2014年6月10日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。BWRの審査申請が7基目となり、審査書案作成に集中している”川内原発”が一段落したタイミングで、PWRチームも含めて体制を考えていく必要があるとの考えを示した。
2014年6月10日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。BWRの審査申請が7基目となり、審査書案作成に集中している”川内原発”が一段落したタイミングで、PWRチームも含めて体制を考えていく必要があるとの考えを示した。
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規制庁は、6月10日の午前に、東北電力株式会社から東通原子力発電所1号機に関する設置変更許可等の申請を受け付けた。
東通原発は破砕帯調査の途中であるが、規制委員会は「破砕帯調査を行っている原発は、一定の見解が取りまとまる前提で審査に入る考え方だ」と片山啓審議官は説明した。
破砕帯調査に関する評価会合が全く行われていない状況だという記者からの疑問に対し、「これまでも事業者の結果がまとまるなり、事務局に議論を整理するよう、宿題がその都度出ている。それをしっかりまとめた上で、評価会合を開くということだと思っている」と述べ、「東通原発についても、評価会合に向けて事務的に何もしていないわけではない。事務的な作業をしているものと承知している」と答えた。
つまり、外からは見えにくいが、委員の日程を調整しながら、評価会合に入る準備をしているということだ。
新委員の人事案が衆議院本会議で可決され、後は参議院での審議を待つ段階になっている。
現在の島崎邦彦委員長代理が退任することから、新たに委員長代理を指名することになる。いつ行うのか、との記者からの質問に片山啓審議官は、「常識的に委員に正式任命された後、第1回の委員会で順位を決める手続きになると考えている」という。まだ詳細については、つめられていないのが現状だ。
東北電力東通原発1号機の審査申請があり、審査を行うBWRは7基になった。BWRの審査は、規制庁のD審査チームが行っている。審査対象が増えたことから、審査を進めることができるのだろうか、今後どういう体制で行っていくのだろうか、という疑問がある。
片山啓審議官は、審査書案作成に集中している”川内原発”が一段落したタイミングで、PWRチームも含めて体制を考えていく必要があるとの考えを示した。