日刊IWJガイド・日曜版「ウクライナで死亡した日本人義勇兵の『義』はどこに? 米露代理戦争のためにウクライナ人が殺しあう実相をメディアは正確に伝えてきたのか」2022.11.13号~No.3713号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ウクライナで戦闘中に死亡した初めての日本人義勇兵「ドブレ」、5日前に死亡した台湾人義勇兵を悼み「私は彼の魂と共に終戦まで戦います」とツイートしていた!「ウクライナのために何かしなくては」と義勇兵に志願した元自衛官も! ウクライナ紛争は米国によるロシアの弱体化政策であり、そのために、ウクライナ語話者とロシア語話者のウクライナ国民同士が殺し合って多くの犠牲を出しているという実相を正確に報道していないために起きた悲劇ではないのか!?

■10月のIWJへのご寄付・カンパは223万2530円、目標額905万7400円の25%にとどまりました! 11月に入り、IWJの第13期も4ヶ月目へ! この3ヶ月間の累積の不足金額は682万4870円に! 今月目標額と合計すると、1072万4870円必要です! 2013年から使用しているインタビュー用のカメラが3台とも故障してしまいました。古い機材なので、場合によっては修理ではなく、買い替えが必要です。ぜひ、皆さまからのご支援をお願いします!

■【中継番組表】

■ウクライナ紛争は2022年に始まったのか? 少なくとも米オバマ政権が深く関与した2014年のユーロマイダン・クーデター、さらに遡って1991年のソ連崩壊時に、米国が民主化・民営化の名の下に行ったロシアの国富簒奪、さらにはウクライナ民族主義者のルーツにまでつながる視点で、ウクライナ紛争を捉えるべき。伊藤貫、岩上安身、ソルジェニーツィンのテキストをあわせ読み解く。

■<IWJ取材報告>ロシア軍と戦闘に参加していた20代の邦人男性の死亡をウクライナ当局が確認!! ウクライナ情勢と同時進行で着々と進む「台湾・朝鮮有事」に向けた米英との軍事協力強化の動きに注目を!! ~11.11林芳正 外務大臣 定例会見

■<今週の新記事振り返り>

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

■【スタッフ募集・テキスト(パワポ作成担当)班】書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要とされる「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任をもってかかわっていただける方を募集します。時給は1500円から、能力・実績に応じて昇給します。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません! IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。

■【スタッフ募集・動画班】岩上安身によるインタビューを撮影・編集したり、大臣会見やビデオカメラによる現場取材と中継、撮影した動画の編集を行うスタッフを募集します。PCによる動画の編集作業の基本ができる方、特にYouTubeの撮影・編集などの経験のある方を特に優遇し、最優先で募集します! 経験が少なくとも、意欲ある若い方、研修を受ければ習熟していけるとの自信や情熱がある方も歓迎です! 時給は1300円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。

■【スタッフ募集・事務班】中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの行動予定を組み立てる重要なセクションである事務班のスタッフを募集します。PC操作のスキルがあり、スケジュール調整のためにアポ取りのコミュニケーションスキルのある方、歓迎です! これまでの社会経験も生かせます! 時給は1200円からのスタートです。IWJの動画・記事のコンテンツの視聴・購読経験が一定以上あり、共感できた方に限ります。
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■はじめに~ウクライナで戦闘中に死亡した初めての日本人義勇兵「ドブレ」、5日前に死亡した台湾人義勇兵を悼み「私は彼の魂と共に終戦まで戦います」とツイートしていた!「ウクライナのために何かしなくては」と義勇兵に志願した元自衛官も! ウクライナ紛争は米国によるロシアの弱体化政策であり、そのために、ウクライナ語話者とロシア語話者のウクライナ国民同士が殺し合って多くの犠牲を出しているという実相を正確に報道していないために起きた悲劇ではないのか!?

 おはようございます。IWJ編集部です。

 11日午前、松野官房長官は定例記者会見で、記者からの質問に答える形で「ウクライナにおいてロシア軍との戦闘に参加していた20代の邦人男性が現地時間11月9日に亡くなられたことが、現地時間10日に確認をされました」と、述べました。

 ウクライナ紛争による日本人の死亡は、初めてと見られています。

※松野官房長官 定例会見【2022年11月11日午前】
(テレ東BIZ、2022年11月11日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ix-IRm0ddp0

 2月24日に始まったウクライナ紛争は、ロシアがウクライナ東部南部の4州で住民投票を9月に行い、「圧倒多数の支持」で、ロシアへの併合を宣言したことで、大きな転換点を迎えました。

 しかし、その後も、ロシアとクリミア半島を結ぶクリミア大橋の爆破事件、バルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆破事件、ロシア側によるウクライナ全土のインフラ施設への爆撃、ロシアが併合を宣言した南部へルソン州での大規模住民避難、東部南部の前線での小競り合いなど、不穏な状況が続いています。

 『時事通信』(11日)は、ウクライナ東部での戦闘で、日本人義勇兵の男性1人が死亡したことが11日、分かった、と報じました。「ウクライナ軍関係者が日本人の姓名に言及した上で、『われわれの戦友が戦闘中に死亡した』」と『時事通信』に述べた、ということです。

 戦闘で死亡した日本人義勇兵男性は、ウクライナ東部での戦闘に参加していた部隊に所属しており、「戦闘中に部隊が攻撃に遭い、命を落とした」と『時事通信』は報じています。

 『時事通信』は、「日本人の義勇兵参加は、刑法が定める『私戦予備・陰謀罪』に問われる可能性がある」と指摘しています。法的な問題の整理がこれから始まると思われます。

※20代の日本人義勇兵が死亡 東部戦線で戦闘中―ウクライナ(時事通信、2022年11月11日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022111100234

