【沖縄県知事選スペシャル】「東アジア交易の中心としての沖縄へ」吉元政矩・元沖縄県副知事、知事選後を見据えた沖縄の希望を岩上安身に語る〜岩上安身によるインタビュー 第474回 ゲスト 吉元政矩・元沖縄県副知事 2014.10.18

記事公開日:2014.10.21取材地: テキスト動画独自

 「東アジア、世界の人口の4割強。沖縄がこれからの世界の発展の場となる」―――。

 沖縄の米軍基地返還を求め、息の長い運動を続けてきた元沖縄県副知事・吉元政矩氏。「海兵隊が出て行く。沖縄本土から、嘉手納基地、ホワイトビーチ、陸軍基地以外、全部出て行くんです。すごいですよ。ガラッと空くんです」。11月の投開票日まで、残すところ1ヶ月を切った沖縄県知事選の先を見通し、県民の悲願としての基地撤退への道筋と、その先にある東アジアの貿易圏の中心地としての地位を確立した琉球の未来像を描く。ウチナンチュとしての誇り、基地問題への取り組みの中心にいた人物としての自負を示しながら、世界のなかの沖縄のありかたを模索する。


ALPS全機種が実際の汚染水を使用したホット試験の段階に突入~東電定例会見 2014.10.20

記事公開日:2014.10.20取材地: テキスト動画

 2014年10月20日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。高性能ALPSがホット試験を開始し、既存ALPSのA、C系統、増設ALPSのA、B、C系統、高性能ALPSの全てが、実際の汚染水を使用したホット試験の段階に入った。


強制捜査直前、電動ドリルでハードディスクを破壊し証拠隠滅をはかった元秘書が逮捕!「私自身、わからないことが多すぎます」―― 監督責任の甘さについて、ひとごとのような弁明に終始 ! 小渕優子経産相が辞任会見 2014.10.20

記事公開日:2014.10.20取材地: テキスト動画

 小渕優子経産相は、政治資金をめぐる問題の責任を取り、10月20日午前8時過ぎ、首相官邸で安倍総理と面会し、辞表を提出。その後、9時40分より経産省で会見を行った。

 物品購入と行事費用の管理の杜撰さについては、第三者による調査の必要性を繰り返し語り、信頼回復への意欲を見せた。その一方で、選挙区民へのワインの贈答が一部メディアで報道される事態について、「県外への贈与であったと思う」というひとごとのような答弁に終始した。また、自身の語る資金管理団体への「監督責任」の「甘さ」について、具体的な問題点は明言せず、記者との質疑は平行線を辿ったまま会見を終えた。


吉田調書の教訓生かさぬ原発再稼働 国の「怠慢」を専門家らが指摘 ~「もっかい事故調」主催のシンポジウムで 2014.10.15

記事公開日:2014.10.20取材地: テキスト動画

特集 3.11

 2011年3月11日に起きた福島第一原発事故に係る経緯・原因の究明や事故の防止、被害軽減のための提言を行なうことを目的として、2011年12月8日に国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)が発足した。半年後の2012年7月5日に調査結果報告書の提出を行い、委員会は解散した。

 国会事故調のメンバーを中心に立ち上げられた、原発の安全性を研究するグループ「もっかい事故調」主催により、吉田調書を紐解くシンポジウムが10月15日(水)に衆議院議員会館で開催された。


吉良よし子議員、川内原発住民説明会は「やればやるほど不満がたまる」~再稼働反対! 首相官邸前抗議 2014.10.17

記事公開日:2014.10.19取材地: テキスト動画

 首都圏反原発連合主催による首相官邸前抗議が10月17日、首相官邸前および国会議事堂正門前で開催された。


【沖縄県知事選スペシャル】沖縄で独立運動は起こりうるのか ――スコットランド独立運動を研究する琉球大学政治学教授・島袋純氏が岩上安身に語る〜岩上安身によるインタビュー 第473回 ゲスト 琉球大学政治学教授・島袋純氏 2014.10.16

