2014年4月18日(金)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東電福島第一原発で発生した滞留水誤移送事故について、規制庁は事実関係を確認し、東電の管理体制を見ていくとの方針を示した。
2014年4月18日(金)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東電福島第一原発で発生した滞留水誤移送事故について、規制庁は事実関係を確認し、東電の管理体制を見ていくとの方針を示した。
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ブリーフィングと同時刻の4月18日14時から、第20回特定原子力施設監視・評価検討会が開催されている。福島第一原子力発電所について、凍土遮水壁について報告を受け議論するほか、今問題となっている、滞留水の誤移送問題についても議題に取り上げられている。
滞留水の誤移送に関して、規制庁は、「まず事実関係をしっかり確認し、その上で全体の管理をしっかりみておきたい」との姿勢を示した。
4月21日(月)に更田委員が、JAEA(独立行政法人日本原子力研究開発機構)の核燃料サイクル工学研究所(東海村)等を視察する予定だが、現地視察の目的は、審査とかかわりなく単なる視察であり、「プルトニウム溶液のガラス固化を開始する前に委員としてみておきたいので視察する」と、記者質問に応じて再度説明した。
ブリーフィングの最後に、森本英香(もりもと ひでか)次長は、「発足から1年半に渡り規制庁のブリーフィングを担当してきたが、次回から、片山啓(かたやま ひろむ)審議官に交代する」ことを述べた。「慣れないところもあり、ご迷惑をかけるところもございますが、本当にありがとうございました」と挨拶して締めくくった。