伝統的ユダヤ教の絶対的平和主義から逸脱した”軍事国家”イスラエル ~岩上安身によるインタビュー 第365回 ゲスト モントリオール大学教授・ヤコブ・M・ラブキン氏 2013.10.23

記事公開日:2013.10.23取材地: テキスト動画独自

特集 中東|特集 戦争の代償と歴史認識
※全文文字起こしを掲載しました(2014年1月9日)

 カナダのモントリオール大学教授(歴史学)で、『トーラーの名において』(平凡社)『イスラエルとは何か』(平凡社新書)などの著書で知られるヤコヴ・M・ラブキン氏が来日。ユダヤ教徒でありながら、パレスチナの地にユダヤ人の祖国建設を目指す「シオニズム」運動を批判するラブキン氏に、10月23日、岩上安身がインタビューした。通訳を務めたのは、東京理科大学教授の菅野賢治氏。


【IWJブログ】 歪められたユダヤ教――「人工国家」イスラエルと米国の拡張主義~岩上安身による東京理科大学教授・菅野賢治氏インタビュー

記事公開日:2013.10.11 テキスト

 今年の8月21日、シリアの首都ダマスカス郊外で化学兵器が使用されたとされる「惨劇」以降、急激に可能性が高まっていた米国によるシリアへの軍事介入は、化学兵器の国際管理というロシアの提案が受け入れられ、一時的に回避されることになった。9月14日のことである。


「人工国家」イスラエルの真実――シオニストの植民地主義と伝統的ユダヤ教徒の絶対的平和主義 ~岩上安身によるインタビュー 第358回 ゲスト 菅野賢治氏 2013.10.7

記事公開日:2013.10.7取材地: テキスト動画独自

 中東一の軍事国家、イスラエル。ヨーロッパ各地に離散していたユダヤ人が、1948年、聖地エルサレムのあるパレスティナの土地に帰還してイスラエルを建国して以降、エジプト、イラン、シリアといったイスラム国と対立してきた。米国を中心とする西側諸国は、イスラエルに対して軍事援助を行い、核兵器の保有さえも黙認してきた。

 なぜ、イスラエルはこれほどまでの軍事大国になったのか。そして、ナチス・ドイツによるホロコーストやロシアによるポグロムといった惨劇を経験しながら、周囲のイスラム国に対して攻撃を仕掛けるのはなぜなのか。


イスラエル・パレスチナ問題からエジプトの騒乱まで、中東問題を語りつくす 〜岩上安身によるインタビュー 第332回 ゲスト 高橋和夫氏 2013.8.16

記事公開日:2013.8.16取材地: テキスト動画独自

特集 中東
※全文文字起こしを掲載しました(2013年9月19日)

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 国際政治学者で、放送大学教授でもある高橋和夫氏が16日、岩上安身のインタビューに応え、エジプト全土に広がっているデモをはじめとして、イスラエル・パレスチナ問題やシリア情勢について、さらにはイランの核開発やクルド人の問題など、中東が抱える諸問題について、幅広い視点から解説を行った。


パレスチナ出身クムスィーヤ氏「人権を守りイスラエルに対する非暴力的抵抗を」 ~公開講演会「イスラエルの占領政策―非暴力で闘うパレスチナの人々」 2013.8.14

記事公開日:2013.8.14取材地: 動画

特集 中東

 「運がよく、私の村は190軒のみの半壊、または全壊で済んだ」

 パレスチナ出身のマーゼン・クムスィーヤ氏は、14日、JICA地球ひろばで行われた、「イスラエルの占領政策―非暴力で闘うパレスチナの人々」と題した講演会で、自身の村の現状をこう語った。「アル・ジスル-日本とパレスチナを結ぶ(略称JSR)」主催で開かれた講演会では、パレスチナ人であるクムスィーヤ氏が語るパレスチナの現状に、40人ほどの参加者らが耳を傾けた。


[スタッフの寸評紹介]安斎さや香のチェリー・ボム!~私が見てきたシリアと内戦の背景(IWJウィークリー8号より) 2013.6.26

記事公開日:2013.6.26 テキスト動画

特集 中東

<IWJの視点>安斎さや香のチェリー・ボム! ~6月21日(木)

 「中東」と聞くと、危険なイメージを抱く人が多い。そんな土地を、私は女一人で旅したことがある。

 6年前の3月、私はヨルダン、イスラエル、シリア、レバノンの地を歩いていた。イスラエルがレバノンを空爆して、半年が経った頃のことだ。


「どの国にもトルコを不安定化させるに足る充分な動機があった」~ 岩上安身によるインタビュー 第311回 ゲスト 同志社大学大学院グローバルスタディー研究科長・同教授 内藤正典氏 2013.6.25

