日刊IWJガイド非会員版「『ワシントン・ポスト』のスクープを『ニューヨーク・タイムズ』が無検証で後追い! カホフカ・ダム爆破テロはロシア? ウクライナ?」2023.6.8号~No.3920号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~本日未明に、【号外】「米『ワシントン・ポスト』が、『米国はノルドストリーム・パイプラインを攻撃するウクライナの詳細な計画の情報を持っていた』とスクープ! IWJは記事を全文仮訳!」を出しました。本日の日刊IWJガイドの『ニューヨーク・タイムズ』記事と、カホフカ・ダム爆破テロの記事と合わせてお読みください。

■IWJは緊急事態が続いています! 5月のご寄付額は182万3000円でした! 5月の月間目標額の47%、207万7000円の不足でした! IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から5月まで10ヶ月間の累積の不足額は、1868万2900円となりました! 6月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

■【中継番組表】

■『ワシントン・ポスト』の報道を受けて『ニューヨーク・タイムズ』が援護射撃?!「ペンタゴン・ペーパーズ」の再現か!? 姑息な情報操作の連鎖か!? いずれにしてもノルドストリームを爆破して、ロシアの自作自演という嘘をついてきたのは米国かウクライナのどちらか、あるいはその両方。米国とNATO諸国政府が爆破計画を事前に知っていたことは否定できず!

■カホフカ・ダム爆破! ウクライナとロシアで、互いに相手方が犯行に及んだと非難の応酬! カホフカ・ダムはロシア軍が侵攻初日にクリミア半島への水の供給源として重要なので、いの一番に占領していた! 犯人はロシアではなくウクライナ!!

■背後に「暴力団」が関与し、凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題!~5月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、3月13日と4月6日収録の「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~本日未明に、【号外】「米『ワシントン・ポスト』が、『米国はノルドストリーム・パイプラインを攻撃するウクライナの詳細な計画の情報を持っていた』とスクープ! IWJは記事を全文仮訳!」を出しました。本日の日刊IWJガイドの『ニューヨーク・タイムズ』記事と、カホフカ・ダム爆破テロの記事と合わせてお読みください。

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日未明に、【号外】で、「米『ワシントン・ポスト』が、『米国はノルドストリーム・パイプラインを攻撃するウクライナの詳細な計画の情報を持っていた』とスクープ!」を出しました。IWJは記事を全文仮訳しています。どうぞぜひお読みください。

 米『ワシントン・ポスト』が6日、「米国はノルドストリーム・パイプラインを攻撃するウクライナの詳細な計画の情報を(事前に)持っていた」とするスクープを出しました。

 昨年9月末のノルドストリーム爆破事件直後、「爆破はロシア側による自作自演」などと述べてきた米政府はどう説明するのでしょうか?

 『ワシントン・ポスト』のスクープを読むと、消息不明のウクライナ軍総司令官ザルジニー将軍にノルドストリーム爆破作戦のすべての責任を被せる内容になっており、米国には責任なしと言わんばかりの内容です。

 また、本日の日刊IWJガイドに収録した、『ニューヨーク・タイムズ』による後追い記事のご紹介、そして、ロシア側がやったのか、ウクライナ側がやったのか両者が譲らない、カホフカ・ダム爆破テロの記事も、深く関連しています。

 ぜひ、号外と合わせて、日刊IWJガイドの記事も御覧ください。

■IWJは緊急事態が続いています! 5月のご寄付額は182万3000円でした! 5月の月間目標額の47%、207万7000円の不足でした! IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から5月まで10ヶ月間の累積の不足額は、1868万2900円となりました! 6月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 6月に入り、昨年8月1日から始まったIWJの第13期も、残り2ヶ月となりました。

 5月のご寄付額の集計が確定致しましたので、ご報告いたします。5月のご寄付額は31日間で、122件、182万3000円でした。月間目標額の47%にあたるご寄付をいただきましたが、残念ながら月間目標額に届かず、月間目標額の53%、207万7000円の不足となりました!

