「世界では、低線量被曝の危険性は常識」 〜ドイツ国際会議参加報告講演会 高松勇氏ほか 2014.5.11

記事公開日:2014.5.11取材地: テキスト動画

 「日本政府や福島県立医大は、証拠を残さない。あとから健康被害が出たとしても、原発事故との因果関係がわからないようにする。これが日本の医療政策だ。福島県の県民健康調査も非常に意図的で、国際的なデータと比較できないようにしている」と高松勇医師は語った。

 続いて講演をした守田氏は、「ベラルーシの街の印象は、生活感がなく、若い人たちも街も美しすぎて、実像が見えてこないこと」と話し、「京都のデモの写真が、とても気に入られた。世界の人々は、福島の原発事故を経験した日本人はこれからどうするのか、とても心配していた。また、日本の脱原発デモの情報は、世界には報道されていないようだ」と話した。


【大義なき解散総選挙11】岩上安身が元米国防総省高官モートン・ハルペリン氏に緊急単独インタビュー「米国政府は安倍政権に懸念を抱いている」 2014.5.8

記事公開日:2014.5.8取材地: テキスト動画独自

 「21世紀に民主政府によって検討された秘密保護法の中で最悪なものだ」――。

 昨年末、安倍政権が国会で強行採決した「特定秘密保護法」について、痛烈に批判し話題となったモートン・ハルペリン元米NSC(国家安全保障会議)高官が、2014年5月8日に来日。岩上安身の緊急単独インタビューに応じた。

 ハルペリン氏は米国防総省の高官時代、1966年から69年にかけて沖縄返還交渉に関わり、核密約などで日本側との交渉にあたった、外交安全保障の専門家である。ハルペリン氏はまた、情報公開と安全保障のバランスを定めた国際指針「ツワネ原則」作成に関わった、キーパーソンの一人でもある。

 そんなハルペリン氏に岩上安身は、秘密保護法制定への「米国の関与」の有無、この法律を急いだ安倍政権の狙いと、そうした姿勢に対する米国の懸念、そして、日本と米国を含む民主主義国家が果たすべき情報公開の「責任」について、話を聞いた。


今後の適合審査、事業者にも品質管理の責任を求め、違反あれば使用停止命令も~2014年度 第6回原子力規制委員会 2014.5.2

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 2014年5月2日10時30分より、2014年度第6回原子力規制委員会が開催された。今後の工事計画認可審査及び使用前検査では、事業者に品質管理の責任を求め、違反が発見された場合には、使用停止命令を発令する方針が示された。


「原発は反倫理的な技術。倫理は科学や経済より優先する」 〜第8回 中部エネルギー市民会議 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: テキスト動画

 「原子力規制委員会のさじ加減で、再稼働が判断される状態では危ない」──。

 2014年4月26日、名古屋・新栄の多目的スペース「parlwr/パルル」において、「第8回 中部エネルギー市民会議 ―中間報告&意見交換」が行われた。2012年、中部電力を含む登壇者を招いて、全7回の会合でエネルギー問題、原発問題について議論してきた中部エネルギー市民会議は、1年をかけて中間報告をまとめた。今回の会合では、さまざまなスタンスの中間報告寄稿者や参加者の間で、活発な意見交換が行われた。


原発輸出を可能にする原子力協定に市民らが首相官邸前で抗議、ドイツ・ベラルーシからの参加者も 2014.4.18

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 トルコやUAEへの原子力発電の輸出を可能にする原子力協定案が4月18日、参院本会議で自民、公明、民主各党の賛成多数で承認された。

 この日、毎週金曜日に行われている「再稼働反対!首相官邸前抗議」国会正門前では、日本共産党の吉良よし子議員がこれを報告し、「トルコ国民も日本国民も原発輸出など望んでいない。事故への反省もなく、安全神話を輸出することは絶対に許すわけにはいかない。事故を起こした日本政府がやるべきことは、原発ゼロを世界に発信していくことではないか」と訴えた。


第96回 沈黙のアピール 2014.4.17

記事公開日:2014.4.17取材地: 動画

 2014年4月17日(木)14時より、福島市の福島県庁で、「沈黙のアピール」(代表・佐々木慶子氏)による福島県との交渉が行われた。冒頭、来日中のベラルーシとドイツの市民団体のメンバーが、原発のない平和な世界を祈って作った折鶴とドイツ・ロットバイル市の市長からのメッセージを福島県に贈呈した。


「親族すべてが腫瘍や甲状腺がんに。健康な者は1人もいない」 〜ベラルーシとドイツの市民が福島を訪問 2014.4.16

記事公開日:2014.4.16取材地: テキスト動画

 「汚染地域で生まれた子どものうち、健康な子は20%しかいない。残りの子どもたちの中には、免疫が低下する『チェルノブイリ・エイズ』も多い。甲状腺がん、遺伝子異常、腫瘍が多く発症している」──。

