「警察の暴走とメディアスクラム、影に潜む米国への配慮ーPC遠隔操作事件の全貌に迫る!」~岩上安身によるインタビュー 第281回 ゲスト 佐藤博史弁護士 2013.3.4
※この特集ページは、5月20日午前に片山祐輔被告が一連の事件への関与を認めるより前に取材したものをまとめたものです。IWJは、今後の展開についても引き続き取材を継続します。
直接的な証拠がないにも関わらず、1年間も拘置所生活を余儀なくされていた、PC遠隔操作事件の片山祐輔被告が2014年3月5日、保釈された。2013年2月10日の逮捕から、10回の公判前整理手続を終え、翌年2月にようやく初公判が行なわれた末である。
PC遠隔操作事件とは、何者かがインターネットの掲示板を介し、他人のパソコンを遠隔操作して、2ちゃんねるなどに殺害、航空機へのテロ予告等を行なった事件である。
検察は間接的な証拠のみで片山氏の有罪を立証しようとしているが、佐藤博史主任弁護人は会見で、検察からの証拠が不十分であること、片山被告が無罪であることを重ねて主張している。
保釈されたからといって、片山氏の無罪が確定したわけではない。検察は強硬に片山氏の有罪を主張している。一体、検察はなぜここまで強引にこの事件にケリをつけようとしているのか。その背後にあるものは何なのか。IWJは今後も徹底的に張り付き、この事件の真相を追及していきたい。
MENU