(その7)では、欧米で社会的に大きな関心を集めている、米司法省が公開したエプスタイン・ファイルの問題を取り上げた。
米司法省は、昨年2025年12月24日、勾留中に不審死したジェフリー・エプスタインの、大規模な未成年者への性犯罪、人身売買などの事件に関する「新たな捜査資料100万件以上が発見された」と発表した。
米司法省は、その後、今年1月30日までに、合計300万ページ以上の文書、2000本以上の動画、18万枚以上の画像を公開した。
- Epstein Library(U.S.Department of JUSTICE)
田代秀敏氏と岩上安身は、このエプスタイン・ファルが公開された直後に、米軍によるベネズエラ奇襲攻撃や、イランへの軍事介入宣言、グリーンランドの割譲要求などが次々に起きていることから、一連の騒動は、トランプ米大統領が、自身のエプスタイン事件への関与から目をそらさせるために起こしたのではないか、との見方を示した。
在米ユダヤ人であるエプスタインは、イスラエルの諜報機関モサドのエージェントだったという噂が絶えず、エプスタイン事件そのものが、イスラエル・ロビーが仕組んだ米政界への巨大なハニートラップだったのではないかとの見方もある。
2025年12月にホワイトハウスで行われたユダヤ教の祭り「ハヌカー」では、ユダヤ系の保守派言論人、マーク・レビン氏が、トランプ大統領の肩に馴れ馴れしく手を回し、「トランプ大統領は、史上初のユダヤ人大統領(比喩)だ!」と称賛。トランプ大統領は「その通りだ」と肯定した。
- ユダヤ系の保守派言論人、マーク・レビン氏が、ホワイトハウスで行われた12月のユダヤ教の祭り「ハヌカー」で、トランプ大統領の肩に馴れ馴れしく手を回し、「トランプ大統領は、史上初のユダヤ人合衆国大統領だ!」と称賛! トランプ大統領は上機嫌で「その通りだ」と肯定! (日刊IWJガイド、2026年1月8日)
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このシーンの動画を見た田代氏は、「もともと第1次政権の時から、(トランプは)オルタナティブファクト(もう一つの真実)の世界ですよね」と述べ、以下のように語った。
「ファクトとしては、トランプはユダヤ人じゃないし、確固たるドイツ系ですよね。なのに、ここでは、彼はユダヤ人になっているわけでしょう。
それって、もう、オルタナティブファクトですよ。その時その時、そう言えば、トランプのところに、ユダヤ人の金持ちから、寄付がどっと来るわけですよ。
だから、もう本当に、トランプにとってみれば、『金に変わるんだったら何でもいいよ』と言う感じですよね。
アメリカに長くいる人に言わせると、もう、(アメリカファーストでもイスラエルファーストでもなく)トランプファースト。いかなるファーストもなく、ただトランプオンリー。利益が出さえすれば、何でもいい」。
さらに田代氏は、エプスタイン・ファイルに関して、司法省が一度出した資料の中に、トランプ大統領の妻メラニア夫人が写った画像があったが、すぐに閲覧できなくなったあと、再度公開されたことを指摘し、次のように述べた。
「確かに、不法移民だった彼女(メラニア夫人)が、トランプとどういう接点があったのか?
なぜかメディアは、誰も気にしないんだけど、『あぁ、もしかしたら、そういうことなのかな』と思いますよね。
それだけじゃなく、なぜかそのファイルは、いったん引っ込められてしまって、大騒ぎになったらまた出した。
アメリカに長年住んでいる人によると、おめでたいはずのクリスマスイブのニュース番組の冒頭がこれで、その後もアメリカでは、ニュースの時間は、もう、ほとんどこれです。
それはそうですよね。現職の大統領が関係していたんですから」。
































