福島第一は特別の法律の枠組みに基づいている~規制庁定例ブリーフィング 2014.6.6

記事公開日:2014.6.6取材地: テキスト動画
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 2014年6月6日(火)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発凍土遮水壁の工事開始について、「福島第一は通常の原子力施設とは違うということを前提に、ある意味、特別の法律の枠組みに基づいている」ことを十分に踏まえるべきとの考えを示した。

■全編動画

  • 日時 2014年6月6日(火)14:00~
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

平成26年度第11回規制委員会

  • 日時:6月11日(水)10:30~ 12:00
  • 場所:原子力規制委員会庁舎 会議室A

検討チームの会見、会合の予定

  • 6月10日(火)14:00 定例ブリーフィング
  • 6月11日(水)14:30 定例田中俊一委員長会見
  • 6月13日(金)13:30 第118回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 6月13日(金)14:00 定例ブリーフィング

要人面会の予定

  • 日時:6月9日(月)~10日(火)
  • 来訪:国際アドバイザ
  • 対応:委員全員、それぞれ個別に意見交換

国際アドバイザーとの面談、意見交換は非公開

 6月9日(月)~10日の両日、国際アドバイザーの3人と規制委員が個別に面談を行うことが報告された。率直な意見交換ができるよう、アドバイザーからの要望もあり、非公開で行われるという。

 なお、原子力規制委員会国際アドバイザーは、アンドレ・クロード・ラコスト氏 (Mr. Andre-Claude Lacoste) (仏原子力安全規制当局(ASN)の前委員長)、リチャード・メザーブ氏 (Dr. Richard A. Meserve) (米国原子力規制委員会(NRC)の元委員長)、マイケル・ウェイトマン氏 (Dr. Mike Weightman) (英国原子力規制機関(ONR)の機関長)の3名である。

福島第一は特別の法律の枠組み

 東京電力福島第一原発の汚染水対策として、凍土遮水壁の工事が事実上開始された。しかし、実施計画変更の認可はまだだ。現在検討チームで論点の議論が進められている。

 片山啓審議官は、検討チームで議論が進み、順次補正申請が出されれば、認可していく段取りになっていると説明した。

 「福島第一は通常の原子力施設とは違うということを前提に、ある意味特別の法律の枠組みに基づいている」ことを十分踏まえるべきとの考えを示した。「新たに始めるもの」がこれまでの実施計画で認可しているものに対して、悪影響がないと思われれば始めて良いということだ。

新委員の人事についての質問「ここではふさわしくない」

 規制委の新委員の人選について、記者から質問があがった。本ブリーフィングは規制庁の業務に関する会見であることから、規制庁の所掌業務ではない委員の選考に関して、片山審議官は「ブリーフィングで回答することは適切でない」という従前の回答を繰り返した。別途広報室に問い合わせてほしいという。

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