タグ: TPP・自由貿易協定
農薬大国・日本の現実 ネオニコチノイド系農薬で、発達障害が急増する!? ~岩上安身によるインタビュー 第528回 ゲスト 西尾正道氏、黒田洋一郎氏 2015.4.18
特集 TPP問題
※4月20日テキストを追加しました!
「日本は世界トップクラスの農薬大国である」――。この言葉には、多くの人々が疑問を持つかもしれない。なぜなら、あらゆる農作物について、「国内産のものは安全だ」という言説が、日本人の間で広範に流布されているからだ。
しかし、実はそうではない。OECDの調査によれば、単位面積あたりの農薬使用量は、米国やオーストラリアをおさえ、日本と韓国がダントツのトップなのである。
そして、この農薬使用量の多さと相関していると考えられるグラフがある。それが、発達障害の有病率を表したグラフだ。こちらも、日本と韓国がダントツのトップ。驚くべきことに、農薬の使用量と、発達障害の発生率は、関係している可能性が極めて高いのである。
万歳会長の突然の辞任劇は「TPP反対封じ」工作!? TPA法案提出、安倍総理の米議会演説の裏にある日米両政府の思惑を、山田正彦元農水相が岩上安身のインタビューで暴露!~岩上安身によるインタビュー 第527回 ゲスト 山田正彦氏 2015.4.17
特集 TPP問題
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米国で2015年4月16日、ついにTPA(大統領貿易促進権限)法案(※)が超党派により議会に提出された。日本のメディアは、「これでTPP交渉に弾み」などと煽っている。しかし、17日に岩上安身が緊急インタビューを行なった山田正彦元農水相は、「ある自民党幹部は『TPAは通る』と豪語しているが、実際はかなり難しい」と語る。
米国内では、かつてNAFTA(北米自由貿易協定)や米韓FTAなどで、製造業が安い賃金の海外へ移ってしまい、多くの労働者が職を失った。この教訓の恐怖から、労働組合が強硬にTPP反対を掲げ、米民主党に激しいロビイングを行なっているという。
TPP交渉差止・違憲訴訟の会が訴状素案の意見交換会を開催 TPPで基本的人権の根本が侵害されることを改めて強調、あらゆる点から憲法違反を提起 2015.4.6
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※4月7日テキストを追加しました!
山田正彦元農水大臣らが呼びかけ人となり発足した「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」は、2015年4月6日、衆議院第一議員会館で、訴状素案に関する意見交換会を開いた。
この会は、昨年2014年9月24日に、準備会設立の集会を開き、多くの入会・原告を募っていくことを確認。現在、会員数は、約3000人を超えて、そのうちの約1000人程が原告に参加している。
【岩上安身のツイ録】双子の赤ちゃんの出産費用と入院費用、計5000万円!? TPP入っちゃっていいんですか? 日本にも降りかかるであろう米国医療の恐怖の実態 2015.4.6
特集 TPP問題
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※4月6日の岩上安身の連投ツイートを再掲します。
ツィッターのDMに、アメリカ在住の方からメッセをいただいた。オバマケアが始まって、それまでと比べて段違い、医療保険のある生活っていいよね、それでも反発はあるのだけど、というブログ、よかったら読んでみて、と。http://t.co/vo1Epeik5Q
友人が双子の赤ちゃんを産んで、しばらく保育器に入っていて、その出産費用と入院費用の請求額が、な、なんと2480万円! 1人分で! 双子だから約5000万円! 保険に入っていたので62万ですんだというが、2人で100万円は超えている。
韓米FTA発効から3年 ISD条項で国の政策を萎縮させられている韓国の現実――日韓双方に共通する主食コメはTPPで守られるのか 2015.3.26
特集 TPP問題
※4月1日テキストを追加しました!
