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「海兵隊が沖縄にいる意味は本当にない」日本最大の基地数を抱える沖縄のジレンマ ~岩上安身によるインタビュー 第338回 ゲスト屋良朝博氏 2013.8.30
※全文文字起こしを掲載しました(2013年10月21日)
元沖縄タイムス論説委員で、現在はフリーランスライターの屋良朝博氏に8月30日、岩上安身がインタビューを行い、沖縄における基地問題や政治外交問題など、幅広くお話をうかがった。
屋良氏は、オスプレイの追加配備や基地問題を抱える沖縄で、「来年の年明けの名護市長選、暮れの県知事選が分岐点になる」と政治情勢を分析。右派と左派は5分5分ではないかとの認識を示した。「権力が拮抗」しており、沖縄は革新政党が強いと言われるが、そうでもないという。右派の活動について、「ウルトラライトの人たちの宣伝活動は激しい」と述べ、「若い人たちが、ネット右翼の誤った見解をすんなり受け入れてしまうようなことになっている」と懸念を示した。
「8.15」終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ / 靖国神社キーワード集 ( IWJウィークリー第14号より) 2013.8.21
┏━もくじ━━━━━━━━━━━━━━━━
・終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ
・靖国神社キーワード集
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終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ
僕が終戦記念日に靖国神社を参拝するようになってから、今年でちょうど10年目になる。
始めて靖国神社に参拝した18歳当時、靖国神社とは何か、ちゃんと理解していなかった。A級戦犯も祀られていることくらいはわかっていたが、ただ「戦争で亡くなった方々に手を合わせに行きたい」と思い、参拝した。
核の産業利用が進む限り、被曝の事実は矮小化される。被災者支援法の骨抜きはその象徴 ~村田三郎氏講演「広島・長崎、水俣、福島を通して見えるもの」 2013.8.25
2013年8月25日、大阪市天王寺区のホテルアウィーナ大阪で行われた「市高教第49次夏季教育研究集会」の記念講演は、村田三郎氏(阪南中央病院副院長)がスピーカーを務めた。「残念ながら今日の話には、2年半前にこの勉強会で話したのと同じ内容のものが、だいぶ含まれる」。労働者被曝や低線量被曝の問題に長くかかわってきた村田氏は、福島第一原発事故発生から2年半が経過した今もなお、改善が見られない、被災地の放射能被害の状況を憂えた。広島・長崎の原爆被害時にあった「弱者切り捨て」が、福島でも始まっているとの訴えは、集まった人たちの耳目をさらった。
原発導入の裏で「核保有」を渇望してきた日本【IWJウィークリー第14号 岩上安身の「ニュースのトリセツ」より】 2013.8.22
2013年の夏、第2次安倍政権が発足して、初めての原爆投下の日、そして終戦記念日を迎えました。8月6日に広島で、9日に長崎で行われた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席した安倍総理は、原爆の惨禍に見舞われたこの地で、明確に「原発推進」の姿勢を打ち出しました。
8月6日に行われた広島の平和祈念式典で、あいさつに立った安倍総理は、3.11の東日本大震災以降、菅直人総理(当時)と野田佳彦総理(当時)が言及してきた、福島第一原発事故について一切触れませんでした。
「米軍機が上空から撒いたビラに日本地図が描かれ、広島のところに『?』マークが…」 ~竹本成德氏講演「『被爆の実相』~ヒロシマを今、私自身のことばで~」 2013.8.4
「1945年のある日、米軍機が上空から撒いた宣伝ビラを拾った。ビラには日本地図が描かれ、なぜか広島のところに『?』マークが記されていた。あれは原爆投下の予告だったのかもしれない」―。
2013年8月4日(日)14時、神戸市東灘区の東灘区民センターにおいて、「『被爆の実相』~ヒロシマを今、私自身のことばで~」と題する講演会が開かれた。講師(語りべ)を務めた竹本成德氏(コープこうべ元理事長・日本生協連元会長)は、14歳のときに広島市内で被爆した実体験をもとに、原爆投下後の阿鼻叫喚(あびきょうかん)の実相(真実)を聴講者に語った。
「日本の若者がアメリカの鉄砲玉になるなんて、僕は耐えられませんよ!」 ~岩上安身によるインタビュー 第323回 ゲスト 山中恒氏 2013.7.31
特集 戦争の代償と歴史認識
※全文文字起こしを掲載しました(2013年9月6日)
※2015年3月3日テキストを更新しました。
「日本の若者がアメリカの鉄砲玉になるなんて、僕は耐えられません」
『あたらしい戦争ってなんだろう?』(2003年7月、理論社)、『戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側』(2009年8月、角川書店)など、膨大な史料にもとづいた戦史研究書を上梓している山中恒氏が、2013年7月31日、岩上安身のインタビューに答えた。
【IWJ_PPV・文化】 核と戦争の問題が凝縮したドラマ「朗読劇『大切な人~私の家族が見た戦争~』」