記事公開日:2014.10.18取材地: テキスト動画独自

 沖縄独立論――。

 沖縄は戦中から戦後にかけ、日本から切り捨てられ、ようやく本土へ復帰しても米軍基地の74%が押しつけられたままでいる。「犠牲はいつも沖縄に押しつけられてきた」「沖縄は差別されている」。こうした思いから、沖縄では、人々の間で常に「沖縄独立論」が唱えられてきた。

 しかし同時に、実際に独立ができるのか、小さな島だけでやっていけるのか、法律はどうする、エネルギー問題をどうする――こうした数ある壁を考えたとき、沖縄独立など非現実的な「居酒屋トーク」に過ぎない、とも考えられてきた。


【沖縄県知事選スペシャル】「県民の生活を犠牲にした対中強硬姿勢をあらためよ」佐藤学・沖縄国際大学教授、辺野古をめぐる沖縄の将来の懸念を岩上安身に語る〜岩上安身によるインタビュー 第472回 ゲスト 佐藤学・沖縄国際大学教授 2014.10.16

記事公開日:2014.10.18取材地: テキスト動画独自

 「辺野古を差し出して、尖閣をめぐる中国との戦争に、あわよくば、アメリカが加わってくれればいいな」――。

 対米従属に突き進もうとする日本政府の思惑を推し測り、その楽観的態度に厳しい警鐘をならす佐藤学・沖縄国際大学教授。「沖縄からオスプレイが飛んで、占領された尖閣に兵を降ろして奪還するということなどできないのに、アメリカは『できる』とほのめかす」。果たして、辺野古に基地を置くことによって、アメリカは尖閣を、日本を、守ろうとするだろうか。


【沖縄県知事選スペシャル】「アメリカ流非対称戦争」への準備が進む中の知事選〜岩上安身によるインタビュー 第471回 ゲスト 元宜野湾市長・伊波洋一氏 2014.10.17

記事公開日:2014.10.18取材地: テキスト動画独自

 元宜野湾市長の伊波洋一氏に、岩上安身が10月17日、インタビューを行った。インタビューは、沖縄県知事選に関する話題から始まり、南西諸島をめぐる米国の安全保障戦略と日本の置かれた状況、そして国内の政治問題へと大きな広がりを持つものとなった。

 昨年2013年12月に仲井真知事が、米軍基地新設を前提にした辺野古埋め立てを承認。日本政府による沖縄振興策と引き換える形だった。「県民はそれを忘れていない」と伊波氏は指摘。「仲井真さんのとった行動は、県民の心の傷となっています」と語った。

 日本が置かれた安全保障環境について伊波氏は「外側からみれば、日本が一番危険」と指摘。「世界から見れば、尖閣を中心とする地域にホットスポットがある」との見方を示した。


【沖縄県知事選】争点の辺野古移設 仲井真氏「新基地ではない」翁長氏「断念させる」下地氏「県民投票で問う」喜納氏「知事権限で撤回か取消」 ~候補予定者が公開討論 2014.10.17

記事公開日:2014.10.18取材地: テキスト動画

 沖縄県知事選の投開票まで一ヶ月を切った10月17日、日本青年会議所沖縄ブロック協議会が主催する公開討論会が那覇市内で開催された。

 登壇したのは、現職の仲井真弘多氏(75)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参議院議員の喜納昌吉氏(66)の4人。

 最大の争点は、名護市辺野古湾への米軍普天間飛行場の移設問題。仲井真氏は「推進」、翁長氏は「反対」、下地氏は「県民投票で賛否を問う」、そして喜納氏は「知事権限による撤回または取消し」と、それぞれ立場が分かれた。


問われる辺野古移設の違法性――沖縄米軍基地問題に関わる訴訟を手がけてきた金高望弁護士に岩上安身が聞く~岩上安身によるインタビュー 第470回 ゲスト 弁護士 金高望氏 2014.10.17

