2014年6月9日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。2号機PCV(格納容器)内部の水位は300mmだと判明。デブリの状態はまだわからないが、温度測定の結果などから十分に冷やされていると東電は判断している。
2014年6月9日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。2号機PCV(格納容器)内部の水位は300mmだと判明。デブリの状態はまだわからないが、温度測定の結果などから十分に冷やされていると東電は判断している。
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計画した位置に設置できないトラブルを起こしていた福島第一原発2号機格納容器内温度計を、新たに設置しなおし、同時にPCV(格納容器)内水位を測定した結果、PCV底部から300mmだということが判明した。
昨年2013年8月に2号機PCV温度計を、X53ペネと呼ばれる水平貫通穴から吊り下げる形で設置しようとした際、途中のグレーチング格子に引っ掛かるトラブルが発生していた(8月14日公表)。その対策として、引っかかった温度計を引き抜き、撤去、新品の温度計を設置する作業が進められ、6月6日に計画通りの位置に設置完了した。その際、PCV内水位を測定した結果、PCV底部から約300mmであることが判明した。
水位計で測定した結果、水位は、PCV底部から150mm以上、350mm以下だと判明。底部から300mmの高さにベント管があり、300mm以上だとベント管に流れ落ちる。よって水位は300mmだと東電は判断した。
2号機も燃料が損傷し、PCV底部に燃料デブリとして存在している可能性が大きい。
水位300mmで、デブリはどのような状態なのか。記者の質問に対し小林照明 原子力・立地本部長代理は、「中の状態は分からない」という。全てが水没しているのか、一部が水面上に露出しているのか分からない状態だ。しかし、温度監視の状況から、「十分に冷却できている」と答えた。
燃料デブリの状態や、注水した水がどのようにデブリに接しているかは、観測できないのでわからない。しかし、現在測定している2号機PCVの温度からみて、燃料デブリは十分に冷やされていると東電は考えている。
「デブリが冷やされている」と東電は主張しているが、そもそも、そこにデブリがあるのかさえ、まだ確実なことはわかっていない。
CFF(クロスフローフィルタ)の不良により運転を停止し、対策を行っていたALPSについて、A系はCFFを改良型へ交換するという対策が完了し、6月9日10時14分から処理運転を再開したことが報告された。C系も同様の対策を施し、6月19日に運転を再開する予定となっている。
なお、B系は対策を実施済で、5月23日から現在運転を行っている。
今後ALPSは、ホット試験として連続運転を行っていく。何か問題が生じれば対策を行うが、特に本運転への移行時に特別な区切りがあるわけではないという。
6月2日に発覚した4000トンノッチタンク群からの汚染水漏洩について、当初は「雨水」と発表していたが、その後の調査、検討の結果、原子力規制庁への法令報告が必要なレベルの汚染水の漏洩だと判断したことが判明した。
6月9日に原子力規制庁へ法令報告されており、規制庁からプレスリリースが出されている。
このことから、堰内水や、ノッチタンクへ溜める水について、雨水か汚染水かを判定する東電の基準の妥当性が疑われることになる。
5、6号機北側Fタンクエリアに設置している、トレーラに搭載する”モバイル淡水化装置”から約67リットルの汚染水が漏洩したことが判明した。漏洩水はトレーラ内および堰に漏れ出しているが、堰の外への漏洩はないという。
作業員の顔面に放射性物質が付着する事故が発生した。作業終了後、免震重要棟で汚染検査を受けた際、顔面および鼻腔内に放射性物質の付着が確認された。鼻スミアの結果、右600cpm、左400cpmだという。今後、WBCを受診する予定となっている。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年6月9日
2014年6月8日
2014年6月7日
2014年6月9日
2014年6月9日
2014年6月8日
2014年6月7日
避難解除してよかったの??
2014/06/09 福島第一原発2号機格納容器内部水位は300mmだと判明~東電定例会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/145899 …
こんな滅茶苦茶な状態なのに最後には何とかなるんじゃないかと思ってる私は、ハリウッド映画見過ぎ、ゲームやり過ぎ→2014/06/09 福島第一原発2号機格納容器内部水位は300mmだと判明~東電定例会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/145899 …
あれだけ注水していて水位30cmて、ほとんど漏れてるってことだよね。
「デブリが冷やされている」と東電は主張しているが、そもそも、そこにデブリがあるのかさえ、まだ確実なことはわかっていない。 福島第一原発2号機格納容器内部水位は300mmだと判明~東電定例会見(9日IWJ)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/145899 …