TPPを慎重に考える会・TPP阻止国民会議は2015年3月26日、「韓米FTA発効3年の評価と韓国のTPP推進への展望」と題する勉強会を衆議院議員会館で開いた。講演したのは、韓国の全国女性農民会連盟事務局長を務めるキム・ジョンヨル氏。
当初、講演予定だった韓米FTA阻止汎国民運動本部対策委員長・TPP対応汎国民対策会議チーム長のジュ・ジェジュン氏は、私事の理由により欠席となった。
市民のためのがん治療の会講演会「市民のためのがん医療とは何か」 2015.3.28
2015年3月28日(土)、千葉県習志野市のモリシアホールで、市民のためのがん治療の会講演会「市民のためのがん医療とは何か」が開催された。
【統一地方選挙・大注目の北海道知事選を考える】「原発再稼働」が争点に急浮上!TPPをめぐり異変も 〜与野党一騎打ちの行方は 2015.3.26
いよいよ、4年に1度の統一地方選が、2015年3月26日告示(4月12日投開票)の知事選挙から始まりました。今回、知事選は10道県で行われますが、与野党対決(自民対民主)の構図となるのは、北海道と大分県の2カ所のみです。この他、奈良県は現職知事と前生駒市長との接戦が予想されていますが、残りの7県(神奈川県、福井県、三重県、鳥取県、島根県、徳島県、福岡県)は、現職が極めて有利な情勢です。
そして、結果の見えないダントツの大激戦が予想されるのが、北海道です。
「戦争はしない国だと思っていた」――日比谷野音、国会前に1万4000人もの市民が集結〜「民主主義を取り戻せ!安倍政権NO!大行動」参加者インタビュー 2015.3.22
「何より許せないのは、閣議決定で何でも決めていく。安倍政権の、この独善性。マルチイシューではなく、『安倍政権NO』というシングルイシューを結集軸に、今日、多くのみなさんが集まった。今後の大衆運動を盛り上げるための、呼び水になる行動にしていきたい」
「シングルイシューではもう済まない」憲法改正・原発・集団的自衛権・沖縄米軍基地など11イシューが初の一斉行動〜「安倍政権にNO!☆大行動」記者会見 2015.3.16
「『打倒』という言葉は強すぎだと思っていたが、安倍政権が目指している国家のビジョンに対し、僕らは明確に、NOという声をあげなければいけない」
3月22日、霞ヶ関で行われる、安倍政権に「NO」を唱える大行動に、これまで個別に運動してきた11のイシューが勢揃いする。
TPPで知財の米国化を許していいのか!? 「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」に懸念 ~津田大介・平田オリザ氏らが緊急声明 2015.3.13
特集 TPP問題
※3月16日テキストを追加しました!
「2013年度、米国は、著作権と特許の使用料だけで10.9兆円の驚異的な黒字。知財条項を最重要のテーマに位置づけている」
約10年前から著作権の保護期間延長など、知的財産をめぐる問題について継承を鳴らしてきたジャーナリストの津田大介氏ら「TPPの知的財産権と透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)が3月13日、都内で記者会見を開き、TPPでの知財条項の交渉内容の公開と、「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」など、各国の利害対立が大きい条項を妥結案から除外するよう求める緊急声明を発表。同日朝、メンバーらは西村康稔内閣府副大臣に声明を提出した。
【辞任で「幕引き」はかる西川前農水相】「今の農家は潰していい」と言い放った西川氏、TPPをたてにした「増収賄」の可能性も 農政を「食い物」にしてきた過去 2015.3.9
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※狭心症の発作に倒れ2週間休みをとっていた岩上安身が、おそるおそる仕事復帰しました。
本稿は文責として岩上がリライトを施しました。(3月9日)
前編はこちら
