日刊IWJガイド・非会員版「カホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける『情報操作』が進行中!」2023.6.10号~No.3922号


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■はじめに~カホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける「情報操作」が進行中! IWJは、カホフカ・ダム破壊を、その犯人も含めて、ウクライナ軍の反転攻勢との関連で検証!

■IWJは緊急事態が続いています! 5月のご寄付額は182万3000円でした! 5月の月間目標額の47%、207万7000円の不足でした! IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から5月まで10ヶ月間の累積の不足額は、1868万2900円となりました! 6月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

■「大手メディアがロシアが悪でウクライナが善という、一方的な報道で戦争を煽り続けている中、IWJが私の心の支えになっています」「IWJを支持している多くの方たちと同様に一方的な報道空間に抗って、少しでも本当の事を伝えようと苦闘しているIWJへ僅かではありますがカンパでお手伝いしようと思います」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします! 岩上安身がついに糖尿病を発症! ダイエット宣言!?

■【中継番組表】

■<IWJ取材報告>ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの決壊について、「ロシアの侵略がなければ、今回の事態は起こらなかった。ロシアによる侵略の停止とウクライナからの撤退を改めて強く求める」と林大臣~6.9 林芳正 外務大臣 定例会見

■新コーナースタート! ニュース連撃! 12連弾! ロシアが米政府にロバート・ケネディ・ジュニア暗殺の真相を公表するように要請! 日本によるウクライナへのTNT火薬調達は「参戦」とみなされる!? ロシア国防省は「最新のウクライナ攻勢は失敗」と主張! などなど!
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■はじめに~カホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける「情報操作」が進行中! IWJは、カホフカ・ダム破壊を、その犯人も含めて、ウクライナ軍の反転攻勢との関連で検証!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨年10月以降、住民投票でロシア領となったヘルソン州のカホフカ・ダム破壊について、その犯人をロシアだと決めつける「情報操作」が日本国内で強化されています。

 8日の日テレBS『深層NEWS』は、東大先端研専任講師の小泉悠氏と渡部悦和元陸上自衛隊 東部方面総監が出演して、カホフカ・ダム破壊について見解を述べています。

※【小泉悠×渡部悦和】ウクライナ反転攻勢開始か南東部トクマクで攻勢・・・ダム決壊“渡河映像”情報戦激しく【深層NEWS】(日テレニュース、2023年6月8日)
https://www.youtube.com/watch?v=X8N1gklUL7Y

 カホフカ・ダム破壊の非人道性について聞かれて、2人は次のように答えています。

渡部悦和氏「プーチンの戦争を一年4ヵ月見てきました。プーチンの戦争というのは基本的人権なんて関係ない。無視をする、人の命関係ない。あるいは国際法関係ない。

 すべての我々自由民主国家の持っている規範というのを越えて、乗り越えて、目的に達成のためには手段を択ばない。私は『超限戦』と、そういう戦いを言っています。まさに、『超限戦』をプーチンはやっているんだなとつくづく感じます」

小泉悠氏「(前略)ドニエプル川の左岸側(ロシア側)の方が土地が低いんですよね。ですから、ロシアの占領地側の方が洪水は激しいんですよね。なおかつどうもロシア側が住民避難をちゃんとさせていない。あるいは、そういうことが起こっているにも構わず、戦闘を続けているので、被害がより拡大しているということが言われています。(中略)ダム爆破をロシア側がやったのかどうかは別して、明らかに、ダムの決壊後の結果に対する対応というのは、ロシア側の方が非常に非人道的だなという感じを受けます」

 このように、この2人は、典型的な「プーチン=悪党、ロシア=非人道的」という米国NATOに由来するプロパガンダの反復をしています。彼らは、ひとつひとつの事実を確実に踏まえて、客観的な真実に近づこうという丁寧な努力を放棄しているように見えます。

 渡部悦和氏が陸上自衛隊 東部方面総監出身、小泉悠氏が、東大の先端研所属と、2人とも、国家に任官して禄を食んできた人物です。その日本という国家は、とりわけ安全保障・軍事の面では、米国に組み敷かれている従属国です。米国の意向に逆らって、真実を語る立場にはありません。

 知識社会学を創始したハンガリー出身の社会学者、カール・マンハイム(1893ー1947)は、その人の思想は、その人の社会的立場と時間に拘束されるという「存在被拘束性」命題を提唱しました。

