電力会社優遇、消費者に負担を強いる最大20年の原発運転延長の可能性、廃炉を選択しても諸費用が電気代に上乗せされてしまう可能性を有識者らが指摘 2015.3.10

記事公開日:2015.3.19取材地: テキスト動画

特集 地球温暖化と原発ルネッサンス

※3月19日テキストを追加しました!

 気候ネットワーク主催による「連続セミナー『温室効果ガス削減の可能性をさぐる~新たな目標設定と政策の実施にむけて~』第3回 原発再稼働問題と脱原発」が3月10日(火)、東京都千代田区の主婦会館プラザエフにて行われた。


日本に徴兵制!? 「若年層から賛同者続出の可能性あり」――内田樹氏が9条で激論、政府批判せぬ「朝日新聞」への叱咤も 2015.3.7

記事公開日:2015.3.19取材地: テキスト動画

※3月19日テキストを追加しました!

 「この経済力で、人口が減っているとはいえ1億人もいる中で、日本が北朝鮮化したら、『イスラム国』よりはるか怖い、東アジア最大のリスク要因が発生することになる」──。

 「北朝鮮化」という言葉を使い、今の日本をこう評したのは、哲学研究者で武道家の内田樹氏。2015年3月7日に神戸市内であった、「九条の会・ひがしなだ」9周年記念講演会で、ゲストスピーカーとして登壇した。


「このままだと、本当に国に殺される。国会の中身(議員)を入れ替えるしかない」——生活の党と山本太郎となかまたち〜山本太郎共同代表街頭記者会見 2015.3.11

記事公開日:2015.3.18取材地: テキスト動画

※3月18日テキストを追加しました!

 「あなたは今、生きづらくないですか? 今の政治は、弱いやつらは切り捨て、貧乏人は死ねと言い、あなたなんて必要がないと言う政治です。変えるには、今、この瞬間から始めるしかない」——。

 「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎共同代表は2015年3月11日、東京都渋谷区の渋谷ハチ公前にて街頭記者会見を行った。国会内での記者会見だけでなく、街に出て人々からの質問や意見を直接聞き、党の政策につなげていく意向で、この日が第1回目となった。


九電川内原発1号機が工事変更を認可、規制委・田中委員長「大きな節目を越えた」再稼働にまた一歩 2015.3.18

記事公開日:2015.3.18取材地: テキスト動画

 2015年3月18日(水)13時より、東京・六本木の原子力規制庁で田中俊一・原子力規制委員会委員長による定例会見が行われた。川内原発1号機の工事変更の認可について、田中委員長は、「大きな節目を越えた」とし、事業者に対して「より一層の緊張感をもって取り組んでいただきたい」と注文をつけた。


「米国に強いられた歴史解釈を一掃、9条改正を」 国際地政学研究所シンポで近代史「重鎮」が持論──自衛隊「PTSD増大懸念」も話題に 2015.3.7

記事公開日:2015.3.17取材地: テキスト動画

 「東京裁判史観の一掃と憲法9条の改正が、今の日本を『敗戦のトラウマ』から解放する最大の施策である」――。歴史学者で東京大学名誉教授の伊藤隆氏は、このように強調した。

 国際地政学研究所は2015年3月7日、「戦争と日本人の感性―歴史認識・PTSD―」と題したミニシンポジウムを東京都内で開いた。


「シングルイシューではもう済まない」憲法改正・原発・集団的自衛権・沖縄米軍基地など11イシューが初の一斉行動〜「安倍政権にNO!☆大行動」記者会見 2015.3.16

記事公開日:2015.3.17取材地: テキスト動画

 「『打倒』という言葉は強すぎだと思っていたが、安倍政権が目指している国家のビジョンに対し、僕らは明確に、NOという声をあげなければいけない」

 3月22日、霞ヶ関で行われる、安倍政権に「NO」を唱える大行動に、これまで個別に運動してきた11のイシューが勢揃いする。


汚染水処理の年度内完了を断念、ALPS処理完了の目途立たず~東京電力定例記者会見 2015.3.16

記事公開日:2015.3.16取材地: テキスト動画

 2015年3月16日(月)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。汚染水の水処理の今年度内完了を断念し、5月末までにその時点での汚染水総量の約97%を処理する新たな計画を公表した。ただし、そのうち3分の1はストロンチウム処理水であり、ALPSによる水処理が必要となる。さらに、残る3%を処理する目途はいまだ立たっていない。


