日刊IWJガイド・非会員版「SOSです! IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします!」2022.6.18号~No.3565号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~SOSです! IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします! 6月に入り、IWJの今期も残り2か月を切りましたが、赤字が拡大し、非常に苦しい状態が続いています! IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! 6月17日までのご寄付は、月間目標額の約50%です。第12期の5月までの10か月間にわたる累積の不足金額は513万7517円とあわせると6月末までに必要な金額は713万9127円となります! ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

■「仮に緊急事態条項が創設された場合、私たちは如何に国家権力と向き合って生きていくか」「緊急事態条項を含む改憲が迫ってきてるのを、僕もひしひしと感じています(岩上安身)」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージ、ありがとうございます! 岩上安身がお一人ずつ丁寧にご回答いたします!

■【中継番組表】

■衆議院議員選挙区画定審議会が「10増10減」案を内閣に勧告! IWJ記者の取材に「一人一票裁判」代表の升永英俊弁護士は「山が動き始めた」と歓迎を表明! 改定で過半数の衆議院議員を選出する人口比率は、48%まで上昇! 「人口比例選挙まであと一息」!!

■8年前にもウクライナのネオナチの存在は報じられていた! 2014年に、ドイツのニュース番組で流れたウクライナ軍のヘルメットにナチスの鉤十字と親衛隊マークが映っていたと、当時世界的ニュースに! 無批判な放送にドイツ国内では抗議も!! 一方、チェコのメディアは「ネオナチは親ロシア分離主義側とウクライナ側の両方で残虐行為を行っている」と主張!

■<新記事紹介 1><ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がウクライナのネオナチによるジェノサイドをフェイクと断定! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日は「フェイク説」を貫くつもりか!?

■<新記事紹介 2>ロシアのラブロフ外相インタビューのハイライトをIWJ翻訳! ラブロフ氏はゼレンスキー氏のドンバス住民への言葉「自分がロシア人と思うならロシアに行け」を引き、西側によりウクライナが「反ロシア」化と批判!「ロシア語話者はウクライナから出て行け」という権利はゼレンスキー大統領にはない! これは「民族浄化」の宣言そのものである!

■<IWJ取材報告>IWJ記者がサル痘で臨床研究中の天然痘ワクチンと過去の種痘の違い、エイズ等性感染症との関係を質問! 後藤大臣は「従来のワクチンも今回のも有効」「性的接触のみがリスクでない」~6.17後藤茂之厚生労働大臣 定例会見
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■はじめに~SOSです! IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします! 6月に入り、IWJの今期も残り2か月を切りましたが、赤字が拡大し、非常に苦しい状態が続いています! IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! 6月17日までのご寄付は、月間目標額の約50%です。第12期の5月までの10か月間にわたる累積の不足金額は513万7517円とあわせると6月末までに必要な金額は713万9127円となります! ぜひ、IWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、1カ月の間に必要なご寄付・カンパの目標額を月額400万円と見積もらせてもらっています。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、6月で11カ月目に入りました。

 今期スタートの8月1日から5月31日までの10か月間の累計の不足分は、513万7517円となっています。

 6月は1日から17日までの17日間で、149件、199万8390円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! この額は月間目標額400万円の約50%です。

 6月は30日しかありません。あと13日間で残り50%分を確保しなければなりません。しかも、それだけでは累積の不足分を解消することはできません。

 6月の未達成分200万1610円に、5月末までの累積の不足分513万7517円をあわせると、6月末までに713万9127円が必要になります! 赤字幅が拡大してきました! 皆さまのご助力、ご支援が、IWJの存続のために必要です!

 IWJの今期は残すところ6月と7月のみとなりました。今期末までの残り1か月半で、この赤字を削って、不足分をゼロにし、次の期につなげられるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3177人です。そのうちサポート会員は1099人です(2022年5月31日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が2248円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人6497円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■「仮に緊急事態条項が創設された場合、私たちは如何に国家権力と向き合って生きていくか」「緊急事態条項を含む改憲が迫ってきてるのを、僕もひしひしと感じています(岩上安身)」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージ、ありがとうございます! 岩上安身がお一人ずつ丁寧にご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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岩上様

 先日、緊急事態条項に関する質問をさせて頂いた落日ニッポンと申します。御多忙の所、ご返信ありがとうございました。

 やはり、緊急事態条項設立を見込んだ、海外への亡命・難民申請は難しいのでしょうね。(だからといって、私自身、完全に、脱出を諦めたくはないのですが…)

 一方で、IWJガイドでの周知はして頂けるという事で、感謝しております。とは言うものの、共産党支持者のような左翼陣営でさえも、9条改憲ばかりに食いついているのが実情です。この国の人間は、他人の人権に無関心であるばかりか、自身の生存権にでさえ無頓着なのでしょうか。

 その中で、岩上さんにIWJガイド内で考察頂きたい点が、2点ほどあります。

 一点目は、「仮に緊急事態条項が創設された場合、私たちは如何に国家権力と向き合って生きていくか。」という点です。一たび緊急事態条項が出来れば、国会議事堂放火事件において、共産党員など約5000人を逮捕したナチスの暴虐ぶりが再現されてしまうかもしれません。こうした大弾圧も考え得る中で、如何に権力と対峙していくか?ぜひ、お答え頂ければと思います。