 また、外務省は、在ウクライナ日本大使館を通じてウクライナ当局に、20代の邦人男性が現地時間9日に死亡したことを確認したと、11日、明らかにしています。

 ウクライナで日本人の「義勇兵」が死亡したとの情報がインターネット上で出ていたため、外務省が確認したとのことです。

※ウクライナで20代日本人「義勇兵」死亡 外務省確認、搬送へ調整(毎日新聞、2022年11月11日)
https://mainichi.jp/articles/20221111/k00/00m/030/037000c

 『スプートニク(日本)』は11日、「日本外務省は(中略、日本人義勇兵が死亡したことを認めることで)現地に日本人が傭兵として存在することを公式的に認めた」と報じました。

 さらに、『スプートニク(日本)』は「(少なくとも)1人の日本人がウクライナの国際傭兵大隊に登録していたことが判明した」と指摘しました。『スプートニク(日本)』は、この「国際傭兵大隊」では「ネオナチ、超右翼、そして単に戦争と殺戮に血が騒ぐ者はすべて歓迎されている」と主張しています。

 『スプートニク(日本)』は、死亡した日本人男性は『ツイッター』で「ドブレ」と名乗っていたと指摘、ツイッターのスクリーンショットを数枚添付していますが、「ドブレ」が「ネオナチ、超右翼、そして単に戦争と殺戮に血が騒ぐ者」達と共に戦っていた、と報じました。

※【解説】「ウクライナには存在しない」はずのネオナチが全世界から一同に 戦死の日本人「義勇兵」は誰と生死を共にしていたか(スプートニク、2022年11月11日)
https://sputniknews.jp/20221111/13742678.html

 「ドブレ」のツイッターアカウントは以下です。

ドブレ@super_dobure
https://twitter.com/super_dobure

 「ドブレ」の最後のポストは11月5日、迷彩柄の軍服に身を包んだ東アジア系の男性の写真に、以下のメッセージをつけてツイートしました。

 「私が持っている写真はこれで全部です
 
 私は彼の魂と共に終戦まで戦います」

※ドブレ@super_dobure(午前1:09 ・ 2022年11月5日)
https://twitter.com/super_dobure/status/1588564112136900609

 「ドブレ」は、4日に「訓練生時代から一緒だった友人が戦死したと報告を受けました」とツイートしています。

※ドブレ@super_dobure(午後6:56 ・ 2022年11月4日)
https://twitter.com/super_dobure/status/1588470195865411584

 「ドブレ」は、戦死した友人は日本人ではないとツイートしています。

 「沢山のお悔やみの言葉ありがとうございます、ちなみに彼は日本人ではありません(念の為出身国を伏せておきます…)

 また日本の事が大好きで背中に立派な和柄の昇り鯉を背負ってたり少し日本語も話す事ができました」

※ドブレ@super_dobure(午後7:42 ・ 2022年11月4日)
https://twitter.com/super_dobure/status/1588481683745132546

 『AFP』は8日、台湾外交部(外務省)が、ウクライナで義勇兵として戦っていた台湾人男性が戦死したと発表した、と報じました。このたびのウクライナ紛争で、台湾人義勇兵が死亡するのは初めてとみられている、ということです。

※台湾人義勇兵、ウクライナ東部で戦死(AFP、2022年11月8日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3432874

 台湾外交部は11月5日、「ウクライナで戦うために義勇軍に参加した我国民の不幸な死に関する報道を非常に重要視し、非常に憂慮している」と発表しています。

※有關媒體報導首位台灣志願軍在烏克蘭身亡事,外交部説明如下(中華民国外交部、2022年11月5日)
https://www.mofa.gov.tw/News_Content.aspx?n=95&s=98961

 『フォーカス台湾(日本語版)』は10日、「戦死した台湾人義勇兵、曽聖光さんの追悼式が、首都キーウで予定されている」と報じました。

 『フォーカス台湾(日本語版)』によると、曽氏は2日、ウクライナ東部ルハンシク州での戦闘中に負傷し出血多量で死亡しました。東部・花蓮の台湾原住民(先住民)族アミ族出身で、25歳だったということです。

 曽氏が戦っていた動機について、曽氏の所属部隊の報道官は「ロシア軍の女性や子どもに対する残虐な行為を見ていられなくなったから」と述べている、と『フォーカス台湾(日本語版)』は伝えています。

※台湾人義勇兵戦死 キーウで追悼式開催へ 軍関係者、敬意ささぐ(フォーカス台湾、2022年11月10日)
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202211100008

 以上により、「ドブレ」の戦死した友人とは、台湾人の曽聖光氏ではないかと推定されます。上記『AFP』は、台湾メディアの情報として、現在10名ほどの台湾人義勇兵がウクライナにいると報じています。

 報道カメラマンの横田徹氏は、10月14日、『FRIDAY』に「元自衛隊員の日本人義勇兵インタビュー『なぜ私がロシアと闘うのか』」を発表し、ウクライナで義勇兵として戦う日本人義勇への実態を報告しています。

 横田氏が取材した日本人義勇兵は志願の動機を以下のように語っています。

 「(欧州)留学中にロシアのウクライナ侵攻が起きました。最初は傍観していましたが、多くの同級生が義勇兵としてウクライナへと向かいました。ロシア国内に住む友達も反戦デモに参加していた。自衛官として軍事訓練を受けた経験がある自分も、ウクライナのために何かしないといけないという気持ちになったんです」

 横田氏によると、「現在、ウクライナで戦う日本人義勇兵は10人を上回」っており、10月現在で、日本人義勇兵らが参加する混成部隊(自分たちでつけたニックネームは「忍者小隊」)には、2人の元自衛官の日本人義勇兵が在籍しているということです。

 横田氏がインタビューをした元自衛隊員の日本人男性は、すでに最前線を退き、EU内の民間企業でウクライナ難民と共に働いているということです。

 横田氏による日本人義勇兵のインタビューは『日テレ』のサイトにあります。

※元自衛隊員の日本人義勇兵インタビュー 「なぜ私がロシアと闘うのか」(横田徹、FRIDAY、2022年10月14日)
https://friday.gold/article/134375

