福島第一の凍土遮水壁「安全性に影響があるなら着工延期もある」~田中俊一原子力規制委員長定例会見 2014.4.23

記事公開日:2014.4.23取材地: テキスト動画

 2014年4月23日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。福島第一原発の凍土式遮水壁について、東電とエネ庁が6月着工を目指していることに関し、田中委員長は「安全への影響を見て、きちんと審査することが規制委の立場であり、安全性に非常に悪い影響があるならば、着工延期ということもあるかもしれない」との考えを示した。


資源エネルギー庁も認める「安全性」定義の曖昧さ ~国会エネ調 第39回 「十分か?原子力災害時の避難計画」 2014.4.22

記事公開日:2014.4.22取材地: テキスト動画

 超党派の「原発ゼロの会」と国会エネ調有識者チームによる、原子力災害に備えた地域防災計画・避難計画の策定についての検証が、第39回の国会エネルギー調査会(準備会)で4月22日(火)に行われた。


目標値を超えた地下水バイパスの汚染水、再検査で基準を下回るも再度採水分析へ~東電定例会見 2014.4.21

記事公開日:2014.4.21取材地: テキスト動画

 2014年4月21日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパス揚水井No.12から4月18日に採水した結果、トリチウム1200Bq/Lと基準値を下回ったが、念の為に20日に再度採水し、分析していることが報告された。


「時間がたつと、はっきりと被曝の影響があらわれる」 〜崎山比早子氏講演会 2014.4.20

記事公開日:2014.4.20取材地: 動画

 「細胞の寿命を決めるファクターは、テロメアの短縮、遺伝子複雑損傷細胞の増大、ミトコンドリアDNA損傷。放射線の被曝は、それらを促進する」──。崎山比早子氏は、放射線が老化を促進することで病気を誘発するとし、そのメカニズムを解説した。

 2014年4月20日、新潟市中央区のクロスパルにいがたで、「『もっと知りたい原子力発電所のすべて』第25回学習交流会」が開催された。放射線医学総合研究所の元主任研究官で、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の委員も務めた崎山比早子氏が、「放射線被ばくによる健康被害 被ばくがもたらすがん以外の病気」と題した講演を行った。


川内原発のリスク検証 「桜島大正噴火」の100倍規模の噴火も 2014.4.16

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 再稼働の前提となる新規制基準適合審査が原子力規制委員会で行われている九州電力川内原発について、「川内原発の火山リスクを考える集会実行委員会」は4月16日、鹿児島大学准教授の井村隆介准教授を招き、原発の審査を科学的な知見から検証するための勉強会を開催した。


人線量調査の最終報告を原子力被災者支援チームが公表、調査結果の隠蔽などの疑義には反論「大変遺憾。大臣官房長名で抗議」 2014.4.18

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 内閣府・原子力被災者支援チームは4月18日(金)、放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構に共同で依頼していた「東京電力福島第一原子力発電所事故に係る個人線量の特性に関する調査」の最終報告書を公表した。

 最終報告書の公表前、3月末に毎日新聞がこの件に関し、調査結果を隠した疑いがあるなどと報じられていた。毎日新聞の報道によれば、内閣府原子力被災者チームは、被曝線量について当初の想定より高い数値が出たため、住民の帰還を妨げかねないとして、結果の公表を見送ったのだという。

  • 毎日新聞 福島原発事故:被ばく線量を公表せず 想定外の高い数値で(現在、当該ページ削除)

原子力委員会が新体制後2回目の会合を開催 安倍政権と歩調を合わせ、新エネルギー基本計画を妥当と評価 2014.4.17

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 内閣府の原子力委員会は、4月17日(木)、新しい委員3人となった組織で、第2回目の会合を開いた。原子力委員会は、今月4月8日(火)、新組織となってからの第1回目の会合を開き、岡芳明委員長が記者会見に応じている。


福島第一の滞留水誤移送事故で規制庁「まず事実関係を確認する」~規制庁定例ブリーフィング 2014.4.18

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 2014年4月18日(金)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東電福島第一原発で発生した滞留水誤移送事故について、規制庁は事実関係を確認し、東電の管理体制を見ていくとの方針を示した。


ALPSでの漏えいは「作業者間の連絡ミス」~東電定例会見 2014.4.18

記事公開日:2014.4.18取材地: テキスト動画

 2014年4月18日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。ALPSのHIC(高性能容器)からの漏えいは、「作業者間の連絡ミス」だという原因が判明するも、建屋地下間の汚染水誤移送の原因はいまだ調査中であり、環境への影響評価も不明瞭の状況だ。


目標値を超えた汚染水を他の水と混合して濃度判定することが発覚~東京電力記者レク「地下水バイパス揚水井のサンプリング結果について」 2014.4.17

記事公開日:2014.4.17取材地: テキスト動画

 2014年4月17日18時より、原子力規制庁記者控室にて、「地下水バイパス揚水井のサンプリング結果について」の記者レクが開かれた。No.12の井戸から運用目標を超える1600Bq/Lのトリチウムが検出されたが、他の井戸の揚水を混合して濃度判定をすることが明らかになった。


