再開第10回東電交渉 2014.5.14

記事公開日:2014.5.14取材地: 動画

 5月14日(水)、いわき市の東京電力 平送電所にて、汚染水漏えい、海洋放出に抗議する、第10回東電交渉が行われた。


帰還か定住か、二者択一ではない第三の道の必要性~「復興」とはなにかを問う原発避難者の声 2014.5.11

記事公開日:2014.5.13取材地: テキスト動画

特集 3.11|特集百人百話

 『人間なき復興――原発避難と国民の「不理解」をめぐって』の著者の一人で、福島原発事故により富岡町から東京に避難した、市村高志さんをゲストに迎え、5月11日、「原発避難の3年間」と題した講演会が開かれた。

 市村さんの自宅がある福島県富岡町は、福島第一原発から10キロ圏内。当時、震度6強の地震と、21メートルの津波が町を襲った。市村さんは、2011年3月11日に時を戻したように、当時を振り返った。

 「いまだに、その日の帰り道が思い出せない」


「すべてが『実害』」 前双葉町長・井戸川克隆氏、石原環境相の「風評被害」発言を批判~岩上安身によるインタビュー 第422 ゲスト 前双葉町長・井戸川克隆氏 2014.5.12

記事公開日:2014.5.12取材地: テキスト動画独自

特集 3.11|特集 百人百話

 「石原環境大臣に、なぜ鼻血が出るのか立証して欲しい」ーー。

 週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」で、鼻血や体調不良について言及する発言が描かれた井戸川克隆前福島県双葉町長に5月12日、岩上安身がインタビューを行なった。井戸川氏は、石原伸晃環境大臣が、鼻血と福島原発事故による被曝の因果関係を事実上否定したことに対して、強い口調で反論。「私の人権を否定している」と批判した。


【IWJルポルタージュ】「事故が忘れられていく」〜福島原発事故から3年と1ヶ月、立入りが制限された20km圏内の今(後編)━ぎぎまき記者 2014.5.12

記事公開日:2014.5.12取材地: テキスト動画

特集 3.11

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 「被曝することよりも、外を歩くのが辛い。あなたに、この気持ちは分からないでしょう」

 視察の2日目、福島県いわき市で、市議を務める佐藤和良さんが、私にこうつぶやいた。


大西クリニック20周年記念 福島被災者支援の集い「忘れない!福島第一発電所事故」─講師 小出裕章氏 2014.5.11

記事公開日:2014.5.11取材地: テキスト

 2014年5月11日(日)13時より、滋賀県大津市で「福島被災者支援の集い『忘れない!福島第一発電所事故』」が開かれ、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏が講演を行った。大津市浜大津の大西クリニック20周年記念として行われたもの。


「地域再生のため、放射線に対する不安を取り除く」 ~ICRPのダイアログセミナーで住民たちが語る 2014.5.11

記事公開日:2014.5.11取材地: テキスト動画

 「子どもたちのために、南相馬にドームシティを。火星に移住したつもりで暮らすような、大胆な発想が必要だ」──。

 2014年5月10日と11日、福島県南相馬市の南相馬市民文化会館(ゆめはっと)多目的ホールで、国際放射線防護委員会(ICRP)が発起人となった、「第8回福島原発事故による長期影響地域の生活回復のためのダイアログセミナー『南相馬の現状と挑戦―被災地でともに歩む』」が開かれた。

 ICRPは、放射能による長期汚染地域の住民防護の視点から、2011年秋以降、福島県内で住民と専門家が直接交流できる会合を開催している。第8回目の今回は2日間にわたって、南相馬市の住民および近隣市町村の住民、行政担当者、各界の有識者など、さまざまな立場の人々が集い、自分たちが抱えている状況や福島再生のビジョンについて自由に語り合った。


「世界では、低線量被曝の危険性は常識」 〜ドイツ国際会議参加報告講演会 高松勇氏ほか 2014.5.11

記事公開日:2014.5.11取材地: テキスト動画

 「日本政府や福島県立医大は、証拠を残さない。あとから健康被害が出たとしても、原発事故との因果関係がわからないようにする。これが日本の医療政策だ。福島県の県民健康調査も非常に意図的で、国際的なデータと比較できないようにしている」と高松勇医師は語った。

