月別: 2014年2月
【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第二弾:東京・奥多摩編) 2014.2.19
週末にかけて降った大雪で、甚大な被害を受けた東京都の奥多摩町。17日の時点で、道路が通行できない状態となり、町全体でおよそ600世帯、1200人が孤立した状態となった。JR青梅線(青梅―奥多摩間)は、19日になっても運休が続いている。
奥多摩の雪害に対する東京都の対応はどうだったのか。舛添要一東京都知事は、2月18日の会見で、IWJの質問に対し、「2月16日に、ホットラインを通じて、ただちに自衛隊に出動要請をした」と述べ、「今回は、東京都の危機管理対策がきちんと機能した」と胸を張った。
【IWJブログ】関東甲信越を襲った未曾有の雪害 現場からの声をレポート(第一弾:山梨編) 2014.2.19
2月14日(金)15日(土)、16日(日)の週末にかけて、関東甲信越地方と東北各県に、記録的な被害をもたらした今回の大雪。電車やバスといった各種交通機関がまひした他、各主要道路も遮断され、各地で数千世帯が孤立するなどといった大規模な雪害が生じた。
政府の対策と既存大手メディアの報道が後手に回るなか、私とIWJスタッフはツイッターアカウント@iwakamiyasumiと@IWJ_sokuhouで、15日から夜を徹しての情報の収集と発信を開始した。以後、24時間休みなく情報の収集と発信を続けてきた。
【IWJブログ】鳥越俊太郎氏「安倍政権はファシズム化している。ヒットラーと同じとは言わないが、今やっていることは独裁だ」 2014.2.19
年内に施行される特定秘密保護法の危険性を周知し、廃止に追い込むため、日弁連は2月18日、弁護士会館で「秘密保護法廃止を目指す市民集会」を開催した。
この日、講演したのは鳥越俊太郎氏。田原総一朗氏らとともに、国会審議中に秘密保護法反対の声を上げたジャーナリストの一人である。
1965年に毎日新聞に入社して以来、管理職に就くことなく、好きで現場取材ばかり続けてきたという鳥越氏。
「秘密はなんとしても探りだそうとするのが、ジャーナリストの本能です」。まもなく74歳になるが、生きている間にチャンスがあれば懲役も辞さず、特定秘密を白日の下に晒す、と意気込む。
【IWJブログ】大雪害で再び動き始めた「BOND&JUSTICE」 立ち往生の車を次々救出 ~VEGA-T氏インタビュー 2014.2.19
「あの時から俺は当てにしてない。現に 防災無線から、テレビたいしてやらない。県境で車内泊2日目とかの人たちにガスや食料大丈夫?近所のまともに歩けない年寄り大丈夫? できることはするよスタイル。BOND&JUSTICE」
大雪害を受け、このようにtweetしたのはレゲエアーティストのVEGA-T(@VEGA-T)氏。NPO法人、東北関東大震災支援隊本部「BOND&JUSTICE(通称、ボンジャス)」のメンバーの一人だ。
2月14日から東日本を襲った大雪の影響で孤立した山梨県。甲府と河口湖では積雪量が観測史上最高値を更新した。15日午前7時の段階で、河口湖では138センチ、甲府で110センチ。雪に阻まれ、自衛隊の救援すらままならず、多くの車が立ち往生、凍死者も相次いだ。
そんな中、山梨県甲府市在住のVEGA-T氏は、連日、決死の被災者救援活動にあたった。その様子はツイキャス(TwitCasting)でネット中継され、注目を集めた。
審査書案作成開始は審査への合格が前提~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2014.2.19
2014年2月19日(水)14時30分より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。田中委員長は、「審査書案の作成決定は、審査の合格の見通しが立ったことだ」と、審査書案の作成には、該当のプラントが審査に合格していることが前提になるとの考えを示した。
新規制基準適合性審査書案の作成へ、3月にも着手~第43回原子力規制委員会 2014.2.19
2014年2月19日10時30分より、第43回原子力規制委員会が開催された。プラントの審査状況を見極め、2~3週間後を目処に審査書案を作成、判定した後、外部からの意見を募集し、公聴会も開催する方針が決まった。
汚染水貯蔵タンクの容量が逼迫する恐れ~東電定例会見 2014.2.19
2014年2月19日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。汚染水を貯留しているタンクの余裕を調査するため、水バランスシミュレーションをした結果、2013年度末から、2014年度初旬にタンク容量が逼迫することが判明した。
竹野内真理氏インタビュー 2014.2.18
2月18日(火)、フリーランスジャーナリストで翻訳家の竹野内真理氏にインタビューを行った。竹野内氏は、自身のツイートの発言をめぐり、福島エートス代表・安東量子氏(鎌田陽子氏)に侮辱罪で刑事告訴されている。
※2014年2月23日現在、IWJでは安東量子氏へもインタビュー取材を依頼しております。
鳥越俊太郎氏、安倍政権を痛烈批判「安倍政権はファシズム化している。やっていることは独裁だ」 2014.2.18
特集 秘密保護法
年内に施行される特定秘密保護法の危険性を周知し、廃止に追い込むため、日弁連は2月18日、弁護士会館で「秘密保護法廃止を目指す市民集会」を開催。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が講演した。
毎日新聞入社以降、管理職に就くことなく、現場取材ばかり続けてきたという鳥越氏。「秘密はなんとしても探りだそうとするのが、ジャーナリストの本能です」。生きている間にチャンスがあれば懲役も辞さず、特定秘密を白日の下に晒す、と意気込む。