 この2人の「プーチン悪党、ロシア非人道的」思想は、マンハイムのこの命題できれいに説明がつきます。

 カホフカ・ダムの爆破について、現在、3つの説が出ています。

 一つはロシアが爆破したという、ウクライナや日本のメディア・知識人が中心となって唱えている説です。

 二つ目が、ウクライナが爆破したという説です。これはロシアが主に主張しています。

 三つ目が、貯水池の水量が増えるなどして、自然崩壊したとする説です。

 まず、事実から確認しますと、カホフカ・ダムが攻撃の対象となったのは、今回が初めてのことではありません。爆破は、ロシア軍の補給路を断つための「最後の手段」として、昨年の12月の時点で、ウクライナ軍のアンドレイ・コバルチュク少将によって計画され、試験的に現地で部分破壊も実行していたという、動かしがたい事実があります。

 昨年の12月29日付の『ワシントン・ポスト』は、ヘルソン州およびハリコフ州でのウクライナ軍の反転攻勢について、ウクライナ軍の指揮官、キエフの当局者、複数の戦闘部隊、米欧の軍事・政治分野の高官など35人以上へのインタビューにもとづいて再構成した詳細なレポートを配信しています。

※Inside the Ukrainian counteroffensive that shocked Putin and reshaped the war(ワシントン・ポスト、2022年12月29日)
https://www.washingtonpost.com/world/2022/12/29/ukraine-offensive-kharkiv-kherson-donetsk/

 このレポートは、ウクライナ軍が反転攻勢に出て、昨年11月にハリコフ州の州都ハリコフを奪還した経緯と、その後のヘルソン州の攻防を詳細に描き出しています。

 ヘルソン州では、ウクライナ軍は州都ヘルソンにいた2万5000人のロシア軍の補給線を断つ目的で、「ノヴァ・カホフカ・ダムの水門のひとつにハイマース・ランチャーで試射を行い、金属に3つの穴を開けて、ドニエプル川の水位を十分に上げて、ロシアの横断を妨げ、同時に近くの村を浸水させないかどうかを確かめた」のです。

 つまり、ウクライナ軍は、昨年12月時点で、ロシア軍の補給路を断つ目的のために、カホフカ・ダムへの攻撃を考え、実際に試験的に実弾攻撃を行い、成功させていたのです。そして、その時点で、その計画の全面的な実行は延期しましたが、ウクライナ軍の「最後の切り札」として、今まで温存してきたものと思われます。

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■IWJは緊急事態が続いています! 5月のご寄付額は182万3000円でした! 5月の月間目標額の47%、207万7000円の不足でした! IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 第13期の累積赤字は毎月増え続け、8月から5月まで10ヶ月間の累積の不足額は、1868万2900円となりました! 6月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成し、また累積の不足額を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 6月に入り、昨年8月1日から始まったIWJの第13期も、残り2ヶ月となりました。

 5月のご寄付額の集計が確定致しましたので、ご報告いたします。5月のご寄付額は31日間で、122件、182万3000円でした。月間目標額の47%にあたるご寄付をいただきましたが、残念ながら月間目標額に届かず、月間目標額の53%、207万7000円の不足となりました!

 厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださった皆さま、誠にありがとうございました!

 しかしながら、今期第13期5月末までの累積の不足額は、1868万2900円となりました。この累積の不足額を少しでも削れるように、引き続き、どうぞご支援をお願いします!

 6月は9日までの9日間で、44件、86万円のご寄付をいただきました。ありがとうございます!

 ぜひ、皆さま、今月6月こそは、まずは月間目標額を達成できますよう、どうぞ緊急のご支援をお願いいたします!

 また、現状の会員数をお知らせします。

 会員総数は5月末時点での会員総数は2648人(前年同日比:1113人減)でした。

 厳しい運営状況が続きます。

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、独立系メディアの意義とコポーレート・メディアの情報操作の恐ろしさについて、広めてください。

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます。

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、ご寄付が急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJの運営は会員の方々の会費とご寄付・カンパの両輪によって成り立っていますが、それが成り立たなくなってしまいます。

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。

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 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします。

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 岩上安身

■「大手メディアがロシアが悪でウクライナが善という、一方的な報道で戦争を煽り続けている中、IWJが私の心の支えになっています」「IWJを支持している多くの方たちと同様に一方的な報道空間に抗って、少しでも本当の事を伝えようと苦闘しているIWJへ僅かではありますがカンパでお手伝いしようと思います」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします! 岩上安身がついに糖尿病を発症! ダイエット宣言!?