 二点目は、もし緊急事態条項が創設された場合、現自公政府が制定しそうな政令を、出来る限り掲示して頂きたいのです。今の日本人は、右派左派含め、政治に対する想像力が、圧倒的に不足しています。ここを岩上様のお力で埋め合わせて頂ければと思います。

 最後になりますが、「これは、啓蒙ではなく、言論の自由を巡る戦いだ。」と、以前、番組内で升永弁護士は仰っていました。ですが、私は、これは、日本の生死を分ける戦いだと考えています。残念ながら、創設されてしまう可能性の方が高いでしょう。ですが、私自身、この創設を止める為に、色々と動きたいと考えています。「市民ジャーナリスト」の養成を目指すIWJの皆さまとぜひ、協力できたらと思っています。(一方で、いざとなったら脱出も考えねばなりません。)

(落日ニッポン 様)

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 落日ニッポン 様

 繰り返してのおたずね、ありがとうございます。また、お返事が遅くなって申し訳ありません。

 緊急事態条項を含む改憲が迫ってきてるのを、僕もひしひしと感じています。緊急事態条項は、地震のような災害、原発事故、コロナのような感染症対策にはまったく役立ちません。導入しようとやっきになっている自民党や政府も、そんなことは先刻承知であろうと思います。

 これは戦時の総動員体制を一挙に築き、国民に実力をもって命令できる独裁体制を作り上げ、戦争に臨むためのものです。戦費・軍備の調達という戦前の準備、財政破綻という戦後の財政的な後始末までも、この緊急事態条項を乱用して独裁内閣によってやってしまおう、という思惑を感じます。

 ご質問の第一番目は、「私たちはいかに国家権力とつきあっていくか」ということですが、これは実際に制定され、発令されてみなければわかりませんが、「つきあっていく」という、国家と国民が対等なニュアンスの関係ではなく「国家が国民に強制力をもって命令する」というものに変わるのですから、有無を言わさないものとなるでしょう。物理的に抗いようがあるとは思えません。言論の自由もなくなることは確実であろうと思います。

 米国にそそのかされて「反ロシア」の挑発を続けロシアから反撃の侵攻を受けた現在のウクライナには、ゼレンスキー大統領の独裁のもと、何の自由も民主主義も法の支配もありません。日本もまた、同じようになるかもしれません。日本には天皇の存在もあり、見かけ上はまったく同じにはならないと思いますが。

 戦前の帝国日本は、天皇自身を主権者とし、その天皇に全国民が忠誠を誓い、政治家・官僚・財閥・軍部が集団的な意思として、軍国主義・侵略と植民地獲得の国策を遂行するというものでした。現在の日本では、天皇をそうした独裁者・絶対的な主権者に祭り上げることは難しく、かといってゼレンスキーのような突出した個人が独裁者になることも、日本的な政治風土からいって、なじみません。

 おそらくは、日本がなじみやすいように、集団的な責任を負う内閣からの政令が、絶対的な力をもち、個人が突出して際立つことがない、集団型のファシズムになるのだろうと思います。天皇は「政治に口出しせず」ということがより徹底されるでしょう。国民だけでなく、天皇も口封じされるものと思われます。

 そんな集団的な独裁のもとでは、どのような状況になるのでしょうか。それを推測することは、現在の状況からもできます。すでに日本の多くのマスメディアが、ウクライナ報道でこぞってアゾフはネオナチではない、といったデタラメなプロパガンダを、足並みそろえて行いました。平時でもたいした圧力がかかっていなくても、これほど同調してしまうのですから、記者クラブメディアはまったく頼りになりません。緊急事態発令後は、世論誘導のための同様のプロパガンダが朝から晩まで全紙・全局で行われるでしょう。

 政府とその背後の米国の意向に沿って「アゾフ非ネオナチ説」を流したように、日本型のファシズムらしく集団で自ら同調し、同時に他者に同調を強いる形をとると思います。反対者がいたら、目立たない方法でその影響力を消していくでしょう。

 操作しやすいマスメディアだけでなく、ネットをSNSも、徹底的に操作して、世論形成のための誘導・捏造を行っていくものと思われます。その中で声を上げ続けるのは至難の業であると思います。今回のウクライナ紛争のプロパガンダがいいテストケースとなっていると思います。

 日本国内で、日本のマスメディアしか目にしていないと、全世界が無垢なるウクライナに同情し、極悪非道のロシアを叩いていると見えてきますが、IWJで何度もお伝えしている通り、実際にはロシア制裁をおこなっているのは「欧米日」を含めて30カ国余りに過ぎず、インド、中国という大国を含めたアジア全域で、ロシア制裁に加わっているのは日本だけです。

 中南米も、ロシア制裁に加わらず、米国の「中露」敵視に批判的です。批判という段階を超えて、南米に対する米国の、これまでの暴力的な抑圧的外交への憤懣が噴出しています。

 アフリカ、中近東も同様です。制裁するまでの「中露」経済は、国際社会ではむしろ少数派なのです。

 落日ニッポン様は、日本脱出を考えているとのことですが、ご安心ください。その行先候補の国は数えきれないほどたくさんあります(笑)。

 言葉ができること、世界のどこに行っても通用する何か専門職の技術をもつこと、若くて健康で、体力があること。この3つの条件を満たせば、どこでも生きていけますし、日本が不幸な独裁状態に陥った時に、外部から反対の声をあげ続け、いつか、独裁体制を転覆させ「再民主化」するための支援もできるでしょう。

