PC遠隔操作事件 片山容疑者弁護人・佐藤博史弁護士ぶら下がり会見 2013.3.5

記事公開日:2013.3.5取材地: 動画
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 パソコン遠隔操作事件で、3日に再逮捕された片山祐輔容疑者に対して、検察官による初めての取調べが5日行われ、脅迫まがいの取調べ実態が明らかになった。この日、担当弁護人である佐藤博史弁護士が、湾岸警察署の前で、記者団のぶら下がりに応じた。

■ハイライト

 当初の予定では、5日の午前10時から、犯罪事実について被疑者の言い分を聞く弁解録取が行われ、そのあとに取調べが行われることになっていた。しかし、片山容疑者は、録画・録音がされない状態での取調べを拒否し、弁解録取なら応じる、と検察官に伝えた。すると、その検察官は、弁解録取の手続きをしないまま、事件の説明をし始めたという。

 佐藤弁護士によると、検察官は「(片山容疑者を)十分有罪にすることができる、起訴できる」と述べたり、また、片山容疑者が江ノ島に行った際の服装を詳しく問い詰めたりするなど、弁解録取の名を借りた取調べを行った。さらに、最終的に検察官がまとめた弁解録取書は、片山容疑者に不利な書き方がされており、片山容疑者は、内容を変えるまでサインに応じなかったという。

 さらに片山容疑者は、検察官に対して、「(私を)起訴するのであれば、証拠を見せてください」と訴えると、検察は「一切見せられない」と答えたという。

 佐藤弁護士は「弁解録取の手続きはまったくなく、本人が精神的に参るような取り調べをやっている」と述べ、怒りを露わにした。そして、逮捕後から勾留請求までの間に違法行為が行われた場合、勾留が認められなくなることに言及し、「完全に検察は墓穴を掘ったと思います。もう許せない。徹底的に戦います」と語気を強めた。

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