※世界一「危険な場所」で緊迫取材 最前線で戦う“忍者部隊”なぜ日本人が義勇兵に? SNSでは「柴犬」を武器にロシア軍への徹底抗戦も(日テレニュース、2022年10月16日)
https://news.ntv.co.jp/category/international/b2144bbf45e94c9199ba49960dc4a580

 ツイッターには、「ウクライナを守る為に立派に戦われたのでしょう」、「ドブレさんのご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに」、「義の侍に最高の敬意と永遠の安らぎを」といった追悼の言葉が並んでいます。

 「ドブレ」氏が、ウクライナの国際傭兵部隊に志願した理由はまだわかりません。

 しかし、ウクライナで現在行われている紛争の根本には、米国によるロシアの弱体化政策があり、米国が後押しした2014年のクーデターによって、ウクライナの首都キエフにつくられた親米政権が、東部ウクライナ国民(ロシア語話者)を差別、迫害したために、ウクライナ政府軍と自治を望む東部ウクライナの人々の間で起きた内戦(ドンバス紛争)が発端です。

 ウクライナ軍のサルジニー総司令官は、1日、「8年8ヶ月間戦争を続けてきた」とツイート、2014年から現在まで戦闘が続いていることを認めています。

 「私たちは、国土の28倍、人口が4倍、軍事力が何倍もある国に対して戦争を行っています。私たちは8ヶ月間ではなく、8年8ヶ月間戦争を続けてきた」

※Commander-in-Chief of the Armed Forces of Ukraine@CinC_AFU(午前5:59 ・ 2022年11月1日)
https://twitter.com/CinC_AFU/status/1587187595708080133

 サルジニー総司令官は、自分達が戦ってきた相手はロシアだと示唆しています。

 しかし、ドキュメンタリー映画『ドンバス』を撮ったフランスのアンヌ・ロール=ボネル監督は、3月1日にフランスのテレビ『CNEWS』の取材に対して、2014年からこの戦争が始まったとして、ウクライナ政府軍がドンバスを空爆し、砲撃を行うなど、東部に住むウクライナ国民・ロシア語話者を標的にしてきたと述べています。

 「マタタビの羅針盤」がボネル監督が出演した『CNEWS』の番組に和訳をつけてYouTubeで公開しています。

※”ウクライナ危機、フランス人ジャーナリストが証言「ウクライナを爆撃しているのはロシア軍ではない」CNEWS 2022/03/01″ (マタタビの羅針盤、2022年3月8日)
https://youtu.be/V1rffL9EEOM

 IWJは、ボネル監督のドキュメンタリー映画『ドンバス』を仮訳して紹介するなど、ウクライナ政府軍が東部ウクライナにおいて継続的に攻撃を続けてきたことをお伝えしてきました。

※2015年のドンバスで何が起こっていたのか? 貴重な証言の記録、2016年ドキュメンタリー映画「ドンバス」アンヌ-ロール・ボネル監督 仮訳出! 2022.4.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504732

※【IWJ号外】ウクライナ軍は8年前から現在まで、ドンバスで救急隊員を執拗に狙い撃ちしている! これは、ジュネーブ条約違反だ!! 現地取材する バートレット記者「ウクライナの戦争犯罪」をIWJが全文仮訳! 2022.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511228

※はじめに~2022年2月24日から10月23日までにウクライナの民間人犠牲者は1万6150人! ドンバス地域の政府軍支配地域での死者の数(3365人)は、ロシア軍支配地域での死者の数(423人)の約7.96倍! 2014年に始まったドンバス戦争の拡大版が、現在行われているウクライナ紛争! IWJは2月下旬にドンバスに侵攻する計画を記したウクライナ軍の軍事文書を仮訳!(日刊IWJガイド、2022年10月27日)
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51461#idx-1
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221027#idx-1

 「ウクライナのために何かしないといけない」、「ウクライナを守る為」というとき、どのウクライナのことを言っているのでしょうか。東部ウクライナの人々は、守るべきウクライナには入らないのでしょうか。「義の侍」というとき、その「義」はどのような正義なのでしょうか。

 特に東部ルハンシクやドネツクの最前線で、お互いに多くの犠牲を出しながらウクライナ軍と戦っているのは、ロシア軍だけではなく、ドネツク人民共和国軍・ルハンシク人民共和国軍のウクライナ語話者でもあるのです。彼らは、2014年からのウクライナ政府と民間のネオナチの暴徒による差別と攻撃の前は、間違いなくウクライナ国民でした。

 「ウクライナのために何かしないといけない」という素朴な動機で、日本人や台湾人、あるいは韓国人の若者がこの紛争に加担し、その尊い命を落とすなどということは、ウクライナ紛争の実相が正しく報道されていれば起こらなかったはずの悲劇ではないでしょうか。

■10月のIWJへのご寄付・カンパは223万2530円、目標額905万7400円の25%にとどまりました! 11月に入り、IWJの第13期も4ヶ月目へ! この3ヶ月間の累積の不足金額は682万4870円に! 今月目標額と合計すると、1072万4870円必要です! 2013年から使用しているインタビュー用のカメラが3台とも故障してしまいました。古い機材なので、場合によっては修理ではなく、買い替えが必要です。ぜひ、皆さまからのご支援をお願いします!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 11月になり、8月から始まったIWJの第13期も、4ヶ月目に入りました。

 IWJへの10月分のご寄付・カンパ額をご報告します。10月は183件のご寄付・カンパをいただき合計223万2530円でした。ご寄付・カンパでIWJをご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。

