2014年5月30日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発凍土遮水壁の実施計画認可の前に行う工事について、「着手は妨げない」との旨を東電側に伝えたことが報告された。
凍土遮水壁の凍結管そのものといった安全に係わる部分の工事は、規制庁による実施計画の認可が必要だが、準備工事等は、規制庁から認可を受ける前に着手しても良いことが承認された。これを受け、東電は週明けの6月2日から工事を開始する予定を発表している。
2014年5月30日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発凍土遮水壁の実施計画認可の前に行う工事について、「着手は妨げない」との旨を東電側に伝えたことが報告された。
凍土遮水壁の凍結管そのものといった安全に係わる部分の工事は、規制庁による実施計画の認可が必要だが、準備工事等は、規制庁から認可を受ける前に着手しても良いことが承認された。これを受け、東電は週明けの6月2日から工事を開始する予定を発表している。
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いずれも、池田克彦(いけだ かつひこ)原子力規制庁長官が対応するという。
東京電力福島第一原発の凍土遮水壁の着工に係る面談が連日行われている。本日5月30日の面談にて、規制庁は実施計画認可の前に行う工事について、「着手は妨げない」との旨を東電側に伝えたことが分かった。
凍土遮水壁の凍結管そのものといった安全に係わる部分の工事は、規制庁による実施計画の認可が必要だが、準備工事等は、規制庁から認可を受ける前に着手しても良いことが承認された。これを受け、東電は週明けの6月2日から工事を開始する予定を発表している。
次期規制委員の候補者の人選が国会で発表されている。田中知 東京大大学院教授は、過去に原子力産業協会の役員や、原子力技術協会の評議会に従事しており、また東電記念財団より50万円以上の報酬を受け取っている。これらが、政府が民主党政権時代に定めた厳格な人選基準に抵触する恐れがないのか、記者から質問が上がった。
片山啓審議官は、「人事、選定のプロセスに関してはコメントを控える」と回答。さらに、この定例ブリーフィングは規制庁の職務に関することを取り扱うのであり、委員の人選は職務外なので会見でのコメントは控えると説明した。
3.11震災時、福島第一原発へ外部電源を供給する新福島変電所にて液状化現象が発生したことから、変電所の液状化対策を強化する必要性はないのかと、記者が質問した。
片山啓審議官は、新規制基準では、外部電源の確保を求めていることを説明。変電所は電力事業の範囲、すなわち経済産業省の産業保安規制で扱われ、規制庁の所掌外だと答えた。
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