西川公也前農水相が、国から補助金を受けていた「精糖工業会」の関連企業を通して献金を受けていた問題は、政治資金規正法上の問題のほかに、増収賄の可能性も指摘されている。それも、TPPの圧力を利用した、悪質なものだ。
「米国と同じ土俵に上がる必要はない。胸を張って日本の農業を守って」──岩上安身がJA栗っこで講演、米国のグローバル資本主義に警鐘「農家の皆さんは、このままでは農業をやめざるをえなくなる」 2015.2.14
特集 TPP問題
「アメリカの開拓者らは、非キリスト教徒で、有色人種で、西欧文明に感化されていないアメリカン・ネイティブを、同じ人間として見ることなく土地を奪った。今度は、それを日本でやろうとしている」──。
岩上安身は、米国や豪州の大規模農業は、先住民族の土地を略奪して成立したものであり、「そんなものと同じ土俵で戦う必要はまったくない」とし、日本の農業者は誇りを持って、自分たちの農業を守ってもらいたいと訴えた。
2015年2月14日、宮城県栗原市の栗っこ農業組合(JA栗っこ)の招きで、IWJ代表の岩上安身が講演を行った。TPP交渉が大詰めを迎えている現在の状況、JAに対する安倍政権の冷淡な対応、日本の農業への影響などを語った岩上安身は、アメリカのグローバリズムの危険性を説き、「米国は、TPPで日本の農業を完全に解体しようとしている」と強調した。
「JAは、何回だまされるんですか?」 IWJ代表・岩上安身がJA関係者へ講演 ~「安倍政権の本質 ―グローバリズムの脅威」 とは 2014.7.17
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現職の西川公也農水相は過去、山田正彦元農水相に対して「今の農家は潰していい。これからの農業は家族ではなく、株式会社がやればいい」と発言したという。自民党を支持してきた農家がなぜ今、安倍政権によって「殺され」ようとしているのか——。
2月22日に会員限定配信いたしました。ご視聴、ありがとうございました。サポート会員の方は、お見逃しでも当記事からいつでもご覧いただけます。是非、ご覧ください!
農協改革の政府案をのんだJA全中だが、これからも農家への「攻撃」は続く。一体それはなぜなのか? 講演では、今世界で起きている様々な事象を紐解き、その謎の答えを明らかにしています。ぜひ、会員となってご覧下さい!
なぜ、JAは解体されようとしているのか──。岩上安身は、このように問いかけ、「衆院選でも参院選でもJAは安倍政権を応援したのに、その安倍政権に殺される。その理由は、安倍政権を分析してもわからない。なぜなら、JA解体の意思はワシントンD.C.、ウォール街にあるからだ」と語った。
「内部被曝の影響は、これから出てくる」 放射線治療の第一人者が語る、被曝問題の隠された真実~岩上安身によるインタビュー 第517回 ゲスト 西尾正道氏 第一弾 2015.2.19
北海道がんセンター名誉院長で、臨床医として約40年もの間、放射線治療に携わってきた西尾正道氏は、3.11後、全国各地で内部被曝の危険性を訴える講演活動を行っている。また、ボランティアで福島県内にも入り、甲状腺の検診も行っている。
放射線による健康被害は、外部被曝ばかりが問題視される傾向にある。しかし、西尾氏によれば、より深刻なのは、放射線を体内に取り込む内部被曝なのだという。また、政府はICRP(国際放射線防護委員会)の基準をもとに、年間の被曝線量の上限を20ミリシーベルトと規定しているが、西尾氏によれば、ICRPの認識には誤りが多いのだという。
2011年3月11日の福島第一原発事故から、まもなく4年。西尾氏は、「内部被曝による健康被害は、これから出てくる」と語る。内部被曝が人体にもたらす影響について、長年にわたり放射線治療を行ってきた第一人者に2015年2月19日、岩上安身が話を聞いた。
政府が掲げた農協改革による「農業所得倍増」はTPP交渉反対の口封じか――万歳章JA会長、ICA(国際協同組合同盟)会長らが会見 2015.2.12
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※2月19日テキストを追加しました!
