月別: 2014年6月
第32回 ロックの会 「自然治癒力を信頼する生きかた」 〜岩本和也氏、高野弘之氏、舩橋淳氏、松田美由紀氏ほか 2014.6.9
「シュバイツアーは『どんな人の中にも内なるドクターがいる』と言った。これは自己治癒力、自然治癒力のこと。自分の中に『治る力』があるのだと知ってほしい」──。
2014年6月9日、東京都渋谷区の代官山カフェラウンジ UNICEで、「第32回 ロックの会」が開催された。3周年のこの日は松田美由紀氏(女優、カメラマン)がオーガナイザーを務め、精神保健福祉士の岩本和也氏、医師の高野弘之氏、映画監督の舩橋淳氏らをゲストに迎えて、心と身体の健康についてトークを繰り広げた。
「遺伝子組み換えも原発も、人類にとって最大の危機」 〜『いのちの種を抱きしめて』上映会 辻信一氏×岡本よりたか氏 2014.6.6
「グローバル化を進める大企業が一番恐れるのは、僕らが『いち抜けた!』と言うこと。つまり、買わないこと」──。
2014年6月6日、東京都千代田区の日比谷図書文化館にて、映画『ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて』上映会と緊急講演会が開催された。遺伝子組み換えによる種子の独占に警鐘を鳴らす辻信一氏は、「僕らは、本当の豊かさに気づきさえすればいい。大地はすべてを与えてきたし、これからも与えてくれる。本当の豊かさはコンビニや自販機ではない」と語った。
規制委員の交代に「人が変わったら変わるとか、そういうものではない」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.6.11
2014年6月11日14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。国会で正式承認された新委員候補について、田中委員長は、「評価は控えさせていただきたい」とコメントした。
汚染水漏洩の東電対応について規制委「その場限りの対応」と苦言~2014年度 第11回原子力規制委員会 2014.6.11
2014年6月11日10時30分より、2014年度第11回原子力規制委員会が開催された。6月2日に発見された、東京電力福島第一原発の4000トンノッチタンク群からの汚染水漏洩における、東電の水処理に関する対応について、「その場限りの対応をしており、持続可能な水処理対策が急がれる」との意見が上がり、「それが今回の教訓だ」ということが再確認された。
原発ゼロを目指す一宮主催脱原発デモ 2014.6.11
2014年6月11日(水)18時から、愛知県一宮市のJR尾張一宮駅前で、「原発ゼロをめざす一宮」が主催して月例で行われている「原発ゼロ集会」が行われた。
【第152~154号】岩上安身のIWJ特報! 6月10日、日本は歴史的分岐点を踏み越えたのか~集団的自衛権とNATO史上最大軍事演習 2014.6.10
5月25日、ウクライナで大統領選挙が行われた。当選したのはペトロ・ポロシェンコ氏。「チョコレート王」として知られる富豪である。新しい大統領が選ばれたことによって、ウクライナの情勢は落ち着いていくのかとも思われたが、雲行きはどうも怪しい。
ロシアへの侵入が行われたクリミアの「奪還」を、本気かどうかはともかく公表している。実際に武力をもってクリミアの「奪還」を「実行」しようとしたら、間違いなくロシアとウクライナの間で戦争が頻発し、他国も巻き込まれていくだろう。大きな嵐の予感がぬぐえない。
この半年をふり返ってみよう。
【スクープ!これが法治国家か!?】「偽造」された地権者の同意書、「脱法」的な工事強行、福島県鮫川村の放射性廃棄物焼却炉建設の無法!~山本太郎議員主催のレクで環境省官僚が矛盾だらけの弁明(前編) 2014.6.10
日本は「法治国家」のはずである。その「法治国家」の一角で、どうして行政によるこのような無法がまかり通るのか。なぜこんな横暴をメディアは大きく伝え、問題にしないのか。
秘密裏に建設が進み、多くの反対の声にも関わらず、2013年8月19日に運転が強行された福島県鮫川村の高濃度放射性廃棄物焼却炉。建設の前提となった「地権者の同意書」の署名捺印が「偽造」であったことが判明し、運転から僅か10日後には「爆発」事故を起こすなど、多くの問題が露呈し続けているにも関わらず、環境省は「問題なし」として、今も運転を継続している。
