地域: 東京都
「新国立競技場の建設は、誰も幸福にならない公共事業の見本」 ~森まゆみ氏ら有識者が現行案に対して緊急提言「第三者機関による検討を」 2015.6.16
特集 新国立競技場問題
※6月23日テキストを追加しました!
「今、騒がれている問題は、1年前から指摘されていたこと。1年放置した挙げ句、『屋根が間に合わない』『予算が足りない』となるのは、第三者が公共事業を検証する仕組みがないからではないか」──。
作家の森まゆみ氏らが共同代表を務める、神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会は、2013年の発足以来、国立競技場の新築ではなく、改修する方向での計画見直しを訴えてきた。旧競技場は2015年初めに解体されたが、同会は2015年6月16日、東京都渋谷区の建築家会館で、「新国立競技場現行案に対する緊急市民提言・記者会見」を行った。
「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士が8月来日へ 「憲法9条」「TPP」などをテーマに講演「私が日本に行くのは、日本に大きく期待しているからです」 2015.6.22
2011年から平和をテーマとした映像をコンセプトに開催している国際平和映像祭は、今年、2015年で5年目を迎える。今年8月、映像祭では、ノルウェー出身のヨハン・ガルトゥング博士を招聘し、講演会などを企画する。
ガルトゥング博士は、平和研究の第一人者として、「平和学の父」と評される世界的な政治学者だ。平和の概念を「消極的平和」、「積極的平和」に区別し、戦争などの直接的暴力がない「消極的平和」と、これに加えて貧困・差別などの構造的暴力もない状態を指す「積極的平和」の考え方を提唱している。
新国立競技場建設費の都負担500億円の行方が不透明に――明言避ける下村文科大臣と反発する舛添知事の溝は埋まらず、競技場完成は早くて2か月遅れの可能性、総工費900億円増の問題も明らかに 2015.6.23
特集 新国立競技場問題
※6月29日テキストを追加しました!
東京都の舛添要一知事は2015年6月23日、定例の記者会見を行ない、2020年東京五輪のメイン競技施設である新国立競技場問題について、あらためて、国に対して建設費の詳細等の情報公開を求めた。
新国立競技場の建設をめぐっては、下村博文文科大臣が筆頭の国と、舛添知事の東京都との間で対立が際立っており、注目が集まっている。
福島第一原発1号機建屋カバー撤去工事、ダスト飛散抑止バルーンは不要だと再評価~東電定例会見 2015.6.22
2015年6月22日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバー撤去工事はダスト飛散抑止バルーンがずれて工事を中断していたが、ダスト飛散量を計算し直し、バルーンは不要だと再評価した。
【児童相談所問題】「なぜ家裁が虐待認定していないのに子どもを返さないのか」晃華学園事件 第3回口頭弁論後の報告会 2015.6.22
2015年6月22日(月)11時より、東京・千代田区の東京地方裁判所にて、晃華学園事件 第3回口頭弁論があり、続いて、港区の虎ノ門天徳ビルにて報告会が行なわれた。
【スクープ!】礒崎首相補佐官を論破した18歳女子は実在した!岩上安身が直撃!「戦争は消火活動ではなく、人同士が殺し合うもの」――戦争と災害を区別さえできない安倍政権を徹底批判! 2015.6.21
首相補佐官が10代の女子に論破され、逃走するという「事件」が起きた。
自民党・礒崎陽輔首相補佐官が6月9日、集団的自衛権行使の必要性をツイッター上で力説していたところ、「ほなみ」さんという18歳女子にことごとく反論され、「集団的自衛権と個別的自衛権の違いすら分かっていない」と論破されたのである。
最終的に礒崎氏は「ほなみ」さんをブロックして幕引きをはかったが、首相補佐官が10代の女子に論破されたことはたちまち話題となった。ふたりのやりとりのまとめは約43万viewを記録している(6月21日時点)。