 続いて講演をした守田氏は、「ベラルーシの街の印象は、生活感がなく、若い人たちも街も美しすぎて、実像が見えてこないこと」と話し、「京都のデモの写真が、とても気に入られた。世界の人々は、福島の原発事故を経験した日本人はこれからどうするのか、とても心配していた。また、日本の脱原発デモの情報は、世界には報道されていないようだ」と話した。


原発いらない金曜日 in 郡山 2014.5.9

記事公開日:2014.5.9取材地: 動画

 2014年5月9日(金)18時より、福島県郡山市の郡山駅西口広場で「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。


【IWJルポルタージュ】「事故が忘れられていく」〜福島原発事故から3年と1ヶ月、立入りが制限された20km圏内の今(前編)━ぎぎまき記者 2014.5.6

記事公開日:2014.5.6取材地: テキスト動画

特集 3.11

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 「原発事故が忘れられていく」——。

 原発事故から3年と1ヶ月の間、手入れされず朽ちていく我が家を、想像したことがあるだろうか。家の主がいなくなった部屋は、降り積もった埃で灰色に染まり、割れた窓ガラスからはみ出したカーテンが、物悲しく揺れている。そんな嘘のような日常が、福島県内のあちらこちらで今もなお、広がっている。


【岩上安身のツイ録】ぎぎまき記者の浪江町ルポに寄せて 2014.5.6

記事公開日:2014.5.6 テキスト

※5月6日(火)の岩上安身の連投ツイートを再掲します。

 原稿を書き終えて、他の記者たちの原稿を読んで赤を入れて、明日の(起床は2時間後か)モニバの調べ物なども終えて、もろもろ仕事を終わらせて小雨の中、帰宅した午前3時半。少し嬉しい気分。ぎぎまき記者のルポ原稿を読んでのこと。明日、発行のIWJウィークリーに掲載予定の浪江町ルポである。


震災から3年、被災者を襲う貧困問題「家族離散率は2〜3割、3割以上の会社員と6〜8割の自営業・パートが失業」 2014.4.23

記事公開日:2014.5.2取材地: テキスト動画

特集3.11|特集 百人百話

 東日本大震災から3年、被災地や被災者は、どのような現状に直面しているのか。NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」などの支援団体らが2014年4月23日、東京永田町の参議院議員会館で「被災地の生活困窮者支援を考える」というテーマで集会を開いた。


原発いらない金曜日 in 郡山 2014.5.2

記事公開日:2014.5.2取材地: 動画

 2014年5月2日(金)18時より、福島県郡山市の郡山駅西口広場で「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。


放射能賠償巡る「科学立証不可欠論」に反発 ~公害病訴訟から学ぶシンポで弁護士ら国を批判 2014.4.29

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「福島原発事故での国と東京電力の姿勢は、水俣病問題での、国とチッソの対応と重なる。福島の放射能被害の訴えにも、水俣病の時と同様に、一部の専門家たちが、科学的立証主義の立場で妨害を図って来るだろう」──。

 2014年4月29日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で、「今求められる低線量・内部被ばくに対する健康・医療対策とは? 水俣病・原爆病認定訴訟に学ぶつどい」が行われた。


(再掲)井戸川克隆氏「国は事故の想定を地元に隠していた」 ~急浮上した伊方原発再稼働への反対訴える座談会で 2014.4.29

記事公開日:2014.4.29取材地: テキスト動画

 「原発ゼロの夏」を迎えようとしている。原発再稼働に向けた規制委員会の適合審査(安全審査)を優先的に進める「優先原発」に選ばれた川内原発だが、2014年4月23日の会合で島崎邦彦委員長代理が、火山噴火による影響を厳しく想定し直すように求めたことから、再稼働の予定に狂いが生じている。そこで急浮上したのが、愛媛県の伊方原発だ。


「東京電力に対する責任の追求は、決して止めない」 〜市民たちが福島県警へ上申書を提出 2014.4.28

記事公開日:2014.4.28取材地: 動画

 「あたかも自然災害に遭ったかのような東電の態度。ひとつひとつの被害に対して、真摯な反省もなければ謝罪もない。刑事事件として責任を追求していく」──。

 2014年4月28日、福島市で「4.28 ふくしま集会」が開かれた。福島市民会館には120人もの市民が集まり、福島老朽原発を考える会の阪上武氏による「汚染水漏洩の実態」についての講演と、保田行雄弁護士と海渡雄一弁護士による現状報告が行われた。海渡弁護士は、漏れることがわかっていて仮設の汚染水タンクを設置したことと、2011年6月に着工できたはずの遮水壁工事を先延ばしにしたことが現在の状態を引き起こしたとして、東電の無作為を厳しく追及する方針を示した。