 しかしながら、8月から10月までの3ヶ月は、ご寄付・カンパが目標額に達成することがないまま、累積の不足分は大きく積み上がってしまいました。

 IWJは今期、月間の目標額を390万円に引き下げましたが、8月と9月の累積の不足分の繰越し515万7400円を加えると、10月のトータルの月間目標額は、905万7400円でした。223万2530円は、10月の目標額905万7400円の25%にあたります。

 この結果、8月から10月末までの3ヶ月の累積の不足額は、682万4870円となりました。

 今月11月のご寄付・カンパの目標額390万円に、累積の不足額682万4870円を加えると、現時点で暫定の11月のご寄付・カンパの目標額は、1072万4870円となります。

 11月は9日までの9日間で34件、24万2400円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。この金額は月額目標額1072万4870円の2%にあたります。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、IWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 IWJは、市民の皆さま、お一人お一人が会員となっていただくことと、ご寄付・カンパをいただくことで、政治権力におもねり、広告スポンサーに牛耳られている記者クラブメディアとは一線を画して活動しています!

 権力に不都合であっても、真実を追及し、権力の監視を行う「ウォッチドッグ」の役割を果たし続けることが可能になります。これも、市民の皆さまのお支えがあってのことです。

 また、大新聞、大手テレビが、足並みをそろえてウクライナ紛争において情報操作を行っている現状を御覧になればわかるように、権力と大資本から距離を置く独立メディアが存在しないと、真実はまったくわからなくなってしまいます。それは私たち自身の生存や生活を、脅かすことになります。

 10月17日の日刊IWJガイドを読んでいただければわかる通り、ウクライナ紛争と対露制裁によって、米国の同盟国は、欧州も日本も「巻き添え被害」にあっています。欧州の市民はその真実に気づき、ドイツやチェコのプラハだけではなく、パリにおいても市民が立ち上がって反NATOの抗議の声をあげていますが、欧州のマスメディアも日本のマスメディアも、そうした動きを意図的に報じようとしません。

 我々のような独立メディアが存在しなければ、この事態を人々が知るすべもないのです。独自の視点で真実の報道を続けるIWJの存在価値を、ご理解いただき、お支払いいただければと思います。

※日本のマスメディアが伝えない欧州の現実! インドメディア『WION』が、フランスの「反NATO」デモをレポート!「NATOから離脱しよう!」、「Let’s get out of NATO!」「NATOのためにフランスはウクライナの『巻き添え被害』を受けている」! フランスの高級紙『ル・モンド』は、石油会社従業員による賃上げデモを報じるも、「反NATO」デモはスルー!? 米英NATOウクライナのために、『巻き添え被害』を恐れているのは日本も同じ!! メディアの情報操作によって、その事実にすら気づかない日本国民!(日刊IWJガイド、2022年10月17日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51419#idx-6

 改憲による緊急事態条項の創設は、統一教会が自民党の背中を押して、実現に向けて推進してきた政策です。統一教会という反日・反社会的カルトを、日本社会から追放し、政治への介入をやめさせるとともに、この危険な緊急事態条項の憲法への導入を阻止するために、私と、IWJのスタッフは、全力で立ち向かいたいと思います!

 また、岩上安身によるインタビューでは、3台のカメラを使って、画面を切り替えながら生配信と収録を行っています。

 この3台のカメラは、2013年頃に同時に購入して以来使い続けてきたのですが、先日、3台がほぼ同時に故障してしまいました。メーカーに修理に出すため、今週(7日月曜日~13日日曜日)は稼働できず、インタビューのスケジュールを入れられていません。修理の見積もりもいくらになるか、まだわかりません。

 修理代があまりに高くつく場合、あるいは型が古いため部品がない場合などは、新たに購入し直す必要もあります。一番コストが高くつく場合は、一台あたり数十万円、3台で100万円近くになることも予想されます。

 通常のランニングコストすらまかなえない現状で、たいへん大きな負担となってしまいますが、必要不可欠な機材です。ぜひ、皆さまからのご支援をお待ちしています。正確な見積りが出ましたら、また皆さまに、ご報告いたします。

 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたく、IWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 IWJは存亡の窮地に立たされています! 岩上安身からIWJがこの穴埋めに一時的に借り入れせざるをえないと思われますが、岩上の自己資金くらいでは2000万円分はおそらくカバーできません。IWJへのご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いします! 切実なお願いです!

 どうかIWJ会員の皆さま全員のお力で、IWJをお支えください!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましてはサポート会員へのアップグレードを、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料会員の皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身

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◆中継番組表◆

**2022.11.13 Sun.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2022.11.14 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】16:00~「11.14 セーフ・アボーション院内集会・行政交渉『国際基準で使える経口中絶薬を!』-入院原則いらない、10万円ありえない、配偶者同意いらない、堕胎罪・母体保護法を見直して、安全な中絶を日本にー」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「#もっと安全な中絶をアクション(ASAJ)」主催の院内集会を中継します。これまでIWJが報じてきた女性の人権関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e4%ba%ba%e6%a8%a9

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ロシア軍と戦闘に参加していた20代の邦人男性の死亡をウクライナ当局が確認!!ウクライナ情勢と同時進行で着々と進む「台湾・朝鮮有事」に向けた米英との軍事協力強化の動きに注目を!! ~11.11林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512285

【IWJ号外】軍産複合体と癒着したバイデン政権の民主党か、「アメリカ・ファースト」のトランプ共和党か、究極の選択を迫られる米国民!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512294

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■ウクライナ紛争は2022年に始まったのか? 少なくとも米オバマ政権が深く関与した2014年のユーロマイダン・クーデター、さらに遡って1991年のソ連崩壊時に、米国が民主化・民営化の名の下に行ったロシアの国富簒奪、さらにはウクライナ民族主義者のルーツにまでつながる視点で、ウクライナ紛争を捉えるべき。伊藤貫、岩上安身、ソルジェニーツィンのテキストをあわせ読み解く。