IWJ定期番組(仮)「第0回」 2015.6.19
2015年6月19日(金)17時30分より、東京港区のIWJ事務所にて、IWJ定期番組(仮)「第0回」を行いました。
安倍総理に白紙委任状は渡さない! 民主党・辻元清美議員「質疑はいつも命がけ」〜瀬戸内寂聴さんも駆けつけた「戦争法案」反対木曜行動に2000人以上 2015.6.18
安倍政権が推し進める安保法制の廃案を求め、市民約2万5000人が国会を包囲した翌日の2015年6月15日から、衆議院議員会館前では「戦争法案」に反対する座り込み行動がスタートした。毎週木曜日には、戦争立法に反対する抗議集会が5月末から続くなど、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけで行なわれる「総がかり」の行動が、連日、国会周辺を埋め尽くしている。
5回目の木曜行動となった2015年6月18日、18時30分から始まった集会には2000人以上の参加者が集まり「戦争法案反対」を訴えた。
「やっぱり、支援法でしょ!」~原発事故子ども・被災者支援法3周年シンポジウム~ 2015.6.21
2015年6月21日(日)、上智大学四谷キャンパスで、原発事故子ども・被災者支援法市民会議の主催による、原発事故子ども・被災者支援法3周年シンポジウム「やっぱり、支援法でしょ!」が開催された。
辻恵氏、森田実氏、孫崎享氏、天木直人氏、植草一秀氏、2016参院選に向け「新勢力」創出へ ~政府の安保関連法案「砂川判決根拠論」を一刀両断 2015.6.12
※6月20日テキストを追加しました
「強引な安倍政権が主導する、今の国会運営には不満がある。喧伝されるアベノミクス効果も実感がなく、物価の上昇で日々の暮らしは却ってきつくなった。とはいえ、野党は弱体化が顕著。自民党以外に投票したところで、勝てっこない」──。2014年12月の衆議院総選挙で、投票所に足を運ばなかった有権者の多くが、こんな心境だったのではないか。
そして、それが意味するのは、「これなら安倍政権を倒せそうだ」と大勢の日本人が思う、新たな政治勢力が生まれれば、安倍・自民党は政権の座を失う、ということだ。
元衆院議員で弁護士の辻恵氏が発案した、その「新政治勢力」創出の運動に賛同した政治評論家の森田実氏、外交評論家の孫崎享氏、天木直人氏、経済評論家の植草一秀氏らは、2015年6月12日、東京都内で2回目となる「日本政治の行方を考える市民と国会議員の勉強会」を行った。
女の平和6.20国会ヒューマンチェーン 2015.6.20
2015年6月20日(土)13時より、東京・永田町の国会議事堂周辺にて、女の平和6.20国会ヒューマンチェーンが行われた。
【緊急アップ!】樋口陽一氏「この国の今と未来にもう一度自信を持ちました」 雨の国会前に若者ら2500人が集結! 〜6.19 SEALDs主催「戦争立法」反対抗議 2015.6.19
雨のなか、国会前に「戦争反対」のコールがこだました。2015年6月19日、3回目をむかえた「戦争立法」阻止の金曜行動には、2500人の若者らが集結。前回の参加者数1000人を大幅に上回り、報道陣も多く詰めかけるなか、若者が一人ひとりスピーチした。抗議は学生を中心とした有志からなる「SEALDs(シールズ)」主催で行われた。
大学4年生のわかこさんは、自分の知り合いも入っている自衛隊が、「後方支援」という「てきとうな」名前をつけられて戦地に向かわなければならないことを批判。「私の知らないところで、目や髪の色の違う人を、日本人の一人として殺めてしまうかもしれない」と痛切に訴えた。そして毎週、国会前のデモに参加する理由をこう語った。
「1人の男のとんでもない歴史観のために、日本人全員が巻き込まれようとしている」 〜ロックの会4周年、岩上安身が指摘する日本が直面する「本当の危機」とは? 2015.6.9
※6月19日テキストを追加しました!