 まずは、自分が生き延び、その次に日本のことを気にかけてください。これは国内にとどまっても、国外に出て行った時も同じです。沈黙を強いられるときは、沈黙したとしても、まずは生き延びてから声をあげましょう。

 2点目の質問は、想定できることは一つだけです。米国のために、日本が盾となり矛となって、中国、そしてことによるとロシア、さらにもしかすると、北朝鮮を相手に戦う国にさせられることです。

 米国の都合のいい「代理戦争」をつとめる国、戦場となる国、中露のミサイルを一発でも多く、国土に吸収する国となることが、米国から期待され、奴隷のような日本の支配層(政・官・財)はその米国からの「命令」に死ぬまで従い続けるでしょう。

 大事なことは必ず「戦後」はくる、ということです。その時に働き盛りの年齢に巡りあった世代は、自立した民主的な主権国家である新生日本を再建する任務が待っています。ぜひとも頑張ってください。僕らがその頃、最晩年でも生きていたとしたら、何とかしてお手伝いをします。

 でも、未来は落日ニッポン様を含めた若者が主役の時代です。ぜひ、今から力を蓄えて、頑張ってください。

 ご活躍に期待しています。

岩上安身

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◆中継番組表◆

**2022.6.18 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2022.6.19 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】「参院選に関する内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

日米開戦80年の前日、極右国会議員99人が靖国参拝! さらに安倍元総理の「台湾有事は日本有事」発言に岸防衛相が「中国に理解してもらう」! 中国は「日本の対外侵略の歴史を否定」と批判!! 駐留米軍「思いやり」予算は過去最高水準に!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507183

<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がネオナチ並にジェノサイドをフェイクと! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日「フェイク記事」貫く!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507217

企業や資本家は資産が増加しているのに、労働者や研究者の賃金は上がらない! 最低賃金法の抜本的改正を求める院内集会~6.9最賃法改正の検討・研究院内集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506857

ロシアのラブロフ外相インタビューのハイライトをIWJ翻訳! ラブロフ氏はゼレンスキー氏のドンバス住民への言葉「自分がロシア人と思うならロシアに行け」を引き、西側によりウクライナが「反ロシア」化と批判!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507240

【IWJ速報6月15日16日】ウクライナ紛争の終わりの始まり! 西側諸国、NATO、国連が一斉にウクライナに対して手の平返し! 相次ぐ領土分割と停戦のすすめ!『CNN』が「ウクライナでの戦争が長期的な結果を左右する重大局面を迎えている」と、ウクライナ劣勢を認める報道! セベロドネツクでロシア軍がウクライナ兵に投降を呼びかけ、ウクライナ軍がNATO供与武器で産科病院などを砲撃、国連事務総長の報道官が「明らかに国際法違反」と懸念! オースティン米国防長官は「賭け金は高すぎる。ウクライナは戦場のターニングポイントにある」と通告!
バイデン大統領はさらに10億ドルの武器支援を決定するも、ロシア安全保障理事会副議長メドヴェージェフ氏は、「2年後にウクライナが世界地図にまだ存在しているだろうか」と挑発!
一斉に西側諸国から吹き出してきた「ウクライナの領土分割で和平交渉」論、ポーランド副首相は「ウクライナでの米国の敗北は、ベトナムやアフガニスタンよりも深刻だろう」、好戦的な米軍事アナリストのE・ルトワック氏は「ウクライナは領土分割し、あとは国民投票で決めればいい」、ストルテンベルグNATO事務総長は「ウクライナの平和のためにどれだけの代償を払うか」! インフレと原油高に苦しむ欧米諸国を尻目に、ロシアは侵攻開始以来原油輸出で13兆円以上を稼いだ! 中露首脳会談で経済・安全保障で「前例のない高水準の関係」を確認!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507251

IWJ記者がサル痘で臨床研究中の天然痘ワクチンと過去の種痘の違い、エイズ等性感染症との関係を質問! 後藤大臣は「従来のワクチンも今回のも有効」「性的接触のみがリスクでない」~6.17後藤茂之厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507178

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■衆議院議員選挙区画定審議会が「10増10減」案を内閣に勧告! IWJ記者の取材に「一人一票裁判」代表の升永英俊弁護士は「山が動き始めた」と歓迎を表明! 改定で過半数の衆議院議員を選出する人口比率は、48%まで上昇! 「人口比例選挙まであと一息」!!