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださった皆さま、誠にありがとうございました!

 しかしながら、今期第13期5月末までの累積の不足額は、1868万2900円となりました。この累積の不足額を少しでも削れるように、引き続き、どうぞご支援をお願いします!

 6月は7日までの7日間で、33件、57万9000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます!

 ぜひ、皆さま、今月6月こそは、まずは月間目標額を達成できますよう、どうぞ緊急のご支援をお願いいたします!

 また、現状の会員数をお知らせします。

 会員総数は5月末時点での会員総数は2648人(前年同日比:1113人減)でした。

 1年間で1000人を超える会員様が退会しています。

 厳しい運営状況が続きます。

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、独立系メディアの意義とコポーレート・メディアの情報操作の恐ろしさについて、広めてください。

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」に代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます。その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います。

 2月、ピューリッツァー賞を受賞した経歴をもつ、米国屈指の独立調査報道ジャーナリストであるシーモア・ハーシュ氏が、米国が、ノルウェーと協力し、ドイツとロシアを直接つなぐ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したという驚愕のスクープを出しました。日本の新聞・テレビなどのメインストリーム・メディアは、一切このスクープを報じませんでした。

 IWJは、全文の仮訳を進め、全4回を号外でお送りしました。

※【IWJ号外】ドイツとロシアを結ぶ天然ガスパイプライン・ノルドストリームを爆破したのは、米国だった! ピューリッツァー賞を受賞した米国の最も著名な独立調査報道ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が大スクープ!(その1~4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%a2%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a5

 私は、ロシア軍がウクライナに侵攻して1年となる2月24日の岸田総理会見で、ハーシュ氏のスクープについて岸田総理に直接、質問しました。

 私が「日本政府は、このノルドストリーム爆破疑惑について、独自に検証や調査を行なっているのでしょうか?」と質問したのに対し、岸田総理は、「米政府は完全なるフィクションであるという評価をしております」「ノルウェー外務省もナンセンスと言っています」「多くの国においてこうした記事に関しては、否定的な評価がされている」とはぐらかし、日本政府・日本国総理としての独自の判断を示しませんでした。

※【IWJ代表:岩上安身質問】ノルドストリーム爆破疑惑について、日本は独自に検証や調査を行なっているのか?岸田内閣総理大臣記者会見-令和5年2月24日(Movie IWJ)
https://www.youtube.com/watch?v=9uUrTxr_Mss

※はじめに~岩上安身が岸田総理に対して会見で質問!~(日刊IWJガイド、2023年2月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230225#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51926#idx-1

 このウクライナ紛争は、ロシアを弱体化させるための米国主導の戦争です。

 ハーシュ氏のスクープが事実であれば、米国は、同盟国のドイツが多額の出資をしたノルドストリーム・パイプラインを爆破し、ドイツとロシアの仲を引き裂き、ウクライナを戦場にして、欧州とロシアの友好的な関係を完全に破壊し、ロシア産の格安の天然ガスが入らなくなって窮地に陥った欧州に、米国産の高値の天然ガスと石油を売りつけて市場を奪い取ったということになります。

 つまり、米国は「敵国」のロシアだけでなく、米国の重要な同盟国であるはずのドイツにも大損害を与えた疑いがあるのです。これが真実であるならば、同盟国への重大な背信であり、裏切りです。犠牲を払わされたドイツと同じく、同盟国とは言いながら、ジュニア・パートナー(主権のない従属国)扱いされている日本も、同じ目にあわされる可能性があります。

 IWJでは、独自のIWJ検証レポートによって、ドイツとロシアを直接結ぶノルドストリームの建設を米国政府・議会が何度も妨害してきた事実、そして、完成はしたもののウクライナ紛争の勃発と対露制裁によって使用できなくなり、さらに爆破テロに見舞われるまでの経緯を、お伝えしています

※IWJ検証レポート!「米国が狙った独露間の天然ガスパイプラインノルドストリームの阻止!!」~2022.4.27
(その1)https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505188
(その2)https://iwj.co.jp/wj/open/archives/508187