 現在進行中のウクライナ紛争が、少なくとも2014年のユーロマイダン・クーデターから始まっているという事実を否定することはできません。

 その事実を無視すれば、2022年2月24日に「悪の国家・ロシア」が間違った覇権主義を振りかざし、「大ロシア」を復興するために、突如として「善の国・ウクライナ」に侵攻したという誤ったプロパガンダに易々と呑み込まれてしまいます。

 また、「2014年から始まった」と見たとしても、なぜ8割ものロシア人が、プーチン大統領と今回のウクライナ紛争を支持しているのかは理解できません。

 ウクライナの親米政権が、言語でも文化でも親ロシア的なウクライナ東部の人々を攻撃しているから、ロシアがウクライナ東部の人々を守るためにウクライナに侵攻したというだけであれば、米国が親米的なウクライナ政府を守るために策略をめぐらし、膨大な軍事支援をしているのと構図としてはそうは変わらない、という批判も成り立ちそうです。

 同胞をドンバスなどで殺されているロシア人の怒りはわかるとしても、同じスラブの兄弟民族であるウクライナ人と殺し合いを積極的にしたいと望むロシア人が8割もいる、ということは説明しがたいことです。ロシア人は何に怒り、どうしてプーチンを支持しているのか。プーチンが狂気の独裁者だから、という説明は、西側が創造した物語に過ぎません。

 国際政治評論家の伊藤貫氏は、『クライテリオン』2022年7月号で、「三十年間、ロシアを弄んできたアメリカ」と題した論考を発表しています。

 伊藤氏は、今回のウクライナ紛争の起点をソ連解体の1991年にまで遡って考えるべきだと指摘しています。

 伊藤氏は、米国の外交資料や議会資料を駆使して、ロシアの「民主化・民営化」という表看板の背後で、いかにして米国のエリート達がロシアのユダヤ人を中心とするオリガルヒらと結託して、ロシアの国富を簒奪したかを暴いています。

 伊藤氏によると、ロシアの「民主化・民営化」を計画し実行したのは、米国のエリート達であり、それは、クリントン政権と「ハーバードの経済学者達とウォール・ストリートの投資銀行・ヘッジファンド業者」です。

 米国・クリントン政権が主導したロシアの「民主化・民営化」の結果、ロシア経済は破綻し、「歴史に残る大惨事」になったと伊藤氏は指摘しています。

 「ロシアのGDPは七年間で半減し、ロシア人男性の平均寿命は、千九百八十年代の六十七歳から九十年代の五十七歳へと急降下した。戦時でもないのに、たった十年間で平均寿命が十歳も低下したのは歴史的な大事件である」(「三十年間、ロシアを弄んできたアメリカ」)

 伊藤氏は、ロシアの「民主化・民営化」で「恩恵」を受けた人々について、以下のように述べています。

 「この腐敗した”経済民営化”によってロシアの国富を窃盗した犯罪者達は、2000億ドルから5000億ドル(約二十六兆円~六十五兆円)の利益を国外に持ち出した。彼らはこの資金の大半を、マネー・ロンダリングしてからアメリカの金融市場と不動産市場に持ち込んだ。そしてアメリカの民主・共和両党の政治家たちは、この資金移動から恩恵を受けていた。私はそこのことに関して、確信を持っている。この資金移動から、アメリカの報道陣も恩恵を受けている。米マスコミの動きを観察すれば、そのことが理解できる」(同上)

 伊藤氏は、ロシアの「民主化・民営化」がこのような形で行われたために、「飢餓と窮乏と絶望に苦しんだ何千万ものロシア人に、鋭い嫌米感情と反ユダヤ主義を植え付けただけであった」と評しています。

※伊藤貫「三十年間、ロシアを弄んできたアメリカ」『クライテリオン』2022年7月号(通巻103号)
https://the-criterion.jp/backnumber/103_202207/

 1989年から1994年まで、足かけ6年かけて、崩壊前夜のソ連から、ソ連崩壊後の「民主ロシア」誕生の裏面まで、現地で取材した岩上安身は、96年に上梓した著書『あらかじめ裏切られた革命』(講談社、1996年)の中で、「ソ連型マフィアの構造とメカニズムについて私なりに要約して述べれば、体制内マフィアと、体制外マフィアに大別できると考えられる」と指摘しています。

 岩上は、ペレストロイカがはじまると、「闇経済は爆発的に巨大化し、オフィシャルな経済システムを土台から揺さぶることにな」り、体制外マフィア(アウトサイダー・マフィア)は自由市場を仕切り、数年の間に「ケタ違いに膨張してしまった」と述べています。

 一方、体制内マフィア(インサイダー・マフィア)とは、「公的な行政経済システムの内部で発生した、信じがたいほど巨大で強力な汚職のシンジケート」であり、「公共財産の横領や私物化、着服もはなはだしい」と岩上は述べています。

 「民主化・民営化」を求めるロシアの人々の熱狂的な期待を背負ってエリツィン氏が現れましたが、ソ連が崩壊しても、人々が夢見たような社会は生まれませんでした。

 エリツィン大統領時代に国家秩序は破綻し、オリガルヒが欲しいがままに国富を簒奪するのを許してしまいました。西側と協調し民主主義(デモクラット)を奉じるグローバリストと呼ばれる人々の評判は地に落ちました。

 国富を外国に盗み出されるがままのロシアに秩序を取り戻し、経済だけでなく政治まで支配しようとしたオリガルヒを押さえ込み、現在の姿にまで立て直したのは、エリツィン時代にポスト・エリツィンとして頭角を表した現在のプーチン大統領です。

 エリツィン時代の荒廃が記憶にあるため、ロシア国内でのプーチン氏に対する支持率は非常に高いものとなり、それに比して、米国や欧州にとっては邪魔者でしかないプーチン氏に対する反感が強くなりました。西側では反プーチンプロパガンダが甚だしくなり、現在は「狂気の独裁者」扱いです。

