西川公也農水大臣は1月13日(火)に定例会見を行ない、佐賀県知事選の結果や、農協の監査制度、14日から事務レベルでの協議が開かれるTPPについてコメントした。IWJは、翁長雄志沖縄県知事との面会を農水省側が断ったことについて質問。今後、面会の要請があれば応じる意思があるのかを聞いた。
(IWJ・松井信篤)
西川公也農水大臣は1月13日(火)に定例会見を行ない、佐賀県知事選の結果や、農協の監査制度、14日から事務レベルでの協議が開かれるTPPについてコメントした。IWJは、翁長雄志沖縄県知事との面会を農水省側が断ったことについて質問。今後、面会の要請があれば応じる意思があるのかを聞いた。
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沖縄のサトウキビ関連の交付金に関して、西川農水相との面会を翁長知事が求めていたが、7日、農水省は日程を理由に面会を断っている。しかし、同日にJA沖縄中央会長や西銘恒三郎衆議院議員ら地元自民党議員らの要請行動には応じている。また、例年行なわれている要請行動では、これまで仲井真弘多前知事が同席していた。
この日の会見でIWJは、翁長知事の面会を断った理由と、今後、面会を要請された場合、翁長知事と面会する意思があるかを質問。西川農水相は次のように回答した。
「今後、面会の要請があって時間の調整がつくという事であれば、お受けをいたします。7日の件については、日程が非常に混んでいました。調整が不十分に終わった。これも事実であります。西銘総務副大臣は閣内の一人ではありますし、できるだけ短時間でと了解をいただいたのでお会いして要請を受けた。
沖縄県知事の要請についても、省としては受け止めました。十分対応したつもりでおりますし、ご要請については十分達成されたと、こういうことでありますが、この日は非常に日程が立てこんでいたので、ご了解をいただければと思います」
11日の佐賀県知事選で、自民党が支援した樋渡啓祐氏が農協系が支援する山口祥義氏に敗れた。農協改革を行なおうとする西川農水相は、この結果に対して「私どもは農家の所得向上。農村漁村の賑わいを取り戻す。こういう意味で総合的な改革をやる。昨年(2014年)6月に与党と政府で取り決めをした新たな制度に向かっていく方針に変わりはない」と回答。
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