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 いつも貴重な情報をありがとうございます。大手メディアがロシアが悪でウクライナが善という、一方的な報道で戦争を煽り続けている中、IWJが私の心の支えになっています。今後ともよろしくお願いします。
(N.H. 様)

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N.H. 様

 ありがとうございます!

 「IWJが心の支え」とまで言っていただき、恐縮しつつ、感謝いたします。

 一般的に戦争に関して、善と悪、あるいは正義と邪悪という、極端なまでに単純化された対立構図で語ることは危険です。特に政治家やマスコミや御用学者らが、しきりと一方の肩だけをもち、他方を悪と決めつけ、熱心に喧伝して回る場合は、私たち一般庶民を騙そうとする詐欺師の口上なのではないかと、疑ってかかった方がよいと思います。

 特に今回のウクライナ紛争においては、そうしたプロパガンダが、とりわけ激しく、洗脳も一国の枠を越えてグローバルに拡散していますが、それが浸透しているのは、欧米と日本などに限られます。

 グローバルサウスの国々は、ウクライナ紛争の本質は、米国がロシアに対して仕掛けた「代理戦争」であることも、米国の一極覇権の維持が限界にきており、だからこそ米国が焦りを覚えて同盟国をも動員して、中露を叩こうとしていることもお見通しで、対露制裁にも参加していない国々が全体的に多いことを、日本を含む西側の大手メディアは伝えません。

 大手メディアが伝えないならば、我々、IWJのような独立市民メディアが、伝えていきます。経済的に厳しい現状が続きますが、ご支援してくださる方々がいる限り、IWJは真実をお伝えしてゆきます。

 どうぞこれからも、応援をよろしくお願いします!

岩上安身

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 米国の独立系メディアProject Veritasがファイザーの研究開発ディレクターへの覆面取材で、ファイザー社自身が新種株のウイルスを製造開発し、それに対するワクチンを開発していることを暴露した動画が世界中に衝撃を与えている。そして、創業者で覆面取材の当事者でもあるジェームズ・オキーフ氏が、その後の理事会の決定でProject Veritasから追放されたと伝えられています。

 一方、ウクライナではロシアの攻撃で誘発された劣化ウラン弾の爆発による放射能の拡散とその危険性を訴えている物理化学者で、かつて英国国防省の劣化ウラン監視委員会のメンバーであり、英国政府の放射線リスクを調査する委員会のメンバーでもあったクリストファー・バズビー博士の主張は無視されています。ポーランド国立原子力機関は放射線レベルの上昇はないとまで主張しています。

 コロナワクチンにしろ、劣化ウラン弾にしろ、体制側に都合が悪いことは徹底的に無視するか力で封じ込めようとしていると思うのは、私だけではないでしょう。

 IWJも報じた5月7日の「ワクチン被害者遺族のお話を聞く会」(※1)で、ワクチン駆け込み寺の鵜川氏は「新型コロナワクチンでバンバン人が死んでいるこの状況は、完全に戦争下です」と仰っておりましたが、では、この戦争は「誰が」「誰に」仕掛けている戦争なのでしょうか?

 ワクチンで苦しみ、殺されている人たちが直面している戦争も、ウクライナで死んでいく人たちに覆いかぶさっている戦争も、特権と権力を振りかざして富を得ている者が、富の源泉である、私たち庶民に強制力を行使してワクチンを打たせ、仲間を犠牲にしてまで資源が豊富な土地からさらに更に多くの利益を得ようとして起こしている戦争なのではないでしょうか?

 IWJを支持している多くの方たちと同様に一方的な報道空間に抗って、少しでも本当の事を伝えようと苦闘しているIWJへ僅かではありますがカンパでお手伝いしようと思います。

 岩上様、またまた大変なご病気に罹られているということ。お見舞い申し上げます(※2)。

(M.T. 様)

(※1)新型コロナワクチン接種問題が新局面に! 今後も我々はワクチンを打つべきかどうか! ワクチン接種後の死亡件数は2年に満たない期間で1908件(11月11日時点)! そのうち厚労省による死亡認定数は10件! インフルエンザワクチンの死亡認定数は45年間で25件!! 実際には40代の女性が、接種直後に死亡! このケースはまだ未認定! 新型コロナワクチン遺族会が10月20日に結成! IWJは厚労省に直撃取材!(日刊IWJガイド、2022年12月7日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20221207#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51621#idx-5

(※2)<岩上安身からのご報告>「気胸にかかっていました」(日刊IWJガイド、2023年5月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230526#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52325#idx-2

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M.T. 様

 ご寄付、貴重な情報、そしてお見舞いの言葉まで、ありがとうございます!