 お読みいただければわかりますが、この経緯を知ると、ウクライナ紛争以前から、米国はノルドストリームの完成と開通を何としても阻みたいと思っていたという事実が明らかになります。

 岸田文雄総理は、1月早々、昨年末に閣議決定した「改定版安保3文書」を携えて訪米、バイデン大統領と会談し、日本の軍拡をバイデン大統領から賞賛されて鼻高々でした。

 国会での議論と承認がなされなくても、米国からの要請があれば、「安保3文書」を閣議決定し、軍拡のアクセルを踏んでしまう岸田政権は、日本の主権を米国に丸投げしたも同然です。米国を守るために日本が身代わりに犠牲となり、日本はウクライナのように、米中の「代理戦争」の戦場とされてしまいます。

 上記の4月24日の岸田総理会見で、私は、「米国は誠実な同盟国なのかどうか、疑いの出ている中、日本の安全保障を米国に丸ごと委ねていていいのか」「有事の際の自衛隊の指揮権まで米国に渡してしまっていいのか」と問いました。

 岸田総理は「自衛隊及び米軍は、各々独自の独立した指揮系統に従って行動をする、これはいうまでもないこと」などと、自衛隊の指揮権はあたかも米軍から独立して存在しているかのように述べました。

 しかし、この総理の発言は、事実と異なります。従来の幕僚長を事実上廃止し、新たに米軍との「統合司令部」を設置する「安保3文書」の改定は、自衛隊を米軍の司令下におく「2軍」にしてしまうものです。

 自衛隊が米軍と司令部を統合してしまい、自身で状況判断するための目と耳(情報衛星他)をもたず、独自に判断する頭(内閣に直結し、米国から独立した司令部)をもたない、そんな日本が、安全保障において、米軍から独立した主権をもつ、といくら岸田総理が口先だけで言っても、自衛隊のおかれたリアルな現実を国民に説明していることにはなりません。

 3月28日、「安保3文書」の改定を踏まえ、防衛費を大幅増額した2023年度予算案は、政府案どおり成立しました。

※令和5年度予算(財務省)
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2023/fy2023.html

 日本は、このまま米国追従を続け、米国の単独一極覇権を支えるために、日本自らは世界最悪の財政危機に直面しているというのに、米国の要請に従って、軍拡という重い財政負担を背負うのはあまりに愚かではないでしょうか!?

 そもそも日本が依存している米国は、誠実な、信頼に値する同盟国といえるのでしょうか!?

 4月12日の日刊IWJガイドの記事(※)も、ぜひあわせてお読みください。米国は、同盟国に対して、当たり前のように盗聴を仕掛けています。ドイツなどは米国政府に抗議しましたが、日本政府は、まったく抗議していません。

※『ニューヨーク・タイムズ』が報じた、ウクライナ紛争をめぐる米国とNATOの戦争機密文書漏洩事件! 漏洩文書に韓国政府内の議論が含まれていたことから、CIAによる韓国国家安保室盗聴が発覚! 謝罪を求めない尹政権に韓国与党も「卑屈極まりない」と批判! 2013年のスノーデン氏による盗聴暴露問題も再燃し、米国のダブルスタンダード、繰り返される同盟国への盗聴に韓国メディアが猛批判を展開! 日本も盗聴されているはずだが、沈黙し続けるのか!?(日刊IWJガイド、2023年4月12日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230412#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52117#idx-1

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

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支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身

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◆中継番組表◆

**2023.6.8 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】13:00~「多摩地域の有機フッ素化合物(PFAS)汚染を明らかにする会『650人の血液検査の結果についての最終報告』記者会見 ―登壇:原田浩二京都大学准教授、小泉昭夫京都大学名誉教授ほか」
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきたPFAS関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/pfas

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◆中継番組表◆

**2023.6.9 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

石橋湛山政権が長期化し、自民党内の宿敵・岸信介政権の誕生を阻んだら、日本は全く違った国家になっていた!? ―6.1 超党派石橋湛山研究会 <第1回勉強会>―登壇:リチャード・ダイク氏(米日財団理事)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516414

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■『ワシントン・ポスト』の報道を受けて『ニューヨーク・タイムズ』が援護射撃?!「ペンタゴン・ペーパーズ」の再現か!? 姑息な情報操作の連鎖か!? いずれにしてもノルドストリームを爆破して、ロシアの自作自演という嘘をついてきたのは米国かウクライナのどちらか、あるいはその両方。米国とNATO諸国政府が爆破計画を事前に知っていたことは否定できず!