「日本人は安全なエネルギーをみつけて、人々の健康を守って」 チェルノブイリで被曝した少女が語る28年 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: 動画

 「4歳で被曝し、13歳の時に甲状腺がんと診断された。がんと言われるまで病気はしていなかったが、疲れやすかったり、頻繁に鼻血が出たり、頭痛が起きたりしていた」──。チェルノブイリ原発事故で被曝し、甲状腺がんを患ったシネオカヤ・インナ氏は、自身の体験を語った。

 チェルノブイリ原発事故から28年となる2014年4月26日、三重県津市の津リージョンプラザお城ホールにて、「チェルノブイリ・福島 いのちは宝」が行われた。ウクライナから招かれたシネオカヤ・インナ氏が、幼児期から甲状腺被曝を抱えて生きてきた人生を振り返った。


「3年経っても雨どいの下は、毎時60マイクロシーベルト」 〜福島フィールドワーク報告会 2014.4.26

記事公開日:2014.4.26取材地: テキスト動画

 「3年経った浪江町で見たものは、請戸小学校の惨状、校庭に積み上げられたがれきと除染廃棄物、流された車、浪江駅前の新聞販売店に残った2011年3月12日付の福島日報の束、倒壊した住宅、いたるところにある進入禁止のバリケード。そして、避難指示解除区域と居住制限区域を分けている、廃線になった常磐線だった」──。

 2014年4月26日、新潟市江南区文化会館で、「福島FW(フィールドワーク)ツアー報告会 ふくしまで見て聴いて考えたこと」が行われた。福島からの避難者の話を聞くとともに、民主青年同盟新潟県委員会が3月下旬に行った、福島県浪江町の視察の模様が報告された。


「ストロンチウムなどが、最終的にどうなるのか不安だ」 〜楢葉町での廃棄物処分計画に関する説明会 2014.4.20

記事公開日:2014.4.20取材地: 動画

 2014年4月20日(日)16時より、福島県いわき市内に設けられている、楢葉町小中学校仮設体育館において、環境省と楢葉町による「特定廃棄物の埋立処分計画及び楢葉町内の災害廃棄物等仮設焼却施設の設置に関わる説明会」が行われた。楢葉町の松本幸英町長、宍戸陽介副町長はじめ、福島県、復興庁、資源エネルギー庁、環境省などから多数の関係者が出席した。

 環境省の計画によると、1キロあたり10万ベクレルまでの指定廃棄物を、楢葉町に隣接する富岡町のフクシマエコテッククリーンセンター(搬入口は楢葉町側)に埋め立てる、という。また、廃棄物の減容化のため、楢葉町波倉地区に、仮設焼却施設と焼却灰のセメント固型化施設を新設する計画も提案されている。


「国は、福島の子どもしか甲状腺を調べないが、ヨウ素被曝は福島だけじゃない」 〜守田敏也氏講演会 2014.4.20

記事公開日:2014.4.20取材地: 動画

 「今、福島の中学生の間では『放射能を怖がるのはかっこ悪い』とまで言われている」──。そう語る守田氏は、福島の小学生がマスクを付けて運動会をしている写真(2011年撮影)を見せて、「この時、まさに被曝している。子どもの虐待写真として歴史に残る」と現状を憂いた。

 2014年4月20日、岡山県瀬戸内市のゆめトピア長船で、「チェルノブイリ・福島の現状を伝える 子どもたちのいのちを守るために今、私たちにできること」が行われ、ジャーナリストの守田敏也氏が講演した。守田氏は、2012年3月に矢ヶ﨑克馬氏(物理学者)とともに『内部被曝』を上梓するなど、原発事故後の健康被害の問題を追求している。


第96回 沈黙のアピール 2014.4.17

記事公開日:2014.4.17取材地: 動画

 2014年4月17日(木)14時より、福島市の福島県庁で、「沈黙のアピール」(代表・佐々木慶子氏)による福島県との交渉が行われた。冒頭、来日中のベラルーシとドイツの市民団体のメンバーが、原発のない平和な世界を祈って作った折鶴とドイツ・ロットバイル市の市長からのメッセージを福島県に贈呈した。