「誰が占領者で誰が被害者なのか? その前提抜きの『イスラエルとハマスの戦争』という言い方に、既にバイアスがかかっている!!」~12.25 浅野健一が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座~第2回 重信房子氏(元日本赤軍) 2023.12.25

記事公開日:2024.1.8取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

特集 中東

 2023年12月25日午後6時より、東京都千代田区のたんぽぽ舎にて、アカデミックジャーナリストの浅野健一氏が選ぶ講師による「人権とメディア」連続講座の第2回目が行われた。

 今回の講師は、元日本赤軍の重信房子氏で、「イスラエル(ネタニヤフ政権)によるジェノサイドを許すな」と題した講演が行われた。

 第1回目は、12月23日、同じくたんぽぽ舎にて、現代イスラム研究センター理事長の宮田律(おさむ)氏を講師として「ガザ紛争の背景~台頭するイスラエル極右の世界観と米国のダブルスタンダード」と題する講演が行われた。詳細は、以下のIWJ記事をご参照頂きたい。

 重信氏の講演に先立ち、浅野健一氏が次のように語った。

 「重信さんが、昨年(2022年)5月に解放されてから、公開の場で、パレスチナ問題で講演するのは初めてのことだと聞いています。

 クリスマスの日に、歴史的な集まりだと、私は思っています。(中略)

 私は、重信さんが日本に帰国後、重信さんを支えた人たちが多数逮捕され、教員などが職を奪われたことを覚えています。日本の記者クラブメディアによるすさまじいバッシングでした。

 イスラエルによるパレスチナ侵略が連日ニュースになっていますが、和光(晴生)さん(日本赤軍元メンバー)らのパレスチナ連帯の思想と闘いを『過激派』として非難・排斥した、日本国と記者クラブメディアの犯罪は万死に値します。

 ジャカルタ特派員になる前、何人かのリベラル学者から、『浅野さん、くれぐれも日本赤軍とだけは接触しない方がいい』と忠告されたことを思い出します。こういう偏見ラベリングが問題だと思います」。

 重信氏の講演は、約90分に及んだ。

■全編動画 前半・講演

■全編動画 後半・質疑応答

  • 日時 2023年12月25日(月)18:00~20:00
  • 場所 スペースたんぽぽ(東京都千代田区)
  • 主催 たんぽぽ舎

(…会員ページにつづく)

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