 いただいた情報は、これから早速調べて、形になったら、日刊IWJガイドの記事や、インタビューの際のパワーポイントなどに活用させていただきます!

 健康の方はどうかといいますと、突然の気胸からの回復後、先日、改めて人間ドックに行ってきました。

 残念なことに、さんざんな数値が出てしまいました。

 私の家系は、高血圧など、循環器系の病気にはなりやすいものの、糖尿病になった者は見わたす限り、誰もいないので、仕事のし過ぎによる運動不足、絶えざるストレスからくる過食で体重が100kg台にまで増え続けても、血糖値が糖尿病の域にまで上がることはないだろうと、油断していました。

 しかし、油断ほど危ないものはありません。

 先日、ついに、糖尿病になったと正式に判定されてしまいました。

 人間ドックの結果をもって、持病である高血圧と狭心症の治療にあたってくださっている心臓が専門の主治医のクリニックにうかがったら、「高血圧、狭心症、メタボ、そして糖尿病!」と指を順々に4本折りながら、「あとひとつ、何かあったら…」と5本目の指を折りつつ、「ハネマン(跳満、麻雀の高得点のこと)だよっ!」とニコリとも笑わずに、真面目な顔で言われました。

 麻雀のたとえでくるとは思っていなかった私は、不意をつかれてうろたえながら、「ポーカーだったらフルハウスですね!」とわけのわからない応答をしてしまいました。

 いや、冗談を言っている場合ではありません。さっそく、初期糖尿病患者用の薬を処方されました。同時に、減量に取り組むようにも指示されました。

 原因はわかっています。私は酒とタバコは一切やりませんので、問題は、過食(甘いもの好き)と運動不足です。

 特に、子どもの頃から、何かしら運動をしてきた私は、仕事が忙しくなり、運動する暇がなくなると、ただちにウェイトが上がってしまう体質になっています。

 2019年12月から始まったコロナ禍は、今年2023年6月で3年6ヶ月。その間、ジム通いもやめ、人混みを徹底的に避けて、感染しないようにしてきました。

 自宅と事務所、取材室以外、どこにも行かず、息をひそめるような生活をしてきました。

 おかげさまで、私は一度もコロナに感染せず、何とか今日までやり過ごしてきましたが、動かず、ひたすら仕事をし、そして間食や過食を重ねて、コロナ太りとなってしまいました。

 歩くことだけでもしたいと思い、1年前からチワワを飼い、犬の散歩くらいは心がけていたのですが、おそらくは自己史上空前のウェイトオーバーと、足腰の関節などの老化のためでしょう。持病の腰痛だけでなく、足首や、膝などが痛み出し、健康のための散歩がかえって整形外科に通院して、シップを貼らなくてはならなくなってしまいしました。

 残る手だては、プールでの水泳、または水中ウォーキングです。これならば体重の負荷がかかりません。

 自宅の近くで、会員になっていたスポーツジムにはプールがあって便利だったのですが、あいにく、この不況下でつぶれてしまいました。

 まずは、食事制限と体に負担のかからない運動で、ある程度の体重まで落とさないと、地上を歩くのもままなりません。

 長年通い慣れた施設等がなくなると、新しいジムやプールを探しに行こうとするのが、ついつい億劫になります。忙しいのも事実なので、自分の健康はあと回しで、仕事が最優先、となりがちです。

 しかし、健康は2の次、とは言っていられない地点にまで、とうとうきてしまいました。今週の山場を迎えたら、週末にはプール探しに出かけようかと思います。

 まずは、プールで水中ウォーキングをして、ある程度、体重を落としてから、路上を歩く。それが当たり前にできるようになったら、ジムも見つけて、軽いバーベルを上げ、サンドバックを叩く、そんな順番で、自分の身体の健康を取り戻していきたいと思います。

 会社の倒産と、日本の未来への心配が頭から離れないので、仕事を忘れて運動に没頭することがなかなかできないのですが、すぐ、くじけそうになる心を奮い立たせるためにも、ここでダイエット宣言、メタボ、糖尿病との闘争宣言を書きつけ、自分を後戻りできないようにして、さらに時折、ダイエット日記を綴っていこうと思います!

 皆さまにご心配をかけないように頑張ります!

 また、皆さまもどうぞ、健康を大切になさってください!

 これからもどうぞよろしく、私とIWJを、お見守りください!