 しかし、西側からのそうした北風が吹けば吹くほど、「グローバリストに騙され、オリガルヒに搾取されてきた」と骨身に染みているロシア人は、西側の偽善と欺瞞に警戒を抱くようになっていったのです。

 ソ連崩壊直後にロシアが置かれた状況について、ロシア側から鋭く報告したのは、ソ連時代から現代に至るまで、ロシアを代表する作家、アレクサンドル・ソルジェニーツィンでした。

 ソルジェニーツィンは、『イワン・デニーソヴィチの一日』や『収容所列島』でソ連の強制収容所の実態を描き、全体主義に蝕まれるソ連の現実を告発して、ノーベル賞を1970年に受賞しました。

 1974年にソ連を追放されますが、西ドイツ、スイスへ移り住み、米国に移住しました。ソ連崩壊直前の1990年にソ連における市民権が回復され、1994年に祖国のロシアに戻りました。祖国の惨状を目の当たりにしたソルジェニーツィンは、ロシア各地を訪問し、民衆の声を記録しました。

 ソルジェニーツィンは『廃墟の中のロシア』(草思社、2000年、原著1998年)の序文で、「ロシアは圧しつぶされてしまった」と述べ、各地の民衆の声を紹介しています。

 「『民主主義を待っていたのに、いまでは誰のことも信じられない』(クラスノヤルスクのコンバイン運転手)」(p.11)

 「『学校では子供たちがひもじさのあまり気を失ってしまうのだ』」(p.12)

 「老人はこう言う。『これまでこつこつ貯金してきたのに、すべて紙屑になってしまった。こんな私からまだ盗もうというのか」(p.12)

 「『どうやって生きていけばよいのか。何のためにまだ生きているのか』」(p.13)

 「『一般民衆に対する強奪が行われている』」(p.13)

 「『国は盗みを働いているじゃないか!』『官僚を一人も告訴できないでいる』。『民主派たちは実はとんでもない賄賂取りだった』」(p.15)

 ソルジェニーツィンは、「民主派」がいかに人々を裏切ったかを告発しています。

 「(民主派の)クーデターの親玉達たちはうまく立ち回り、喝采する民衆の期待を裏切った。ボスどもや手下の活動家たちが、民主主義の勝利の輝ける第一段階に素早くやってのけたのは、公共施設、クレムリンやスターラヤ広場の執務室、車、果ては私邸までも我がちに分配することだった」(p.23)

 ソルジェニーツィンは、特に新たな「国境」の設定の仕方を、「ソヴィエト連邦内の行政上の境界線をそのまま国境線として認めたのだ」(p.24)と、強く批判しています。そこに米国が関与していたことも。

 「実際、ここ数年の間に、アメリカ合衆国のあまりに露骨な介入を目にし耳にしなかった者はあるまい。一九九一年のウクライナの総選挙の直前、ウクライナ側を支持したブッシュ大統領の声明は忘れられない。『セヴァストーポリはウクライナのものだ!』という、当時の熱に浮かされたような合唱に、キエフ駐在のアメリカ大使の声も混じっていたし、その後には、再三にわたって、この上なく無礼な国務省の声が聞こえてきたではないか。アメリカはあらゆる手を尽くしてウクライナにおける反ロシア活動を支援している」(p.43)

 ソルジェニーツィンは、新たな「国境」は、「不自然な、民族的根拠のない行政上の国境線」(p.50)であり、「新しいロシア国境の向こう側にロシア人の住民を置き去りにしてしまった」と訴えます。拙速な国境分割によって、ウクライナには1200万人ものロシア人が取り残されました。

 「現在の住民構成から見ても、歴史的経緯から見ても、事実上ロシア人に帰属すべきいくつかの地方をウクライナに譲渡すること、一二〇〇万人にものぼるロシア人を、彼らの文化の存在や法的保護といったものさえまったく保証せずに、譲り渡してしまうこと」(p.51)

 ロシア人が取り残されたのは、ウクライナだけではなく、カザフスタンには700万人が取り残され、全体で2500万人のロシア人が切り離されて見捨てられてしまった、とソルジェニーツィンは述べています。

 ソルジェニーツィンは「これらの国々ではロシア人住民はこれまでと同じ家に住んでいるのに、一瞬にして『外国人』ということにされてしまったのである」(p.53)と述べ、見捨てられたロシア人が置かれた状況を説明しています。

 「『ロシア人はロシアに行っちまえ!』『皆殺しにされないうちにとっとと消えうせろ!』『われわれの土地から出ていけ、いまいましい奴らめ!』中央アジアでは『ここに残るがいい、われわれには奴隷が必要だ!』というスローガンまで掲げられた」(p.82)

 CIS諸国内に取り残され、見捨てられたロシア人達の墓地は荒らされ、若者は大学を退学させられ、低賃金の仕事へ弾き出され、ロシア語が排除され、年金が打ち切られ、財産を差し押さえられるなどといった強い迫害を受けている、とソルジェニーツィンは指摘しています。

 つまり、ウクライナを含むCIS諸国では「見捨てられたロシア人」に対する迫害が1991年のソ連崩壊直後から、各地で始まっていたのであり、これがアゼルバイジャン、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタンなどで、「内乱状態となって虐殺、暴行、火事が頻発した」(p.85)とソルジェニーツィンは述べ、「見捨てられたロシア人」に対して見て見ぬふりをするエリツィン政権を強く批判しています。

 「スタヴローポリで出会ったグルジアからの難民はこう言っていた。『ロシア語を話すというだけでいつでも殴られるのです。人々の中からつまみ出されるのです』」(p.91)

 ソルジェニーツインは、1950年代にラーゲリ(強制収容所)で出会ったウクライナの民族主義者や、カナダ・米国で出会った大勢のウクライナ人移民に対して「どうして共産主義には少しも反対しないで、抗議もしないのか、その一方でロシアをどうしてこれほど辛辣に批判するのか」と尋ねたが、その答えがわかったのは数年後だったと述べています。

