「被疑者がC#を書けないという一点だけで、簡単にこの事件は崩れる」 第4回目の勾留理由開示へ ~PC遠隔操作事件 4回目の勾留理由開示公判後の記者会見 2013.5.28

記事公開日:2013.5.28取材地: 動画
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 片山祐輔被疑者が再逮捕されているPC遠隔操作事件が、第4回目の勾留理由開示を迎えた。片山被疑者は、伊勢神宮への爆破予告と、都内の携帯電話ショップへ「トラックで突っ込む」などの旨をインターネット掲示板へ書き込んだ疑いがあるとして、再逮捕されている。

 第一回公判前整理手続きが行われた5月22日、弁護側は、13行分の黒塗りされた2月10日付の検察官調書を開示するよう申し出た。それに対し、検察側は任意に開示することを発表。黒塗りされた部分には、プログラミング言語であるC#が、「他人が作ったプログラムのテスト作業を行うときに使ったことがあります」と書かれている。これに対し弁護側は、片山被疑者が、C#で書かれたプログラムを「読む」ことができるが、それを使ってプログラムを「書く」ことができない旨が録取されていないことを指摘。弁護側は5月27日付で、釈明命令申立書、類型証拠および主張関連証拠開示請求書を提出した。

 なお、片山被疑者は、勤めていた会社から、懲戒解雇されていたことが発覚。佐藤弁護士は、今回の事件が理由で片山被疑者が解雇されたわけではなく、経歴詐称を理由に懲戒解雇されたと弁明した。

 また、会見終盤に佐藤弁護士は、片山被疑者が留置場内で感情がコントロールできなくなることがあると述べている。片山被疑者が一度保護房(他者と隔離された部屋)へ入ったこと、苛立って、壁や床をドンドンと叩いてしまうことがあること、さらに佐藤弁護士は、「自殺することも考えてます、とも言っていた」と発言。片山被疑者が、精神的に追い込まれている様子がうかがえた。

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「「被疑者がC#を書けないという一点だけで、簡単にこの事件は崩れる」 第4回目の勾留理由開示へ ~PC遠隔操作事件 4回目の勾留理由開示公判後の記者会見」への1件のフィードバック

  1. あのねあのね より:

     電池の水没サインの件は結露と考えられます。ハードのサービスエンジニアレベルなら常識として連想できます。気温が高くて湿度が高い時期に電池を入れ防水機能の為に電池部分の湿気が抜けず、そのまま気温が低くなれば結露をするのは当たり前です。 

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