「手をあげていないのにがれき補助金」問題――環境省が意図的に復興予算の流用をはかった疑い ~国会議員と調査チームによる、石原環境相への国会質問と会計検査院への調査要請後の緊急記者会見 2013.6.11

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 大阪府堺市が、がれき受け入れを「表明すらしていない」のに、環境省と大阪府が一方的に復興予算(がれきの広域化の補助金)86億円を支給した疑い、いわゆる「手をあげていないのに交付金」問題について、環境省と大阪府による復興予算の意図的な流用の疑いが出ている。6月11日、みどりの風・平山誠議員が、参議院の環境委員会で、石原伸晃環境大臣にこの件について質問した。その後、環境ジャーナリストの青木泰氏ら調査チームとともに、会計検査院に調査を要請。午後2時15分より、参議院議員会館で緊急記者会見を行った。


がれきの広域化は不要な予算のバラマキだった!? ――次々明らかになる復興資金の流用と、福島で広がる高濃度放射性廃棄物処理の実態 ~院内集会「がれき広域化責任追及と被災地2次被曝阻止」 2013.6.3

記事公開日:2013.6.3取材地: テキスト動画

 「手をあげただけで補助金」――がれきの受け入れを「検討」しただけで復興資金から補助金が支給されている実態が、大手メディアの報道などにより、いま次々と明らかになっている。しかし、「手をあげていない」のにもかかわらず、環境省が、自治体へ一方的に復興補助金を支給した疑いさえ出ている。

 6月3日(月)、13時より参議院議員会館で行われた院内集会で、大阪府堺市の復興補助金受け入れをめぐる疑惑が、有志の調査メンバーにより報告された。堺市はがれきの受け入れを検討すらしていないのに、国から復興補助金を受け取ったとして、批判の的となっている。しかし、今回調査メンバーが、堺市への情報開示請求により入手した、堺市と環境省とのメールのやり取りを見ると、実態は全く別の様相を呈していた。


震災がれきの広域処理に関する公金支出の差し止めを求める再度の住民監査請求と外部監査人請求の提出、および、それに伴う記者会見 2013.5.30

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 2013年5月30日(木)午後、大阪市庁と大阪府庁で、震災がれきの広域処理に関する公金支出の差し止めを求める、住民監査請求が行われた。震災がれきの広域処理の必要性を示す情報の開示が、いつまでもなされないことに、下地真樹氏ら請求人の怒りは高まるばかりであった。請求手続き終了後に開かれた記者会見では、これまでの自治体の不誠実な対応が明らかにされた。


がれき処理の必要量減少は「精査の結果」に疑問 ~神奈川県広域がれき、漁網に関する県交渉後の記者会見 2013.5.14

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 2013年5月14日(火)、神奈川県横浜市中区の神奈川県庁で「がれき広域処理に反対する会の県交渉と記者会見」が行われた。岩手県の震災がれきや漁網を受け入れる神奈川県の計画に反対している、がれき広域処理に反対する会は、2012年8月から月に1回ぐらいの頻度で、神奈川県と交渉の場を持ってきた。


大阪ガレキ広域処理差し止め裁判 第一回法廷後の報告集会 2013.5.13

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 2013年5月13日(月)、大阪市北区の大阪弁護士会館で、「大阪ガレキ広域処理差し止め裁判 第一回法廷後の報告集会」で行われた。


【IWJブログ】「フェアな議論のバトルの場を設けて連携することも必要」TPP推進のみんなの党との政策協定について言及~岩上安身による谷岡郁子議員インタビュー 2013.5.9

記事公開日:2013.5.9 テキスト動画

特集 TPP問題

 「今は、野党同士でケンカをしている場合ではない。昔の政治家のように裏で握手して物事を進めるのではなく、他の政党も呼び込んで、さまざまな選択肢をオープンに示していきたい。公に意見をバトルさせる場を作って、新しい政治の形を提示できれば」。

 みどりの風代表の谷岡郁子(たにおかくにこ)代表は、2013年3月7日(木)、岩上安身のインタビューでこのように発言。TPPを巡り、立場が反対であるみんなの党との連携について、開かれた議論の場を持っていくとの方針を示した。