 6日付『ニューヨーク・タイムズ』は、ウクライナの破壊工作員がノルドストリーム爆破を計画していたことを米国情報機関が事前に知っていたとする6日付『ワシントン・ポスト』の記事に反応し、「米国はウクライナのパイプライン攻撃を警告する情報に気づいていた」という記事で即日、追随しました。

※Americans Were Aware of Intelligence Warning of Ukrainian Pipeline Attacks(ニューヨーク・タイムズ、2023年6月6日)
https://www.nytimes.com/2023/06/06/us/politics/nord-stream-pipeline-attack-intelligence.html?searchResultPosition=1

 IWJは、6日の『ワシントン・ポスト』の記事の【号外】での全文仮訳に続き、6日付『ニューヨーク・タイムズ』の記事を全文仮訳しました。以下、ぜひ【号外】ともあわせて、御覧になってください。

 「最新情報

 米国の情報機関は、ウクライナ軍がノルドストリーム・パイプラインへの攻撃を計画していたことを、破壊工作員が海底ネットワークを爆破するという情報を3ヶ月前に欧州の同盟国から得ていたと、『ワシントン・ポスト』が火曜日(6日)に報じた。

 米国政府関係者は以前、『ニューヨーク・タイムズ』に対し、ノルドストリームへの攻撃は親ウクライナ派に責任があると考えていると語っていた。最近では、米国政府関係者は、ウクライナ政府の指示をゆるやかに受けるグループが、ノルドストリーム・パイプラインを含む一連の秘密攻撃に関与していると述べている。

 しかし、「ディスコード・サーバー」(※IWJ注1)に投稿され、『ワシントン・ポスト』が入手した情報概要によると、米国と欧州の同盟国は、9月の攻撃以前から、ウクライナがパイプラインを魅力的な破壊工作の標的として見ていると信じる理由があり、ダイバーと深海用機器を使った計画的作戦について具体的に知っていたという」

(※IWJ注1)ディスコード・サーバーは、マサチューセッツ州の空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者が、国防総省の機密文書を50~100点以上投稿したSNS「ディスコード」のサーバーのこと。

 『ニューヨーク・タイムズ』の記事を続けます。

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■カホフカ・ダム爆破! ウクライナとロシアで、互いに相手方が犯行に及んだと非難の応酬! カホフカ・ダムはロシア軍が侵攻初日にクリミア半島への水の供給源として重要なので、いの一番に占領していた! 犯人はロシアではなくウクライナ!!

 6日未明(現地時間で午前2時頃、日本時間で6日朝8時頃、ウクライナと日本の時差は6時間)、ヘルソン州の都市、ノヴァ・カホフカ市にあるカホフカ・ダムが爆破されました。

 ノヴァ・カホフカ市は、ドニエプル川東岸に位置する重要な港市です。

 ウクライナ軍とロシア軍の間で、互いに相手方が犯行に及んだと非難しあっています。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、6日、ツイッターを更新して、次のように、ロシア犯人説を主張しています。

 「ロシアのテロリストたち。カホフカ水力発電所のダムの破壊は、ウクライナの土地の隅々から彼らを追放しなければならないことを、全世界に確認させただけです。1メートルたりとも残してはならない。彼らは1メートルたりともテロに利用するからです。安全を取り戻すのは、ウクライナの勝利だけです。そして、この勝利は必ずやってきます。テロリストは、水でも、ミサイルでも、何を使っても、ウクライナを止めることはできないでしょう。