 「『隷属下にある諸民族』に関するアメリカの悪名高い法律、PL八六-九〇によってロシア人像を歪めたのは、ほかならぬウクライナの民族主義者(国会議員ドブリャンスキー)であり、彼らがこの法律をアメリカ議会に提出したのだ」(p.101)

 ウクライナの民族主義者達の異様な反ロシアの言動を利用したのが米国だったと、ソルジェニーツィンは指摘しています。

 「ウクライナのこうした反ロシアの言動こそアメリカ合衆国が舌なめずりして待っていたものだ。ウクライナ政権は、クラフチューク(※ウクライナ初代大統領、在任期間1991年~1994年)のときも、クチマ(※ウクライナ第二代大統領、在任期間1994年~2005年)のときも、ロシアを弱体化するというアメリカの目的にひたすら忠実に歩調を合わせてきた。だから、ウクライナがNATOと特別な関係を築き、アメリカの艦隊が1997年に黒海で軍事演習をするまで、ほとんど時間はかからなかった」(p.102)

 ソルジェニーツィンがこう書いたのは、1990年代です。ステパン・バンデラらウクライナの民族主義者の登場を考えるためには、少なくとも第2次大戦前後にまで遡る必要があります。

 「現時点ですでにウクライナ政権は、ロシア語を激しく迫害するという道を選択している。ロシア語を第二公用語とすることが拒否されただけではなく、ラジオ放送から、テレビ放送から、活字からロシア語は強引に排除されている。ロシア語の出版物の定期購読料は十倍に跳ね上がった。ウクライナ語が下手だという理由で次々にロシア人が解雇されている。(後略)」(p.105)

 ソルジェニーツィン自身が、母方はウクライナ人、父親はコサックという混血のロシア人です。ソルジェニーツィンは、ウクライナの問題を憂慮するのは、「私がウクライナにきわめて親密な感情を抱いているからであり、私はウクライナを愛している」(p.105)と述べています。

 ウクライナ紛争の行方は、まだ見えません。

 しかし、ロシアとウクライナの険悪な関係を、2022年2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻から始まった、と見なしていては、ウクライナ紛争の実相は十分に理解されることはありません。歴史的な理解が必要です。理解しないままに、日本がどちらか一方に偏って与するのは、将来に禍根を残します。

 ロシアとウクライナという、いわば兄弟国同士が抱える問題に、どちらかだけが「善」で、他方は「悪」だと決めつけたり、他国が大量の武器を送り込んで紛争を煽り続けるなどの介入をすべきではありません。それは憎しみを煽り、ウクライナ紛争という悲劇の犠牲者を増やすだけです。他国がなすべきことは、一刻も早く停戦するように両国を説得することです。

■<IWJ取材報告>ロシア軍と戦闘に参加していた20代の邦人男性の死亡をウクライナ当局が確認!! ウクライナ情勢と同時進行で着々と進む「台湾・朝鮮有事」に向けた米英との軍事協力強化の動きに注目を!! ~11.11林芳正 外務大臣 定例会見

 2022年11月11日、午後4時35分より、東京・外務省本省にて、林芳正 外務大臣の定例会見が行われました。

 冒頭、林大臣より、3つの施策についての報告がありました。詳細については、以下のとおり、外務省の報道発表(すべて11/11)を参照ください。

・林外務大臣の長崎県訪問(「地方を世界へ」プロジェクト)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_001330.html
・「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議の開催
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000987.html
・ソマリアにおけるウクライナ産小麦を活用した食料支援のための緊急無償資金協力
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000986.html

 大臣からの報告後、各社記者との質疑応答となりました。

 毎日新聞の記者から、ウクライナで初めて邦人が死亡した件について、次のような質問がありました。

毎日新聞記者「長官会見でも出ましたが、ロシア軍と戦闘に参加していた20代の邦人男性が9日に死亡したことが、現地時間の10日にウクライナ当局から確認されたとのことでしたが、外務省として確認されている情報やご家族への対応、御遺体の帰国。また、今後のウクライナへの渡航に対して、どのように注意喚起していくか、お願いします」

林大臣「在ウクライナ日本国大使館からですね、ウクライナ当局に対して確認を行いましたところ、ウクライナにおいてロシア軍との戦闘に参加していた20代の邦人男性が現地時間11月9日に亡くなられたことが、現地時間10日に確認をされました。

 現在、在ウクライナ大使館において邦人保護の観点から御家族との連絡やご遺体を管理しているウクライナ政府との調整等必要な支援を行っているところでございます。

 また、今後の対応といたしましては、既にウクライナ全土には退避勧告を出しておりまして、どのような目的であれ、同国への渡航はやめていただきたいと繰り返し申し上げたいと思います。

 また、既に滞在されておられる方はですね、安全を確保した上で、直ちに退避をしていただきたい。このことも申し上げておきたいと思います」

 11日午前中には、官房長官の定例記者会見で、NHKの記者が、松野官房長官に対し、このウクライナにおける邦人男性死亡事件について質問をしました。林大臣の答弁は、松野官房長官の午前中の答弁をそのままなぞったものでした。

※松野官房長官 定例会見【2022年11月11日午前】
(テレ東BIZ、2022年11月11日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ix-IRm0ddp0

 この邦人男性の死亡についての受けとめを求められ、林大臣は次のように述べました。

林大臣「はい。この今般のロシアによる侵略、これは国際秩序の根幹を脅かすものであり、政府としてはロシアに対し即時に侵略を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求めてきております。