瓦礫広域処理問題に関する住民監査再請求の記者会見 2013.4.25

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 2013年4月25日(木)、岩手県盛岡市の岩手県庁記者クラブで、瓦礫広域処理問題に関する住民監査再請求の記者会見が開かれた。


危険な放射能拡散政策を被災地とともに考える 4・14全国シンポジウム 2013.4.14

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 2013年4月14日(日)、大阪市のエルおおさかで「危険な放射能拡散政策を被災地とともに考える 4・14全国シンポジウム」が行われた。


石巻からの手紙 311を忘れない―震災被害の現場報告・震災のその後のお話会 君にとどけ~FLY TO YOU~ 2013.4.11

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 2013年4月11日(木)19時から、長野県茅野市かんてんぐらにて「石巻からの手紙 311を忘れない―震災被害の現場報告・震災のその後のお話会 君にとどけ~FLY TO YOU~」が開催された。石巻に住んでいた植松千枝子氏による震災当日の体験談と、震災直後から石巻に入り、支援を続けている、め組ジャパンの橋之口みゆき氏による詳細な現場報告が行なわれた。


記者会見「(再)住民監査請求の報告」 2013.3.28

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 2013年3月28日(木)、大阪市中央区のエル・おおさかで、記者会見「(再)住民監査請求の報告」が開かれた。


講演会「岩手県の状況から見た大阪のガレキ受け入れ問題」と「(再)住民監査請求について」 2013.3.27

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 2013年3月27日(水)19時から、大阪市中央区のエル・おおさかで「講演会『岩手県の状況から見た大阪のガレキ受け入れ問題』と『(再)住民監査請求について』」が行われた。がれき広域処理の概略、自治体のがれき処理の手続きの仕組み、住民監査請求の主旨、大阪府・市への監査請求の内容、岩手県のがれきを受け入れる大阪、富山、秋田県の実状などを、青木泰氏がレクチャーした。また、大阪府・市に対する「震災がれきの広域処理に関する違法な公金支出の差し止めを求める監査請求」が却下されたことについて、下地真樹氏が説明し、再度の住民監査請求を呼びかけた。


塙町バイオマス発電と鮫川村焼却炉建設計画に見る「放射能ゴミの行方と私たちの未来」 青木泰氏講演 2013.3.17

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 2013年3月17日(日)13時から、福島県塙町の塙町公民館において青木泰氏講演「塙町バイオマス発電と鮫川村焼却炉建設計画に見る『放射能ゴミの行方と私たちの未来』」が行われた。講演の中では、住民に対する十分な説明もないままに、建設計画を進めようとした行政の問題点や、バイオマス発電の実態などが語られた。


みどりの風・亀井静香氏「自然の防潮堤を国家プロジェクトにしなくては」-第2回 3月11日 日本人の原点『祈りの日』式典 2013.3.11

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 震災から2年たつ11日、明治記念館では「第2回3月11日日本人の原点『祈りの日』式典」が行われた。


「世界で唯一の防波堤林、がれきを活かした鎮守の森を作ろう!」~岩上安身によるインタビュー 第286回 ゲスト 宮脇昭氏 2013.3.5

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特集 3.11

 「本物の森、『鎮守の森』が日本を、地球を救う」と、60年間で4千万本の木を植え続けてきた、宮脇昭氏(地球環境戦略研究機関国際生態学センター長)はインタビューで語った。森作りのスペシャリストである宮脇氏は、自身の長年の研究と実践を活かし、「日本人と鎮守の森ー東日本大震災の防潮堤林についてー」と題した、命を守る森作りについて解説。「何があっても日本の国土と国民の命を守るために、三陸海岸の南北300キロに渡って本物の森を作り、さらにそれを日本全土、アジア、世界に発信するためにがんばります」と意気込みを語った。そして、三陸海岸を出発点として始まろうとしている「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」を、国家プロジェクトとして、国民運動を通じ日本全体が命の森に囲まれるよう、「一人ひとりが木を育み、皆で共に植え続けていきましょう」、と呼びかけた。