記事公開日:2013.6.25取材地: テキスト動画独自

特集 中東
※ 全文文字起こしを掲載しました(2013年7月5日)

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 先日トルコから帰国された同志社大学大学院教授・内藤正典氏に25日、岩上安身がインタビューを行い、トルコ騒乱の背景やシリア内戦の動向、イランやイスラエル、米国などを含む周辺諸国の国際情勢について、幅広くお話をうかがった。


武器輸出三原則で、院内集会「F35はイスラエルも導入予定。部品輸出は、中東諸国での日本の地位を危うくする」―F35の共同生産など武器輸出3原則の骨抜きにSTOPを! 2013.3.21

記事公開日:2013.3.21取材地: テキスト動画

特集 中東

 「これだけはやってはいけない、というのが今回の決定です」。中東現代史の研究者である栗田禎子教授(千葉大)は、日本のF35開発への関与についてこう語った。

 安倍政権は、戦闘機F35の自衛隊導入を決めている。米国を中心とした9カ国での共同開発にも参入し、日本企業が製造した部品は今後、世界に輸出されることになる。これは武器輸出三原則に反しないのか。


イスラエルの平和運動は今―アダム・ケラー講演会 2013.1.15

記事公開日:2013.1.15取材地: テキスト動画

特集 中東

 2013年1月15日(火)18時30分より、東京都千代田区の明治大学リバティタワー16階 1166号教室で、「イスラエルの平和運動は今―アダム・ケラー講演会」が行われた。平和活動家で、イスラエルの平和団体グーシュ・シャロームの創設メンバーであるアダム・ケラー氏が、イスラエル、パレスチナの歴史と現状を説明し、問題解決に向けた自らの活動について語った。


「STOP!! ガザ攻撃」11.25緊急集会 停戦後も占領とガザ封鎖は続いている 2012.11.25

記事公開日:2012.11.25取材地: テキスト動画

特集 中東

 2012年11月25日(日)、東京都文京区の文京区民センターで、「『STOP!! ガザ攻撃』11.25緊急集会 停戦後も占領とガザ封鎖は続いている」が行われた。ゲストスピーカーは、弁護士でヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子さん、一橋大学教員の鵜飼哲さん、東京新聞デスクの田原牧さん、アル・ジスル−日本とパレスチナを結ぶ代表の奈良本英佑さんらが務め、それぞれの視点で、ハマス、ガザ地区、イスラエルの実情を語った。


イスラエルのガザ攻撃を許さない緊急集会 2012.11.24

記事公開日:2012.11.24取材地: テキスト動画

特集 中東

 2012年11月24日(土)、東京都千代田区の明治大学リバティタワーで、土井敏邦パレスチナ記録の会主催、「イスラエルのガザ攻撃を許さない緊急集会」が行われた。スカイプ中継で、エルサレムから報告を行った土井氏は、ガザで起こっている問題について、「遠い国の話ではなく、もし自分があの人達の立場だったら、と想像力を持って行動を起こさなければいけない。自分たちとの接点を見出していくことが必要」と訴えた。


ガザ攻撃を止めろ!イスラエル大使館前緊急行動 2012.11.18

記事公開日:2012.11.18取材地: 動画

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 2012年11月18日(日)、東京都千代田区二番町のイスラエル大使館前で「ガザ攻撃を止めろ!イスラエル大使館前緊急行動」が行われた。イスラエル軍は11月14日以降、空爆などでガザ地区を計1000ヶ所以上攻撃し、多数の民間人犠牲者を出している。これに抗議すべく、園良太氏をはじめとする市民有志が、イスラエル大使館前に向かった。ところが、大勢の警官によって大使館への道が封鎖されており、この対応に園氏らが猛抗議をする。「今まで、何度も大使館に対して抗議をしているが、こんなことはされたことがない。こうしている間にも、ガザでは多くの人が命を落としている。警察は、真っ当な法的根拠を述べてみよ」と食い下がり、見事に封鎖を突破し、イスラエル大使館前で抗議を行うことに成功した。


【岩上安身のツイ録】ノーマン・フィンケルスタイン『ホロコースト産業』と『イスラエル擁護論批判』を読む 2012.5.16

記事公開日:2012.5.16 テキスト

※2012年5月16日の岩上安身の連投ツイートを再掲します

 ノーマン・フィンケルスタインの「ホロコースト産業」、隅から隅まで読了。そこまで精読しなくてもいいだろう、と自分で自分にツッコミを入れながら、でも隅々まで読まずにいられなかった。

 同胞の苦しみを商売にするホロコースト産業の凄まじさ。ホロコーストは、アメリカのユダヤエリートのゆすりのタネとして使われている、と、自らの両親がワルシャワ・ゲットーと強制収容所からの生還者であるユダヤ人のフィンケルスタインは、憤慨を隠さず、衝撃的な告発をする。