「農協改革が農業所得の増加にどうしてつながっていくのか、説明が足りていない状況です」
5月に予定されている、日米首脳会談前に政府が狙う環太平洋連携協定(TPP)の合意。TPPへの反対を主張する全国農業協同組合中央会(JA全中)の影響力を削ぐ農協改革が進んでいる。2月9日には、安倍政権が提示した体制を見直す改革案を受け入れたJA全中は、各都道府県にある中央会を存続させるなどの妥協点を残すことには成功したものの、事実上の組織解体が始まったことになる。
「2015年前半にTPP交渉妥結を描く米国」──世界の庶民が踏み台になる「自由貿易」ならぬ「強制貿易」の実態 ~内田聖子氏、岩月浩二弁護士らが警鐘 2014.12.7
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※ 2月13日テキスト追加しました!
「米国の財界は『TPP交渉は妥結するもの』と考えており、妥結を前提に具体的なグローバル戦略を練っている。彼らにとって交渉の頓挫はあり得ない」──。
日本が参加する以前から、TPP交渉のリアルな現場を見てきた、アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長の内田聖子氏は、2014年12月7日、三重県津市で行われたシンポジウム「暮らしがかわる!? TPPの真実」の講演でこのように語り、米国は2015年前半での交渉妥結を念頭に置いており、交渉が停滞していても決して楽観視はできないことを示唆した。
「今、行われているのは農家の安楽死、いや、虐殺です」──窮地に追い込まれた日本の農業、生き残りをかけた「民衆の農業」とは?~岩上安身によるインタビュー 第516回 ゲスト 農業ジャーナリスト大野和興氏 2015.2.8
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※3月6日テキストを追加しました!
「日本の農業は、崖っぷち」──。岩上安身が口にした言葉に、農業ジャーナリストの大野和興氏は、「もう、この先の見通しがつかない」と応じた。
2015年2月8日、岩上安身は、日刊『ベリタ』編集長の大野和興氏にインタビューを行なった。大野氏は、安倍政権が進める農協の解体について、「農家はもういらない、という意味だ。大資本が農業に参入できるように、地ならしをしている。農地法の番人だった農業委員会の権限は、首長に移す。ひどいことが起きようとしている」と危機感をあらわにした。
岩上安身は、第2次安倍政権になってから米価が3割も暴落していることに驚き、「これから農家は借金を抱えて倒産させられる。自民党は、民主党から政権を奪い返す時にさんざん利用したJAや農家を弱らせて殺す。なぜ、こんな残酷なことができるのだろうか」と嘆息した。
「ISD条項のほかにも、TPPにはサーティフィケーション(承認手続き)という悪玉が隠されている」~ジェーン・ケルシー教授が米国の手口を明かす 2015.1.24
特集 TPP問題
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉のカギは、日米協議にあると言われる。農業と自動車の分野で日米の交渉団が歩み寄れば、早期妥結も可能との見方は有力で、米民主党政権は、2016年の大統領選に向けてTPP交渉の妥結をアピールする腹づもりだ、との指摘もある。
だが、2015年1月24日、東京都内で講演したオークランド大学教授で貿易交渉問題に明るいジェーン・ケルシー氏は、オバマ大統領がTPP早期妥結の手柄を立てるのは難しい、と占う。また、たとえ日本に配慮した形で合意がなされたとしても、米国は、あとになって平気で前言をひるがえすような理不尽を強いてくるだろう、とも述べた。
国際アジア共同体学会 2014年度秋季研究大会「APEC北京以後のアジアと日本の針路」 ―TPPからRCEP(東アジア地域包括的経済連携)へのシナリオをどう描くのかー 2014.11.29
11月29日(土)、東京都新宿区の桜美林大学四谷キャンパスにて、弊学会、桜美林大学北東アジア総研、日本ビジネスインテリジェンス協会共催による「国際アジア共同体学会 2014年度秋季研究大会『APEC北京以後のアジアと日本の針路』 ―TPPからRCEP(東アジア地域包括的経済連携)へのシナリオをどう描くのかー」が行われた。