政府がTPPの一般向け説明会を初めて開催 反対派の主張を「間違い」「都市伝説」と否定するも、矛盾と疑問拭えず 2015.5.15

記事公開日:2015.5.17取材地: テキスト動画

特集 TPP問題
※5月17日テキストを追加しました!

 日本がTPP交渉に参加して2年、政府は初めて一般市民向けの説明会を開いた。2015年5月15日に都内のホールを貸切って行われた説明会は、1000人規模の会場にも関わらず空席が目立ち、参加したのは業界関係者を含め400人ほどだった。


今後も続くのか!? 政府による「行政不服審査法」の濫用〜辺野古新基地建設をめぐり防衛省の主張に変化が! 長さ300メートルの「仮設岸壁」の設置が頓挫する可能性 2015.5.13

記事公開日:2015.5.17取材地: テキスト動画

※5月17日テキストを追加しました!

 「今度は国土交通大臣の名前で、『執行停止』の手法に出ることが予想される」

 沖縄防衛局(以下、防衛局)が大浦湾に海底に設置したコンクリートブロックが、岩礁破砕許可区域外でサンゴ礁を破壊した可能性が高いとして、翁長雄志沖縄県知事は2015年3月23日、防衛局に対し海底ボーリング調査などの海上作業を停止するよう文書で指示した。防衛局は、翁長知事のこの指示を不当とし、農水省に対し「指示取り消し」の審査請求を求め、林芳正農水大臣はこれを容認。翁長知事の指示効力を停止する、「執行停止」の措置を決定した。


粘り強い脱原発運動が原発を止めている――市民らの訴えを国会議員も激励~再稼働反対!首相官邸前抗議 2015.5.15

記事公開日:2015.5.17取材地: テキスト動画

※5月19日テキストを追加しました!

 2011年9月に立ち上がった「首都圏反原発連合」の主催で2015年5月15日(金)、首相官邸前と国会正門前で原発再稼働に反対する抗議行動が行なわれた。


キリスト教VSイスラム教の代理戦争に参加し、日本が“テロ”の標的へ? 国民安保法制懇が緊急声明を発表/小林節氏は山中松坂市長と「違憲訴訟」を計画! 2015.5.15

記事公開日:2015.5.16取材地: テキスト動画

 ついに「安保国会」が始まった。

 数の力にたのんだ強行採決で、またしても与党が安保法制を押し切るのか、それとも国民の反発や野党の追及によって「憲法違反はできない」と踏みどどまるのか。日本が岐路にさしかかっている。

 政府が安保法案を国会に提出した昨日5月15日、国民安保法制懇が記者会見を開き、安保法案の撤回を求める声明を発表した。冒頭、法学館憲法研究所の所長の伊藤真弁護士は声明を読み上げた。声明では、安保法制について次のような指摘をした。


世田谷区議会だけじゃない!? 自民公明の発案で少数会派議員の発言権が大幅削減へ――密室・非公開で押し切られ可決 2015.5.12

記事公開日:2015.5.15取材地: テキスト

 2015年4月の世田谷区議選で4度目の再選を果たした上川あや区議会議員(レインボー世田谷)が5月11日、世田谷区議会の運用に関し重大なルール変更が起きているとTwitterで発言、世田谷区民を中心に大きな反響を呼んだ。

 世田谷区議会の最大会派である自民党と公明党の発案で、少数会派議員の発言権が制限されそうだと訴える上川議員のツイートは、翌日12日の議員協議会でその賛否が問われるとあって、瞬く間に拡散された。


【大阪都構想】「科学者としての社会的責任を果たす」日本科学者会議大阪支部幹事会が「都構想」を批判する緊急声明を公表 2015.5.15

記事公開日:2015.5.15取材地: テキスト動画

 橋下徹大阪市長をはじめ、大阪維新の会が掲げている「大阪都構想」の賛否をめぐり、推進派・反対派双方の議論が過熱している。

 「都構想」の一環として実施される大阪市民を対象とした住民投票が2015年5月17日に迫り、ここで、現在の大阪市を廃止して、5つの特別区に改編することの是非が問われることになる。「賛成多数」で可決されれば、これを元に戻す法律が存在しないため、大阪市は消滅することになるという。


TPP締結の障害になるとして標的になったJA――農協改革は「農協をつぶすのではなく農家をつぶすのが目的」~農業経済学者・太田原高昭氏が改革の真の狙い、日米両政府の思惑を力説 2015.5.2

記事公開日:2015.5.15取材地: テキスト動画

特集 TPP問題
※5月15日テキストを追加しました!

 「過疎地では、ガソリンスタンドや金融機関は農協しかないところが多い。ほとんど赤字運営だが、総合農協だから続けられる。それを簡単に、辞めろ、解体しろと言われては怒りが収まらない」──。農業経済学者の太田原高昭氏は、このように訴えた。

 2015年5月2日、青森市のアピオあおもりで、北海道大学名誉教授の太田原高昭氏の講演会「TPPと農業・農協・食料問題を語る」が行われた。太田原氏は、TPPをめぐるアメリカと日本政府の思惑を、農業分野に焦点をあてて解説していった。


現行法10本を改定し、国際紛争での他国軍の後方支援を常に可能とした新たな恒久法を閣議決定した安倍政権、同日、有楽町で150名の市民らが強い反対の声 2015.5.14

記事公開日:2015.5.15取材地: テキスト動画

※5月15日テキストを追加しました!