 2014年4月13日から20日まで、ベラルーシとドイツから、チェルノブイリの子どもたちへの支援や環境問題などに取り組んでいる市民団体のメンバー12名が来日し、広島、東京、福島を訪問。東日本大震災と原発事故後の現状を視察し、経験の共有と交流を行った。


原発を推進するのは『不経済界』の人々だ 〜「原発が無くても経済は大丈夫!」講師 朴勝俊氏 2014.4.13

記事公開日:2014.4.14取材地: テキスト動画

 2014年4月13日、広島県福山市のまなびの館ローズコムにおいて、学習会「原発が無くても経済は大丈夫!」が行なわれた。関西学院大学の朴勝俊(パク・スンジュン)氏(環境経済学)が、経済学の観点から脱原発やエネルギー転換の道筋を解説した。

 朴氏は「これまでかかった費用にこだわって、原発をやめられないという人たちは、経済をわかっていない。パチンコで負けているのに『つぎ込んだ金を取り返すまで、やめるわけにはいかない』と、さらにのめり込むようなもの。絶対やってはいけないことだ」と断じた。


革新は生き残れるかPart5 ―台頭するドイツ左翼に学ぶ 2014.4.12

記事公開日:2014.4.12取材地: 動画

 2014年4月12日(土)14時より、京都市・下京いきいき市民活動センターで「革新は生き残れるかPart5 ―台頭するドイツ左翼に学ぶ」が行なわれた。

 旧東ドイツに長期の滞在経験を持ち、『台頭するドイツ左翼』を著した星乃治彦・福岡大学教授(ドイツ現代史)が、ナチスが政権を取った1930年代から、冷戦下の東ドイツ、そして2007年に社会民主党左派と民主社会党が合併してできた「左翼党」まで、ドイツの左翼政党の流れを解説し、現代日本の革新勢力のあり方について議論が行なわれた。


【IWJブログ】ウクライナ政変と反ユダヤ主義〜岩上安身による赤尾光春・大阪大助教へのインタビュー第2夜 2014.4.9

記事公開日:2014.4.9 テキスト

※インタビューの実況ツイートに訂正・加筆をしたものを掲載します。

 資本家、社会主義者、ボルシェビキ、劣等民族……。

 デマや偽書、似非科学まで用いて作り上げられたユダヤ人像は、世界が近代化する19世紀から20世紀にかけてもなお、大衆煽動の道具として流布され続けた。

 ユダヤ学の専門家・赤尾光春氏へのインタビュー第2夜では、近代を通じて帝政ロシア、ナチス・ドイツ、そしてスターリンのソ連という強国の「狭間」で翻弄されるウクライナとユダヤ人の運命が焦点となり、反ユダヤ主義がポグロムやホロコーストの災厄へとつながる局面が詳細にわたって解説された。


【IWJブログ】ウクライナ政変第2幕 クリミアの独立・ロシア編入までのドキュメント ~コソボ独立を承認した米国のダブルスタンダード 2014.3.27

記事公開日:2014.3.27 テキスト

特集 IWJが追う ウクライナ危機
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 ウクライナ政変について、勃発から連続してブログでその実相を報じ続けている。

 前回は3月のはじめ頃まで、首都キエフの独立広場での民衆の抗議行動が銃撃戦へ、ついには政権打倒へと至った顛末を報じてきた。そしてこの「ユーロマイダン(欧州広場)劇場」が、無垢な民衆による非暴力の民主革命と言えるのかどうか、疑問なしとしないことも指摘してきた。


「諸悪の根源はユダヤ人!?」 氾濫する歪んだユダヤ人イメージ 〜岩上安身による赤尾光春氏へのインタビュー第2夜 2014.3.23

記事公開日:2014.3.23取材地: テキスト動画独自

 赤尾光春氏へのインタビュー第2夜では、19世紀から20世紀にかけてのユダヤ人の歴史が語られ、ユダヤ人に対する歪んだイメージが氾濫することになった背景が明らかにされた。


「日本人に足りないのは知識と怒り。私たちは『知りたがりの怒りんぼ』になろう!」 2014.3.22

記事公開日:2014.3.22取材地: テキスト動画

 「福島第一原発で、今、とても危険だと思うのは、1号機と2号機の間の排気塔。毎時25シーベルトという高線量で人が近づけないが、この塔には何ヵ所も亀裂や破断がある。倒壊したら、とても怖い」──。