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.6.10 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.6.11 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・大阪】13:30~「沖縄戦から78年『たたかう人びとに学ぶ』6.11 集会 ―講演:明有希子氏(元緑ヶ丘保育園父母会副会長)、前泊博盛氏(沖縄国際大学教授)」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach3

「共同テーブル近畿」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた沖縄関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

東京都下の水道水が危ない! 市民団体が多摩地域住民650名分の血中PFAS濃度調査を最終報告! 全体の半数が米国指針値超え!~6.8「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」記者会見 ―報告:原田浩二 京都大学准教授ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516456

「『ロシアとどうやって停戦していくか、一日でも早く休戦できるか』ということを考えろと、ゼレンスキーに言いたい」~6.4 シンポジウム 平和を求め軍拡を許さない女たちの会「安全保障のジレンマ」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516370

ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの決壊について、「ロシアの侵略がなければ、今回の事態は起こらなかった。ロシアによる侵略の停止とウクライナからの撤退を改めて強く求める」と林大臣~6.9 林芳正 外務大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516483

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■<IWJ取材報告>ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの決壊について、「ロシアの侵略がなければ、今回の事態は起こらなかった。ロシアによる侵略の停止とウクライナからの撤退を改めて強く求める」と林大臣~6.9 林芳正 外務大臣 定例会見

 2023年6月9日、東京都千代田区の外務省にて、林芳正外務大臣の定例会見が開催されました。

 会見冒頭、林大臣より、本日、新たな「開発協力大綱(※)」が閣議決定をされた旨、報告がありました。

※開発協力大綱の改定に関する閣議決定(外務省、報道発表 2023.6.9)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press7_000038.html

 林大臣は、「昨年12月の『国家安全保障戦略(※)』も踏まえ、これからの開発協力の方向性を示した。新たな大綱の下で、開発協力を一層効果的・戦略的に活用するとともに、様々な形でODAを拡充し、外交的取組の強化に努めていく」と語った。

※国家安全保障戦略について(内閣官房)
https://www.cas.go.jp/jp/siryou/221216anzenhoshou.html

 続いて、林大臣と各社記者との質疑応答となりました。IWJ記者は、『ワシントン・ポスト』が6月6日にスクープした「米国はノルドストリーム・パイプラインを破壊するウクライナ軍の計画について事前に情報を持っていた」、「CIAは昨年6月、この情報を欧州諸国と共有した」などの内容について、林大臣に質すべく、質問を準備して臨みましたが、残念ながら指名されず、質問はかないませんでした。

 他社からは、開発協力大綱の改定(軍事利用の回避)、ウクライナのダム決壊、東アジアにおける外交イニシアチブ、北朝鮮による「衛星」打ち上げ、ALPS処理水(韓国の反応)、そして、習近平中国国家主席による沖縄をめぐる発言などについて、質問がありました。

 ウクライナ南部へルソン州でのダム決壊について、「現時点で把握されている被害状況と今後の具体的な人道支援の検討状況」を聞かれた林大臣は、その答弁の中で次のように述べました。

林大臣「我が国として、ロシアの侵略により、ウクライナ各地において、多くの市民が犠牲になっておりまして、また、発電所を含む民間施設に被害が生じていることは、断じて正当化できないものであり、強く非難いたします。

 また、7日に開催されました安保理会合においては、我が国や欧米諸国は、ロシアによる侵略がなければ、今回の事態が起こることはなかった旨等を指摘しつつ、ロシアによる侵略の停止とウクライナからの撤退、これは改めて強く求めたところでございまして、引き続き、G7を始めとする国際社会と緊密に連携してまいりたいと考えております。

 我が国として、洪水の被害を受けた住民に対する緊急の人道支援を早急に実施すべく、鋭意調整を行っておるところでございます」

 林大臣は、ダムを決壊させたのは誰なのか、その「犯人」を特定せず、ロシアの侵略がすべての問題の出発点であると、責任をロシアのみに押しつけました。

 しかし、今回のダムの破壊は、ロシア軍ではなく、ウクライナ軍によるもので、下流域の、ロシアが占領している地域を水浸しにするとともに、クリミア半島を含む広大な地域への水の提供を阻害することが目的でした。なぜ、ウクライナ側の問題には踏み込んで批判をしないのでしょうか?

 「もしも」の仮定の話ではありますが、林大臣は、IWJの「ノルドストリーム」爆破についての質問に対し、どのような答弁をしたでしょうか? ウクライナが爆破し、その情報を米国は爆破前から仕入れており、欧州の同盟国と共有していたというのです。詳しくは、本日の日刊IWJガイドをお読みください。

 定例会見の詳細については、ぜひ全編動画にてご確認ください。

■新コーナースタート! ニュース連撃! 12連弾! ロシアが米政府にロバート・ケネディ・ジュニア暗殺の真相を公表するように要請! 日本によるウクライナへのTNT火薬調達は「参戦」とみなされる!? ロシア国防省は「最新のウクライナ攻勢は失敗」と主張! などなど!

