コンテンツ種別: テキスト
「自衛隊員が棺で戻ってくる状況を、今の日本人は受け入れられるだろうか」──国際地政学研究所、「軍事トラウマ問題」を徹底論議 2015.4.16
「イラクに派遣された約1万人の自衛隊員からは、帰国後、29人の自殺者が出ている。彼らは一度も銃弾を放ってはいないが、自死を選んだ」──。国際地政学研究所理事の柳澤協二氏は、この現実は重い、と顔を曇らせた。
国際地政学研究所の今年3回目のワークショップが、2015年4月16日、「PTSDを知る~軍事上のトラウマとの関連における示唆」のタイトルで、東京都内にて開かれた。PTSDとは、心的外傷後ストレス障害のことで、ここでの当該者は「軍人・自衛隊員」である。
「見識なき会長」「サラリーマン化した記者」…大本営発表から再出発を誓ったはずのNHKの“リアル” 内部事情を実名告発!NHK現役プロデューサーに岩上安身が訊く!~岩上安身によるインタビュー 第533回 ゲスト NHK現役プロデューサー氏 2015.4.29
※5月18日テキストを追加しました!
「このままではいけない。今回の署名もNHKの人間というより、NHKの良い部分を残したいという、一視聴者として署名しなければいけないのでは、という部分もあった」
安倍政権が露骨にメディアへの介入を強める中で、元経産官僚の古賀茂明氏やジャーナリストの今井一氏が「翼賛体制の構築に抗する 言論人、報道人、表現者の声明」を発表した。声明は「私たち言論・表現活動に携わる者は、政権批判の『自粛』という悪しき流れに身をゆだねず、この流れを堰き止めようと考える」と宣言。賛同人は1200名を超えた。
「国民に命ずる項目があってしかるべき」!? 船田元・自民党憲法改正推進本部長が会見で「人権を抑制する」改憲案に言及 〜「国民が国を縛る」という憲法の存在理由を堂々否定 2015.4.28
特集 憲法改正
※4月29日テキストを追加しました!
「国の安全、国民の生活の秩序、そういうものを保つために最低限、国民にお願いする、場合によっては命ずる項目があっても、私はしかるべきだと思う」
自民党憲法改正推進本部長の船田元(はじめ)衆議院議員は、2015年4月28日、日本外国特派員協会で記者会見し、「国が国民を縛る」とする驚くべき憲法解釈を披露した。
新日米ガイドライン合意!「国会軽視、国民軽視だ」安倍総理訪米に市民が怒り! 長妻昭民主党代表代行は「15年の国会議員生活で最大の危機感」 2015.4.27
日米両政府は外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を2015年4月27日にニューヨークで開催し、まだ国会に提出さえされていない安保関連法制の内容を前提にした「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の改定に合意した。
法案は通るものだと見越して、行政協定を結んでしまう。民主主義の原則を蔑ろにし、国会を軽視する安倍政権に対し、日米ガイドラインの改定に反対する市民らは同日、首相官邸前で「日米ガイドライン改定反対!4・27官邸前行動」を開催し、抗議の声をあげた。
現役NHKチーフプロデューサーがメディアの「翼賛体制」の内情を暴露!29日18時から、岩上安身が独占インタビュー! 2015.4.28
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今、大手新聞、テレビ、そして野党までもが、政府・安倍総理批判を「自粛」する動きに出ている。そんな「翼賛」的な流れに抗うために、多くの報道人、言論人、有識者が立ち上がり、「翼賛体制の構築に抗する声明」を発表した。
2015年4月19日、その賛同者らが一同に介し、「オフ会」が行われた。そこで飯田能生氏(現役のNHKチーフプロデューサー)は、かつて原発批判がタブーであったことを暴露した。
また現NHK会長の籾井会長について飯田氏は「低俗」と断じ、現場の良心とNHK上層部との軋轢など、生々しい内幕を明かした。そのうえで、急速に翼賛体制化が進むメディアの状況を危惧し、実名顔出しで批判の声をあげた覚悟を語った。
以下、飯田氏の発言部分のみテキストに起こし、掲載する。なお、飯田氏には明日4月29日、岩上安身がCh1で18時より独占インタビューを行う。
東京電力、過去最高の売上高で2年連続の黒字を達成、燃料調整費・再生エネルギー賦課金等で増収~2014年度決算に関する記者会見 2015.4.28
2015年4月28日(火)17時より、東京電力2014年度決算に関する記者会見が開かれた。2014年度において、東京電力は、販売電力量が減少するも、過去最高の売上高で2年連続の黒字を達成した。
国頭郡東村、20年ぶりの村長選挙を振り返って~1900人の小さな村にのしかかる国策と重圧――新人・當山全伸氏が目指した「村民参加型」政策への審判は? 2015.4.28
20年間、選挙が行なわれなかった村がある。