広瀬隆&山本太郎が北九州市で痛烈トーク ~さよなら原発!3・10北九州集会 2013.3.10

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 2013年3月10日(日)、北九州市小倉北区の勝山公園で「さよなら原発!3.10 北九州集会」が行われた。北九州市周辺では、九州電力の玄海原発(佐賀県)と四国電力の伊方原発(愛媛県)が、早ければ7月にも再稼働が模索されている。共に、北九州から約100kmの距離に位置するが、福島第一原発事故級の大事故が起これば、甚大な被害は免れない。


富山ガレキ阻止大会~ ゲスト 山本太郎氏、環境ジャーナリスト 青木泰氏、阪南大学 准教授下地真樹氏など 2013.3.3

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 2013年3月3日(日)、富山市の富山県民共生センター「サンフォルテ」において「富山ガレキ阻止大会」が開かれた。


阪南大学 下地真樹先生・環境ジャーナリスト 青木泰氏による瓦礫広域処理問題学習会 2013.2.25

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 2013年2月25日(月)18時より、岩手県盛岡市のいわて県民情報交流センター、アイーナで、「阪南大学 下地真樹先生・環境ジャーナリスト 青木泰氏による瓦礫広域処理問題学習会」が行われた。青木氏は、環境省が行ってきた瓦礫の広域処理について、その経緯や真相、住民監査請求について報告した。下地氏は「岩手も放射能に汚染されている。損害賠償や補償を請求するべきだ」と話し、大阪での住民監査請求について、具体的な方法などを説明した。

※電波不良のため、一部見づらい場面がございます。何卒ご了承ください。


「環境省は自分の話に乗っただけ、環境省に責任はない」と政府をかばう福島県鮫川村村長、1kg8000ベクレルを超えの高濃度焼却施設建設は見直さず ~大樂勝弘鮫川村長インタビュー 2013.2.14

記事公開日:2013.2.24取材地: テキスト動画独自

※2月24日、インタビュー記事を更新しました。

 大手メディアも報じない、地元福島の住民もほとんど知らないうちに、とてつもない施設が福島県内につくられようとしている。福島県いわき市の西側に隣接する人口4000人の鮫川村に、1キロあたり8000ベクレルを超える「高濃度」の放射性廃棄物の焼却施設がにわかに作られようとしているのだ。大手マスコミも、地元メディアも、独立系メディアも、ほとんど取り上げようとしない。IWJはひとり問題が発生した時から追い続けてきた。この施設の建設をめぐって、近隣自治体を巻き込んで反対運動が巻き起こっているのは、以前ブログ記事で報じたとおりである。(岩上安身)

 2013年2月14日、IWJは鮫川村役場を訪れ、大樂勝弘鮫川村長へインタビューを行った。村長は、近隣住民の不安に理解を示しつつも、建設事業の見直しはしない意向を示し、「一部の反対派をいかに説得していくかが私の役割」と断言した。


木質バイオマス発電施設建設 塙町住民説明会 2013.2.21

記事公開日:2013.2.21取材地: テキスト

 2013年2月21日(木)18時30分から、福島県東白川郡の塙町公民館で、「木質バイオマス発電施設建設 塙町住民説明会」が行われた。塙町の行政担当者による、木質バイオマス発電所施設の誘致と施設の概要についての説明が行われた。木質バイオマス発電とは、間伐材や樹皮、建築廃材などを燃やして発電する火力発電の一種である。福島県内から集めた樹木などを焼却するという計画に、住民からは放射性物質への不安の声が上がった。


有識者による「大阪での震災廃棄物処理の即時中止要望書」提出についての記者会見 2013.2.20

記事公開日:2013.2.20取材地: テキスト動画

 2013年2月20日(水)10時から、大阪市北区中之島の中央公会堂にて「有識者による『大阪での震災廃棄物処理の即時中止要望書』提出についての記者会見」が行なわれた。公害問題や環境問題、生物学などの専門家が、学識的な観点から、震災廃棄物処理の即時中止を求める要望書を大阪市と大阪府に提出し、記者会見で震災瓦礫の広域処理の危険性を訴えた。