2005年に発覚した耐震偽装事件で、強度不足と知りながらマンションを販売、代金を騙しとったとして詐欺の有罪が確定した元ヒューザー社長の小嶋進氏を招き、第70回「司法を正す会」が2015年5月26日(火)に行なわれた。
小嶋氏は公判で、「真実とは違う事実が認定されてサジェストされてしまった」と語っており、事件から10年が経過した現在、再審請求したいと考えている。
(松井信篤)
2005年に発覚した耐震偽装事件で、強度不足と知りながらマンションを販売、代金を騙しとったとして詐欺の有罪が確定した元ヒューザー社長の小嶋進氏を招き、第70回「司法を正す会」が2015年5月26日(火)に行なわれた。
小嶋氏は公判で、「真実とは違う事実が認定されてサジェストされてしまった」と語っており、事件から10年が経過した現在、再審請求したいと考えている。
記事目次
■ハイライト
小嶋氏は冒頭、「(自身の詐欺罪の)真相は検察官の証拠捏造によるもの」と語り、裁判官は証拠資料を見れば、詐欺の動機がないことが一目瞭然であるにも関わらず、検察官の証言証拠を採用して有罪判決を下したという。
国が認定した確認検査機関や行政の建築確認済(合格)証、建物の検査済(合格)証は、実は不合格で間違いだった。しかし、為政者側は内容を審査していなかったなどの過失があったにも関わらず、一人の逮捕者も出ていないなど、その責任が問われていない。悪いのは申請した小嶋氏だとされ、建築主にすべての責任があるとの理由から、罪をなすりつけられたと主張した。
設計士だった姉歯秀次氏による耐震偽装の物件はヒューザーだけではなく、大手建築会社の物件にも存在している。しかし、ヒューザーのみが裁かれた理由として、小嶋氏は「大手なり財閥系は倒産する恐れがないので、誰も倒産すると思って引き渡した人はいない。同じ耐震偽装案件を渡しても、詐欺罪には問われない。私は(会社預金が)31億ありながら、倒産状態を分かっていて引き渡したから詐欺罪」だとされ、10年間の瑕疵担保責任が果たせないとされたことが詐欺罪に繋がったと説明した。
新築住宅には、売主あるいは請負人に主要構造物部分の10年保証が義務付けられている。
小嶋氏は加えて、姉歯氏に初めて会ったのが事件の直前だったと振り返り、名刺交換した際、姉歯氏が問題となった耐震偽装物件について、なにも答えなかったと明かした。
(…会員ページにつづく)
事件から数年が経ち冷静に考えられるときが来たと思う。この件に関しては事実を書いた書籍で出ており、是非購入して呼んでいただきたい。
『国家の偽装――これでも小嶋進は有罪か』という単行本がそれで、著者は有川 靖夫さんです。 Amazonの商品の説明の冒頭は《経営者必読!民間企業はこうして潰される!》で始まり、続いて《刑が確定したわけでもないのに、329日間勾留された》と書いてあり世論におもねった検察主導の“事件”であったことをうかがわせる。また、特別付録CDが付いており内容は《小嶋の詐欺容疑を晴らす、裁判所に提出された新証拠、衝撃の電話67分をCDで全公開!》だそうだ。
IWJの有料映像と合わせて書籍も読むべきです。両方で完璧に近い情報と成るでしょう。
耐震偽装事件で有罪が確定した元ヒューザー社長の小嶋進氏、詐欺罪の真相は「検察の証拠捏造によるもの」として再審請求する考え http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246896 … @iwakamiyasumi
建築主は詐欺、販売会社は被害者という矛盾。これはマスコミに作られていった事件だ。
https://twitter.com/55kurosuke/status/612587463043739648