 すべてのサービスは機能している。私は国家安全保障・防衛会議を招集しました。公式に検証された情報のみを拡散してください」

※ゼレンスキー大統領の6日のツイート
https://twitter.com/ZelenskyyUa/status/1665952784665964545

 他方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、6日、「ウクライナによる破壊工作だ」と非難し、「ロシア軍に対する反転攻勢が行き詰まっていることから注意をそらす狙いがある」と、ウクライナ側の爆破の動機を説明しました。

※ダム決壊、ウクライナの破壊工作=ロシア大統領報道官(ロイター、2023年6月6日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-blast-dam-kremlin-idJPKBN2XS0P6

 また、ロシアのショイグ国防相も、「ウクライナ軍がロシア軍による攻撃を阻止すると同時に、部隊や装備を再配置するために(カホフカ・ダムを)爆破した」と述べ、これを「新たなテロ犯罪」だと非難しています。

※ウクライナ軍がダム爆破、「新たなテロ犯罪」 ロシア国防相が非難(ロイター、6月6日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-blast-dam-shoigu-idJPKBN2XS14E

 日本の大手メディアは、ロシア犯行説へと誘導する情報操作を行っています。

 たとえば、7日付『朝日新聞』は、「決壊した『カホウカ・ダム』とは?ロシア占領下で何が起きた」という署名記事を配信しました。

 この記事は「一方、ロシア軍の攻撃によるものかを断定する材料は現時点でない」としつつ、すべての情報ソースが、米国の『CNN』、『ニューヨーク・タイムズ』、『NBC』と、『AFP』なのです。

 つまり、オールNATOメディアです。

 『朝日新聞』によるソース選択と、そのソースの情報内容の中にすでに、ロシア犯行説へと印象付け、誘導するバイアスが含まれています。その意味で、巧妙な情報操作と言えます。

 6日付の『ガーディアン』は、カホフカ・ダムがなぜ重要なのかについて、次のような解説記事を配信しています。

 「ノヴァ・カホフカ・ダムはなぜ重要なのか?

 このダムは、ウクライナの巨大なドニプロ川を横断し、巨大な貯水池をかかえている。ダム本体の高さは30メートル、幅は数百メートルにもなる。1956年、カホフカ水力発電所の一部として建設された。

 ダムの貯水量は推定18立方キロメートルで、ユタ州のグレートソルト湖とほぼ同じ容量である。ダムが決壊すれば、2022年末にウクライナ軍が奪還したヘルソンなど、ダム下流の集落に水の壁が押し寄せる可能性があります。

 ウクライナがロシアによるダムの爆破を非難した直後、ヘルソン地方の首長は『水は5時間以内に危険なレベルに達する』と警告し、住民に避難を促した。

 貯水池の水は、2014年にロシアに併合された南のクリミア半島と、北部の欧州最大のザポリージャ原子力発電所に供給されている。

 また、(貯水池の水は)カホフカ水力発電所への電力供給にも役立っている。ロシアは今年初め、重要なインフラを数週間にわたって攻撃したため、ダムの破壊はウクライナで進行中のエネルギー問題に拍車をかけることになる。

 また、クリミアを含むウクライナ南部の大部分を灌漑している運河システムも破壊される可能性がある」

※Nova Kakhovka dam: everything you need to know about Ukraine’s strategically important reservoir(ガーディアン、2023年6月6日)
https://www.theguardian.com/world/2023/jun/06/nova-kakhovka-dam-everything-you-need-to-know-about-ukraines-strategically-important-reservoir

 6日付『ガーディアン』の地図から、明らかなように、カホフカ・ダムのあるヘルソン州は、現在、ロシア軍の支配下にあります。

 ヘルソン州は昨年10月初旬、ザポロジエ州、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国とともに、住民投票で支持を得て、正式にロシアの一部とされました。

※Hydroelectric dam in Kherson partially destroyed―mayor(RT、2023年6月6日)
https://www.rt.com/russia/577548-kakhovskaya-hydroelectric-dam-breach/

