柏崎刈羽原発の適合審査申請 「規制委はもう一度説明を」 泉田知事が東電と規制委に注文 2013.10.29

記事公開日:2013.10.30取材地: テキスト動画

 原子力規制委員会による新規制基準適合性審査が予定されている柏崎刈羽原発に関し、29日の定例会見で泉田裕彦新潟県知事は、東京電力の安全対策の脆弱性や、規制委員会の対応、国の関与などを改めて批判した。


福島第一原発4号機 規制委が使用済み燃料の取り出しを認可 田中委員長「ガレキに引っかかるリスクも」 2013.10.30

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 原子力規制委員会は、この日午前に行われた定例の会合で、東京電力が申請していた福島第一原発4号機から使用済み燃料を取り出す計画を認可した。作業は11月半ばから開始される予定。

 会合後、定例の会見に臨んだ規制委員会の田中俊一委員長は、燃料の取り出し作業について「潜在的なリスクが多くあることは否定できない」と述べ、東電に対し時間をかけて慎重に作業を行うよう要請したと明かした。


福一4号機の使用済み燃料の取り出し作業計画を規制庁が認可 2013.10.30

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「燃料ペレットの落下となると、厄介なので、注意が必要」ー。

 10月30日(水)、原子力規制委員会は、東京電力が計画している福島第一原発4号機の使用済み燃料の取り出し計画を認可した。


東電定例会見「環境省への除染費用の支払いについて、詳細公表は控える」 2013.10.30

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 2013年10月30日17時30分頃から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。環境省から請求された除染費用は個別に判断、合意分のみ支払ったが、詳細の公表は控えると東電広報は回答した。


「優先順位をつけリスクの高いところから手をつけている。個々に全ては対応できない」原子力規制庁定例ブリーフィング 2013.10.29

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 東電福島第一原発構内の、外洋へつながる排水路の中で高い値の全ベータが検出されたことから、放射性物質の海洋流出の可能性が疑われている。これについて規制庁は、10月29日に開かれた定例ブリーフィングで、「全体のリスクを考え、優先順位をつけリスクの高いところから手をつけている」と語った。


東電汚染水・タンク対策本部会見「今後、若い人が廃炉事業に携わってもらうことが重要な問題だと考えている」 2013.10.28

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 2013年10月28日福島県・Jヴィレッジ内「アルパインローズ」において、「汚染水・タンク対策本部」会見ならびに原子力定例会見があわせて開催された。現場の作業員確保について相澤 善吾 副社長は、当面は問題ないが、今後は志を持った若い人が廃炉事業に携わってもらうことが非常に重要だと述べた。


汚染水対策 政府の“目玉”凍土型遮水壁に疑問の声 財務省が考えた「予備費」投入の大義名分とは 2013.10.24

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 超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」と国会エネルギー調査会準備会有識者チームが10月24日(木)、30回目となる会合を開き、福島第一原発の汚染水対策について、東京電力、資源エネルギー庁、原子力規制庁の各担当者からヒアリングを行った。 

 政府は、汚染水の増加原因となっている建屋への地下水流入を防ぐため、土を凍らせて地中に遮水壁を作る「凍土方式」の採用を決定。320億円の建設費用を負担する。しかしこの「凍土方式」は未確立の技術で、汚染水の遮断効果に関しても疑問の声があがっている。


東電定例会見17:30「台風対策として地下貯水槽No.4.5.7を使用する方針」 2013.10.23

記事公開日:2013.10.23取材地: テキスト動画

 ふたたび台風が近づいてきた。

 東電は10月23日に開かれた定例会見で、台風27号で予想される大雨の対策として、タンク堰の溜り水の移送先に、地下貯水槽No.4,5,7を一時的に利用する方針を発表した。規制庁に了承を求めている。


「田中俊一委員長が東電廣瀬社長と直接面会、汚染水・廃炉対応について話し合う方針決まる」第28回原子力規制委員会 2013.10.23

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 原子力規制委員会は、東電から提出された汚染水対策などに関する報告書を評価した結果、規制委の意図が伝わっていないと判断した。規制委員長が直接東電社長と面会し、福島第一原発における汚染水対応・廃炉対応について話し合うことが、10月23日に開かれた第28回原子力規制委員会で決まった。


東電柏崎刈羽原発7号機「第一のフィルターベント」設置工事開始 2013.10.22

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- フィルターベント設置工事と住民避難計画の整合性 -

 柏崎刈羽原発の再稼働を急ぐ東電は、原発新規制基準で設置が定められている「フィルターベント」の設置工事に着手した。フィルターベントはクレーンによって遮蔽壁の中へと移送され、その作業の模様が10月22日、報道陣に公開された。


