【第61号-62号】岩上安身のIWJ特報! 自民党「圧勝」という「新しい現実」〜有権者1割強の支持で改憲発議すら可能になった総選挙結果の「異様」 2012.12.21
民意と乖離した「異様な」選挙結果
2012年12月16日、衆議院議員総選挙の投開票が行われ、自民党が単独過半数を得て、第一党に返り咲いた。民主党は議席を230から57に大幅に減らし、約3年半におよぶ民主党政権は、その幕を下ろした。大手メディアは、一斉に「自民党圧勝」の報を出し、話題は今後の政策と、閣僚・党役員人事へと移っている。
しかし、本当に自民党は「圧勝」したのだろうか? 各種データをみてみると、今回の投票結果が、必ずしも民意を反映したものではない「異様」な選挙だったことが浮き彫りになってくる。