 つまり、ヘルソン州は、現在、ロシア系で、ロシア支持の住民が多い「ロシア領」なのです。

 ロシア軍がカホフカ・ダムを攻撃したとすれば、自国のロシア領土への攻撃と同義になります。

 6日付『ワシントン・ポスト』は、カホフカ・ダムをロシア軍がそもそも占領した理由について、非常に重要な情報を伝えています。

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■背後に「暴力団」が関与し、凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題!~5月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、3月13日と4月6日収録の「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJではメルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!」として、毎月発行しています。

 5月は4月に引き続き、今年3月から4月にかけて行なった「岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー」の全4回から抜粋してテキスト化し、詳細な注釈をつけて、第601号から第604号まで4本の記事を発行しました!

 5月に発行する、3月13日収録の第2回インタビューの後半と4月6日収録の第3回インタビューでは、変化を繰り返す特殊詐欺の複雑な仕組みの中で、なかなか浮かび上がってこない核心部分、「誰がこの仕組みに投資して、リターンを得ているのか」について、岩上安身と田崎氏が考察を重ねました。

 以下、5月に発行した、『岩上安身のIWJ特報』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第601号の目次)
◆ミイラ取りがミイラに!? 現職警察官が特殊詐欺に加担! 首謀者は『俺たちは警察とつながってる。チクった奴はすぐわかる」と受け子たちを脅す!
◆犯罪収益のあるところに必ずいる「強い組織」、闇の資本主義の世界で犯罪に出資する「金主」の存在!「そういう人たち、表面には出てきません」

(第602号の目次)
◆特殊詐欺の現場を仕切る「番頭」は「金主」を守って絶対に口を割らない! 一方、使用者責任の追及など犯罪への投資を抑制する法整備は不十分!
◆「黒幕は反社」!? 暴対法ができて伝統的なシノギで稼げなくなった暴力団。トクサギやドラッグが最後の資金源になっている!?

(第603号の目次)
◆「任侠」の世界では高齢者を標的にした特殊詐欺をやるのは恥! 使用者責任を問われた暴力団が、被害者との和解に応じたケースも。被害に遭ったら、恐れずに被害届を出すことが大事!
◆稲川会最高幹部は「老人を狙い撃ちにする特殊詐欺への関与は厳禁」と通達! だが、その後も暴力団関係者が絡む詐欺事案は続出! ねじれる本音と建前!

(第604号の目次)
◆非合法的に荒稼ぎできるところには暴力団が入り込む! 始まりは訪問型のリフォーム詐欺。ターゲットは在宅の高齢者。訪問から電話、電話からネットへと形態を変えていく!
◆暴力団対策法により進んだ「暴排」によって、暴力団のシノギが複雑化・多様化!
◆トクサギが社会に与える害悪は計り知れない! 奪われた金は闇カジノ資金に! ギャンブルで借金を負った人間は闇バイトに手を出す!「反社会的な構造の中で人と金がグルグル回る」

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による田崎基氏インタビュー全4回の動画は、以下のURLから御覧ください。

※「今の特殊詐欺グループは、自転車の車輪がいくつも存在していて、そのハブのスポークが、また別の車輪のハブになっているみたいな円環構造」~岩上安身によるインタビュー第1111回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第1回 2023.3.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514596

※背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し! ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題! 岩上安身によるインタビュー第1112回 ゲスト『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏 第2回 2023.3.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514705

※「1日1億円、年間360億円以上の被害」「グルグルグルグル、反社会的な構造の中で、お金と人が回り続けている」~岩上安身によるインタビュー第1117回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第3回 2023.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515232

※「特殊詐欺の背景と経緯、それを盤石とさせている者の言説が浮かび上がった」! ~岩上安身によるインタビュー第1119回 ゲスト 神奈川新聞報道部デスク・田崎基氏 第4回 2023.4.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515394

 IWJのサイトでは、サポート会員の方に『岩上安身のIWJ特報!』のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。

※シリーズ:IWJ特報
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■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、前田啓)

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