【沖縄県知事選】沖縄県民が示した辺野古「No!」の民意 翁長氏「沖縄からは一度も『基地を作ってください』などと言ったことはない」 2014.11.16

記事公開日:2014.11.17取材地: テキスト動画
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(IWJ 原佑介)

 辺野古新基地建設反対を打ち出す元那覇市長・翁長雄志氏が新沖縄県知事に選ばれた。36万820票を得て当選し、辺野古埋め立てを承認した現職・仲井真弘多知事(次点)に約10万票の大差をつけた。

 11月16日、投票締め切り時間の20時になったと同時にNHKが翁長氏当確を報じた。支援者で埋め尽くされた翁長選対事務所は歓喜に包まれ、IWJはこのときの様子を現場からツイキャス配信。翁長氏は結果を受け、「県民にとって辺野古埋め立ては耐え難いということだ」と分析した。

■Twitcasting録画
※電波状況により、画像、音声が途切れています。ご了承ください。

  • 日時 2014年11月16日(日)20:00~
  • 場所 翁長雄志選挙対策事務所(沖縄県那覇市)

三線・沖縄民謡・カチャーシーで歓喜に包まれた翁長事務所

▲万歳三唱する翁長氏、城間氏、照屋寛徳氏、糸数慶子氏、山城博治氏ら

 結果を受け、万歳三唱後、翁長選対の本部長は「歴史的な1ページを飾る戦いだった。ウチナーンチュはもう騙されません」とコメント。当確を受けてスピーチした翁長氏は、保守政治家の立場から「革新の皆さまが私の思いを大きな包容力で包んでくれた。沖縄の未来のために党利党略を乗り越え、心が一つになったことが大きいと思います」と話した。

 選対事務所では、翁長氏や支援者らが、三線と沖縄民謡に合わせ、両手を頭上に上げて左右に振る沖縄の伝統的な踊り「カチャーシー」を踊り、喜びを表現した。

 沖縄選出の糸数慶子参議院議員は、IWJのインタビューに、「沖縄の民意をきちんと表すことができたと思います。選挙結果で『県民は新基地建設を許さない』ということが得られたと思います」と感想を述べた。反基地運動の今後について「保守だった翁長さんの気持ちを、県民は動かしたんです。私たちはこれから、翁長さんを見守っていかなければいけません。それが、県民の義務です」と話した。

翁長氏「沖縄から『基地を作ってください』などと言ったことはない」

 辺野古を抱える名護市の稲嶺進市長はIWJのインタビューに、「これは沖縄のアイデンティティの勝利です。名護市民にとっては、翁長さんは『救世主』。これだけ大きな味方ができたことは、とても良かったと思う」との感想を口にした。

 その上で稲嶺名護市長は、「これまで前近代的な選挙が繰り広げられてきました。都合の悪い情報は出さず、県民は、候補者に騙されてきました。しかし今日、沖縄の立場をハッキリと示す、そしてモノを言える知事が誕生した。日米両政府は今後、沖縄を無視できなくなるのではないかと思います」との見方を示した。

 翁長氏は改めてメディアの取材にこたえ、「日本の0.6%の国土に、全体の74%の基地が集中している状況が、この69年間続いてきた。そのうえ、大浦湾(辺野古)を埋め立てるというのは、県民にとって耐え難い、ということなんです。仲井真知事が辺野古埋め立てを承認しましたが、県民の考えは違うということが示されました」と展開した。

 また、「沖縄からは一度も『基地を作ってください』と言ったことはない。全部、『銃剣とブルドーザー』で作られたんです。それなのに、普天間飛行場を除去するというときに、沖縄に『対案を出せ』というのであれば、政府は沖縄への思いが足りていない」と批判した。

(…会員ページにつづく)

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