PC遠隔操作事件の第10回公判前整理手続の報告が2月10日(月)、司法記者クラブで行なわれた。この2日後にあたる2月12日から、第一回公判が予定されている。
主任弁護人を務める佐藤博史弁護士は、検察官請求の証拠は637点であるとし、証人については、16人が弁護側と検察側で共通しており、その他検察官は3人、弁護側は4人を請求していると報告した。当初、約30名程度の証人が予定されていたが、絞りこまれた結果、この23人になっているという。
(IWJ・松井信篤)
特集 PC遠隔操作事件
PC遠隔操作事件の第10回公判前整理手続の報告が2月10日(月)、司法記者クラブで行なわれた。この2日後にあたる2月12日から、第一回公判が予定されている。
主任弁護人を務める佐藤博史弁護士は、検察官請求の証拠は637点であるとし、証人については、16人が弁護側と検察側で共通しており、その他検察官は3人、弁護側は4人を請求していると報告した。当初、約30名程度の証人が予定されていたが、絞りこまれた結果、この23人になっているという。
■ハイライト
片山祐輔被告が、うつ病であると診断されていることに対し、検察官は『それは適応障害』と見解が分かれている。これについて佐藤弁護士は、「いずれにしても精神的なことで治療を受けていた。検察官も否定していない」と述べ、片山被告の主治医を証人の一人として呼ぶことになった経緯を報告した。
片山被告の保釈の問題については、2月7日(金)に地裁へ保釈の請求を行なっており、10日に検察官の意見が戻ってきていて、公判が始まった段階で係属部に判断してもらうという。また、この日は、片山被告が2013年2月10日に逮捕されてから、ちょうど1年目にあたる日であり、『保釈だけはせめて認めてほしい』と、面会した際に片山被告が述べていたことが伝えられた。佐藤弁護士は、「私達としては、それは是非、実現したい」と述べた。