(その15)では、長期金利が急騰している、というテーマを取り上げた。
田代氏は、「『金利上昇はいいことだ』という人もいますが、(金利の裏返しである)債券の先物価格は、2020年の初頭を境に、下落しています。しかも、最近はほとんど垂直、フリーフォール状態で、ストーンと落ちています」と指摘し、次のように続けた。
「2007年の世界金融危機まで下がるとたいへんなので、まず介入しやすい為替の方に、口先介入して、160円の境を越えさせないようにした。
そうすると、国債の売りも止まるかなということですけれど、実はこの1週間の動きを見ると、介入していったん(円が)上がりましたが、そのあと、また下がっています。
今日(1月27日)一日で見ても、(市場開始直後の午前9時)ズドンと落ちています。
価格で見れば、債券の動きは明らかです。どんどん、日本国債が値下がりしているわけです。
膨大な日本国債を、すごく高い時に購入して保有している日本銀行は、時間が経って、どんどん値下がりしているわけですから、時価で評価すれば、日本銀行は、どんどん含み損を発生させているんです。
日本銀行が倒産することはないけれど、その日本銀行が発行している日本円って、ただ紙に『日本銀行券』と印刷しているだけなんですよ。それを、どこまで信用しますか? と問われます」。
田代氏は、「日本の債務不履行・デフォルトを回避しようとするなら、日本銀行は猛然と、日本国債をどんどん底値で買い取ってくる。でもそれは、当然、日本円を市場に向かってばらまくわけだから、当然、インフレーションとなります」と述べ、以下のように続けた。
「それで、デフォルトは止められるかもしれない。
その方法が、長期で考えれば合理的な解決だと思えば、そうするでしょう。
あるいは、本当にデフォルトさせてしまって、まるっきり新日本国を作って…」。
