注目される舛添要一都知事の対応─東京五輪・新国立競技場の建設計画見直しを求め3回目の勉強会 2014.2.18
特集 新国立競技場問題
2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の設計見直しについて、「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」(共同代表・森まゆみ氏)が主催する3回目の公開勉強会「スポーツ施設としての新国立競技場を考えよう」が18日、渋谷区の日本建築家協会ホールで行われた。
東京都の職員として、2016年東京オリンピック招致準備担当課長を務めた経験を持つ鈴木和幸氏は、「将来の活用法を十分議論しないまま、デザインコンペを行ったことが一番の誤り」とし、「設計計画を熟議する時間は十分にある」と述べた。また「公共施設の維持のためには多機能化が不可欠」とし、海外では増加している多目的複合施設の可能性にも言及した。
TPPで「聖域」を米国への譲歩案の対象に ~甘利TPP相が会見で言及、関係者への説明「予定なし」 2014.2.18
特集 TPP問題
TPP交渉は現在、日米では農産品などの関税撤廃を巡って難航している。その溝を埋めるべく2月18日、大江博首席交渉官代理とカトラーUSTR次席代表代行が、都内で実務者協議(いわゆる日米並行協議)を始めた。甘利大臣は17日の記者会見で、この協議で「カードを互いに何枚か切る」と語り、米国に対して譲歩案を示す考えを示した。
18日8時50分から行われた閣議後の記者会見では、この譲歩案について記者から質問が集中した。
舛添知事、大雪対策「東京都の危機管理体制がきちんと機能した」 2014.2.18
東京都の新年度予算案のうち、総額77億円の補正予算案がまとまったことをうけ、2月18日(火)、舛添要一知事が記者会見を行った。
都知事選の際、舛添知事が掲げていた公約の中から、保育所整備補助の拡充、救急医療の充実と強化、再生可能エネルギーの普及に向けたファンドの創設といった取り組みについて、予算化を行ったことを明らかにした。
福島第一原発と同じBWR型の審査を専門に行うチームを増設~原子力規制庁定例ブリーフィング 2014.2.18
2014年2月18日(火)14時から、森本英香原子力規制庁次長の定例ブリーフィングが行われた。新規制基準適合性審査について、柏崎刈羽や島根、浜岡原発などBWR型(沸騰水型軽水炉)の原発を専門に行うDチームを増設することが報告された。
複数箇所で雨水の漏洩発生~東電定例会見 2014.2.17
2014年2月17日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。先週末から17日までに、高台バッファタンク堰、H5タンクエリア堰、3号機タービン建屋一階で雨水の漏洩などが発生したことが報告された。
今月にも接種勧奨再開か!? 副反応被害が後を絶たない子宮頸がんワクチンの行方(<IWJの視点> 安斎さや香 「IWJウィークリー38号」より) 2014.2.17
特集 子宮頸がんワクチン|特集 2014東京都知事選
「当時、女性議員の先生方が毎日のように大臣室に陳情に来られ『早く進めてくれ』と。グラクソ・スミスクライン社を含め製薬会社の臨床データを見て、単純にデータでいうと打った方がはるかに良いと・・・。それで承認した」
舛添要一新東京都知事は、2月12日の就任会見でIWJの質問に対し、厚労相時代に子宮頸がんワクチンを承認するに至った経緯について、そう説明した。子宮頸がんワクチンの導入の主体は、当時、厚生行政のトップにあった自分ではなく、製薬会社の意をうけた「女性議員」だったと、責任転嫁をはかるような弁明である。
【IWJブログ】安倍総理の「ドリル」で打ち砕かれる国民の「生活」~TPPの地ならしとして進む「国家戦略特区」 2014.2.17
特集 TPP問題|特集 2014東京都知事選
「かつてない注目度」で行われた東京都知事選が2014年2月9日、投開票日をむかえた。自民・公明推薦という強固な組織力を背景に、大雪のせいもあり、46.14%という低投票率に支えられ、舛添要一元厚労相が新しい東京の顔となった。
翌10日、安倍総理は舛添氏を官邸に迎えて会談し、「良かった」と安堵の表情を浮かべた。安倍総理がホッと胸をなでおろしたのは、舛添氏が同じ「再稼働容認」の姿勢だから、というだけでなく、安倍政権が前のめりで推し進めている「国家戦略特区」の強力なパートナーだからだ。
【岩上安身の「ニュースのトリセツ」】田母神俊雄氏、61万票獲得の「衝撃」 その「核武装論」を徹底検証する(「IWJウィークリー38号」より) 2014.2.17
特集 2014東京都知事選
2月9日(日)、前日の大雪が歩道にまだ残るなか、東京都知事選の投開票が行われました。投票が締め切られた午後8時ちょうど、NHKが舛添要一氏の当確を報道。最終的に、自民・公明・連合東京の支援を受けた舛添氏が組織票を固め、211万票余りを獲得して当選しました。2位の宇都宮健児氏に130万票の差をつける圧勝でした。
IWJは、舛添要一氏、宇都宮健児氏、細川護熙氏、田母神俊雄氏の主要4候補の開票センターの模様を中継。開票結果を受けた候補者や支援者の様子を、現場からダイレクトにお伝えしました。
「原発再稼働はさかんに報道されるが、福島では廃炉・汚染水対策の方が重要」 〜廃炉・汚染水対策福島評議会 2014.2.17
「スピード感がないことは反省する。500万ベクレルの汚染水の件は、隠蔽したつもりはない。今後とも、しっかりやっていきたい」。東電の担当者は繰り返した。
福島の住民側からは、「情報は『ホームページに掲載』と言われるが、それを見られない人が多いことを訴えているのだ」「報告資料を見ると、6行にわたって句点がひとつもない。こういう(読み手のことを考慮しない)意識から変えていくべき」など、東電や政府のわかりにくい説明と、それらを明確に伝えないメディアの報道姿勢に不満が集中した。