 参議院選挙目前ですが、こちらは衆議院選挙小選挙区の1票の格差是正のニュースです。

 総務省所管の衆議院議員選挙区画定審議会が、6月16日、1票の格差を是正する区割り改定案を決定し、岸田文雄総理に勧告を行いました。

※衆議院小選挙区選出議員の選挙区の改定案についての勧告(総務省、2022年6月16日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02gyosei14_04000221.html

 新区割りは、2020年の国勢調査にもとづいて行われています。今回の改定案では、2016年の法改正で導入が決まった「アダムズ方式」が、はじめて導入されました。

 「アダムズ方式」は、第6代米大統領ジョン・クインシー・アダムズが考案したとされる定数配分方法のひとつで、これまで採用されていた「1人別枠方式」よりも人口比を反映しやすいとされています。

※次の衆院選から適用の「アダムズ方式」とは 議席配分の計算式を解説(朝日新聞デジタル、2022年2月2日)
https://www.asahi.com/articles/ASQ225JHFQ1XUTFK02H.html

 改定案では、小選挙区の区割りの見直しとともに、定数の「10増10減」が勧告されました。

 定数が増えるのは5県で、埼玉県が15から16へ、千葉県が13から14へ、東京都が25から30へ、神奈川県が18から20へ、愛知県が15から16へ、合計で10増えます。

 また、定数が減るのは10県で、宮城県が6から5へ、福島県が5から4へ、新潟県が6から5へ、滋賀県が4から3へ、和歌山県が3から2へ、岡山県が5から4へ、広島県が7から6へ、山口県が4から3へ、愛媛県が4から3へ、長崎県が4から3へ、合計で10減ります。

 今回の勧告では、全国289の衆院小選挙区のうち、過去最多となる25都道府県・140選挙区が見直され、人口の少ない選挙区と多い選挙区との1票の最大格差は、現在の2.096倍から1.999倍に是正されます。

 IWJ記者は、2009年から一人一票裁判を続けている、升永英俊弁護士にお話をうかがいました。

 升永弁護士は「歴史上、こんなことはなかったんだから、大歓迎です」と答えました。

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 IWJがこれまでに報じてきた一人一票裁判については、ぜひ以下の記事も御覧ください。

※「一票の格差」違憲問題について~岩上安身によるインタビュー 第262回 ゲスト 升永英俊弁護士 2012.12.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/46152

※【第64-66号】岩上安身のIWJ特報!今回の衆院選は憲法違反!選挙に投じた清き1票は、実は0.2票だった 升永英俊護士インタビュー 2012.12.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/64648

※全国で続く1人1票裁判判決! 東京高裁判決は、前日の高松高裁判決と正反対の「合憲」!! 弁護団は「まったく納得できない。最高裁まで争う」と上告を表明!~2.2 1人1票裁判(2021衆)東京高裁判決後の記者会見 2022.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501739

※「日本は非人口比例選挙!国民の少数が国会議員の過半数を得られる!」「国民の過半数の意見は全く保証されない!」~12.241人1票裁判(2021衆)東京高裁口頭弁論期日後の記者会見 2021.12.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/500504

※2017衆院選・1人1票裁判で東京高裁が不条理な忖度判決!投票価値の不公平を認めながら「平成32年には国勢調査にもとづく公正な選挙になるので」1人0.5票でも合憲?~弁護士ら怒り抑えきれず「裁判の名に値しない!」 2018.1.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/410875

※2014年衆院選は「違憲状態」――「変えなければ」と思わない日本は「独裁国家だ」! 11月25日最大判、「1人1票」求め升永英俊弁護士らが記者会見 2015.11.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/276253

※一票の格差をめぐり升永・久保利弁護士が会見、審議中の安保法案に苦言「そもそも違憲状態で選ばれた国会議員に立法資格なし」「無資格だと広まれば法案は止められる」 2015.7.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/255544

※民主主義の憲法に違反する選挙―― 史上初、「一票の格差」問題で衆院選全小選挙区の選挙無効を求め、弁護団が全国一斉提訴 2014.12.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/213901

※【大義なき解散総選挙】「一票の格差」裁判で13年の参院選を最高裁が「違憲状態」と判決、元内閣法制局長官が最高裁判事として初めて「選挙無効」と意見 2014.11.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/208930

※一人一票裁判「違憲状態」判決、弁護団の升永氏「裁判所に緊張感がない」 2013.11.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/112470

※参院選での「1票の格差」裁判、全ての高裁で結審に至らず ~「1票の格差」裁判についての記者会見 2013.9.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/103884

※1票の格差問題、参院選・全選挙区の結果無効を求めて提訴 ~「1票の格差」裁判についての記者会見 2013.7.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/92642

■8年前にもウクライナのネオナチの存在は報じられていた! 2014年に、ドイツのニュース番組で流れたウクライナ軍のヘルメットにナチスの鉤十字と親衛隊マークが映っていたと、当時世界的ニュースに! 無批判な放送にドイツ国内では抗議も!! 一方、チェコのメディアは「ネオナチは親ロシア分離主義側とウクライナ側の両方で残虐行為を行っている」と主張!