 2014年3月22日、茨城県土浦市の土浦市民会館で、おしどりマコ氏とケン氏を招き、トークイベント「暴く!東電の実態 語る…福島の今」が行われた。3.11の福島第一原発事故を契機に、東京電力の記者会見などに出席し、福島の現状や、被曝の問題を追求し続けてきた両氏が、最近の活動を語り、2月に視察したドイツとベラルーシの模様なども報告した。


【IWJブログ】「侵略者」にされたロシア:ウクライナ政変が指し示すもの ~岩上安身による孫崎享氏インタビュー 2014.3.19

記事公開日:2014.3.19 テキスト

※以下、インタビューの実況ツイートをリライトして掲載します。

 ロシアがクリミアに関与したことで、第二段階へと推移したウクライナ政変。3月16日にはクリミア自治共和国でロシア編入を問う住民投票が実施され、9割を越える賛成票が投じられた。クリミアは共和国として独立を宣言するとともに、ロシア編入を議会で承認。投票の正当性を巡り欧米諸国が反発するなか、ロシアの動きが注目されている。


福島原発事故3周年国際追悼ヒューマンチェーン 2014.3.9

記事公開日:2014.3.9取材地: | 動画

特集 3.11

 福島第一原発事故3周年にあわせ、2014年3月9日(日)、フランス・ドイツ国境のライン川、ストラスブール=バーゼル間にかかる7つの橋にフランス・ドイツ・スイスから脱原発を訴える市民が集まり、アピール行動を行った。フランス・パリの脱原発グループは、このうちストラスブール南およそ25キロメートルにあるゲルストハイム橋でアピールを行った後、ライン川に面するフェッセンハイム原発に集結して即時の原発閉鎖を訴えた。


「甲状腺検査データの矮小化のために、国の予算がつく」 国際会議3日目 2014.3.7

記事公開日:2014.3.7取材地: | | テキスト動画

 「2011年3月、原発事故の直後に、いわき市が甲状腺スクリーニングをしていた。一番高かったのは、いわき市の4歳の男児で35ミリシーベルト。政府は、その事実を把握していたはずだが、その情報もすぐに消えた」──。

  2014年3月7日、ドイツのフランクフルトにて、国際会議「原発事故がもたらす自然界と人体への影響について」の3日目が開催された。日本から参加した、おしどりマコ氏が、原発事故の取材活動の中で体験した不条理な実態を生々しく語った。


【IWJブログ】「クーデター」か「高潔な革命」なのか~ウクライナ政変にロシアの軍事介入が及ぼす影響 2014.3.6

記事公開日:2014.3.6 テキスト

 3月1日、ロシアのプーチン大統領は、クリミアのロシア系住民保護のためにウクライナにロシア軍を派兵するよう議会に求め、議会はこれを承認した。派兵期間は、「ウクライナの社会的・政治的状況が正常化するまで」としている。


【IWJブログ】ウクライナ政変~揺らぐ権力の正当性――西部の首都キエフを支配した反政権派には米国政府とネオナチの影、プーチンに支援を求める東部の親露派住民 2014.3.6

記事公開日:2014.3.6 テキスト

 約3ヶ月のデモと戦闘を経て、ウクライナでは新内閣が発足した。しかし、南部のクリミアでは武装勢力が空港を掌握しており、ウクライナはまだ例外状態に置かれている。力を誇示するかのようにウクライナとの国境付近で軍事演習したりクリミアで装甲車を走らせたりするロシアに対して、アメリカが牽制するなど、ウクライナ外部での駆け引きも続いている。


チェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故の比較 ~ドイツ国際会議 2日目 2014.3.6

記事公開日:2014.3.6取材地: | | テキスト動画

特集 3.11

 ドイツのフランクフルトで3月4日から開催されている国際会議、『原発事故かもたらす自然界と人体への影響について』」の2日目が行われた。

 はじめに、福島県から来独した今田かおるさんが、事故直後当時の経験を振り返りながら、医師としての経験を語った。


低線量被曝で「人体に影響なし」は「非科学的」 ~ドイツ国際会議で世界中の医師らが警告 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5取材地: | | テキスト動画独自

特集 3.11

 福島の原発事故から約3年が経つ2014年3月5日、ドイツ・フランクフルトで、放射線のリスクや、放射線誘発性加齢の人体への影響、福島とチェルノブイリの健康影響の比較、IAEAとWHOの関係などについて議論する国際会議が開催された。会議には、世界中から原子力ロビーに「所属していない」医師や生物学者、物理学者らの研究者が集結した。

 初日の会議ではまず、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)の準備委員会事務局長をつとめるドイツのウォルフガング・ホフマン氏が登壇。電離性放射線のリスクについて講演を行った。