記事公開日:2014.10.17取材地: テキスト動画独自

 「私には、喜納さんが本気で考えているようには思えません」「この期に及んで『撤回』という言葉を使っているのが信用できません」――。

 多数の沖縄米軍基地問題に関わる訴訟を手がけている金高望弁護士(沖縄在住)が、自身のfacebook上で、沖縄県知事選に立候補する喜納昌吉氏に噛み付いた。金高氏の投稿は次のように続く。


料金収入につながっていないミャンマー・ヤンゴン市の水事業改善のため、ODAで東京都水道局の技術を導入 2014.10.17

記事公開日:2014.10.17取材地: テキスト動画

 東京都の舛添要一知事は10月17日、定例の記者会見を行ない、ミャンマーのヤンゴンとの間で、東京都水道局の技術を活用した無収水(※)事業を始めると発表した。


「特定秘密」指定の可否は「精査中」、決定の仕方は「公表しない」考え~規制庁定例ブリーフィング 2014.10.17

記事公開日:2014.10.17取材地: テキスト動画

 2014年10月17日(金)14時から、原子力規制庁で片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。原発などの事故情報について、規制庁は田中俊一委員長と同様、「事故情報は特定秘密に入らない」との見解を示した。

 規制庁が持つ情報のうち、何が特定秘密に該当するかについては、法律の運用基準が決まったばかりであり、その後に実務を開始、現在特定秘密の指定の要不要を精査中だという。ただし、どう決めたかは特段公表する予定はない考えだ。


(再掲)【沖縄県知事選スペシャル】翁長雄志氏、米軍基地負担と「リンク」した沖縄振興策に強く反対 辺野古移設は「ご破算」にする意欲を岩上安身に語る~岩上安身によるインタビュー 第469回 ゲスト 翁長雄志氏 2014.10.16

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画独自

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 4人の有力候補者が並び、混戦が伝えられる沖縄県知事選。立候補表明をしている翁長雄志氏に、岩上安身が10月16日、インタビューを行った。

 那覇市長を4期連続でつとめた翁長氏は、当初から辺野古基地の建設に対し「反対」の立場を明確に打ち出した。14日には、公約に「あらゆる手法を駆使して辺野古新基地は造らせない」と明記する方針を決めている。


【沖縄県知事選スペシャル】喜納昌吉氏、出馬の意志固く 8日の「不出馬を示唆」から一転、立候補に踏み切った経緯を岩上安身に語る ~ 岩上安身によるインタビュー 第468回 ゲスト 喜納昌吉氏 2014.10.15

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画独自

 沖縄県知事選の告示を2週間後に控えた10月15日、元参議院議員でミュージシャンの喜納昌吉氏(66)に岩上安身がインタビューを行った。

 当初、今回の沖縄県知事選には、現職の仲井真弘多氏(75)、那覇市長の翁長雄志氏(63)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)の3人が立候補を表明。それぞれの辺野古移設に対する立場は、仲井真氏が「推進」、翁長氏が「反対」、下地氏が「県民投票に委ねる」と分かれた。

 3者の争いかと思われた後、民主党沖縄県連の代表だった喜納氏も立候補の意志を明かし、仲井真知事による辺野古埋め立て承認を「撤回」する考えを示した。辺野古移設に「反対」の翁長氏に対し、「撤回」とより踏み込んだ発言をした形だ。


【沖縄県知事選スペシャル】「翁長さんは辺野古移設を進めてきた立役者」と主張する下地幹郎・元郵政民営化担当相に岩上安身がインタビュー、辺野古の是非は「県民投票」で ~ 岩上安見によるインタビュー 第467回 ゲスト 下地幹郎氏 2014.10.15