 2014年9月8日、ドイツの公共放送ZDFが、夜のニュース番組で、ウクライナのドネツク州マリウポリ近郊のウルズフという場所で、ノルウェーの放送局TV2が撮影したという映像を放送しました。

 2014年は、ユーロマイダン革命(クーデター)で、ヤヌコヴィチ大統領が2月に失脚し、3月にはクリミアがロシア編入を問う住民投票を行い、ロシアが編入を承認、5月には東部ドンバス地方で、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国が独立を宣言した年です。

 この9月8日にZDFが放送したニュース映像で、ウクライナ軍のヘルメットに、ナチスのシンボルマークであるハーケンクロイツ(鉤十字)と、親衛隊のシンボルであるジーク・ルーン(SS)が描かれていたことが、世界的に注目を集めました。

 翌日の9月9日付け米NBCは、このZDFのニュースを撮影した、ノルウェーのTV2の特派員にも直接取材した上で、次のように報じています。

 「ドイツの公共放送ZDFは、月曜日(2014年9月8日)の夜、夕方のニュース番組で、ヘルメットにナチスのシンボルをつけたウクライナ兵の映像を流した。ドイツ人は、自国の暗い過去の映像に直面することになった。

 モスクワ特派員のベルンハルト・リヒテ氏は、ウクライナ東部の脆弱な停戦に関する報道で、ヒトラーの悪名高い黒服の精鋭部隊『SSルーン』の入った戦闘ヘルメットをかぶった兵士の写真を使用した。もう一人の兵士は、装備に鉤十字を付けているのが見えた。

 ZDFの特派員は、『ほぼすべての政治的分野からなる有志の大隊が、政府側を強化している』とレポートで述べている。

 この映像は先週、ノルウェーの放送局TV2のカメラチームによってウクライナで撮影されたものだ。

 『私たちは東部の都市ウルズフで、ウクライナのアゾフ大隊に関するレポートを撮影していたところ、これらの兵士に遭遇した』と、TV2の特派員であるオイステン・ボーゲンは、NBCニュースに語っている。

 映像が収録される数分前、ボーゲンは広報担当者に、この大隊はファシスト的な傾向があるのかと尋ねたという。『答えは、絶対に違う、我々は単なるウクライナの民族主義者だ、というものだった』と、ボーゲンは語った」

※German TV Shows Nazi Symbols on Helmets of Ukraine Soldiers(NBC、2014年9月9日)
https://www.nbcnews.com/storyline/ukraine-crisis/german-tv-shows-nazi-symbols-helmets-ukraine-soldiers-n198961

 なぜ、「単なるウクライナの民族主義者」たちがナチスのシンボルマークをこぞって掲げる必要があるのでしょうか? ウクライナの民族主義が、ナチスと切っても切れない関係にあることを、証明しているようなものではないでしょうか。

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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 御覧の通り、8年前、2014年の段階でも世界中でウクライナのネオナチ部隊についての報道が行われていました。2014年からロシアが侵攻した2022年2月までの8年間、おびただしい血が流され、戦争犯罪が行われたことを否定することはできません。

 とりわけ今は反ロシア一色の西側で、ジャーリストや学者を名乗りながら、ユーロマイダン・クーデター以降のこうしたネオナチの暴力について「なかった」「たいしたことではなかった」と根拠もなく矮小化するものは、ネオナチの暴力を見て見ぬふりをしてその暴力をアシストする「共犯」であることを自覚すべきです。

 ロシア側にも、極右志願兵集団が混じっている、という報道がありましたが、ロシア側には一人も戦争犯罪を犯した者はいない、などとIWJは主張するつもりはありません。ロシアの戦争犯罪については、事実かどうかの根拠の怪しいものまで含めて、マスメディアで数々報じられています。そのうちの一部は事実であると思われます。ロシア軍やその義勇兵が紳士的であるとか、乱暴ではない、といった弁明をする気も一切ありません。

 戦争はむごたらしいものです。ただ、マスメディアの報道の影響力の大きさを鑑みると、アゾフなどウクライナのネオナチを美化する報道が余りに多く、公平性がまったくないことが真剣に憂慮されます。

 IWJはこれまでにも繰り返し、ウクライナのネオナチに関する記事を報じています。ぜひ、あわせて御覧ください。

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!~岩上安身によるインタビュー 第1070回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503870

※米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く!第2弾~岩上安身によるインタビュー 第1071回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.3.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504186

※ブチャ市での民間人大量殺害事件を検証! 米国主導で大量の武器が送られるウクライナで育つ外国人戦闘員が戦後『白人テロ』拡大の危険を招く! 第3弾~岩上安身によるインタビュー 第1073回 ゲスト 国際政治学者 六辻彰二氏 2022.4.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504401