有権者数約1500人の沖縄県国頭郡東村。最後に選挙が行なわれた1995年以来、対立候補が現れず、無投票状態が続いてきた。村民の民意が改めて問われることがなかったという、その「異常な20年」から脱却しようと、2015年4月21日、元村役場職員の當山全伸(とうやままさのぶ)氏が村長選に立候補を決めた。
選挙の争点のひとつとなった、米軍訓練場の一部返還に伴う高江へのヘリパッド移設。選挙戦は、これを容認する現職の伊集盛久(いじゅせいきゅう)氏との一騎打ちとなった。5日間の選挙期間中、當山氏は「ヘリパット移設反対」と「村民参加型」の2点を強調。伊集氏との違いをアピールした。
2030年代の原発比率20~22%のエネルギーミックス素案に対し「原発目標比率は関係ない、きちんと審査していくだけ」~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.4.28
2015年4月28日(火)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。2030年代の原発比率が20~22%という資源エネ庁のエネルギーミックス素案に対して、原発の目標比率は関係なく、きちんと審査していくだけという考えを示した。
官邸の屋上でドローンが見つかった事件に関して、委員長は、「国の方で法制度整理をしようと検討しているので、それをよく見ていきたい」と述べ、直近の対策として、事件の翌日に各事業者に対し、上空の監視を強めるよう通達を出したことを明らかにした。
【統一地方選後半まとめ】自民一強で参院選に突入? 大阪維新は苦戦、注目が集まる女性候補者、LGBT候補者の行方は? 幸福実現党は投票で初議席を獲得し計6議員へ 2015.4.27
統一地方選後半戦が終わった。平均投票率は区長選を除き、軒並み過去最低を記録。「無投票」も増えた。このような状況で地方政治に民意が反映できるのか。議会が形骸化し、自治が揺らぐ懸念が拭えない。
平均投票率は、市長選が過去最低だった前回を2・44ポイント下回る50・53%にとどまり、市議選は48・62%と過去最低の前回から2・20ポイント減らし、過去最低を更新。
区議選が42・81%で、前回から0・42ポイント減。町村長選が69・07%で、同じく前回と比べ1・49ポイント減。町村議選が63・12%で、3・45ポイント減だった。都内の区長選は44・11%と過去二番目の低さだった。
福島県いわき市の海水浴場の海水分析を実施、セシウムや全βは「検出限界以下」と発表~東電定例記者会見 2015.4.27
2015年4月27日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島県いわき市の海水浴場の海水分析を実施したところ、セシウムや全β核種はND(検出限界以下)ということが分かった。海水浴場の開設にあわせて、8月下旬まで、適宜海水分析を行う予定だという。
「アジアのリーダーとして、AIIB参加を」中国経済の実態とAIIBの衝撃――これからの中国との向き合い方とは~岩上安身によるインタビュー 第532回 ゲスト 富士通総研主席研究員・柯隆(かりゅう)氏 2015.4.24
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※5月7日テキストを追加しました!
「日本はアジアのリーダーとして、AIIBに参加するべきだ」――。株式会社富士通総研主席研究員で、財務省外国為替審議会委員を務めた経歴を持つ柯隆氏は、2015年4月24日(金)に岩上安身のインタビューに応じ、このように述べた。
中国が主導し、既に57カ国が参加を表明している、AIIB(アジアインフラ投資銀行)。日本は、既存のADB(アジア開発銀行)が存在するとの理由から、米国とともに参加見送りを表明した。
麻生太郎副総理兼財務大臣は、AIIBへの参加見送りを決めた理由について、「ガバナンスがしっかりすることが、この種の金融機関として必須」と述べるなど、運用の透明性に対する疑問が払拭できないことをあげている。
「メディアをはじめとした言論空間に、ものすごい圧力と自粛の波が広がっている」──「独裁国家と変わらない」報道現場での感覚麻痺に、古賀茂明氏らが警鐘 2015.4.12
※4月27日テキストを追加しました!
「最大の問題は、問題は何かを感じなくなってしまったこと」──。
古賀茂明氏は、テレビ朝日「報道ステーション」出演最終日の顛末や、2014年末の総選挙での自民党からの報道圧力、邦人人質事件での「I am not ABE」発言の真意、さらに、日本政府による海外メディアへの圧力や懐柔策などを語り、安倍政権とそれに追随するマスコミの危険性を訴えた。
元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が会見、汚染水対策で政府・東電が進める凍土遮水壁は「決してできない」と断言、「地下にコンクリートと鋼鉄のダム」を作る必要性に言及 2015.4.25
※4月26日テキストを追加しました!
