2014年11月11日(火曜)14時から、原子力規制庁で米谷仁・総務課長による定例ブリーフィングが行われた。鹿児島県の市民らによる川内原子力発電所に対する異議申し立てがあり、設置変更許可処分取消の対処について、明日12日の委員会で議論する予定であることが報告された。
2014年11月11日(火曜)14時から、原子力規制庁で米谷仁・総務課長による定例ブリーフィングが行われた。鹿児島県の市民らによる川内原子力発電所に対する異議申し立てがあり、設置変更許可処分取消の対処について、明日12日の委員会で議論する予定であることが報告された。
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明日11月12日の第38回原子力規制委員会の議題4にて、川内原子力発電所に関する異議申し立てについて議論される。
原子力規制委員会が9月10日に設置変更許可を出した川内原子力発電所1、2号炉に対して、11月7日に許可の取り消しを求める異議申し立てが行われた。これに対して、事務方から委員会に内容を説明し、対応について議論する予定だという。
この異議申し立ては、鹿児島県の市民などの呼びかけにより実施されたもので、規制委員会の川内原子力発電所への許可処分は不当で無効であるとして、行政不服審査法に基づき、許可処分の取消を求めているもの。IWJは申し立て人らの記者会見を取材している。
東京電力福島第一原子力発電所の、2号機海水配管トレンチの凍結止水、間詰め充填作業が行われている。これらの進捗などは原子力規制委員会の”特定原子力監視・評価検討会”で報告、議論している。当該の止水作業については、当初9月に完成、その後10月、11月と工程が徐々に遅れていっている。規制委、規制庁としてどのように確認、進めていくのかを記者が質問した。
金城慎司・福島第一事故対策室長は、個々の状況は面談で把握しており、間詰め剤による止水の効果はこれから確認するところだという。今後の具体的な工法も含めて検討、次回の検討会開催も検討しているところで、まずは状況を確認しているところだと説明した。
検討会で決められた期日が少しずつ伸びていることに対しては、「最終的にはトレンチの汚染水を安定化することであり、数日の遅れを事細かに指導していく状況ではない」と答えた。
11月2日から3日にかけて、内閣府原子力防災が中心となり、志賀原子力発電所を舞台に原子力総合防災訓練が行われた。昨年2013年の防災訓練では、訓練の翌週の委員会で結果のとりまとめが報告されている。今年はそれがまだないことから、その理由を記者が質問した。
米谷仁総務課長は、「内閣府原子力防災が中心に取りまとめる」と答えるのみ。規制委、規制庁はあくまでも一プレーヤーにすぎないという意識をのぞかせる回答に終始した。
■jaikoman氏によるツイート