「台風の状況がかなりであったので一概には言えないが、規制委員会としても考えることは考えないといけないと考えている」 ~原子力規制庁定例ブリーフィング 2013.10.22

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 貯水タンク堰内の溢水が相次ぐ中、東電の現場管理能力はもちろん、規制庁の監督能力は十分なものなのか。10月22日に行われた原子力規制庁定例ブリーフィングでは、記者から、規制機関としての責任を問う声が多く上がった。


東電定例会見17:30「台風26号の影響で構内道路の法面崩落一部通行止め」 2013.10.21

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 台風26号やその後の大雨の影響により、福島第一構内の道路の一部で法面の崩落が発生し、通行止め箇所が存在していることが、21日に開かれた東電の定例会見で明らかになった。また地下貯水槽の浮き上がりも生じており、対応を迫られている。


「SPEEDIなど放射性物質の拡散情報が、特定秘密保護法の秘密情報にあたることはないと考えている」原子力規制庁 2013.10.18

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 原子力規制委員会の持っている情報で、特定秘密保護法にあたるのは、『核物質防護』と『核不拡散関係』だけだと考えている。事故発生時に出された放射性物質の拡散の情報が秘密情報にあたるということはあり得ないと考えている。


東電定例会見17:40「H4タンクエリア観測孔E-1でトリチウム79万Bq/Lを検出」 2013.10.18

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 2013年10月18日17時40分頃から東京電力本店で定例記者会見が開かれた。フランジ型タンクからの汚染水漏洩の影響を調べるための観測孔E1で、10月17日に採取した水から、トリチウム79万Bq/L、全ベータ40万Bq/Lを検出したことを発表した。


「瀬戸内海の豊かな自然を世界遺産に」上関原発建設計画に反対する市民が院内集会 2013.10.16

記事公開日:2013.10.16取材地: テキスト動画

 16日(水)、中国電力上関原発の建設計画に反対する市民が院内集会を開き、「上関の自然を守る会」の高島美登里氏が、建設予定地となっている瀬戸内海の豊かな自然環境について報告を行った。


「まず『再稼働申請』ではない。もっと言うと『安全申請』でもない」~泉田裕彦新潟県知事定例会見・メディア懇談会 2013.10.16

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 柏崎刈羽原発における東電の新規制基準適合性審査申請後からは初となる、泉田裕彦新潟県知事の定例会見が16日に開かれた。泉田知事の意向により、会見後には記者クラブ以外の記者も質問できるメディア懇談会も開かれた。会見の中継は記者クラブの許可を得られていないため、IWJはメディア懇談会の模様を中継。懇談会では泉田知事への質問も行った。

 メディア懇談会でIWJは、新規制基準の適合性に係る審査の申請を、主要メディアが「再稼働申請」と誤解を招くような報道をしたことについて指摘。これに関する泉田知事の見解を質問した。


「システム内から批判しても公権力に力を与えるだけ」 ~福島第一原発事故で浮き彫りとなった構造的な問題を専門家が議論 2013.10.16

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 「保護と市民服従」をテーマに、原発事故で浮き彫りとなった日本の構造的な問題について議論する学術会議の2日目が10月16日、日仏会館で行われた。この日もアカデミックな視点から、福島の原発事故による様々な被害と影響が指摘された。


東電定例会見「最大1300mSv/hの3号機オペフロアのがれきを無人重機で撤去する」 2013.10.16

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 2013年10月16日(水)17時30分頃から東電定例会見が開催された。最大1300mSv/hの線量がある3号機オペフロアの大型がれきの撤去が完了、今後GPSを利用した遠隔操作型無人重機により、除染や、鉄板など遮蔽板を敷設する予定。


「リスクを全て想定して全てに対して完璧を期すことは規制庁の仕事ではない」原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見14:00 2013.10.16

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 「リスクを全て想定し全てに対して完璧を期することは、規制庁の仕事としてありえない。そういうことをやる責任は事業者であって、事業者がきちんとやるように指導するのが規制庁、それ以上のことはできない」


「防災訓練も防災計画も主役は住民、全体像や、住民に必要な情報や伝えることや、住民の意見をくみ上げる仕組みが必要だと思う」第27回原子力規制委員会 10:30 2013.10.16

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 2013年10月16日(土)、第27回原子力規制委員会が行われた。

 前週の金・土曜日に実施した総合防災訓練について、「住民にどういう情報が必要なのか、それを伝える仕組みが不充分だ、また地域防災計画の検討チームに地域住民の声をくみ上げる仕組みが必要だ」とコメントした。