※【号外第1弾】ウクライナ潜む極右ネオナチ組織「アゾフ連隊」! ゼレンスキー氏を大統領に押し上げたドラマ「国民の僕」を放映したテレビ局の大株主であるコロモイスキー氏が支援していた! 2022.3.17
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※【号外第4弾】「テロリズム・アナリスト」リタ・カッツ氏がワシントン・ポストに寄稿!「欧米のネオナチは『超国家主義的民族国家』を作るためにウクライナに集まっている」!! 2022.3.19
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※【号外第5弾】【特別寄稿】旧ユーゴ解体からウクライナ危機へと続く「現代のファシズム」! ジャーナリスト ジョン・ピルジャー氏の2015年の論文をIWJ会員「松元保昭@札幌」様が翻訳! 2022.3.21
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※【号外第8弾】ウクライナ軍がロシア兵捕虜を拷問!? ロシア兵の足を撃ち、激しく殴打! カメラ前でショック死も!! 映像がネットで公開され、ロシア、ウクライナ両当局が調査を表明! ウクライナ側は「ロシアの偽造映像」と示唆! 2022.3.29
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※【号外第9弾】<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その2>ポロシェンコ政権、ゼレンスキー政権、米国とウクライナネオナチとの関係を英調査報道機関『べリングキャット』が2019年に詳細に報告していた!! 退役軍人省を利用して地位と利権を貪るネオナチ! アゾフ大隊元司令官ビレツキーは政党「ナショナル・コープス党」を率いて2019年まで国会議員だった!! 2022.3.29
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※【号外第11弾】『Morning Star』がスクープ!#アゾフ連隊 のリーダーの一人がドネツク軍に殺害された! #アゾフ連隊 は、海外の極右とつながり、ウクライナ国内にファシストがいるという指摘も! 2022.3.31
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※【号外第12弾】衝撃スクープ! 駐日ロシア大使館が角茂樹・元駐ウクライナ大使とネオナチの元アゾフ大隊司令官A.ビレツキー、ビレツキー支援者のA.アヴァコフ前内務大臣との写真を示し「唾棄すべき犯罪者と一緒にしていることは理解に苦しんでいる」とツイート!
外務省HPにはアヴァコフ前内相退任で角氏が「内務省傘下のアゾフ部隊を視察したことは印象深い出来事であった」と語ったと明記! 角大使は、ウクライナでロシア語話者のジェノサイドはなかったと地上波テレビで断言! しかし角大使と一緒にいたアヴァコフらこそがジェノサイドの戦争罪人! 他方、林外務大臣は、会見で角元大使の発言を認識するも、IWJの質問に一切回答せず! 2022.4.2
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※【号外第14弾】マリウポリでの「ロシア軍による劇場攻撃で300人死亡」の情報源は、当時マリウポリにいなかったたった一人の「親アゾフ当局者」によるものと判明!! 米独立メディア『ザ・グレーゾーン』が、最初に記事を共同執筆したBBCの仲介者兼レポーターのウクライナ人女性を「民族主義的なウクライナの広報」と指摘! さらにBBCが「ロシア弱体化」を明確に意図した英政府の秘密プログラムに参加していた事実も暴露! 2022.4.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504340

※【号外第16弾】「スクープ!? 米国メディアのプロパガンダに世界中が騙されていた!? マリウポリの産科病院の空爆はなかった! 西側メディアの一面トップを飾った救出された妊婦が一部始終をロシア国営テレビに激白! 産科病院はアゾフ連隊に占拠されていた! IWJは映像に付けられた配信内容を紹介するテキストを全文仮訳! 日本のメディアも一斉にセンセーショナルに報じたこの事例、皆様もぜひ、ご一読ください!」 2022.4.9
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※「『義勇兵』はすでにいた」! 国際政治学者の六辻彰二氏がウクライナ民兵組織アゾフ連隊に欧米各国からネオナチや極右参加を指摘! 捕虜虐殺しながら国防軍に編入、現在、民間人訓練で「総力戦推し進める主体」! 2022.3.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/503590

※「米国がシリアのISテロリストを訓練、ウクライナ派遣」とロシア発表!? シリア外務次官「シリアのISテロリストとウクライナのネオナチは同じ司令塔」発言! 米W.S.J.は「ロシアがシリア兵募集」と報道! 2022.4.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504370

※2015年のドンバスで何が起こっていたのか? 貴重な証言の記録、2016年ドキュメンタリー映画「ドンバス」アンヌ-ロール・ボネル監督 仮訳出! 2022.4.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504732

※ウクライナの情報操作あらわ! 駐英ウクライナ大使が内務省に「『アゾフ』がネオナチでないと声明出せばメディア拡散」と要請! 日本の公安調査庁「アゾフ大隊」の記述削除! ロシア「日本はナチズム復権」と批判! 日本のマスメディアがアゾフの「ホワイトウォッシュ」一色なのは、どこからの圧力なのか!? 2022.5.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506042

※【マリウポリ攻防戦のプロパガンダ検証 その1】マリウポリでプロパガンダ合戦! ロシア軍爆撃の産科病院はアゾフ拠点とのロシア主張にファクトチェック!! しかし救出された妊婦激白「空爆なかった」「病院をアゾフ占拠」! IWJがテキスト全文仮訳!(前編) 2022.5.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506067

※【マリウポリ攻防戦のプロパガンダ検証 その2】マリウポリでプロパガンダ合戦! ロシア軍爆撃の産科病院はアゾフ拠点とのロシア主張にファクトチェック!! しかし救出された妊婦激白「空爆なかった」「病院をアゾフ占拠」! IWJがテキスト全文仮訳!(後編) 2022.5.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506069

※テレ朝「アゾフ連隊」司令官インタビューは「アゾフはネオナチでない」との誤った放送! 岩上安身が批判ツイート連投!「ネオナチではないと。では、この司令官の胸のマークは何だ?」そこにはナチスの紋章が! 2022.5.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506221

※元駐ウクライナ大使の角茂樹氏「ロシア系住民の虐殺や差別はひとつもない」とテレ朝の番組でアゾフ擁護の発言! しかし角大使と一緒に写真撮影に応じていたアゾフ大隊元司令官ビレツキーやアヴァコフ元内務大臣らこそはジェノサイドの戦争罪人! 2022.6.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506718

※スクープ! 驚くべき真実!! ウクライナ紛争最大のタブー! ウクライナで弾圧されている人々の生の声(1)密告社会ウクライナ!「政府に反対する者は誰でも『親ロ派』! 武装民族主義者があなたを『処理』する」! 2022.6.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506815

※<スクープ!>シュピーゲル誌とロイター通信が真実曲げて米国NATOに戦争協力! マリウポリの製鉄所から避難のウスマノワさん証言!「アゾフ連隊は私たちを閉じ込め、ウクライナ軍は市民の避難許さなかった」! 2022.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/506872

■<新記事紹介 1><ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がウクライナのネオナチによるジェノサイドをフェイクと断定! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日は「フェイク説」を貫くつもりか!?

