編集を行うスタッフを募集します。
PCによる動画の編集作業の経験がある方を特に優遇し、最優先で募集します。
経験が少なくとも、意欲ある若い方、PC操作やカメラの撮影にも、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です。もちろん、必要な研修はIWJ内にて教えていきます!
時給は経験・ノウハウのある方ならば1300円から、能力・実績次第で昇給します。超過勤務の残業手当や深夜業務による手当は法にのっとった割り増し残業代を支払います。
雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。定年退職(65歳)となれば勤務年数に応じ満額の退職金をお出しできるよう会社が積み立てています。
他方、副業としての雇用や業務委託契約、外注も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。
入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。
※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform
■【スタッフ募集・事務班】中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションである事務班のスタッフを募集します。PC操作のスキルがあり、スケジュール調整のためにアポ取りのコミュニケーションスキルのある方、歓迎です! これまでの社会経験も生かせます! 時給は1200円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
スケジューリングする事務班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションです。PCの操作のスキルとスケジュールのためにアポ取りのためのコミュニケーションスキルは、最低限必要になります。時として動画班のように、カメラをもって取材現場に行く場合もあります。スタート時は時給1200円からで能力・実績に応じて昇給します。
ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。
入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jp までお送りください。
※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform
それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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