東日本大震災から約2年を経て、2013年3月6日~11日に麻布十番にあるパレットギャラリーにて、IWJ主催の「『百人百話』展」 が催され、IWJ代表の岩上安身みずからもギャラリーに出向き、来場者の方々と触れ合う機会となりました。
その「『百人百話』展」に、俳優の仲代達矢さんと演出家の宮崎恭子さんの養女である仲代奈緒さんが来場して下さったのが、この朗読劇『大切な人~私の家族が見た戦争~』をIWJで配信させていただくきっかけです。
「憲法9条は日本人が作った」 作家・半藤一利氏、安易な改憲論に反論 ~「立憲フォーラム」 第4回勉強会 2013.6.5
特集 憲法改正
※全文文字起こしを会員ページに掲載しました(2013年8月21日)
「押し付け憲法だから改憲、という論を聞くが、憲法9条は日本人が作った」――。2013年6月5日、参議院議員会館で開かれた「第4回立憲フォーラム勉強会」に講師として登壇した作家・半藤一利氏はこのように話し、当時の幣原喜重郎首相が、GHQ最高司令官であるダグラス・マッカーサー氏と会談した際に、憲法9条案を進んで提案したと説明した。
著書『日本国憲法の二〇〇日』(プレジデント社)を出版した際は、マッカーサー氏側から提案があったと認識していた半藤氏だが、その後、勉強しなおし、先述の通りに結論を変えたという。
【IWJブログ】「TPPは憲法違反。国民主権から外資主権へ権力が移行する一種のクーデター」 国家の主権と民主主義を空洞化させるTPPの危険性を徹底議論 ~孫崎享氏緊急インタビュー 2013.5.14
特集 TPP問題
「NHKの番組において、正しい認識とは思えないような主張を延々と続けていく。こういうことが許されていいのか」。この発言は、3月21日、2013年度のNHK予算を審議する衆議院総務委員会で、自民党の大西英男議員が、今年の元旦にNHKで放送された『NHKスペシャル2013 世界とどう向き合うか』に出演した元外務省国際情報局局長の孫崎享氏の、日中間の尖閣諸島をめぐる領有権問題に関する発言をとりあげ、NHK会長を問いただしたものだ。
この件で孫崎氏は、4月4日、岩上安身の緊急インタビューに応えて、「私は事実に基づいて話をしている」と反論。当時の外務官僚の論文などを示しながら、歴史的事実として日中間に「棚上げ」合意が存在したことを解説した。孫崎氏は、「ことの発端は、私がTPPについて発言したこと。TPPや原発に関して、政府と異なる発言をする者に対する言論弾圧が、各地で起こっている」と指摘した。さらに話題は、新大久保を中心に行われている「排外デモ」、米軍が想定する「統合エアシーバトル構想」など、多岐に及んだ。
【IWJブログ】(岩上安身緊急号外)井伊直弼は殺され、吉田茂は生き延びた。安倍晋三はどうなるだろうか。 2013.3.16
特集 TPP問題
日米関係とは、つまるところ不平等条約の押しつけと、それに対する屈従、抵抗の歴史である。
TPPを「第三の開国」とはよく言ったものだ。これは第三の不平等条約の押しつけ、国家主権のさらなる喪失、米国への隷属の深化に他ならない。
ニッポンの嘘 菊次郎さんとフォトジャーナリスト 那須圭子さんのトークショー 2013.3.10
2013年3月10日(日)18時から、山口県岩国市のシンフォニア岩国で、「ニッポンの嘘 菊次郎さんとフォトジャーナリスト 那須圭子さんのトークショー」が行われた。反権力を掲げ、戦後の日本社会の歪みを記録してきた報道写真家、福島菊次郎氏のドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』の上映会に合わせて企画されたもので、福島氏は、現代の日本が抱えている、さまざまな問題や歴史的な事実を、日本人という狭い視点を捨てて考える大切さを語った。
日米首脳会談 TPP「すべての物品が交渉の対象」 安倍首相の説明は矛盾だらけ(「IWJ通信」2月27日号 巻頭言より) 2013.2.27
事実に基づく正しい歴史認識を
2月17日(日)、新大久保で「韓国を竹島から叩きだせin新大久保」と題したデモが行われました。22日(木)の「竹島の日」を前に、竹島が日本固有の領土であることを主張する目的で行われたこのデモを、IWJの原佑介記者と佐々木隼也記者が密着取材。
【IWJブログ】朝鮮侵略の真実 奈良女子大学名誉教授 中塚明氏インタビュー 2013.2.16
[2013年2月18日記事公開][2月25日更新]
2013年2月16日(土)15時より、岩上安身が、日朝関係について、歴史学者の中塚明氏(奈良女子大名誉教授)にインタビューを行った。以下、インタビューの実況ツイートを掲載します。
岩上安身によるインタビュー 第273回 ゲスト 柳澤協二氏 2013.2.13
2013年2月13日(水)15時から、東京都内のIWJ事務所で「柳澤協二氏インタビュー」が行なわれた。元防衛官僚であり、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏が、岩上安身のインタビューに応じた。柳澤氏は、北朝鮮が核実験を行った背景には、アメリカに対する自己認知の要求があると説明し、北朝鮮と周辺各国の関係性を解説した。
宇都宮けんじさんと明日の東京を語ろう 2012.11.26
2012年11月26日(月)、東京都板橋区の板橋区立蓮根地域センターレクホールで、「宇都宮けんじさんと明日の東京を語ろう」が、人にやさしい東京をつくる会・板橋の主催で行われた。170名限定による、アットホームな雰囲気の中で開催された今回の集会では、さまざまな問題に取り組むゲストによるリレートークを交えながら、今までの都政の問題点、これからの課題等が語られた。