 ウクライナ侵攻の理由にプーチン大統領があげる、ウクライナ東部ドンバス地方の分離派支配地域での、ウクライナ軍やネオナチによる「集団殺害(ジェノサイド)」から住民を守るという主張を、朝日新聞など日本の大手メディアは「侵略のためのフェイク」と断定的に批判しました。

 しかし、ウクライナがロシアを提訴した国際司法裁判所(ICJ)は、ジェノサイドの有無を2022年5月初旬時点で最終判断しておらず、日本政府もICJの判断を待つとして、「フェイク」と結論づけていません。にもかかわらず、朝日新聞は何を根拠に「フェイク」と断言したのでしょうか?

 また、NHKは、かつて2014年からのドンバス地方でのウクライナ軍による自国民への攻撃を海外ニュースで報じていたにも関わらず、2022年2月23日以降は、その事実について口をつぐんでいます。ウクライナ紛争の真相に迫り、解決の糸口を探すためには、改めて8年前からの残虐な出来事を顧みる必要があるのではないでしょうか!?

 岩上安身が読者の方から教えていただいたドンバス地方へのウクライナ軍の攻撃の映像を、本文中でご紹介します。

 ウクライナのネオナチの存在と活動についても、日本を含む西側のマスメディアには、ロシアの「プロパガンダ」との決めつけや、ネオナチの「脱色化」が見られますが、米国の政治専門メディア『The Hill』は2017年に、彼らの存在は「西側のほぼすべての主要報道機関によって圧倒的に確認されている」として、代表的存在であるアゾフ大隊がどのように報じられたかを伝えています。

 たとえばアゾフ大隊のビレツキー司令官は、白人至上主義を「ウクライナの使命」と公言していました。

 さらに、国連やヒューマン・ライツ・ウォッチほかの各種機関がアゾフを告発・摘発した事実を数多くあげ、「これはロシアのプロパガンダではない」と結論付けるのです。

 詳しくは、記事本文を御覧ください。

 同時に、日本のマスメディアの「アゾフはネオナチではない」とするうさんくさい記事や番組と、是非比較してください。

※<ウクライナのネオナチはロシアのプロパガンダではない! その1>朝日がウクライナのネオナチによるジェノサイドをフェイクと断定! 米メディア指摘、アゾフ大隊司令官は白人至上主義を「ウクライナの使命」!! 朝日は「フェイク説」を貫くつもりか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507217

■<新記事紹介 2>ロシアのラブロフ外相インタビューのハイライトをIWJ翻訳! ラブロフ氏はゼレンスキー氏のドンバス住民への言葉「自分がロシア人と思うならロシアに行け」を引き、西側によりウクライナが「反ロシア」化と批判!「ロシア語話者はウクライナから出て行け」という権利はゼレンスキー大統領にはない! これは「民族浄化」の宣言そのものである!

 ロシアのラブロフ外相は今年3月、「欧米はウクライナを『第二のアフガニスタン』にすることを望む」と指摘。岩上安身はこれを、米国がソ連(ロシア)と代理戦争を戦う戦場として「適切な比喩」だと評価しました。

 ラブロフ氏は、旧ソ連時代から半世紀わたりロシア外交に携わるベテランです。2004年から18年も外相を務める彼が、今何を考えているのか、ウクライナ危機と世界情勢の今後を見るうえで注目に値します。

 3月18日にロシアメディア『RT』が行ったラブロフ外相へのインタビューのハイライトを、IWJが翻訳してご紹介します。

 その中でラブロフ氏は、西欧世界への失望を露わにしました。ウクライナ危機は2014年のキエフでのクーデターで始まり、西側諸国がウクライナを「反ロシア」に変えたと語ります。

 バイデン米大統領に関しては、ウクライナのゼレンスキー大統領が要求する軍事支援がもたらす「悲惨な結末を理解している」としながら、ウクライナのロビー活動が米国を戦争へ扇動するといいます。

 さらに西側メディアの偏向や、米国が各国で支援する300以上のバイオラボの生物兵器禁止条約に違反する可能性を指摘。

 その上で、反ロシアの動きは普遍的ではなく、中国やインドをはじめ「米国の保安官の下での地球村」を受け入れないプレーヤーたちの存在に言及します。

 メディアの自主規制によって、ロシア側の情報が届きにくくなる中、ロシアと国境を接する隣国の日本こそは、既存のマスメディアの色眼鏡を外し、こうしたロシアの境遇や思考を注意深く理解する必要があるはずです。

 詳しくは下記の記事を御覧ください!