「安倍首相はポツダム宣言について、『つまびらかに承知していない』と答えている。ポツダム宣言には、日本の再軍備は許さないと書いてあり、これを受諾したのに、承知していない(=認めていない)という安倍首相の発言は、国連の敵国条項に抵触する」──。
岩上安身は、敵国条項の対象である日本に、軍国主義復活の兆しがある場合、国連加盟国から厳しい制裁を受ける可能性があるとし、「1人の男のとんでもない歴史観のために、日本人全員が危険に巻き込まれようとしている」と警鐘を鳴らした。
再稼働反対! 首相官邸前抗議 2015.6.19
2015年6月19日(金)18時30分より、首都圏反原発連合主催による「再稼働反対! 首相官邸前抗議」が行われた。
【IWJ独占インタビュー】「死ぬ前にもう一度、言わなければ」ーー「私は反安倍さん」瀬戸内寂聴さんが「戦争法案」反対集会に参加! 若者たちへ「愛する人が殺されるということを想像して欲しい」 2015.6.18
※つつしんで、瀬戸内寂聴さんのご冥福をお祈りいたします。2021/11/11
「戦争の生き残りは私を含めてわずかですから、死ぬ前にもう一度、言わなきゃいけないなと」
去年1年間、病気で伏していたという、小説家であり天台宗の尼僧瀬戸内寂聴さんが、2015年6月18日、「戦争法案反対国会前集会」に車椅子姿であらわれた。
第二次世界大戦を生き延びた寂聴さんは、今年で93歳。誰よりも強い危機感を持ち、「戦争反対」を訴えた。集会が始まる直前の時間を利用して、IWJは寂聴さんに単独インタビューを敢行。万全ではない身体を引きずってでも訴えたいことは何なのか。冒頭から堂々と「反安倍」を掲げた寂聴さんは、戦争を体験した生き残りとしての願いと怒りをカメラの前で語った。
第1回 公正な税制を求める市民連絡会 タックスヘイブン学習会 ―講師 合田寛氏(『タックスヘイブンに迫る』著者) 2015.6.18
2015年6月18日(木)、東京都千代田区の主婦連合会で、講師に『タックスヘイブンに迫る』著者・合田寛氏を迎え、公正な税制を求める市民連絡会学習会主催「第1回 公正な税制を求める市民連絡会 タックスヘイブン学習会」が開催された。
ALPS処理後の廃棄物を保管する容器17基に不備が発覚、交換処理し第二施設保管分確認を完了~東京電力定例記者会見 2015.6.18
2015年6月18日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPS処理後の廃棄物を保管する容器”HIC”の上蓋に水がにじんだ問題で、全HICの点検を続けているが、17基のHICに上蓋が仕様と異なるものが使われていることが判明した。東電はそれらの上蓋を交換するなどして対応。6月15日に第二施設保管分の確認を完了した。
「法の支配に対する挑戦が行われている」――気鋭の若手憲法学者が安保法制を進める政府・与党の「無法者」ぶりに警鐘を鳴らす!~岩上安身によるインタビュー 第551回 ゲスト 首都大学東京准教授・木村草太氏 2015.6.16
連日、国会で審議が続いている、集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法案。2015年6月4日には、衆議院憲法調査委員会で、与党である自民党と公明党が推薦した早稲田大学教授の長谷部恭男氏が「違憲だ」との意見を表明した。このことにより、野党の追及は勢いを増し、国会前などで若者が抗議行動を展開するなど、国民による「反対」の声はより一層強まっている。
6月15日には、長谷部氏と慶応義塾大学名誉教授の小林節氏が日本記者クラブと外国特派員協会で記者会見を行い、安保関連法案について改めて「憲法違反」と指摘。「(最高裁の)砂川判決から集団的自衛権行使を合憲とする主張は、法律学の基本原則と衝突する」と述べた。