2014年11月18日（火）14時から、原子力規制庁で米谷仁総務課長による定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発海水配管トレンチの止水効果について、21日の検討会で状況を確認し、今後の工法について議論する予定だと発表された。

• 会見者　米谷仁氏（原子力規制庁長官官房総務課長）

• 日時　2014年11月18日（火曜）14:00～
• 場所　原子力規制庁庁舎（東京・六本木）

規制委員会会合

• 平成26年度第40回規制委員会会合
  • 日時：11月19日（水）10：30～ 12：00
  • 場所：原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 議題 1 核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する規則の一部を改正する規則等の制定等について
• 規制委員会臨時会合
  • 日時：11月26日（水）17：30～ ：
  • 場所：原子力規制委員会庁舎 会議室A
  • 安全文化醸成を図る事業者トップとの意見交換、四国電力

原子力規制委員会 会合・検討チーム会議などの開催予定

• 11月18日(火)13:30 第162回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田豊志委員、対象事業者：高浜原発（関西電力）、女川原発（東北電力）
• 11月19日(水)14:30 田中俊一規制委員長定例記者会見
• 11月19日(水)15:00 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合　第5回追加調査評価会合
  • 担当：石渡明委員、事務局から評価書案を提示し有識者間で議論の予定
• 11月20日(木)10:00 第163回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田委員、対象事業者：柏崎刈羽原発（東京電力）、島根原発（中国電力）、炉心損傷防止対策の有効性評価について、10月14日に同じ課題で説明を受けているがその続きを行う
• 11月21日(金)10:00 第32回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：石渡委員、対象事業者：再処理施設、MOX加工施設（日本原燃）
• 11月21日(金)13:30 第164回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：石渡委員、対象事業者：未定
• 11月21日(金)14:00 定例ブリーフィング
• 11月21日(金)15:00 第29回特定原子力施設監視・評価検討会
  • 担当：更田委員

要人面会について

• 日　時：2014年11月20日（木）09:45
  • 来訪者：三日月大造　滋賀県知事
  • 対　応：池田克彦長官
  • 場　所：本館13階会議室C、フルオープン

   

• 日　時：2014年11月21日（金）10:00
  • 来訪者：OECD/NEA(経済協力開発機構原子力機構)マグウッド事務局長
  • 対　応：田中俊一委員長、更田委員
  • 案　件：表敬訪問（就任のあいさつ及び、OECD東北スクールの生徒との意見交換のため来日。内閣府、外務省、文科省、資源エネ庁、JAEAを訪問の予定。その一環でNRAにも来訪する予定）

19日の委員会、議題は一つだけ

　11月19日の定例規制委員会の議題は「議題 1 核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する規則の一部を改正する規則等の制定等について」のみである。10月1日の委員会で、核燃料等の運搬に関する規則の一部改正の意見募集という議題をかけ、意見募集を10月2日から31日まで行った結果を報告し、同規則案を決定するもの。

福島第一トレンチ止水、21日の検討会で議論予定

　東電福島第一原子力発電所の海水配管トレンチの止水効果について、11月21日開催予定の特定原子力施設監視評価で議論される。状況を確認し、今後の工法について議論がなされる予定となっている。

凍結止水が当初の予定通りに進まないことから、グラウド剤などで間詰めし、コンクリートの壁を導入した。東電はその壁のでき具合、止水効果を確認している状況だ。原子力規制庁の現地検査官からの報告や、事業者との面談により報告を受け、日々状況は「把握している」と金城事故対策室長は説明している。

　「把握している」。これはつまり、データを知っていることを意味する。評価検討は、21日金曜日に開催予定の検討会で議論することになる。

　止水がうまくできていない場合、止水に注力せずにトレンチをコンクリで埋めるという方針は、これまでの検討会で確認されている。21日の検討会では、具体的にどのように施工するのかといった実現方法について、議論することになると規制庁は説明している。