東海第二原発再稼働に向けた適合審査に関する日本原電による説明会とそれに対する抗議行動 2014.4.17

記事公開日:2014.4.17取材地: 動画

 東海第二原発の再稼働に向けて原子力規制委員会へ申請する適合審査に関し、日本原子力発電は17日(木)、周辺11市町村の首長への説明会を開いた。会場の茨城県市町村会館前には、再稼働に反対する人々が集まり、抗議の声を上げた。


「貧乏人は水を飲むな」は対岸の火事ではない ――政府が進める水道料金値上げと完全民営化 ~マスコミが一切報じない我が愛すべき「麻生さん」の「水道民営化」発言(佐々木隼也の斥候の眼) 2014.4.16

記事公開日:2014.4.16 テキスト

※本稿は、IWJ会員無料メルマガ「IWJウィークリー」第27号(2013年11月30日発行)より転載したものです。会員登録はこちら

 一部の若者層やネトウヨの心をがっちり掴んで離さない、麻生太郎副総理が2013年4月19日、米ワシントンDCにある超党派シンクタンクCSIS(米戦略国際問題研究所)での講演で、「日本の水道を全て民営化します」と宣言してから半年、この件について触れたマスコミはほとんどない。


ALPS洗浄作業中に約1トンが漏えい~東電定例会見 2014.4.16

記事公開日:2014.4.16取材地: テキスト動画

 2014年4月16日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。通常使用していない仮設ポンプが動作していたことによる、建屋地下滞留水の誤移送について、2013年11月ごろから当該仮設ポンプが動作していた可能性もあることが発覚。一方で、ALPS-B系の洗浄中にHIC(高性能容器)から約1トンがオーバーフローしたことが報告された。


「もんじゅ」の対応に規制委「徹底的に対応しないといけない」~2014年度 第4回原子力規制委員会 2014.4.16

記事公開日:2014.4.16取材地: テキスト動画

 2014年4月16日10時30分より、2014年度第4回原子力規制委員会が開催された。もんじゅに対する次回以降の保安検査について、規制委はJAEAが業務改善途上にあるとの認識を示し、その上で検査にあたるとした。田中俊一委員長は、「もんじゅについては徹底的に対応しないといけない」と厳しい姿勢で臨む態度を示した。


トラブルの調査、報告を東電任せにする規制庁の姿勢が露呈~規制庁定例ブリーフィング 2014.4.15

記事公開日:2014.4.15取材地: テキスト動画

 2014年4月15日(火)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東電福島第一原発で発生した、ポンプの誤動作による滞留水の流入問題について、規制庁は原因究明と再発防止策、汚染水の回収を指示していることが報告された。


高濃度汚染水200トンを誤って予定外の建屋地下に移送~東電定例会見 2014.4.14

記事公開日:2014.4.14取材地: テキスト動画

 2014年4月14日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。動作していないはずのポンプ4台が動作しており、予定外の建屋地下に高濃度汚染水約200トンが移送されたことが報告された。原因は調査中であるという。


第12回函館地裁大間原発口頭弁論 口頭弁論前の様子・報告会 2014.4.11

記事公開日:2014.4.13取材地: 動画

 2014年4月11日(金)、北海道函館市・函館地方裁判所で住民による大間原発差し止め訴訟第12回口頭弁論が開かれ、口頭弁論の前後、訴訟団と弁護団による説明会・報告会が隣接する函館弁護士会館で行なわれた。

 4月3日、函館市が東京地裁において自治体として初めて起こした大間原発差し止め訴訟に関し、同じく弁護団を務める河合弘之弁護士は、「この訴訟を起こしているから、こうした流れになった」と、住民訴訟の意義を強調した。


適合性審査について規制委「地元の理解を求めていくとかいう役割は担っていない」~規制庁定例ブリーフィング 2014.4.11

記事公開日:2014.4.11取材地: テキスト動画

 2014年4月11日(金)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。閣議決定された新エネルギー基本計画について、規制委員会は「規制基準に基づいて適合性審査を行うことを遂行する」との見解を示した。

 立地自治体との信頼関係について問われると、「規制委員会は基準にしたがって審査し、結果を自治体に分かり易く説明していくのが役割」だと考えており、「地元の理解を求めていくとかいう役割は担っていない」とコメントした。


原発事故時の避難計画、「落とし穴」が浮き彫りに〜原発再稼働問題に深く関わる避難計画についての記者会見 2014.4.11

記事公開日:2014.4.11取材地: テキスト動画

 「避難計画と、避難者受け入れ計画は車の両輪である」――。

 原発の再稼働に向け、原子力規制委員会による適合性審査が進行中である。原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた新しいエネルギー基本計画も閣議決定され、安倍政権による原発推進政策が明確に打ち出された今、事故を起こした際に住民の命や安全を守る避難計画の速やかな策定が望まれる。


地下水バイパス排水基準に具体策なし~東電定例会見 2014.4.11

記事公開日:2014.4.11取材地: テキスト動画

 2014年4月11日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパスの放水運用基準の具体策はなく、放射能濃度が基準を超えた場合の対策は、何ら考えられていないことが発覚した。