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画独自

 11月16日に投開票を迎える沖縄県知事選に立候補を予定している元郵政民営化担当相の下地幹郎氏に10月15日、岩上安身がインタビューし、辺野古への移設をめぐる米軍基地問題や集団的自衛権の問題など、下地氏の見解を聞いた。

 米軍基地の辺野古への移転について、下地氏は「県民投票」で決断すべきだと語る。賛成でも反対でも、県民の意志で決断した方向に進んでいく覚悟を語った。


「ジャーナリスト魂があるかどうかだ」――差別を煽動する「ヘイト本」が蔓延する社会と対峙する時~平和を訴える出版社らが即売会を開催 2014.10.16

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画

 「嫌韓」、「反中国」を謳い、面白半分で差別を煽動する「ヘイト本」があらゆる書店で山積みになっている。電車の中吊り広告に並ぶ見出しも同様だ。「売れる」のだという。

 こうした状況に危機感をもつ22の出版社が11月1日、神保町「STORAGE」で「戦争前夜 本の街で『平和』を考える」と題した本の即売会を開催する。これに伴い、10月16日、出版社の代表者らが趣旨説明の記者会見を開いた。


7種の水浄化設備で早期の汚染水処理を目指す方針~東電定例会見 2014.10.16

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画

 2014年10月16日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。東電は、ALPSだけでなく複数種の汚染水浄化設備を多重的に用い、できるだけ早期に汚染水を浄化、リスク低減する対策を発表した。


ガザ攻撃から4ヶ月、パレスチナHIPHOPグループが来日「9歳にもなれば、僕らは政治を理解する」〜DAMメンバーインタビュー(聞き手:ぎぎまき記者) 2014.10.12

記事公開日:2014.10.16取材地: テキスト動画独自

特集 中東

 今年7月から2ヶ月近く続いたイスラエル軍によるガザ地区への攻撃は、まだ私たちの記憶に新しい。この戦闘で、パレスチナ人の死者は2000人を超え、圧倒的な軍事力を行使したイスラエルにとっても、2005年以降、最悪の事態に帰結した。8月27日、イスラエル政府とハマスは長期停戦で合意したものの、ハマスが求めるガザ地区の封鎖解除や、イスラエルが要求したガザ地区の非武装化については交渉が先送りされ、次の衝突も避けられない現実は横たわったままだ。

 ガザ攻撃が激しくなるにつれ、日本国内では、イスラエル政府や軍による攻撃やパレスチナ占領に反対するデモや抗議集会が、相次いで行われた。それと時期を同じくして、パレスチナHIPHOPグループ「DAM」の日本公演を実現しようと、クラウド・ファンディングがスタート。8月末には、200万円を超える寄付が集まり、メンバーの来日が実現。MCの一人、ターメル・ナッファールが急病で来日できなかったものの、残りのメンバー2人で東京、横浜、大阪、京都の4ライブを敢行。どの公演もチケットが売り切れるほどの反響を呼んだ。


村上誠一郎議員が警鐘――選挙やポストのために異論を挟まない議員、安倍政権に人事を握られ正論を言えない官僚 2014.10.2

記事公開日:2014.10.15取材地: テキスト動画

 第78回政経文化フォーラムが10月2日(木)、東京大神宮マツヤサロンで行なわれ、 自民党の村上誠一郎衆議院議員が経済、社会保障、外交、集団的自衛権、福島原発事故など、山積する問題について講演を行なった。


集会・デモなど公共スペースの利用が狭められ「国際的に恥ずかしい」東京の現状に市民団体が抗議 2014.10.14

記事公開日:2014.10.15取材地: テキスト動画

 東京都下水道局は、さまざまな市民団体の表現の場となっている国会正門前を含む一帯を、2014年10月から2年間にわたり下水道工事を行うとして、市民団体へ通知した。この工事により、集会やデモなどで使用しているスペースが使用できなくなってしまうことから、10月14日、市民団体らは工事の見直しを含む要請書を、舛添要一東京都知事宛で提出した。