「汚染水はコントロールされている、と誰かが言ったが、全然されていない!」小泉純一郎元首相が福島で講演、原発再稼働を進める政府を徹底批判 2015.3.11

記事公開日:2015.3.16取材地: テキスト動画

特集 3.11|特集 百人百話

※3月16日テキストを追加しました。

 「あなたは総理在任中、原発を推進したではないか。辞めたら、今度は原発ゼロにするというのは無責任だ、という批判を、私はよく受ける」──。

 そう語る小泉純一郎氏は、当時、原発推進論者たちから、「原子力は、資源の乏しい日本の経済発展には絶対不可欠。原発は安全。低コスト。クリーンエネルギー」と聞かされて、「それを真に受けていた」と振り返った。

 しかし、福島第一原発の事故が起こり、自分なりに調べていくうちに、専門家が言ったことは全部、嘘だとわかった、と続けた小泉氏は、「総理を辞めたからといって、嘘がわかったのに、自分は頰かむりして寝ていればいいのだろうか」と語気を強めた。


【岩上安身よりみなさまへ】お詫びと、ひとまずの復帰のご報告 ~2週間で3回の救急搬送を乗り越えて 2015.3.16

記事公開日:2015.3.16 テキスト

 いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。IWJ代表の岩上安身です。

 既にIWJのサイトや、私のTwitter日刊IWJガイドでもお伝えしています通り、3月10日(火)のテレビ朝日「モーニングバード!」出演を皮切りに、仕事に部分的に復帰いたしました。

【岩上安身よりみなさまへ】ひとまずの復帰のご挨拶 〜突然の「攣縮(れんしゅく)」からのサバイバル、そしてニトロ片手のタイトロープウォークへ

 その「ひとまずの復帰のご挨拶」として本メールを書き始めたのですが、その前に、まずみなさまに、至急お詫び申し上げなければならない事態が発覚しました。


TPPで知財の米国化を許していいのか!? 「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」に懸念 ~津田大介・平田オリザ氏らが緊急声明 2015.3.13

記事公開日:2015.3.16取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

※3月16日テキストを追加しました!

 「2013年度、米国は、著作権と特許の使用料だけで10.9兆円の驚異的な黒字。知財条項を最重要のテーマに位置づけている」

 約10年前から著作権の保護期間延長など、知的財産をめぐる問題について継承を鳴らしてきたジャーナリストの津田大介氏ら「TPPの知的財産権と透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)が3月13日、都内で記者会見を開き、TPPでの知財条項の交渉内容の公開と、「著作権保護期間の延長」「非親告罪化」など、各国の利害対立が大きい条項を妥結案から除外するよう求める緊急声明を発表。同日朝、メンバーらは西村康稔内閣府副大臣に声明を提出した。


規制委・田中委員長「福島第一の事故に学ばないのであれば、原子力はやめたほうがいい」と正論 ~他方で「原発の是非」と「福島の復興の問題」は切り離すべきとの妄言も 2015.3.11

記事公開日:2015.3.16取材地: テキスト動画

 東日本大震災からちょうど4年にあたる2015年3月11日、原子力規制委員会の田中俊一委員長による定例会見が行なわれた。「原子力規制委員会が安全性を確認した原発については再稼働を進める」、という政府の方針に、多くの国民からの賛同を得られていないとの声がある中、田中委員長は、「国民世論に規制委員会の審査は左右されない」と語った。


【岩上安身のツイ録】植草一秀氏のお見舞いを受けて 〜「絶対に玉砕はすまい」の誓いと匍匐前進での仕事復帰 2015.3.15

記事公開日:2015.3.15 テキスト

※3月14日の岩上安身の連投ツイートをリライトして掲載します。

 2月21日に帯広で倒れてから、ちょうど3週間目の土曜日。昨日はまる一日、自宅にこもってほとんど寝たりして休んでいたが、今日は事務所に出勤して、仕事。経営者としての仕事は休みなくある。ジャーナリストとしての仕事は、まずは負担の比較的かかりにくい書き仕事から。


