【第663号-665号】岩上安身のIWJ特報!必見! カマラ・ハリス氏はどのようにして米大統領候補まで政界を登りつめていったのか、仰天の真相が明らかに!神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!岩上安身による評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏インタビュー(第2回) 2024.12.1

記事公開日:2024.12.1 テキスト独自
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(文・IWJ編集部)

特集 ロシア、ウクライナ侵攻!!ウクライナのネオナチとアゾフ大隊の実態

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 2024年11月5日に迫る米国大統領選挙では、民主党のカマラ・ハリス候補と共和党のドナルド・トランプ候補の支持率が拮抗していると報じられている。

 この選挙結果が、戦禍のやまないウクライナとロシア、拡大するイスラエルとパレスチナ・中東諸国の紛争、さらにはきな臭さを増す東アジア情勢にも、きわめて大きな影響を与えることは必至だ。

 岩上安身は、ウクライナ問題の第一人者で、元日経新聞・朝日新聞記者で評論家の塩原俊彦氏に、2024年7月から、連続インタビューを行なっている。

▲評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(2024年8月26日、IWJ撮影)

 塩原氏は、2024年6月17日に、最新刊『帝国主義アメリカの野望~リベラルデモクラシーの仮面を剥ぐ』(社会評論社)を上梓した。

 岩上安身は、2024年9月2日に配信した第2回のインタビューで、米大統領選について、塩原氏に詳しく話をうかがった。

 岩上安身はこのインタビュー冒頭で、米国の国際社会でのふるまいについて問いかけた。

 ウクライナやイスラエルを支援する米国は、「自由と民主主義のため、この御旗を掲げさえすれば、どんな暴力でも許される」かのようだが、そもそも「ウクライナという国が、自由と民主主義と法の支配という名に値するのか?」「アメリカが全力で守り通そうとしている国、シオニスト・イスラエルは、どうなんだ?」と。

 「とてもじゃないが、そこは真っ当な人権意識を持った、法の支配にもとづいた、自由民主主義の国家であると、とても言いがたい」として、岩上安身は「つまり、アメリカの矛盾は今、頂点に来ている」と断じた。

 そういう中で行なわれる大統領選について、「ある部分は、両陣営は大して変わらない」「イスラエルに対する姿勢は、アメリカの中の在米ユダヤ人、そのイスラエル・ロビーの力が非常に強く」「だから、やはりイスラエルに媚びを売っていると思われるような姿勢」が両陣営にあるという。

 ただ、ウクライナ支援に関しては、「積極的に進めてきたバイデン政権が、レイムダック(少し任期が残っている、影響力を失った政治家)になるはずなのに、激しくウクライナがロシアに攻めいっていく、その後押しをガンガンしている」のに対して、トランプ氏は「これを止めさせる」と言い、この点では「すごく対立している」と指摘した。

 そして、こうした、表面的な報道からもある程度はうかがい知れる事象の、さらに「その背景にあるものは一体何なのか」について、塩原氏に解説を求めた。

 これに対して塩原氏は、「日本における(大手メディアの)米国に関する報道のほとんどは、民主党系のマスメディアによって米国内で流されて情報を、翻訳して流しているだけ」であり、「極めて民主党寄りの情報によって、操作されてしまっている」と切り出した。

 その上で、前回2020年の米大統領選挙を、敗れたトランプ陣営が、「盗まれた選挙」だと主張したことについて、「日本では多くの人が、トランプ陣営側が『投票用紙の集計方法に不正があった』と言いがかりをつけて騒いでいると思っている」かもしれないが、「米国の共和党有権者(支持者)は、まったく別の観点から、『盗まれた選挙』だと思っている」と、新たな見方を提示した。

 塩原氏によると、2020年の大統領選挙を「盗まれた選挙」だと考えているのは、「共和党有権者の3分の2」で、「米国人の10人に3人近く」を占める。塩原氏は「私も、『盗まれた選挙』であると思っています」と明言。以下のように説明した。

 「実はジョー・バイデンの次男のハンターが、ウクライナで行っていた『腐敗』事件について、2020年11月の大統領選直前の10月14日に、『ニューヨーク・ポスト』に大特ダネ(※1)が掲載されたが、民主党はこれをつぶしにかかった。