 そのような中で、ウクライナにおいて邦人が亡くなられたということはまことに遺憾であるというふうに思っております」

 IWJ記者は、質問を準備して会見に臨みましたが、残念ながら指名されず、質問をすることはできませんでした。以下は、IWJが用意していた質問の骨子です。

 「2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵略以来、約9ヶ月が経過しますが、戦争の終結、あるいは停戦の目途は依然として立っていません。ウクライナ情勢が膠着する中、今後の日本の外交・安全保障に大きな影響を及ぼすであろう事態が進行しています。

 11月6日付けの『フィナンシャル・タイムズ』は、「台湾有事に備え、12月に、日本と英国が軍事協力強化のための協定に署名する予定であり、英国防省の報道官は『協議は前向きに進んでいる』と発言した」と報じました。

 また、11月8日には『共同通信』が『北朝鮮が核実験を行えば、米軍は日本海に原子力空母を展開、日・米・韓の「統合抑止力」を誇示する』と報じています。

 このような主権国家の根幹に関わる安全保障体制の問題について、国会、あるいは国民間での徹底した議論は行われていません。

 安倍政権以降、『台湾・朝鮮半島有事の際、日本は参戦する』という方針が継続されていますが、実際の戦闘で矢面に立たされるのは米英ではなく、日本です。しっかりとした国民的議論が必要ではないかと思います」

 記者会見の詳細は是非、全編動画をご視聴ください。

※ロシア軍と戦闘に参加していた20代の邦人男性の死亡をウクライナ当局が確認!! ウクライナ情勢と同時進行で着々と進む「台湾・朝鮮有事」に向けた米英との軍事協力強化の動きに注目を!! ~11.11林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512285

■<今週の新記事振り返り>

「政府のいいなりには絶対にならない。そういう公共放送こそが本当の公共」~11.4市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会 主催 「前川喜平さんを次期NHK会長候補に!」記者会見―登壇:前川喜平氏(元文部科学事務次官) 2022.11.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512172

2004年から始めて、今ギリギリのところで改憲を許していないのは、組織に縛られていない定年後世代・学生を中心に進めてきた運動の力によるもの~11.3 生かそう憲法 守ろう9条「11・3憲法集会 in 京都」 ―講演:小森陽一氏(九条の会事務局長・東大名誉教授) 2022.11.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512155

39兆円の大型総合経済対策は財政赤字増大、破綻につながるのでは!? IWJ記者の質問に「当面の負担軽減と中長期的な成長に必要な予算と認識している」と西村大臣~11.8 西村康稔 経済産業大臣 定例会見 2022.11.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512230

「一種の『緊急事態条項』!! 巨額の予備費が、国会審議を迂回する『国葬』を可能に!?」~10.25立憲民主党 憲法調査会:「国葬、旧統一教会問題と憲法との関わりについてヒアリング」長谷部恭男早稲田大学教授 2022.10.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511905

「福島生業訴訟の最高裁の棄却判決は、津波は予見できないとした。しかし一人の判事だけは真向から反論したのが希望になった」塚本弁護士~11.4 原発反対八王子行動 2022.11.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512176

【特別寄稿】統一教会問題対応の本気度がきわめて疑わしい岸田政権! 岸田総理は安倍晋三元総理と教団の関係調査を拒否!! 安倍氏の地元・下関では、安倍派の前田晋太郎市長、江島潔元市長(現参議院議員)も統一教会とズブズブ!? 2022.11.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512258

宗教二世当事者の73%が「子どもでも親から教団から安全に離れられる制度」を要望! 実態調査を行った一般社団法人社会調査支援機構チキラボの代表は会見で「絶対に国会で議論してほしい」と訴え!~11.1 「宗教二世」当事者1,131人への実態調査記者会見 2022.11.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512122

「『合理的な疑い』という基準の曖昧さと、弁護士が同席できない密室での取り調べが冤罪を生んでいる!」と、木谷弁護士は訴える!! ~10.18無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会 公開学習会(part46)「冤罪と死刑」 2022.10.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511601

【IWJ号外】軍産複合体と癒着したバイデン政権の民主党か、「アメリカ・ファースト」のトランプ共和党か、究極の選択を迫られる米国民! 2022.11.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/512294

■<今週の日刊IWJガイド振り返り>

日刊IWJガイド・日曜版「ショルツ独首相が北京で習近平国家主席と会談! ロシアメディアは『米国の圧力に対抗して、ドイツの主権を守ることができるのか?』と懸念」2022.11.6号~No.3706号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51508
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221106

日刊IWJガイド「ネット上に統一教会・文鮮明氏の御言選集が流出! 安倍元総理の父親・安倍晋太郎元外相が清和会時代に、文氏自ら清和会への政界工作を指示」2022.11.7号~No.3707号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51510
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221107

日刊IWJガイド「米国とウクライナを筆頭に、ネオナチ、人種差別を肯定する国々が激増中! 国連総会においての決議に過去最大の52ヶ国が反対!」2022.11.8号~No.3708号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51515
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221108

日刊IWJガイド「『バイデン政権の方針』が明らかに!『台湾有事』『半島有事』の両方で日本が戦争に駆り出され、日本は崩壊しないのか!?」2022.11.9号~No.3709号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51522
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221109

日刊IWJガイド「米石油産業が2000億ドル(約29兆円)の大儲け! ウクライナ紛争と対露制裁を主導したバイデン政権は矛先を石油業界に向ける!?」2022.11.10号~No.3710号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51526
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221110

日刊IWJガイド「日本の貿易収支の赤字額約9兆円は過去最大! 経常黒字は大幅に減少! 外貨準備高は赤字へ転落! IWJは財務省に直撃取材!」2022.11.11号~No.3711号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51529
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221111

日刊IWJガイド・非会員版「更迭された葉梨法相は、安倍元総理、岸田総理と同じ世襲三世議員! 世襲議員は、先先代から続く統一教会との癒着を断つことができない!?」2022.11.12号~No.3712号
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51532
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221112

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、浜本信貴、六反田千恵)

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