8月5日、イスラエルとハマスはエジプトの提案により72時間の停戦に入った。ロイターなどの報道によると、イスラエル軍の一部はガザ地区からの撤収を開始したという。
2014年7月8日から始まったイスラエルによるガザ侵攻は、パレスチナ側の市民にこの時点で1800人を超える死者を出すという、大惨事となった。今回の停戦期間中、イスラエルとハマスとの間で、より長期的な停戦に向けた協議が開始される見通しだが、先行きはいまだ不透明だ。(8月半ば現在は、停戦が破られ、さらなる犠牲者がでている)
モントリオール大学教授で、『トーラーの名において』『イスラエルとは何か』などの著書があるヤコブ・M・ラブキン氏は、イスラエル国家の建設に寄与したシオニズム運動に対する批判者として知られる。8月5日、岩上安身はラブキン氏に通算3回目となるインタビューを行い、パレスチナ情勢の今後の展開について話を聞いた。
- 日時 2014年8月5日(火)
- 場所 IWJ事務所(東京都港区)
「植民地主義」と「帝国主義」が結託した軍事国家・イスラエル
ガザに対して執拗な攻撃を加えるイスラエル。拡張主義的なイスラエルに対して、一部では、パレスチナだけでなく中東全域に覇権を打ちたて、豊富な石油資源を掌中に収めようとしているのでは、との見方が存在する。
こうしたイスラエルの拡大政策についてラブキン氏は、「植民地主義」と「人種差別主義」の存在を指摘した。
「イランと国際社会は核保有について交渉を続けているが、イスラエルは数百の核爆弾を所有している。その一方でイスラエルはイランに対し、『核兵器を持っているのでは』と脅かしている。そして西側諸国は、イスラエルの前提を受け入れてしまっている。
これはイスラエルはダブルスタンダード、偽善である。世界では、核兵器の保有が許されている国とそうでない国が存在する。ここに、植民地主義と人種差別主義があると私は考えている」
ラブキン氏は、この「植民地主義」と「人種差別主義」を説明する例として、広島と長崎に投下された原爆をあげた。原爆は当初、ナチス・ドイツに対抗するために米国で開発されたが、白人の国家であるドイツに投下されることはなく、有色人種である日本に投下された。
「帝国の側は、植民地の住民に対し、自らより劣っており、核兵器を持つにはまだ危険だという考えを抱いている」
そうラブキン氏は語る。現代にはばかる帝国とは、米国をおいては、イスラエルという軍事国家に他ならないのである。
イスラエルとはアングロサクソンのための国家
私が初めて”シオニズム”という言葉を聞いたのが、4月の立憲デモクラシーの会です。安倍政権を批判するのにシオニズムという表現が使われていて、一体何の事だかわかりませんでした。
岡真理さんやラブキン氏のお話からイスラエル・シオニズム、クリスチャンン・シオニズムを知りました。
シオニズム運動というのはなんて厄介なのでしょう!
日本のシオニズムを研究されている方がいるのでしょうか。 話は飛びますが、日本のシオニズムをぶち壊しましょう。
ユダヤ教徒をイスラエルに集結させ神の再臨を望む「キリスト教シオニズム」(ユダヤ教シオニズムの前)。クリスチャンinUSAforイスラエル、5千万人の米国右派の存在。
「世界では、核兵器の保有が許されている国とそうでない国が存在する。ここに、植民地主義と人種差別主義があると私は考えている」
核兵器の保有が許されている国とそうでない国が存在する、その一つがイスラエルだ。ここには、植民地主義と人種差別主義がある。
パレスチナに帰還してユダヤ人国家を建設するというシオニズム運動はユダヤ人固有のものでなく大英帝国のプロテスタントにおいて生まれた
ウクライナ問題は他人事ではない
素敵な通訳ご夫妻に深謝。
クリスチャンシオニズム、キリスト再臨、消えるユダヤ人、アングロサクソン支配。世界の見方が変わります。