「本物の森、『鎮守の森』が日本を、地球を救う」と、60年間で4千万本の木を植え続けてきた、宮脇昭氏(地球環境戦略研究機関国際生態学センター長)はインタビューで語った。森作りのスペシャリストである宮脇氏は、自身の長年の研究と実践を活かし、「日本人と鎮守の森ー東日本大震災の防潮堤林についてー」と題した、命を守る森作りについて解説。「何があっても日本の国土と国民の命を守るために、三陸海岸の南北300キロに渡って本物の森を作り、さらにそれを日本全土、アジア、世界に発信するためにがんばります」と意気込みを語った。そして、三陸海岸を出発点として始まろうとしている「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」を、国家プロジェクトとして、国民運動を通じ日本全体が命の森に囲まれるよう、「一人ひとりが木を育み、皆で共に植え続けていきましょう」、と呼びかけた。
この、宮脇 昭先生の対談本があります。「次世代への伝言」宮脇 昭・池田 武邦{自然の本質と人間の生き方を語る}地湧社刊 です。
この著書の帯を記しますと・・{戦後ドイツに渡り植生を学んだ後、その土地にあった植物を混成植樹することで世界中の森を再生してきた植物学者。戦後高層ビルを次々に手がけるも、自然と共生する住まいの大切さに気づき、経済効率に妥協せず、建設設計を通じて自然と人間の融和を説く超高層建築家。それぞれに切り開いてきた道に共通する自然観、人間観、そして生き方観から、近代合理主義の呪縛を解く鍵がみえてくる}以上です。
伊勢湾台風から50年という年の新聞で、
災害瓦礫を埋め込んだ丘が公園&避難場所にもなっていると知った。
横浜の港の見える丘公園は、関東大震災の瓦礫を埋めた場所だということも知った。
震災後の大量瓦礫は、土台にして高台移転用地造りで出る土砂で覆えば倍の土地ができると思った。
宮脇さんがコンクリートではなく「緑の堤防」を提唱されて、推進母体もできて
日本が大きく変わる一歩だと感じている。
「直根、深根」の椎、椨、白樫、藪椿、災害に強い本物の森づくり、
地盤を固め火事など災害にも強いまちづくりを全国で進めていきましょう!
無性に宮脇先生のお話が聴きたくなり、再視聴しました。
宮脇先生は鎮守の森そのものが語っているようです。
今年の伊豆大島の台風被害を振り返っても、日本全国のどこにでも鎮守の森が必要なのだと思いました。
山津波の被害も減災できる。
原発跡地はすべて鎮守の森になればいいのに。
私が今まで参加した植林プロジェクトは、間伐と下草刈りの作業ばかりでした。
次こそは、鎮守の森づくりに参加したいと思います。