※ロシアのラブロフ外相インタビューのハイライトをIWJ翻訳! ラブロフ氏はゼレンスキー氏のドンバス住民への言葉「自分がロシア人と思うならロシアに行け」を引き、西側によりウクライナが「反ロシア」化と批判!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507240

■<IWJ取材報告>IWJ記者がサル痘で臨床研究中の天然痘ワクチンと過去の種痘の違い、エイズ等性感染症との関係を質問! 後藤大臣は「従来のワクチンも今回のも有効」「性的接触のみがリスクでない」~6.17後藤茂之厚生労働大臣 定例会見

 6月17日午前8時50分頃より、後藤茂之厚生労働大臣の定例会見が、厚生労働省にて開催され、IWJが生中継しました。

 IWJ記者は、以下の質問を行いました。

IWJ記者「サル痘について、2点、おうかがいします。

 15日に、国立国際医療研究センター病院で、サル痘に有効だとされる天然痘ワクチン接種の特定臨床研究が始まったと報じられました。

※サル痘に天然痘ワクチン 「特定臨床研究」を国際医療センターで(毎日新聞、2022年6月15日)
https://mainichi.jp/articles/20220615/k00/00m/040/043000c

 日本では、1974年度生まれまで(の世代は)、天然痘の定期接種を受けていますが、今回研究が始まったという『KMバイオロジクス』のワクチンと、過去に定期接種をうけたワクチンは、違うものなのでしょうか? また、違うものだとすると、サル痘への効果に違いはあるのでしょうか?

 一方でWHOは15日に、感染経路について『密接な対人接触』との見解を示し、感染者に完治後、最長12週間のコンドーム使用での性行為を勧めているなど、新型コロナとはかなり異なる感染のようにみえます。性行為によって感染するエイズや他の性病のような感染症と考えていいのでしょうか?

※サル痘、性行為介した感染の可能性を検証=WHO(ロイター、2022年6月15日)
https://jp.reuters.com/article/health-monkeypox-who-europe-idJPKBN2NX002

 報道では特定臨床研究について、『ワクチン接種の対象となるのはサル痘患者に接してから14日以内の人で、年齢は1歳以上の濃厚接触者』とのことですが、性的接触はどの程度危険なのかどうか、濃厚接触者の定義など、現段階でわかっていることがあれば教えてください」

後藤茂之厚生労働大臣「まず、サル痘についてちょっと申し上げますけれども、WHOを含め、科学的知見、諸外国の感染動向について、状況を注視をいたしております。

 日本では感染者は確認されておりませんが、現在サーベイランスを強化しておりまして、水際対策についても、出入国者に対する情報提供や注意喚起を行ってきていおります。

 感染経路としては、主に接触や飛沫による感染でありまして、WHOの報告によりますと、今回の流行で、これまで国内流行が見られなかった国では、死亡例は見られていないということでございます。

 天然痘ワクチンの、曝露後の発生予防、重症化予防の効果が報告されております。我が国では相当量の国産ワクチンを備蓄しておりまして、テロ対策の観点から詳細は申し上げられませんけれども、万一の感染拡大時にも対応するために、十分な量の生産備蓄を行っております。

 また、国内でサル痘患者が発生した場合に備え、天然痘ワクチンの投与を行う等の研究体制の整備をいたしております。

 そこで、お尋ねの問題でございますけれども、この臨床研究で使用することが予定されているワクチンは、我が国で行われていた天然痘の予防接種に使用されていた株を改良して、1976年に開発されたものであり、定期接種にも使用可能なワクチンとして位置づけられたものではありますけれども、同年、1976年に我が国では定期接種としての種痘を事実上中止したため、定期接種として用いられたことはなかったワクチンであります。

 サル痘の予防につきましては、天然痘ワクチンが有効であるとの報告がなされておりますけれども、過去に天然痘の定期接種に使用していたワクチンだけではなくて、この臨床研究で使用することが予定されているワクチンもその一つとなっていると認識しております。

 それから、WHOが、6月10日に公表した感染状況報告においては、サル痘の感染経路としては、主に接触や飛沫による感染とされておりますけれども、接触には性的接触を含むものとされております。

 厚生労働省においても、事務連絡においても、感染が起こる可能性のある接触について、第4類感染症として定義しておりますけれども、WHOと同様の考え方を示しております。

 性的接触のみが感染リスクがあるわけではなくて、その他の接触や飛沫によっても感染するリスクがあることに留意する必要があるというふうに考えております。

 引き続きWHOとも連携しながら、国内外の感染症の発生動向を監視しつつ、警戒感を持って、対応していきたいと考えております」

 後藤大臣の冒頭発言では、同日政府が決定した新型コロナの次の感染症危機に備える対応として、医療機関との協定の法定化や、内閣感染症危機管理庁、厚生省感染症対策部、「日本版CDC」の各設置などが報告されました。

 他社からは、新たな感染症対策の新組織の詳細、これまでのコロナ対策の反省点、病院との病床確保の協定の課題、自宅療養者対応などについて質問がありました。

 会見内容について詳しくは、ぜひ全編動画を御覧ください。

※IWJ記者がサル痘で臨床研究中の天然痘ワクチンと過去の種痘の違い、エイズ等性感染症との関係を質問! 後藤大臣は「従来のワクチンも今回のも有効」「性的接触のみがリスクでない」~6.17後藤茂之厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/507178
 
 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220618

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、城石裕幸、尾内達也、富樫航、木原匡康、中村尚貴)

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