「『打倒』という言葉は強すぎだと思っていたが、安倍政権が目指している国家のビジョンに対し、僕らは明確に、NOという声をあげなければいけない」
3月22日、霞ヶ関で行われる、安倍政権に「NO」を唱える大行動に、これまで個別に運動してきた11のイシューが勢揃いする。
13時から日比谷野音で集会が行われるほか、14時からは請願デモと国会大包囲のため、「安倍政権NO!」の声をあげる市民が、国会周辺に流れ出す。用意されるエリアは、官邸前、国会正面前、国会図書館前エリアの3つ。国会包囲の完了時には、参加者全員で共通のコールとプラカードを掲げ、一体感を演出する予定だという。
- 日時 2015年3月16日(月) 14:00~
- 場所 衆議院第一議員会館(東京都千代田区)
「安倍政権を何とかしないといけない」というワンイシュー
2011年の福島原発事故以降、国会周辺では「原発反対」を皮切りに、特定秘密保護法、憲法改正、集団的自衛権、沖縄基地問題など、個別のテーマに反対する抗議行動が、1つのスタイルとして定着してきた。しかし、今回、ばらばらのイシューが「安倍政権NO!大行動」のために集結し、国会を包囲する。共通するのは、「安倍政権を何とかしないといけない」という一つの思いだ。
反原発という1つのテーマにこだわって、今もなお、官邸前と国会前で反原発を訴える「首都圏反原発連合」のミサオ・レッドウルフ氏は、大行動の事務局メンバーの一人でもある。IWJは、今回、反原連がマルチイシューに踏み切った理由とその意義を聞いた。
▲「大行動の構想は昨年5月からあった」ミサオ・レッドウルフ氏(反原連)
「2012年夏、脱原発というワンイシューで、10万人単位の市民が官邸前に大結集した姿が可視化された。これは、明らかに政府を動かし、『2030年代原発ゼロ』を決めさせた。今回は、マルチイシューと言うよりも、安倍政権にNOを唱える、シングルイシューだととらえている」
元SASPL「はじめて、こういう行動に参加したいと思った」
▲元SASPLの奥田愛基氏。SASPLは「特定秘密保護法」「沖縄米軍基地」で参加する
「原発」という個別の問題で声をあげていた2012年の運動と今回の大行動は何が違うのか。官邸前抗議の見守り弁護団の1人であり、大行動当日は、「憲法」のイシューでスピーチにも立つ、神原元弁護士が説明。特定秘密保護法に反対してきた元SASPLのメンバー、奥田愛基氏も、初めての団体行動への参加について思いを語った。
「シングルイシューではもう済まない」憲法改正・原発・集団的自衛権・沖縄米軍基地など11イシューが初の一斉行動〜「安倍政権にNO!☆大行動」記者会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/239325 … @iwakamiyasumi
垣根を越えた想いがある、それは全て「命」に繋がっている。
https://twitter.com/55kurosuke/status/577737893982031872