 FBIは、この記事とフェイスブックをリンクさせないよう、フェイスブック(現メタ)のCEOであるマーク・ザッカーバーグに圧力をかけた」というのだ。

 「大統領選挙の直前であったので、この情報を米国の大メディアがきちんと報道していれば、確実に、バイデンは負けたであろうはずなのに、この事実について、『ロシアによる典型的な情報操作』『トランプ氏の個人弁護士であるジュリアーニ氏の提供した情報が本物かどうかわからない』などと、民主党及びFBIの幹部、民主党と結託している主要マスメディアまでが、この情報を広めないために、猛烈な圧力をかけてつぶしにかかった。

 政府機関さえ、バイデンを応援していた。これはまさに、『盗まれた選挙』の証しではないか」。

 塩原氏は、民主党が「情報操作によって事実をねじ伏せていくというやり方」を取り続けていると述べ、この後、さらに様々な事例を挙げていった。

 バラク・オバマ元大統領がユダヤ系財閥等の支援で大統領になった経緯や、バイデン政権の国際社会での超法規的行動。

 2024年7月13日のトランプ元大統領銃撃事件直前の、バイデン大統領による狙撃の必要性をうながすような発言。

 さらに、新たに民主党の大統領候補となったカマラ・ハリス副大統領が、その時々の権力者達と「寝て出世した」というスキャンダル。

 また、ハリス氏から副大統領候補に指名されたティモシー・ウォルツ氏の軍役時代の「不名誉な」エピソードなどである。

※必見! カマラ・ハリス氏はどのようにして米大統領候補まで政界を登りつめていったのか、仰天の真相が明らかに! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!(第2回)~岩上安身によるインタビュー第1166回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者塩原俊彦氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524297

 第1回、第3回、第4回のインタビューは、下記で御覧いただける。

※神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!(第1回)~岩上安身によるインタビュー第1165回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/52380

※ウクライナ戦争と米国の帝国主義!「自衛戦争」から「代理戦争」への変質! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!~岩上安身によるインタビュー第1168回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(第3回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525099

※米国の外交政策は、大統領選を最優先に決められている! 神に祝福されたかのようにふるまうヘゲモニー国家・アメリカの「超大国神話」と「悪」を真正面から暴く!~岩上安身によるインタビュー第1169回ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者 塩原俊彦氏(第4回)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525180

記事目次

  • 日本では流れない、前回大統領選の「盗まれた選挙」の真相! 選挙直前の大スクープ、バイデン親子のウクライナ・スキャンダルを、民主党とマスメディア、FBIは必死に潰しにかかった!
  • 元国家情報長官等50人以上の情報関係の大物が「ロシアによる情報操作の疑い」と発表! フェイスブックがニュースへのリンクを張らなかったのは「FBIの警告」と、ザッカーバーグCEOが認める!
  • 民主党のオバマを大統領に「育てた」のは、シカゴの「悪の塊」を牛耳るウクライナ&ユダヤロビーの「タニマチ」だった!
  • 民主党がトランプ=独裁者キャンペーン! しかし、繰り返し「法の支配」(rule of law)を破るバイデンこそ「独裁者」!!
  • トランプ元大統領銃撃をうながした、バイデン大統領の決定的発言とは!?
  • カマラ・ハリスは「寝て出世した」!! 大物政治家との愛人関係で権力への階段を登った!
  • ハリスの副大統領候補ウォルツは「臆病者」で軍歴詐称! トランプの副大統領候補も「嘘」で攻撃!
  • 民主党は戦争大好きで、エスタブリッシュメントのために、国民の犠牲も当たり前! ハリスが大統領になれば、既存リベラル派が権益温存の政策を続ける!

日本では流れない、前回大統領選の「盗まれた選挙」の真相! 選挙直前の大スクープ、バイデン親子のウクライナ・スキャンダルを、民主党とマスメディア、FBIは必死に潰しにかかった!

▲塩原俊彦第2回 帝国主義アメリカの野望 https://bit.ly/3BYBlYv

▲マスメディアによる「情報操作」に注意 https://bit.ly/3A6MyFQ

塩原俊彦氏(以下、塩原氏)「最初に、世界的な情報統制という話でですね、まず皆さん方に知っていただきたいのは、日本における(大手メディアの)アメリカの報道のほとんどは、民主党系のマスメディアによってアメリカで流された情報を、翻訳して流しているだけだ、ということですね。

 したがって、極めて民主党寄りの情報によって、操作されてしまっているということです。

 その証拠として、『盗まれた選挙』への理解不足、という話をしたいと思うんですね」

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