元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏は、2015年4月25日、日本外国特派員協会で記者会見し、福島原発事故の今後の対策などについて語った。
小出氏は、2015年3月をもって長年在籍した京都大学原子炉実験所を退職した。今年2月27日には、「原子力廃絶への道程」と題して、最後のゼミで講演した。
二転三転する安倍談話に村山元総理が苦言「余計なことを言って疑念の輪を広げている」~元自民党OBら「さとやま・草莽の会」が第2回会合を開催 2015.4.21
特集 戦争の代償と歴史認識
※4月26日テキストを追加しました!
元自民党OBらで結成された「さとやま・草莽の会」の第2回の会合が、2015年4月21日、鳩山会館で開かれた。
会の中心的メンバーである元自民党参議院議員会長の村上正邦氏は、次回会合で、沖縄県の辺野古新基地建設をめぐる問題で、当事者である翁長雄志知事をゲストとして招聘することを提案。鳩山由紀夫元総理と村山富市元総理ら、会に参加しているメンバーの幅広い人脈を使い、翁長知事が東京に出張に来た際、会合をセッティングする方針だという。
「国民が、家畜同様になる管理社会だ」──安倍政権が進める監視国家化、マイナンバー制度に憲法学者らが警鐘~共通番号いらないネット院内集会 2015.4.6
特集 マジありえない共謀罪・盗聴法・マイナンバー
※4月27日テキストを更新しました!
「住基ネットがあるのに、なぜ、マイナンバーが必要なのか。権力による住民監視を容易にするのが目的。マイナンバー制度は、警察が一番欲している仕組みだ」──。
共通番号いらないネット事務局の宮崎俊郎氏は、警察は現在の住基ネット情報は使えないが、番号法の19条12では、警察がマイナンバーを犯罪捜査で使えるようになる、と説明。「破防法、暴対法、少年法など26項目で使用することが可能で、第三者機関のチェックからも除外されているので、警察はいくらでも(恣意的に)利用できる」と危機感を表明した。
正社員を餌に若者を使い捨てる「ブラック企業」で24歳の若者が過労事故死〜株式会社グリーンディスプレイを提訴した母「人間の命を奪うほどの利益優先は許しがたい」 2015.4.24
ブラック企業による若者の使い捨てが止まらない。
正社員は安定しているが「長時間労働」。非正規は不安定だが「長時間労働なし」。ブラック企業の登場でこの構図は今、大きく崩れているという。
2014年4月24日、当時24歳だった渡辺航太さんは、約22時間におよぶ長時間勤務を終えた足での帰宅途中、原付バイクで電柱に衝突。脳挫傷外傷性くも膜下出血で死亡した。
辺野古移設反対で基金創設、米国紙に「新基地反対」広告掲載へ──翁長知事「ワシントンDCで沖縄の実情を訴え、米国の世論喚起を」 2015.4.9
※4月27日テキストを追加しました!
日本と米国で、沖縄の民意が蔑ろにされれば、「世界から、日米の民主主義の本性が見透かされることになる」──。渡米を控えた翁長雄志沖縄県知事は、「辺野古基金」創設の記者会見に出席して、このように力説した。
沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の、名護市辺野古への移設に強く反対する地元の経済人や与党議員らは、2015年4月9日、「辺野古基金」を創設し、那覇市内で記者会見を開いた。
「原子力 明るい未来の エネルギー」福島県双葉町の原発PR看板の標語を作った男性「負の遺産として看板を残すべき」と訴え~再稼働反対! 首相官邸前抗議 2015.4.24
※4月26日テキストを追加しました!
首都圏反原発連合が主催し、毎週金曜日に首相官邸前で展開されている原子力発電所の再稼働に反対する抗議行動が2015年4月24日(金)、国会前と合わせて行なわれた。
国会前のスピーチエリアでは、エネルギー基本計画の閣議決定や、高浜原発3、4号機の運転を禁じる仮処分とは真逆の決定が4月22日、鹿児島地裁であり、川内原発の再稼働差し止めが却下されたことなどが語られた。そんな中、福島県双葉町から参加し、現在も避難生活を送る男性が壇上に上がった。
【大阪都構想】二重行政より悪い三重行政になる可能性も!?「都構想で4000億円浮くと言うが、実際の効果は1億円しかない」―大阪市議らが橋下市長による都構想の矛盾を警告 2015.4.16
特集 「ゆ」党再編の要!? 維新の「正体」
※4月26日テキストを追加しました!
「6000億円の大阪市の業務は府へ託し、今までの事業は、府の下に一部事務組合を作って受け持つ。その下に特別区があるので、二重行政より悪い三重行政になる。大阪府と大阪市が一緒になれば4000億円浮くと言うが、実際の財源効果は1億円しかない」──。
大阪都構想に伴い、特別区を作ることについて、大阪市議の前田おさみ氏は、このように指摘した。