 安倍政権は2015年5月14日(木)、集団的自衛権の行使を可能にすることなどが盛り込まれた「安保法制」を閣議決定した。同日、夕方には「9条壊すな!実行委員会」の主催で、有楽町イトシア前にて、同閣議決定を許さない街頭行動が行なわれ、主催者発表で150名の市民らが参加した。


世界は「多極化」に向かうのか?「従米」をやめられない日本経済の実態を診断する~岩上安身によるインタビュー 第541回 ゲスト 田中宇氏 2015.5.14

記事公開日:2015.5.15取材地: テキスト動画独自

※ 5月18日テキストを追加しました!

  安倍総理の肝いりで日銀総裁に就任した黒田東彦(くろだ・はるひこ)氏によって始められた、大規模な金融緩和。政府と日銀は、緩和開始から2年程度で2%の物価上昇率を達成できる、としていたが、2013年4月に金融緩和が始まって2年が経過した現在、直近の物価上昇率は0%前後にとどまっている。


「動物実験では遺伝子組み換え作物で若くして腫瘍発症。人間も同じに」遺伝子組み換え技術で生まれた子宮頸がんワクチンの危険性~岩上安身によるインタビュー 第539回 ゲスト 西尾正道氏 第三弾・前編 2015.5.9

記事公開日:2015.5.14取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題|特集 子宮頸がんワクチン
※5月22日テキストを追加しました!
※公共性に鑑み全公開します。

 「安倍さんは、『今だけ、金だけ、自分だけ』です。こういう感性ではリーダーとして論外」──。米連邦議会での安倍首相のTPPに関する演説について、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏は厳しい言葉で批判した。

 2015年5月9日、東京都内のIWJ事務所で「岩上安身による北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏インタビュー 第三弾」が行われた。TPPで日本の医療が大きく変えられる危機感を背景に、遺伝子組み換え食品とモンサント、子宮頸がんワクチン、がん治療、放射能汚染の問題などについて話を聞いた。(前編は子宮頸がんワクチンまで)


「戦争反対! と言えない空気が押し寄せている」――土砂降りの中、政治家・専門家・市民ら2800人が安倍政権による「戦争法案」に抗議 2015.5.12

記事公開日:2015.5.14取材地: テキスト動画

特集 憲法改正|特集 集団的自衛権
※5月14日テキストを追加しました!

 政府が集団的自衛権の行使を可能にする関連法案を2015年5月14日に閣議決定し、15日には国会提出しようとする中、「許すな! 戦争法案 戦争させない・9条壊すな! 5.12集会」が、12日18時半から日比谷野外音楽堂で行われた。主催者発表で2800人の市民らが参加した。

 主催者挨拶でジャーナリストの鎌田慧氏は、「安倍首相は『戦争』を『平和』と言い、『危険』を『安全』と言い、『貧困』を『繁栄』と言っている。こういう嘘つき政権が、アメリカに行って『今年の夏には必ず戦争法案を成立させる』と約束してきた。こういうことは一切許さない」と、現政権を厳しく批判した。


福島第一原発1号機建屋カバー解体工事再開へ~東電定例記者会見 2015.5.14

記事公開日:2015.5.14取材地: テキスト動画

 2015年5月14日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月15日から1号機建屋カバー解体工事を再開し、今週はまず飛散防止剤を散布する予定が公表された。カバー撤去は来年2016年8月ごろまでかかり、その後にオペフロアがれき撤去作業にうつる予定。


ガンを作り、高値で抗がん剤を売りつける農薬、遺伝子組み換え、放射能、ワクチン…企業利益のためにリスクが隠ぺいされる日本~岩上安身によるインタビュー 第539回 ゲスト 西尾正道氏 第三弾・後編 2015.5.9

記事公開日:2015.5.14取材地: テキスト動画独自

特集 TPP問題|特集 子宮頸がんワクチン
※公共性に鑑み全公開します。

 「農薬、遺伝子組み換え技術、放射線。これらには良い面もあるが、影の部分も明らかにすべき。今やっているのは隠ぺい、ウソ、騙し。無責任、不誠実で非科学的です。企業の金儲けのために、人々が健康被害を受け続けているのは大きな問題です。大変な目に遭うのは自分たち。真剣に考えなければいけない」──。


【岩上安身のツイ録】豪雨に思う――「狭い平地に建物が密集している日本の都市部のどこを見渡しても、オスプレイに適した場所など見当たらない」 2015.5.13

記事公開日:2015.5.13 テキスト

特集 空飛ぶ欠陥機オスプレイ
※5月13日の岩上安身の連投を再掲します。

 東京の都心は先ほどまでスコールのような豪雨。今は雨がぱたっとやんだものの、風が不気味な音を立てて吹き荒れている。東西線で帰宅しようとしたスタッフから電話。東陽町から先が不通になっていて帰れないという。社用車を使って帰宅してもらうことに。