【第200・201号】岩上安身のIWJ特報!米国は「戦略的にコアのない、バラバラに分裂した帝国である」 カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー 2015.3.15

記事公開日:2015.3.15 テキスト独自

 「フル・スペクトラム・ドミナンス」(Full spectrum dominance)――。

 「完全支配」を意味するこの単語は、対テロ戦争、イラク戦争を遂行したジョージ・W・ブッシュ政権を支えた米国のネオコンシンクタンク「アメリカの新世紀プロジェクト(PNAC)」により実現が目指された概念である(The Pentagon’s Strategy for World Domination: Full Spectrum Dominance, from Asia to Africa 、Global Reseach【URL】http://bit.ly/1sXmvCe)。軍事力の強化により、物理的空間のみならず、宇宙空間や情報空間をも含め、地球のあらゆる領域を米軍の力によって完全に支配することをもくろむ狂気じみた戦略構想である。これは、いかがわしい陰謀論などの話ではない。


【IWJブログ・特別寄稿】『健康被害に関するICRPの理論の問題点』(北海道がんセンター名誉院長 西尾正道) 2015.3.15

記事公開日:2015.3.15 テキスト

 2011年3月11日の福島第一原発事故に際し、日本政府に被曝放射線量の許容値について勧告を行ったICRP(国際放射線防護委員会)。このICRPの実態とは、いかなるものか。国際的な「原子力ムラ」の一部として位置づけられるその実態について、放射線治療の第一人者が告発する。

(IWJ編集部)

 私は、がんを如何に放射線で治すかという放射線の光(表)の世界に長く携わってきた。そんな業務のなかで、ラジウム(Ra-226)やセシウム(Cs-137)などの少量の放射線を出す小線源を使用した治療も行ってきた。これは腫瘍に線源を刺入したり、線源を腫瘍に密着させて照射する治療法であり、患者さんにとっては内部被曝を利用した治療法である。

 しかし、2011年の福島原発事故は、放射線の健康被害について根本的な視点から考える機会となった。それは放射線の影(裏)の世界についての考察となる。その考察を通じて突き当たったのは、現在、国際的に放射線防護体系として流布されているICRP(国際放射線防護委員会)の理論は全く科学性がなく、原子力政策を推進するために修飾された疑似科学的な物語であるという事実だ。この事実を改めて知ると、驚愕せざるをえない。本稿では、ICRPの根本的な問題点について簡潔に述べる。


【IWJブログ・特別寄稿】国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護体系を批判する ~人格権破壊と反科学(琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬) 2015.3.13

記事公開日:2015.3.13 テキスト

 ICRPが歴史的に果たした役割を図解したものが図1である。 

 ICRPは「知られざる核戦争」の実戦部隊である。「知られざる核戦争」は爆弾を投下するという物理的破壊である核戦争に対して、裏側の「放射線の犠牲者隠し」という内容である「核戦争」を矢ヶ崎が命名したものである。

 核戦略遂行や原子力発電により命と環境が被害を受ける。これを見えなくするためにICRPという組織が編成され、いわゆるIAEAをはじめとする「国際原子力ムラ」を実施機関とし、人格権破壊の思想と反科学を専制的抑圧的に遂行する。


「環境省には相手にされない。地元に的を絞り、民主的に進めることで白紙撤回を実現できた」──「塙町のバイオマス発電との闘い」講演学習会 2015.2.13

記事公開日:2015.3.13取材地: テキスト動画

※3月13日テキストを追加しました!