【第1弾! RT、7日】「ロシア、米政府にJFK暗殺の真相を公表するよう要請――ワシントンが自分の家を整理して初めて、他国を説教することができる、とモスクワは言った」

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、水曜日、米国が民主主義と人権の権威と見なされたいのであれば、ジョン・F・ケネディ大統領とその弟の殺害について白状するべきだと述べました。

 「アメリカ政治の歴史には、アメリカ当局によって意図的に隠蔽されている多くの見苦しい事実が含まれている」とザハロワ報道官は指摘しました。

※Russia tells US government to publish truth about JFK assassination(RT、2023年6月7日)
https://www.rt.com/news/577672-kennedy-assassination-russia-lecture/

 「白状せよ」という詰めより方は、米政府がケネディ大統領暗殺に加担もしくは真相を隠蔽しているとロシア政府は確信しているかのような表現で、ぜひバイデン大統領、トランプ氏、そしてロバート・ケネディ・Jr氏ら次期大統領候補からの「アンサー」を期待したいところです!(IWJ)

【第2弾! スプートニク、7日】「パトリオットはロシアの極超音速ミサイル・キンジャールを撃ち落とせないだけじゃない 空振りした米『パトリオット』の墜落は、ウクライナ人にとって脅威!?」

 米国の自慢のミサイル迎撃システムであるパトリオットは、キンジャールを迎撃できませんでした。問題はそれだけではすみません。パトリオットは、空中で自爆せず、ウクライナの民間人の頭上に落ちたのです。

 『ミリタリーウォッチ』誌によると、2023年5月16日だけでパトリオットは、ロシアのキンジャールに向けて一気に32発のミサイルを発射しましたが、ミサイルは1発もキンジャールに命中しませんでした。

 今まで、パトリオットが命中しなかった兵器は世界には存在しません。それほど命中率が高かったのですが、極超音速ミサイルは速すぎて、撃ち落とすことはできなかったのです。パトリオットのミサイルは標的を外した場合は、空中で自動的に自爆する設定になっているはずですが、すべてが設定通りにうまくいったわけではないようです。

 ウクライナのSNSで拡散された動画を見ると、パトリオットのミサイルは爆発後、道路、車、家屋に落下しました。つまり、文字通りウクライナの住民の頭上に落下したのです。

※キンジャールに勝てないだけじゃない 米「パトリオット」はウクライナ人に脅威(スプートニク、2023年6月7日)
https://sputniknews.jp/20230607/16207180.html
https://militarywatchmagazine.com/article/russian-hypersonic-patriot-mercenary-casualties

 極超音速ミサイルとパトリオット迎撃ミサイルシステムの矛と盾の対決は、軍事上の一大焦点となってきましたが、今回、実戦において、優勝劣敗がはっきりついてしまった形です。この結果は軍事史上に特筆されて、のちのちまで大きな影響を与えることになりそうです。

関連記事はこちら(IWJ)
※はじめに~ロシアの極超音速ミサイル「キンジャール」を撃墜!? ウクライナ・米国側とロシア側で主張が真っ向から対立! 真相を検証!(日刊IWJガイド、2023年5月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230525#idx-1
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【第3弾! 時事ドットコムツイッター、9日ほか】「岸田文雄首相がウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談を、9日にも実施する方向で調整していることが分かりました。ウクライナ南部にあるダムが決壊して洪水が発生したことを踏まえ、支援する方針を伝えるとみられます」

 ダムを破壊したのはウクライナの可能性が濃厚なのに、日本政府は、事実を見極めることなく、ウクライナを支援すると名乗りをあげました。それに対して、ロシアからは、日本が、民間事業用ではなく、軍需産業用のTNT火薬を輸出すれば、日本はこの戦争に「参戦」したことになる、との警告が、返ってきました。

※時事ドットコム(時事通信ニュース)@jijicom(午後1:04 2023年6月9日)
https://twitter.com/jijicom/status/1667019742144606211

※日本、ダム破壊のウクライナに7億円の人道支援 岸田・ゼレンスキー両氏が電話会談(スプートニク、2023年6月9日)
https://sputniknews.jp/20230609/7-16232626.html

 大事なことは、ダム破壊の攻撃をやったのは誰なのか、見極めることだと思います(IWJ)。

【第4弾! スプートニク、8日ほか】「【視点】日本によるウクライナへのTNT火薬の調達は参戦である」

 TNT火薬は武器といえるのか、いえないのか?

