長年に渡り、衆参の一票の格差是正を訴えている升永英俊弁護士と久保利英明弁護士は2015年7月30日、日本外国特派員協会で記者会見した。
今月7月28日、参議院の一票の格差を是正するためのいわゆる「10増10減」案が衆議院本会議で成立した。来年夏の参議院選挙から適用されるが、会見で升永弁護士は、成立した改正案も一人一票ではないことから、来年夏の参議院選挙後に速やかに訴訟を起こす考えを示した。
(石川優)
※7月31日テキストを追加しました!
長年に渡り、衆参の一票の格差是正を訴えている升永英俊弁護士と久保利英明弁護士は2015年7月30日、日本外国特派員協会で記者会見した。
今月7月28日、参議院の一票の格差を是正するためのいわゆる「10増10減」案が衆議院本会議で成立した。来年夏の参議院選挙から適用されるが、会見で升永弁護士は、成立した改正案も一人一票ではないことから、来年夏の参議院選挙後に速やかに訴訟を起こす考えを示した。
記事目次
■ハイライト
今国会で審議中の安全保障関連法案について、升永弁護士は、一人一票の訴訟を続けてきた立場から、問題提起した。
升永弁護士によれば、安保法案がメディアや憲法学者らによって、法案が違憲であるとの切り口で語られがちだが、法案を通そうとしている国会議員がそもそも違憲状態の選挙で選ばれた人達の集まりであり、問題外であるとの見解を示した。
「一番の問題は、法律を通そうとしている人達が国会議員ではない人がやっている。
正当性・合法性・妥当性がない人。単に選挙で選ばれた。合法性がない人達が国会議員と名乗ってやっているだけ。そもそもお話にならない。木の根が腐っている。このポイントを日本のマスコミが言うようになれば…作ろうとしている人達がやろうとしている人達が正当に選挙されていないじゃないか、資格がないでしょ。無資格だと一気に広まれば、この安保法案は止められる」
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