 木質バイオマス発電とは、山に放置された間伐材など、利用されない木材を燃料に使う火力発電で、太陽光や風力と違って、天候に左右されない再生可能エネルギーとして注目されている。福島県の塙町(はなわまち)で、2013年に持ち上がった木質バイオマス発電所の建設計画は、県内の森林除染で生じた木材を有効活用するとされ、総事業費60億円の半分を福島県の復興基金を使って、2014年後半には稼働する予定だった。

 しかし、福島第一原発事故で、山林にも放射性物質が飛散していることから、塙町の住民らは焼却による健康被害や、放射性物質が濃縮される焼却灰処理の不安を訴え、建設反対運動は町長のリコールにまで発展。計画は白紙撤回された。

 2015年2月13日、福島県郡山市の教職員組合で、鮫川村の指定廃棄物焼却炉の停止を求める仮処分の第4回審尋後、講演学習会「塙町のバイオマス発電との闘い──どの様にして白紙撤回できたか」が行われ、反対運動の先頭に立った、塙町木質バイオマス発電問題連絡会の吉田広明氏と金澤光徳氏が講演を行った。


「これだけでは、国が立証を十分尽くしているとは言えない」 黒塗りの証拠に裁判官も苦言──鮫川村の焼却炉「爆発」「同意書偽造」問題 第4回審尋後の記者会見 2015.2.13

記事公開日:2015.3.13取材地: テキスト動画

※3月13日テキストを追加しました!

 「国は、焼却炉建設地の賃貸者12名の同意があるとして、契約書を提出したが、12人の名前はすべて黒塗りになっていた」──。坂本博之弁護士は、今回は裁判官もそれに不服な様子を見せた、と話した。

 鮫川村の指定廃棄物焼却炉とは、環境省が福島県鮫川村青生野地区に建設した実証実験炉である。8000ベクレル/キロ以上の指定廃棄物28トンを含む、総量600トンの放射性廃棄物を焼却するものだが、近隣住民への十分な事前説明がなく、地権者の同意書が偽造されており、さらに稼働した焼却炉がトラブルを起こして爆発、その事故の検証もされていないなど、多くの問題が指摘されている。

 2015年2月13日、福島県鮫川村の指定廃棄物の仮設焼却炉をめぐって、地権者の1人である堀川宗則氏が、操業差し止めを求めた仮処分手続きの4回目の審尋(しんじん)が、福島県郡山市の福島地裁郡山支部で行われ、審尋後に郡山市役所内記者クラブで申し立て者や代理人らが記者会見を行った。


【告知】その存在は日本国憲法を超える!? 知られざる「日米合同委員会」の実態に迫る! 鳩山由紀夫元総理、矢部宏治氏インタビューを会員限定で連続再配信 2015.3.12

記事公開日:2015.3.12取材地: テキスト

 岩上安身もレギュラーコメンテーターとして出演するテレビ朝日「モーニングバード!」が、3月5日、番組内のコーナー「そもそも総研 たまペディア」の中で、日米合同委員会について取り上げた。

 番組では、テレビ朝日の玉川徹氏が、鳩山由紀夫元総理と、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』の著者である矢部宏治氏にインタビュー。一般の国民にはほとんど知られることのない、日米合同委員会の実態に迫った。


福島第一原発タンク堰外側でベータ線・毎時35ミリシーベルトを観測、過去の漏洩との関係は不明、継続調査中 ~東電定例記者会見 2015.3.12

記事公開日:2015.3.12取材地: テキスト動画

 2015年3月12日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発H4タンクエリア外堰の外側で、β線で最大35mSv/hを観測した。3年前にタンクから汚染水が漏洩した箇所だが、それとの関係は調査中でいまだ漏洩の原因は判明していない。


【岩上安身のツイ録】心臓発作に見舞われて3.11に思うこと~セットで語られるべき「原発×戦争」リスク、3.11原発事故と3.10東京大空襲 2015.3.12

記事公開日:2015.3.12 テキスト

★3月12日、2013年10月に行われた「『破局しかない』“属国”日本の戦略なき軍事国家化をめぐって ~岩上安身による軍事評論家・前田哲男氏インタビュー」を会員限定配信いたしましたす!!ご視聴、ありがとうございました。
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 東日本大震災の発災からまる4年。もう4年も経ってしまったか、と思う気持ちと、この間、とても消化しきれない、あれほどたくさんの出来事が起こってきたのに、まだ4年しか経っていないの?と驚く気持ちとが、同時に湧き起こり、交錯する。具体的に語り出すと時間がいくらあっても足りなくなる。