 実はTNT火薬は、2種類に分かれるそうです。

 問題となるのは、軍事用のTNTです。

 民間産業と軍需産業とでは、使われるTNTの質が異なるそうです。

 精製TNTは、精製されていないものよりもはるかに強い爆発力を持っています。日本がウクライナへ送る弾薬製造のために、調達するのが、砲弾の製造に適した精製TNTかどうかが問われます。

 日本が米国に、弾薬の製造に必要な精製TNTを売却することを決断するということは、実質、日本がウクライナ戦争に参加することを意味すると、ロシアメディアは指摘しています。実質的には、ロシア政府からの警告であると言っていいでしょう。

※【視点】日本によるウクライナへのTNT調達は参戦である(スプートニク、2023年6月8日)
https://sputniknews.jp/20230608/tnt-16227116.html

※はじめに~仰天! 米軍がウクライナ紛争で使用する155ミリ砲弾が足りずに、砲弾生産に使用するTNT火薬の調達を日本に泣きついてきた!(日刊IWJガイド、2023年6月3日)
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【第5弾! RT、8日ほか】「最新のウクライナ攻勢は失敗-ロシア国防省」

 ロシアのショイグ国防相は、ウクライナ軍が再びザポリージャ州のロシアの防衛線を突破しようとしたものの、ロシア軍は先制攻撃を行うことで攻撃を阻止したと述べました。

 ウクライナ軍の総兵力は、最大で1500人、装甲車150台とのこと。

※Latest Ukrainian offensive has failed – Russian MOD(RT、2023年6月8日)
https://www.rt.com/russia/577704-defense-ministry-ukraine-update/

※ロシア、ウクライナ南部の大規模攻撃でウクライナ軍撃退=国防相(ロイター、2023年6月9日)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-counteroffensive-idJPKBN2XU153

※ウクライナ軍がロシア戦線への攻撃で「激しい抵抗」と損失に見舞われる(CNN、2023年6月9日)
https://edition.cnn.com/2023/06/08/politics/ukraine-forces-resistance/index.html

 ダムを決壊させることと、ウクライナ軍の地上軍の反転攻勢は、一体の作戦計画だったのでしょうか。ウクライナ軍は、西側からまだか、まだかと「期待」されていた「反転攻勢」についに出ましたが、ファーストアタックは失敗した模様です(IWJ)。

【第6弾! スプートニク、9日】「欧米 F16戦闘機の他にウクライナにF18供与も決定」

 ウクライナへの肩入れで、攻撃的な姿勢が際立ってきた米英。F16どころか、F18の投入も。供与に慎重だった長距離ミサイルまで供与か。ロシアのパトルシェフが、ワシントンとロンドンを非難。

 欧米のウクライナ向け供与の戦闘機はF-16に限定されないかもしれないと、『ポリティコ』も、さらに数十機のF-18戦闘機がウクライナに引き渡される可能性があると報じています。

※欧米 F16戦闘機の他にウクライナにF18供与も決定(スプートニク、2023年6月9日)
https://sputniknews.jp/20230609/f16f18-16230178.html

※【まとめ】訪米のスナク英首相 米大統領と会談終了 ウクライナ情勢など(スプートニク、2023年6月9日)
https://sputniknews.jp/20230609/16231430.html

【第7弾!ポリティコ、7日】「ダム決壊はウクライナの反攻の妨げにはならない見込み」

 ウクライナのダム崩壊は計り知れない人道的および環境的被害を引き起こしている可能性がありますが、ワシントンとキエフの当局者はそれがウクライナの反撃を狂わせるとは信じていません。

 水害にあったウクライナ国民のことは、気にならない、ということのようです。

※Dam collapse not expected to hinder counteroffensive(POLITICO、2023年6月7日)
https://www.politico.com/newsletters/national-security-daily/2023/06/07/dam-collapse-not-expected-to-hinder-counteroffensive-00100717

【第8弾! RT、8日】「キエフにはより強力な兵器が必要 – 米議員ら」

 キエフへの長距離ミサイルと戦闘機供与を承認するよう、議員たちからバイデン大統領への圧力が高まっています。

 ホワイトハウスが以前、第三次世界大戦の引き金になると警告した長距離ミサイルを含む、より高度な兵器をウクライナに提供するよう、議会のメンバーがジョー・バイデン米大統領に要請しました。

 ロシア領内深く攻撃できる長距離ミサイルや、最新鋭の戦闘機のウクライナへの供与は、第3次世界大戦につながりかねないと、米国のバイデン大統領自身が何度も指摘して、ウクライナから求められても供与しないと断言してきました。

 しかし、そうした自らに課した「紛争のエスカレーション」を抑止する制約を外してしまうようです。

 この先のシナリオを、バイデン大統領や英国のスナク首相らはきちんと描けているのでしょうか?