 東西線は千葉方面は地上に出るのだが、海岸から近いため、風が吹くとすぐに止まってしまうという。京葉線も湾岸沿いを走るので、同じように風に弱いらしい。首都圏のあちこちで同じような状況があるだろう。ちょうど12時を回ったところで、遅くまで残業していたり、飲食していた人は災難。


【IWJ緊急レポート】大地震から半月、余震が続き被害が拡大するネパール 〜支援の手届かず、ビニールをかぶせたテント小屋で苦しい生活を余儀なくされる人々 2015.5.13

記事公開日:2015.5.13取材地: | テキスト

 北は中国、南はインドに挟まれた、東西に細長い帯状の小国「ネパール」が今、危機的状況にある。

 2015年4月25日、ネパール中部を震源とするマグニチュード7.8の巨大地震がネパール全土を襲った。5月9日現在、犠牲者数は8000人を超え、負傷者は1万7000人にのぼる。

 国連は、この地震で影響を受けたのが約800万人と推計。ネパールの人口は約2780万人(2013年)であることから、3人に1人が被災したことになる。データだけをみても、その被害の大きさがうかがわれる。


再稼働に向けた川内原発の使用前検査、事業者側の計画は「まだ不十分」な点があるとの認識~田中俊一原子力規制委員長定例記者会見 2015.5.13

記事公開日:2015.5.13取材地: テキスト動画

 2015年5月13日(水)18時10分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。九州電力が規制庁に提出した川内原発使用前検査計画の補正は、項目や日程にまだ空白が多く、不十分だという認識を示した。


サウジによるイエメン侵攻、イラン核協議の行方、拡大する「IS」、そしてイスラエルの思惑――混迷を極める中東情勢を徹底的に読み解く~岩上安身によるインタビュー 第538回 ゲスト 日本女子大学教授・臼杵陽氏 2015.5.11

記事公開日:2015.5.12取材地: テキスト動画独自

特集 中東

 中東は今、混乱の極みにある。2015年3月25日から、サウジアラビアが隣国のイエメンに対して空爆を開始。5月3日からは地上軍を派遣し、攻勢を強めた。

 スンニ派の大国であるサウジアラビアの軍事行動に、同じスンニ派のクウェート、カタール、バーレーンなど9カ国は賛意を表明。有志連合を結成し、イエメンへの空爆に参加した。

 今回のサウジアラビアによる軍事行動の背景には、シーア派の大国であるイランの存在がある。米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とイランは、4月2日、スイスのローザンヌで、イラン核問題の包括的解決に向けた枠組みで合意した。6月末にも最終合意に達すれば、欧米諸国によるイランへの経済制裁はすべて解除されることになる。イランは、イエメンで勢力を拡大してきたシーア派武装組織「フーシ派」を支援してきた。


辺野古新基地建設に反対する抗議行動で基地容認派が妨害行動、防衛省前が一時騒然――基地反対派はエスカレートする海上保安庁の暴力行為を訴え 2015.5.11

記事公開日:2015.5.11取材地: テキスト動画

 辺野古への基地建設反対を訴える抗議行動が2015年5月11日18時半から、防衛省正門前で行われ、主催者発表で120名の市民が集まった。

 しかし、この抗議集会に反対する者も数名集まり、同抗議行動に重ねるようにしてシュプレヒコールを上げるなどの行動に出たため、防衛省前は一時騒然とした。


中東大乱!? 日本はどう関わるべきなのか 〜5月11日18時より岩上安身による臼杵陽・日本女子大学教授インタビュー! 2015.5.11

記事公開日:2015.5.11 テキスト

2015年5月11日18時開始の臼杵教授インタビューはこちらのURLでご視聴できます。→http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

 中東は、未曾有の大乱の中にある。この大乱は、アラビラ半島だけの狭い範囲だけに留まらない。イエメンへの国際法を無視した武力侵攻は、サウジをはじめとするスンニ派10ヶ国が米国抜きで有志国連合を組み、これにはエジプトからパキスタンまでも加わっている。


【大阪都構想】「いろいろな声を自由に発してほしいと催促するのが大阪市長の役目だが、橋下市長は分断しようとする」――「都構想」の危険性を明らかにする学者記者会見 2015.5.5

記事公開日:2015.5.11取材地: テキスト動画

特集 「ゆ」党再編の要!? 維新の「正体」
※5月11日テキストを追加しました!

 「大阪都構想はイメージばかりが先走り、情報が偏っている。大阪市主催の住民説明会は『催眠商法』と揶揄されるほどの賛成誘導だ。わかりやすさからは、ほど遠い」──。

 大阪市を5つの特別区に分割することの是非を問う住民投票が2015年5月17日に近づく中で、危機感を募らせた関西の学者たちが、5月5日、「『大阪都構想』の危険性を明らかにする学者記者会見 ~インフォームド・コンセントに基づく理性的な住民判断の支援に向けて~」と題した会見を大阪市内で開催し、19人が意見表明を行った。