「リンパ節転移の数は? データを公表してほしい」 〜福島県「県民健康調査」 第3回「甲状腺検査評価部会」 2014.6.10
「今の検診が過剰診断や過剰診療につながると、子どもに手術の傷、心の傷を残す。もしかしたら、必要のない治療もあるのではないか」──。
2014年6月10日、福島市杉妻町の杉妻会館で「福島県『県民健康調査』検討委員会 第3回『甲状腺検査評価部会』」が開催された。東京大学教授の渋谷健司氏と、福島県立医科大教授の鈴木眞一氏との間で、スクリーニング効果による過剰診断の可能性について、激論が交わされた。
【滋賀県知事選】「電源の代わりはあるが、琵琶湖の代わりはない」 〜滋賀県知事選挙 立候補予定者に原発政策を聞く 2014.6.10
2014年6月10日、滋賀県栗東市のウィングプラザで、滋賀県知事選挙(6月26日告示、7月13日投開票)の立候補予定者から「原発政策を聞く会」が開かれた。立候補の意向を表明しているのは、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏、前民主党衆院議員の三日月大造氏、共産党県常任委員の坪田五久男氏のいずれも無所属新人の3名だが、小鑓氏はこの日は不参加。坪田氏と三日月氏の2人が、原発政策に対する自身の方針を述べた。
会場の市民からは、脱原発候補の一本化を求める意見も寄せられたが、坪田氏は「原発の問題だけで一本化することが、良いとは思えない」と応じた。また、三日月氏は「現実的には、知事に原発を即ゼロにする権限はない。市民の協力が必要だ」と訴えた。
川内原発の審査書案作成後、審査チーム体制の整備へ~規制庁定例ブリーフィング 2014.6.10
2014年6月10日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。BWRの審査申請が7基目となり、審査書案作成に集中している”川内原発”が一段落したタイミングで、PWRチームも含めて体制を考えていく必要があるとの考えを示した。
生活・小沢代表「野党の協調体制は、やりやすい方向に向かっている」 2014.6.9
特集 小沢一郎/陸山会事件
生活の党の小沢一郎代表は、6月9日の定例会見で、日本維新の会の分党から端を発した野党再編の動きについて、「野党の協調体制は、やりやすい方向に向かっているのではないか」との見方を示した。
政府が6月下旬にも閣議決定して進める2015年度からの法人税率の段階的引下げについては、法人の社会保障費の負担などを考慮する必要があることから、「法人税という税のみを比較するのは一方的だ」との見解を示し、法人負担は総合的に判断すべきであるとして、政府の方針を批判した。
「行政代執行はあるのか」「被害者の生活再建が先だ」双葉町、大熊町の住民らが政府に不信感 中間貯蔵施設に関する説明会で 2014.6.8
「とにかく一軒一軒、頭を下げてお願いするしかない。納得いただけるまで何度も説明にあがるしかない」――。
除染作業で発生した汚染土壌などを中長期的に保管する「中間貯蔵施設」の建設を年内に目指す政府は、5月31日から計16回にわたる住民説明会を開始した。6月8日には9回目となる説明会を東京都内で開き、建設候補地にあがっている福島県双葉町、大熊町から都内に避難している住民ら約200人が集まった。
福島第一原発2号機格納容器内部水位は300mmだと判明~東電定例会見 2014.6.9
2014年6月9日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。2号機PCV(格納容器)内部の水位は300mmだと判明。デブリの状態はまだわからないが、温度測定の結果などから十分に冷やされていると東電は判断している。
成長ホルモン投与で通常の2倍の速度で成長する米国のサケ ~安田節子氏講演『TPPでどうなる?遺伝子組み換え食品』 2014.6.7
特集 TPP問題
モンサントが遺伝子組み換え作物を作り、世界にいっせいに輸出を始めたのが1996年。安田節子氏は、同年から2000年まで、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」の事務局長を務めた。その安田氏の緊急講演会「TPPでどうなる?遺伝子組み換え食品」が、2014年6月7日に地球環境パートナーシッププラザGEOC(ジオック)セミナースペースにて行なわれた。