 現在、英国のスナク首相は訪米中で、バイデン大統領との非公開の階段が8日の日中にホワイトハウスで行われました。何が話しあわれたのか、気になります。紛争のエスカレートについて、発言したのでしょうか?

 来年の大統領選挙までに、支援を注ぎ込んできたウクライナに戦果をあげてもらって、得点を積み上げたい、というバイデン大統領の政治的思惑ならば、この先、非常に危ういと言わざるをえません。

※Kiev needs deadlier weapons – US lawmakers(RT、2023年6月8日)
https://www.rt.com/news/577743-us-lawmakers-atacms-ukraine/

【第9弾! RT、7日】「ウクライナでの暴力を何としても長引かせることが米国の利益である」

 ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記が、「キエフのナチス政権は、ワシントンとロンドンによって考案されたものである」「置き換えなければならない」と発言しました。

 パトルシェフ書記は、ウクライナを中立国にしなければならないと述べ、現在の危機はワシントン以外の誰にとっても有益ではないと主張しました。

 唯一の「明白な侵略」は米国からだと主張し、米国はウクライナを利用してロシアに対して宣言されていない戦争を仕掛けていると非難しました。

※Russia seeking to replace ‘Nazi regime’ in Ukraine – security chief(RT、2023年6月7日)
https://www.rt.com/russia/577653-patrushev-ukraine-neutral-state/

【第10弾! RT、8日】「ワシントン、キエフとモスクワの停戦署名を禁止―ロシア治安長官」

 ロシアの安全保障理事会書記であるニコライ・パトルシェフ氏は、米国と英国が和平の邪魔をしていると非難しました。

 ロシアとウクライナの国民とは異なり、英語を話すこの2か国は暴力を長引かせることに関心があり、人的苦痛など気にしていない、と同氏は主張しました。

※Washington banned Kiev from signing truce with Moscow – Russian security chief(RT、2023年6月8日)
https://www.rt.com/russia/577700-patrushev-us-truce-ukraine/

【第11弾! スプートニク、8日】「ウクライナ、和平案提示も 西側の圧力で腰砕けに=パトルシェフ氏」

 1年3ヶ月前にさかのぼりますが、2022年3月29日、トルコで、ウクライナ側が提示した停戦草案にはウクライナの中立、軍事ブロックに属さない義務や、外国の兵器や軍部隊を配備しないことが含まれていました。

 ロシア軍は、この停戦提案に好感して、キエフ近郊などから軍隊を撤退させましたが、ウクライナ側が態度を一変させました。その後すぐに交渉は決裂。

パトルシェフ氏「朝の交渉でウクライナ側が案を出してきたのに、夜になって『いや、やっぱり拒否だ』と態度を一変させた。

 これは米国が彼らに圧力をかけ、いかなる交渉もしないよう言ったからだ」。

 米英の攻撃的な姿勢が際立ってきているのは間違いありません。欧州各国は米国とともにウクライナに対して連帯を示し、足並みを揃えて支援をしている、と伝えられてきましたが、その隊列は相当に足並みが乱れています。フランスのマクロン大統領は、米英とは異なる姿勢を、このウクライナの反転攻勢のタイミングで明確にしました。そのニュースが次の第12弾! です!

※ウクライナ、和平案提示も 西側の圧力で腰砕けに=パトルシェフ氏(スプートニク、2023年6月8日)
https://sputniknews.jp/20230608/16228890.html

【第12弾! 朝日新聞、3日】「和平を見据えて動くマクロン大統領『プーチン氏を裁くより交渉を』」

 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって、フランスのマクロン大統領が和平に向けた動きを活発化させています。

 モルドバで1日に開催された「欧州政治共同体」の首脳会合で、マクロン大統領は、戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているロシアのプーチン大統領を戦争犯罪人として裁くよりも、プーチン氏との停戦交渉を優先するべきだとの考えを示しました。

※和平を見据えて動くマクロン大統領「プーチン氏を裁くより交渉を」(2023年6月3日 朝日デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR627QCPR62UHBI033.html

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、浜本信貴、前田啓)

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